JPH0255239B2 - - Google Patents

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JPH0255239B2
JPH0255239B2 JP2324285A JP2324285A JPH0255239B2 JP H0255239 B2 JPH0255239 B2 JP H0255239B2 JP 2324285 A JP2324285 A JP 2324285A JP 2324285 A JP2324285 A JP 2324285A JP H0255239 B2 JPH0255239 B2 JP H0255239B2
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JP
Japan
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scale
angle
scale plate
angle ruler
engraving machine
Prior art date
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JP2324285A
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English (en)
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JPS61181700A (ja
Inventor
Mitsuyoshi Matsuo
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Fuji Industrial Co Ltd
Original Assignee
Fuji Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Industrial Co Ltd filed Critical Fuji Industrial Co Ltd
Priority to JP2324285A priority Critical patent/JPS61181700A/ja
Publication of JPS61181700A publication Critical patent/JPS61181700A/ja
Publication of JPH0255239B2 publication Critical patent/JPH0255239B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、彫刻機用治具装置に係り、特に各種
電気通信機器等のダイヤル目盛等を製品又は原板
(テンプレート)に彫刻する際に、該ダイヤル目
盛の要素である各種半径及び各種中心角の円弧、
各種長さの放射状の目盛線及び等分割の割出点を
単一の治具装置で容易に得ることができ、彫刻作
業能率を飛躍的に向上させることができる彫刻機
用治具装置に関する。
従来技術 従来、彫刻機用の治具としては、第9図に示す
ような、レコード板と称される円板9が使用され
ていた。この円板9は図示のように中心軸Oを中
心として同心状に例えば5mm間隔で円形の目盛9
aが設けられ、また円板9を90゜の角度で等分す
る角度分割線9bが設けられているだけである。
従つてこのような治具9を彫刻機と組み合わせて
図柄を原板(テンプレート)に彫刻する場合、そ
の形状及び寸法は極く限定された範囲のものとな
り、例えば第8図に示すような種々多様な図柄を
任意の寸法で彫刻するためには更に細分化された
目盛を有する定規、分度器及び割出盤が別途必要
となり、この結果彫刻の作業手順が複雑となり、
また複雑な計算も必要となつて正確な彫刻作業を
能率良く行うことができず、彫刻作業能率が極め
て低いという欠点があつた。
目 的 本発明は、上記した従来技術の欠点を除くため
になされたものであつて、その目的をするところ
は、彫刻機との組合せで使用されて種々多様な図
柄を任意の寸法で効率的かつ正確にテンプレート
又は製品自体に彫刻することができる彫刻機用治
具装置を提供することである。また他の目的は、
