JPH025662Y2 - - Google Patents

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JPH025662Y2
JPH025662Y2 JP2206281U JP2206281U JPH025662Y2 JP H025662 Y2 JPH025662 Y2 JP H025662Y2 JP 2206281 U JP2206281 U JP 2206281U JP 2206281 U JP2206281 U JP 2206281U JP H025662 Y2 JPH025662 Y2 JP H025662Y2
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JP
Japan
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circuit board
bobbin
control circuit
coil
bearing housing
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テープレコーダ等に用いられるモー
タの固定子に関し、特に、モータの駆動コイルに
流す駆動電流を制御するための駆動制御回路基板
を内蔵するものにおいて、固定子巻線を巻装した
コイルボビンに上記回路基板を簡単に取付け得る
構造に改良したものである。
従来より、テープレコーダ等に用いられている
ブラシレスモータでは、その駆動コイルに流す駆
動電流を制御するための駆動制御回路基板を固定
子巻線のコイルボビン等に取付け固定した固定子
が用いられている。そして、従来、上記回路基板
の取付けには、接着剤による固着やネジ止め等の
手段が用いられていた。
しかし、これら従来のいずれの手段による場合
にも、部品間の公差集積によるスラスト方向の位
置が不安定となり、特に、接着剤による固定方法
ではその接着を行うための仮固定の手間が著るし
く面倒となり、かつ仮固定のために別途治具を要
する。そして接着剤の注入後は、硬化装置に上記
ボビンおよび回路基板を収容し、所定の硬化時間
費して硬化させる必要があつた。しかし、斯る接
着剤による方法では、接着後に於いて、上記ボビ
ンと回路基板の両者を取り外し、コイル部分や回
路接続部分の保守や点検を容易に行えないという
欠点がある。
また、ネジ止めによる場合には、その取付け作
業性が悪く、組立て時間が長くなつてしまうとい
う欠点がある。
そこで、本考案は上述の如き従来の問題点に鑑
み、固定子巻線のコイルボビンの中空部に嵌合す
る取付け部材を用いて回路基板の固定を行うこと
により、組立て並びに分解を簡単に行い得るよう
にした新規な構成のモータの固定子を提供するも
のである。
以下、本考案について、本考案に係る固定子を
適用したモータの一実施例を示す図面を用いて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る固定子を備えたモータの
分解斜視図であり、この実施例におけるモータ
は、固定子側ブロツク100、回転子側ブロツク
200、検出コイルブロツク300及びモータケ
ース400とから構成される。
そして、固定子側ブロツク100は、モータケ
ース400への取付け支持部材となるブラケツト
101と、第2図に示すように上記ブラケツト1
01の中心にカシメ止めされる軸受ハウジング1
02とこの軸受ハウジング102に嵌挿されて配
置される固定子側ブロツクである駆動コイル10
3を巻装したコイルボビン017と、このコイル
ボビン107の上端面側に配置されこのコイルボ
ビン107の上端面と上記コイルボビン107の
上端面側に嵌合される回路基板支持部材129と
により挾持されてなる制御回路基板104とから
構成されてなる。
ところで、上記軸受ハウジング102は、筒状
体110の上端側外周囲に環状に突設形成した係
止突片111の先端に突出した嵌合筒部110a
を上記ブラケツト101の中心孔105に貫通さ
せて外周側に折り返す如く折曲させることによ
り、この折曲された嵌合筒部110aと上記係止
突片111とにより上記ブラケツト101の中心
孔105の周部を挾持して上記ブラケツト101
にカシメ止めされて第2図及び第4図に示すよう
に支持される。
また、上記軸受ハウジング102の筒状体11
0の筒孔113内の上下端側には、後述するよう
に回転軸203を支持する軸受114,115が
それぞれ嵌挿されている。これら軸受114,1
15には、含油メタルやボルベアリング等が用い
られる。
さらに、軸受ハウジング102の筒状体110
の下端側外周囲には、この筒状体110に嵌挿配
置されるコイルボビン107の下端側に形成した
鈎状突起123が相対係合する鈎状切欠き116
が形成されている。この鈎状切欠き116は、第
2図に示すように、筒状体110の外周面に対し
垂直な面117とこれに連続する平行な面118
とこの平行な面118に連続する傾斜面119と
から構成されて鈎状に形成されている。
一方、軸受ハウジング102の外周に取付けら
れるボビン107は、第5図に示されるように合
成樹脂等の比較的硬い部材により筒状体121と
この筒状体121の外周に起立せしめた鍔部12
2とが形成されている。この筒状体121の一端
部には、その透孔の内径より幾分小さくかつ分割
的に突設された鈎状突起123が形成されてい
る。この鈎状突起123には上記第2図から明ら
かなように上記筒状体121の水平端面124に
続く垂直な面125とこれに続く傾斜面126と
