JPH0230565A - 小組印刷方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） この発明は、小組を有する文書の印刷を行う文書印刷シ
ステムに係り、特に小組だけを印刷する場合に好適な小
組印刷方式に関する。

（従来の技術） 従来、小組を有する文書を扱う日本語ワードプロセッサ
等の文書処理装置の印刷システムは、第３図に示すよう
に構成されるのが一般的であった。第３図の構成では、
印刷指示があると、まずページ展開部１８が起動される
。ページ展開部１８は、印刷指示のあった文書の本文の
展開を行うために文書読込み部１６を起動し、本文デー
タを文書ファイル１１からテキストバッファ１５に読込
ませる。次にページ展開部１８は、行展開部１７を起動
して１行分の文字列（これを行イメージと呼ぶ）を展開
し、本文用ページバッファ１３ａにスタックすると共に
、当該行の位置を行管理テーブル１３ｂにセットする。

ページ展開部１８は、以上の動作を１ペ一ジ分の行数だ
け行った後、文書中に小組がある場合には小組展開部２
０を起動する。小組展開部２０は、小組内の行を１行毎
に行展開部１７を用いて小組の行数分展開し、小組用の
ページバッファ１４ａ並びに行管理テーブル１４ｂの作
成を行い、ページ展開部１８に制御を戻す。

ページ展開部１８は、小組の展開が終了すると、ページ
バッファ出力部１９を起動する。ページバッファ出力部
１９は、本文用のページバッファ１３ａにスタックされ
ている１ペ一ジ分の本文データの行イメージと小組用の
ページバッファ１４ａにスタックされている同一ページ
内の小組の行イメージとを、行管理テーブル３３ｂ、　
３４ｂにセットされている行位置を示す座標に従って順
に取出し、座標が一致する行イメージについては合成し
、各行毎にシスアウトファイル１２に印刷イメージを出
力する。

さて、第３図のシステムの印刷機能を用いて小組（領域
）内の印刷イメージをチエツクしたい場合がある。この
チエツクのためには、小組だけを印刷すればよいが、行
管理テーブル１４ｂに従って小組用のページバッファ１
４ａの内容の印刷イメージだけを生成しただけでは、本
文とのずれが生じて正しいチエツクが行えない。そこで
従来は、小組のチエツクでも、小組を含む文書ページ全
体の印刷イメージを上記したように生成して印刷する必
要がある。しかし、小組のチエツクのために文書ページ
全体を印刷することは、特にシリアルプリンタ等を用い
た印刷の場合には多大な時間を要するため無駄であった
。また、オーバーレイ印刷で他の文書の小組だけを利用
したい場合もあるか、第３図のシステムでは本文も印刷
されてしまうため、本文を削除しなければならなかった
。

（発明が解決しようとする課題） 上記したように従来は、文書内の小組だけを正しく印刷
することはできず、したがって小組だけのチエツク・を
必要とする場合にも本文を含む文書ページ全体を印刷し
なければならなかった。

したがってこの発明は、文書の小組たけを本文に影響を
及ぼさずに印刷できるようにすることを解決すべき課題
とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明は、小組印刷を指示する指示手段と、この指示
手段によって小組印刷が指示された場合には本文の各行
イメージを全て空白に置換える空白生成手段とを設け、
この空白生成手段によって空白に置換えられた本文の各
行イメージと小組の各行イメージとを合成しながら印刷
イメージを出力するようにしたことを特徴とする。

（作用） 上記の構成によれば、文書の本文は空白に置換えられる
ので、従来と同様にして小組と合成して印刷イメージを
生成しても、小組だけを文書ペグ上の正しい位置に高速
に印刷出力することが可能となる。

（実施例） 第１図はこの発明を適用する文書印刷システム、例えば
日本語ワードプロセッサまたは（企業内印刷用の）卓」
二出版システムなどに好適な文書印刷システムの一実施
例を示すブロック構成図である。同図において、３１は
印刷すべき文書が格納されるフロッピーディスク装置ま
たはハードディスク装置などの文書ファイル、３２は出
来上がった印刷イメージをスプールのために一時保持す
るシスアウトファイルである。３３ａは文書の本文を１
行（の文字列）を単位として１ペ一ジ分保持するページ
バッファ、３３ｂはページバッファ３３ａと対を成し、
同バッファ３３ａに保持されている各行の紙面上の位置
をプリンタの解像度に応じたドツト座標で保持する行管
理テーブルである。また３４ａ。

