JPH0229699B2 - - Google Patents

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JPH0229699B2
JPH0229699B2 JP58157266A JP15726683A JPH0229699B2 JP H0229699 B2 JPH0229699 B2 JP H0229699B2 JP 58157266 A JP58157266 A JP 58157266A JP 15726683 A JP15726683 A JP 15726683A JP H0229699 B2 JPH0229699 B2 JP H0229699B2
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Japan
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carbon atoms
group
acids
copolyamide
compound
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JP58157266A
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Jiruu Aberu Buruuno
Goretsutoo Jan
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ROONU PUURAN SUPESHIARITE SHIMIIKU
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ROONU PUURAN SUPESHIARITE SHIMIIKU
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Application filed by ROONU PUURAN SUPESHIARITE SHIMIIKU filed Critical ROONU PUURAN SUPESHIARITE SHIMIIKU
Publication of JPS5959745A publication Critical patent/JPS5959745A/ja
Publication of JPH0229699B2 publication Critical patent/JPH0229699B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L77/06Polyamides derived from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08L77/08Polyamides derived from polyamines and polycarboxylic acids from polyamines and polymerised unsaturated fatty acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、必須成分として半硬質コポリアミド
と少なくとも1種の適当なエラストマーとからな
り、特に低温度において優秀な可撓性と弾性特性
とを有する組成物に関するものである。さらに、
本発明はこれら組成物の製造方法、これら方法を
実施する手段、並びにこれら組成物を成形するこ
とにより得られる成形品に関するものである。 ポリアミドはその優秀な機械的性質、極めて良
好な耐熱性及び耐摩耗性並びに優秀な表面外観を
有することが古くから知られている。成形された
又は押出されたポリアミドは家庭用若しくは工業
用の器具及び装置、電子工業、自動車部品、歯車
などに多くの用途を有する。しかしながら、たと
えばナイロン6,6(ヘキサメチレンジアミンと
アジピン酸との重合体)又はナイロン6(ε−カ
プロラクタムの重合体)のような慣用のポリアミ
ドよりも大きい可撓性を有するポリアミドが必要
とされる或る種の特定用途が存在する。この需要
が存在する用途の分野としては、たとえば靴底、
電気工業に使用される締付けバンド、内部パツキ
ング及び自動車工業に使用される可撓性ホースの
製造を挙げることができる。これら用途に適する
ポリアミドは公知であり、たとえばフランス特許
第2407227号並びにフランス特許出願第79/17264
号(第2459810号として公開)明細書に記載され
ている。上記フランス特許によるポリアミドは、
特定の脂肪酸ダイマーとヘキサメチレンジアミン
との塩及びカプロラクタムからなる混合物を用い
て製造され、前記塩は水と5個未満の炭素原子を
有するアルコールとの混合物、水とカプロラクタ
ムとの混合物又はカプロラクタム自身に基づく特
定溶剤における溶液の形態である。使用されるダ
イマー酸は、多量割合の16〜20個の炭素原子を有
するモノマー脂肪酸と少量割合の8〜15個及び
(又は)21〜24個の炭素原子を有するモノマー脂
肪酸とからなる混合物の重合によつて得られる。
さらに、製造方法は、必らずしも反応混合物の調
製に使用されるものとは同じでない明確に規定さ
れた溶媒中の溶液における塩のPHを測定すること
により塩の化学量論が厳守されるように行なわれ
る。上記フランス特許出願によるポリアミドは、
上記と同じ種類の脂肪酸ダイマーとアジピン酸と
ヘキサメチレンジアミンとから製造され、その際
アジピン酸対総酸のモル比が0.5〜0.99となるよ
うに確保すると共に、一連の操作を溶融状態若し
くは固相において単一相のみを示す均質共重合体
を生成するように選択される温度及び圧力条件の
下で行なう。 しかしながら上記特許又は特許出願による半硬
質コポリアミドにつき本出願人が行なつた実験が
示すところによれば、それらの可撓性(曲げ弾性
率及び捩り弾性率の数値として常法で測定)及び
その衝撃強さは室温において満足しうるレベルで
あるが、他方において検査される成形物品を0゜〜
−40℃の範囲のような低温度に曝すと著しく低下
する。このことは、これら半硬質コポリアミド物
品がたとえばスポーツ及びレジヤー産業のような
或る種の市場に浸透するのを著しく制約するとい
う欠点となる。 可撓性と弾性とを増大させるためにポリアミド
中へ可塑剤を配合することが知られている。しか
しながら、この方法は満足する解決を与えない。
事実、プラスチツクに適する可塑剤の大部分はポ
リアミドに対し相容性が不充分であり、かつ加工
の際の移動によつて部分的に分離する。さらに、
これらの可塑剤は室温において曲げ弾性率と捩り
弾性率とを低下させ、かつ衝撃強さを増大させう
るが、他方においては一般に0℃以下の温度にお
いて弾性特性に関し、無効果であり、かつ有害で
さえある。 今回、適する性質のエラストマーをポリアミド
マトリツクス中に配合することにより、特に低温
度において、曲げ弾性率及び捩り弾性率を減少さ
せ(したがつて可撓性を向上させ)かつ半硬質ポ
リアミドの弾性を増大させうることが見出され、
しかも成分の機械加工性及び使用に関し重要であ
るその他の或る種の性質、たとえば結晶化の傾
向、加工後の剛性の回復及び寸法安定性を害うこ
とがない。 したがつて本発明は、 (1) 必須成分として: (1) 脂肪酸ダイマーから調製された半硬質コポ
リアミドと、 (2) 前記コポリアミド(1)に対し相容性である
か、又はこれと反応しうる配列を含む少なく
とも1種のエラストマーとからなり、前記エ
ラストマーは、 (a) 2〜6個の炭素原子を有する脂肪族α−
オレフインと、3〜8個の炭素原子を有す
るα,β−不飽和モノカルボン酸若しくは
ジカルボン酸、これら酸の低級アルキルエ
ステル及びこれら酸から誘導される無水物
の種類に属する少なくとも1種の化合物と
から誘導されるオレフイン共重合体、 (b) カルボキシル基及び(又は)カルボン酸
基を含みかつエチレンと3〜6個の炭素原
子を有する少なくとも1種のα−オレフイ
ンとから誘導されるオレフイン共重合体、 (c) カルボキシル基及び(又は)カルボン酸
基を含みかつエチレンと、3〜6個の炭素
原子を有する少なくとも1種のα−オレフ
インと少なくとも5個の炭素原子を有する
少なくとも1種の非共役脂肪族ジエンとか
ら誘導されるオレフイン共重合体、 (d) (i)15〜60個の炭素原子を有する二酸若し
くは誘導体1〜100モル%と、エステル若
しくはアミドを形成する二酸、アミノ酸、
ヒドロキシ酸及びその誘導体から選択され
る少なくとも1種の他の二官能性試薬0〜
99モル%とを含有し、多くとも12に等しい
炭素原子数を有する酸性化合物と、(ii)2〜
8個の炭素原子を有する線状、分枝鎖若し
くは環式ジオールであつてもよいジヒドロ
キシル化合物及び(又は)たとえばポリオ
キシエチレングリコール、ポリテトラヒド
ロフラン若しくはポリオキシプロピレング
リコールのような500〜5000の分子量を有
する巨大分子ジヒドロキシル化合物と、(iii)
多くとも25に等しい炭素原子数を有する少
なくとも1種のジアミン及び(又は)少な
くとも1種のアミノアルコールからなるア
ミン化合物とから得られるコポリエステル
−アミド(ここで酸性化合物(i)が既にアミ
ン型試薬を含有する場合には化合物(iii)を省
略することができ)、 (e) (i)末端ヒドロキシル基を有し、かつ500
〜4000の分子量を有する脂肪族ポリエステ
ル及び(又は)脂肪族ポリエーテルと、(ii)
2〜8個の炭素原子を有し、かつ必要に応
じニトロ、クロル、ブロム若しくはフルオ
ロ型の置換基を有する脂肪族ジオール及び
(iii)芳香族ジイソシアネートとから得られる
