JP2002538259A - ポリアミド/エマルジョンポリマーブレンド - Google Patents

ポリアミド/エマルジョンポリマーブレンド

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JP2002538259A
JP2002538259A JP2000602716A JP2000602716A JP2002538259A JP 2002538259 A JP2002538259 A JP 2002538259A JP 2000602716 A JP2000602716 A JP 2000602716A JP 2000602716 A JP2000602716 A JP 2000602716A JP 2002538259 A JP2002538259 A JP 2002538259A
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acrylate
amide
methacrylate
polymer blend
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スコット ジョーンズ,アラン
ラッセル ダーネル,ウィリアム
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ローガン マーレイ,デービッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(a)液体連続相に分散された第1のポリマーを含むポリマーコロイド系を調製し;(b)反応前又は反応中に、1)二酸成分とジアミン成分、ジアミン成分と二酸のオリゴマー、又はそれらの混合物を含むアミド型重合反応媒体中にポリマーコロイド系を投入し;そしてc)成分b1)を重合させ、それによってアミド型ポリマー/第1ポリマーブレンドを生成する工程を含んでなる、アミド型ポリマー/第1ポリマーブレンドの製造方法を提供する。この方法によって製造されるポリマーブレンドも提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、アミド型ポリマー、例えばポリアミド及びポリエステルアミドポリ
マー並びにこのようなポリマーの製造方法に関する。アミド型ポリマーは、ジオ
ール及び/又は水を基材とするポリマーコロイド系を用いてポリマーコロイド系
をアミド型重合反応中に導入することによって製造される。ポリマーコロイド系
は、水成分、ジオール成分又はそれらの混合物、及び場合によっては1種又はそ
れ以上の補助溶媒を含むことができる。アミド型ポリマー/第1ポリマーブレン
ドも提供する。本発明の方法によって製造されるアミド型ポリマーは多相材料で
ある。
【0002】発明の背景 ラテックスポリマーは、ポリマーデリバリー系の独特の特徴により、種々の製
品に使用される。ラテックスポリマーは本質的に、その溶液相当品よりも粘度が
低い。このより低い粘度によって、高濃度の流体に伴う多数の問題に遭遇するこ
となく、所定の用途においてより高いポリマー濃度を供給できるようになる。ラ
テックスポリマーの独特の粘度挙動は系の不均一性による。ラテックスポリマー
を連続低粘度媒体中に溶解させるのではなくて分散させることにより、媒体の粘
度に対するラテックスポリマーの影響が減少する。従って、ラテックスの連続相
又は溶媒が、系の粘度に影響を及ぼす主な要素である。
【0003】 通常、ほとんどの市販ラテックスの連続相は水である。水は毒性が低く、易燃
性でないので、これは有益である。連続相をポリマーの供給系として使用すべき
場合に、水はよい選択である。しかし、場合によっては、水は基質に好ましくな
い場合もあるし、ラテックスの乾燥特性を変化させる必要のある場合もある。
【0004】 水以外の溶媒も連続相に使用できる。例えば、少量のジオール溶媒の添加が知
られている。特開平4−335002号公報は、低温においてビニルエステルエ
マルジョンを製造するために凍結防止剤としてアルコールを添加することを開示
している。開示されたジオール溶媒の量は50重量%未満である。特開昭63−
186703号公報は、得られるエマルジョンにフィルム形成性を持たせるため
にフィルム形成剤及び可塑剤を固体成分の10重量%以下の量で添加することを
開示している。特開平6−184217号公報は、優れた粉体流動性を有する塩
化ビニルポリマーを生成するために塩化ビニル懸濁重合反応にポリオール及び水
溶性無機塩を添加することを開示している。EP255137号は、重合度の高
いポリビニルエステルを製造するために水/アルコールレベル100/0〜50
/50で水溶性アルコールを使用することを開示している。 米国特許第3,779,969号は、エマルジョンの10〜50重量%の量で
プロピレンジオールまたはジエチレンジオールを使用することを記載している。
エチレンジオールは、改良された湿潤性をエマルジョンに与えるために添加され
る。
【0005】 米国特許第4,458,050号は、ジオール連鎖延長剤中におけるポリマー
分散液の製造方法を記載している。この特許は、ポリウレタンを製造するために
、低粘度のポリマーを製造することに関する。米国特許第4,458,050号
は、ジオール溶媒中安定化ラテックスを生成する組成物は教示していない。この
特許はまた、分散ポリマーを製造するための多量のポリマー安定剤を開示してい
る。
【0006】 特開昭60−040182号公報及び特開昭64−001786号公報は、織
物処理のための、撥水−油性(water−oil repellency)組
成物を教示している。この組成物は、ジオール溶媒の混合物中におけるフルオロ
ポリマーエマルジョンの製造に向けられている。このようなフルオロポリマーは
本発明の対象ではない。
【0007】 米国特許第4,810,763号は、感圧性接着剤を製造するための、有機媒
体中における懸濁重合を開示している。米国特許第4,810,763号に記載
された組成物は特に、粒度の大きい分散液の製造に向けられている。この特許は
、粒度が1000nm未満のラテックスを作る組成物を開示していない。この参
考文献は乳化重合も開示していない。
【0008】 米国特許第4,885,350号及び米国特許第5,061,766号は親水
性有機液体中におけるビニルモノマーの分散重合を開示している。分散ポリマー
を製造するために、多量のポリマー分散安定剤が開示されている。
【0009】 押出機中でポリアミドポリマーを別のポリマーとブレンドすることによってポ
リアミドポリマーを改質することが知られている。ポリアミドの耐衝撃性を改良
するためには、通常、二軸スクリュー押出機中でポリマーに低Tgエラストマー
が添加される。例えば、Polymer Engineering and S cience , Vol.23, 7, 380ページ(1983年)は、トル
クレオメーター中においてナイロン6,6中にブレンドされたマレイン酸化LD
PEを使用することを開示している。ポリアミドブレンドの成分特性及び最終ブ
レンドの形態が、特性に与える影響については、Adv. Chem. Ser
(1993)、233(Toughened Plastics 1),70
〜104に示されている。ポリアミド/コアシェルゴムブレンド中へのエポキシ
、カルボン酸及びイミド官能価の使用は、特開平4−175370号公報に開示
されている。ゴム状エチレンコポリマーとのポリアミドブレンド中に無水物及び
エポキシ官能価を使用することは、WO 9522570中に開示されている。
分散相の大きさは、J.Appl.Polym.Sci.(1994年),54
(3),pg339〜54に教示されるように、優れた性質の達成という点では
重要ではない。しかし、以前に開示された、これらのポリアミドポリマー改質方
法は各々、別個の配合工程を必要とする。このような配合方法は、エネルギーを
大量に消費し、時としてポリマーの物理的性質、特に分子量を低下させると共に
、より多くの資源とより多くの時間を使用するブレンド工程を必要とする。
【0010】 より経済的にポリマーブレンドを製造することへのニーズがある。このような
ニーズは、ポリアミドポリマーの物理的性質を維持するか改良しつつ、重合反応
器中でこのようなブレンドを得ることができる本発明によって解決された。
【0011】発明の要約 一つの側面において、本発明は、 a)液体連続相に分散された第1のポリマーを含んでなるポリマーコロイド系
を調製し; b)反応前又は反応中に、1)二酸成分とジアミン成分、二酸及びジアミン成
分のオリゴマー、又はそれらの混合物を含むアミド型重合反応媒体中にポリマー
コロイド系を投入し;そして c)成分b1)を重合させることによってアミド型ポリマー/第1のポリマー
ブレンドを生成せしめる 工程を含んでなるアミド型ポリマー/第1のポリマーのブレンドの製造方法を提
供する。
【0012】 別の側面において、本発明は、 a.非コアシェル型ポリマーを含む第1のポリマーを含むポリマーコロイド系
;及び b.アミドポリマー を含んでなるアミド型ポリマー/第1のポリマーのブレンドを提供する。
【0013】 さらに別の側面において、本発明は、 a.液体連続相を含むポリマーコロイド系を調製し; b.ポリマーコロイド系をアミド型ポリマー中に投入し;そして c.ポリマーコロイド系及びアミド型ポリマーを押出することによってアミド
型ポリマー/第1ポリマーのブレンドを生成せしめる 工程を含んでなる、アミド型ポリマー/第1のポリマーのブレンドの製造方法を