が設けられている。そして、上記鍔片122内に
は駆動コイル103が巻装される強磁性材料で形
成した環状のヨーク108が筒状体121に挿通
して嵌挿されている。一方、ヨーク108を挿通
する筒状体121には鍔部122が形成された一
端と対向する他端側にはコイル抑え部材141が
嵌合される。このコイル抑え部材141は、鍔部
142と円筒状突部143とから構成されてい
る。そして、上記コイル抑え部材141がヨーク
108の上下端部付近を覆うように筒状体121
に嵌合され、ボビン107を構成し、このボビン
107に駆動コイル103が巻装される。駆動コ
イル103は、コイル抑え部材141の鍔部14
2の切込み144及び鍔部122の切込み124
に挿通し、コイル抑え部材141の各鍔部142
及びボビン107の一端側の各鍔部122に巻回
され第6図の如く巻装される。
そして、軸受ハウジング102の筒状体110
に嵌挿配置された中空状のコイルボビン107の
上端面側には、透孔135を穿設した制御回路基
板104が配置される。この制御回路基板104
は、上記透孔135に挿通して上記コイルボビン
107の上端側に形成された嵌合凹部127に嵌
合筒部128とこの嵌合筒部128の上端側外周
囲に突出形成した環状フランジ130を有する回
路基板支持部材129により、上記コイルボビン
107の上端面上に押圧支持される。すなわち、
嵌合筒部128を透孔135を介してコイルボビ
ン107上端側の嵌合凹部127に嵌合させて回
路基板支持部材129を取付けることにより、上
記制御回路基板104は、上記回路基板支持部材
129の環状フランジ130と上記コイルボビン
107の上端面とで挾持されて支持される。
なお、コイルボビン107の上端側に形成され
た嵌合凹部127は、回路基板支持部材129の
嵌合筒部128の外径よりやや小径とされ、上記
嵌合筒部128が嵌合されたとき、この嵌合筒部
128を縮径させるように弾性変形させて保持す
る。
また、上記コイル抑え部材141の上端面には
1つの突起134が設けられ、この突起134は
制御回路基板104の切欠き137と嵌合する。
そして、制御回路基板104とボビン107との
取付け位置の位置決めが行なわれる。
このように上記ボビン107に制御回路基板1
04を取り付けた場合には、従来の如く接着剤を
用いたり、別個の取付部品例えばねじ等を用いる
ものに比べて作業性が優れかつ分解による回路部
品の保守点検が容易となる等の利益がある。
また、上記回路基板支持部材129の環状フラ
ンジ130と上記軸受ハウジング102の上端側
外周囲の形成した係止突片102間には、上記コ
イルボビン107を軸受ハウジング102下端側
の鈎状切欠き116側に押圧付勢してなるコイル
スプリング131が介挿されている。すなわち、
このコイルスプリング131が上記鈎状切欠11
6の垂直な面117に対し、鈎状突起123の水
平端面124を強く押し当てる如くなり、軸受ハ
ウジング102に対するボビン107の取付ガタ
を吸収し、位置決めを行う様になつている。上記
垂直な面117と水平端面124とはこれら両部
品の取付基準面を構成している。
ここで、上記軸受ハウジング102に対し、上
記ボビン107を取り付ける順序について説明す
る。先ず、上記軸受ハウジング102にコイルス
プリング131を嵌挿し、かつ上記ボビン107
を上記回路基板支持部材129側から上記軸受ハ
ウジング102に差し込む。この場合の上記鈎状
切欠116と鈎状突起123との関係は第8図A
に示すように対峙した状態にある。さらに上記ボ
ビン107を上記コイルスプリング131の弾発
力に抗して押し込むと、上記鈎状突起123は第
8図Bに示す如くその傾斜面126が上記軸受ハ
ウジング102の下端側の端縁部に於いて拡開さ
れる。さらに、上記押し込みを続けることによつ
て、上記鈎状突起123がその復元力により上記
鈎状切欠116内に落ち込むとともに、上記ボビ
ン107の押し込みを解除することによつて、上
記コイルスプリング131の弾発力を受けて、上
記鈎状突起123の水平端面124が第8図Cに
示す如く上記鈎状切欠き116の垂直な面117
に押し当てられる如くなる。このためボビン10
7の軸受ハウジング102に対するスラスト方向
の位置が安定に保持されるとともに、かつその固
定が従来の如き接着剤やねじ等の部品を用いるこ
となく、簡単かつ迅速に行われることとなる。
また、ボビン107の筒状体121に回路基板
支持部材129によつて組付けられた制御回路基
板104上に形成される回路に対し、上記ボビン
107に巻装された駆動コイル103を接続する
には、上記制御回路基板104と上記ボビン10
7は次のように構成される。
すなわち、上記ボビン107の筒状体121端
面には、上記駆動コイル102の引出しリード線
132の数に対応して、4つの切欠き133がボ
ビン107の内外部を通ずる如く軸方向に設けら
れるとともに、これらの切欠き133の間の少く
とも一箇所には突起134が設けられる。一方、
上記制御回路基板104の透孔135の内周面に
は、上記切欠133に対応する4つの切欠き13
6と上記突起134にほぼ等しい大きさの切欠き
137が設けられている。そして上記ボビン10
7に対し上記制御回路基板104を嵌合すべく、
上記突起134に上記切欠137を嵌合する如
く、上記ボビン107の端面に上記制御回路基板
104を当接せしめる。すると、上記ボビン10
7の切欠133と回路制御基板104の切欠き1
36はそれぞれ対向する如くなり、上記ボビン1
07の外周辺部と上記制御回路基板104の上部
