JPH02500457A - 支持体の構成に用いる組立部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 支持体の構成に用いる組立部品 本発明は、請求項１の上位概念に記載したフレームアッセンブリ（支持体）の構 成に用いる組立部品に係るものである。

上述の形式を有する既知の支持体（ドイツ連邦共和国実用新案第８３３０９６９ 号）は、骨組みの構築に役立つものである。既知の組立部品においては、それぞ れ９０°の角度で相対する４つの外面を具えた球状の接続結節を設け、かかる接 続結節ではそれぞれの外面に、ひとつの側に向って開いたスリットを具え、かか るスリットは内部に向ってＴ形状に拡がる。この開いたスリットには、Ｔ形溝の 形状に適合した掛は全頭部を挿入することが可能であり、これらの頭部は、それ ぞれ支持アームの前端部に設ける。接続結節は中央のねし山を有し、ねじ山に対 して一直線に延在する支持管に具えたねしボルトを介し、接続結節は前記支持管 に挿入可能である。垂直支持アームの掛は全頭部を装着した後、閉鎖ディスクを 設け、接続結節を付属した垂直の支持管にねし固定した場合、ねじボルトをひね る際に固定補助としても役立つ中間子を介して、前記閉鎖ディスクは掛は全頭部 を固く保持する。このようにして構築した骨組みは、それぞれ直立に相対する垂 直および水平のアームからのみ形成する。かかる骨組みの構成は、ねじ止め作業 が必要であるため時間がかかる。更に、全体構成は、必要部品の個数が多く、ま た相関的な取り付けであるためコストが嵩む。

また、アームから形成した構造体に用いる結節接続（ドイツ連邦共和国特許出願 公開第２４５７６７４号公報）も既知であるが、かかる接続は、互いに直角に延 在するアームからのみ構成するのではない骨組み構造または鉄骨構造に用いる支 持枠の構成を可能とする。かかる構成においては、接続結節として、空洞の半球 体に形成した素子を具え、この素子には大円から長手方向に延在するスリットを 設け、かかるスリットには、対応するねじビンおよびナツトまたはねじ頭を具え た支持アームの端部を様々な角度で挿入することができる。したがって、前記接 続結節を用いて正四面体または立方体として構成した支持体の基本素子が形成さ れ、支持体はこうした多くの基本素子から合成する。当然のことながら上記のよ うな支持体においては、ひとつには、必要な部品の生産コストが比較的高い；取 り付けが面倒であり、接続結節として働く半球体の内部はねし頭またはナツトを 把むために到達可能であるか、あるいは門状の頭部と共にスリットの後へ移動す る場合、支持管を後発的にねじることを避けるための措置を講することが前提と なる。こうしたシステムの組み立ては、個々の支持アームをねじ止めする必要が あるため、時間と手間がかかる。

更に、公知の構成（ドイツ建築新聞、第３号、１９６７年、２２６頁）において は、アルミニウムまたは特に強度の点でスチールから成る管状アームの平滑な端 部は、切り込みを有し、接続結節の対応するスリットに軸線方向で形状結合する よう挿入する。固定位置をめるため取り付けに手間がかかる。使用目的に応じて 様々な押出成型した接続結節および適合するアームを具えなければならない。

本発明の課題は、特に見本市会場の施設に用いるために、構造設計が簡単で、安 定性に優れ、９０°から外れた角度でも接続可能な支持アームを有する支持体を 容易に組み立て−および解体可能な支持体を構成する組立部品を提案することに ある。

この課題を解決するため、本発明は、前述した形式の組立部品において、請求項 １に記載したことを特徴とするものである。かかる措置により、支持アームは極 めて容易に、その端部を接続結節の円筒状クリップに形状結合して挿入し、比較 的大きな面積で生じる形状結合を介して、局部的に発生する力をごく僅かに保つ ことができる。かくして、支持体の安定性を損うことなく、通常の支持システム に使用される強度よりも低い強度の材料を接続結節のみならず支持管にも用いる ことが可能となる。

請求項２および３の特徴に従い、支持管の平滑につぶした端部に、遊端を巻くこ とによってビードを形成するのが有利である。即ち、かかる措置によって、掛は 金部分を含む円筒状末端部にも拘らず、支持管は一体化したもので有り得る。そ のため構成は容易となり、掛は金部分と本来の支持管との接続個所には何ら問題 が生じない。

請求項４および５の特徴に従い、支持アームは、共通するひとつの接続結節を用 いて、接続結節から様々なレベルで敷設することができ、その結果、ピラミッド 状または正四面体に構成した支持体用の基本素子を形成することが極めて容易に 可能となる。いかなる場合においても、平滑につぶした管の遊端を巻くことによ って生じるビードを一方の側から接続結節の室に導入し、これらの室において、 ねじ固定したディスクを介しビードを固定するだけで充分であり、かかるディス クは請求項６および７の特徴に従い、特に容易に形成することができる。