この治具装置の構造をコンパクトにかつその動作
を確実なものとし、更にその操作を容易にして特
別な熟練を要することなく使用することができる
ようにすることである。また他の目的は、外側目
盛板に円周方向の角度目盛を、角度定規に半径方
向長さ目盛を、内側目盛板に360゜の1/13,1/26等
の角度目盛では割り出せない複数の割出点を夫々
設けることによつて各種のダイヤル目盛等の図柄
を別途分度器、定規又は割出盤等を必要とせず、
また複雑な計算を必要としないで行うことができ
るようにし、彫刻作業の作業能率を飛躍的に向上
させることである。
要するに本発明(特定発明)は、彫刻機との組
合せで使用され該彫刻機の刃具の動きを決定し被
加工物に所望の彫刻を施すようにしたものにおい
て、円周方向に設けられた角度目盛を有する外側
目盛板と、該外側目盛板の該角度目盛の中心軸に
枢着され該中心軸から半径方向に延長されて該角
度目盛と協働しかつその長手方向に半径方向長さ
目盛を有する角度定規と、前記外側目盛板と内側
目盛板との間に形成された円形の案内溝内に摺動
自在かつ固定可能に配設された一対の角度定規用
ストツパ駒と、前記角度定規の前記半径方向長さ
目盛に沿つて摺動自在に嵌合し前記彫刻機の一部
に取り付けられ前記刃具の移動範囲を決定する指
針を受容するようにしたスライダと、前記角度定
規に摺動自在かつ固定可能に配設された一対のス
ライダ用ストツパとを備えたことを特徴とするも
のである。
また本発明(第2発明)は、彫刻機との組合せ
で使用され該彫刻機の刃具の動きを決定し被加工
物に所望の彫刻を施すようにしたものにおいて、
円周方向に設けられた角度目盛を有する外側目盛
板と、該外側目盛板の該角度目盛の中心軸に枢着
され該中心軸から半径方向に延長されて該角度目
盛と協働しかつその長手方向に半径方向長さ目盛
を有する角度定規と、前記外側目盛板と内側目盛
板との間に形成された円形の案内溝内に摺動自在
かつ固定可能に配設された一対の角度定規用スト
ツパ駒と、前記角度定規の前記半径方向長さ目盛
に沿つて摺動自在に嵌合し前記彫刻機の一部に取
り付けられ前記刃具の移動範囲を決定する指針を
受容するようにしたスライダと、前記角度定規に
摺動自在かつ固定可能に配設された一対のスライ
ダ用ストツパとを備え、前記内側目盛板は前記外
側目盛板の前記角度目盛と同心状に配設され該角
度目盛よりも半径方向内方に複数の凹陥割出点が
設けられ、更に前記角度定規に装着されて該角度
定規下面に出没し該凹陥割出点に係合して該角度
定規の割出位置を決定する割出点係合部材を設け
たことを特徴とするものである。
構 成 以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明す
る。第1図、第2図及び第5図において、彫刻機
用治具装置1は、外側目盛板2と、内側目盛板3
と、角度定規4と、スライダ5とを備えている。
外側目盛板1は、基板8に複数の締めねじ10
により固定され、かつ中心軸Oを有する所定の半
径の開口2aが形成され、該開口の外周に最小目
盛0.5゜(30′)から成る角度目盛2bが円周方向に
設けられている(図示は一部省略してある。)。
内側目盛板3は、開口2aの中心軸Oと同心状
の円板であり、該開口の周縁との間に所定の幅の
溝7を隔てて基板8に複数の締ねじ11により固
定されている。内側目盛板3の周縁部には外側目
盛板2の角度目盛2bに対向して360゜を例えば24
等分及び26等分に等分する凹陥割出点3a,3b
が夫々半径方向に所定の間隔を隔てて設けられて
いる。
角度定規4は、その基部4aが内側目盛板3及
び開口2aの中心軸Oに角度定規押え12を介し
て枢着されている。即ち該角度定規押えの軸部1
2aは中心軸Oにおいて締めねじ13により基板
8に固定され、該軸部には角度定規4の基部4a
に枢着されたボールベアリング14の内側レース
14aが圧入され、該基部側に圧入された外側レ
ース14bと該内側及び外側レースとの間に設け
られたボール14cとを介して角度定規4は角度
定規押え12の軸部14aを中心に軽快に回動で
きるようになつている。また角度定規押え12の
フランジ部12bは角度定規4の基部4aを内側
目盛板3と共に隙間を隔てて挾持して該角度定規
が角度定規押え12の軸方向に一定量以上移動し