提供する。
【0014】発明の詳細な説明 本発明は、本発明の好ましい実施態様に関する以下の詳細な説明及びこれに含
まれる実施例を参照することによってより理解しやすくなるであろう。
【0015】 本発明の組成物及び方法の開示及び説明の前に、本発明は特定の合成方法又は
個々の配合物に限定されないこと、従って当然変化し得ることを理解されたい。
また、ここに使用した用語は、個々の実施態様の説明にのみ使用するのであって
、限定的な意味合いを持たないことを理解されたい。
【0016】 本明細書及び特許請求の範囲において、多数の用語に言及するが、それらは以
下の意味を有するものと定義する。
【0017】 単数形(a,an及びthe)は、前後関係からそうでないことが明白でない
限り、複数の対象を含む。
【0018】 「任意の」又は「場合によっては」は、次に記載された事象又は状況が起こっ
ても起こらなくてもよいこと、並びにその事象又は状況が起こる場合と起こらな
い場合を含むことを意味する。
【0019】 「ラテックス」は本明細書中において、連続相中のポリマー粒子の分散液と定
義し、ポリマー粒子は好ましくは約10〜1000 nmの粒度を有する。ポリ
マー粒子は乳化重合によって製造するのが好ましい。「ラテックス粒子」は本明
細書中において、好ましくは連続相中に分散されたそのようなポリマー粒子と定
義する。
【0020】 本明細書中において、用語「ラテックスポリマー組成物」は、コアシェル型ポ
リマーと非コアシェル型ポリマーの両者からなるラテックスを含む。
【0021】 「ジオール」は、グリコール又は二価アルコールの同義語である。「ポリオー
ル」は3個又はそれ以上のヒドロキシル基を含む多価アルコールである。
【0022】 範囲は本明細書中において、しばしば、「約」を付けた「一方の特定値」から
及び/又は「約」を付けた「もう一方の特定値」までとして表される。このよう
な範囲を表す場合、「一方の特定値」から及び/又は「もう一方の特定値」まで
は別の実施態様であることを理解されたい。同様に、先行する「約」を用いて値
を近似値で表す場合、特定値は別の実施態様であることを理解されたい。
【0023】 本明細書全体にわたって、出版物を参照する場合、本発明が関連する最新技術
をより詳細に説明するために、これらの出版物を参照することによってその開示
全体を本明細書に取り入れる。
【0024】 一つの側面において、本発明は、 a.液体連続相に分散された第1のポリマーを含むポリマーコロイド系を調製
し; b.反応前又は反応中に、1)二酸成分とジアミン成分、二酸及びジアミン成
分のオリゴマー、又はそれらの混合物を含むアミド型重合反応媒体中にポリマー
コロイド系を投入し;そして c.成分b1)を重合させることによってアミド型ポリマー/第1のポリマー
のブレンドを生成せしめる 工程を含んでなるアミド型ポリマー/第1のポリマーのブレンドの製造方法を提
供する。
【0025】 別の側面において、本発明は、 a.非コアシェル型ポリマーを含む第1のポリマーを含むポリマーコロイド系
;及び b.アミドポリマー を含んでなるアミド型ポリマー/第1のポリマーのブレンドを提供する。
【0026】 さらに別の側面において、本発明は、 a.液体連続相を含むポリマーコロイド系を調製し; b.ポリマーコロイド系をアミド型ポリマー中に投入し;そして c.ポリマーコロイド系及びアミド型ポリマーを押出することによってアミド
型ポリマー/第1のポリマーブレンドを生成せしめる 工程を含んでなる、アミド型ポリマー/第1ポリマーのブレンドの製造方法を提
供する。
【0027】 本発明は、アミド型重合反応へのポリマーコロイド系の導入に関する。ポリマ
ーコロイド系は水成分、ジオール成分、ポリオール成分及び場合によっては1種
又はそれ以上の補助溶媒を含むことができる。
【0028】I.ポリマーコロイド系 前述のように、本発明は、アミド型ポリマー、例えば、改質ポリアミドポリマ
ー、例えば、ナイロン6,6若しくはナイロン6,10、又は改質ポリエステル
アミドポリマーに関する。このようなアミド型ポリマーを、第1のポリマーを含
むポリマーコロイド系を直接、アミド型重合反応に加えることによって改質する
。重合反応にポリマーコロイド系を直接添加することによって、第1のポリマー
はアミド型ポリマーに組み込まれて、改質アミド型ポリマーを生成できる。
【0029】 ポリマーコロイド系は好ましくは液体連続相を含む。好ましい実施態様におい
て、液体連続相は水を含む。別の好ましい実施態様において、液体連続相はジオ
ールを含む。更に別の好ましい実施態様において、液体連続相は水とジオールと
の混合物を含む。
【0030】 ジオールラテックス組成物の液体連続相中に使用できるジオール成分としては
、炭素数約2〜約10の任意の脂肪族又は脂環式ジオール又はそれらの混合物が
挙げられるがこれらに限定されない。好ましいジオールとしては、以下のものが
挙げられる:エチレンジオール、1,3−トリメチレンジオール、プロピレンジ
オール、トリプロピレンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オ
クタンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルジオール、シス−若し
くはトランス−シクロヘキサンジメタノール、シス−若しくはトランス−2,2
,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール、ジエチレンジオール
、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−
プロパンジオール、2−メチル−1,3−ペンタンジオール又はそれらの混合物
。より好ましいジオールとしては、エチレンジオール、プロピレンジオール、ト
リプロピレンジオール、1,4−ブタンジオール、ジエチレンジオール、ネオペ
ンチルジオール、シス及びトランス−シクロヘキサンジメタノール又はそれらの
混合物が挙げられ、更に好ましいジオールとしては、ネオペンチルジオール、エ
チレンジオール、シス若しくはトランス−シクロヘキサンジメタノール、1,4
−ブタンジオール又はそれらの混合物が挙げられる。
【0031】 連続相はポリオール成分を含むこともできる。連続相中に使用できる代表的な
ポリオール成分としては、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、1,2,6−ヘキサントリオール、ソルビトール、1,1,4,4
−テトラキス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、トリス−(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレート、ジペンタエリトリトール又はそれらの混合物が挙げ
られるがこれらに限定されない。ポリオールの他に、比較的高分子量のポリオー
ル(MW,400〜3000)、好ましくは、炭素数2〜3のアルキレンオキシ
ド、例えば、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドを炭素数3〜6のポリオ
ール開始剤、例えば、グリセロールを用いて縮合させることによって得られるト
リオールも使用できる。
【0032】 液体連続相はまた、ジオール、水及び/又はポリオールの混合物を含むことが
できる。
【0033】 連続相はまた、補助溶媒を含むことができる。これらの補助溶媒としては、メ
タノール、エタノール、プロパノール、n−ブタノール又はそれらの混合物が挙
げられるがこれらに限定されない。補助溶媒は連続相の総重量に基づき、約60
重量%未満、より好ましくは約40重量%未満の量で存在できる。
【0034】 本明細書中で使用する連続相の総重量は、ジオール成分、水成分、ポリオール
成分及び任意の補助溶媒の重量を含む。界面活性剤の重量は連続相の総重量に含
ませない。
【0035】 ジオール成分は、好ましくは連続相の約10〜約100重量%、より好ましく
は約20〜約100重量%、更に好ましくは約30〜約100重量%、さらに好
ましくは約40〜約100重量%、さらに好ましくは約50〜約100重量%を
構成する。別の実施態様において、ジオール成分は好ましくは連続相の約60〜
約100重量%、より好ましくは約70〜約100重量%、さらに好ましくは約
80〜約100重量%、更に好ましくは約90〜約100重量%を構成する。特
に好ましい実施態様において、連続相はジオール成分から本質的になる。一実施
態様において、ジオール成分はトリプロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール又はそれらの混合
物から本質的になる。
【0036】 好ましい実施態様において、ポリマーコロイド系はラテックスポリマー組成物
を含む。本発明のジオールラテックス組成物は乳化重合によって製造する。反応
の固形分は好ましくは約5〜約60重量%であるが、より好ましくは約20〜約
50重量%である。ジオールラテックス組成物のラテックスポリマー粒子の粒度
は好ましくは約1000nm未満、より好ましくは約20〜約700nm、さら
に好ましくは約60〜約250nmである。反応温度は好ましくは約0〜約19
0℃、より好ましくは約60〜約90℃である。
【0037】 ジオールラテックス組成物の製造には、界面活性剤を使用するのが好ましい。
当業者ならば、乳化重合に使用する界面活性剤の型及び量がモノマーの組み合わ
