JPH0753881Y2 - 距離割出治具 - Google Patents

距離割出治具

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JPH0753881Y2
JPH0753881Y2 JP1989020583U JP2058389U JPH0753881Y2 JP H0753881 Y2 JPH0753881 Y2 JP H0753881Y2 JP 1989020583 U JP1989020583 U JP 1989020583U JP 2058389 U JP2058389 U JP 2058389U JP H0753881 Y2 JPH0753881 Y2 JP H0753881Y2
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JP
Japan
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jig
distance
mold
edge
indexing
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JP1989020583U
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JPH02110456U (ja
Inventor
辰夫 徳重
進 藤田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金型の端縁から所定距離の位置に傾斜面を形
成するための距離割出治具に関する。
〔従来の技術〕
一般に、金型の表面に凹部を設ける場合であって、この
凹部に傾斜面を形成する場合には、第2図に示すよう
に、金型1を支持台2に取付け、かつこの支持台2を回
動機構3によって所定角度θ傾斜させた後に、研削装置
によって凹部4の傾斜面5を形成している。この場合、
研削加工するに際して、金型1の端縁6を基準にして、
あらかじめ設定された距離Lを割出して研削位置を決定
する必要がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述したように、金型1の端縁6から所定距
離Lを割出す場合には、従来、第3図に示すように、断
面矩形状の治具本体7に直角状の切欠部8を形成した距
離割出治具を用いて行っていた。そして、この距離割出
治具にあっては、その端面9と金型1の端縁6との距離
はあらかじめ設定できているから、この端面9からの距
離を割出すことによって、研削位置を円滑に決定するこ
とができる。
しかしながら、上記従来の距離割出治具においては、金
型1の端縁6にセットした場合に、その端面9が正確に
垂直面に設定されている必要があるから、形成する傾斜
面5の傾斜角度θが異なった場合には、その距離割出治
具は使用できず、傾斜角度θが異なる毎にそれぞれ専用
の距離割出治具をそろえる必要があり、多数の距離割出
治具を用意しなければならないという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、金型に形成する凹部の傾斜面の傾斜角
度が変わった場合であっても、1つの治具で対応でき、
多数の治具を用意する必要がない上に、任意の傾斜角度
に柔軟に対処できる距離割出治具を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の距離割出治具は、
円筒状の治具本体に、その中心軸を含みかつ相互に直行
する2つの平面に沿って切除してなる中心角90度の扇状
の切欠部が設けられていることを特徴としている。
〔作用〕
本考案の距離割出治具にあっては、円筒状の治具本体に
形成された扇状の切欠部を金型の端縁に押し当てること
によって、金型の傾斜角度が変わっても、治具本体の外
周面と金型の端縁との距離が変化しないため、治具本体
の外周面から容易に研削位置を割出すことが可能であ
る。また、治具本体が円筒状に形成されているので、特
別なぬすみ部を形成することなく治具本体と金型との干
渉を回避して、治具本体の中心軸線を金型の角部に一致
させることが可能となる。
〔実施例〕
以下、第1図に基づいて本考案の一実施例を説明する。
第1図中符号10は本考案の距離割出治具を示すもので、
この距離割出治具10は、円筒状の治具本体11に、該治具
本体11の中心に一致する中心角90度の扇状の切欠部12が
形成されたものである。すなわち、この切欠部12は、治
具本体11の中心軸を含みかつ相互に直角な2平面によっ
て治具本体11の90度の扇状の部分を切除することにより
形成されてなるものである。
上記のように構成された距離割出治具10を用いて、傾斜
面5の位置を割出す場合には、第2図に示す支持台2上
に金型1をセットし、回動機構3によって形成するべき
傾斜面5の傾斜に合わせて傾斜角度θを設定する。次い
で、上記距離割出治具10の切欠部12の二つの面12a、12a
を金型1の端縁6を構成する二つの面1a、1bにそれぞれ
密着させる。この状態において、治具本体11の外周面と
金型1の端縁6との距離は、治具本体11の外周面の曲率
半径Rに一致している。すなわち、治具本体11は円筒状
に形成されているので、金型1の端縁6との干渉が回避
され、その中心軸が端縁6に正確に一致させられること
になる。そして、研削装置14に付設されたダイアルゲー
ジ15を用いて、治具本体11の外周面と傾斜面5の延長面
(鉛直面)との距離l(=L−R)を割出せばよい。こ
れにより、金型1の端縁6から所定距離L離間した位置
に凹部4の傾斜面5を容易に形成することができる。
また、上記傾斜角度θが変わった傾斜面5であっても、
金型1をその傾斜角度θに応じて回動傾斜した状態で上
述したのと同様の操作を行えばよい。
また、本実施例においては、円筒状の治具本体11を採用
しているので、その中心軸にを中心とした扇状の切欠部
12を形成するだけで、特別な肉ぬすみ部を設けることな
く治具本体11と金型2の端縁6との干渉を回避して、距
離割出治具10をその中心軸が金型1の端縁6に正確に一
致させられた状態に取り付けることができるものであ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本発明の距離割出治具は、円筒状
の治具本体に、その中心軸を含みかつ相互に直行する2
つの平面に沿って切除してなる中心角90度の扇状の切欠
部が設けられているものであるから、円筒状の治具本体
に形成された扇状の切欠部を金型の端縁に押し当てるこ
とによって、金型の傾斜角度が変わっても、治具本体の
外周面と金型の端縁との距離が変化しないため、治具本
体の外周面から容易に研削位置を割出すことができ、任
意の傾斜角度の傾斜面を形成するのに一つの治具で対応
でき、かつ円滑に金型に傾斜面を有する凹部を形成する
ことができる。
また、治具本体が円筒状に形成されているので、その中
心軸近傍に特別な肉ぬすみ部を形成することなく、金型
の端縁との干渉を避けることができる。その結果、距離
割出治具の中心軸と金型の端縁とを正確に一致させて、
研削加工の加工精度を向上することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2図は金型
に傾斜面を有する凹部を形成する場合の説明図、第3図
は従来の距離割出治具の説明図である。 1……金型、5……傾斜面、6……端縁、L……距離、
10……距離割出治具、11……治具本体、12……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型の端縁から所定距離の位置に傾斜面を
    形成するための距離割出治具であって、 円筒状の治具本体に、その中心軸を含みかつ相互に直交
    する2つの平面に沿って切除してなる中心角90度の扇状
    の切欠部が設けられていることを特徴とする距離割出治
    具。
JP1989020583U 1989-02-23 1989-02-23 距離割出治具 Expired - Lifetime JPH0753881Y2 (ja)

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JP1989020583U JPH0753881Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 距離割出治具

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JP1989020583U JPH0753881Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 距離割出治具

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JPH02110456U JPH02110456U (ja) 1990-09-04
JPH0753881Y2 true JPH0753881Y2 (ja) 1995-12-13

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5374235B2 (ja) * 2009-05-26 2013-12-25 ファナック株式会社 傾斜した回転軸上の加工基準点の測定に用いられる回転テーブルのワーク取り付け機構または測定治具、および測定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6053443U (ja) * 1983-09-16 1985-04-15 トヨタ自動車株式会社 工作機械の芯出し治具
JPS6120210U (ja) * 1984-07-11 1986-02-05 三菱マテリアル株式会社 芯出し治具
JPS6146139U (ja) * 1984-08-31 1986-03-27 トヨタ自動車株式会社 傾斜加工原点割出し用治具

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JPH02110456U (ja) 1990-09-04

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