３４ｂは小組用のページバッファ、行管理テーブルであ
る。即ちページバッファ３４ａは文書内の小組を行単位
で保持し、行管理テーブル３４ｂはページバッファ３４
ａに保持されている各行の紙面上の位置をドツト座標で
保持するのに用いられる。３５は文書ファイル３１から
読込んだ文書の内容を保持するテキストバッファ、３６
は１行分の文字列（行イメージ）を保持する行イメージ
バッファ（ＬＮＢＵＦ）である。

３７は文書ファイル３１からテキストバッファ３５に文
書を読込む文書読込み部、３８は文書のフォーマットま
たは小組のフォーマットに従ってテキストバッファ３５
から１行分を取出して行イメージバッファ３６に行イメ
ージの展開を行う行展開部である。

３９は文書ファイル３１内の文書の本文データを行展開
部３８を用いて１行ずつ展開してページバッファ３３ａ
にスタックすると共に、その行位置を行管理テーブル３
３ｂにスタックするページ展開部、４０はページバッフ
ァ３３ａ、　３４ａ内の文字列を行管理テブル３３ｂ、
　３４ｂを参照しながら印刷イメージの１行分を作成し
、シスアウトファイル３２に出力するページバッファ出
力部である。

４１は小組だけの印刷を行うことを指示するための小８
（ｌ印刷指示手段、例えばスイッチ（以下、小組印刷ス
イッチと称する）、４２は小組印刷スイッチ４１の状態
をチエツクして小組印刷指示の有無を判定する小組印刷
判定部である。４３は小組印刷判定部４２によって小組
印刷指定有りが判定された場合に起動され、打痕開部３
８で展開された行イメージを空白コードに置換える空白
生成部、４４は小組の展開を行って小組用のページバッ
ファ３４ａ１行管理テーブル３４ｂへのスタックを行う
小組展開部である。

次に第１図の構成の動作を第２図のフローチャトを適宜
参照して説明する。まず、第１図のシステムに対して外
部から印刷指示があると、ペジ展開部３９が起動される
。ページ展開部３９は、印刷指示のあった文書の本文の
展開を行うために文書読込み部３７を起動し、同文書読
込み部３７を用いて目的の本文データを文書ファイル３
１からテキストバッファ３５に読込ませる。次にページ
展開部３９は、本文データから１行分の文字列（行イメ
ージと呼ぶ）を展開するために（小組印刷判定部４２を
通して）打痕開部３８を起動する。これにより打痕開部
３８は、文書のフォーマットに従ってテキストバッファ
３５から１行分の文字列を切出し、その切出した１行文
字列（行イメージ）を行イメージバッファ３６に格納す
る行イメージ展開処理を行う（第２図のフローチャート
のステップＳｌ）。このとき打痕開部３８は、行ピッチ
等のフォーマットの解析も行う。

打痕開部３８による１行の行イメージ展開が行われると
、小組印刷判定部４２が起動される。これにより小組印
刷判定部４２は小組印刷スイッチ４１の状態を調べ、小
組印刷が指定されている（スイッチＯＮ状態）か否（ス
イッチＯＦＦ状態）かを判別する（ステップＳ２）。小
組印刷スイッチ４１がＯＮの場合には、小組印刷判定部
４２は小組印刷が指定されているものと判別し、空白生
成部４３を起動する。これにより空白生成部４３は、行
イメージバッファ３６に展開された本文内の行イメージ
（文字列）を空白に置換える（ステップＳ３）。なお、
ステップＳ３において文字単位に空白コードに置換える
のは無駄であるため、ここでは１文字分の空白コードと
行イメージの有効長とで空白行イメージを表現するよう
にしている。空白生成部４３による空白への置換えが終
了すると（ステップＳ２の判定がＮｏの場合にはその判
定後直ちに）、ページ展開部３９は行イメージバッファ
３６に格納されている行イメージをページバッファ３３
ａにスタックすると共に、打痕開部３８のフォーマット
解析によって求められたその行の位置を示すドツト座標
を、ページバッファ３３ａと対を成す行管理テーブル３
３ｂにセットする。