ポリウレタン、 (f) (i)式: 〔式中、nは10〜80の数であり、置換基R
は同一でも異なつてもよくメチル、ビニル
若しくはフエニル基を示す〕 のα,ω−ヒドロゲノポリシロキサンと一
級エチレン性モノアルコール(若しくはエ
チレン性モノイソシアネート)との反応に
より生成されるポリシロキサンマクロジオ
ール(又はポリシロキサンマクロジイソシ
アネート)と、(ii)短鎖ジオール及び短鎖ジ
イソシアネートとの反応により得られる有
機ポリシロキサンとポリウレタンとのブロ
ツク共重合体、 (g) 少なくとも1種のエラストマ相を有しか
つアクリル酸アルキル、メタクリル酸アル
キル若しくは共役脂肪族ジエンとカルボン
酸基若しくはその誘導基、アミノ基若しく
はその誘導基、ニトリル基、スルホン酸基
若しくはその誘導基を有する少なくとも1
種の不飽和コモノマーと適宜少なくとも1
種の他のエチレン性不飽和コモノマーとの
乳化重合により0.05〜1.5μmの寸法の粒子
として得られる不飽和モノマーの共重合
体、 よりなる群に属することを特徴とする、0℃〜−
40℃の範囲の特に低温度において優秀な可撓性と
弾性特性とを有するポリアミド系の成形組成物に
関するものである。 半硬質ポリアミドとしては、好ましくは前記し
たフランス特許第2407227号及びフランス特許出
願第79/17264号各明細書に記載されたコポリア
ミドが使用される。これらコポリアミドのうち、
特に上記の定義に一致する脂肪酸ダイマーから製
造され、ダイマーフラクシヨンが95重量%より多
く、モノマーフラクシヨンが0.5重量%未満であ
り、かつ残部が2より大きい官能価を有するもの
を特に挙げることができる。 エラストマー(2a)としては、好ましくはエ
チレンとアクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、これら酸の低級アル
キルエステル及びこれら酸から誘導される無水物
から選択される少なくとも1種の化合物とから誘
導された共重合体が使用される。これら共重合体
は一般に60〜98モル%、好ましくは70〜95モル%
のα−オレフインから生ずる単位と、40〜2モル
%、好ましくは30〜5モル%の酸性化合物(酸自
体及び(又は)その誘導体)から生ずる単位とを
含有する。極めて適するこの種の共重合体の例と
しては、エチレン/アクリル酸、エチレン/メタ
クリル酸及びエチレン/アクリル酸/メタクリル
酸メチルの共重合体を挙げることができる。 エラストマー(2b)としては、好ましくはエ
チレンとプロピレンとから誘導された共重合体が
使用される。カルボキシル基及び(又は)カルボ
ン酸基は、エチレン及び3〜6個の炭素原子を有
するα−オレフインの混合物を4〜8個の炭素原
子を有するα,β−不飽和ジカルボン酸(マレイ
ン酸、フマル酸及びイタコン酸)、これら酸の低
級アルキルエステル及びこれら酸から誘導される
無水物の種類に属する少なくとも1種の不飽和化
合物と直接に共重合させることにより、或いは1
種若しくはそれ以上の酸性化合物(酸自体及び
(又は)その誘導体)をオレフインベースにグラ
フトさせることにより導入することができ、この
場合グラフト化はイオン化、ヒドロペルオキシド
化又は加熱及び加圧によつて誘発させることがで
きる。この種の共重合体を製造するには、反応体
の使用量は一般にエチレン/α−オレフインのモ
ル比が9:1〜1:9、好ましくは5:1〜2:
1となりかつ反応体の合計に対する酸性化合物
(酸自体及び(又は)誘導体)のモル割合が1〜
30%となるような量である。極めて適するこの種
の共重合体の例としては、無水マレイン酸でクラ
フト化された又はフマル酸でクラフト化されたエ
チレン/プロピレン共重合体を挙げることができ
る。 エラストマー(2c)としては、好ましくはエチ
レンとプロピレンとたとえばヘキサ−1,4−ジ
エン、ノルボルナ−2,5−ジエン若しくはオク
タ−1,7−ジエンのようなジエンとから誘導さ
れる共重合体が使用される。カルボキシル基及び
(又は)カルボン酸基の導入は、エチレン/α−
オレフイン混合物の場合につき上記したようにエ
チレン/α−オレフイン/ジエン混合物を処理す
ることにより行なわれる。この種の共重合体を製
造するには、反応体の使用量は一般にエチレン/
α−オレフインのモル比が9:1〜1:9、好ま
しくは5:1〜2:1となり、エチレン+α−オ
レフインの合計に対するジエンのモル割合が0.2
〜5%、好ましくは0.75〜2%となりかつ反応体
の合計に対する酸性化合物(酸自体及び(又は)
誘導体)のモル割合が0.05〜5%となるような量
である。極めて適するこの種の共重合体の例とし
ては、無水マレインでグラフト化された又はフマ
ル酸でグラフト化されたエチレン/プロピレン/
ヘキサ−1,4−ジエン共重合体を挙げることが
できる。 ここで使用しうるコポリエステル−アミド
(2d)はフランス特許出願第79/30650号(第
2471394号として公開)明細書に記載されている。
好ましくは、エステル単位の重量割合が50〜80重
量%であり、かつ15〜60個の炭素原子を有する二
酸が本発明に使用されるコポリアミドを製造する
のに使用されるダイマーに関し上記した定義に一
致する脂肪酸ダイマーであるようなコポリエステ
ル−アミドが使用される。極めて適するこの種の
コポリエステル−アミドとしては、たとえば上記
フランス特許出願の実施例1〜10に記載されたよ
うな化合物を挙げることができる。 ここで使用しうるポリウレタン(2e)は、たと
えば米国特許第2729618号及び第3475383号並びに
ベルギー特許第698558号各公報に記載されてい
る。たとえば、この種の極めて適する重合体は、
エスタン(登録商標)としてグツトリツチ社によ
り、デスモパン(登録商標)としてバイエル社よ
り、エラストラン(登録商標)としてBASF社に
より、或いはペレサン(登録商標)としてアツプ
ジヨーン社により市販されているものである。 さらに、ここで使用しうる有機ポリシロキサン
とポリウレタンとの共重合体(2f)は、フランス
特許出願第81/18573号(第2513644号として公
開)明細書に記載されている。好ましくは、次の
ような共重合体が使用される。: Γα,ω−ヒドロゲノポリシロキサンがα,ω−
ヒドロゲノポリジメチルシロキサンであり、 Γエチレン性一級モノアルコールがたとえば式: CH2=CH−CH2−OH CH2=CH−CH2−CH2OH C2H5−CH=CH−CH2OH CH2=C(CH3)−CH2OH CH3−CH=C(CH3)−CH2OH、 を有する化合物であり、 Γエチレン性モノイソシアネートがたとえば式: CH2=CH−CH2NCO CH2=CH−CH2−NCO を有する化合物であり、 Γ短鎖ジオールが、たとえばブタン−1,4−ジ
オール又はヘキサン−1,6−ジオールのよう
な化合物であり、かつ Γ短鎖ジイソシアネートが、たとえば1,6−ジ
イソシアナト−ヘキサン、ジイソシアナトトル
エン又は4,4′−ビス−イソシアナト−ジフエ
ニルメタンのような化合物である。 適する共重合(2f)としては、たとえば上記フ
ランス特許出願の実施1〜14に記載されたような
化合物を挙げることができる。 さらに、ここで使用しうる共重合体(2g)は、
成分モノマーの混合物の乳化共重合により1工程
で得ることができる。この混合物は一般に次のも
のからなつている: Γ50〜99重量%のアクリル酸アルキル、メタクリ
ル酸アルキル又は共役脂肪族ジエンと、 Γ1〜50重量%のカルボン酸基若しくはその誘導
基、アミン基若しくはその誘導基、ニトリル
基、スルホン酸基若しくはその誘導基を有する
少なくとも1種の不飽和コモノマーと、 0〜49重量%の少なくとも他の1種のエチレン
性不飽和コモノマー。 この混合物はガラス転移温度が−25℃未満であ
るような共重合体をもたらす。これら共重合体は
ラテツクスから微粉末として得るのが困難である
ため、こられは本発明の範囲内において好ましく
はラテツクスの形態で使用され、かつ半硬質コポ
リアミドの重縮合媒体中へ導入される。官能基を
有する少なくとも1種のコモノマー1〜10%を含
有するこの種の共重合体を使用するのが好まし
い。 さらに、共重合体(2g)は複数の乳化重合工
程で得ることもでき、いはゆる「コア及びスキ
ン」構造を有することができる。この場合これら
は、 Γ50〜100重量%のアクリル酸アルキル、メタク
リル酸アルキル若しくは共役脂肪族ジエンと、 Γ0〜50重量%の少なくとも1種の他のエチレン
性不飽和コモノマーと からなる混合物M1を反応させて生成される第
1のエラストマー相(コア相)の乳化重合に続
き、 Γ10〜100重量%のカルボン酸基若しくはその誘
導基、アミン基若しくはその誘導基、ニトリル
酸、スルホン酸基若しくはその誘導基を有する
少なくとも1種の不飽和単量体と、 Γ0〜90重量%の少なくとも1種の他のエチレン
性不飽和コモノマーと からなる混合物M2を反応させて生成される少な
くとも1種の他の重合体相を前記エラストマー
「コア」へ乳化重合グラフト化させることにより
得られる。 本発明の範囲内において、この種の好適なグラ
フト化共重合体はエラストマー「コア」部分
(M1)が全組成物の50〜90重量%であり、かつグ
ラフト化部分(M2)の少なくとも50%が単独重
合により20℃より高いガラス転移温度を有する重
合体をもたらすようなモノマーから得られるもの
である。これらの共重合体は、ラテツクスを凝集
させかつ生成物を乾燥することにより微粉末の形
態へ容易に変換することができる。 上記共重合体(2g)の定義において: Γアクリル酸若しくはメタクリル酸アルキルは好
ましくは2〜6個の炭素原子を有する脂肪族ア