せ及び重合条件によって異なることがわかるであろう。乳化重合に使用する界面
活性剤は、陰イオン、陽イオン又は非イオン界面活性剤であることができる。本
発明において使用できる陰イオン界面活性剤としては、アルキル、アリール若し
くはアルキルアリールスルホネート、スルフェート、ホスフェートのアルカリ金
属もしくはアンモニウム塩又はそれらの混合物のような界面活性剤が挙げられる
。適当な非イオン界面活性剤としては、アルキル及びアルキルアリールポリジオ
ールエーテル、例えば、ラウリル、オレイル及びステアリルアルコールのエトキ
シル化生成物;オクチル又はノニルフェノールのエトキシル化生成物を含む(こ
れらに限定されない)アルキルフェノールグリコールエーテルが挙げられるがこ
れらに限定されない。適当な界面活性剤は、McCutcheon’s Vol ume I:Emulsifiers and Detergents 199 6 North American Edition , MC Publish
ing Co.,Glen Rock,NJ,1996に記載されている。界面
活性剤は乳化重合において反応性であってもなくてもよい。一実施態様において
、有用な界面活性剤はノニルフェノール及びアルキルアルコールエトキシレート
の硫酸塩/スルホン酸塩である。好ましい界面活性剤としては、重合性又は非重
合性アルキルエトキシレートスルフェート、アルキルフェノールエトキシレート
スルフェート、アルキルエトキシレート、アルキルフェノールエトキシレート又
はそれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。
【0038】 ポリマーコロイド系は、公知の任意の常法によって製造できる。ポリマーコロ
イド系がラテックスポリマーを含む場合には、ラテックスポリマーの形成に使用
するモノマーは一般的には、エチレン系不飽和モノマーと位置づけられる。これ
らは非酸ビニルモノマー、酸ビニルモノマー又はそれらの混合物を含むがこれら
に限定されない。ラテックスポリマーは、非酸ビニルモノマー及び酸モノマーの
コポリマー又はそれらの混合物及びそれらの誘導体のコポリマーであることがで
きる。本発明のラテックスポリマーはまた、エチレン系不飽和モノマーのホモポ
リマーであることができる。
【0039】 ラテックスポリマーコロイド系の製造に使用できる適当な非酸ビニルモノマー
としては以下のものが挙げられるがこれらに限定されない:アセトアセトキシエ
チルメタクリレート、アセトアセトキシエチルアクリレート、メチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチ
ルアクリレート、ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチル
メタクリレート、エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレ
ート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソプレン、オクチルアクリレート、
オクチルメタクリレート、イソオクチルアクリレート、イソオクチルメタクリレ
ート、トリメチオールプロピルトリアクリレート、スチレン、α−メチルスチレ
ン、グリシジルメタクリレート、カルボジイミドメタクリレート、C〜C18 アルキルクロトネート、ジ−n−ブチルマレエート、α−若しくはβ−ビニルナ
フタレン、ジ−オクチルマレエート、アリルメタクリレート、ジ−アリルマレエ
ート、ジ−アリルマロネート、メチオキシブテニルメタクリレート、イソボルニ
ルメタクリレート、ヒドロキシブテニルメタクリレート、ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、アクリロニトリ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニルエチレンカーボネート、
エポキシブテン、3,4−ジヒドロキシブテン、ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、メタクリルアミド、アクリルアミド、ブチルアクリルアミド、エチル
アクリルアミド、ブタジエン、ビニルエステルモノマー、ビニル(メタ)アクリ
レート、イソプロペニル(メタ)アクリレート、脂環式エポキシ(メタ)アクリ
レート、エチルホルムアミド、4−ビニル−1,3−ジオキソラン−2−オン、
2,2−ジメチル−4−ビニル−1,3−ジオキソラン、並びに3,4−ジ−ア
セトキシ−1−ブテン又はそれらの混合物。適当なモノマーは、The Bra ndon Associates , 2nd edition,1992(Me
rrimack,New Hampshire)及びPolymers and Monomers , the 1966−1997 Catalog(Pol
yscience,Inc.,Warrington,Pennsylvani
a,U.S.A.)に記載されている。
【0040】 ラテックスポリマーコロイド系の製造に使用できる酸ビニルモノマーとしては
、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、モノビニルアジペート
又はそれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。
【0041】 ラテックスポリマー/(コ)ポリマーの製造に使用できる好ましいモノマーは
好ましくは、アクリレート、メタクリレート、ビニルエステル、スチレン、スチ
レン誘導体、例えば、4−ソジオスルホスチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン
、アクリロニトリル、イソプレン、ブタジエン又はそれらの混合物を含む(これ
らに限定されない)エチレン系不飽和モノマーである。より好ましい実施態様に
おいて、ラテックスポリマーは、2−エチル−ヘキシルアクリレート、スチレン
、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、エチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、ブタジエン、イソプレン又はそれらの混合物の(コ)ポリマーを
含む。
【0042】 好ましい実施態様において、ラテックスポリマーの分子量は、ゲル透過クロマ
トグラフィー(GPC)によって測定された重量平均分子量(Mw)が約1,0
00〜約1,000,000、より好ましくは5,000〜250,000であ
る。一実施態様において、ラテックスポリマーのガラス転移温度(Tg)は約1
70℃又はそれ未満である。
【0043】 本発明のジオールラテックス組成物は、ジオール成分を含む連続相中で安定化
されたラテックスと位置づけることができる。本発明において、安定ラテックス
とは、粒子がコロイド安定性であるもの、すなわち、ラテックス粒子が長時間、
例えば、約24時間、好ましくは約48時間、より好ましくは1週間、連続相中
に分散されたままであるものと定義する。
【0044】 ラテックスポリマー粒子は一般に球形である。前述の通り、本発明の組成物中
に使用するラテックスポリマーは、コアシェルポリマー又は非コア−シェルポリ
マーであることができる。コアシェルポリマーを使用する場合には、ポリマーは
、モノマー添加を段階的に行うことによってポリマーをコア/シェル式で製造で
きる。例えば、重合のモノマー供給材料の組成を反応の間に急に変えることによ
って、ポリマーに明確なコア及びシェル部分を形成できる。コア/シェルポリマ
ー粒子はまた、マルチローブ形、ピーナッツシェル形、どんぐり形またはラズベ
リー形で製造することもできる。このような粒子中で、コア部分は該粒子の総重
量の約20〜約80%を構成することができ、シェル部分は該粒子の総重量の約
80〜約20%を含むことができる。
【0045】 一実施態様においては、連鎖移動剤を乳化重合に使用する。代表的な連鎖移動
剤は、公知の連鎖移動剤である。ラテックス組成物を形成するために乳化重合反
応に使用できる連鎖移動剤としては以下のものが挙げられるが、これらに限定さ
れない:ブチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、メルカプトプロピオン酸
、2−エチルヘキシル−3−メルカプトプロピオネート、n−ブチル−3−メル
カプトプロピオネート、オクチルメルカプタン、イソデシルメルカプタン、オク
タデシルメルカプタン、メルカプトアセテート、アリルメルカプトプロピオネー
ト、アリルメルカプトアセテート、クロチルメルカプトプロピオネート、クロチ
ルメルカプトアセテート、及び米国特許第5,247,040号(この特許を参
照することによってここに取り入れる)に開示又は記載された反応性連鎖移動剤
。好ましくは、連鎖移動剤は、メルカプタン、及び四塩化炭素を含む(これに限
定されない)種々のハロゲン化アルキルから選ばれ;より好ましくは連鎖移動剤
は2−エチルヘキシル−3−メルカプトプロピオネートである。連鎖移動剤は0
〜2部/モノマー100部(phm)、より好ましくは0〜0.5phmの量で
添加することができる。
【0046】 本発明のポリマーコロイド系は好ましくは、架橋されていなくても架橋されて
いてもよいラテックスポリマーを含むことができる。
【0047】 好ましい実施態様においては、ラテックスは適当な架橋剤を用いて架橋させる