以上の動作が１ペ一ジ分の行数分繰返されると、ページ
展開部３９は今度は同じ文書ページ内の小組の展開を行
うために文書読込み部３７を起動し、同文書読込み部３
７を用いて目的の小組を文書ファイル３１からテキスト
バッファ３５に読込ませる。次にページ展開部３９は、
小組内の行を１行（の行イメージ）毎に展開するために
小組展開部４４を起動する。これにより小組展開部４４
は、小組のフォーマットに従ってテキストバッファ３５
から１行分の文字列を切出し、その切出した１行文字列
（行イメージ）を行イメージバッファ３６に一時格納す
ると共に行ピッチ等のフォーマットの解析を行い、しか
る後に行イメージバッファ３６に一時格納した小組の行
イメージをページバッファ３４ａにスタックすると共に
その行の位置を示すドツト座標をページバッファ３４ａ
と対を成す行管理テーブル３４ｂにセットする処理（小
組展開処理）を、小組の行数分繰返す。

小組展開部４４による一連の小組展開処理が全て終了す
ると、ページ展開部３９に制御が戻る。ペジ展開部３９
は、今度はページバッファ出力部４０を起動する。これ
によりページバッファ出力部４０は、ページバッファ３
３ａにスタックされている１ペジ分の本文データの行イ
メージとページバッファ３４ａにスタックされている同
一ページ内の小組の行イメージとを、行管理テーブル３
３ｂ、　３４ｂにセットされている行位置を示す座標に
従って順に取出し、座標が一致する行イメージについて
は合成し、各行毎にシスアウトファイル３２に印刷イメ
ージを出力する。この印刷イメージを図示せぬシリアル
プリンタ等のプリンタ装置を用いて印刷することにより
、小組印刷スイッチ４１がＯＮされていた場合であれば
、本文データの各行イメージは空白に置換えられている
ことから、小組だけが文書ページ（紙面）の正しい領域
に効率的に印刷され、小組だけのチエツクが確実に行え
る。また、小組印刷スイッチ４１がＯＦＦ状態にある場
合には、本文および小組を含む本来の文書ページが従来
通りに印刷される。

なお、前記実施例では、小組印刷か否かを指定するため
の小組印刷スイッチ４１、即ち、■小組印刷および■全
文印刷のいずれか一方を任意に指定するための指定手段
を設けた場合について説明したが、小組印刷スイッチ４
１に代えて上記■、■の他に本文のみの印刷（本文印刷
）が選択指定可能な指定手段を設けることも可能である
。この場合、最初に上記■を指定して縦書きで小組を印
刷し、次に■を指定して本文を横書きで重ねて印刷（オ
バーレイ印刷）することにより、小組内のみ縦書きにす
ることもできる。

［発明の効果コ 以上詳述したようにこの発明によれば、文書の本文は空
白に置換えられるので、この空白に置換えられた本文と
小組とを合成して文書ページの印刷イメージを生成する
ことにより、小組だけを文書ページ（紙面）上の正しい
位置に高速に印刷出力することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を適用する文書印刷システムの一実施
例を示すブロック構成図、第２図は第１図のシステムに
おける空白生成動作を説明する１ま ためのフローチャ ト、第３図は従来例を示すブ 管理テーブル、３６・・・行イメージバッファ、３８・
・・社屋開部、３９・・・ページ展開部、４１・・・小
組印刷スイッチ、４２・・・小組印刷判定部、４３・・
・空白生成部、４４・・・小組展開部。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 小組印刷を指示する指示手段と、この指示手段によって
   小組印刷が指示された場合には印刷対象文書ページ中の
   本文の各行イメージを全て空白に置換える空白生成手段
   と、この空白生成手段によって空白に置換えられた上記
   本文の各行イメージと上記文書ページ中の小組の各行イ
   メージとを、各行イメージの位置情報に従って合成しな
   がら印刷イメージを出力する出力手段とを具備し、この
   出力手段から出力された印刷イメージを用いて印刷を行
   うようにしたことを特徴とする小組印刷方式。