JPH024955A - 発色金属シートの製造方法、発色金属シートおよび発色金属微小片 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は任意の色に発色された発色金属シートの製造方
法、発色金属シートおよび発色金属微小片に関する。

「従来の技術」 従来の金属シートは表面にメツキを施して発色させたり
、あるいは塗料を塗布して各種の色に発色させている。

したがって、前者は発色の色の種類が極端に少なく、利
用分野が限られるという欠点がある。

また後者は他種類の色に発色させることができるが、金
属シートより塗料が脱落しやすく、耐久性に掛けるとい
う欠点があった。

「本発明の目的」 本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、任意の色に容
易に発色させることができるとともに、長期間使用して
も脱落したり、退色しりすることを防止することのでき
る発色金属シートの製造方法および発色金属シートを得
るにある。

本発明の他の目的はシート本体が金属材、合成樹脂材等
１２０℃以下で燃焼しない材料であれば使用することが
でき、各種の用途に使用することのできる発色シートの
製造方法および発色金属シートを得るにある。

「本発明の目的を達成するだめの手段」本発明は金属材
料でシート本体を形成するシート本体製造工程と、この
シート本体製造工程で製造されたシート本体の表面にイ
オンビームスパッタリング法によって任意の色に発色さ
せたチタン、チタン合金、あるいは窒化チタンのコート
被膜を少なくとも一層以上形成する発色ヨー１〜工程と
を含むことを特徴としている。

また、本発明は１２０℃以下で燃焼しない合成樹脂材等
でシート本体を形成するシート本体製造工程と、このシ
ート本体製造工程で製造されたシート本体の表面にイオ
ンビームスパッタリング法によって任意の色に発色させ
たチタン、チタン合金、あるいは窒化チタンのコート被
膜を形成する発色コート工程とを含むことを特徴として
いる。

さらに、本発明は金属材料で薄肉シート状に形成された
シート本体と、このシート本体の表面にイオンビームス
パッタリング法によって任意の色に発色させたチタン、
チタン合金、あるいは窒化チタンのコート被膜を少なく
とも一層以上形成したことを特徴としている。

また、本発明は１２０℃以下で燃焼しない合成樹脂材等
の非金属で薄肉シート状に形成されたシート本体と、こ
のシート本体の表面にイオンビームスパッタリング法に
よって形成された任意の色に発色されたチタン、チタン
合金、あるいは窒化チタンのコート被膜とからなること
を特徴としている。

さらに、本発明は金属材料で薄肉シート状に形成された
シート本体と、このシート本体の表面にイオンビームス
パッタリング法によって任意の色に発色させたチタン、
チタン合金、あるいは窒化チタンのコート被膜を少なく
とも一層以上形成した発色金属シートをフレーク状の微
小片に切断して形成したことを特徴ととしている。

「本発明の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本発明の詳細な 説明する。

第１図ないし第３図の実施例において、１は金属材料（
合金も含む）２をシート状のシート本体３に形成するシ
ート本体製造工程で、このシート本体製造工程１で使用
される金属材料２はＡＱ、Ａｕ、ｐｔ、ｐｄ等の貴金属
、貴金属合金あるいはこれら貴金属、貴金属合金以外の
金属材料が用いられる。

また、シート本体３は厚さが０．１〜１００ミクロンに
なるように形成される。

なお、シート本体３は所定寸法に切断たものを複数個ロ
ールシートに貼りけて、次の工程を容易にできるように
してもよい。

４は前記シート本体製造工程１で製造されたシート本体
３の表面にイオンビームスパッタリング法によって任意
の色に発色させたチタン、チタン合金あるいは窒化チタ
ンのコート被膜５を形成する発色ヨー１〜工程で、この
発色コーｌ〜工程４はシート本体３の表面にイオンビー
ムスパッタリング法によって形成されるコート被膜５の
膜厚を７００オンゲスト・ロームから７０００オンゲス
ｌ〜ロームの任意に設定することにより各種の干渉色に
発色させる。

また、イオンビームスパッタリング時の炉内酸化の度合
によって、ヨー１〜被膜５を各種の色に発色さゼても良
いし、また、イオン媒体のアルゴンガスを窒素ガスに替
えることにより、イオン窒化コートとして、黄金色に限
定して発色させてもよい。

