JPH052268Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH052268Y2 JPH052268Y2 JP1984167265U JP16726584U JPH052268Y2 JP H052268 Y2 JPH052268 Y2 JP H052268Y2 JP 1984167265 U JP1984167265 U JP 1984167265U JP 16726584 U JP16726584 U JP 16726584U JP H052268 Y2 JPH052268 Y2 JP H052268Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jig
- long groove
- fixed
- workpiece
- dowel pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 21
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
本考案はワークを位置決めする治具に関するも
ので、多種少量生産における加工全般の治具とし
て広く利用できるものである。
ので、多種少量生産における加工全般の治具とし
て広く利用できるものである。
(従来の技術)
従来ワークに精密な孔加工を行う場合には第6
図に示す様なノツクピンにより位置決めを行う治
具が使用されていた。すなわち、20はワークで
治具に設けたノツクピン25に嵌合する孔21が
あり、22は治具板で多数のネジ孔22a,22
b……があり、23は治具で長溝24とノツクピ
ン25が固定されている。ワーク20を固定する
場合には、治具23を治具板22にネジ26によ
り軽く固着し、ノツクピン25の位置、即ち治具
板上のX方向及びY方向の位置を測定後、ネジ2
6にて確実に治具板上に固定し、次に他の治具3
0を(鎖線で示す)ワークのノツクピン孔に相当
する位置に正確に固定するものである。この結果
ワーク20はノツクピン25及び31により正し
く固定され、孔あけ等の精密な加工を行うことが
できるものである。
図に示す様なノツクピンにより位置決めを行う治
具が使用されていた。すなわち、20はワークで
治具に設けたノツクピン25に嵌合する孔21が
あり、22は治具板で多数のネジ孔22a,22
b……があり、23は治具で長溝24とノツクピ
ン25が固定されている。ワーク20を固定する
場合には、治具23を治具板22にネジ26によ
り軽く固着し、ノツクピン25の位置、即ち治具
板上のX方向及びY方向の位置を測定後、ネジ2
6にて確実に治具板上に固定し、次に他の治具3
0を(鎖線で示す)ワークのノツクピン孔に相当
する位置に正確に固定するものである。この結果
ワーク20はノツクピン25及び31により正し
く固定され、孔あけ等の精密な加工を行うことが
できるものである。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしこの様な従来の治具は、ワークのノツク
ピンの位置が変つた場合、特に長溝と直角方向に
変位させる場合には、治具を取りはずし後、再度
取付調整する必要がある。取付ネジをそのままに
してノツクピン位置の調整は困難であるために調
整範囲が狭く、又治具を治具板に固定する場合
に、固定のためのネジ締付けロツク時にボルト端
面にスラストが働き、ノツクピンの位置決めがワ
ンタツチできまらない。即ち、ノツクピンを固定
した治具がネジ回転方向について動き易いという
問題点がある。
ピンの位置が変つた場合、特に長溝と直角方向に
変位させる場合には、治具を取りはずし後、再度
取付調整する必要がある。取付ネジをそのままに
してノツクピン位置の調整は困難であるために調
整範囲が狭く、又治具を治具板に固定する場合
に、固定のためのネジ締付けロツク時にボルト端
面にスラストが働き、ノツクピンの位置決めがワ
ンタツチできまらない。即ち、ノツクピンを固定
した治具がネジ回転方向について動き易いという
問題点がある。
そこで本考案は上記従来技術の問題点を解消し
取付ネジを取りはずことなくノツクピン位置を調
整する場合に調整範囲が広く、かつ正確にワーク
を治具板に固定できる多種少量生産に適した治具
の構造をその技術的課題とするものである。
取付ネジを取りはずことなくノツクピン位置を調
整する場合に調整範囲が広く、かつ正確にワーク
を治具板に固定できる多種少量生産に適した治具
の構造をその技術的課題とするものである。
(問題点を解決するための手段)
上記技術的課題を解決するために講じた手段
は、位置決めスペーサの端部にノツクピンを固着
し、中央部に段部を有する円形孔を設け、前記位
置決めスペーサの円形孔に相対回転可能に嵌合す
る長溝を有する長溝リングを設け、二本の取付ネ
ジにて前記長溝を通して、位置決めスペーサを長
溝リング及び治具板に挟持された形で長溝リング
と共に治具板に固定するものである。
は、位置決めスペーサの端部にノツクピンを固着
し、中央部に段部を有する円形孔を設け、前記位
置決めスペーサの円形孔に相対回転可能に嵌合す