。適当な架橋剤としては、ジビニルベンゼン、アリルメタクリレート、アリルア
クリレート、多官能価アクリレート又はそれらの混合物を含む(これらに限定さ
れない)多官能価不飽和化合物が挙げられる。適当な多官能価アクリレートとし
ては、エチレンジオールジメタクリレート、エチレンジオールジアクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタク
リレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート又はそれらの混合物が挙げ
られるがこれらに限定されない。乳化重合における架橋用モノマーの量を制御し
て、ラテックスのゲルの割合を約20〜約100%に変化させることができる。
ゲルの割合は、望ましい溶媒中に溶解しない量である。
【0048】 別の好ましい実施態様において、ポリマーコロイド系は未架橋の第1のポリマ
ーからなる。第1のポリマーは未架橋ラテックスであるのが特に好ましい。当業
者ならば、ラテックスのような未架橋ポリマーが、架橋剤を使用しないことを除
いて、架橋ポリマーコロイド系の製造に使用されるのと同一のモノマー及び連続
相から製造できることを理解できるであろう。
【0049】 ラテックス粒子は、官能側基を有するモノマーを組み入れることによって官能
化することができる。ラテックス粒子中に組み入れることができる官能基として
は、エポキシ基、アセトアセトキシ基、カーボネート基、ヒドロキシル基、アミ
ン基、イソシアネート基、アミド基又はそれらの混合物が挙げられるがこれらに
限定されない。官能基は、以下のような種々のモノマー(これらに限定されない
)から誘導することができる:グリシジルメタクリレート、アセトアセトキシエ
チルメタクリレート、ビニルエチレンカーボネート、ヒドロキシエチルメタクリ
レート、t−ブチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノメタクリレー
ト、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート、アクリル
アミド及びn−メチロールアクリルアミド。官能基の添加によって、ラテックス
合成後にポリマーをさらに反応させることができる。官能価は、潜伏性架橋を付
与するのに有用であるか、以下のセクションIIで解説するポリアミドポリマー
と反応させるのに使用できる。
【0050】 乳化重合において開始剤を使用してラテックス組成物を形成できる。開始剤の
例としては、過硫酸塩、水又はジオール溶解性有機ペルオキシド及びアゾ型開始
剤が挙げられる(これらに限定されない)。好ましい開始剤としては、過酸化水
素、ペルオクソ二硫酸カリウム若しくはアンモニウム、ジベンゾイルペルオキシ
ド、ラウリルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、2,2’−アゾビス
イソブチロニトリル、t−ブチルヒドロペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド
又はそれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。t−ブチルヒドロペ
ルオキシドとイソアスコルビン酸との鉄触媒反応のような、レドックス開始系(
還元酸化開始)も有用である。副生成物として強酸を発生しかねない開始剤は使
用しない方が好ましい。これにより、溶媒のジオール成分と酸との起こり得る副
反応が回避される。開始剤は約0.1〜約2phm、より好ましくは約0.3〜
約0.8phmの量で添加できる。
【0051】 乳化重合には還元剤も使用できる。適当な還元剤は、重合速度を増加させるも
のであり、例えば、亜硫酸水素ナトリウム、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、ナトリウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレート、アスコルビン酸、イソアスコルビン酸又
はそれらの混合物が挙げられる。還元剤を乳化重合に導入する場合には、好まし
くは約0.1〜約2phm、より好ましくは約0.3〜約0.8phmの量で添
加する。還元剤は反応器中に一定期間にわたって供給するのが好ましい。
【0052】 反応のpHを制御するために、乳化重合に緩衝剤を使用することもできる。適
当な緩衝剤としては炭酸アンモニウム及びナトリウム並びに炭酸水素アンモニウ
ム及びナトリウムが挙げられるがこれらに限定されない。過硫酸塩を含む(これ
らに限定されない)酸発生開始剤を用いる場合には緩衝剤を組み込むことが好ま
しい。
【0053】 乳化重合には重合触媒も使用できる。重合触媒は重合速度を増加し且つ、前記
還元剤と組合わさって、反応条件下で重合開始剤の分解を促進することができる
化合物である。適当な触媒としては、例えば硫酸第一鉄七水和物、塩化第一鉄、
硫酸第二銅、塩化第二銅、酢酸コバルト、硫酸第一コバルト又はそれらの混合物
のような遷移金属化合物が挙げられるがそれらに限定されない。
【0054】 ラテックス組成物は、モノマー、開始剤、界面活性剤及び連続相を含むエマル
ジョン又は溶液を最初に形成することによって製造する。一実施態様において、
連続相は約100重量%以下の水、ジオール、ポリオール又はそれらの混合物を
含む。次いで、混合物を加熱することによって、モノマーを重合させ、ラテック
スポリマーを形成する。通常、モノマーは一定期間にわたって反応器に供給し、
別の開始剤供給材料もまた、ゆっくり時間をかけて反応器中に供給する。
【0055】 ラテックス組成物は安定剤を含むことができるか、安定剤を存在させる必要が
ない。ラテックス組成物中に使用するのに適した安定剤としては、陰イオン安定
剤、非イオン懸濁安定剤、両性懸濁安定剤又はそれらの混合物が挙げられるが、
これらに限定されない。懸濁安定剤は連続相に可溶でなければならないが、モノ
マーとは実質的に不溶性でなければならない。懸濁安定剤が存在する場合には、
その濃度はモノマーの約3〜約15重量%、好ましくは約7〜約8重量%である
【0056】 ジオールを使用する場合には、連続相中のジオール濃度が約100%に近づく
につれて、疎水性表面に対するジオールラテックス組成物の湿潤特性が改良され
、ジオールラテックス組成物は揮発性がより低くなる。ジオールラテックス組成
物の揮発性の低下は、ジオールラテックス組成物を、以下のセクションIIに開
示したアミド型重合中に使用する場合に特に有利である。
【0057】 本発明のラテックス組成物は、さらに水、溶媒、顔料(有機若しくは無機)及
び/又は公知の他の添加剤若しくは充填剤を含むことができる。このような添加
剤又は充填剤としては以下のものが挙げられるがこれらに限定されない:均展、
レオーロジー及び流れ調整剤、例えば、シリコーン、フルオロカーボン、ウレタ
ン又はセルロース系材料、増量剤、反応性融合助剤、例えば、米国特許第5,3
49,026号に記載されたもの、艶消し剤、顔料湿潤及び分散剤ならびに界面
活性剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、色味顔料、増量剤、脱泡剤及び消泡剤、
沈降防止剤、垂れ防止及び増粘剤、皮張り防止剤、フラッディング防止剤及び浮
遊防止剤、抗真菌剤及びカビ駆除剤、腐蝕防止剤、増粘剤、可塑剤、反応性可塑
剤、硬化剤または融合助剤。このような添加剤の具体例は、Raw Mater ials Index (National Paint & Coatings
Association,1500 Rhode Island Avenu
e,NW,Washington,DC 20005,U.S.A.発行)に記
載されている。
【0058】II.アミド型ポリマーブレンド 主要な実施態様において、本発明はアミド型ポリマーを形成する反応中にポリ
マーコロイド系を導入すること、それによってアミド型ポリマーブレンド中にポ
リマー粒子が取り込まれた製品を製造することに関する。本明細書中においては
、重合反応に導入されるポリマーコロイド系とは、連続相に分散されたポリマー
粒子と定義し、このポリマー粒子は好ましくは約0.020〜約1000ミクロ
ンの範囲の粒度を有する。連続相は少量の未反応モノマー、界面活性剤などを含
むことができる。
【0059】 一実施態様において、本明細書中で第1のポリマーと定義した、ポリマーコロ
イド系中への使用に適したポリマー粒子は、前述のセクションIに記載したラテ
ックス組成物に関して記載したのと同一のエチレン系不飽和モノマーから得られ
た同一のポリマーを含み、セクションIのラテックスポリマーに関して開示した
の同様にして、官能化され、架橋され又は未架橋であることができる。官能化さ
れる場合には、官能基は、酸、アミン、アミド又はエステルと反応できる基をで
あるが好ましい。これらの官能基としては、エポキシ、酸、ヒドロキシル、イソ
シアネート、アミン、アミド及び炭酸基又はそれらの混合物が挙げられるがこれ
らに限定されない。更に、第1のポリマーはコアシェル又は非コアシェルポリマ
ーとすることができる。
【0060】 ポリマーコロイド系は、乳化重合、懸濁重合、分散重合及び機械的乳化を含む
(これらに限定されない)種々の方法によって製造できる。一般に、分散重合及
び懸濁重合は、通常は約1〜約500ミクロンの比較的大きい粒度を生じるのに
対し、乳化重合は通常は約10〜約1000ナノメーターの比較的小さい粒度の