本発明においては、円筒状と一層を対応する室へ容易に手で掛けることが可能と なるよう、ビードと室の間には比較的大きなあそびが許される。しかしながら、 支持体においては、生じる引張力または圧縮力に応じて、例えば上部弦および下 部弦の接続個所すべてにおける許容偏差が累積するため、特に追加される荷重と は無関係にたるみは不可避である。ここで、この弊害を除去するため、本発明で は、請求項９および１０の特徴に従い、二つのタイプの接続結節を設け、かかる 結節はそれぞれ引張力または圧縮力を受ける支持体の接続個所に装着する。この いわゆる引張結節または圧縮結節は、アームのビードが密接する室の側に許容偏 差が生じないように設置する。そのため、接続結節の室へ円筒状ビードを容易に 導入するための充分なあそびがあるにも拘らず、許容偏差による支持体のたわみ は回避することができる。

以下、図示実施例につき本発明を一層具体的に説明する。

第１図は、５個の接続結節および８本の支持アームから構成する支持体用の基本 素子の側面図、 第２図は、第１図に示す基本素子の平面図、第３図は、第１図に示す基本素子の 底面に延在する支持アームの１本を示した平面図、 第４図は、第３図に示す支持アームの側面図、第５図は、第１図に示す基本素子 の対角平面に敷設した支持アームを示した平面図、 第６図は、第５図に示す支持アームの側面図、第７図は、接続結節に配置する２ 本の支持アームの端部を図解して透視した部分図、 第８図は、第７図に示す接続結節を装着した支持管とともに示した平面図、 第９図は、本発明による組立部品から成る支持体を第１図および第２図に示した 基本素子を用いて示した構成図である。

第１図および第２図に示す支持体を構成する基本素子は、本発明による組立部品 からつくり上げたものであり、第９図で示すように、他の同種の基本素子と組み 合わせて支持体を形成する。第１図および第２図の基本素子においては、ひとつ の正方形の底面および二等辺三角形の４つの側面を有するピラミッド形状におけ る基底面に配置した４本の支持アーム（１）を具え、かかるアームはそれぞれの 端部がプロフィール（３）で保持され、その構造は第７図および第８図に説明す る。正方形の角に配したプロフィール（３）からは、４本の支持アーム（２）が 対角線状の上方にピラミッドの中央へと延び、かかるピラミッドの中では、直立 した中軸（１１）の底面に対して垂直に第５のプロフィール（３）が位置する。

支持アーム（２）は、底面に対して角度（α）で延在し、実施例においては、こ の角度は３７．５°である。第２図の平面図における角度（β）は４５°である 。

第３図および第４図に示すそれぞれの支持アーム（１）は、両端部を平滑につぶ した管から成り、この管は、はぼ円筒形状のビード（８）に推移する平坦な領域 （１ａ）を具える。

二つのビード（８）の軸線（１２）は、管（１）の軸線（１′）に対して垂直に 位置する。ビード（８）は、管（１）の平坦な端部領域（１ａ）における遊端（ ｌｂ）（第８図）を巻くことによって形成する。このことは、管（１）およびそ の接続領域を一体として容易に構成できることが有利である。しかしまた、平滑 につぶした領域（１ａ）には、領域（１ａ）の高さを有する半円筒状のストライ プを鋲で固定するか、あるいは半球形または長円形の鋳造を領域（１ａ）におい て、それぞれ両側に向けて具えることも可能であるため、第３図の平面図では、 はぼ円形の断面が生じ、上述のように、この断面は、プロフィール（３）の円筒 状の室（６）へ挿入するのに役立つ。

第５図および第６図に示す対角線状に敷設した支持管（２）は、基本的に同様の 構成を有する。これらの支持管（２）もまた、その端部は平滑につぶし、支持管 （２）の軸線（２′）に対して角度（α）で延在する領域（２ａ）に位置する。

ここでもまた支持管（１）の場合と同様に、遊端はビードのように巻いであるた め、はぼ円筒形状のビード（８′）が生じ、かかるビードの軸線もまた支持管（ ２）の軸線（２′）に対して角度（α）で延在する。前述のように、実施例にお ける角度（α）は３７．５°である。

第７図および第８図に示すように、第１図および第２図の基本素子を構成するた め−そして当然のことながら更に別の支持アームを支持体に取り付けるため一支 持アーム（１）ないし支持アーム（２）をそれぞれのビード（８）と共に円筒状 の室（６）の前端側へ導入するだけで充分であり、それだけで支持管（１）をプ ロフィール（３）に固定することができる。実施例においては、プロフィール（ ３）は、軸線方向の長さくｈ）を有する引抜いたプロフィールとして形成し、前 記長さは支持アーム（工ないし２）のビード（８，８’）の高さと一致する。例 えばアルミニウムから成る引抜いたプロフィールには、周囲に均等に配分してス リット（４）を配置し、かかるスリットはそれぞれ割り当てられた円筒状の室（ ６）に通じ、それらの室の軸線はスリット（４）に対して平行に延在し、また円 筒状に形成したプロフィール（３）の軸線（１３）に対しても平行に延在する。