ルコールから誘導されるエステル、たとえばア
クリル酸ブチル又はメタクリル酸ブチルであ
り、 Γ共役脂肪族ジエンは好ましくは4〜8個の炭素
原子を有しかつたとえばブタ−1,3−ジエン
であり、 Γ官能基を有する不飽和コモノマーは、たとえば
マレイン酸、フマル酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、無水マレイン酸、
アクリルアミド、アクリロニトリル又は4−ビ
ニルベンゼンスルホン酸であり、かつ Γ他のエチレン性不飽和コモノマーはたとえばス
チレン及びメタクリル酸メチルである。 種類(2g)の共重合体は一部米国特許第
3668274号、第3796771号、第4086300号及び第
4148846号公報に記載されている。 さらに、本発明の主題を構成するが、今回、本
発明の組成物中へ半硬質コポリアミド(1)とエラス
トマー相(2)との他の慣用のポリアミド(3)を導入す
ることが有利であると判明した。ここで特記すべ
きことは、慣用のポリアミドという用語は脂肪酸
ダイマー以外の二酸とジアミンとの重縮合により
又はアミノ酸の単独重縮合により又はラクタムの
重合により得られる生成物を実質的に規定するも
のである。代表的種類は、たとえばナイロン6,
6(ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸との重
合体)、ナイロン6,10(ヘキサメチレンジアミン
とセバシン酸との重合体)、ナイロン6(ε−カプ
ロラクタムの重合体)、ナイロン7(アミノヘプタ
ン酸の重合体)、ナイロン9(アミノノナン酸の重
合体)、ナイロン11(ω−アミノウンデカン酸の重
合体)、ナイロン12(アミノドデカン酸の重合体)
及びこれら重合体の混合物である。 使用しうる慣用のポリアミド(3)の量は、一般に
半硬質コポリアミド(1)+慣用のポリアミド(3)の組
合せの重量に対し5〜85重量%、好ましくは10〜
50重量%である。 1種若しくはそれ以上のエラストマーを含有し
うるエラストマー相の量は、所望の可撓性の程度
に応じてかなり広範囲に変化させることができ
る。より正確には、最小割合は物理的性質におけ
る改善が顕著になり始めるのに必要とされる強化
剤の量に一致する。通常、この最小割合は半硬質
コポリアミド(1)+エラストマー強化剤(2)+必要に
応じ慣用のポリアミド(3)の組合せに対し約4重量
%である。最高割合は、一般に上記組合せ物に対
し60重量%を越えない。それより多い量では加工
上の問題が生ずるであろう。10〜40重量%のエラ
ストマーを含有する組成物が一般に極めて適して
いると判明した。 勿論、本発明による組成物は、たとえば安定化
剤(たとえば酸化劣化、熱劣化又は紫外線劣化の
抑制剤)、滑剤及び離型剤、染料及び顔料を含む
着色剤、核形成剤及び可塑剤のような1種若しく
はそれ以上の添加物を加えて改質させることもで
きる。 安定化剤は、製造の任意の段階で組成物中へ配
合することができる。好ましくは、安定化剤は、
組成物を保護しうる前に劣化が開始するのを防止
するよう、かなり早期の段階で含ませる。これら
安定化剤は組成物に対し相容性でなければならな
い。 本発明の物質に有用である酸化安定剤及び熱安
定剤は、ポリアミド中に一般に使用されるものを
包含する。たとえば、これらはポリアミドマトリ
ツクス(コポリアミド(1)+必要に応じ慣用のポリ
アミド(3))に対し1重量%までの次のものを含
む:第族の金属、たとえばナトリウム、カリウ
ム若しくはリチウムのハロゲン化物;銅()の
ハロゲン化物、たとえば塩化物、臭化物若しくは
沃化物;立体障害フエノール;ヒドロキノン;有
機若しくは無機ホスフアイト;及びこれら群の各
種の置換物並びにそれらの組合せ。 たとえば、ポロアミドマトリツクスの重量に対
し2%までの割合で使用される紫外線安定剤は、
ポリアミドと共に一般に使用されるものとするこ
とができる。例として各種の置換レゾルシノー
ル、サリチル酸化合物、ベンゾトリアゾール、ベ
ンゾフエノン、立体障害芳香族アミン及び置換ピ
ペリジン誘導体を挙げることができる。 さらに、たとえば置換芳香族アミンのような公
知種類の抗酸化性化合物を使用することもでき
る。この種の化合物の例は、4,4′−ビス(α,
α−ジメチルベンジル)−ジフエニルアミンであ
る。 組合せ物の重量に対し2%までの割合で使用し
うる滑剤及び離型剤は、たとえばステアリン酸及
びその無機塩、ステアリルアルコール、ステアリ
ルアミド及びエステルワツクスである。 有機染料及び顔料、たとえば二酸化チタン及び
カーボンブラツクは、組成物の重量に対し5%ま
での量で使用することができる。 さらに、組成物は核形成剤、たとえばタルク、
弗化カルシウム、フエニルホスフイン酸ナトリウ
ム、アルミナ及び微細なポリテトラフルオロエチ
レン並びに可塑性を組成物の約20重量%までの割
合で含有することができ、可塑剤の例はフタル酸
ジオクチル、フタル酸ジベンジル、フタル酸ブチ
ルベンジル、炭化水素油、N,n−ブチルベンゼ
ン−スルホンアミド並びにO−及びp−トルエン
エチルスルホンアミドである。 使用する半硬質コポリアミド(1)と選択エラスト
マー(2)と必要に応じ慣用のポリアミド(3)と必要に
応じ添加物とは、良好な近質化を与えうる任意の
方法で直接に混合することができる。好ましく
は、各種成分の混合物は、慣用ミキサにおいて冷
時混練操作を先ず行ない、次いで充分な剪断力を
生じうるような装置、たとえば単一スクリユー若
しくは多段スクリユー押出器において組成物を熱
時に均質化させることにより粉末又は粒状として
調製される。上記した充分な剪断力は、0.01〜
10μm、好ましくは0.05〜5μmの寸法を有する粒
子の形態のエラストマーをポリアミドのマトリツ
クス中に分散させうる上記種類の力である。 この処理の後、本発明の組成物は一般にストラ
ンドの形態となり、これをその後粒状に切断す
る。次いで、これら粒子を使用して慣用の射出成
形、トランスフア成形又は押出し装置により所望
物品を成形する。 さらに、本発明による組成物は、極めて有利な
操作方法として、先ず半硬質コポリアミド(1)の1
部と選択エラストマー(2)とに基づく粒状のマスタ
ーバツチを先ず配合し、このマスターバツチを次
いで加工前に改変させるべきコポリアミド(1)の残
部の粒子と混合することより製造することができ
る。この方法は、二重スクリユー押出機、たとえ
ばZSK型の押出機よりも低い分散力を有する、
たとえば単一スクリユー押出機のような慣用の変
換装置を使用する場合でさえ最適の性質を有する
本発明の組成物を得ることができるので貴重であ
る。 さらに、中間的なマスターバツチの調製を介す
るこの操作方法は、エラストマーのプレミツクス
を生成させるため慣用のポリアミド(3)を用いて行
なうこともできる。この点に関し、アミノ酸の単
独重縮合又はラクタムの重合によつて生成される
ポリアミノ酸の使用は、マスターバツチを配合す
る特に推奨しうる手段であることが観察された。
この目的でナイロン6、7、9及び11が極めて適
している。 使用することを決定した場合、マスターバツチ
は一般に30〜70重量%のポリアミド(半硬質ポリ
アミド(1)の1部又は慣用のポリアミド(3))と70〜
30重量%のエラストマー(2)とを含有する。好まし
くは、これは50〜60重量%のポリアミドと50〜40
重量%のエラストマーとを含有する。 本発明による最終組成物を生成させるために一
般に使用されるマスターバツチの量は、改変すべ
きマスターバツチ+コポリアミド(1)の最終組成物
におけるマスターバツチの重量%として表わして
20〜90%である。好ましくは、マスターバツチ中
のポリアミドが半硬質ポリアミド(1)である場合、
この量は30〜80%であり、またマスターバツチ中
のポリアミドが慣用のポリアミド(3)である場合、
この量は30〜60%である。 本発明による組成物のさらに他の製造方法は、
半硬質コポリアミドを生成する単量体を使用エラ
ストマーの存在下で重合させることからなり、重
合は所望物品の形状を有する金型中で行なうこと
ができる。 以下の例により、本発明をどのように実際に行
ないうるかを示す。 これら例において、主要成分に対する及び本発
明の組成物に対する幾つかの調節を行なつた。こ
れらの調節を行なう方法又は標準的仕様は下記の
通りである。 ガラス転移: ガラス転移温度は、温度の関数としての剪断率
における急低下に相当する。これは、温度の関数
としての捩り弾性率の変化を示すグラフから決定
することができ、この変化は自動式捩り振子を用
いる熱機械的分析によつて測定される。 捩り弾性率: これは4種の温度、すなわち23℃、0℃、−20
℃及び−30℃において自動式捩り振子を使用し、
1ヘルツの程度の周波数で標準明細ISOR 537に
したがつて測定される。これら試料をEHOに状
態調節し、すなわちこれらをシリカゲル上の乾燥
器中に入れ、0.66〜1.33×102Paの下で室温にて
24時間乾燥させた後に測定を行なう。それらの結
果をMpaとして表わす。 固有粘度の測定: 乾燥重合体の0.5%をm−クレゾール中に溶解
させる。この溶液の流動時間を純粋溶剤のそれに
対比して測定する。固有粘度の値は次の式によつ
て与えられる: Minh.=4.6(Logt1−Logt0) t1=溶液の流下時間 t0=溶剤の流下時間 これをdl/gとして表わす。 融点: 融点(℃)は示差微量熱量計により測定した
(窒素下で10℃/min)。 末端基の決定: NH2:フエノールと水との90/10(重量)混合物
における重合体溶液に対しHClを用いて自動電
位計により測定。この結果を重合体103g当り
