JPH02299759A - 成形機のシリンダ速度制御装置 - Google Patents

成形機のシリンダ速度制御装置

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JPH02299759A
JPH02299759A JP11748889A JP11748889A JPH02299759A JP H02299759 A JPH02299759 A JP H02299759A JP 11748889 A JP11748889 A JP 11748889A JP 11748889 A JP11748889 A JP 11748889A JP H02299759 A JPH02299759 A JP H02299759A
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cylinder
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三原 毅史
Toyoaki Ueno
豊明 上野
Tadaaki Higuchi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ダイカストマシンや射出成形機等の成形機に
おけるシリンダ速度制御方法に関するものであり、主と
して、低速射出速度から高速射出速度への切替えを極め
て短時間の間に行うことが要求される射出シリンダの速
度制御方法を対象としたものである。
[従来の技術] 第2図は標準的なダイカストマシンの射出シリンダ並び
にシリンダ速度の制御機構の概略図である。
第2図において、1は射出シリンダであり、射出シリン
ダ1のピストンロッド1aにはカップリング4を介して
溶融金属を金型内(図示せず)に鋳込むための射出プラ
ンジャ5が連結されている。
ピストンロッド1aもしくはカップリング4には一体的
にストライカ6が連結され、リミットスイッチ7(7°
a〜7eとして示す)のオン・オフを行っている。リミ
ットスイッチ7の信号はリミットスイッチ信号検出器8
に入力される0以上のストライカ6、リミットスイッチ
7、リミットスイッチ信号検出器8でシリンダの位置検
出装置が構成されている。また2図示例とは別に、磁気
スケールと磁気ヘッドの組合せでリミットスイッチ7お
よびストライカ6を置き換える場合もある。
このリミットスイッチ信号検出器8からの信号は制御指
令発生装置9に入力され、射出プランジャ5が所定の位
置に達っした時、速度設定器10によって該装置内にあ
らかじめ設定されている設定値に応じた開度まで流量制
御弁2Aを開閉する。2aは液圧源であり、流量制御弁
2はシリンダ前進後退用の電磁切替弁2bを備えた液圧
回路3で射出シリンダ1と結ばれており、流量制御弁2
Aの開き量で、射出シリンダ1に導入する液量を調整し
、射出シリンダlの速度制御を行っている。
第3図は、第2図に示した射出シリンダ1の速度側m*
構により射出シリンダの速度を変化させた例で、横軸に
射出シリンダのストロークSt、縦軸に射出速度Vをと
っている。また、第3図中のa−eの信号は、第2図に
示したリミットスイッチ7の各位置7a〜7eと対応し
ている。
第4図は第3図に示したキャビティ充填領域の詳細図で
あり、ストロークSの時点で、例えば、第2図に示した
リミットスイッチ7の7dが作動し、射出シリンダ速度
をvlからV2に変更させる状態をあられしている。と
ころが、ストロークSの時点で流量制御弁2Aが作動を
開始しても、所定の開度まで開くまでに時間を要すため
、第4図中で一点鎖線で示したように、瞬間的に速度■
1からv2に到達するのではなく、実線で示したように
、ΔS2のストロークを変位した後、速度V2に達する
とも考えられた。しかしながら。
射出シリンダlの速度の推移の状態を実測してみると、
第4図中で点線で示すように、ストロークSの時点で流
量制御弁2Aが作動開始しても、速度V!を保ったまま
