JPH0270707A - オレフイン重合用触媒 - Google Patents

オレフイン重合用触媒

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JPH0270707A
JPH0270707A JP7200689A JP7200689A JPH0270707A JP H0270707 A JPH0270707 A JP H0270707A JP 7200689 A JP7200689 A JP 7200689A JP 7200689 A JP7200689 A JP 7200689A JP H0270707 A JPH0270707 A JP H0270707A
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titanium
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JP7200689A
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Akinori Toyoda
昭徳 豊田
Yoshihisa Ushida
善久 牛田
Norio Kashiwa
典夫 柏
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、オレフィンの重合方法に関する。さらに詳し
くは、炭素数3以上のα−オレフィン、とくに好適には
プロピレンの単独重合もしくは共重合に適用した場合、
活性持続性がよく、しかも高立体規則性重合体を高収量
で得ることができるオレフィンの重合方法に関する。
すなわち本発明は、 (a)  アルミニウム原子に直接結合したハロゲン原
子のない有機アルミニウム化合物、 (b)  アルミニウム原子に直接結合したハロゲン原
子を有する有機アルミニウム化合物 (c)  電気供与体 (d)  マグネシウム、ハロゲン、4価のチタンおよ
び電子供与体を必須成分とする複合体であり、電子供与
体/チタン(モル比)は0.2以上、ハロゲン原子/チ
タン(モル比)は4以上、該複合体中の4価のチタンの
少なくとも80重量%は、沸騰n−ヘプタンに不溶であ
り、また4価のチタンの少なくとも50重量%は80°
CにおけるTiCQ、に不溶であり、80°Cにおける
T iCQ、不溶分の表面積ならびに(d)成分自体の
表面積は40m2/g以上であることを特徴とする複合
体又はその還元物 上記(a)(b)(c)(d)成分を必須成分としてな
る触媒の存在下に、オレフィンを重合もしくは共重合体
することを特徴とするオレフィンの重合方法である。
オレフィン重合に際し、(a)(b)(c)(d)の混
合順序は任意であり、たとえば(a)(bXcXd)4
成分を同時に混合する方法、(aXbXc)を同時に混
合した後、(d)を混合する方法、(a)(b)を混合
し、次いで(C)を混合し、さらに(d)を添加して混
合する方法、(a)と(c)を混合し、次いで(b)を
混合し、さらに(d)を混合する方法などを採用するこ
とができる。
成分(a)として使用される有機アルミニウム化合物の
代表的なものは、式RIAQ(R′は炭化水素基で3個
のRは同一でも異なるものでもよい。
好ましくは炭素数2ないし8のアルキル基)で示される
化合物で具体的には、トリエチルアルミニウム、トリイ
ソプロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム
、トリヘキシルアルミニウム、トリイソプレニルアルミ
ニウムなどを例示することができる。また他の例として
OやN原子を介して結合した2個又はそれ以上のAQg
子を有する有機アルミニウム化合物を挙げることができ
る。
該化合物は、例えばトリアルキルアルミニウムと水、ア
ンモニア又は第1級アミンとを公知の方法で反応させる
ことによって得られる。かかる化合物の例として、(C
2Hs)zAQ−0−A(2(C2Hs)z、(C2H
s)zA(2−N−AQ(CzHs)iを例示できる。
C,H。
成分(b)として使用される有機アルミニウム化合物は
、アルミニウム原子に直接結合しないハロゲンを有する
もので、例えば式R”、 A Q X m R: −−