のmg当量として示す。 COOH:重合体を窒素雰囲気下でベンジルアル
コール中に熱時溶解させ、この熱溶液につき窒
素下での酸度測定をグリコール中の水酸化カリ
ウムの溶液によりフエノールフタレンの存在下
で行なう。その結果を重合体103g当りのmg当
量として表わす。 溶融粘度: この測定は、ダベンポート・レオメータ又はイ
ンストロン毛細管レオメータを用いて行なわれ
る。 EHOかつ23℃における曲げ弾性率: この測定は、標準明細 NFT 51001にしたが
い寸法100×10×4mmの棒型試料につき行なう。
その結果をMpaとして表わす。 EHOにおけるシヤルピー衝撃強さ: これは、2種の温度すなわち23℃及び−30℃に
おいて寸法60×10×4mmの棒型試料につき標準明
細NFT51035にしたがいU−ノツチ付さ(ノツチ
付き衝撃強さ)又はU−ノツチなし(並み衝撃強
さ)で測定する。それらの結果をKJ/m2として
表わす。 粘度指数: この測定は、標準明細ISO−307−1977にした
がつて行なう。 EHO及び23℃におけるシヨアD硬度: この測定は、標準明細NFT51109にしたがつて
行なう。 例 1 無水マレイン酸でグラフト化されたエチレン/
プロピレン/ヘキサ−1,4−ジエンエラスト
マーの製造 デユポン・デ・ニモアス社によりノルデル2744
(登録商標)として市販されているエチレン/プ
ロピレン/ヘキサ−1,4−ジエンエラストマー
(ガラス転移温度−50℃、23℃における捩り弾性
率3Mpa、及び速度勾配100S-1及び1000S-1につき
それぞれ250℃にて23000ポイズ及び6000ポイズの
見掛け粘度を示す)10gを摩砕し、かつ固相にお
いて無水マレイン酸粉末50gと混合した。 上記混合物を20mmのスクリユー直径Dと20Dの
長さとを有するソレツト実験室単一スクリユー押
出機のホツパー中へ供給し、かつ混合物を次の条
件下で押出した: Γ加熱帯域及びヘツド帯域の温度:300℃、 Γダイヤフラム装置により調節された押出機ヘツ
ドの圧力:20Mpa、 Γ平均帯留時間:約4分間。 この押出生成物を粒状化させ、そして遊離の無
水マレイン酸を2.66×102Paの圧力下で120℃のオ
ーブン内において2時間蒸発処理することにより
除去した。 無水基の加水分解の後、得られたエラストマー
はエラストマー1g当りのカルボン酸基の個数と
して表わして0.07×10-3の酸性度を有した。 例 2 脂肪酸ダイマーとヘキサメチレンジアミンとカ
プロラクタムとからの半硬質コポリアミドの製
造。 (1) 水とカプロラクタムとの65/35(重量)混合
物における35重量%溶液としてのヘキサメチレ
ンジアミンとダイマー酸との塩の製造: 窒素雰囲気下で操作することができかつ螺線
撹拌機(3枚羽根、回転速度300rpm)と液体
を導入しうる計量装置とを備えた150の反応
器中へ次のものを導入した: イオン交換水:31690g カプロラクタム:17063g 純ヘキサメチレンジアミン:4455g この混合物を約1時間ホモゲナイズし、そし
て反応器の自由空間を窒素でフラツシユした。
ユニレバー・エメリー社によりエムポール1010
(登録商標)として市販されかつメチルエステ
ルのクロマトグラフイーにより検出しえない単
量体含有量を有する脂肪酸ダイマーのバツチ
21834gを、約1時間かけて均一に流入させる
ことにより撹拌溶液中へ導入した。次いで、こ
の混合物を1時間ホモゲナイズした。 得られた塩の化学量論を点検するため、小試
料を採取し、水とカプロラクタムとの混合物
(重量で77.6/22.4)により塩の濃度を10重量
%にするように希釈した。この希釈溶液の20℃
におけるPH値は、PH単位の5/100の範囲内で、
当量点におけるPHであつた。 この塩の濃厚溶液を窒素雰囲気下で25℃に保
つた。 (2) コポリアミドの製造: 使用した装置は次の通りである: Γ伝熱流体による加熱系と撹拌機(螺線3枚羽
根;回転速度300rpm)と蒸留塔と断熱配管
により接続された窒素をフラツシユさせうる
装置とを備えた200の反応器; Γ伝熱流体による加熱系と、16rpmで回転する
枠型撹拌機と、揮発生成物を凝集させかつ回
収しさらに蒸気エゼクタにより減圧をかけう
る回路と、窒素をフラツシユさせうる装置と
を備えた100のオートクレーブ。 上記のように調製された35%濃度の塩溶液
42820gを、50℃に予備加熱された200反応器
中へ導入した。この溶液を15分間ホモゲナイズ
し、そして60重量%濃度のカプロラクタム水溶
液50000gを導入した。このバツチを15分間ホ
モゲナイズした後、ダイマー酸エンポール1010
(連鎖停止剤)875gとテトラクロルエチレン中
の消泡剤の6%濃度溶液30mlとを導入した。こ
の混合物を、3×105Paの圧力下に置き、次い
で圧力を解除することにより窒素で3回フラツ
シユさせた。撹拌物質の温度を徐々に約116℃
まで1時間かけて上昇させ、その間カラムを通
して均質な蒸留を確保した。混合物の温度を、
蒸留液の重量が31900gに達するまで約116℃に
保つた。 次いで、撹拌を停止させ、2×105Paの窒素
圧力をかけ、そして物質を反応器から150℃に
予備加熱された100オートクレーブ中へ放出
させ、次いで窒素でフラツシユした。 オートクレーブ中の撹拌混合物の温度を2時
間かけて徐々に270℃まで上昇させ、その間均
一な蒸留を確保した。 この混合物を270℃に約30分間撹拌しながら
保つた。その後、約30分間かけて93.1×102Pa
の圧力を徐々に確立させ、ホモゲナイズされた
混合物を260〜270℃に保つた。混合物を93.1×
102Paの圧力下で260〜270℃にて15分間撹拌
し、次いで撹拌を停止し、さらに5×105Paの
窒素圧力をオートクレーブ内に確立させ、そし
て重合体を放出させた。ストランドの形態でオ
ートクレーブから押出された重合体を冷水浴に
通して冷却し、次いで粒状化させかつ乾燥し
た。 得られた重合体は透明であつたが、僅かに半
透明であり、次の性質を示した: m−クレゾール中の固有粘度:101dl/g 融点:200℃ NH2末端(ミリ当量/Kg):8.1 COOH末端基(ミリ当量/Kg):70.0 残留カプロラクタム含量:3% 230℃における溶融粘度(γ=10s-1):5100ポ
アズ 射出成形試料につき測定した機械的性質を第
1表に示す。 例 3 脂肪酸ダイマーとアジピン酸とヘキサメチレン
ジアミンとからの半硬質コポリアミドの製造。 (1) アジピン酸ヘキサメチレンジアミン水溶液中
のエマルジヨンとしてのヘキサメチレンジアミ
ンとダイマー酸との塩の製造: 窒素雰囲気下で操作することができかつ螺線
撹拌機(3枚羽根;回転速度300rpm)と液体
を導入しうる計量装置とを備えた150反応器
中に次のものを導入した: イオン交換水:23000g 結晶アジピン酸ヘキサメチレンジアミン(N
塩):16692g この混合物を、N塩が完全に溶解するまで25
℃にて撹拌した。ヘキサメチレンジアミンの
30.8重量%水溶液5512gを導入し、そして混合
物を25℃にて10分間ホモゲナイズした。 その後、メチルエステルのクロマトグラフイ
により検出しえない単量体含量を有するユニレ
バー・エメリー社からの脂肪酸ダイマー(エン
ポール1010)8.434gを撹拌しながら約1時間
かけて徐々に導入した。 得られたエマルジヨンを2時間撹拌した。 得られた塩の化学量論を点検するため、20g
のエマルジヨンを採取し、そして17.8gの水/
イソプロパノール混合物(重量で21.9/78.1)
によりダイマー酸の塩の濃度を10重量%にする
ように希釈した。20℃におけるこの希釈溶液の
PH値は8.47であり、これは0.1PH単位内におい
て当量点におけるPHの値に相当する。 (2) コポリアミドの製造: 使用した装置は例2のコポリアミドの製造に
使用したものと同種類であるが、100容量の
反応器と50容量のオートクレーブとを用い
た。 上記の塩エマルジヨン40230gとテトラクロ
ルエチレン中の消泡剤の6重量%溶液30mlと
を、50℃に予備加熱された100反応器中へ導
入した。3×105Paの圧力をかけ、次いで圧力
を解除することにより、窒素でのフラツシユを
3回行なつた。撹拌混合物の温度を1.5時間か
けて徐々に上昇させ、9300gの流出液を均一に
除去した。 反応器を2×105Paの窒素圧力下に置き、そ
して混合物を反応器から、窒素でフラツシユさ
れかつ250℃に予備加熱された50オートクレ
ーブ中に迅速に移した。オートクレーブの加熱
を調節して18×105Paの自生圧力を生ぜしめ、
次いで水を18×105Paの下で1時間蒸留して
280℃の物質温度を与え、この物質温度が250℃
に達した時撹拌を開始した。 その後、蒸留を停止させて18×105Paの圧力
下で280℃にてホモゲナイズ工程を2.5時間行な
つた。 次いで、圧力を30分間で大気圧まで解除し、
その間温度を275〜280℃に維持し、その後この
混合物を大気圧かつ275〜280℃にて30分間撹拌
し続けた。 次いで、撹拌を停止し、5×105Paの窒素圧
力をオートクレーブ内に確立させ、そして重合
体を放出した。ストランドの形態でオートクレ
ーブから押出された重合体を冷水浴に通して冷
却し、次いで粒状化させかつ乾燥した。 得られた重合体は半透明であり、次の性質を
有した: m−クレゾール中の固体粘度:0.93dl/g 融点:246℃ NH2末端基(ミリ当量/Kg):44.1 COOH末端基(ミリ当量/Kg):74.4 260℃における溶融粘度(γ=10s-1):2250ポ
アズ 射出成形試料につき測定した機械的性質を第
1表に示す。 例 4 例2の半硬質コポリアミドと例1のエラストマ