とが透孔で連通される如くなる。斯くして、上記
駆動コイル102の引出しリード線132を先ず
上記ボビン107の上記切欠き133からこのボ
ビン107の筒状体内に集束せしめ、かつ上記制
御回路基板104の透孔135に、これら集束し
た引出しリード線132を通して、上記ボビン1
07の突起134に対し上記制御回路基板104
の切欠き137を嵌合せしめる。すると上記引出
しリード線132は上記ボビン107の切欠13
3、制御回路基板104の切欠き136によつて
形成された透孔を通じて、上記制御回路基板10
4上に臨む如くなり、従つて引出しリード線13
2を上記制御回路基板104上部のプリント配線
パターン138上の所定部位に半田付けすること
ができる。
また、上記制御回路基板104には、回転子ブ
ロツク200に配設される回転子マグネツトの回
転位置を検出する位置検出部150が取付けられ
ている。この位置検出部150を構成する位置検
出素子151は、ホルダ152に取り付けられて
制御回路基板104に固定される。この制御回路
基板104は、ホルダ152の位置決めピン15
3を案内する位置決め孔154、およびこの位置
決め孔154に対して一定の位置関係にある嵌合
部である上記したボビン107の突起134が嵌
合する切欠き137を有している。
ここで、上記ホルダ152は、3個のホール素
子151を、それぞれ30゜の角度差をもたせて固
定配置するとともに、これらホール素子151を
制御回路基板104に対して一定の位置に固定す
るためのものである。たとえば、第9図あるいは
第10図の如き形状を有している。すなわち、ホ
ルダ152は、上記回転子マグネツトの回転方向
(第9図中の矢印x方向)に、順次30゜の角度差を
もたせて形成されたホール素子を案内するための
3個の凹部155を有し、これらの凹部155に
対して一定の位置に上記位置決めピン153が植
設されている。ところで、回転子マグネツトの端
部面に、ホール素子151を対向配置させる場合
には、径方向、すなわち図の矢印Y方向の位置も
決定してやる必要がある。このことにより、ホル
ダ152では、ホール素子151を各凹部155
に嵌合固定するときに、径方向(第10図中矢印
Y方向)にずれる可能性があるから好ましくな
い。従つて径方向のずれを防止するためのストツ
パ片156を備えたものが好ましい。
このような、形状のホルダ152の凹部155
に、ホール素子151を嵌合固定した後、位置決
めピン152を制御回路基板104の位置決め孔
155に挿入して、これらホルダ152と制御回
路基板104とを固定すれば、上記ホール素子1
51は、上記制御回路基板104に対して一定の
角度および径方向の位置で固定される。
制御回路104では、上記位置決め孔154と
上記切欠き137との相対位置が固定されてお
り、この切欠き137をボビン107の突起13
4に嵌合し、これら制御回路基板104とボビン
107とを固定すれば、ボビン107に対して上
記ホール素子151が一定の位置で固定されるこ
とになる。上記ボビン107は、前述したよう
に、駆動コイル103を巻装したヨーク108を
支承するものであり、固定子コイル103とボビ
ン107との位置関係は一定であるから、上記ホ
ール素子151は駆動コイル103に対して一定
の位置に固定され、また径方向の位置について
も、回転子マグネツトの磁極が正常に検出できる
位置に固定されるわけである。
以上の説明から明らかなように、ホール素子1
51は、ホルダ152、制御回路基板104、お
よびボビン107を介し、駆動コイル103に対
して一定の位置に固定される。したがつて予め、
ホルダ152の凹部155と位置決めピン153
との位置精度、およびボビン107の突起部13
4と駆動コイル103との位置精度を高くとつて
おけば、単純な組立作業のみでホール素子151
と駆動コイル103との位置決めは自動的に高精
度で行なわれることになる。
にお、軸受ハウジング102の筒孔113の上
端部及び下端部にはそれぞれ回転軸203を支持
する軸受け114,115が圧入されている。上
記軸受け114,115に支持される回転軸20
3の自由端を短くしてプーリ等の負荷による偏心
を避けるには、軸受ハウジング102のカシメ部
分に近い位置に設けられる。その場合上記軸受ハ
ウジング102のカシメ操作によつて、上記軸受
114または115の内径に歪みが生じ、回転軸
203の円滑な回転および支承が行えなくなる場
合がある。そこで上記カシメ部分である軸受ハウ
ジング102の端部に、軸受114,115の外
径よりも幾分大きい内径の段状部161を形成し
て、例えば第11図Aに示すように段差dを筒孔
113と筒状体110との間に形成する。そして
治具162により、上記軸受ハウジング102の
一端を内部から押し開いてカシメ操作を行うこと
により、第11図Bに示す如く、その段状部16
1の内径は上記軸受ハウジング102の内径より
も小さくならず、従つて上記軸受114,115
の周面には無理な力が加わることがない。すなわ
ち、塑性変形歪による内部応力を吸収して軸受が
応力が働かない。斯くして軸受114,115に
よる回転軸の円滑な支承が保証される。
一方、回転子側ブロツク200は第12図およ
び第13図に示すように鉄合金製のマグネツトケ
ース201と、このマグネツトケース201内に
分割して装着された駆動マグネツト202と、マ
グネツトケース201の中心にワツシヤー220
を嵌装して取り付けた回転軸203と、この回転
軸203の上記マグネツトケース201の外部に
取り付けた検出マグネツト204とからなる。こ