−−a(R2は炭化水素基、好ましくは炭素数2ないし
8のアルキル基、Xはハロゲン、好ましくは塩基、R3
は、水素、アルコキシ基、アリロキシ基から選ばれる基
、O<n<3、好ましくはn=40〈m<3、好ましく
はm−1s o(m+n≦3、好ましくはm+n−3)
で示される有機アルミニウムハライド、具体的にはジエ
チルアルミニウムクロリド、モロ−ブチルアルミニウム
クロリド、ジイソブチルアルミニウムクロリド、ジエチ
ルアルミニウム70リド、ジエチルアルミニウムプロミ
ド、ジエチルアルミニウムヨーディト、ジエチルアルミ
ニウムセスキクロリド、ジイソブチルアルミニウムセス
キクロリド、エチルアルミニウムシフロリドのようなア
ルキルアルミニウムハライド、エチルアルミニウムエト
キシクロリド、ブチルアルミニウムブトキシクロリドの
ようなアルキルアルコキシハライドなどを例示すること
ができる。また他の例としてOやN原子を介して結合し
た2個またはそれ以上のAQ原子を含有する有機AQ化
合物を挙げることができる。該化合物は、一般にアルキ
ルアルミニウムハライドと水、アンモニア又は第1級ア
ミンとを公知の方法により反応させることによって得ら
れる。かかる化合物の例は、である。
成分(c)として使用される電子供与体の例は、アミン
類、アミド類、エーテル類、ケトン類、ニトリル類、ホ
スフィン類、スチビン類、アルシン類、ホスホルアミド
類、エステル類、チオエーテル類、チオエステル類、酸
無水物類、酸ハライド類、アルデヒド類、アルコレート
類、有機酸類および周期律表の第1族ないし第4族に属
する金属のアミド類および塩類である。塩類は、有機酸
と成分(a)又は(b)との反応によってその場で形成
させることもできる。
より具体的には、安息香酸、p−オキシ安息香酸のよう
な芳香族カルボン酸の如き有機酸、無水コハク酸、無水
安息香酸、無水p−トルイル酸のような酸無水物、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
アセトフェノン、ベンゾフェノン、シクロヘキサノン、
ベンゾキノンなどの炭素数3ないし15のケトン類、ア
セトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、オクチルアル
デヒド、ベンズアルデヒド、トルアルデビト、ナフトア
ルデヒドなどの炭素数2ないし15のアルデヒド類、ギ
酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ビニル、酢酸
プロピル、酢酸オクチル、酢酸シクロヘキシル、プロピ
オン酸エチル、酪酸メチル、吉草酸エチル、クロル酢酸
メチル、ジクロル酢酸エチル、メタクリル酸メチル、ク
ロトン酸エチル、ピバリン酸エチル、マレイン酸ジメチ
ル、シクロヘキサンカルボン酸エチル、安息香酸メチル
、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸ブチル
、安息香酸オクチル、安息香酸シクロヘキシル、安息香
酸フェニル、安息香酸ベンジル、トルイル酸メチル、ト
ルイル酸エチル、トルイル酸アミル、エチル安息香酸エ
チル、アニス酸メチル、アニス酸エチル、エトキシ安息
香酸エチル、p−ブトキシ安息香酸エチル、0−クロル
安息香酸エチル、ナフトエ酸エチル、γ−ブチロラクト
ン、δ−バレロラクトン、クマリン、フタリド、炭酸エ
チレン、硼酸トリエチル、珪酸アルキル、硅酸アリール
などの炭酸数2ないし18のエステル類、アセチルクロ
リド、ベンジルクロリド、トルイル酸クロリド、アニス
酸クロリドなどの炭素数2ないし15の酸ハライド類、
メチルエーテル、エチルエーテル、イングロビルエーテ
ル、n−ブチルエーテル、アミルエーテル、テトラヒド
ロフラン、アニソール、ジフェニルエーテル、エチレン
グリコールブチルエーテルなどの炭素数2ないし20の
エーテル類、酢酸アミド、安息香酸アミド、トルイル酸
アミドなどの酸アミド類、トリブチルアミン、N、N’
−ジメチルピペラジン、トリベンジルアミン、アらリン
、ピリジン、ピコリン、テトラメチルエチレンジアミン
などのアミン類、アセトニトリル、ベンゾニトリル、ト
ルニトリルなどのニトリル類、テトラメチル尿素、ニト
ロベンゼン、リチウムブチレートを例示することができ
