JPH0234392A - 被熱転写シート - Google Patents

被熱転写シート

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JPH0234392A
JPH0234392A JP63186484A JP18648488A JPH0234392A JP H0234392 A JPH0234392 A JP H0234392A JP 63186484 A JP63186484 A JP 63186484A JP 18648488 A JP18648488 A JP 18648488A JP H0234392 A JPH0234392 A JP H0234392A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱転写シートと組み合わせて使用する被熱転
写シートに関する。
(従来の技術) 従来、被熱転写シートの被熱転写層を構成する樹脂とし
て、ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリカプロラクトン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等
を単独又は混合物あるいは共重合体として使用できるこ
とが知られている(例えば、特開昭61−144394
号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような樹脂を被熱転写層とする被熱転写シートに
おいては9通常熱転写シートからサーマルドツトによっ
て被熱転写層へ移動する昇華型染料が移動し易い(熱転
写し易い)場合は、熱転写は容易であるが、被熱転写像
の安定性に欠けるという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するものであって、その
目的は、容易に熱転写することができ。
しかも、安定性に優れた転写像を形成し得る被熱転写シ
ートを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は上記の課題を解決するなめに鋭意研究の結
果、シート基材上に特定の熱可塑性ポリエステル樹脂及
び2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート
化合物を主体とするコーティング剤層を被熱転写層とし
て形成することにより、上記の課題が解決されることを
見出し1本発明に到達した。
すなわち1本発明は、昇華型染料を含有する色材層を熱
転写シート基材上に有する熱転写シートと組み合わせて
使用する被熱転写シートであって。
シート基材上に、下記の熱可塑性ポリエステル樹脂(A
)及び(B)と2個以上のイソシアネート基を有するイ
ソシアネート化金物を主体とするコーティング剤層を被
熱転写層として有することを特徴とする被熱転写シート
を要旨とするものである。
熱可塑性ポリエステル樹脂(A): 芳香族ジカルボン酸成分90〜100モル%及び脂肪族
又は脂環族ジカルボン酸成分10〜0モル%を主たる酸
成分とし、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
物成分30〜80モル%及び炭素数2〜6の脂肪族ジア
ルコール成分70〜20モル%を主たるアルコール成分
とするガラス転移温度50〜90℃、相対粘度1.3以
上のポリエステル樹脂。
熱可塑性ポリエステル樹脂(B): 芳香族、ジカルボン酸成分90〜100モル%及び脂肪
族又は脂環族ジカルボン酸成分10〜θモル%を主たる
酸成分とし、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付
加物成分30〜80モル%及ヒ炭素数2〜6の脂肪族ジ
アルコール成分70〜罰モル%を主たるアルコール成分
とし、4モル%以下の3価以上の多価カルボン酸成分及
び多価アルコール成分の少なくとも一方を含み、ガラス
転移温度50〜90℃、相対粘度1.2以上1.3未満
の分岐ポリエステル樹脂。
ただし、相対粘度は、フェノールとテトラクロルエタン
の等重量混合溶剤に0.5g/dJの濃度に溶解して2
0℃で測定したものである。
以下1本発明の詳細な説明する。
まず1本発明の被熱転写シートを構成するシートの基材
としては、祇又はポリエチレンテレフタレートフィルム
、ポリプロピレンフィルム等のプラスチックフィルムの
ようなシート又はフィルムが用いられる。かかるシート
基材は単独でもよいし、2種以上のフィルム又はシート
を複合したものであっても熱論差支えない。
次に1本発明の被熱転写シートを構成する被熱転写層と
してのコーティング剤層は、前記ポリエステル樹脂A及
びポリエステル樹脂B並びに2個以上のイソシアネート
基を有するイソシアネート化合物を主体とするものであ
る。
ここで、ポリエステル樹脂A、  Bにおける酸成分の
うちの芳香族ジカルボン酸の割合は、90〜100モル
%の範囲とする。芳香族ジカルボン酸の割合が90モル
%未満の場合は、50℃以上のガラス転移温度を維持す
ることが困難になり易く、熱転写された画像の安定性が
不十分になることがあるので好ましくない。
また、ポリエステル樹脂A、Bにおける酸成分としては
、芳香族ジカルボン酸の他脂肪族ジカルボン酸又は脂環
族ジカルボン酸が10〜0モル%の範囲で用いられ、そ
の他にオキシ酸のようなジカルボン酸以外の酸成分を用
いることもできる。
次に、ポリエステル樹脂A、Bにおけるアルコール成分
としては、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
物30〜80モル%及び炭素数2〜6の脂肪族ジアルコ
ール70〜20モル%が用いられる。
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物の割合が
30モル%未満の場合は、ポリエチレンテレフタレート
フィルム等の基材シートへの密着性が低下し、かつガラ
ス転移温度が低くなり、熱転写された画像の安定性が低
下する傾向があるので好ましくない。一方、ビスフェノ
ールAのエチレンオキサイド付加物の割合が80モル%