こで上記マグネツトケース201には、その底部
に上記回転軸203を保持するホルダ205が取
り付けられるとともに、その底部には上記分割し
た4本のマグネツト202を等間隔に支承するマ
グネツトホルダ206が、圧入される。マグネツ
トケース201に対する保持を確実に行うため、
接着剤により上記マグネツトホルダ206がマグ
ネツトケース201に貼着される。このマグネツ
トホルダ206は環状板体をなし、その端面に等
間隔に4本の突起207が起立されている。また
上記圧入と同時にまた相前後して、上記突起20
7によつて仕切られた環状板体上には駆動マグネ
ツト202が載置されるとともに、上記マグネツ
トケース201の内周面との間に接着剤が介在さ
れる。そしてこれらのマグネツトホルダ206と
駆動マグネツト202が上記マグネツトケース2
01内に取り付けられた後は、このマグネツトケ
ース201の外周面に、両端部に切欠溝208を
有するバランスリング209が嵌挿される。この
切欠溝208は、上記回転子側ブロツクの回転の
バランスをとる如く、バランスウエイト210を
付着させるために設けられている。続いて、上記
マグネツトケース201に取り付けたホルダ20
5に回転軸203を第13図に示す如く挿通し、
上記ホルダ205の端部を圧縮してこの回転軸2
03をマグネツトケース201に固定し、このマ
グネツトケース201の底部外面側の上記回転軸
203上に、検出マグネツト204を取り付け
て、回転子側ブロツク200を得る。
この回転子ブロツク200のマグネツトケース
201と駆動マグネツト202は下記のように構
成され、そして組立てられる。
マグネツトケース201の開口端部の内側に環
状切欠214が施され、そのマグネツトケース2
01の中にマグネツト202を装着したとき、こ
のマグネツト202と上記マグネツトケース20
1との間に間隙が形成される。そして、第14図
に示すようにこの間隙内にスポイト212により
常温で硬化しないエポキシ系の接着剤211を注
入する。斯くして、この間隙を通じてマグネツト
ケース201とマグネツト202との間に接着剤
211が介在されるとともに、この間隙部で接着
剤が固化して、第15図に示すように上記両者が
確実に固着される。また、第16図に示すように
マグネツトケース201の端面部に段絞りを行つ
て、絞り溝218を形成し、これによつて上記マ
グネツトケース201とマグネツト202との間
に形成された間隙に、上記と同様の方法で接着剤
211を注入するようにしても良い。
第17図に示すようにモータケース201の端
面部が外方に反るような形状の絞り溝220とし
ても良い。
また、マグネツトケース201自体に絞り溝を
形成することなく、第18図に示すようにマグネ
ツト202の上記マグネツトケース201の開口
部付近に段加工を施して環状切欠223を形成
し、この環状切欠223内に上記の如く接着剤2
11を注入しても良い。あるいは、上記マグネツ
ト202に面取り加工を施して環状切欠を形成し
ても良い。斯る方法によつても、接着剤211を
上記マグネツト202とマグネツトケース201
間に介在または侵入せしめうるので、上記両者の
表面に接着剤の溜りを生ずることなく、これらの
体裁を損ずる様なこともない。また、接着剤を付
けたままの半乾燥放置等の工程が省略されるの
で、組立時間の削減および塵埃の付着等が防止さ
れ、さらに上記半乾燥工程に於ける滞貨スペース
も省略または削減できるので、モータ全体のコス
トダウンを図ることができる。
次に、検出コイルブロツク300を説明する。
この検出コイルブロツク300を構成する回転検
出部301は、第19図に示すように、板状のコ
ア302ハウジング状のコア303およびこれら
の間に介在せしめられるコイル部分304とより
なる。そして板状のコア302、ハウジング状の
コア303は強磁性の金属板で形成されるも、板
状のコア302は環状板305の中心部が短冊状
に切削されて極片306が形成され、かつこれら
がハウジング状のコア303に向う方向に曲折さ
れている。また環状板305の周辺部2箇所に
は、上記コイル部分304からのリード端を導出
する切欠307が設けられている。一方、上記ハ
ウジング状のコア303は環状の鍔片308を有
する鍋状のハウジング309からなる。このハウ
ジング309の中心部は上記同様に短冊状に切欠
されて極片310が形成され、かつこれらが板状
のコア302に向う方向、すなわち、ハウジング
309の内側に向つて垂直に折曲されている。
また、上記コイル部分304は、磁器や合成樹
脂等の非磁性部材で形成されたハブ311および
このハブ311の両端にフランジ312を連設し
たボビン313と、ハブ311に巻装したコイル
314とからなり、一方の上記フランジ312に
は、上記コイル314のリード線端315を案内
するガイド突起316が、上記板状のコア302
の切欠307に臨む位置に設けられている。上記
ガイド突起316が設けられるフランジ312の
近傍には、上記リード線端315をフランジ31
2の内側から外側へ導出するための溝孔317が
設けられている。上記フランジ312の上記極片
306間には位置決め孔313が切欠き形成さ
れ、上記コイル部分304を上記ハウジング状の
コア303内に収容し、かつこれへ上記板状のコ
ア302を被覆したとき、この位置決め孔318
に、上記フランジ312に突設した突起319が
挿通されて、上記コア302に対する上記コイル
部分304の位置が規制される。
また、板状のコア302、ハウジング状のコア
303、コイル部分304を結合したときには、
板状のコア302の極片306とハウジング状の