る。
良好な結果は、エステル類、エーテル類、ケトン類、酸
無水物類を使用する場合に得られる。とりわけ芳香族カ
ルボン酸のアルキルエステル、例えば安息香酸、p−メ
トキシ−またはエトキシ安息香酸、トルイル酸の如き芳
香族カルボン酸の炭素数1ないし4のアルキルエステル
が有用である。
またベンゾキノンのような芳香族ケトン、無水安息香酸
のような芳香族カルボン酸無水物、エチレングリコール
ブチルエーテルのようなエーテルを用いた場合にも良好
なる結果が得られる。
成分(c)の使用割合は、成分(a)および成分(b)
のアルミニウム原子の総和1[子当り、通常0゜Olな
いし1.0モル、とくに好ましくは0.1ないし0.5
モルである。また、成分(a)は成分(c)1モル当り
、好ましくは1モル以上用いる。また成分(a)と成分
(b)の使用寄り合いは任意であるが、成分(a) 1
モルに対し、通常成分(b)を0.1ないし5モルの割
合で用いる。
成分(d)として使用される複合体は、マグネシウム、
ハロゲン、4価のチタンおよび電子供与体を必須成分と
する複合体であり、通常、2ハロゲン化マグネシウム、
4価のチタンのハロゲン化合物および電子供与体の相互
反応物の形で存在する。
そしてとマグネシムウ/チタン(モル比)が3ないし4
0、好ましくはlOないし30、ハロゲン原子/チタン
(モル比)が4以上、好ましくは10ないし90、−層
好ましくは20ないし80、電子供与体/チタン(モル
比)は0.2より大きく、好ましくは0.4ないし6、
さらに好ましくは0.4ないし3の範囲である。
該複合体中の4価のチタン化合物の少なくとも80重量
%、好ましくは少なくとも90重量%は沸騰n−ヘプタ
ンに不溶であり、また4価のチタン化合物の少なくとも
50重量%、好適には70重量%以上は80°Cにおけ
るTiCQ4に不溶である。
また80°CにおけるTiC(2+不溶分の表面積なら
びに(d)成分自体の表面積は、40m2/g以上、好
適には100m2/g以上、とくに100ないし300
m”/gの範囲である。
さらに、同時に立体特異性を有する非常に活性な触媒を
製造するに特に適する成分(d)はそれぞれ塩化物およ
び臭化物について標準ASTM30854および15−
836によって定められた如く普通の型の塩化マグネシ
ウムおよび臭化マグネシウムのスペクトルに現われる最
も強い線は減少されたそれぞれの強さを示し、非対称的
に拡がりを現わし、かくして最も強い線の相互平面距離
dに関してずれた強さのピークを示すハロを形成し、あ
るいはスペクトルは前記の最高の強さの線がもはや存在
せず、その場所に前記線の距離dに関してずれた強さの
ピークを有するハロが現われるのが特徴である。
MgCl22に関しては、ハロの強さのピークはd=2
644人とd=497人との範囲である。
一般に成分(d)の組成は70〜80重量%の2塩化マ
グネシウムまたは2臭化マグネシウムからなるものとし
て表わされ、100に対する差異はTi化合物と電子供
与体からなる。
しかしながら、成分(d)は上記の化合物のほかに成分
(d)の重量に対して80%に達し得るかそれ以上であ
り得る量で不活性固体充填剤を含有し得る。
カカる物質の例は、L iCQ、 CaCOs、CaC
Q2、Na、S O、、Na、CO、、Na、B、O,
、CaS Oa、 A QCQs、B20.、Al22
0.、Sin、、T io 2、ナフタレン、デュレン
などである。
特に成分(d)が不活性固形物の存在において製造され
るときは一般に表面積は減少することが注目される。
更に特に、成分(d)を凝集性物質、特にB2O2、A
 QCQ、などと均一に混合するときは得られた生成物
は一般に10〜20m”/g以下の表面積を有すること
が見られる。
しかしながら、かく処理した成分(d)がら得られた触
媒の性能は重合体収量に関して特になお承認し得る。
成分(d)の製造において、例えば高多孔度を有するS
iO□およびAl40.の如き不活性担体上に保持する
ことができる。この場合において、TiおよびMgのハ
ロゲン化化合物と電子供与体は全量に対して減少した割
合で成り立つ場合にはハロゲンの如き所望しないものの
量が最小である触媒を得ることができる。
成分(d)におけるM g/ T i比は一般に1より
