JPH026627Y2 - - Google Patents

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JPH026627Y2
JPH026627Y2 JP1987154827U JP15482787U JPH026627Y2 JP H026627 Y2 JPH026627 Y2 JP H026627Y2 JP 1987154827 U JP1987154827 U JP 1987154827U JP 15482787 U JP15482787 U JP 15482787U JP H026627 Y2 JPH026627 Y2 JP H026627Y2
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JP
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holder
center contact
coaxial cable
outside
coaxial connector
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は細径同軸コネクタに関する。
〔従来の技術〕
この種の細径同軸コネクタとしては、第6図に
示すように、同軸ケーブル1の芯線2のうち露出
した部分に接続された中心コンタクト3と、同軸
ケーブル1の内部被覆層4及び中心コンタクト3
を外側から覆つた絶縁性の保持体6と、同軸ケー
ブル1の外部被覆層7の外側に嵌合しかつ保持体
6に軸方向で対向した筒状のフエルール8と、同
軸ケーブル1のシールド線のうちフエルール8の
外側に折り返えされた部分の外側及び保持体6の
外側に密着嵌合した筒状の外部導体11とを含む
ものが知られている(例えば実開昭62−66187号
公報参照)。
その同軸コネクタにおいて、同軸ケーブル1の
芯線2と中心コンタクト3との接続は、半田付け
にて行なわれている。保持体6は、上述の半田付
けの後、半円筒の2つの部分を互いに突合わせて
円筒状になしたものである。フエルール8は、第
7図に示すように、保持体6の突起部12と嵌合
する窓13と、チユーブ14に係合する爪16と
を有している。なおこの同軸コネクタは、一端に
ピン端子17を挿入するための挿入穴18を有し
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した同軸コネクタによると、芯線2と中心
コンタクト3とが半田付けにて接続されているた
め、保持体6は2つの部品の組み合わせにて作ら
ざるを得ない。これは、半田付け部分が外力によ
り接続破壊を起こし易いため、円筒状の保持体を
軸方向で無理に嵌合させることができないことに
よる。したがつて、組立て作業が複雑かつ面倒に
なつてしまう。
さらに半円筒の部品は、取扱い時等の変形に対
して弱い為、不良品の発生する危険性が高いとい
う問題点もある。
また芯線2と中心コンタクト3との接続を半田
付けにて行なうのでは、その工程自体や品質維持
に高度な技術を要する。
それ故に本考案の課題は、組立作業が簡単で、
かつ不良品が生じ難く、しかも高品質の維持が容
易な細径同軸コネクタを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、同軸ケーブルの芯線のうち露
出した部分に接続された中心コンタクトと、上記
同軸ケーブルの内部被覆層及び上記中心コンタク
トを外側から覆つた絶縁性の保持体と、上記同軸
ケーブルの外部被覆層の外側に嵌合し、かつ上記
保持体に軸方向で対向した筒状のフエルールと、
上記同軸ケーブルのシールド線のうち上記フエル
ールの外側に折り返された部分の外側及び上記保
持体の外側に密着した外部導体とを含む細径同軸
コネクタにおいて、上記保持体は上記外部導体の
内面に一体成型された樹脂よりなり、上記中心コ
ンタクトは上記芯線の露出した部分にカシメ接続
された接続部を有し、上記保持体は、内面から突
出して上記中心コンタクトに軸方向で係合した係
合突起部と、同じく内面から突出して上記内部被
覆層に押しつけられた押圧突起部とを有すること
を特徴とする細径同軸コネクタが得られる。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案の一実施例による細
径同軸コネクタを示している。この実施例におい
て、第6図及び第7図と同じ部分には同じ符号を
付して説明を省略する。
第1図を参照して、中心コンタクト3は、挿入
穴18に挿入されるピン端子(図示せず)に接触
する接触部21と、同軸ケーブル1の芯線2にカ
シメ接続された接続部22とを有している。保持
体6にプラスチツク等の絶縁材料にて形成された
ものであり、円筒部19を有している。円筒部1
9の内面には長手方向の異なる位置に第1、第
2、及び第3の突起部23,24,25が形成さ
れている。保持体6は外部導体11の内面に接着
され、外部導体11と一体にされたものである。
なお外部導体11には、同軸ケーブル1をカシメ
接続したオープンバレル型のバレル部30が形成
されている。
次に、第1図及び第2図に加えて第3図をも参
照して、この細径同軸コネクタを製造方法ととも
に説明する。
先ず第3図aのように、同軸ケーブル1を加工
して芯線2及びシールド線9を露出させる。次に
第3図bにおいて、中心コンタクト3とフエルー
ル8を同軸ケーブル1に取付ける。中心コンタク
ト3及びフエルール8は、第4図に示すように、
一体の金属板にて作ることができる。ここで31
及び32は中心コンタクト3及びフエルール8の
ためのキヤリアである。中心コンタクト3の取付
けは、接続部22を芯線2にカシメることにより
行なわれる。一方、フエルール8は外部被覆層7
にその外側から取り巻くように取付けられる。な
お、取付け後に、キヤリア31,32は切除され
る。
同軸ケーブル1への中心コンタクト3とフエル
ール8の取付けの完了後、第3図cのようにシー
ルド線9を折り返えし、フエルール8の外側に沿
わせる。その際、シールド線9によつてフエルー
ル8の外側をほぼ均一な密度で覆わせる。
この状態で、フエルール8の端部から同軸ケー
ブル1にかけて外周面をチユーブ14で被覆さ
せ、第3図dの状態を得る。芯線2と中心コンタ
クト3との接続部分はカシメにて得られるもので
あるため、その接続部分は保持体6の嵌合時に外
力が少し加わつたとして破壊されてしまうことは
ない。
さらに第3図eの如く、中心コンタクト3、シ
ールド線9、及びチユーブ14の外側を外部導体
11で嵌合状態に覆う。
この外部導体11の内面には、第5図に展開状
態を示すように、保持体6がモールド成形により
一体に形成されている。モールド成形はキヤリア
31,32の付いたままで外部導体11を成形機