ーとからの本発明による組成物の製造。 例2のコポリアミドの粒子80重量部と例1の官
能基を有するエラストマー20重量部との混合物を
調製した。この粒子混合物を1.33×102Paの圧力
下で50℃にて15時間乾燥させた。 乾燥粒子の混合物を、二重回転スクリユーを備
えかつ5つの混練帯域を備えたウエルナープフラ
イデラー型のZSK30押出機により押出し、押出
し条件は次の通りとした: 温度:240℃〜245℃ スクリユー速度:200rpm 処理量:9.6Kg/h 押出生成物をストランドの形態で集め、冷水浴
に通して冷却させ、次いで粒状化しかつ乾燥し
た。 射出成形試料につき測定した性質を第1表に示
す。この成形試料は極めて良好な表面と低温度に
おける大きな可撓性と高い機械強度とを有した。 例 5 例3の半硬質コポリアミドと例1のエラストマ
ーとから本発明のよる組成物の製造。 例4の操作を反復したが、この場合例2のコポ
リアミドの代りに例3のコポリアミドを使用し、
かつ粒子混合物の押出しを次の条件下で行なつ
た: 温度:260〜265℃ スクリユー速度:200rpm 処理量:15.6Kg/h 得られた組成物から押出成形した試料は、魅力
的な表面外観と低温度における良好な可撓性と高
い機械強度とを有した。成形試料につき測定した
性質を第1表に示す。
【表】 例 6 コポリエステル−アミド型のエラストマーの製
造。 フランス特許出願第79/30650号(第2471394号
として公開)の実施例5に記載された種類のポリ
エーテル−エステル−アミドを製造した。 (1) ダイマー酸エンポール1010と分子量1000のポ
リテトラヒドロフラン(ポリTHR MW1000)
との縮合によるプレポリエーテル−エステルの
製造: 7.5のステンレス鋼オートクレーブ中に次
の試薬を導入した: ダイマー酸、ユニレバー・エミリ社からのエン
ポール1010:2882.5g ポリTHF MW1000、テラコール1000(登録商
標):2312.5g オートクレーブを注意しながら窒素でフラツ
シユさせ、そして混合物を撹拌し、温度を2時
間かけて250℃にした。次いで、1時間かけて
0.66×102Paの圧力まで減圧をかけた。混合物
を0.66×102Paの下で250℃に2時間保つた。次
いで、これを窒素雰囲気下に置き、120℃まで
冷却させそして無色液体のプレポリマーとして
放出させた。 プレポリエーテル−エステルのカルボン酸基
の測定は0.101COOH/100gを示した。 (2) ダイマー酸エンポール1010とセバシン酸とヘ
キサメチレンジアミンとを縮合させるプレポリ
アミドの製造: 7.5のステンレス鋼オートクレーブ中に次
の試薬を導入した: ダイマ酸、ユニレバー・エメリー社からのエン
ポール1010:1596.2g セバシン酸:1305g 純結晶ヘキサメチレンジアミン:867g オートクレーブを注意しながら窒素でフラツ
シユさせ、そして混合物の温度を撹拌しながら
2時間かけて275℃にした。混合物を撹拌しな
がら275℃に1時間保ち、次いでプレポリマー
を水中へ放出させた。プレポリアミドを排出さ
せ、摩砕し、そして減圧オーブン中で100℃に
て乾燥させた。その性質は次の通りである: COOH末端基:866.5ミリ当量/Kg NH2末端基:4.1ミリ当量/Kg (3) ポリエーテル−エーテル−アミドエラストマ
ーの製造: 7.5のステンレス鋼オートクレーブ中へ次
のものを導入した: 上記で得られたプレポリエーテル−エステル:
2500g 上記で得られたプレポリアミド:971g エチレングリコール:228g チタン酸トリエタノールアミンに基づく触媒:
2.1g 装置を注意しながら窒素でフラツシユさせ、
そして温度を2時間かけ260℃まで上昇させ、
次いでこの温度に1時間保つた。次いで、圧力
が0.19×102Paに達するまで75分間かけて減圧
を確立させた。0.19×102Paにて260℃で105分
間に亘り重縮合を行なつた。5×105Paの窒素
圧力を確立させ、そして重合体を放出し、水中
で冷却させ、アセトンとドライアイスとの混合
物に通し、次いで粒状化しかつ乾燥した。 得られたエラストマーの性質は次の通りであ
る: m−クレゾール中の固有粘度:1.08dl/g EHOにて自動振子により測定した捩り 熱機械的性質: ●ガラス転移温度、Tg:−74℃ ●捩り弾性率23℃:13MPa −30℃:24MPa ●溶融粘度 230℃(γ=10s-1):4670ポアズ 260℃(γ=10s-1):1250ポアズ 例 7 例2の半硬質コポリアミドと例6のエラストマ
ーとからの本発明による組成物の製造。 例2のコポリアミドの粒子50重量部と例6のポ
リエーテル−エステル−アミドエラストマーの粒
子50重量部との混合物を、1.33×102Paの圧力下
に50℃にて15時間乾燥させ、次いで20mmのスクリ
ユー直径Dと20Dの長さとを有するソレツト実験
室押出機にて次の操作条件下で押出した: 温度:230℃ 押出機ヘツドにおける圧力:15MPa スクリユー速度:70rpm 押出生成物をストランドの形態で集め、冷水浴
中に通して冷却し、次いで粒状化しかつ乾燥させ
た。射出形成試料につき測定した性質を第2表に
示す。 例 8 例2の半硬質コポリアミドと例6のエラストマ
ーとから本発明による組成物の製造。 例2のコポリアミドの粒子60重量部と例7で得
られた組成物(例2のコポリアミドと例6のエラ
ストマーとの50/50重量混合物、したがつてマス
ターバツチとして作用する)の粒子40重量部との
混合物を、1.33×102Paの圧力下で80℃にて15時
間乾燥させ、そして次の操作条件下でソレツト実
験室押出機(直径20−20D)にて押出した: 温度:230℃ 押出機ヘツドにおける圧力:12MPa スクリユー速度:70rpm 生成物を例7におけると同様に回収し、射出成
形試料は第2表に示す性質を有した。
【表】 例 9 例2の半硬質コポリアミドと種類(2g)のエ
ラストマーとからの本発明による組成物の製
造: 「コア及びスキン」構造を有するブタジエンと
メタクリル酸メチルとの共重合体を2段階での乳
化重合によつて得た:すなわち、第1段階におい
て重量比78/22のブタ−1,3−ジエンとメタク
リル酸メチルとの混合物をエマルジヨンにおいて
共重合させた。第2段階において、メタクリル酸
メチル25重量部を前記共重合体75重量部に乳化重
合させた。 第2段階の後に得られたラテツクスは平均寸法
0.2μmの粒子よりなつていた。これを凝集させ、
共重合体を分離し、次いで乾燥させた。得られた
共重合体は「コア」及び「スキン」相につきそれ
ぞれ−55℃及び+75℃のガラス転移温度を有し、
かつ23℃にて90MPaの捩り弾性率を有した。 例2のコポリアミドの粒子80重量部とブタジエ
ン/メタクリル酸メチル共重合体粉未20重量部と
の混合物を、1.33×102Paの圧力下で80℃にて15
時間乾燥させ、次いで5個の混練帯域を有するウ
エルナーフフライデラーのZSK30型二重スクリ
ユー押出機にて約250℃の温度で10Kg/hの処理
量にて押出した。 押出生成物をストランドの形態で回収し、冷水
浴に通して冷却し、粒状化させかつ乾燥した。 射出成形試料につき測定した性質は次の通りで
あつた: 23℃にてEHOにおける曲げ弾性率:540Mpa EHOにおける捩り弾性率、23℃:250Mpa −20℃:500Mpa 例 10 例2の半硬質コポリアミドを製造するための媒
体中へ種類(2g)のラテツクスを導入するこ
とによる本発明の組成物の製造。 共重合体を次の単量体から50重量%濃度のエマ
ルジヨンとして調製した: ブタジエン:60重量% スチレン:36重量% アクリル酸:3重量% フマル酸:1重量% この共重合体は次の性質を有した: 粒子寸法:0.15μm COOH/Kgのミリ当量として表した酸度:475 ガラス転移温度:−31℃ 23℃にてEHOにおける捩り弾性率:1.3Mpa この共重合体の50%濃度ラテツクスを10%濃度
の水酸化カリウム水溶液で中和して、ラテツクス
のPH(20℃)を7.35にした。 固定型撹拌機と揮発生成物を蒸留するためのチ
ユーブと反応器のカラムを窒素でフラツシユしう
る装置とを備えた寸法250mlの小型ガラス反応器
中へ次の試薬を導入した: 水とカプロラクタムとの65/35(重量)混合物に
おけるヘキサメチレンジアミンとダイマー酸との
塩の35%濃度溶液(この溶液は例2に示したよう
に調製した):42.8g 60%濃度のカプロラクタム水溶液:44.8g 50%濃度の中和共重合体のラテツクス:24.7g この混合物をホモゲナイズし、そして反応器の
自由空間を窒素でフラツシユさせた。混合物の温
度を1.5時間かけて270℃まで徐々に上昇させ、そ
の間撹拌しかつ均一の蒸留を確保した。重合体を
270℃にて45分間撹拌し続け、次いで冷却した。 回収した重合体を摩砕し、かつ沸とう水中で8
時間洗浄し、次いで排液し、1.33×102Paの減圧
下で80℃にて15時間乾燥させた。 20重量%のブタジエン共重合体を含有する得ら
れた重合体を40Mpaの圧力下で230℃にて圧縮成
形した。 試料につき測定した性質は次の通りであつた: EHOにおける捩り弾性率、20℃:220Mpa 0℃:500Mpa 例 11 例2の種々の半硬質コポリアミドと例1の種類
のエラストマーとナイロン6よりなる慣用のポ
リアミドとからのナイロン6に基づくマスター
バツチを用いた導入法を使用する本発明の組成
物の製造。 この例に使用した半硬質コポリアミドは、例2
に記載した一般的手順に一致して、500オート
クレーブ(32rpmにて撹拌)で調製した。この重