大きいが、ハロゲン化Mg化合物と反応しないTiO2
および同様のT1化合物を充填剤として用いる時には1
以下であること大注目すべきである。
成分(d)は色々の方法で製造し得る。
一般的方法はMgハライドとこのMgハライドと電子供
与体との間の比Mg/1モルの電子供与体が2以上、な
るべく2〜15の範囲である複合体を含む特別の組成物
かまたは担体から出発し、前記組成物または担体を特定
量のTi化合物が担体上に固定される条件の下で液状の
4価のTi化合物を以て処理し、ついで反応固体生成物
を沸騰n−ヘプタンに溶性で4塩化チタンを以て80℃
に抽出することができ生成物に実際に残留しない条件の
下で液相から分離するにある。
液体Ti化合物を以て処理せられるべき担体の特別の特
色は、普通の型のハロゲン化Mgスペクトルに現われる
最大の強さの線が減少された相対的強さを示しかつ強度
のピークが最大の強さの線に関してずれたハロを形成す
るように非対称的に拡がりを現わすか、あるいは最大の
強さの線がスペクトルに存在せずその代りに最高の強さ
の線の距離dについてずれた強さの線を有するハロが現
われるX線スペクトルを提供することである。
この担体、即ち成分(d)の製造についての出発生成物
は色々の方法で得ることができる。好ましい方法は、M
gハライド、特にジクロライドおよびジクロライドと電
子供与体とを時としてTi化合物および/または不活性
固形物および/またはシリコーン油の如き粉砕を容易に
することができるものの存在において、最大の強さの線
についてずれた強さのピークを有する上記のハロが粉砕
生成物のX線スペクトルに現われるまで粉砕にかけるこ
とにある。
粉砕生成物は、ついで液体ハロゲン化Ti化合物を以て
適当量のTi化合物を固定するような温度(一般的に室
温と200°Cとの間)および時間を以て処理する。
ついで反応の固体生成物は例えば濾過、沈降などにより
、まず沸騰n−ヘプタンを以て、ついで80℃でTiC
α、を以て抽出したのちにそれぞれ20重量%および5
0重量%を超える抽出し得るT1化合物の量がもはや同
等存在しないような温度条件および/または液体Ti化
合物を以て希釈する条件の下で液相から分離する。
この方法において、マグネシウムハライドの代りに、マ
グネシウムアルコキシハライド、マグネシウムアリロキ
シハライド、マグネシウムアルコキシド、マグネシウム
アルコキシドなどを用いてもよい。この際、例えば粉砕
時に任意の110ゲン化剤を用いることができる。
成分(d)を製造するのに適する担体を製造する他の方
法は、無水マグネシウムハライドと、活性水素を含有す
る有機化合物および有機エステルとを任意の順序で反応
させ、次いで反応生成物を有機アルミニウム化合物ある
いはハロゲン化ケイ素などで処理する方法である。
また、反応の順序を変えることができ、即ちハロゲン化
Mgと活性水素含有化合物との間の複合体を有機金属化
合物を以て処理し、ついで得られた生成物を有機エステ
ルを以て処理することができる。
これらの製造方法は特開昭51−28189号や特開昭
51−92885号の各明細書に具体的に示されている
かくして得られた生成物は不活性炭化水素溶剤を以て洗
浄して痕跡の遊離の有機金属化合物を際去し、ついで液
体Ti化合物、特にTiCQaを20〜200℃の温度
にて反応させ、固体反応生成物を沸騰n−ヘプタンを以
て抽出し得るし80℃で4塩化チタンを以て抽出し得る
Ti化合物が固体成分の上に残らないように液相から分
離する。
上記した製造方法においてハロゲン化Mgを用いるとき
には、特に触媒成分を粉砕により製造するときはできる
だけ無水であるのが好ましい。
(1重量%以下のH1O含量)。
成分(d)を製造する他の方法として、マグネシウムの
ハリロキシハライド又はアルアルコキシハライドと有機
酸エステルを反応させ、しかる後、上記各方法と同様に
ハロゲン化チタンを反応させる方法もある。その詳細は
、特願昭51−63536号に示されている。
マグネシウムのアリロキシハライド又はアルアルコキシ
ハライドの代りに、マグネシウムの有機化合物やアルコ
キシド、アルコキシド、アルコキシハライド、アリロキ
シハライドと任意のハロゲン化剤と有機酸エステルの相
互反応物をハロゲン化チタンと反応させ、成分(d)を