を超える場合は、鮮明な熱転写画像が得られにくくなる
傾向があるので、好ましくない。同様に、炭素数2〜6
の脂肪族ジアルコールの割合が20モル%未満の場合又
は炭素数2〜6の脂肪族ジアルコールの割合が70モル
%を超える場合も、鮮明な熱転写画像が得られに(くな
る。
さらに9本発明のポリエステル樹脂Bにおいては、4モ
ル%以下の量で3価以上の多価カルボン酸及び/又は3
価以上の多価アルコールを含んでいてこれら成分による
分岐を有するものである。
4モル%を超える分岐成分を共重合すると、ポリエステ
ルの相対粘度が最も低い場合でも、ゲル化して有機溶剤
に不溶になるばかりでなく、ポリエステルの製造時に重
合缶から払出しが困難になることもある。したがって1
本発明においては、かかるゲル化が生じない量の3価以
上の多価カルボン酸、3価以上の多価アルコールを含む
ものである。3価以上の多価カルボン酸、多価アルコー
ルの好ましい量は、ポリエステルの相対粘度にもよるが
2通常は全酸成分又はアルコール成分に対して、0.2
〜2モル%程度である。
次に9本発明においては、上記ポリエステル樹脂Aの相
対粘度は1.3以上、ポリエステル樹脂Bの相対粘度は
1.2以上1.3未満とする。
ポリエステル樹脂への相対粘度が1.3未満の場合は、
熱転写された画像の鮮明性、安定性ともやや不十分であ
り、また、ポリエステル樹脂Bの相対粘度が1.2未満
の場合又は1.3を超える場合は。
いずれも熱転写された画像の鮮明性、安定性ともやや不
十分であるので、不適当である。
また1本発明のポリエステル樹脂A、Bは何れも、ガラ
ス転移温度(以下、Tgという)が50〜90℃である
。Tgが50℃未満の場合は、受像層への昇華性染料の
移動は容易であるが1画像の安定性に欠けることがあり
、一方、Tgが90℃を超えると、受像層への昇華性染
料の移動が困難となって1鮮明な画像の形成ができない
ことがある。
本発明において、Tgは、セイコー(SETKO)社製
 DSC−20型示差走査熱量計を用いて。
10℃/分の昇温速度で測定したものである。
さらに2本発明の被熱転写シートのコーティング剤には
、上記ポリエステル樹脂A及びBに加えて、2個以上の
イソシアネート基を有するイソシアネート化合物を含有
するものである。ここで。
上記イソシアネート化合物は後述のように、上記ポリエ
ステル樹脂の硬化剤として用いるものである。
上記コーティング剤におけるポリエステル樹脂AとBと
の配合割合は1重量比で8:2〜2:8の範囲が好まし
く、特に6:4〜4:6が好ましい。また、上記イソシ
アネート化合物の量は1ポリエステル樹脂A、Bを併せ
た量に対して、2〜20重量%程度が好ましい。
上記ポリエステル樹脂A、Bを構成する芳香族ジカルボ
ン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸
、1.4−ナフタレンジカルボン酸。
2.6−ナフタレンジカルボン酸8237−ナフタレン
ジカルボン酸、5−tert−ブチルイソフタル酸。
4.4′−ジフェニルジカルボン酸等が挙げられる。
また、脂肪族ジカルボン酸としては、アジピン酸。
アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンニ酸等が挙げられ
、また、脂環族ジカルボン酸としては。
1.2−シクロヘキサンジカルボン酸、■、4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸等が挙げられる。さらに。
ポリエステル樹脂Bの酸成分として、トリメリット酸、
トリメシン酸、ピロメリット酸等の多価カルボン酸を用
いることができる。
また、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物は
、95重量%以上が下記の構造式で示されるものが好ま
しい。
さらに、脂肪族ジ′?ルコールとしては、エチレングリ
コール、1,2−プロパンジオール、1.3−プロパン
ジオール、l、3−ブタンジオール、l、4−フタンジ
オール、1.5−ペンクンジオール1116−ヘキサン
ジオール、ジエチレングリコール。
ネオペンチルグリコール等が挙げられる。
さらに、ポリエステル樹脂Bにおける多価アルコールと
しては、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ペンタエリスリトール等が挙げられる
また、2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネ
ート化合物としては、トレリンジイソシアネート、メタ
フェニレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ートへキサメチレンジイソシアネート又はこれらのジイ
ソシアネートと多価アルコールとをあらかじめ反応して
得られるアダクト体等の1種以上のイソシアネート化合
物等が挙げられる。
本発明におけるポリエステル樹脂は2例えば次のように
して調製される。まず、酸成分として。
上記の芳香族ジカルボン酸90モル%以上、脂肪族ジカ
ルボン酸又は脂環族ジカルボン酸等の芳香族ジカルボン
酸以外のジカルボン酸10モル%以下を用い8アルコ一
ル成分として、ビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加物を30〜80モル%、脂肪族ジカルボン酸70〜
20モル%をアルコール成分として、200〜250℃
に加熱し、常圧又は加圧下にエステル化反応を行い、続
いて三酸化アンチモン。
二酸化ゲルマニウム、n−ブチルチタネートのごとき触
媒を用イテ、 200〜280 ’CT: 1 *m 
Hg以下の減圧下に重縮合して鋼製される。
ここで、ポリエステル樹脂Aはそのまま重縮合して相対
粘度1.3以上の高分子量のポリエステル樹脂として調
製される。一方、ポリエステル樹脂Bは、ポリエステル
樹脂Aと同様にしてエステル化反応及び重縮合反応を行
うが、エステル化反応又は重縮合反応の初期までに上記
のような3価以上の多価アルコール及び/又は多価カル
ボン酸をポリエステル樹脂がゲル化しない量で加え、上
記ポリエステル樹脂Aよりも分子量の低い相対粘度1.