ΔS1変位した後に、速度が立上っていることが認めら
れる。このΔS1のストローク変位は、制御媒体である
作動油およびピストン系がそれ自体の有する慣性並びに
圧縮性のために、流量制御弁2Aが急速的に開くのに対
して追従できない遅れの領域をあられしている。
なお、従来より、リミットスイッチ7が作動して流量制
御弁2Aのスプール等の可動部が作動し始めるまで、詩
間的遅れがあることはわかっていたが、それは、従来は
、リミットスイッチ7の作動に基づいて、制御盤内の継
電器を作動させ、ソレノイド、スプールと順次作動させ
ていくとき、それぞれの動作において、電気信号の遅れ
や流量制御弁2Aの作動遅れなどからなる電気的、!J
1械的な遅れや、時間的バラツキが生じていると考えら
れていた。事実、ソレノイドに通電しても、スプール等
の可動部が動き始めるまでには所定時間以上の時間がか
かり、その時間にはバラツキがあり、前記可動部のスト
ロークにもバラツキがあることがわかっている。そして
、従来の装置では、リミットスイッチ7が作動してから
実際にピストンの速度が変わり始めるまでに、20〜1
00m5ec程度の時間が必要であった。しかも、従来
は、前記遅れは、はとんど、前記したような電気的9機
械的な遅れのみによって生じると考えられていた。
しかし、本願発明の出願人の会社で、この遅れをなくし
うるようなパルスモータ駆動による特殊な流量制御弁2
(実公昭60−40996号)を開発し、リミットスイ
ッチが作動した後、マイクロプロセッサを通して、この
特殊な流量制御弁2のスプールが開き始めるまでの時間
遅れを最大1m sec以下にお違えることができるよ
うにした。
この装置を用いて実験を行ったら、流量制御弁2が作動
してピストン速度が変わり始めるまでに、やはり10〜
50 m5ec程度の時間遅れが発生することがわかっ
た。
その結果、この遅れは、加速に要する時間が必要なため
の機械部分と作動油の慣性、および、作動油の粘性や圧
縮性等に基づいて発生することがわかった。これら1機
械部分と作動油の慣性や作動油の圧縮性に基づく時間遅
れは、なくし得ないものである。したがって、射出速度
変更に際しては、これらの遅れを考慮して指令を与え、
速度制御する必要がある。
なお、前記したパルスモータ駆動による特殊な流量制御
弁2は、概略、第5図に示すように構成した。
第5図において、2は流量制御弁、11は軸線方向から
の作動油流入口12と軸線と直角方向への環状溝13a
を有する作動油流出口13を有するバルブボディ、14
は軸線方向の貫通穴14aを有していてバルブボディ1
1中を軸線方向へ移動する弁スプール、15は弁スプー
ル14の後部に一体に連結されているナツト軸、16は
ナツト軸15の内部軸心部にポールねじ17によって螺
合されているねじ軸、18はねじ軸16の後部歯車、1
9は後部歯車18に噛合わされているピニオンギヤ、2
0は回転量を制御可使なパルスモータ、21はキーであ
り、パルスモータ20の回転に応じて弁スプール14が
軸線方向に前後進して。
弁の開閉と開度の調整を瞬時に行い、流量制御を行う、
この流量制御弁2は、前記したように、軸線方向端面部
に作動油流入口12を備え、側面に環状溝13aと作動
油流出口13を備えたシリンダ状のバルブボディ11内
で、貫通穴14aを有する弁スプール14をパルスモー
タ20の作用によって軸線方向に駆動して流量制御を行
うもので。
弁開開始時付近では、作動油の作用により、弁スプール
14に弁開軸線方向の推力を作用させて、弁スプール1
4がより早く開き始めるようにし。
一方、弁開停止時付近では、作動油による弁スプール1
4の軸線方向推力を弁スプール14の開き量および移動
速度の増加に応じて急激に低下させることにより流量の
高速切換えに必要な駆動力を軽減させ、さらには、ブレ
ーキ力を作用させて弁スプール14がより早く所定の弁
開位置に停止するようにし、流量制御弁による流量の高
速切換え性簡の一層の向上および駆動力の軽減を行える