ないようにしている。
角度定規4は、中心軸Oから半径方向に延長さ
れ、その端部4bは外側目盛板2と内側目盛板3
との間の溝7を越えて外側目盛板2の角度目盛2
bに合致している。角度定規4にはその上面に中
心軸Oから半径方向に、特に第3図に示す直線状
の蟻溝4cが形成され、該蟻溝の両側に最小目盛
0.5mmから成る半径方向長さ目盛4dが設けられ
ている。蟻溝4cには上面に係合穴5aが設けら
れ指針6を受容するようにしたスライダ5が嵌合
して該蟻溝に沿つて摺動できるようになつてい
る。指針6は、彫刻機の一部に取り付けられ刃具
の移動範囲を決定するものであり、スライダ5の
係合穴5aに係合する先端6aを有し、該先端に
よつて該スライダを角度定規4の蟻溝4cに沿つ
て摺動させ、また該スライダを介して該角度定規
を中心軸Oを中心に矢印A,Bで示すように外側
及び内側目盛板2,3の円周方向へ回動すること
ができるようになつている。
角度定規4の蟻溝4cにはスライダ5の両側に
該スライダの半径方向長さを規制するための一対
のスライダ用ストツパ16,18が摺動自在に嵌
合していて、該ストツパには半径方向長さ規制用
ストツパねじ19,20が夫々螺合しており、該
ストツパねじを締めることによりストツパ16,
18を夫々半径方向長さ目盛4dに関して任意の
位置に固定することができるようになつている。
また角度定規4にはその端部4b付近において
角度規制用ねじ21が螺合し、該ねじは外側目盛
板2と内側目盛板3との間の円形の溝7を貫通
し、かつ該溝に合致して基板8に形成されて該溝
よりも幅の広い案内溝22に摺動自在に嵌合した
角度規制用駒23に螺合している。従つて角度規
制用ねじ21を締めることにより角度定規4を外
側目盛板2及び内側目盛板3に関して任意の角度
位置に固定することができるようになつている。
第2図及び第4図において、基板8の案内溝2
2には一対の角度定規用ストツパ駒24,25が
摺動自在に嵌合しており、該ストツパ駒には溝7
を貫通して角度定規用ストツパねじ26,28が
夫々螺合し、該ストツパねじを締めることによ
り、ストツパ駒24,25は外側目盛板2と内側
目盛板2に関して任意の角度位置に固定されるよ
うになつている。
また角度定規4には、角度規制用ねじ21に近
接してこれから中心軸O方向へ所定の間隔をおい
て設けられたねじ穴4eに割出点係合ねじ29が
螺合しており、該割出点係合ねじを締めることに
よりその下端(図示せず)が角度定規4の下面に
突出して、該角度定規を中心軸Oを中心に回動さ
せることによりその下端が内側目盛板3の割出点
3aに順次係合するようになつている。また、角
度定規4には割出点係合ねじ29から中心軸Oの
方向へ所定の間隔をおいて別のねじ穴4fが設け
られており、該ねじ穴に割出点係合ねじ26を螺
合させることにより該ねじの下端は内側目盛板3
の別の割出点3bに順次係合するようになつてい
る。また角度定規4の先端4bには、第5図に示
すように、外側目盛2bに対して該角度定規の位
置を決めるための目盛線4gが設けられている。
第5図において、彫刻機用治具装置1は従来の
彫刻機30との組合せで使用されるものであつ
て、彫刻機30は、基台31に装着されたアーム
32と、該アームに連結したパンタグラフ33
と、該パンタグラフと連動する刃具34とを備え
ており、該刃具はプーリ35及びベルト36を介
してモータ(図示せず)により回転させられるよ
うになつている。
彫刻機用治具装置1は、基台31に装着された
治具取付台38に複数のカレン39により固定さ
れるようになつている。また基台31には刃具3
4の下方に蟻溝40aが形成されたテーブル40
が装着されており、該テーブルには被加工物であ
るテンプレート41がカレン42により固定され
彫刻がなされるようになつている。
パンタグラフ33は、リンク33a,33b及
び33cで構成されており、該パンタグラフはつ
まみ44が設けられたレバー43と連動するよう
に連結し、該レバーの自由端43aには指針6が
取外し自在に装着されている。またパンタグラフ
33のリンク33cはアーム32の揺動中心32
aに枢着されており、その枢着点はリンク33c
の実効長さを2対1の比で分割した点であり、指
針6の移動量がレバー43及びパンタグラフ33