合体は次の性質を有した: m−クレゾールにおける固有粘度:0.99dl/g 95%濃度の蟻酸における粘度指数:111ml/g NH2末端基(ミリ当量/Kg):10.5 COOH末端基(ミリ当量/Kg):58.2 230℃における溶融粘度(γ=10s-1):5100ポア
ズ この場合に使用したエラストマーは、例1に記
載した一般手順にしたがつて調製した。得られた
エラストマーは、無水基を加水分解した後にエラ
ストマー1g当り0.075×10-3カルボン酸基に相
当する酸度を有した。 この例に使用したナイロン6は、バイエル社に
よりズレタンBK31(登録商標)として市販され
る製品であり、90%濃度の蟻酸において142ml/
gの粘度指数を有する。 (1) ナイロン6とエラストマーとからのマスター
バツチの配合: ポリアミド6の粒子55重量部とエラストマー
粒子45重量部との乾燥配合物をモリツツのミキ
サで調製した。 この混合物を次いで、65mmのスクリユー直径
Dと24Dの長さとを有しかつポリアミドを加工
するのに適する形状を備えた円筒−円錐スクリ
ユーを装備しかつ直径5mmの2つの穴部を有す
るダイを備えたプロデツクス蒸留押出機で押出
した。押出条件は次の通りである: 温度:250〜300℃ スクリユーの端部における圧力:50×105Pa 減圧:994×102Pa スクリユー速度:78rpm 処理量:39.6Kg/h ストランドの形態で回収した生成物を冷水浴
に通して冷却し、次いで粒状化しかつ乾燥させ
た。このマスターバツチは次の分析上の性質を
有した:90%濃度の蟻酸における可溶性部分の
粘度指数:160ml/g:残留水分含量:0.12重
量%。光学顕微鏡及び電子顕微鏡の下での透過
率による観察はエラストマーがポリアミド6中
に均質に分布されていることを示し、分散は微
細であり、最大粒子は1mmよりずつと小さい寸
法を有した。 (2) 比較配合物の製造: 半硬質コポリアミドを、処理を容易化させか
つたとえば酸素、熱及び光のような劣化剤に露
出した際重合体の使用性能を改善する各種の添
加物と混合した。これら添加物及び混合物にお
けるその割合は次の通りである: 滑剤及び離型剤(ステアリン酸亜鉛+エステ
ルワクス):0.75重量%(ポリアミドマトリツ
クスに対し) 核形成剤(タルク):0.2重量% 酸化安定剤及び熱安定剤(立体障害フエノー
ル):0.5重量% 紫外線安定剤(ベンゾトリアゾール+ピペリジ
ン型の立体障害アミン):0.5重量%。 この混合物をモリツツミキサで調製し、次い
で上記のプロデツクス蒸発押出機において次の
条件下で押出すことによりホモゲナイズした: 温度:210〜250℃ スクリユーの端部における圧力:10×105Pa 減圧:957×102Pa スクリユー速度:66rpm 処理量:46.8Kg/h 押出混合物をストランドの形態で回収し、こ
れを冷水浴に通して冷却し、次いで粒状化させ
かつ乾燥させた。これは次の分析上の性質を有
した:m−クレゾールにおける固有粘度:1
dl/g;残留水含量:0.17%。 これら試料を成形し、そして測定した物理機
械的性質を第3表に示す。 (3) 半硬質コポリアミドと上記の配合マスターバ
ツチとからの本発明による組成物の製造: 先ず最初に、モリツツミキサ中で半硬質コポ
リアミドの粒子55重量部とマスターバツチの粒
子45重量部とから乾燥プレミツクスを調製し
た。比較配合物の製造に使用した加工助剤添加
物と保護添加物とを次いでこのプレミツクスへ
加えた。 最終混合物を上記のプロデツクス蒸発押出機
において次の条件下で押出した: 温度:250〜310℃ スクリユーの端部における圧力:30×105Pa 減圧:957×102Pa スクリユー速度:40rpm 処理量:32.7Kg/h ストランドの形態で回収した押出生成物を冷
水下で冷却し、次いで粒状化させかつ乾燥させ
た。これは次の分析上の性質を有した:95%濃
度の蟻酸における可溶性部分の粘度指数:146
ml/g;残留水含量:0.075%;240℃における
溶融粘度(γ=10s-1):40000ポアズ。電子顕
微鏡下での透過率による観察はこのエラストマ
ーが2種のポリアミドの混合物中に均質分布さ
れていることを示し、分散は微細であり、かつ
最大粒子は1μm未満の寸法を有した。 射出成形試料につき測定した物理機械的性質
を第3表に示す。
【表】 例 12 上記半硬質コポリアミドに基づくマスターバツ
チを用いる導入技術を使用した、半硬質コポリ
アミドと例11に使用したエラストマーとからの
本発明による組成物の製造。 (1) コポリアミドとエラストマーとからのマスタ
ーバツチの配合: コポリアミドの粒子55重量部とエラストマー
の粒子45重量部との乾燥配合物をモリツツミキ
サで調製した。 次いで、この混合物を次の条件下で上記例11
に記載したプロデツクス装置において押出し
た: 温度:225〜265℃ スクリユーの端部における圧力:25×105Pa 減圧:957×102Pa スクリユー速度:51rpm 処理量:33Kg/h 押出生成物をストランドの形態で回収し、冷
水下で冷却し、次いで粒状化させかつ乾燥させ
た。 (2) 半硬質コポリアミドと上記の配合によるマス
ターバツチとからの本発明による組成物の製
造: 先ず最初に、モリツツミキサにおいて半硬質
コポリアミドの粒子55重量部とマスターバツチ
の粒子45重量部とから乾燥プレミツクスを調製
した。上記例11に記載した工程(2)及び(3)に使用
したと同じ加工助剤添加物と保護添加物とを次
いでこのプレミツクスに加えた(これら添加物
の割合も例11の工程(2)に示したと同じである)。 最終混合物を次の条件下でプロデツクス押出
機で押出した: 温度:225〜265℃ スクリユーの端部における圧力:10×105Pa 減圧:957×102Pa スクリユー速度:50rpm 処理量:30.6Kg/h 押出生成物をストランドの形態で回収し、冷
水下で冷却し、次いで粒状化させかつ乾燥させ
た。これは次の分析上の性質を有した:95%濃
度の蟻酸における可溶性部分の粘度指数:112
ml/g:残留水含量:0.09%。 射出成形試料につき測定した機械的性質を第
4表に示す。 (3) 比較配合物: 上記例11に記載した工程(2)を参照。 例 13 例4に記載した直接導入技術を用いるが、この
場合二重スクリユー押出機の代りに単一スクリ
ユー押出機で成分を混合することによる、例11
で使用した半硬質コポリアミドとエラストマー
とからの本発明による組成物の製造。 半硬質コポリアミドの粒子80重量部とエラスト
マーの粒子20重量部との乾燥配合物をモリツツミ
キサで調製した。次いで、例11及び12で記載した
配合物の製造につき使用したと同じ加工助剤添加
物と保護添加物とを同じ割合でこのプレミツクス
へ加え、そして最終混合物を上記例11及び12で使
用したプロテツクス単一スクリユー押出機におい
て押出した。押出操作条件は次の通りである: 温度 :225〜265℃ スクリユー端部における圧力 :25×105Pa 減圧 :957×102Pa スクリユー速度 :46rpm 処理量 :26.7Kg/h 押出生成物をストランドの形態で回収し、冷水
下で冷却し、次いで粒状化させかつ乾燥させた。
これは次の分析上の性質を有した:95%濃度の蟻
酸における可溶性部分の粘度指数:114ml/g;
残留水含量:0.09%。 射出成形試料につき測定した機械的性質を下記
第4表に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 必須成分として: () 脂肪酸ダイマーから調製された半硬質コポ
    リアミドと、 () 前記コポリアミド()に対し相容性であ
    るか又はこれと反応しうる配列を含む少なくと
    も1種のエラストマーとからなり、前記エラス
    トマーは (a) 2〜6個の炭素原子を有する脂肪族α−オ
    レフインと、3〜8個の炭素原子を有する
    α,β−不飽和モノカルボン酸若しくはジカ
    ルボン酸、これら酸の低級アルキルエステル
    及びこれら酸から誘導される無水物の種類に
    属する少なくとも1種の化合物とから誘導さ
    れるオレフイン共重合体、 (b) カルボキシル基及び(又は)カルボン酸基
    を含みかつエチレンと3〜6個の炭素原子を
    有する少なくとも1種のα−オレフインとか
    ら誘導されるオレフイン共重合体、 (c) カルボキシル基及び(又は)カルボン酸基
    を含みかつエチレンと3〜6個の炭素原子を
    有する少なくとも1種のα−オレフインと少
    なくとも5個の炭素原子を有する少なくとも
    1種の非共役脂肪族ジエンとから誘導される
    オレフイン共重合体、 (d) (i)15〜60個の炭素原子を有する二酸若しく
    は誘導体1〜100モル%と、エステル若しく
    はアミドを形成する二酸、アミノ酸、ヒドロ
    キシ酸及びその誘導体から選択される少なく
    とも1種の他の二官能性試薬0〜99モル%と
    を含有し、多くとも12に等しい炭素原子数を
    有する酸性化合物と、(ii)2〜8個の炭素原子
    を有する線状、分枝鎖若しくは環式ジオール
    であつてもよいジヒドロキシル化合物及び
    (又は)たとえばポリオキシエチレングリコ
    ール、ポリテトラヒドロフラン若しくはポリ
    オキシプロピレングリコールのような500〜
    5000の分子量を有する巨大分子ジヒドロキシ
    ル化合物と、(iii)多くとも25に等しい炭素原子
    数を有する少なくとも1種のジアミン及び
    (又は)少なくとも1種のアミノアルコール
    からなるアミン化合物とから得られるコポリ