ようにしたものである。
なお、ナツト軸15の表面の一部には永久磁石22を固
定し、この永久磁石22と対向してケーシング23の一
部には1例えばゼロクロスセンサと呼ばれる磁気作用に
よる位置検出器24を取付けている0位置検出器24は
永久磁石22の移動に感応する近接スイッチで構成し、
ナツト軸15や弁スプール14の軸線方向の移動距離を
ここで正確に検知して、制御装置にフィードバックでき
るようにしている。また、弁スプール14の零位置を永
久磁石22と位置検出器24の作用によって電気的に検
知して、制W装置を介して、パルスモータ20の作動部
分をその位置に正確に止めておくことができるようにし
ている。なお、位置検出器24としては、精度が0.0
1mmのものを用いるようにした。
[本発明が解決しようとする問題点] 第4図からもわかるように、シリンダの速度が■1から
v2に変化するのにストロークSの時点よりΔS1+Δ
S2だけ射出シリンダが変位する必要があり、実際に射
出が完了するまでに速度v2で移動するストローク区間
はΔS4となってしまう、これでは成形品の鋳込条件の
うち、射出シリンダの速度変化をシリンダの位置(スト
ローク)で管理しようとする場合、不安定なものとなっ
てしまう。
そして、第4図からもわかるように、速度VlからV2
への立上り位置をS位置にあわせようとすれば、流量制
御弁2に作動開始の指令を与える位置1例えばリミット
スイッチ7dの作動位置を。
その分だけ前になるように調整しておく必要がある。
ところが、従来は、この調整代を決めるには、繁雑な測
定作業が伴うため、作業者の勘にたよって行っていた。
しかし、成形品の形状の複雑さ1品質の向上と均質化が
要求されるにしたがって、より微妙で、精度の良い調整
が必要とされてきた。
本発明は、以上の欠点を解消し、定められたシリンダス
トローク位置で、または所定の時間に、所定のシリンダ
速度を確実容易に得ることができうようにしたものであ
る。
[問題点を解決するための手段および作用]本発明にお
いては、成形機のシリンダの速度制御を行うに際し、シ
リンダへの供給液量ないしはシリンダからの排出液量を
流量制御弁で調整し、流量制御弁に対して流量調整指令
を発して低速移動から高速移動へ切替える場合に2低速
移動中に高速移動指令が出されてから高速立上りが始ま
るまでの作動油の慣性や圧縮性等に基づく時間または射
出ストロークの遅れ分を、低速時の速度または流量に反
比例する関数として求め、この求めた遅れ分だけ早く流
量制御弁に弁開き指令を与えて。
自動制御するようにした。そして、きめ細かい射出制御
ができるようにした。
[実施例] 次に1図面に示した実施例によって、本発明を説明する
まず、モデル的に示した第6図により、ダイカストマシ
ンの射出工程における射出速度の切替状態を説明する。
第6図において、横軸は時間tまたは射出ストロークS
t、縦軸は射出速度Vまたは流量Qを示す。
低速速度Vl または流量Q1で射出を行っているとき
、時点taまたは位置Staで高速への切替指令を発し
た場合、11時間またはストロークStl経過後の時点
tbまたは位置Stbで実際に速度Vが上昇し始め、1
2時間またはストcr−りst2経過後の時点tCまた
は位置Stoで高速速度v2または流量Q2になり、そ
の後、高速速度■2で射出が続けられ、射出終了時点で
減速され停止する。
この場合、高速切替指令を発した時点taから実際に速
度■が切替り上昇し始める時点tbまでの時間t1は、
本願発明の出願人の会社で種々実験した結果、低速速度
■1の関数としてあられれることを、すなわち、低速速
度v1に反比例して変わることを確かめている。
今、その実験結果を第7図(a)に示す。
第7図(a)に示すものは、ダイカストマシンのある一
つの金型について、例えば、低速速度V!を0 、1〜
1 、5 m/sec (7)範囲ぐらいでいろいろ変
えて射出してみて、その時の高速切換指令時t8、すな
わち、高速切替用リミットスイッチの作動時(=1.)