粒子を生成する。本明細書中で以下に使用するように、本発明のポリマーコロイ
ド系の第1のポリマーは、コアシェル型及び非コアシェル型ラテックスポリマー
を共に含む。
【0061】 好ましい実施態様において、第1のポリマーは非コアシェル型ポリマーであり
、ポリマーコロイド系の第1のポリマーは、以下のモノマーの1つの残基を約5
0〜約100モル%、好ましくは約70〜約100%、より好ましくは約80〜
約100モル%含む:2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、
ブタジエン、イソプレン、アクリロニトリル、スチレン、又はそれらの混合物。 好ましい実施態様において、第1のポリマーは非コアシェル型ポリマーであり
、ポリマーコロイド系の第1のポリマーは、以下のモノマーの1つの残基を約5
0〜約100モル%、好ましくは約70〜約100%、より好ましくは約80〜
約100モル%含む:2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、
ブタジエン、イソプレン、アクリロニトリル、スチレン又はそれらの混合物。
【0062】 乳化重合、懸濁重合、分散重合及び機械的乳化重合は、ポリマーコロイド系を
形成するための公知方法である。ポリアミド重合反応に導入するポリマーコロイ
ド系を製造するために分散重合を選択する場合には、米国特許第4,885,3
50号及び同第5,061,766号に記載されたのと同様な方法を用いて、粒
度範囲が約1〜約100ミクロンのポリマーコロイド系を製造できる。機械的乳
化を用いる場合には、米国特許第4,177,177号、同第5,358,98
1号及び同第5,612,407号に記載したのと同様な方法を使用できる。
【0063】 前駆体として形成された、懸濁重合、分散重合又は機械的乳化重合されたポリ
マーコロイド系をアミド型重合反応に導入するために、溶媒又は連続相は、水、
ジオール、ポリオール又はそれらの混合物を含むことができる。更に、各ポリマ
ーコロイド系の連続相は本質的に水、ジオール又はポリオールからなることがで
きるか、あるいは各成分を任意の割合で含むことができる。
【0064】 本発明の一実施態様において重合反応に投入するラテックスポリマーは、連続
相に分散された架橋又は未架橋ポリマー粒子と定義し、ポリマー粒子は好ましく
は約0.020〜約1000ミクロンの範囲の粒度を有する。連続相は少量の未
反応モノマー、界面活性剤などを含むことができる。
【0065】 当業者ならば、得られるブレンドが、ポリマーコロイド系のポリマーの第1の
ポリマーが架橋されているか未架橋かに一部分関連する特別な特性を有すること
がわかるであろう。
【0066】 ジオール基材連続相を含むポリマーコロイド系において、連続相中のジオール
は、反応媒体を構成するエステル、酸若しくはアミド官能価又はそれらの混合と
共反応して、アミド型ポリマーを形成する。このような共反応において、好まし
くはポリエステルアミドを形成する。ジオール成分は好ましくは連続相の約10
〜約100重量%、より好ましくは約20〜約100重量%、より好ましくは約
30〜約100重量%、更に好ましくは約40〜約100重量%、更に好ましく
は約50〜約100重量%を構成する。別の実施態様において、ジオール成分は
好ましくは連続相の約60〜約100重量%、より好ましくは約70〜約100
重量%、更に好ましくは約80〜約100重量%、更に好ましくは約90〜約1
00重量%を構成する。特に好ましい実施態様において、連続相は本質的にジオ
ール成分からなる。一実施態様において、ジオール成分は本質的にトリプロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキ
サンジメタノール又はそれらの混合物からなる。
【0067】 本発明のポリマーコロイド系はまた、水を含むことができる。好ましい実施態
様において、水は連続相の約10〜約100重量%、更に好ましくは約20〜約
100重量%、さらに好ましくは約30〜約100重量%を構成する。別の実施
態様において、水は好ましくは連続相の約40〜約100重量%、より好ましく
は約50〜約100重量%、さらに好ましくは約60〜約100重量%、さらに
好ましくは約70〜約100重量%を構成する。さらに好ましくは、水は連続相
の約80〜約100重量%、さらに好ましくは約90〜約100重量%を構成す
る。別の好ましい実施態様において、ポリマーコロイド系の連続相は本質的に水
からなる。
【0068】 連続相の総重量は、水成分、ジオール成分、ポリオール成分及び補助溶媒の重
量を含む。界面活性剤の重量は連続相の総重量には含ませない。
【0069】 一実施態様において、ポリマーコロイド系のジオールは、連続相、アミド型反
応媒体又は両者に存在できる。ポリマーコロイド系はポリアミド重合に種々の段
階で導入できる。例えば、本発明のアミド型重合反応のナイロン6,6重合にお
いて、ポリマーコロイド系、すなわち、ラテックスポリマー組成物は次の段階で
添加できる:1)「前もって」ジアミン及び二酸出発原料と共に;2)ジアミン
及び二酸が均質メルトを形成した後に;3)ジアミンと二酸がしばらくの間、反
応して、オリゴマー材料を生成した後に;4)かなりのアミド型ポリマー分子量
に分子が増成した後に;5)重合反応の完了間近に。アミド型ポリマーブレンド
は、予備反応させたナイロン塩から生成することもできる。ポリアミド重合はま
た、あらかじめ製造したアミド型オリゴマー又はポリマーを出発原料として実施
できる。
【0070】 あるいは、ポリマーコロイド系を約200〜約320℃の温度において押出機
中で直接、完全又は部分的に形成されたポリアミド型ポリマー中にブレンドする
ことができる。この方法において、ポリマーコロイド系はアミド型ポリマーに直
接添加するので、ポリマーコロイド系から第1のポリマーを採取する必要がない
。これは先行技術の方法に比べてより経済的な方法を実現する。
【0071】 前述の通り、ポリマーコロイド系は反応の任意の段階で添加できる。最終ブレ
ンドは、ポリマーコロイド系を添加する時期によって影響され得る。メカニズム
によって拘束するつもりはないが、アミド型ポリマーブレンドの特性はポリマー
コロイド系の添加の時期によって影響され得ると考えられる。また、ポリマーコ
ロイド系の第1のポリマーとアミド型ポリマーとの特定の化学相互作用は、添加
の時期によって影響され、その結果、それらが最終ブレンド特性に影響を与える
【0072】 本発明の方法は、ポリマーコロイド系から第1のポリマーを単離する必要がな
い。従って、ラテックスポリマーを用いる場合、本発明はコアシェル型ポリマー
を製造する必要性又はエマルジョンからのポリマーの採取の必要性を克服する。
さらに、ブレンドはアミド型ポリマーの製造の間に重合反応器中で行われるので
、エネルギーを大量に消費し、費用がかかり且つしばしばアミド型ポリマーの分
子量の低下をまねくポリマー/ポリマー後配合工程の必要がない。
【0073】 アミド型ポリマー/第1のポリマーのブレンド中のラテックスポリマーの量は
広範囲の値であることができる。しかし、ブレンド中のラテックスポリマーの量
はブレンドの約5重量%よりも多いのが特に好ましい。更に、アミド型ポリマー
/第1のポリマーのブレンド中のラテックスポリマーの量はブレンドの約5重量
%よりも多く約50重量%まで、更に好ましくは約5重量%より多く約25重量
%までであるのが好ましい。
【0074】 本明細書中で使用する用語「ポリアミド」は、ホモポリアミド及びコポリアミ
ド(モノマー単位の2種又はそれ以上の酸及び/又はジアミン残基)を含む(こ
れらに限定されない)、ブレンドのポリアミド部分の範囲内の、任意の単位型の
ポリアミドを意味する。本発明のポリアミドは好ましくは酸残基及びジアミン残
基を含む。本発明のポリアミドの酸残基は合計約100モル%であり、本発明の
ポリアミドのジアミン残基は合計約100モル%である。本明細書全体にわたっ
て用語「酸残基」にはこれらの酸の対応する誘導体、特に酸無水物、エステル及
び酸塩化物の使用が含まれることを理解されたい。酸残基及びジアミン残基の他
に、ポリアミドは他の改質用残基を含むことができる。これらの改質用残基とし
ては、ポリエステルアミドを生じるであろうジオールが挙げられるが、これに限
定されない。
【0075】 本発明に使用するアミド型ポリマーがポリアミドである場合には、ポリマーは
脂肪族、部分芳香族又は全芳香族であることができる。このようなポリアミドの
組み合わせも本発明の範囲に含まれる。「部分芳香族ポリアミド」とは、部分芳
香族ポリアミドのアミド結合が少なくとも1個の芳香環と非芳香族基を含むこと
を意味する。
【0076】 ポリアミドは二酸及びジアミンから製造する。ポリアミドは、イソフタル酸、
テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸及びメタ−若しくはパラ−キシリレ
ンジアミン、1,3−若しくは1,4−シクロヘキサン(ビス)メチルアミン、
炭素数約6〜約12の脂肪族二酸、炭素数6〜12の脂肪族アミノ酸若しくはラ
クタム、炭素数約4〜約12の脂肪族ジアミン又はそれらの混合物から形成する
。一般に知られたポリアミドを形成する他の二酸及びジアミンも使用できる。ポ
リアミドはまた、少量の三官能価若しくは四官能価コモノマー、例えば、トリメ
リット酸無水物、ピロメリット酸二無水物又は公知の他のポリアミド形成性多酸