    エステル−アミド(ここで酸性化合物(i)が既
    にアミン型試薬を含有する場合には化合物(iii)
    を省略することができ)、 (e) (i)末端ヒドロキシル基を有しかつ500〜
    4000の分子量を有する脂肪族ポリエステル及
    び(又は)脂肪族ポリエーテルと、(ii)2〜8
    個の炭素原子を有し、かつ必要に応じニト
    ロ、クロル、ブロム若しくはフルオロ型の置
    換基を有する脂肪族ジオールと、(iii)芳香族ジ
    イソシアネートとから得られるポリウレタ
    ン、 (f) (i)式: [式中、nは10〜80の数であり、置換基Rは
    同一でも異なつてもよくメチル、ビニル若し
    くはフエニル基を示す] のα,ω−ヒドロゲノポリシロキサンと一級
    エチレン性モノアルコール(若しくはエチレ
    ン性モノイソシアネート)との反応により生
    成されるポリシロキサンマクロジオール(又
    はポリシロキサンマクロジイソシアネート)
    と、(ii)短鎖ジオール及び短鎖ジイソシアネー
    トとの反応により得られる有機ポリシロキサ
    ンとポリウレタンとのブロツク共重合体、 (g) 少なくとも1種のエラストマー相を有しか
    つアクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキ
    ル若しくは共役脂肪族ジエンとカルボン酸基
    若しくはその誘導基、アミノ基若しくはその
    誘導基、ニトリル基、スルホン酸基若しくは
    その誘導基を有する少なくとも1種の不飽和
    コモノマーと適宜少なくとも1種の他のエチ
    レン性不飽和コモノマーとの乳化重合により
    0.05〜1.5μmの寸法の粒子として得られる不
    飽和モノマーの共重合体、 よりなる(a)〜(g)群の少なくとも1つに属すること
    を特徴とする、0℃〜40℃の範囲の特に低温度に
    おいて優秀な可撓性と弾性特性とを有するポリア
    ミド系の成形用組成物。 2 半硬質コポリアミドが、脂肪酸ダイマーと
    ヘキサエチレンジアミンとの塩及びカプロラクタ
    ムからなる混合物を用いて調製され、前記塩が水
    と5個未満の炭素原子を有するアルコールとの混
    合物、水とカプロラクタムとの混合物又はカプロ
    ラクタム自身に基づく特定溶剤中の溶液の形態で
    あり、前記塩の化学量論がPHの測定により厳格に
    調整されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。 3 半硬質コポリアミドが、脂肪酸ダイマーと
    アジピン酸とヘキサメチレンジアミンとから調製
    され、その際アジピン酸対総酸のモル比を0.5〜
    0.99にするよう確保すると共に、一連の操作を溶
    融状態又は固相において単一相のみを示す均質共
    重合体を生成するように選択される温度及び圧力
    条件下で行なうことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。 4 使用するダイマー酸が、多量割合の16〜20個
    の炭素原子を有するモノマー脂肪酸と少量割合の
    8〜15個及び(又は)21〜24個の炭素原子を有す
    るモノマー脂肪酸とからなる混合物の重量によつ
    て得られ、前記ダイマー酸が95%より多いダイマ
    ーと0.5重量%未満のモノマーとを含有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項の
    いずれかに記載の組成物。 5 半硬質コポリアミドとエラストマー相と
    の他に、慣用のポリアミドをさらに含有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項
    のいずれかに記載の組成物。 6 慣用のポリアミドが、脂肪酸ダイマー以外
    の二酸とジアミンとの重縮合により、又はアミノ
    酸の単独重縮合により、又はラクタムの重合によ
    り得られたポリアミドであることを特徴とする特
    許請求の範囲第5項記載の組成物。 7 エラストマー相の量が、半硬質コポリアミ
    ド+エラストマー相+必要に応じ慣用のポリ
    アミドの組合せに対し4〜60重量%であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第6項の
    いずれかに記載の組成物。 8 慣用のポリアミドの量が、半硬質コポリア
    ミド+慣用のポリアミドの組合せに対し5〜
    85重量%であることを特徴とする特許請求の範囲
    第5項乃至第7項のいずれかに記載の組成物。 9 0℃〜−40℃の範囲の特に低温度において優
    秀な可撓性と弾性特性とを有するポリアミド系の
    成形用組成物の製造法において、 () 脂肪酸ダイマーから調製された半硬質コポ
    リアミドを準備し、 () 前記コポリアミド()に対し相容性であ
    るか又はこれと反応しうる配列を含むエラスト
    マーであつて、 (a) 2〜6個の炭素原子を有する脂肪族α−オ
    レフインと、3〜8個の炭素原子を有する
    α,β−不飽和モノカルボン酸若しくはジカ
    ルボン酸、これらの酸の低級アルキルエステ
    ル及びこれら酸から誘導される無水物の種類
    に属する少なくとも1種の化合物とから誘導
    されるオレフイン共重合体、 (b) カルボキシル基及び(又は)カルボン酸基
    を含みかつエチレンと3〜6個の炭素原子を
    有する少なくとも1種のα−オレフインとか
    ら誘導されるオレフイン共重合体、 (c) カルボキシル基及び(又は)カルボン酸基
    を含みかつエチレンと3〜6個の炭素原子を
    有する少なくとも1種のα−オレフインと少
    なくとも5個の炭素原子を有する少なくとも
    1種の非共役脂肪族ジエンとから誘導される
    オレフイン共重合体、 (d) (i)15〜60個の炭素原子を有する二酸若しく
    は誘導体1〜100モル%と、エステル若しく
    はアミドを形成する二酸、アミノ酸、ヒドロ
    キシ酸及びその誘導体から選択される少なく
    とも1種の他の二官能性試薬0〜99モル%と
    を含有し、多くとも12に等しい炭素原子数を
    有する酸性化合物と、(ii)2〜8個の炭素原子
    を有する線状、分枝鎖若しくは環式ジオール
    であつてもよいジヒドロキシル化合物及び
    (又は)たとえばポリオキシエチレングリコ
    ール、ポリテトラヒドロフラン若しくはポリ
    オキシプロピレングリコールのような500〜
    5000の分子量を有する巨大分子ジヒドロキシ
    ル化合物と、(iii)多くとも25に等しい炭素原子
    数を有する少なくとも1種のジアミン及び
    (又は)少なくとも1種のアミノアルコール
    からなるアミン化合物とから得られるコポリ
    エステル−アミド(ここで酸性化合物(i)が既
    にアミン型試薬を含有する場合には化合物(iii)
    を省略することができ)、 (e) (i)末端ヒドロキシル基を有しかつ500〜
    4000の分子量を有する脂肪族ポリエステル及
    び(又は)脂肪族ポリエーテルと、(ii)2〜8
    個の炭素原子を有し、かつ必要に応じニト
    ロ、クロル、ブロム若しくはフルオロ型の置
    換基を有する脂肪族ジオールと、(iii)芳香族ジ
    イソシアネートとから得られるポリウレタ
    ン、 (f) (i)式: [式中、nは10〜80の数であり、置換基Rは
    同一でも異なつてもよくメチル、ビニル若し
    くはフエニル基を示す] のα,ω−ヒドロゲノポリシロキサンと一級
    エチレン性モノアルコール(若しくはエチレ
    ン性モノイソシアネート)との反応により生
    成されるポリシロキサンマクロジオール(又
    はポリシロキサンマクロジイソシアネート)
    と、(ii)短鎖ジオール及び短鎖ジイソシアネー
    トとの反応により得られる有機ポリシロキサ
    ンとポリウレタンとのブロツク共重合体、 (g) 少なくとも1種のエラストマー相を有しか
    つアクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキ
    ル若しくは共役脂肪族ジエンとカルボン酸基
    若しくはその誘導基、アミノ基若しくはその
    誘導基、ニトリル基、スルホン酸基若しくは
    その誘導基を有する少なくとも1種の不飽和
    コモノマーと適宜少なくとも1種の他のエチ
    レン性不飽和コモノマーとの乳化重合により
    0.05〜1.5μmの寸法の粒子として得られる不
    飽和モノマーの共重合体、 よりなる群に属する少なくとも1種のエラスト
    マーを準備し、 () 任意に慣用ポリアミドを準備し、そして () これらの成分を粉末又は顆粒形態におい
    て、先ず慣用ミキサーでの常温混練によつて次
    いで適切なせん断力を生じることのできる装置
    での熱間均質化によつて混合する、 各工程を含むことを特徴とするポリアミド系成形
    用組成物の製造法。 10 0℃〜−40℃の範囲の特に低温度において
    優秀な可撓性と弾性特性とを有するポリアミド系
    の成形用組成物の製造法において、 () 脂肪酸ダイマーから調製された半硬質コポ
    リアミドを準備し、 () 前記コポリアミド()に対し相容性であ