や高速切替用指令パルスの発信時ta′から、実際に射
出速度が低速から高速へ立上り始める時tbまでの間の
時間1+  (またはtl゛)を測定しておき、その測
定結果を記入したものである。
第7図(b)は、第7図(a)の見方を説明するために
、モデル的に示したものであり、低速速度Vt  Cm
/5ee)で射出している途中にリミットスイッチ7d
が作動して高速速度V2  (m/sea )への高速
立上り指令を与えた場合、リミットスイッチ信号が入力
した後のパルス信号出力時(時間1=0として示す)か
らtlo(msec )後に高速立上りを開始し、その
後、L2  (msec )経過して高速速度V2  
(m/5ec)に到達することを示している。
第7図(a)にも示したように、低速速度■lでの射出
中に、リミットスイッチが作動してLS信号が入力して
(1&時点)、速度切替用のパルスが発生し始める時点
t、°まで、約1 m5ecを要する。この時間は、電
気的な遅れであり、常に一定であった。
tl“は、パルスが発生し始めて(t、′時点)、高速
速度v2への立上りが始まる時点tbまでの油圧的な遅
れを示す時間(msec )である、なお1これらの図
においては、このパルス発生時点t、1を1時凹む=0
とした。
t2は、油圧が作動して、実際に、低速速度V「から高
速速度v2になるまでの時間を示す。
第7図(b)に対応して示した第7図(a)が、前記し
たように、低速速度V1および高速速度v2をいろいろ
変えて実際に実験した結果のグラフである。
第7図(a)から容易に理解できるように、低速速度v
1の大小に応じて、LS信号入力(1゜時点)から実際
に速度が立上り始めるまで(時点tb)の時間tl =
tl’+1 (単位はm5ec )は、低速速度V+ 
 (単位はm/aec)とほぼ反比例的に変わることが
わが6゜第7図(a)において2点鎖線で示した線が■
1とtlないしはtloとの関係を示す線である。
なお、この場合。
として表される。
このように1作動遅れtlを関数化しておくと、次にそ
の金型を使って射出するとき、選択する低速速度V1の
大きさに応じて、遅れ時間t1をすぐに知ることができ
、その遅れ時間t1に応じて低速射出から高速射出への
切替指令時を適宜変えるように制御することができる。
なお、第7図(a)においては、高速切替指令をリミッ
トスイッチ7dの作動によって発する場合を例にとって
説明したが、これは、勿論、リミットスイッチ7dの代
りに電磁スケールや電磁ヘッドを用いて、初めからパル
ス信号を用いて行うこともできる。
第1図は、本発明を実施するための装置の1実施例を示
すもので、低速射出速度から高速射出速度に切替える場
合の制御装置を示す。
第1図において、第2図に示したものと同じものは同じ
番号で示す、なお、2は第5図に示したような高制御性
の流量制御弁、25は射出スリーブ、6は磁気スケール
26を取付けたストライカ、27は磁気ヘッドである。
磁気スケール26と磁気ヘッド27を含む位置検出器2
8によって、射出ストローク位置を検出する。一方、制
御装置内には経過時間検出器29が設けられており、位
置検出器28と経過時間検出器29からのアウトプット
により、速度演算器30によって、射出速度Vを求める
ことができるようになっている。
一方、31は低速射出速度設定器で、低速速度V1の設
定値を、速度変更指令必要時間演算器32に入力し、前
記したような速度変更指令必要時間演算式t+=f(V
+)をあらかじめインプットしておいた速度変更指令必
要時間演算器32により、速度変更指令発信時t、から
実速度変更時tbまでの間の速度変更指令必要時間t1
を演算する。33は速度変更位置設定器、34は速度変
更指令発信演算器、35は速度変更指令時間発信器であ
り、速度変更時間tbと演算された速度変更指令必要時
間t!を速度変更指令発信時間演算器34にインプット
して、ここで速度変更指令発信時間t、=tb−1+を
演算し、発信する。この発信された時間1aは、経過時
間検出器29からの時間信号と時間−敷料別器36で刻
々比較され、ここで時間が一致したら1a時点になった
ことになるので、制御指令発信装置137に速度変更指
令信号が送られる。制御指令発信装置37には、高速速
度v2を設定する高速射出速度設定器38と弁開度発信
器39が連結されており、また、高速立上りの緩急度で
ある高速立上りパターンi = (V2−V+ )/1
2を入力した高速立上りパターン設定器40が連結され
ているので、制御指令発信装置37から流量制御弁2の
パルスモータ20に、弁開条件である弁開指令、高速速
度V2ないしはそれに対応する弁開度、高速立上り時間
t2を発信し、流量制御弁2を制御し、所定の射出速度
切替状態を得る。
なお、速度変更指令必要時間演算器32で演算する場合
は、あらかじめ低速射出速度設定器31で設定しておい