コア303の極片310とが交互かつ等間隔で配
置され、かつこれらと上記コイル部分304との
位置も規制されるとともに、上記リード線端31
5は第20図に示すように、上記溝孔317を介
し、かつ上記ガイド突起316の内面付近に沿つ
て、上記板状のコア202を逃げる様にして外部
に導出される。
このように構成され、組立てられた回転検出部
301は、合成樹脂等の絶縁部材によりモールド
形成された第21図に示す如き形状のホルダー3
29内に保持される。このホルダー329は、中
心に凹部330を有する円板331の周辺に起立
され、かつ上記の如く組み立てた回転検出部30
1の外周を支承ないしは保護する保護壁332と
これらの保護壁332間に起立され、上記回転検
出部分301の位置を固定する係止片333と、
この係止片333に対向して起立され、かつモー
タケースに対する係合を行う係止片334とから
成る。そして上記保護壁332の一つは2本の電
極片335がその両端部を保護壁332の上下部
に臨むように突出され、これらの上部には、上記
回転検出部分301に於けるコイル部分304の
リード線端315を、半田付けなどにより結合し
うるごとくなつている。また、上記係止片333
は等間隔に3本設けられ、その内面は同一径の円
弧状軌跡に沿う円弧面336が形成され、その円
弧の半径は上記回転検出部分301に於ける上記
板状のコア302の外径およびハウジング状のコ
ア303の鍔片308の外径とほぼ等しく選定さ
れている。さらに、上記係止片333の上部には
爪337が内側に向つて突設され、その爪337
の受面338から上記円板331の上面までの高
さは、結合体である上記回転検出部分301、上
記板状のコア302の上面から上記ハウジング状
のコア303の下面までの高さにほぼ匹適する。
またこの受面338に続いて上面が傾斜面339
となつている。一方、他の上記係止片334は上
記係止片333の外周部にあり、その上部には爪
340が半径方向の外方向に向つて突設され、そ
の上面は平淡な受面341となつており、下面は
これに続く傾斜面342となつている。そして斯
る係止片334の外周面はモータケース400の
内周面に等しい径寸法となつており、従つて上記
爪340の先端部は上記モータケース400の内
周径よりも大きくなつている。なお、上記係止片
333,334には弾性が付与されている。
そこで、上記一体化された回転検出部分301
を上記ホルダー329に取り付けるには、上記回
転検出部分301を上記爪337上に載置して、
これを円板331上面に向つて押し込む。これに
より、上記回転検出部分301に於けるハウジン
グ状のコア303の鍋状のハウジング309の下
部周縁が第22図Aに示す如く上記爪337の傾
斜面339に沿つて押し下げられる。この係止片
333を押し開く様に進入し、さらに押し込む
と、上記ハウジング309の下面が上記円板33
1の上面に衝き当てられる。他の上記板状のコア
302の上部周辺が第22図Bに示す如く係止片
333の復元力により上記爪333の受面338
にて喰え込まれる。このようにして、上記ホルダ
ー329に対する回転検出部分301の位置決め
および固定が第23図に示す如く行なわれる。斯
くして、上記回転検出部分301は上記の様に定
めた寸法に従つて、その上下および左右方向の位
置が規制されることとなる。
次いで、モータケース400について説明す
る。このモータケース400には、固定子側ブロ
ツク100、回転子側ブロツク200、検出コイ
ルブロツク300が収納され、モータケース40
0の上端面において、固定子側ブロツク100の
ブラケツト101が嵌合し、一体的に組付けられ
たモータが構成される。
第24図に示すように、固定子側ブロツク10
0のブラケツト101が嵌合するモータケース4
00の周壁413の3箇所の端面414には、互
いに対向する垂直面415,416とこの垂直面
415,416に続く平面417,418とこの
平面417,418に続く垂直面419,420
からなる切欠部411,412と、上端面が上記
端面414に等しい高さで、上記垂直面419,
420に続く突片421と、上記垂直面419,
420と上記突片421の垂直面422,423
との間に形成した空隙424,425が設けられ
ている。そして、上記各面の相対向する部の長さ
はそれぞれ等しいものである。
ブラケツト101の周面171の3箇所には、
互いに対向する2つの突片172,173が、折
曲片174を挾持するように設けられている。こ
の折曲片174は上記突片172,173と一体
であつたものが、中央部分に於いて2つの切り込
み175,176が入れられ、この切り込み17
5,176に沿つて上記一体物が分割され、下方
に向つて傾斜する如く曲折される。そして上記一
方の突片172の左側面と突片173の右側面と
の間の距離はモータケース400の上記垂直面4
15から垂直面416までの距離にほぼ等しく、
かつこれら各突片172,173の周面のブラケ
ツト101の中心からの距離は、上記モータケー
ス400の周壁413の外径にほぼ等しく形成さ
れている。また、上記ブラケツト101の外径は
上記モータケース400の周壁413の内径にほ
ぼ等しくなつている。さらに、上記各突片17
2,173の厚みは上記周壁413の端面414
から上記平面417,418までの長さにほぼ等
しく選定されている。一方、上記折曲片174の
端面は折曲状態に於いて、上記ブラケツト101
の中心から上記突片172,173の周面までの
距離よりも充分短かい位置に臨み、上記モータケ