に供給して行なわれる。この際に、保持体6には
中心コンタクト3を押えるための突起部23と同
軸ケーブル1の内部被覆層4を押さえるための突
起部24,25が形成される。第1の突起部23
は中心コンタクト3を軸方向及び回転方向で係止
するためのものであり、ここでは係合突起部と呼
ぶ。また、第2及び第3の突起部24,25は内
部被覆層4の外周面に強く押しつけられ、これに
より内部被覆層4と外部導体11との相対的移動
を阻止するためのものであり、ここでは押圧突起
部と呼ぶ。なお第1図に示した挿通孔18を形成
する内向きフランジ部分34には、最終的に円筒
形となるように、第5図の如く多数のくさび形切
込み36が形成されている。
一方、外部導体11のバレル部30には、チユ
ーブ14及びシールド線9を外側からしつかりと
密着保持するための爪部33が形成されている。
なお35は爪部33を逃げるための溝部である。
第5図の如く保持体6と外部導体11が一体と
なつたものを、中心コンタクト3、フエルール
8、及びチユーブ14の上に巻きつけるとともに
キヤリア31,32を切離す。そして、バレル部
30の爪部33を溝35に噛み合わせつつ外部導
体11のシールド線9に対応したバレル部30を
外側からカシメる。
この結果、シールド線9はフエルール8と外部
導体11との間にしつかりと挟み込まれる。した
がつて、バレル部30のカシメにより、中心コン
タクト3からフエルール8までを抱き込んで、第
1図及び第3図eに示す細径同軸コネクタの組立
てが完了する。なお外部導体11と保持体6とを
一体成型したものは、周方向の一箇所に軸方向両
端間にのびた切れ目を有することとなる。
上述の細径同軸コネクタによると、中心コンタ
クト3と芯線2との接続がカシメにて行なわれて
いるため、その接続の破壊をおそれることなく、
保持体6を予め一体に形成することができる。し
たがつて、保持体6の変形の発生を低率に抑える
ことができ、その上、保持体6の組付けが簡単に
なる。また、保持体6に設けた第1、第2、及び
第3の突起部23,24,25の作用によつて、
同軸ケーブル1、中心コンタクト3、保持体6、
及び外部導体11の相対的な動きが阻止される。
しかも外部導体11がシールド線9及びフエルー
ル8とともにカシメられているので、各部品間に
ゆるみが生じることはない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、組立て
作業が簡単で、かつ不良品が生じ難く、しかも高
品質の維持が容易な細径同軸コネクタが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による細径同軸コネ
クタの縦断面図、第2図は第1図のコネクタに使
用された保持体の半断面側面図、第3図a〜eは
第1図の組立工程を示す説明図、第4図は第1図
のコネクタに使用された中心コンタクトとフエル
ールとを一体形成した部品の展開図、第5図は外
部導体と保持体との展開図、第6図は従来の細径
同軸コネクタの縦断面図、第7図は第6図のコネ
クタに使用されたフエルールの斜視図である。 1……同軸ケーブル、2……芯線、3……中心
コンタクト、4……内部被覆層、6……保持体、
7……外部被覆層、8……フエルール、9……シ
ールド線、11……外部導体、21……接触部、
22……接続部、23……第1の突起部(係合突
起部)、24……第2の突起部(押圧突起部)、3
0……バレル部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 同軸ケーブルの芯線のうち露出した部分に接
    続された中心コンタクトと、上記同軸ケーブル
    の内部被覆層及び上記中心コンタクトを外側か
    ら覆つた絶縁性の保持体と、上記同軸ケーブル
    の外部被覆層の外側に嵌合し、かつ上記保持体
    に軸方向で対向した筒状のフエルールと、上記
    同軸ケーブルのシールド線のうち上記フエルー
    ルの外側に折り返された部分の外側及び上記保
    持体の外側に密着した外部導体とを含む細径同
    軸コネクタにおいて、上記保持体は上記外部導
    体の内面に一体成型された樹脂よりなり、上記
    中心コンタクトは上記芯線の露出した部分にカ
    シメ接続された接続部を有し、上記保持体は、
    内面から突出して上記中心コンタクトに軸方向
    で係合した係合突起部と、同じく内面から突出
    して上記内部被覆層に押しつけられた押圧突起
    部とを有することを特徴とする細径同軸コネク
    タ。 2 上記外部導体と上記保持体とを一体成型した
    ものは、周方向の一箇所に軸方向両端間にのび
    た切れ目を有したものである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の細径同軸コネクタ。
JP1987154827U 1987-10-09 1987-10-09 Expired JPH026627Y2 (ja)

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JP1987154827U JPH026627Y2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987154827U JPH026627Y2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09

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Publication Number Publication Date
JPH0160481U JPH0160481U (ja) 1989-04-17
JPH026627Y2 true JPH026627Y2 (ja) 1990-02-16

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JP1987154827U Expired JPH026627Y2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09

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JP5836259B2 (ja) * 2012-11-28 2015-12-24 ヒロセ電機株式会社 同軸ケーブル付き同軸端子

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JPH0160481U (ja) 1989-04-17

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