た低速速度v1を用いることもできるし、速度演算器3
0で演算して求めた実際の低速速度Vlを用いることも
できる。これらのうち、どちらの低速速度v1を用いる
かは、切替スイッチ装置41の切替選択によって行うこ
とができる。また、切替スイッチ装置41では1以上の
ような時間tによる制御と後記するストロークStによ
る制御との切替も行うことができるようになっている。
以上は1時間tで制御するようにしたが、これは射出ス
トロークStによっても同様に制御することができる。
42は速度変更指令発信位置Staから実速度変更時S
tbまでの間の速度変更指令必要ストロークSt、=f
(V、)を低速速度v1を基にして演算する速度変更指
令必要ストローク演算器。
43は速度変更位置Stbを設定する速度変更位置設定
器、44は入力された速度変更位置Stbと速度変更指
令必要ストロークStl =f (Vl )から速度変
更指令発信位置St、=Stb−S t+を演算する速
度変更指令発信位置演算器、45は速度変更指令位置発
信器、46は発信位置と位置検出器28によって刻々検
出する位置が一致したときに制御指令発信装置37に弁
開の制御指令を発する位置−敷料別器である。
なお、低速射出速度設定器31.高速射出速度設定器3
8.速度変更時間設定器33.速度変更位置設定器43
.高速立上りパターン設定器40などの設定器は操作盤
に、その他の検出器28゜29、演算器32.34,4
2,44.発信器35.39,45、判別器36.46
、制御指令発信装置37などは、コンピュータの中に組
込んだ。
また、流量制御弁2の弁開度を制御する場合はパルスモ
ータ20へのパルス入力によって行うが。
その場合、弁開度の大きさ、すなわち、流量Qや射出速
度■の大きさはパルスモータ20の回転量の制御による
弁スプール14の軸線方向への移動量の制御によって行
い、高速立上りパターンi、すなわち、高速立上りに要
する時間t2の制御はパルスモータ20の回転速度の制
御による弁スプール14の軸線方向への移動速度の制御
によって行う、そのために、パルス発信数および時間当
りのパルス発信密度を適宜制御する。
このようにして、ダイカストマシンの射出作動中に、流
量制御弁に対して流量制御指令を発して低速速度から高
速速度に切替える場合に、低速射出中に高速切替指令が
出されてから実際に高速立上りが始まるまでの時間また
は射出ストロークを、従来考えられていた電気的1機械
的な遅れのみを考慮するのではなく、従来はとんど考え
られていなかった作動油の慣性や作動油の粘性や圧縮性
等の油圧回路系固有の流量増減特性に基づく時間または
射出ストロークの遅れ分をも考慮してコンピュータで求
め、しかも、それを実験結果に基づいて低速速度v1に
反比例する関数として求め、その分だけ早く流量制御弁
2のパルスモータ20に弁開き指令を与えて、本当に所
望する時に所望の高速立上り開始を行わせるので、その
結果として、きめ細かい射出制御を行い、良品質の射出
製品を得やすくなる。
なお、流量制御弁2は、第1図に示したように、射出シ
リンダ1へ作動油を供給する液圧回路3中に設けて、射
出シリンダ1への供給液量を制御する場合に限ることな
く、射出シリンダ1からタンクへの排液ライン中に設け
て、射出シリンダlからの排出液量を制御する場合にも
用いることができる。いずれの場合も、流量制御弁2に
よって、射出シリンダ1の速度を所望の値に変化させる
[発明の効果] このように、本発明においては、特許請求の範囲に記載
したように、成形機のシリンダの速度制御を行うに際し
、シリンダへの供給液量ないしはシリンダからの排出液
量を流量制御弁で調整し、流量制御弁に対して流量調整
指令を発して低速移動から高速移動へ切替える場合に、
低速移動中に高速移動指令が出されてから高速立ち上り
が始まるまでの作動油の慣性や圧縮性等に基づく時間ま
たは射出ストロークの遅れ分を、低速時の速度または流
量に反比例する関係として求め、この求めた遅れ分だけ
早く流量制御弁に弁開き指令を与えて自動制御するよう
にしたので、流量調整指令を行うのに、作動液の慣性に
よる追従性や流量制御弁の立ち上り等に起因する液圧回
路系の立ち上り遅れをも補正することができ、設定した
点で極めて正確に、シリンダの速度を低速から高速へ確
実容易に変更することができる。また、溶湯の流れパタ
ーンをより正確に制御することができる。そして、きめ
細かな射出制御を行うことができるので、良質の鋳込製
品を得やすくなる。
なお、流量制御弁に、パルス信号により作動するパルス
モータ等の7クチユエータと、このアクチュエータと直
結された弁開度調整部材である弁スプールを有する直接
駆動型の流量調整弁を使用すれば、バルブ作動遅れが非
常に小さくなるので、制御が非常に簡単となり、効果は
さらに増大する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置の1実施例を示す