ース400に対しブラケツト101を取り付けた
状態に於いて上記折曲片174の端面の一部が上
記周壁413の内面に接する位置に臨んでいる。
また、上記突片172,173間はモータケース
400側の上記突片421の幅より充分大きな距
離をとる様にする。
次に、斯る構成に成る上記モータケース400
に対し、上記ブラケツト101を取り付ける場合
について説明する。
すなわち第25図および第26図に示すよう
に、モータの回転子ブロツク200を嵌合装着し
た固定子ブロツク100のブラケツト101の周
縁の3箇所に設けた上記突片172,173の下
面をモータケース400の平面417,418に
当てかうように、垂直面415,422間および
垂直面416,420間に嵌合する。
このとき上記ブラケツト101の折曲片174
の端縁が上記突片421の内面に接触しながら下
降し、上記嵌合終了時に於いて、上記モータケー
ス400の突片421の内面基部付近に接触保持
される。続いて、上記突片421を上記中心方向
に向つて折曲し、上記折曲片174の上面に圧接
する。
モータケース400に対しブラケツト101が
固定されるとともに、上記モータケース400に
対するブラケツト101の、中心方向の位置規制
が上記周壁413の内面と上記ブラケツト101
の周面との接触により行われ、回転方向の位置規
制が上記周壁413の垂直面415と416およ
びブラケツト101の突片172の左側面と突片
173の右側面のそれぞれの接触により行われ
る。また、同じくスラスト方向の位置規制は上記
突片172,173の下面と上記モータケース4
00周壁413の平面417,418との接触に
より行われることとなる。従つて、上記モータケ
ース400の突片421の上記ブラケツト101
の折曲片174に対する折曲操作及びカシメ操作
に拘わらず、上記寸法の精度は常に一定に保た
れ、従つて上記モータケース400に対する回転
子ブロツク200および固定子ブロツク100の
位置関係が好ましい状態に保たれることとなる。
上記突片421の折曲片174に対する折曲部分
が上記ブラケツト101を支承する近傍で行われ
るため、上記ブラケツト101自体を上記折曲操
作によつて変歪せしめる様なこともない。
また、この実施例におけるモータケース400
には、軸受ハウジング102に嵌挿されたボビン
107に嵌合された制御回路基板104の上記軸
受ハウジング102に対する廻り止め構造が工夫
されている。
すなわち、第28図および第29図に示すよう
にボビン107に嵌合された制御回路基板104
の周面に舌片181が突設されており、この舌片
181上には制御回路基板104上に構成された
制御回路に電源を供給する電源電圧供給用のコネ
クタ182等が固定されている。また、軸受けハ
ウジング102がカシメ付けられるブラケツト1
01の周面にもモータケース400の板厚にほぼ
等しい長さの舌片183が突設形成されている。
一方、モータケース400の開口部端には、上
記ブラケツト101に設けた舌片183の幅にほ
ぼ等しい間隔で切欠した切欠穴184が設けら
れ、この切欠穴184には上記間隔より広い溝穴
185およびこの溝穴185の下方に連続する如
き、上記舌片181用の嵌合溝186が連設され
ている。
ここで軸受ハウジング102に対するボビン1
07の廻り止めは、上記ボビン107を取り付け
た制御回路基板104とブラケツト101との一
体化固定部分を、上記モータケース400に嵌合
することにより行われる。
すなわち、斯る嵌合時に於いては、上記制御回
路基板104上の舌片181が、上記モータケー
ス400の嵌合溝186内に収容され、このとき
上記コネクタ182は上記切欠184の中程に介
在されるとともに、上記ブラケツト101の突片
172,173がモータケース400の上記切欠
417,418上に収容される。そしてこのとき
上記折曲片174は上記モータケース400の突
片421の内面に先端部が接触する如くなる。斯
る状態において上記突片421を上記折曲片17
4上に折り返す如くカシメ付けると、上記制御回
路基板104およびブラケツト101はともに上
記モータケース400に固定される。すなわち斯
る嵌合構造のみで、上記三者が簡単に一体保持さ
れ、従つて内部構造や回路に故障が生じた場合な
どには、上記突片421を起立せしめるのみで、
上記故障部分の修理や部品の取り替えが容易に行
え、品質管理が容易となる。なお、上記ブラケツ
ト101の突片172,173が上記切欠41
7,418内にあつてブラケツト101の廻り止
めを行い、上記制御回路基板104の舌片181
も上記嵌合溝186内にあつてその廻り止めが行
われている。
また、上記モータケース400に制御回路基板
104を取り付けた場合に於いて、この制御回路
基板104の舌片181はモータケース400の
外部に突出する。従つてこの舌片181上のコネ
クタ182も同じく外部に臨んで、外部の電源回
路に接続したケネクタが上記コネクタ182に着
脱される。このコネクタ182を取り付けた部位
の上記舌片181の近傍は、上記外部電源回路に
接続したコネクタの着脱により大きな外力が加わ
り易く、従つて上記嵌合溝186に対する係合の
みでは、制御回路基板104が上記ブラケツト1
01に対しコイルスプリング131にて保持され
ているのみで、これが上下方向に偏位して破損し
たり、上記軸受114,115に対する同心関係
が保たれなくなる等の欠点がある。そこで、上記
制御回路基板104およびブラケツト101を含
む固定子ブロツク100を上記の如くモータケー
ス400に取り付けた後、上記溝穴185中に、