及びポリアミンも含むことができる。
【0077】 好ましい部分芳香族ポリアミドとしては以下のものが挙げられる:ポリ(m−
キシリレンアジパミド)、ポリ(ヘキサメチレンイソフタルアミド)、ポリ(ヘ
キサメチレンアジパミド−コ−イソフタルアミド)、ポリ(ヘキサメチレンアジ
パミド−コ−テレフタルアミド)、及びポリ(ヘキサメチレンイソフタルアミド
−コ−テレフタルアミド)又はそれらの混合物。
【0078】 好ましい脂肪族ポリアミドとしては、ポリエチレン−アジパミド(ナイロン2
,6)、ポリテトラメチレン−アジパミド(ナイロン4,6)、ポリヘキサメチ
レン−アジパミド(ナイロン6,6)、ポリヘキサメチレン−セバカミド(ナイ
ロン6,10)、ポリヘキサメチレン−ドデカミド(ナイロン6,12)、ポリ
オクタメチレン−アジパミド(ナイロン8,6)、ポリデカメチレン−アジパミ
ド(ナイロン10,6)、ポリドデカメチレン−アジパミド(ナイロン12,6
)、ポリドデカメチレン−セバカミド(ナイロン12,8)又はそれらの混合物
が挙げられる。
【0079】 アミド型ポリマーは一般に、その場(in situ)で又は別工程で製造で
きる二酸−ジアミン複合体から溶融相重合によって製造する。いずれの方法にお
いても、二酸及びジアミンを出発原料として使用する。あるいは、エステル型の
二酸、好ましくはジメチルエステルも使用できる。エステルを使用する場合には
、エステルがアミドに転化されるまで、反応は比較的低温で、一般には約80〜
約120℃で実施しなければならない。次に、混合物を重合温度まで加熱する。
【0080】 得られるアミド型ポリマーの分子量は、二酸−ジアミン比によって制御される
。過剰のジアミンは、より高濃度の末端アミノ基を生成じる。二酸−ジアミン複
合体を別工程で調製する場合には、過剰のジアミンを重合前に添加する。重合は
大気圧でも高温でも実施できる。
【0081】 好ましい実施態様において、本発明のアミド型ポリマーは、ジアミン及び二酸
のオリゴマーから形成できる。このようなオリゴマーは、好ましくは、さらに適
当な反応体の存在下で反応させて、本発明のアミド型ポリマーを生成する。
【0082】 ジオールがアミド型重合反応中に存在する場合には、ポリエステルアミドが得
られるであろう。セクションIに記載したジオールラテックス組成物に使用した
のと同一のジオールを、アミド型重合反応に加えることができる。ジオールはポ
リマーコロイド系中に存在してもよいし、アミド型反応媒体に添加してもよい。
好ましい実施態様において、エチレンジオール及び/又はブタンジオールをナイ
ロン6,6−型オリゴマーを含むアミド型反応媒体に添加して、ポリエステルア
ミドを生成する。
【0083】 本発明のアミド型ポリマーは本質的に線状であるのが好ましい。アミド型ポリ
マーは、低レベルの1種又はそれ以上の分枝剤で改質することができる。分枝剤
は本明細書中において、アミド型ポリマー形成反応に関与できる少なくとも3個
の官能基、例えば、アミノ、カルボン酸、カルボン酸エステルを有する分子と定
義する。
【0084】 本発明のアミド型ポリマーの製造に使用できる分枝剤の例としては、グリセロ
ール、ペンタエリスリトール、トリメリット酸無水物、ピロメリット酸無水物、
酒石酸又はそれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。分枝剤をアミ
ド型ポリマー反応に使用する場合には、分枝剤の好ましい範囲は、アミド型ポリ
マーの総重量に基づき約0.1〜約2.0重量%、より好ましくは約0.2〜約
1.0重量%である。
【0085】 低レベルの分枝剤の添加は、アミド型ポリマーの物理的性質にほとんど悪影響
を及ぼさず、追加の溶融強度を与え、これはフィルム押出操作において極めて有
用であり得る。コ−アミド型ポリマーに高レベルの分枝剤を混和すると、物理的
性質の劣った、例えば、伸び率の低いコ−アミド型ポリマーが生じる。
【0086】 本発明の一実施態様において、アミド型ポリマー/第1のポリマーのブレンド
が提供される。好ましい実施態様において、以下の工程による、このような材料
の製造方法が提供される:a)液体連続相に分散された第1のポリマーを含むポ
リマーコロイド系を調製し;b)1)ジアミン成分と二酸成分、ジアミンと二酸
のオリゴマー、又はそれらの混合物を含むアミド型重合反応媒体中にポリマーコ
ロイド系を投入し;そしてc)成分b1)を重合させ、それによってアミド型ポ
リマー/第1のポリマーのブレンドを生成する。好ましい実施態様において、第
1のポリマーはラテックスポリマーからなる。
【0087】 本発明のアミド型ポリマーに関する特に好ましい実施態様において、ポリマー
コロイド系の液体連続相は、実質的にジオール及び/又はポリオールの不存在下
において水成分を含むことにより、アミド型ポリマーを生成する。本発明の一側
面において、ポリマーコロイド系の第1のポリマーをアミド型ポリマーに混和す
ることによって、アミド型ポリマー/第1のポリマーブレンドを生成する。好ま
しい実施態様において、ポリマーコロイド系はラテックスポリマー組成物を含む
ことによって、ポリアミド/ラテックスポリマーのブレンドを生成する。
【0088】 本発明のアミド型ポリマーに関する別の特に好ましい実施態様において、液体
連続相がジオール成分を含むことによって、ポリエステルアミドポリマーを生成
する。この実施態様の一側面において、ポリマーコロイド系の第1のポリマーを
アミド型ポリマーに混和して、アミド型ポリマー/第1のポリマーのブレンドを
生成する。好ましい実施態様において、ポリマーコロイド系がラテックスポリマ
ー組成物を含むことによって、ポリエステルアミド/ラテックスポリマーのブレ
ンドを生成する。
【0089】 本発明のアミド型ポリマーに関する別の特に好ましい実施態様において、液体
連続相は水とジオールとの混合物を含む。この実施態様の一側面において、ポリ
マーコロイド系の第1のポリマーをアミド型ポリマーに混和することによって、
アミド型ポリマー/第1のポリマーのブレンドを生成する。好ましい実施態様に
おいて、ポリマーコロイド系がラテックスポリマー組成物を含むことによって、
ポリエステルアミド/ラテックスポリマーのブレンドを生成する。当業者ならば
、ポリマーコロイド系中のグリコールの量を変化させることによって、ポリエス
テルアミド中のエステル部分の数を変えることができる。従って、本発明の種々
の好ましい実施態様において、液体連続相中のジオール/水比を変化させること
によって、種々の量のエステル成分を有するポリエステルアミドポリマーを生成
する。
【0090】 一側面において、本発明は、ポリアミド又はポリエステルアミドブレンド中に
混和されたラテックスポリマーを含むアミド型ポリマーを提供する。別の実施態
様において、本発明は、ポリアミド又はポリエステルアミドブレンドに混和され
た非コアシェル型ポリマーを含むアミド型ポリマーを提供する。さらに別の実施
態様において、本発明はポリアミド又はポリエステルアミドブレンド中に混和さ
れたラテックス非コアシェル型ラテックスポリマーを含むアミド型ポリマーを提
供する。さらに別の実施態様において、本発明は、ポリアミド又はポリエステル
アミドブレンド中に混和されたコアシェルポリマーを含むアミド型ポリマーを提
供する。さらに別の実施態様において、本発明は、ポリアミド又はポリエステル
アミドブレンドに混和されたコアシェルラテックスポリマーを含むアミド型ポリ
マーを提供する。
【0091】 本発明のポリマーは緩衝化することができる。他にも用途があるが、ポリエス
テルアミドエステル中におけるジエチレングリコールの形成の制御に緩衝剤を使
用できる。好ましい緩衝剤としては、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸リチ
ウム、燐酸二水素ナトリウム、燐酸水素二カリウム及び炭酸ナトリウムが挙げら
れる。緩衝剤は、ジオールの脱水を引き起こしてエーテルジオールを生成する酸
種の量を制限するのに有用である。従って、緩衝剤の使用によってこのような酸
種を制限することは望ましいはずである。
【0092】 反応の最終段階は一般に、高分子量のアミド型ポリマーを製造するために高真
空(10mmHg未満)下で実施する。
【0093】 場合によっては本発明の組成物に他の成分を添加して、アミド型ポリマー/第
1のポリマーのブレンドの性能特性を向上させることができる。例えば、強化材
、表面滑剤、嵌め外し剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、離型剤、金属奪
活剤、着色剤、例えば、黒色酸化鉄及びカーボンブラック、成核剤、ホスフェー
ト安定剤、ゼオライト、充填剤、それらの混合物などがこれに含まれる。これら
の添加剤の全て及びその使用法は公知である。本発明がその目的を達成するのを
妨げないならば、これらの化合物はいずれも使用できる。
【0094】 本発明の組成物への強化材の添加に関する特に好ましい実施態様において、ガ
ラス繊維をアミド型ポリマー組成物に添加して、得られる組成物に特別の利点を
与えることができる。本発明において好ましいガラス繊維は通常、約5ミクロン
より大きい、約10〜約20ミクロンの範囲の平均標準直径を有する。ガラスフ
ィラメントを束ねて繊維にするか否か、また、繊維をさらに束ねて糸、ロープま
たはロービングなどにするか否かに関わらず、ガラスフィラメントの長さは本発
明には重要ではない。しかし、本発明の組成物を製造するためには、長さ約1.
