JPH0247221Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0247221Y2
JPH0247221Y2 JP18840284U JP18840284U JPH0247221Y2 JP H0247221 Y2 JPH0247221 Y2 JP H0247221Y2 JP 18840284 U JP18840284 U JP 18840284U JP 18840284 U JP18840284 U JP 18840284U JP H0247221 Y2 JPH0247221 Y2 JP H0247221Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
engine
blade
shroud
fan shroud
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18840284U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61103519U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18840284U priority Critical patent/JPH0247221Y2/ja
Publication of JPS61103519U publication Critical patent/JPS61103519U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0247221Y2 publication Critical patent/JPH0247221Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジン用冷却フアン装置の改良に関
する。
(従来の技術) 自動車あるいは産業機械用エンジンに用いられ
るラジエータとエンジンとの間に設けられる冷却
フアンは、通常、第4図のように構成されてい
る。ところがこの場合フアンブレード5とフアン
シユラウド4の隙間よりラジエータ3方向に空気
が逆流し、そのためフアン1によつて吸込まれる
風量が実質的に減少するとともに逆流分を補うた
めにフアン回転数を上昇させると騒音が増大する
という問題があつた。これを回避するにはフアン
ブレード5とフアンシユラウド4とのクリアラン
スを小さくすれば良いのであるが、エンジン2や
ラジエータ3は振動や騒音の防止のため第5図の
ように車体や基盤に対してラバーマウント9を介
して取付けられることが多く、その場合フアンブ
レード5とフアンシユラウド4との接触を避ける
ためには両者間のクリアランスをある程度大きく
とる必要があり、クリアランスの削減は困難であ
つた。
(考案が解決しようとする問題点) これに対して、第6図のようにフアンシユラウ
ド4をフアン1とともにエンジン側に取付けて相
対変位を生じないようにしたり、あるいは実開昭
57−188913号に開示された考案ののように、フア
ンをモータで駆動するものとしてフアン、モータ
及びフアンシユラウドをすべてラジエータ側に取
付けることにより、前記クリアランスを小さくす
る工夫も既に知られているが、フアンシユラウド
の形状が複雑になつたり、専用のモータを必要と
するなどコストがかかるのが難点である。
本考案は以上のような問題を解決して、簡単な
構造で騒音が少なく風量が多いエンジン用冷却フ
アン装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、、エンジンに冷却フアンを取付け、
ラジエータに固設したフアンシユラウドにより該
冷却フアンに空気を導くようにしたエンジン用冷
却フアン装置において、フアンブレードの吸込み
側部分の回転直径をフアンシユラウド直径より小
さく構成する一方、該ブレードの吹出し側部分の
外周部にフアンシユラウド直径を上回る回転直径
を有する張出し翼をブレード先端方向に形成し、
フアンシユラウドを、前記吸込み側部分を覆い、
かつ吹出し側部分に近接して開口するように配置
している。
(作用) フアンブレードの吹出し側外周端に張出し翼を
形成しこの吹出し側部分をフアンシユラウドの近
接外部で回転させることにより、逆流現象が起き
にくくなり、また張出し翼により空気の吹出しが
広角度になるためフアン後方のエンジンによる流
れの抵抗の影響が相対的に低下してフアンの効率
が向上する。
(実施例) 第1図〜第3図に本考案の実施例を示す。
1は冷却フアンであり、エンジン2に取付けら
れ、ラジエータ3の後方に配置される。ラジエー
タ3には該ラジエータ3を通り抜けて冷却フアン
1へ吸込まれる空気の流れをガイドする筒形のフ
アンシユラウド4が固設される。冷却フアン1の
フアンブレード5は吸込み側部6と吹出し側部7
により構成され、吸込み側部6はフアンシユラウ
ド4の直径より小さな回転直径を有し、また吹出
し側部7は外周部に先端方向に向かつて伸びる張
出し翼8を備え、フアンシユラウド4の直径より
大きな回転直径を有する。フアンシユラウド4は
前記吸込み側部6を覆い、その後端は吹出し側部
7に近接して開口部を形成する。
以上の構成による本考案の実施例の作用を次に
説明する。冷却フアン1を回転駆動するとラジエ
ータ3を通り抜けた空気は冷却フアン1に吸込ま
れ、エンジン2の方向へ送られる。その際に、吹
出し側部7に設けられた張出し翼8が吸い込んだ
空気の一部を遠心方向へ吹出すため、冷却フアン
1の空気の吹出し方向が広角度になる。この吹出
しの広角度化により、エンジン3にぶつかる軸方
向の空気流が減少するため、フアン後流において
空気の流れを阻害するエンジン2の影響が相対的
に低下してフアンの効率が向上する。
また、フアンブレード5の張出し翼8がフアン
シユラウド4の後方に近接して吸込み側部6とフ
アンシユラウド4の間の隙間をカバーするように
回転するため、エンジン2にぶつかつて乱流化し
た空気が隙間から逆流しにくくなる。
このようにして逆流現象が起きにくくなる結
果、フアンの効率が向上し、上述の吹出しの広角
度化による抵抗の相対的低減と相乗的に作用して
風量が増加する。
このようにして風量が増加すると、冷却フアン
1の回転数を相対的に低下させることが可能とな
り、フアン駆動に伴う発生騒音も低減される。
(考案の効果) 以上のように本考案は、フアンブレードの吹出
し側部にフアンシユラウド直径を上回る回転直径
を有する張出し翼を設けてブレードを二段構成と
し、小径の吸込み側部がフアンシユラウドの内部
で回転する一方、大径の吹出し側部はフアンシユ
ラウド開口部の直後に近接して回転するようにし
たため、フアンブレードとフアンシユラウドの間
の隙間から空気が逆流しにくくなるとともに、エ
ンジンルーム内への空気の吹出しが広角度にな
り、エンジンにぶつかる空気量が相対的に減少す
るため流れの抵抗が低減され、したがつて通風効
率が良く風量の多い冷却フアンとすることができ
る。また、風量を従来通りに設定すればその分フ
アンの回転数を落すことが可能なため、フアンの
回転に伴う騒音が低下し、エンジン全体として騒
音防止効果を著しく高められる。
本考案はフアンブレードに張出し翼を設けるの
みで、フアンシユラウドの構造には何ら手を加え
ずに実施できるのでコスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図
は同実施例におけるフアンブレードの断面図、第
3図は同じくフアンブレードの斜視図であり、第
4図から第6図までは従来例を示す側面図であ
る。 1……冷却フアン、2……エンジン、3……ラ
ジエータ、4……フアンシユラウド、5……フア
ンブレード、8……張出し翼。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンに冷却フアンを取付け、ラジエータに
    固設したフアンシユラウドにより該冷却フアンに
    空気を導くようにしたエンジン用冷却フアン装置
    において、フアンブレードの吸込み側部分の外周
    をフアンシユラウドで覆い、該ブレードの吹出し
    側部分の外周部にフアンシユラウド直径を上回る
    回転直径を有する張出し翼を形成したことを特徴
    とするエンジン用冷却フアン装置。
JP18840284U 1984-12-12 1984-12-12 Expired JPH0247221Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18840284U JPH0247221Y2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18840284U JPH0247221Y2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61103519U JPS61103519U (ja) 1986-07-01
JPH0247221Y2 true JPH0247221Y2 (ja) 1990-12-12