を介して刃具34に1/2の伝達比で伝達される
ようになつている。
作 用 本発明は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明する。第1図、第5図及び
第6図において、例えばテンプレート41に長手
方向の両側が所定の半径rを有する180゜の円弧部
50a,50bで夫々囲まれた陸上競技のトラツ
ク状図柄50を彫刻する場合について説明する。
最初にレバー43のつまみ44を持つて指針6
をその先端6aによつてスライダ5の係合穴5a
に係合させ、次いで角度定規4を回動させてその
先端の目盛線4gを外側目盛板2の角度目盛2b
を参照して0゜に合致させる。この結果刃具34は
レバー43及びパンタグラフ33を介して0゜位置
に設定される。この状態で彫刻機用治具装置1を
治具取付台38にカレン39によつて固定する。
次いでスライダ5を角度定規4の蟻溝4cに沿
つて半径方向長さ目盛4dを参照しながら中心軸
Oに関して半径方向に摺動させて指針6を該中心
軸から円弧50aの所定の半径rの2倍の長さ2r
に設定してからその位置で一対のスライダ用スト
ツパ16,18によりスライダ5を挾持して固定
し、刃具34が描くべき円弧50aの所定の半径
rの位置を決定する。
次いで角度定規4を角度目盛2bを参照して0゜
位置から矢印A,Bで示すように時計方向へ90゜
及び反時計方向へ90゜円周方向に回動させて実線
で示す位置を越えて角度定規4が時計方向へ移動
しないように、また破線で示す位置を越えて角度
定規4が反時計方向に移動しないように夫々角度
定規用ストツパ27,28を固定して角度定規4
の移動範囲を決定する。従つて指針6と連動する
レバー43及び該レバーと連動してかつ揺動中心
32aを中心に揺動するパンタグラフ33は実線
で示す位置と破線で示す位置との間で揺動するよ
うに規制され、刃具34の矢印A,Bで示す方向
における移動角度範囲が決定する。
次いで角度定規4を0゜位置に再度戻して刃具3
4を0゜位置に設定し、テンプレート41の所定の
部分を適宜刃具34に合致させて該テンプレート
をテーブル40にカレン42によつて固定する。
次いでモータに電源を投入してベルト36及び
プーリ35を介して刃具34を回転させ、次いで
角度定規4を角度目盛2bの90゜と270゜間の右半
分の180゜の範囲で矢印A,Bで示す円周方向に回
動させることにより刃具34が矢印A,Bのよう
に動いて左側の円弧部50aがテンプレート41
の所定の場所に彫刻される。
次いでモータの回転を停止させて後、トラツク
状図柄50の直線部50c,50dの長さlだけ
テンプレート41を左方に水平移動させて固定し
てから角度定規4を角度目盛2bの90゜と270゜間
の左半分の180゜の範囲で角度定規用ストツパ2
6,28によつて規制し、モータを回転させて矢
印C,Dで示すように回動させて刃具34を矢印
C,Dのように動かして右側の円弧部50bをテ
ンプレート41の所定の場所に彫刻する。
次いでモータの回転を再度停止させてから角度
定規4を角度目盛2bの0゜に戻して該角度定規を
角度規制用ねじ21及び角度規制用駒23によつ
てその位置に固定して刃具34の0゜位置を決め、
次いで角度定規4の半径方向長さ目盛4dを参照
してスライダ5によつて指針6の移動範囲を中心
軸Oからトラツク状図柄50の直線部lの2倍に
定めてこれを半径方向長さ規制用ストツパ16,
18によつて規制する。
次いでテンプレート41を、テーブル40を第
6図中上下方向に半径rだけ上方又は下方へ垂直
移動させることによつて同方向に同量移動させ、
直線50c又は50dを中心軸Oと揺動中心32
aとを結ぶ中心線Lに一致させる。
次いで指針5を介してスライダ5をスライダ用
ストツパ16,18で規制された範囲で蟻溝4c
に沿つて長さ2lだけ摺動させることによりトラ
ツク状図柄50の直線部50c又は50dが彫刻
される。
このように彫刻機用治具装置1における外側目
盛板2の円周方向の角度目盛2bと該角度目盛の
中心軸Oを中心に回動する角度定規4を適宜使用
することにより任意の半径の円弧、円及び任意の
長さの直線をテンプレート又は製品自体に彫刻す
ることができ、分度器や定規等を使用する必要が
ない。