5〜約10mm、好ましくは約6mm未満のチョップトストランドの形態のフィ
ラメントガラスを用いるのが好ましい。配合中にかなりの破砕が起こるので、組
成物のペレット及び成形品中には、さらに短い長さが生じるであろう。しかし、
射出成形品に関してはフィラメントの長さが約0.03mm〜約1mmである場
合に最良の性質が示されるので、これは好ましい。特に好ましいのは、平均標準
直径が約5ミクロンより大きい、好ましくは約5〜約14ミクロンのガラス繊維
であり、成形品中に分散される平均フィラメント長さは約0.15〜約0.4m
mである。その結果、ガラスフィラメントは均一に分散され、成形品は均一で釣
り合いのとれた機械的性質、特に表面平滑性を示す。
【0095】 ガラス繊維の量は、総ポリマー組成物に基づき約10〜約50重量%、最も好
ましくは約10〜約40重量%の範囲で広く変化することができる。これらのガ
ラス繊維は通常、常法に従ってカップリング剤、例えば、アミノシラン及びエポ
キシシランならびにチタネート、また、定着剤、例えば、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂、セルロース樹脂、澱粉、シアヌレートなどでサイズ処理する。
【0096】 一実施態様において、ガラス繊維がポリマー成形用組成物中に存在する場合に
は、ポリマーは好ましくは、100%に等しい第1及び第2のポリマーの総重量
百分率に基づき、総組成物の約70〜約85重量%である。好ましくは、ポリマ
ー成形用組成物中のポリマーはアミド型ポリマーである。
【0097】 ガラス繊維の他に使用できる他の強化材の例としては、炭素繊維、マイカ、ク
レイ、タルク、ウォラストナイト、炭酸カルシウム又はそれらの組み合わせが挙
げられるがこれらに限定されない。本発明のポリマー組成物は、ガラスと前述の
他の強化材、例えば、マイカ若しくはタルクとの混合物、及び/又は他の添加剤
によって強化することができる。
【0098】 本発明によれば、ポリマーコロイド系及びガラス繊維並びに他の強化材は、ア
ミド型重合反応中に方法の種々の段階で導入できる。本発明の特に好ましい実施
態様においては、アミド型重合反応に直接、ガラス繊維を添加する。ガラス繊維
はこの段階で充分に配合できるので、組成物中にガラス繊維を混和するための、
押出のような後配合工程の必要はない。後配合工程はエネルギーを大量に消費し
、費用がかかり、また、アミド型ポリマーの分子量の低下を引き起こすことが多
いので、これは特に有利である。
【0099】 本発明に従って製造するアミド型ポリマーの組成物の最終用途としては、耐衝
撃性改良ポリマー、エラストマー、高遮断フィルム及び被覆、改良遮断ポリマー
、ならびに改良された機械的性質、例えば、改良引張強さ、改良破断点伸び、よ
り優れた耐候性、及び改良曲げ強さを有するポリマーが挙げられる。他の最終用
途としては、エンジニアリングレジン、被覆、遮断用容器及び成形用プラスチッ
クが挙げられる。さらに、本発明に従って製造される改質アミド型ポリマーから
は粉体被覆を製造することができる。本発明によって製造されるポリマーは、熱
可塑性エンジニアリングレジン、エラストマー、フィルム、シート及び容器プラ
スチックに使用できる。
【0100】 好ましい実施態様において、ポリマーコロイド系から得られる非コアシェル型
又はコアシェル型の第1のポリマーを含む耐衝撃性改良アミド型ポリマーを製造
する。別の好ましい実施態様において、ポリマーコロイド系から得られる非コア
シェル型又はコアシェル型の第1のポリマーを含むヒドロキシル官能化アミド型
ポリマー被覆を製造する。
【0101】 本発明の一実施態様において、コアシェル型ポリマー又は非コアシェル型ポリ
マーである第1のポリマーを含むポリマーコロイド系とアミド型ポリマーから、
耐衝撃性改良プラスチックを含む(これに限定されない)改質アミド型ポリマー
を製造する。この実施態様において使用するポリマーコロイド系の第1のポリマ
ーは、Tgが40℃未満であるが好ましいのに対し、アミド型ポリマーはTgが
40℃より大きい。別の実施態様において、アミド型ポリマーは約40℃未満の
Tgを有し、第1のポリマーは約40℃より大きいTgを有する。さらに別の実
施態様において、アミド型ポリマー及び第1のポリマーは共に約40℃未満のT
gを有する。耐衝撃性改良プラスチックは好ましくは、2−エチルヘキシルアク
リレート、ブチルアクリレート、イソプレン、ブタジエン、ラウリルアクリレー
ト、塩化ビニリデン又はそれらの混合物の残基を含む第1のポリマーを含むポリ
マーコロイド系から製造する。
【0102】 本発明の別の実施態様において、熱可塑性エラストマー(これに限定されない
)を含む改質アミド型ポリマーは、コアシェル型ポリマー又は非コアシェル型ポ
リマーである第1のポリマーを含むポリマーコロイド系から製造する。この実施
態様のポリマーコロイドは、Tgが40℃より大きく、アミド型ポリマーはTg
が40℃未満であり且つ好ましくはほとんど結晶性がなく、より好ましくは、ア
ミド型ポリマーは0℃未満のTgを有し且つほとんど結晶性がなく、さらに好ま
しくは、アミド型ポリマーは−20℃未満のTgを有し且つほとんど結晶性がな
い。さらに別の実施態様において、アミド型ポリマー及び第1のポリマーは共に
40℃未満のTgを有する。熱可塑性エラストマーは、好ましくは塩化ビニル、
スチレン、α−メチルスチレン、メチルメタクリレート、ビニルナフタレン、イ
ソボルニルメタクリレート又はそれらの混合物の残基を含む第1のポリマーを含
むポリマーコロイド系から製造する。
【0103】 エラストマー、特に、使用温度においては弾性であるが、適当な温度において
プラスチックとして加工できる(例えば、射出成形、押出できる)熱可塑性エラ
ストマー(TPE’s)の利用が増えている。エラストマーは本発明の方法に従
って製造できる。例えば、非晶質であり且つ低Tgを有するアミド型ポリマーは
、プラスチックとしてもエラストマーとしても有用でない粘稠な流体である場合
がある。この低Tg粘稠ポリマーを使用して、物理的架橋剤として作用し且つ粘
稠ポリマーの鎖の結束点(tie−point)となる第2のポリマーをポリマ
ーコロイド系の形態で添加することによって、エラストマーを製造することがで
きる。結果として、弾性を有する相分離ポリマーブレンドが得られる。
【0104】実施例 以下の実施例は、特許請求の範囲に記載した物質組成及び方法を実施し且つ評
価する方法についての完全な開示及び説明を当業者に提供するために記載するの
であり、本発明者らが自身の発明と考えるものの範囲を制限するものではない。
数値(例えば、量、温度など)に関しては精度を保証するために努力を行ったが
、若干の誤差及び偏差を明らかにしなければならない。特に断らない限り、部は
重量部であり、温度は℃で表すか室温であり、圧力は大気圧またはその近辺であ
る。
【0105】 ここに示した結果を得るために使用した材料及び試験方法は以下の通りである
【0106】 インヘレント粘度(Ih.V.)は、フェノール/テトラクロロエタンの60
/40(重量)溶液100mL中で25℃において0.50gのサンプルを用い
て測定した。
【0107】 分子量分布は、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって測定した。流
量マーカーとして10容量%のトルエンを含むヘキサフルオロイソプロパノール
/塩化メチレンの30/70(重量)溶液中にポリマー4mgを溶解させること
によって、溶液を調製した。系は、一連の狭分子量ポリスチレン標準を用いて調
整した。分子量は、PETをポリスチレンに関連づける一組のMark−Hou
wink定数から求められた絶対分子量値で報告した。
【0108】 熱転移は、DuPont計測器2200DSC上における示差走査熱量法(D
SC)によって測定した。結晶化度%もまた、DSCによって測定した。DSC
は、サンプルをその融点より高温に加熱し、そしてそのガラス転移温度未満に急
冷した後、20℃/分の走査速度で行った。
【0109】 フィルムは、乾燥させたポリマーを圧縮成形することによって製造した。乾燥
は、120℃の真空オーブン(20mmHg)中で一晩行った。乾燥させたポリ
マーは、Pasadena Hydraulics Inc.のプレス中の15
milのシムを有する2枚の金属板の間でプレスすることによって、Tm+30
〜50℃において6”×6”に圧縮成形した。圧力は2分間で徐々に加えていき
、最終的に15,000ラム圧ポンドに達し、同圧力に1分間保持した。圧縮成
形後、フィルムを氷浴中に素早く浸漬して、急冷した。フィルムの、試験用機器
を用いた衝撃試験は、ASTM法D3763,「High Speed Pun
cture Properties of Plastics Using L
oad and Displacement Sensors」に従って行った
。試験はCeast Fractovic試験機上で23℃で行った。フィルム