製置することもできる。
成分(d)の製造について出発物質として1モルのハロ
ゲン化物当り一般に0.1〜6モルのH,0を含有する
水和したハロゲン化Mgを使用することができる。更に
M go 1M g(OH)x、Mg(OH)CQ%M
gカーボネート、有機酸のMg塩、Mgシリケート、M
gアルミネート、Mgアルコレートおよびそれらのハロ
ゲン化誘導体を使用することができる。少なくともMg
−C結合を含有する有機マグネシウム化合物も用いるこ
とができる。かかる化合物の例えばグリニャル試薬およ
びRが20個までの炭素原子を含有するアルキル−、シ
クロアルキル−またはアリール基である化合物MgR2
であるすべてのこれら場合において、Mg化合物はなる
べく4塩化物沸騰点において操作して過剰の4塩化Ti
と反応させ、ついでなるべくTic(2a沸騰温度で固
体生成物を熱間分離する。
得られた固体生成物は不活性炭化水素中の懸濁液におい
て有機エステル、特に芳香族カルボン酸のエステルを以
て担体中に含有せられるTiの1g原子当り1〜20モ
ルに等しい量で室温乃至200°Cの範囲の温度で操作
して処理する。
この方法において処理した固体生成物は未反応のエステ
ルから正確に分離し、ついで液体ハロゲン化Ti化合物
と反応させ、反応液体相から他の製造について前述した
条件の下で分離する。
すべてのこれらの製造方法において、成分(d)に含有
せられるTi化合物の少なくとも80重量%は沸騰n−
ヘプタンに不溶であること、沸騰へブタンに不溶である
Ti化合物の50%以下は50℃において4塩化Tiを
以て抽出し得ることが重要である。事実において、溶性
のTi化合物の存在は、特に重合を水素の存在において
行うときに触媒の活性と立体特異性の両者において不利
益である。
本発明による触媒は、なるべく少なくとも3個の炭素原
子を含有するアルファ・オレフィンの重合において、特
にプロピレンの結晶性重合体および共重合体の製造にお
いて使用するのに好ましい。
また二の触媒はエチレンの重合にも用い得る。この場合
には成分(c)は省略し得る。良好な性質を与えられた
触媒の成分として4価のTi原子価が、成分(d)を成
分(aXb)と接触する前に還元剤を以て処理すること
によって4以下の値に還元された成分(d)を使用し得
ることが認められる。適当な還元剤はAff化合物、金
属AQ1水素である。
なお成分(d)中の電子供与体は、(C)成分として用
いる電子供与体と同−化合物又は異なる化合物であって
もよい。成分(d)中の電子供与体としてはエステル、
エーテルまたはジアミンを使用するのが好ましい。エス
テルの好ましい例は、安息香酸エステル、トルイル酸エ
ステル、アニス酸エステルのような芳香族カルボン酸エ
ステルである。
エーテルの好ましい例は、n−ブチルエーテル、イソア
ミルエーテルのような脂肪族エーテルであり、ジアミン
の好適な例は、N、N、N’、N’−テトラメチルエチ
レンジアミンである。
重合に用いるオレフィンとしては、エチレン、プロピレ
ン、l−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、l−オク
テンなどであり、これらは単独重合のみならずランダム
共重合、ブロック共重合を行うことができる。共重合に
際しては、共役ジエンや非共役ジエンのような多不飽和
化合物を共重合成分に選ぶことができる。例えばプロピ
レンの共重合を行う場合、全組成物の約60ないし約9
0%に等しい単独重合体量を得るまでプロピレンを重合
し、その工程に続いてプロピレン−エチレン混合物また
はエチレンを重合する方法を採ることができる。あるい
はプロピレンとエチレンの混合物を、約5重量%以下の
割合でエチレンを含有する共重合体をするために重合す
ることもできる。
重合は、液相、気相の何れの相においても行うことかで
きる。液相重合を行う場合は、ヘキサン、ヘプタン、灯
油のような不活性溶媒を反応溶媒としてもよいが、オレ
フィンそれ自身を反応媒体とすることができる。液相重
合を行う場合、液相lQ当り、(d)成分をチタン原子
に換算して0.0001ないし1.0ミリモルに、(a
)成分をAQJjg子に換算して0.001ないし10
0ミリモルに、(b)成分をA12i子に換算して0.