ストツパー445を嵌合することにより、上記制
御回路基板104の位置、特にスラスト方向の位
置が保持される。このストツパー445は幾分弾
性を有する硬質の合成樹脂にて形成され、全体と
して略U字状をなし、その側面には上記溝穴18
5の両側縁に嵌入される切欠446が円滑に形成
されるとともに、U字状突片447間は上記コネ
クタ182の両側面間の長さに略等しい寸法とな
つている。斯くして、上記ストツパー445を上
記溝穴185中に圧入し、上記切欠446を上記
溝穴185の両側縁に嵌合すると、制御回路基板
104はこのストツパー445と溝穴185との
間にて保持されるとともに、上記U字状突片44
7は上記コネクタ182の両側面を挾持する如く
なり、従つて上記制御回路基板104のモータケ
ース400に対する固定が確実に行われることと
なる。
上述のように固定子ブロツク100のブラケツ
ト101が嵌合するモータケース400の下部に
は検出コイルブロツク300が嵌合して組付けら
れる。この検出コイルブロツク300のモータケ
ース400の組付け状態を次に説明する。
モータケース400の周壁413には、検出コ
イルブロツク300のホルダ329の爪340が
案内される嵌合孔444が突設され、ホルダ32
9に取付けられた電極片325を案内する切欠孔
447が穿設される。モータケース400に検出
コイルブロツク300のホルダ329を収容する
にはこのホルダ329の底面が上記モータケース
400の底板445に臨む如く、ホルダ329を
モータケース400内に第27図Aに示す如く嵌
め込み続いてこのホルダ329を押し込む。この
とき上記ホルダ329の爪340の傾斜面342
は上記モータケース400の開口周縁部に沿つて
押し込められ、係止片334がモータケース40
0内に撓んで進入する。さらに、このホルダ32
9を内部に押し込むことにより、上記円板31の
中心に形成された凹部330と相対的に形成され
た下部突起343の周辺が撓みながら下降して、
上記モータケース400の底板445に衝き当
り、上記爪340が上記モータケース400の嵌
合孔444に逃げ込む様になる。
このとき、第27図Bに示す如く上記ホルダ3
29の爪340の受面441は上記モータケース
400の嵌合孔444の上部係止面と密に接触し
て、モータケース400の開口部に向う方向への
上記ホルダー329の移動が防止されるとともに
係止片334の外周面がモータケース400の内
周面に密接して、そのホルダ329の外径方向へ
の移動が規制される。すなわち、ホルダ329の
モータケース400に対する取り付けも、極めて
簡単な操作により行われる。同時に、上記ホルダ
329の電極片335は上記モータケース400
に穿設した上記切欠447に挿通され、上記コイ
ル314に透起された回転検出電流が外部回路に
供給され、回転子ブロツク200の速度制御を図
りうる。
かくして、上述のように構成された固定子側ブ
ロツク100,回転子側ブロツク200、検出コ
イルブロツク300、およびモータケース400
は順次軸方向に集束せしめられて一体化したモー
タが構成される。
すなわち、検出コイルブロツク300をモータ
ケース400内に挿入嵌合し、上記検出ブロツク
300のホルダ329に取付けられた電極片32
5,325をモータケース400の底板445に
形成された切欠き447より突出させる。検出コ
イルブロツク300を構成するホルダ329のモ
ータケース400に対する係合を行う係止片33
4が上記モータケース400の嵌合孔444に臨
む方向に上記検出コイルブロツク300を押し込
んでこの係止片334をモータケース400の嵌
合孔444に嵌合し、これら検出コイルブロツク
300とモータケース400の固定を図る。続い
て、回転子側ブロツク200の回転軸203を固
定子側ブロツク100の軸受114,115内に
挿し込んで、これらの一方を他に対し支持する。
固定子側ブロツク100を構成する制御回路基板
104の舌片181をモータケース400の切欠
き184に沿つてさらに内方に位置して形成され
た切欠き186内に設置する。制御回路基板10
4の舌片181をモータケース400の切欠き1
86に設置するとき、ブラケツト101の舌片1
83をモータケース400の上記切欠き184に
嵌るようにする。続いて、ストツパー445を制
御回路基板104の舌片181が設置される切欠
き186に連続して切欠き形成された溝穴185
に押し込んで嵌合し、上記制御回路基板104の
舌片181を嵌合溝186内に固定する。
斯くして、上記制御回路基板104の廻り止め
とスラスト方向の移動防止が図られる。このとき
コネクタ182の外部電源回路接続用の接続ピン
192はモータケース400の外部方向に臨む。
さらに、モータケース400の上記突片421を
ブラケツト101の上記折曲片174上へ押し倒
すことにより、このブラケツト101をモータケ
ース400に固定することができる。上述の如き
構造のモータでは、その各構成ブロツクを保持す
るための固定部品を別途要することなく、簡単な
操作で容易に一体形成できる。なお、上述の如く
組立てられて完成した状態のモータの断面図を第
30図に示してある。
上述したように、本考案は、回転軸を支持する
軸受を筒状体内に嵌挿配置した軸受ハウジング
と、駆動コイルが巻装され上記軸受ハウジングに
嵌挿されるとともに、下端に形成した鈎状突起を
上記軸受ハウジングの下端に形成した鈎状切欠き
に係合させて上記軸受ハウジングに支持された中
空状のコイルボビンと、上記コイルボビンの上端
側に配置される制御回路基板と、上記制御回路基