「本発明の実施例の作用」 上記製造方法で製造された発色金属シート６は神社、仏
閣等の柱や壁面に接着固定されて使用されたり、各種の
装飾シー］・とじて使用される。

「本発明の異なる実施例」 次に第４図ないし第１３図に示す本発明の異なる実施例
につぎ説明する。なお、これらの実施例の説明に当って
、前記本発明の実施例と同一構成部分には同一符号を付
して重複する説明を省略する。

第４図ないし第６図の実施例において、前記本発明の実
施例と主に異なる点はシート本体製造工程ＩＡで、この
シート本体製造工程１Ａはシート本体３を形成した後、
表面を化学研摩、物理研摩等で鏡面仕上げする鏡面仕上
げ工程７を行なった点で、このようにして鏡面仕上げさ
れたシート本体３Ａを用いて発色コート工程４を行なう
ことにより、各種の光輝色に発色させた発色金属シート
６Ａを製造することができる。

第７図ないし第９図の実施例において、前記本発明の実
施例と主に異なる点はシート本体製造工程１Ｂで、この
シート本体製造工程１Ｂはシート本体３を形成した後、
表面を熱処理、化学的処理、物理的処理等で粗面仕上げ
する粗面仕上げ工程８を行なった点で、このようにして
粗面仕上げされたシート本体３Ｂを用いて発色コート工
程４を行なうことにより、各種の重厚な光輝色に発色さ
せた発色金属シート６Ｂを製造することができる。

第１０図ないし第１２図の実施例において、前記本発明
の実施例と主に異なる点はシート本体製造工程１Ｃで、
このシート本体製造工程１Ｃは合成樹脂材等の１２０℃
以下で燃焼しない金属類以外の非金属材料を用いてシー
ト本体３Ｃを製造している。

このようにして製造されたシート本体３Ｃを用いて発色
コート工程４を行なうことにより、各種の色に発色され
た発色金属シート６Ｃを製造することができる。

第１３図の実施例において、前記本発明の実施例と主に
異なる点は発色コート工程４後に発色金属シート６をフ
レーク状の微小片に切断する切断工程９を行い発色金属
微小片１０を形成した点で、このように形成された発色
金属微小片１０はニカワなどのバインダーを用いて、絵
画、文字や数字等を記入する場合の塗料やインキ化りに
用いることができる。

また、有機バインダーと混合して、衣裳や靴、カバンな
どに印刷したり、塗装したりして、固着する。対象物が
硬質材であれれば紫外光線に反応して固着する有機バイ
ンダーを用いる。

さらに、別の使用方法として１０ミクロン以下の透明な
ポリエステルフィルム等のコート被膜を発色させたフィ
ルムを微少片に切断し、これを有機バインダーと混合し
、フロンガスなどのスプレー用ガスと共に容器内に収納
保存し、必要に応じて頭髪や人体の一部、ペット、車、
舞台装飾、ホームインテリア等にエアゾルとしてスプレ
ーして用いる。いずれも、コートしたベース自体の表面
が鏡面光沢であることがコートの光輝色を維持し、微少
片にすることで発色効果は相互にミラー効果を相乗させ
、装飾用フレークパウダーとして機能する。これは、発
色シートの表面を鏡面仕上げ後、わざわざ粗面仕上げし
、この表面の干渉色を乱反射させて、光輝色を顕著にす
る効果の応用例でもある。

なお、発色ロー１−工程は１Ｏ−５Ｔ　ｏ　ｒ　ｒ以下
の高真空または１０’Ｔ　ｏ　ｒ　ｒ以下で真空清浄し
た後にアルゴンガスを導入したアルゴンガス雰囲気の炉
内でシート本体の表面にイオンビームスパッタリング法
によってチタン、チタン合金あるは窒化チタンのヨー１
〜被膜を形成した後、加熱酸化法、化学酸化法、陽極酸
化法で各種の色に発色させても良い。

また、前記本発明の実施例ではシート本体の表面に一層
のツー１〜被膜を形成するものに付いて説明したが本発
明はこれに限らず二層以上のコート被膜を形成して、重
厚な色に発色させてもよい。