る長溝を有する長溝リングを設け、二本の取付ネ
ジにて前記長溝を通して、位置決めスペーサを長
溝リング及び治具板に挟持された形で長溝リング
と共に治具板に固定するものである。
(作用)
上記技術的手段は次のように作用する。すなわ
ち、ワークを前記万能位置決め治具にて固定し、
加工後、ワークが変更し、ワークに設けたノツク
ピンの位置が変更になつた場合には、取付ネジを
僅かゆるめることにより、ノツクピンを固定した
位置決めスペーサは長溝リングの円形の外周を自
由に360°回転することができ、更に長溝リングの
長溝方向にスライドすることにより、ノツクピン
による調整範囲は非常に広範囲となる。
ち、ワークを前記万能位置決め治具にて固定し、
加工後、ワークが変更し、ワークに設けたノツク
ピンの位置が変更になつた場合には、取付ネジを
僅かゆるめることにより、ノツクピンを固定した
位置決めスペーサは長溝リングの円形の外周を自
由に360°回転することができ、更に長溝リングの
長溝方向にスライドすることにより、ノツクピン
による調整範囲は非常に広範囲となる。
ノツクピンの位置を変更する場合には位置決め
スペーサのノツクピン位置をダイヤルゲージなど
により正確に測定後、ネジにて治具板に固着し、
長溝リングの段付部の全円周で長溝リングと別体
である位置決めスペーサを固定するために、取付
ネジを2本としても取付ネジを緩めることによる
長溝リングに対する位置決めスペーサの相対回転
が可能となる。このため、一方の取付ネジの最終
締付け時のスラストによる位置決めスペーサのつ
れ回りは他方の取付けネジにより規制させること
ができ、ネジの最終の締付時に回転方向のつれ回
りがまつたく無く位置決めスペーサを正確に固着
できるのである。
スペーサのノツクピン位置をダイヤルゲージなど
により正確に測定後、ネジにて治具板に固着し、
長溝リングの段付部の全円周で長溝リングと別体
である位置決めスペーサを固定するために、取付
ネジを2本としても取付ネジを緩めることによる
長溝リングに対する位置決めスペーサの相対回転
が可能となる。このため、一方の取付ネジの最終
締付け時のスラストによる位置決めスペーサのつ
れ回りは他方の取付けネジにより規制させること
ができ、ネジの最終の締付時に回転方向のつれ回
りがまつたく無く位置決めスペーサを正確に固着
できるのである。
(実施例)
以下、考案による具体的な実施例について説明
する。
する。
1は治具板で板上には複数のネジ孔1a,1
b,1c……が適宜間隔に設けられている。
b,1c……が適宜間隔に設けられている。
2は本考案の万能位置決め治具で、3は位置決
めスペーサで、円形の孔4及び段付孔5があり、
6はノツクピンである。7は長溝リングで円形の
中央部に長溝8があり、長溝リングの下方端には
段付円9があり、11a,11bは取付ネジであ
る。10はワークでノツクピンの挿入孔10aが
ある。
めスペーサで、円形の孔4及び段付孔5があり、
6はノツクピンである。7は長溝リングで円形の
中央部に長溝8があり、長溝リングの下方端には
段付円9があり、11a,11bは取付ネジであ
る。10はワークでノツクピンの挿入孔10aが
ある。
以上の構成において、その作用を述べれば、位
置決めスペーサ3の円形孔4に長溝リング7を挿
入し、長溝リング7の長溝8に取付ネジ11a,
11bを挿入し治具板のネジ孔1x,1yに固着
する場合に、長溝リングの段付部9は位置決めス
ペーサ5に嵌合し、段付部で確実に固着できるも
のである。
置決めスペーサ3の円形孔4に長溝リング7を挿
入し、長溝リング7の長溝8に取付ネジ11a,
11bを挿入し治具板のネジ孔1x,1yに固着
する場合に、長溝リングの段付部9は位置決めス
ペーサ5に嵌合し、段付部で確実に固着できるも
のである。
次にワークのノツクピン位置が変更になつて、
位置決めスペーサを移動する場合には、取付ネジ
11a,11bを少しゆるめ、位置決めスペーサ
3を前記円形孔4を枢軸部として360°、ただちに
回転することが可能であり、図面寸法により位置
決めスペーサ3のノツクピン6の位置を適宜移動
固着するものである。この様にして治具板上の他
の位置決めスペーサも移動することにより、2つ
のノツクピンの位置を正しく固定し次にワークを
ノツクピンにより固着し、加工孔あけ等の加工を
行うものである。
位置決めスペーサを移動する場合には、取付ネジ
11a,11bを少しゆるめ、位置決めスペーサ
3を前記円形孔4を枢軸部として360°、ただちに
回転することが可能であり、図面寸法により位置
決めスペーサ3のノツクピン6の位置を適宜移動
固着するものである。この様にして治具板上の他
の位置決めスペーサも移動することにより、2つ
のノツクピンの位置を正しく固定し次にワークを
ノツクピンにより固着し、加工孔あけ等の加工を
行うものである。
第4図は本考案による位置決めスペーサのノツ
クピン6の移動範囲を12で示したものであり、
鎖線で示す13は位置決めスペーサの移動例であ
る。
クピン6の移動範囲を12で示したものであり、
鎖線で示す13は位置決めスペーサの移動例であ
る。
第5図のワーク14はノツクピン孔の位置が同
一平面にない場合のワークで、この場合の位置決