次に、第1図、第5図及び第7図においてテン
プレート41に任意の半径rでかつ180゜の円弧部
51aを任意の長さl1の放射状の目盛線通称ひげ
51bを12等分に刻んだ図柄51を彫刻する場合
について説明する。
この場合は図柄51の円弧部51aは第6図に
おけるトラツク状図柄50の円弧部50aを彫刻
する場合と同じ手法で角度目盛2bの180゜と270゜
との間で角度定規4を矢印A,Bで示すように回
動させることにより彫刻することができ、このと
きスライダ5は指針6を中心軸Oから半径方向に
円弧部51aの所定の半径rに相当する半径方向
長さ目盛4dの位置に、即ち中心軸Oから半径2
rの位置に設定した状態で一対のスライダ用スト
ツパ16,18により挾持されて固定されてい
る。そしてこの状態で円弧部51aの彫刻を行
う。
このようにして円弧部51aを彫刻して後、角
度定規4を角度目盛2bの0゜位置に戻して彫刻機
30の刃具34を0゜位置に設定する。次いで外方
のスライダ用ストツパねじ20をゆるめてスライ
ダ用ストツパ18を自由としてから指針6を介し
てスライダ5を蟻溝4cに沿つて半径方向外方へ
摺動させて指針6の移動範囲を半径方向長さ目盛
4dを参照して彫刻すべきダイヤル目盛51bの
長さl1の2倍の長さ2l1に定めてその位置において
スライダ5をスライダ用ストツパ18で規制す
る。
次いで割出点係合ねじ29を半径方向外方のね
じ穴4eに締め込み、その下端を角度定規4の下
面から突出させてこれを角度目盛2bの0゜におけ
る凹陥割出点3aに係合させる。これにより刃具
34の0゜位置が決定し、次いで指針6を介してス
ライダ5を一対のスライダ用ストツパ16,18
の間で長さ2l1だけ摺動させることによりレバー
43及びパンタグラフ33を介して刃具34は伝
達比1/2で長さl1の範囲で半径方向に移動して
図柄51の円弧部51aの0゜位置において目盛線
51bの1つが彫刻される。
次いで角度定規4を角度目盛0゜から矢印A又は
Bで示す方向へ15゜回動させると割出点係合ねじ
26は次の凹陥割出点3aに係合し、その位置で
角度規制用駒23を固定して、角度定規4の円周
方向への移動を規制して後、指針6を介してスラ
イダ5を一対のスライダ用ストツパ16,18の
間で長さ2l1だけ摺動させることにより次の目盛
線51bが彫刻される。
このようにして同様の動作を角度目盛2bの
180゜の範囲で繰り返すことにより円弧部51aを
12等分する目盛線51bが彫刻される。また割出
点3aを選択的に使用することにより円弧部51
aを6等分又は3等分に分割することもできる。
また必要に応じて360゜を26等分した凹陥割出点
3bを適宜使用することにより円弧部51aを角
度目盛2bでは割り出せないような所望の角度で
等分することができる。この場合、割出点係合ね
じ26をねじ穴27から外して半径方向に内方の
別のねじ穴4fに螺合させ、その下端を角度定規
4の下面から突出させる。この状態で角度定規を
回動させると割出点係合ねじ26は凹陥割出点3
bに順次係合して円弧部51aに関して刃具34
の角度位置を順次決定する。従つて凹陥割出点3
bを選択的に使用することにより円弧部51aを
目盛線51bで所望の角度に等分することができ
る。
このようにして第8図に示す各種の図柄、例え
ば図柄52,53,54等を容易にかつ正確にテ
ンプレート41又は製品自体に彫刻することがで
き、分度器や定規又は割出盤を使用する必要がな
く、また面倒な角度計算をする必要もない。
効 果 本発明は、上記のように構成され、作用するも
のであるから、一体的に構成された外側目盛板と
内側目盛板に関して、更に一体的に組み合わされ
た角度定規を指針及びスライダを介して円周方向
に所定の角度範囲で回動させ、また指針によつて
該スライダを角度定規に沿つて半径方向に所定の
範囲で移動させることにより彫刻機の刃具の円周
方向の移動範囲及び半径方向の移動範囲を決定す
ることができるため、種々多様な図柄を任意の寸
法で効率的かつ正確にテンプレート又は製品自体
に彫刻することができるという効果が得られる。
また外側目盛板と内側目盛板は基板上に同心状に
配設され、角度定規は該両目盛板の中心軸を中心
に回動するように配設されており、かつスライダ
は角度定規に形成された半径方向の蟻溝に摺動自