「本発明の効果」 以上の説明から明らかなＪζうに、本発明にあっては次
に列挙する効果がある。

（１）金属材料でシート本体を形成するシート本体製造
工程と、このシート本体製造工程で製造されたシート本
体の表面にイオンビームスパッタリング法によって任意
の色に発色させたチタン、チタン合金、あるいは窒化チ
タンのコート被膜を少なくとも−Ｍ以上形成する発色コ
ー（・工程とからなるので、ツー１〜被膜が各種の色に
発色するチタン、チタン合金あるいは窒化チタンである
ため、各種の色に発色させた発色金属シートを製造する
ことができる。したがって、神社、仏閣等の柱や壁面に
接着固定される装飾シートとして使用することができる
。

（２）前記（１）によって、比較的工程が簡単であるの
で、容易に製造することができる。

（３）前記（１）によって、従来使用されている設備を
用いて製造することができる。したがって、設備費をか
けることなく製造することができる。

（４）前記（１）によって、シート本体の表面にイオン
ビームスパッタリング法によってコート被膜を少なくと
も一層以上形成しているので、コート被膜がシート本体
に強固に固着され、コート被膜がシート本体から外れる
のを確実に防止することができる。

（５）請求項２．３．４も前記（１）〜（４）と同様な
効果が得られる。

（６）請求項５によって、発色金属微小片１０を形成す
ることができる。したがって、絵画、文字や数字等を記
入する場合の塗料やインキ化りにニュアークビジュアル
ディスプレーとして用いることがとできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略工程図、第２図は
シート本体の説明図、第３図は本発明の発色金属シート
の説明図、第４図ないし第６図、第７図ないし第９図、
第１０図ないし第１２図、第１３図はそれぞれ本発明の
異なる実施例を示す説明図である。 １．１Ａ、ＩＢ、１Ｃ：シート本体製造工程、２：金属
材料、 ３．３Ａ、３Ｂ、３Ｃ：シート本体、 ４：発色コート工程、　５：コート被膜、６．６Ａ、６
Ｂ、６Ｃ：発色金属シート、７：鏡面仕上げ工程、　８
：粗面仕上げ工程、９：切断工程、　　　　１０：発色
金属微小片。 特　　許　　出　　願　　人 藤　　好　　盛　　道 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）金属材料でシート本体を形成するシート本体製造工
   程と、このシート本体製造工程で製造されたシート本体
   の表面にイオンビームスパッタリング法によって任意の
   色に発色させたチタン、チタン合金、あるいは窒化チタ
   ンのコート被膜を少なくとも一層以上形成する発色コー
   ト工程とを含むことを特徴とする発色金属シートの製造
   方法。 ２）１２０℃以下で燃焼しない合成樹脂材等でシート本
   体を形成するシート本体製造工程と、このシート本体製
   造工程で製造されたシート本体の表面にイオンビームス
   パッタリング法によつて任意の色に発色させたチタン、
   チタン合金、あるいは窒化チタンのコート被膜を形成す
   る発色コート工程とを含むことを特徴とする発色金属シ
   ートの製造方法。 ３）金属材料で薄肉シート状に形成されたシート本体と
   、このシート本体の表面にイオンビームスパッタリング
   法によって任意の色に発色させたチタン、チタン合金、
   あるいは窒化チタンのコート被膜とからなることを特徴
   とする発色金属シート。 ４）１２０℃以下で燃焼しない合成樹脂材等の非金属で
   薄肉シート状に形成されたシート本体と、このシート本
   体の表面にイオンビームスパッタリング法によって形成
   された任意の色に発色されたチタン、チタン合金、ある
   いは窒化チタンのコート被膜とからなることを特徴とす
   る発色金属シート。 ５）金属材料で薄肉シート状に形成されたシート本体と
   、このシート本体の表面にイオンビームスパッタリング
   法によって任意の色に発色させたチタン、チタン合金、
   あるいは窒化チタンのコート被膜を少なくとも一層以上
   形成した発色金属シートをフレーク状の微小片に切断し
   て形成したことを特徴とする発色金属微小片。