2以上1.3未満のポリエステル樹脂Bとして調製され
る。
かくして調製されたポリエステル樹脂AとBとを重量比
で8:2〜2:8の割合で配合し、これを有機溶剤に溶
解し、これに上記イソシアネート化合物の1種以上を加
え、必要に応じてさらにシリコーンオイル等の添加剤を
加えてコーティング剤を調製する。
ここで、ポリエステル樹脂の有機溶剤としては。
トルエン、キシレン、酢酸エチル、メチルエチルケトン
、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ。
シクロヘキサノン、テトラハイドロフラン、ジオキサン
等の1種以上が用いられる。
かかるコーティング剤溶液を上記シート基村上に、塗布
し、乾燥してコーティング剤層を形成することにより、
被熱転写シートが製造される。
本発明の上記ポリエステル樹脂A、Bは何れも上記のよ
うな汎用の有機溶剤に可溶性であり、硬化剤であるイソ
シアネート化合物とを低い温度例えば50℃以下の温度
で均一な混合物を調製することができ、また、シート基
材へ容易に塗布することができる。
(作 用) 本発明の被熱転写シートは上記のように、ポリエステル
樹脂Aとポリエステル樹脂B及び上記のようなイソシア
ネート化合物を含むので、ポリエステル樹脂Aはイソシ
アネート化合物と反応してより高分子量となり、また、
直鎖状の場合でも。
架橋する場合でも、ポリエステルとイソシアネートによ
って架橋間分子鎖の長いポリエステルウレタンを形成す
るので、受像層への昇華性染料の侵人を容易にする。一
方、上記ポリエステル樹脂Aよりも分子量が低く1分岐
を有するポリエステルBは、イソシアネート化合物と反
応して相対的に架橋間分子鎖の短い硬いポリエステルウ
レタンを形成して画像の安定性を与える作用を有するも
のである。
(実施例) 次に2本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例における特性は次のような測定法ないしは基準で
評価した。
(1)ポリエステル樹脂の溶剤溶解性 ポリエステル樹脂をトルエンとメチルエチルケトンの等
重量混合溶媒に、ポリエステル樹脂を30重量%の濃度
に溶解し、 20’Cで測定した。
可溶二〇、不溶:× (2)転写像の鮮明性 鮮明:○ やや不鮮明:△ 不鮮明(転写像が薄い):× (3)転写像の安定性 エタノールを含ませたガーゼでラビングテストを10回
行った。
転写像が変化しない(薄くなったり、ボケたりしない二
〇 やや変化する:△ 著しく変化する:× 参考例I ポリエステル樹脂Aの製造 第1表に示す量の原料をエステル化反応缶に採り、24
0℃、常圧下に4時間反応し、はぼ理論量の水を系外に
除いて、エステル化反応後、触媒として三酸化アンチモ
ン0.02モル/酸成分100モルを加えて8270℃
で0.5tmHgの減圧下1重縮合反応を行って、第1
表に示すポリエステル樹脂Aを製造した。
サイド付加物(ビスフェノールA 1分子あたり、エチレンオキサイ ド2分子付加) 参考例2 ポリエステル樹脂Bの製造 第2表に示す量の原料を用いた以外は、参考例1と同様
にしてポリエステル樹脂Bを製造した。
ただし、第1表における略号は次のとおりであり、後出
の第2表においても同様である。
TPA  :テレフタル酸 IPA  :イソフタル酸 ADA  :アジビン酸 EG  :エチレングリコール NPC:ネオペンチルグリコール BAEO:ビスフェノールAのエチレンオキ*TMP 
: )リメチロールプロパン実施例1〜3.比較例1〜
4 第3表に示す配合でポリエステル樹脂、硬化剤としてイ
ソホロンジイソシアネート及び離型剤としてポリシロキ
サンジオールを、トルエン/メチルエチルケトン等重量
混合溶剤に溶解又は分散してコーティング剤を調製した
。これらのコーティング剤を厚さ50μのポリエチレン
テレフタレート(以下、PETという)フィルム上に塗
布し、120℃で5分間乾燥し、厚さ6μの受像層を形
成して被熱転写シートを調製した。
続いて、上記被熱転写シートと、熱転写シートとを組み
合わせて、サーマルヘッドにより、被熱転写シートに転