在に嵌合しているため、その構造はコンパクト
で、かつその動作は確実であり、更にその操作は
容易で特別の熟練を要することなく使用すること
ができるという効果が得られる。また外側目盛板
に円周方向の角度目盛を、角度定規に半径方向長
さ目盛を、内側目盛板に360゜の1/13、1/26等の角
度目盛では割り出せない複数の凹陥割出点を夫々
設けたので、各種のダイヤル目盛等の図柄を分度
器、定規又は割出盤等を別途必要とせず、また複
雑な計算を必要としないで行うことができ、彫刻
作業の作業能率を飛躍的に向上させることができ
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図は本発明の実施例に係り、第
1図は彫刻機用治具装置の斜視図、第2図は第1
図の―矢視縦断面図、第3図は第2図の―
矢視縦断面図、第4図は第1図の―矢視縦
断面図、第5図は彫刻機用治具装置を彫刻機に取
り付けて彫刻作業を行つている状態を示す斜視
図、第6図は特定図柄の彫刻における彫刻機用治
具装置と彫刻機との関連動作を示す平面図、第7
図は別の特定図柄の彫刻における彫刻機用治具装
置と彫刻機との関連動作を示す平面図、第8図は
テンプレートと該テンプレートに彫刻された各種
の図柄を示す平面図、第9図は従来例に係り、彫
刻機用治具装置としての円板(レコード板)を示
す平面図である。 1は彫刻機用治具装置、2は外側目盛板、2b
は角度目盛、3は内側目盛板、3a,3bは凹陥
割出点、4は角度目盛、4dは半径方向長さ目
盛、5はスライダ、16,18はスライダ用スト
ツパ、6は指針、24,25は角度定規用ストツ
パ駒、29は割出点係合部材、30は彫刻機、3
4は刃具、Oは中心軸である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 彫刻機との組合せで使用され該彫刻機の刃具
    の動きを決定し被加工物に所望の彫刻を施すよう
    にしたものにおいて、円周方向に設けられた角度
    目盛を有する外側目盛板と、該外側目盛板の該角
    度目盛の中心軸に枢着され該中心軸から半径方向
    に延長されて該角度目盛と協働しかつその長手方
    向に半径方向長さ目盛を有する角度定規と、前記
    外側目盛板と内側目盛板との間に形成された円形
    の案内溝内に摺動自在かつ固定可能に配設された
    一対の角度定規用ストツパ駒と、前記角度定規の
    前記半径方向長さ目盛に沿つて摺動自在に嵌合し
    前記彫刻機の一部に取り付けられ前記刃具の移動
    範囲を決定する指針を受容するようにしたスライ
    ダと、前記角度定規に摺動自在かつ固定可能に配
    設された一対のスライダ用ストツパとを備えたこ
    とを特徴とする彫刻機用治具装置。 2 彫刻機との組合せで使用され該彫刻機の刃具
    の動きを決定し被加工物に所望の彫刻を施すよう
    にしたものにおいて、円周方向に設けられた角度
    目盛を有する外側目盛板と、該外側目盛板の該角
    度目盛の中心軸に枢着され該中心軸から半径方向
    に延長されて該角度目盛と協働しかつその長手方
    向に半径方向長さ目盛を有する角度定規と、前記
    外側目盛板と内側目盛板との間に形成された円形
    の案内溝内に摺動自在かつ固定可能に配設された
    一対の角度定規用ストツパ駒と、前記角度定規の
    前記半径方向長さ目盛に沿つて摺動自在に嵌合し
    前記彫刻機の一部に取り付けられ前記刃具の移動
    範囲を決定する指針を受容するようにしたスライ
    ダと、前記角度定規に摺動自在かつ固定可能に配
    設された一対のスライダ用ストツパとを備え、前
    記内側目盛板は前記外側目盛板の前記角度目盛と
    同心状に配設され該角度目盛よりも半径方向内方
    に複数の凹陥割出点が設けられ、更に前記角度定
    規に装着されて該角度定規下面に出没し該凹陥割
    出点に係合して該角度定規の割出位置を決定する
    割出点係合部材を設けたことを特徴とする彫刻機
    用治具装置。
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