Family

ID=30745867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18840284U Expired JPH0247221Y2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0247221Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10384532B2 (en) 2015-03-06 2019-08-20 Komatsu Ltd. Work vehicle
JPWO2018185846A1 (ja) * 2017-04-04 2020-02-13 株式会社小松製作所 作業車両

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61103519U (ja) 1986-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0159520B1 (ko) 원심 성분 요소를 가진 축류팬
AU605042B2 (en) Shrouding for engine cooling fan
JPS5836169B2 (ja) 電動フアン・ユニツト
JPH1054388A (ja) 遠心送風機
JP3120411B2 (ja) 多翼送風機
JPH0247221Y2 (ja)
JP2838955B2 (ja) 送風装置
JP3882324B2 (ja) 遠心ファン
JP2002201944A (ja) 軸流ファン
JPH0247276Y2 (ja)
JP3445056B2 (ja) 画像形成装置の通風装置
JP2792915B2 (ja) 電動送風機
JPS61104194A (ja) 扇風機
JP2985563B2 (ja) 送風装置の保護ネット
JPH07119697A (ja) 多翼送風機
JPH0772559B2 (ja) 軸流ファン構造
JPH0687695U (ja) 軸流送風機
JP2564135Y2 (ja) 冷却ファン装置
JP3575557B2 (ja) 送風機
JPH0751251Y2 (ja) 回転軸直結遠心投射機
KR19990020857A (ko) 송풍성이 양호한 저소음 냉각 팬
JP2781377B2 (ja) ブロア
JPS6335163Y2 (ja)
JPS5827115Y2 (ja) 送風機
JPS5830047Y2 (ja) カイテンシキデンキカミソリ