001ないし100ミリモルに、(c)成分を0.00
1ないし100ミリモルにそれぞれ選び、(d)成分中
のTi1モルに対し、(A)(B)成分中のAQが1な
いし1000モル、好ましくは1ないし300モルとな
るようにするのが好ましい。また気相重合を行う場合は
、通常、流動層や撹拌流動層等を用いる方法を採り、触
媒成分として(d)成分は固体もしくはヘキサン、オレ
フィン等に希釈することにより、また(a)(b)(c
)各成分はヘキサン、オレフィン等に希釈し、又は希釈
せずそのまま重合器内に添加する一方、オレフィン場合
によってさらに水素などを気体状で重合器中に供給する
ことにより重合を行うことができる。触媒等の使用割合
は、液相重合の場合と同様である。
オレフィンの重合温度は、一般には20ないし200°
C1好ましくは50ないし180°C1とくにプロピレ
ンの高立体規則性重合においては、好ましくは50ない
し130°C1圧力は大気圧ないし50kg/cm”、
好ましくは2ないし20 kg/ cm”程度の加圧条
件下であることが好ましい。
本発明においては、とくに炭素数3以上のび一オレフィ
ンの高立体規則性重合体を高収量で得る方法として有用
である。
次に実施例を示す。
実施例 l [(d)成分の調整] 20gの無水塩化マグネシウム、5.0m<2(7)安
息香酸エチルおよび3.0mQメチルポリシロキサン(
粘度100c、s、 (25°C)を窒素雰囲気中直径
15mmのステンレス鋼(SUS−32)製ポール48
kgを収容した内容積800 mQ、内直径100闘の
ステンレス鋼(SUS−32)族ボールミル容器に装入
し、衝撃の加速度7Gで24時間接触させる。得られた
固体処理物Logを四塩化チタンloomQ中に懸濁さ
せ、80°Cで2時間撹拌下に接触後、固体成分を濾過
により採取し、洗液中に遊離の四塩化チタンが検出され
なくなるまで精製ヘキサンで充分洗浄後乾燥し、チタン
複合体を得る。原子換算でチタン40重量%、塩素64
゜0重量%、マグネシウム23.0重量%、安息香酸エ
チル7.60重量%を含む。また、その比表面積は19
4m”/gである。
[重合] N2のフラスコに精製した精灯油500mQを入れ、プ
ロピレン雰囲気下、トリエチルアルミニウム1.25m
mol、パラトルイル酸メチル0.83mm01をフラ
スコ内に添加し、15分撹拌した後、ジエチルアルミニ
ウムクロリドl−25mmolを添加、さらに15分撹
拌した。その後前記の固体触媒をTi原子に換算してO
、l mmol、添加した後60°Cまで昇温し1時間
撹拌下重合を行った。
生成固体を濾過後、乾燥すると白色粉末状ポリプロピレ
ン73.8gを得る。沸とうn−ヘプタンによる抽出残
率は99.1%、その見掛密度は0゜30g/mffで
ある。一方液相部の濃縮により溶媒可溶重合体40gを
得る。比活性は758g−pp/mmm01Ti−h−
atである。
実施例 2 [重合] 実施例1の重合においてトリエチルアルミニウム1.2
5mmolをO−83mmol、ジエチルアルミニウム
クロリド1.25mmolを45mmolにかえた他は
実施例1と同一条件下に重合を行った。白色粉末重合体
53.5g、沸騰n−ヘプタン抽出残率99.0%、見
掛密度は0.29g/mffであり、溶媒可溶重合体量
は0.8g1比活性は543g−pp/mmoITiI
Ihaatmであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)Al原子に直接結合したハロゲン原子のない有
    機アルミニウム化合物、 (b)Al原子に直接結合したハロゲン原子を有する有
    機アルミニウム化合物、 (c)電子供与体 (d)マグネシウム、ハロゲン、4価のチ タンおよび電子供与体を必須成分とす る複合体であり、電子供与体/チタン (モル比)は0.2以上、ハロゲン原子 /チタン(モル比)は4以上、該複合体 中の4価のチタンの少なくとも80重 量%は、沸騰n−ヘプタンに不溶であり、 また4価のチタンの少なくとも50重 量%は、80℃におけるTiCl_4に不溶であり、8
    0℃におけるTiCl_4不溶分の表面積ならびに(d
    )成分自体の表面 積は40m^2/g以上であることを特徴とする複合体
    又はその還元物、 上記(a)(b)(c)(d)成分を必須成分としてな
    るオレフィン重合用触媒。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5215589A (en) * 1975-07-24 1977-02-05 Phillips Petroleum Co Polymerization of alphaaolefin and preparation of catalyst therefor
JPS53123488A (en) * 1977-04-04 1978-10-27 Mitsui Toatsu Chem Inc Polymerization of alpha-olefin
JPS53143684A (en) * 1977-05-20 1978-12-14 Mitsui Petrochem Ind Ltd Polymerization of olefin

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