めスペーサ15,16の取付部の厚さをH1及び
H2に示すように相違させることによりワークの
取付、加工が可能である。
一平面にない場合のワークで、この場合の位置決
めスペーサ15,16の取付部の厚さをH1及び
H2に示すように相違させることによりワークの
取付、加工が可能である。
(本考案による特有の効果)
本考案は次の特有の効果を有する。すなわち、
ワークを固定するために、取付ネジをゆるめて治
具に設けたノツクピンの位置を移動させる範囲が
広く、かつ治具の固着によりつれ回りが無く正確
に固定できるが、更に、治具の調整時間がきわめ
て短時間で調整ができ、取付面が広いために安定
した加工ができ多種少量生産でしばしば位置決め
治具を調整する場合に極めて効果のあるものであ
る。
ワークを固定するために、取付ネジをゆるめて治
具に設けたノツクピンの位置を移動させる範囲が
広く、かつ治具の固着によりつれ回りが無く正確
に固定できるが、更に、治具の調整時間がきわめ
て短時間で調整ができ、取付面が広いために安定
した加工ができ多種少量生産でしばしば位置決め
治具を調整する場合に極めて効果のあるものであ
る。
第1図は本実施の平面図であり、第2図は第1
図の要部のA〜A断面図である。第3図は要部を
分解した斜視図である。第4図は要部の移動範囲
を示す説明図である。第5図は他の実施例を簡略
した側面図である。第6図は従来例で、イは側部
断面図で、ロは要部の斜視図である。 1……治具板、2……万能位置決め治具、3…
…位置決めスペーサ、6……ノツクピン、7……
長孔リング、8……長溝。
図の要部のA〜A断面図である。第3図は要部を
分解した斜視図である。第4図は要部の移動範囲
を示す説明図である。第5図は他の実施例を簡略
した側面図である。第6図は従来例で、イは側部
断面図で、ロは要部の斜視図である。 1……治具板、2……万能位置決め治具、3…
…位置決めスペーサ、6……ノツクピン、7……
長孔リング、8……長溝。
Claims (1)
- 治具板に多数のネジ孔を設け、治具の先端部に
ノツクピンを固定して、ワークを治具板上にノツ
クピンにて固定する治具において、位置決めスペ
ーサの端部にノツクピンを固着し、中央部に段部
を有する円形孔を設け、前記位置決めスペーサの
円形孔に相対回転可能に嵌合する長溝を有する長
溝リングを設け、二本の取付ネジにて前記長溝を
通して、位置決めスペーサを長溝リング及び治具
板に挟持された形で長溝リングと共に治具板に固
定する万能位置決め治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984167265U JPH052268Y2 (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984167265U JPH052268Y2 (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6181837U JPS6181837U (ja) | 1986-05-30 |
JPH052268Y2 true JPH052268Y2 (ja) | 1993-01-20 |
Family
ID=30725066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984167265U Expired - Lifetime JPH052268Y2 (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052268Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BR112013006640A2 (pt) * | 2010-09-30 | 2016-06-28 | Fcs System Srl | estrutura modular para pré-formas de suporte |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4314958Y1 (ja) * | 1964-04-10 | 1968-06-22 | ||
JPS6036020A (ja) * | 1983-08-06 | 1985-02-25 | 天野実業株式会社 | 減圧フライ用装置 |
-
1984
- 1984-11-02 JP JP1984167265U patent/JPH052268Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4314958Y1 (ja) * | 1964-04-10 | 1968-06-22 | ||
JPS6036020A (ja) * | 1983-08-06 | 1985-02-25 | 天野実業株式会社 | 減圧フライ用装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6181837U (ja) | 1986-05-30 |
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