板に形成された透孔に挿通して上記コイルボビン
の上端側に形成された嵌合凹部に嵌合筒部を嵌合
し、上記嵌合筒部の上端側外周囲に突出形成した
環状フランジと上記コイルボビンの上端面とで上
記制御回路基板を挾持してなる回路基板支持部材
と、上記回路基板支持部材の環状フランジと上記
軸受ハウジングの上端側外周囲の形成した係止突
片間に介挿され上記コイルボビンを軸受ハウジン
グ下端側の鈎状切欠き側に押圧付勢してなるコイ
ルスプリングとから構成されてなるので、制御回
路基板を内蔵したモータの固定子の組立てが容易
となるばかりか、分解を容易に行うことが可能と
なり、補修を容易に行うことができる。
特に、コイルボビンを軸受ハウジング下端側の
鈎状切欠き側に押圧付勢してなるコイルスプリン
グを備えてなることから、上記コイルボビンと軸
受ハウジングの相対取付け位置の位置精度を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を適用して構成したモータの
一実施例の各構成部分を分解して示す分解斜視図
である。第2図は、この実施例におけるモータの
固定子ブロツクの組立て状態を示す概略断面図で
ある。第3図は、上記固定子ブロツクを構成する
ブラケツトと軸受けハウジングの組付け状態を示
す分解斜視図である。第4図は上記固定子ブロツ
クの組立て状態の斜視図である。第5図は上記固
定子ブロツクを構成するボビンに対するヨークの
取付け状態を示す分解斜視図である。第6図は上
記固定子ブロツクを構成するボビンに対し制御回
路基板を取付ける状態を示す分解斜視図である。
第7図はブラケツトと軸受ハウジングの結合体を
ボビンと制御回路基板の結合体に取付ける状態の
分解斜視図である。第8図A、第8図Bおよび第
8図Cは軸受けハウジングに対するボビンの取付
け順序を示す各断面図である。第9図はホール素
子をホルダに組付け状態の一部分解斜視図であ
る。第10図はホール素子をホルダーに取付けた
状態の他の例を示す分解斜視図である。第11図
Aおよび第11Bは軸受けハウジングに軸受けを
嵌合する状態の各要部断面図である。第12図は
この実施例における回転子ブロツクの各構成を分
解して示す分解斜視図である。第13図はその組
立て状態を示す斜視図である。第14図は上記回
転子ブロツクのマグネツトケースに対するマグネ
ツトの取付け状態を示す斜視図である。第15図
は、その取付け状態の断面図である。第16図、
第17図および第18図はマグネツトケースに対
するマグネツトの取付け構造の他の各例を示す各
断面図である。第19図はこの実施例における検
出ブロツクの組立て構造を示す分解斜視図であ
る。第20図は検出ブロツクのハブのフランジに
設けられたガイド突起部分を示す拡大斜視図であ
る。第21図は上記検出ブロツクのホルダの斜視
図である。第22図Aおよび第22図Bは回転検
出部とホルダとの組立て工程を示す各断面図であ
る。第23図は上記回転検出部分とホルダとの組
立後の斜視図である。第24図はこの実施例にお
けるモータのモータケースの外観斜視図である。
第25図は、モータケースとブラケツトとの結合
部における対応関係を示す要部の拡大斜視図であ
る。第26図は上記モータケースとブラケツトと
の結合状態を示す要部の拡大斜視図である。第2
7図Aおよび第27図Bはこの実施例における回
転検出部分とモータケースの組立て工程を示す断
面図である。第28図は上記モータケースにブラ
ケツトを組付けた状態にストツパを組付ける状態
の分解斜視図である。第29図は、各構成部分を
結合し完成したモータの斜視図である。第30図
は完成した状態のモータの断面図である。 102……軸受ハウジング、103……駆動コ
イル、104……制御回路基板、107……コイ
ルボビン、110……筒状体、111……係止突
片、114,115……軸受、116……鈎状切
欠き、123……鈎状突起、127……嵌合凹
部、128……嵌合筒部、129……回路基板支
持部材、130……環状フランジ部、135……
制御回路基板に設けた透孔、203……回転軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸203を支持する軸受114,115を
    筒状体110内に嵌挿配置した軸受ハウジング1
    02と、 駆動コイル103が巻装され上記軸受ハウジン
    グ102に嵌挿されるとともに、下端に形成した
    鈎状突起123を上記軸受ハウジング102の下
    端に形成した鈎状切欠き116に係合させて上記
    軸受ハウジング102に支持された中空状のコイ
    ルボビン107と、 上記コイルボビン107の上端側に配置される
    制御回路基板104と、 上記制御回路基板104に形成された透孔13
    5に挿通して上記コイルボビン107の上端側に
    形成された嵌合凹部127に嵌合筒部128を嵌
    合し、上記嵌合筒部128の上端側外周囲に突出
    形成した環状フランジ130と上記コイルボビン
    107の上端面とで上記制御回路基板104を挾
    持してなる回路基板支持部材129と、 上記回路基板支持部材129の環状フランジ1
    30と上記軸受ハウジング102の上端側外周囲
    の形成した係止突片111間に介挿され上記コイ
    ルボビン107を軸受ハウジング102下端側の
    鈎状切欠き116側に押圧付勢してなるコイルス
    プリング131とからなる、 モータの固定子。
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