室（６）から外へ通じるスリット（４）の幅は、平滑につぶした支持管（工ない し２）の端部領域（１ａ）の幅よりも少し広く形成する。室（６）の直径は、ビ ード（８ないし８′）の直径にほぼ一致し、これらのビードは、平滑につぶした 端部領域（１ａ）の遊端（１ｂ）を巻く際に生ずる。このようにして、ビードを 容易に室へ挿入するのに役立つあそびが少ないにもに拘らず、ビード（８ないし ８′）をプロフィール（３）に装入した後、堅固な形状結合が生じ、この結合は 支持アーム（１ないし２）をプロフィール（３）に保持するためには充分である 。ビード（８，８’）および室（６）の形状結合で隣接する面積は比較的大きい 。その結果、面への加圧は比較的小さく保つことができるため、アルミニウムか ら支持管（１と２）をつくることも可能である。本発明による組立部品で製作し た支持体は、比較的軽量に構成することができる。このことは、例えば構築に必 要な個りの部品を設置前と解体後にそれぞれ別の場所に運搬を必要とするような 例えば見本市および展示会の施設を構築する場合に重要である。軽い個別部品の 取り扱いも一層容易である。

第７図に示すように、プロフィール（３）は、プロフィール（３）と同じ直径の ディスク（５ａ）を介して下側を遮断する。組立に必要な支持アーム（工ないし ２）のすべてのビード（８ないし８′）がプロフィールに装着されているならば 、上側は、ディスク（５ａ）と同じように形成した別のディスク（５）を用いて 遮断することができる。この目的のために、ディスク（５）は、その中央に固定 配置したねじ（９）を具え、かかるねじは、プロフィール（３）を通って延在す る穿孔（１４）の対応するねじ山にねじ込むことができる。ディスク（５）−お よび同様にディスク（５ａ）−は、周囲にぎざぎざ（１５）を具えているため、 容易かつ迅速に手でねじ山（１０）にねじ込むことができる。更に、工具を装着 するための凹所（１６）は、インバス開口の形状としても形成することができ、 最終的に堅固なねじ固定が可能となる。

第１図および第２図から明らかなように、そこに示した基本素子から支持体を第 ９図に従って構成することが可能であり、基本素子のピラミッドにおける底面に 敷設した支持アーム（１）にそれぞれ連なり、隣接するピラミッドの支持アーム （１）を前記支持アームと一直線上に敷設可能であり、隣り合うふたつのピラミ ッドの先端は、接続部材（１７）を介して接合でき、かかる接続部材は支持アー ム（１）から成る。しかしながら、ここでは明確化のために、符番（１）の代り に符番（１７）を用いた。

当然のことながら、更に短い対角線支柱を追加することにより、第１図および第 ２図に示す基本素子として働くピラミッドの底面を強化することも可能であり、 前記対角線支柱は、第２図の平面図で示すように、斜め上方へ延在する支持アー ム（２）の下に位置し、その長さは正方形底面の半分に相当する。

勿論、ピラミッド形状で底面が正方形の基本素子の代りに他の形状のものを具体 化することも可能である。回転対称としてプロフィール（３）に配置した８つの 室によって、最高８本の支持アームをプロフィール（３）の軸線に対して垂直に 延在するレベルまたは角度（α）で配置することが可能となり、その際、角度（ α）も可変である。第３図〜第６図に示すふたつの支持管（１と２）およびディ スク（５，５ａ）、場合によっては更に前述の対角線支柱を具えたプロフィール （３）から成る組立部品を用いると、通常望まれるあらゆる形態の支持体を充分 に実現することができる。既述のように、ビード（８，８’）と割り当てた室（ ６）の間にはそれぞれ一定のあそびを設けることにより、工具を用いずにビード を容易に室へ装入することができる。このために厳守すべき許容偏差を設けた結 果、４つの外角でそれぞれ支柱（Ｓ）を用いて床上に立ち、場合によっては更に 矢印（Ｂ）の方向に荷重するならば、第９図に示したような支持体は中央でたわ む。

そのため、スパンがより広い場合、使用した支柱の長さおよび接続結節の個数に 応じて一実施例では長手方向と並んで一中央の支持体は相当にたわむこととなる 。かかるたわみは数ｃｍにも達し、場合によっては視覚によっても認められる。