写した。
か(して転写像が形成された被熱転写シートの転写像の
鮮明性と安定性を評価した。その結果を第3表に示す。
第3表から明らかなように1本発明の被熱転写シートは
、転写像の鮮明性及び安定性のいずれもが優れているこ
とが判る。
一方、比較例1のように、ポリエステル樹脂Aを構成す
る芳香族ジカルボン酸の量が90モル%未満の場合は、
熱転写像の安定性がやや不十分であり、また、比較例2
のように、BAEOの量が30モル%未満の場合は、熱
転写像の安定性が著しく低下する。また、比較例3のよ
うに、BAEOの量が80モル%を超えると、熱転写像
の鮮明性が低下し、かつ熱転写像の安定性もやや不十分
になる。
さらに、比較例4のように、ポリエステル樹脂Aの相対
粘度が1.3未満の場合は、熱転写像の鮮明性、安定性
ともにやや不十分になる。
実施例4〜6.比較例5〜8 硬化剤としてキシリレンジイソシアネートを用いて、第
4表に示す配合でコーティング剤を調製した以外は、実
施例1と同様にして被熱転写シートを調製し、転写像の
鮮明性及び安定性を評価した。その結果を第4表に示す
第4表から明らかなように9本発明の被熱転写シートは
、転写像の鮮明性及び安定性のいずれもが優れているこ
とが判る。
一方、比較例5.6に示すように、ポリエステル樹脂B
の相対粘度が1.2未満でも1.3以上でも鮮明で安定
な熱転写像は得られ難い。また、比較例7,8に示すよ
うに、ポリエステル樹脂A、  Bのいずれかを単独で
用いた場合も、同様に鮮明で安定な熱転写像は得られ難
い。
(発明の効果) 本発明の被熱転写シートは、上記のような特定の組成を
有するコーティング剤層を形成したので。
鮮明であってしかも安定を転写像を形成することができ
る。
本発明のこのような被熱転写シートは、熱によって昇華
する染料をバインター層に含む熱転写シートとの組み合
わせでカラー印刷用の被熱転写シートとして好適に用い
ることができ、また、単色の印刷用としても好ましく用
いることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)昇華型染料を含有する色材層を熱転写シート基材
    上に有する熱転写シートと組み合わせて使用する被熱転
    写シートであって、シート基材上に、下記の熱可塑性ポ
    リエステル樹脂(A)及び(B)と2個以上のイソシア
    ネート基を有するイソシアネート化合物を主体とするコ
    ーティング剤層を被熱転写層として有することを特徴と
    する被熱転写シート。 熱可塑性ポリエステル樹脂(A): 芳香族ジカルボン酸成分90〜100モル%及び脂肪族
    又は脂環族ジカルボン酸成分10〜0モル%を主たる酸
    成分とし、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
    物成分30〜80モル%及び炭素数2〜6の脂肪族ジア
    ルコール成分70〜20モル%を主たるアルコール成分
    とするガラス転移温度50〜90℃、相対粘度1.3以
    上のポリエステル樹脂。 熱可塑性ポリエステル樹脂(B): 芳香族ジカルボン酸成分90〜100モル%及び脂肪族
    又は脂環族ジカルボン酸成分10〜0モル%を主たる酸
    成分とし、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
    物成分30〜80モル%及び炭素数2〜6の脂肪族ジア
    ルコール成分70〜20モル%を主たるアルコール成分
    とし、4モル%以下の3価以上の多価カルボン酸成分及
    び多価アルコール成分の少なくとも一方を含み、ガラス
    転移温度50〜90℃、相対粘度1.2以上1.3未満
    の分岐ポリエステル樹脂。 ただし、相対粘度は、フェノールとテトラクロルエタン
    の等重量混合溶剤に0.5g/dlの濃度に溶解して2
    0℃で測定したものである。
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