ブロック線図、第2図は本発明を実施するための装置に
類した従来の装置の1例を示すブロック線図、第3図は
射出シリンダのストロークと射出速度の関係の1例を示
す線図、第4図は速度変更状態を示すストローク−速度
線図、第5図は本発明の実施に用いる流量制御弁の1実
施例を締す縦断面図、第6図は射出速度切替状態を示す
時間ないしはストローク−速度ないしは流量線図、第7
図(a)は射出速度切替時の低速速度の大きさに対応し
た速度変更指令必要時間を示す時間−射出速度線図、第
7図(b)は第7図(a)の見方を模式的に示した線図
である。 l・・・射出シリンダ、  2,2A・・・流量制御弁
、7・・・リミットスイッチ。 8・・・リミットスイッチ信号検出器、9・・・制御指
令発生装置、 10・・・速度設定器、   14・・・弁スプール、
20・・・パルスモータ、  26・・・磁気スケール
、27・・・検出ヘッド、  28・・・位置検出器、
29・・・経過時間検出器、30・・・速度演算器。 31・・・低速射出速度設定器。 32・・・速度変更指令必要時間演算器。 33・・・速度変更時間設定器。 34・・・速度変更指令発信時間演算器、36・・・時
間一致判別器、37・・・制御指令発信装置、38・・
・高速射出速度設定器、 42・・・速度変更指令必要ストローク演算器543・
・・速度変更位置設定器。 44・・・速度変更指令発信位置演算器。 46・・・位置一致判別器。 特許出願人  宇部興産株式会社 第1図 第2図 第3図   第4図 第5図 第6図 第7図(a) 第7図(b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 成形機のシリンダの速度制御を行うに際し、シリンダへ
    の供給液量ないしはシリンダからの排出液量を流量制御
    弁で調整し、流量制御弁に対して流量調整指令を発して
    低速移動から高速移動へ切替える場合に、低速移動中に
    高速移動指令が出されてから高速立上りが始まるまでの
    作動油の慣性や圧縮性等に基づく時間または射出ストロ
    ークの遅れ分を、低速時の速度または流量に反比例する
    関数として求め、この求めた遅れ分だけ早く流量制御弁
    に弁開き指令を与えて制御するようにしたことを特徴と
    する成形機のシリンダ速度制御方法。
JP1117488A 1989-05-12 1989-05-12 成形機のシリンダ速度制御装置 Expired - Lifetime JPH07115148B2 (ja)

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JP1117488A JPH07115148B2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 成形機のシリンダ速度制御装置

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JP1117488A JPH07115148B2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 成形機のシリンダ速度制御装置

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JPH02299759A true JPH02299759A (ja) 1990-12-12
JPH07115148B2 JPH07115148B2 (ja) 1995-12-13

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ID=14712961

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JP1117488A Expired - Lifetime JPH07115148B2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 成形機のシリンダ速度制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013128953A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Jtekt Corp 射出成形方法およびその装置

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60234760A (ja) * 1984-05-04 1985-11-21 Ube Ind Ltd 射出成形装置におけるシリンダ速度制御方法

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