このたわみを避けるため、異なるふたつのタイプの接続結節を具えることができ 、かかる結節は基本的に同じ構造であるが、第８図に示した寸法（ＡおよびＤ） では互いに相違する。

そこで、例えば第９図の支持体においては、−下方に支えた屋根に−いわゆる引 張結節（３”）および圧縮結節（３′）を具え、かかる結節は、それぞれ支持体 の下側ベルトに一引張結節（３”）−ないし上側ベルトに一圧縮結節（３’）− を組み込むことができる。更に明白なように、第９図による支持体におけるすべ ての圧縮結節（３′）は圧縮力を、それに対し引張結節（３”）は引張力を負荷 する。

引張−および圧縮結節は、引張結節（３”）における寸法（Ｄ）および等しい室 断面で依存する寸法（Ａ）が圧縮結節（３′）における寸法よりも、ビード（８ ，８１と室（６）の間の許容偏差合計の分だけ小さくなるように構成する。その ため、すべての許容差は圧縮結節（３′）の場合には外側へ、引張結節の場合は 反対に中心に向って移行する。それによって支持体の許容差に依存するたわみを 防止する。

第７図および第８図に依る直径約４５閣の接続結節を例にとると、引張結節（３ ”）の寸法（Ｄ）は例えば約３１．５ｎａｎ、圧縮結節の場合には３３．５ｍｍ に及ぶことがある。したがって室（６）の直径は約９陶とした。許容偏差の合計 は、接続結節光たり約１ｍｍ（各ビードと室の間のあそびは約０．２５ｍｍ）で あるため直径の寸法（Ｄ）では２胴の違いが生じる。

言うまでもなく、寸法の偏差およびそれに伴う圧縮−および引張結節の寸法（Ｄ ）における相違は他にも有り得る。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．支持アーム（１，２）および少くとも１個の接続結節（３）から成る支持体 の構成に用いる組立部品であって、前記結節は、互いに平行して延在し、片側が 開いたいくつものスリット（４）を具え、かかるスリットには、支持アーム（１ ，２）の前端部に取り付けたスリット（４）よりも幅の広い掛け金頭部を形状結 合して挿入し、スリット（４）の開いた側を覆うディスク（５）によって保持す るものにおいて、スリット（４）は、これに対して平行に延在するほぼ円筒状の 室（６）に通じること、および掛け金頭部（７）は、支持アーム（１，２）の平 滑に押しつぶした端部（１ａ，２ａ）において、室（６）の長さに対応し、室（ ６）の断面に適合した肥厚部分（８）として形成したことを特徴とする組立部品 。
2. ２．第１項記載の組立部品において、肥厚部分は、ほぼ円筒状のビード（８）と して形成したことを特徴とする組立部品。
3. ３．第１項又は第２項に記載の組立部品において、ビード（８）は、平滑に押し つぶした管状端部（１ａ，２ａ）の遊端（１ｂ）を巻くことによって形成したこ とを特徴とする組立部品。
4. ４．第１項〜第３項のいずれか１に記載の組立部品において、ビード（８）は、 支持アーム（１）の軸線に対し９０°の角度で延在することを特徴とする組立部 品。
5. ５．第１項〜第３項のいずれか１に記載の組立部品において、ビード（８′）は 、支持アーム（２）の軸線（２′）に対し９°から外れた角度（α）で延在する ことを特徴とする組立部品。
6. ６．第１項記載の組立部品において、接続結節（３）は、貫通した室（６）を伴 い、引抜いて長手方向に切断したプロフィールとして形成したこと、および室（ ６）は、プロフィールにねじ固定したディスク（５，５ａ）によって両側が閉鎖 可能であることを特徴とする組立部品。
7. ７．第６項記載の組立部品において、少くとも１枚のディスク（５）は、中央に ねじ（９）を装入したぎざ付きディスクとして形成し、前記ねじは、接続結節（ ３）の前端部に配した中央のねじ山（１０）に挿入することを特徴とする組立部 品。
8. ８．第６項記載の組立部品において、プロフィール（３）の軸線に対し回転対称 として延在する８個の室（６）を具えることを特徴とする組立部品。
9. ９．第１項記載の組立部品であって、肥厚部分のサイズの許容偏差および室の断 面は、掛け金頭部が容易に室へ導入可能となるように選択したものにおいて、二 種類の接続結節、引張接続部材および圧力接続部材を具えること、および室は許 容偏差から生じる程度だけ、引張接続部材においては接続結節の中央に向って、 また圧力接続部材においては逆に外側へ向って変位して配置したことを特徴とす る組立部品。
10. １０．第２項および第９項に記載の組立部品において、円筒状の室の中軸線は、 直径上に位置し、かかる直径は、圧力接続部材における対応した直径に比べて、 引張部材において、許容偏差から生じる程度だけ小さいことを特徴とする組立部 材。