    るか又はこれと反応しうる配列を含むエラスト
    マーであつて、 (a) 2〜6個の炭素原子を有する脂肪族α−オ
    レフインと、3〜8個の炭素原子を有する
    α,β−不飽和モノカルボン酸若しくはジカ
    ルボン酸、これら酸の低級アルキルエステル
    及びこれら酸から誘導される無水物の種類に
    属する少なくとも1種の化合物とから誘導さ
    れるオレフイン共重合体、 (b) カルボキシル基及び(又は)カルボン酸基
    を含みかつエチレンと3〜6個の炭素原子を
    有する少なくとも1種のα−オレフインとか
    ら誘導されるオレフイン共重合体、 (c) カルボキシル基及び(又は)カルボン酸基
    を含みかつエチレンと3〜6個の炭素原子を
    有する少なくとも1種のα−オレフインと少
    なくとも5個の炭素原子を有する少なくとも
    1種の非共役脂肪族ジエンとから誘導される
    オレフイン共重合体、 (d) (i)15〜60個の炭素原子を有する二酸若しく
    は誘導体1〜100モル%と、エステル若しく
    はアミドを形成する二酸、アミノ酸、ヒドロ
    キシ酸及びその誘導体から選択される少なく
    とも1種の他の二官能性試薬0〜99モル%と
    を含有し、多くとも12に等しい炭素原子数を
    有する酸性化合物と、(ii)2〜8個の炭素原子
    を有する線状、分枝鎖若しくは環式ジオール
    であつてもよいジヒドロキシル化合物及び
    (又は)たとえばポリオキシエチレングリコ
    ール、ポリテトラヒドロフラン若しくはポリ
    オキシプロピレングリコールのような500〜
    5000の分子量を有する巨大分子ジヒドロキシ
    ル化合物と、(iii)多くとも25に等しい炭素原子
    数を有する少なくとも1種のジアミン及び
    (又は)少なくとも1種のアミノアルコール
    からなるアミン化合物とから得られるコポリ
    エステル−アミド(ここで酸性化合物(i)が既
    にアミン型試薬を含有する場合には化合物(iii)
    を省略することができ)、 (e) (i)末端ヒドロキシル基を有しかつ500〜
    4000の分子量を有する脂肪族ポリエステル及
    び(又は)脂肪族ポリエーテルと、(ii)2〜8
    個の炭素原子を有し、かつ必要に応じニト
    ロ、クロル、ブロム若しくはフルオロ型の置
    換基を有する脂肪族ジオールと、(iii)芳香族ジ
    イソシアネートとから得られるポリウレタ
    ン、 (f) (i)式: [式中、nは10〜80の数であり、置換基Rは
    同一でも異なつてもよくメチル、ビニル若し
    くはフエニル基を示す] のα,ω−ヒドロゲノポリシロキサンと一級
    エチレン性モノアルコール(若しくはエチレ
    ン性モノイソシアネート)との反応により生
    成されるポリシロキサンマクロジオール(又
    はポリシロキサンマクロジイソシアネート)
    と、(ii)短鎖ジオール及び短鎖ジイソシアネー
    トとの反応により得られる有機ポリシロキサ
    ンとポリウレタンとのブロツク共重合体、 (g) 少なくとも1種のエラストマー相を有しか
    つアクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキ
    ル若しくは共役脂肪族ジエンとカルボン酸基
    若しくはその誘導基、アミノ基若しくはその
    誘導基、ニトリル基、スルホン酸基若しくは
    その誘導基を有する少なくとも1種の不飽和
    コモノマーと適宜少なくとも1種の他のエチ
    レン性不飽和コモノマーとの乳化重合により
    0.05〜1.5μmの寸法の粒子として得られる不
    飽和モノマーの共重合体、 よりなる群に属する少なくとも1種のエラスト
    マーを準備し、 () 前記半硬質コポリアミド()の一部と前
    記少なくとも1種のエラストマー()とから
    顆粒形態のマスターバツチを作り、そして () 前記マスターバツチに半硬質コポリアミド
    ()の残部を、先ず慣用ミキサーでの常温混
    練によつて次いで適切なせん断力を生じること
    のできる装置での熱間均質化によつて混合す
    る、 各工程を含むことを特徴とするポリアミド系成形
    用組成物の製造法。 11 0℃〜−40℃の範囲の特に低温度において
    優秀な可撓性と弾性特性とを有するポリアミド系
    の成形用組成物の製造法において、 () 脂肪酸ダイマーから調製された半硬質コポ
    リアミドを準備し、 () 前記コポリアミド()に対し相容性であ
    るか又はこれと反応しうる配列を含むエラスト
    マーであつて、 (a) 2〜6個の炭素原子を有する脂肪族α−オ
    レフインと、3〜8個の炭素原子を有する
    α,β−不飽和モノカルボン酸若しくはジカ
    ルボン酸、これらの酸の低級アルキルエステ
    ル及びこれら酸から誘導される無水物の種類
    に属する少なくとも1種の化合物とから誘導
    されるオレフイン共重合体、 (b) カルボキシル基及び(又は)カルボン酸基
    を含みかつエチレンと3〜6個の炭素原子を
    有する少なくとも1種のα−オレフインとか
    ら誘導されるオレフイン共重合体、 (c) カルボキシル基及び(又は)カルボン酸基
    を含みかつエチレンと3〜6個の炭素原子を
    有する少なくとも1種のα−オレフインと少
    なくとも5個の炭素原子を有する少なくとも
    1種の非共役脂肪族ジエンとから誘導される
    オレフイン共重合体、 (d) (i)15〜60個の炭素原子を有する二酸若しく
    は誘導体1〜100モル%と、エステル若しく
    はアミドを形成する二酸、アミノ酸、ヒドロ
    キシ酸及びその誘導体から選択される少なく
    とも1種の他の二官能性試薬0〜99モル%と
    を含有し、多くとも12に等しい炭素原子数を
    有する酸性化合物と、(ii)2〜8個の炭素原子
    を有する線状、分枝鎖若しくは環式ジオール
    であつてもよいジヒドロキシル化合物及び
    (又は)たとえばポリオキシエチレングリコ
    ール、ポリテトラヒドロフラン若しくはポリ
    オキシプロピレングリコールのような500〜
    5000の分子量を有する巨大分子ジヒドロキシ
    ル化合物と、(iii)多くとも25に等しい炭素原子
    数を有する少なくとも1種のジアミン及び
    (又は)少なくとも1種のアミノアルコール
    からなるアミン化合物とから得られるコポリ
    エステル−アミド(ここで酸性化合物(i)が既
    にアミン型試薬を含有する場合には化合物(iii)
    を省略することができ)、 (e) (i)末端ヒドロキシル基を有しかつ500〜
    4000の分子量を有する脂肪族ポリエステル及
    び(又は)脂肪族ポリエーテルと、(ii)2〜8
    個の炭素原子を有し、かつ必要に応じニト
    ロ、クロル、ブロム若しくはフルオロ型の置
    換基を有する脂肪族ジオールと、(iii)芳香族ジ
    イソシアネートとから得られるポリウレタ
    ン、 (f) (i)式: [式中、nは10〜80の数であり、置換基Rは
    同一でも異なつてもよくメチル、ビニル若し
    くはフエニル基を示す] のα,ω−ヒドロゲノポリシロキサンと一級
    エチレン性モノアルコール(若しくはエチレ
    ン性モノイソシアネート)との反応により生
    成されるポリシロキサンマクロジオール(又
    はポリシロキサンマクロジイソシアネート)
    と、(ii)短鎖ジオール及び短鎖ジイソシアネー
    トとの反応により得られる有機ポリシロキサ
    ンとポリウレタンとのブロツク共重合体、 (g) 少なくとも1種のエラストマー相を有しか
    つアクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキ
    ル若しくは共役脂肪族ジエンとカルボン酸基
    若しくはその誘導基、アミノ基若しくはその
    誘導基、ニトリル基、スルホン酸基若しくは
    その誘導基を有する少なくとも1種の不飽和
    コモノマーと適宜少なくとも1種の他のエチ
    レン性不飽和コモノマーとの乳化重合により
    0.05〜1.5μmの寸法の粒子として得られる不
    飽和モノマーの共重合体、 よりなる群に属する少なくとも1種のエラスト
    マーを準備し、 () 慣用ポリアミドを準備し、 () 前記慣用ポリアミド()及び前記少なく
    とも1種のエラストマー()から顆粒状マス
    ターバツチを作り、そして () 前記マスターバツチに前記半硬質コポリア
    ミド()の顆粒を先ず慣用ミキサーでの常温
    混練によつて次いで適切なせん断力を生じるこ
    とのできる装置での熱間均質化によつて混合す
    る、各工程を含むことを特徴とするポリアミド
    系成形用組成物の製造法。
JP58157266A 1982-09-06 1983-08-30 脂肪酸ダイマ−とエラストマ−と適宜慣用のポリアミドとから誘導された半硬質ポリアミドに基づく成形用組成物、これら組成物の製造方法、これら方法を実施する手段、並びにこれら組成物から製造された成形品 Granted JPS5959745A (ja)

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