厚は0.03〜0.38mmであった。フィルムを、インサート直径が76mm
の孔上に置き、フィルムを直径0.5”のハンマーで11.1ft/sの速度で
叩いた。フィルムが粉々に破砕又は破壊した場合には、破壊は脆いと分類し、フ
ィルム中に孔が生じた場合には延性破壊を報告した。
【0110】 透過電子顕微鏡検査法:−105℃において操作されるCryoUltraミ
クロトーム上で薄い横断切片を作った。80kVで操作されるPhilips
CM12 TEMでこの切片を試験した。ステインは使用せずに、コントラスト
はナチュラルであった。
【0111】 光学顕微鏡検査法:薄い横断切片を−60℃において作り、Zeiss光学顕
微鏡を用いて検査した。
【0112】例1:ナイロン6,6塩の製造 5000mlの3つ口フラスコに撹拌機及び滴下漏斗を装着した。このフラス
コにエタノール1800ml及びアジピン酸182.7g(1.25モル)を加
え、約65℃において撹拌及び加熱しながら、均質な溶液を調製した。このフラ
スコに脱イオン水200mlを加えた。フラスコ内容物を60〜65℃において
撹拌しながら、エタノール500ml中1,6−ヘキサジアミンの165g(1
.42モル)中溶液を約20分間の間に滴加して、無色の溶液を生成した。次い
で、反応混合物を25〜30℃に冷却したところ、白色固体が沈殿した。反応混
合物をさらに水及び氷で約20℃に冷却し、濾過した。粒状白色生成物を約30
0mlの冷メタノールで洗浄し、乾燥させて、ナイロン6,6塩239.5gを
得た。
【0113】例2:ナイロン6,6オリゴマーの製造 例1からのナイロン6,6塩50gを300mlガラスライナー中に量り入れ
、非撹拌Paarオートクレーブ中に入れた。次いで、オートクレーブを窒素で
加圧し、そして大気圧まで放出するという操作を3回行い、42分の間に自己圧
下で215℃まで加熱し、2時間同温度に保持した。オートクレーブを約30℃
まで冷却し;圧力を大気圧まで解放し;ナイロン6,6を延ばしているガラスラ
イナーをオートクレーブから取り出した。ナイロン6,6オリゴマー生成物は半
透明で,Ih.V.が0.20であった。収量は48.6gであった。
【0114】例3:ナイロン6,6ポリマーの製造(対照) 例2に記載したようにして製造した、ナイロン6,6オリゴマー50.0g(
Ih.V.0.54)を0.5リットルの重合反応器中、1気圧の窒素雰囲気下
に入れた。反応器を280℃の金属浴に浸漬した。30分後、ナイロン6,6オ
リゴマーはほとんど溶融して、中程度の溶融粘度を有する、透明な、黄色い色味
の製品を得た。さらに15分後、オリゴマーは完全に溶融した。この時点で、窒
素流を終了させ、真空を適用した。10分以内に、圧力が約1気圧から0.30
トルまで低下した。ポリマーを真空(0.30トル)下で17分間撹拌し、極め
て高い溶融粘度を得た。ポリマーを冷却し、粉砕した。粉砕後、ポリマーの一部
を用いてポリマーフィルムを溶融プレスした。これは試験に使用できた。溶融プ
レスしたフィルムは半透明で、極めて強靱であった。生成物のTmは264℃、
Ih.V.は1.75dL/gであった。
【0115】例4:エマルジョン 冷却器、窒素パージ及び撹拌機を装着した2リットルジャケット付き反応がま
に、エチレンジオール515.76g、水164.79g及びTergitol
15−S−40、Union Carbide製の非イオン界面活性剤(水中
70%)12.28gを加えた。反応器の内容物を85℃に加熱した。別の50
0mlフラスコ中で、2−エチルヘキシルアクリレート326.55g、トリメ
チロールプロパントリアクリレート17.19g、エチレンジオール103.1
5g及びTergitol 15−S−40、7.37gからなるモノマー/界
面活性剤配合物を調製した。加熱した反応器に、このモノマー/界面活性剤配合
物45.44gを加えた。反応器の内容物を再平衡化させた後、水16.8gに
溶解させた過硫酸ナトリウム0.69gを反応器に加えた。数分後、反応器の外
観は、透明から青みを帯びた白い色味に変化した。これは、小さい粒子が形成さ
れたことを示す。残りのモノマー配合物を90分にわたって反応器に供給した。
モノマーを反応器に加えているこの90分間の間に、水33.6gに溶解させた
過硫酸ナトリウム1.72gを反応器に供給した。モノマーを全て添加した後、
反応をさらに1時間、85℃に保持した。この時点で、反応器を室温に冷却した
【0116】 得られたラテックスを100メッシュのスクリーンに通して濾過した。スクリ
ーン上に集められた乾燥スクラップは18.45gであった。動的光散乱によっ
て測定した有効直径は194nmであった。
【0117】例5:ナイロン6,6/EGラテックスのブレンドの製造 例2からの、Ih.V.が0.20のナイロン6,6オリゴマーのサンプル(
47.8g)及び酢酸ナトリウム(0.029g(3.59×10−4モル))
を、0.5Lの重合反応器中、1気圧の窒素雰囲気下に入れた。反応器を230
℃の金属浴中に浸漬し、温度を直ちに280℃に設定した。25分後、浴温度は
280℃に達し、ナイロン6,6オリゴマーはほとんど溶融して、透明な、黄色
い色味の低溶融粘度生成物を得た。さらに3分間280℃で撹拌した後、生成物
は完全に溶融した。このメルトをIh.V.測定のためにサンプリングした。こ
のサンプルのIh.V.は0.79であった。この時点で、例4のエマルジョン
28.1gを125mL均圧漏斗(pressure−equalizing
funnel)を介して25分間かけてゆっくり加え、280℃において窒素雰
囲気下でさらに3分間加熱を続けた。この時点で、窒素流を終了させ、真空を適
用した。10分以内に、圧力が約1気圧から0.30トルまで低下した。ポリマ
ーを真空(0.20〜0.30トル)下で25分間撹拌し、極めて高い溶融粘度
を得た。ポリマーを冷却し、粉砕した。粉砕後、ポリマーの一部を用いてポリマ
ーフィルムを溶融プレスした。これは試験に使用できた。溶融プレスしたフィル
ムは半透明で、極めて強靱であった。生成物のTgは42℃、Ih.V.は1.
74dL/gであった。粒度が10ミクロン以下の粒子がナイロン6,6ブレンド
中に分散されていた(光学顕微鏡検査法)。
【0118】例6:水ラテックスの製造 冷却器、窒素パージ及び撹拌機を装着した1リットルジャケット付き反応がま
に、水394.63g及びHitenol HS−20、2.31gを加えた。
反応器の内容物を65℃に加熱した。別の500mlフラスコ中で、ブチルアク
リレート196.15g、スチレン23.08g、アリルメタクリレート11.
54g、水58.85g及びHitenol HS−20、4.62gからなる
モノマー/界面活性剤配合物を調製した。加熱した反応器に、このモノマー/界
面活性剤配合物29.4gを加えた。反応器の内容物を再平衡化させた後、蒸留
水11.2gに溶解させたt−ブチルヒドロペルオキシド(t−BHP)0.7
7gを反応器に加え、次いで蒸留水11.2gに溶解させたナトリウムホルムア
ルデヒドスルホキシレート(SFS)0.23gを加えた。数分後、反応器の外
観は、透明から青みを帯びた白い色味の白色に変化した。これは、小さい粒子が
形成されたことを示す。残りのモノマー配合物を195分にわたって反応器に供
給した。この195分間の間に、蒸留水28gに溶解させたSFS、0.92g
を反応器に供給した。また、水56gに溶解させた90重量%のt−BHP、0
.51gを反応器に供給した。モノマーを全て添加した後、反応をさらに30分
間65℃に保持した。この時点で、反応器を室温に冷却した。
【0119】 得られたエマルジョンを100メッシュのスクリーンに通して濾過した。この
エマルジョンは固形分を28.5%含み、動的光散乱によって測定した粒度は6
3nmであった。
【0120】例7:ナイロン6,6/水ラテックスのブレンドの製造 例2からの、Ih.V.が0.54のナイロン6,6オリゴマーのサンプル(
47.8g)を、0.5リットルの重合反応器中、1気圧の窒素雰囲気下に入れ
た。反応器を230℃の金属浴中に浸漬した。25分後、ナイロン6,6オリゴ
マーはほとんど溶融して、粘度が中程度の透明な、黄色い色味の生成物を得た。
さらに3分間280℃で撹拌した後、生成物は完全に溶融した。このメルトをI
h.V.測定のためにサンプリングした。このサンプルのIh.V.は0.98
dL/gであった。この時点で、例6のエマルジョン28.1gを125mL均
圧漏斗を介して80分間かけてゆっくり加え、280〜290℃において窒素雰
囲気下でさらに15分間加熱を続けた。この時点で、窒素流を終了させ、真空を
適用した。8分以内に、圧力が約1気圧から0.30トルまで低下した。ポリマ
ーを真空(0.20〜0.30トル)下で5分間撹拌し、極めて高い溶融粘度を
得た。ポリマーを冷却し、粉砕した。粉砕後、ポリマーの一部を用いてポリマー
フィルムを溶融プレスした。これは試験に使用できた。溶融プレスしたフィルム
は半透明で、極めて強靱であった。生成物のTmは263℃、Ih.V.は1.
71dL/gであった。粒度が300ミクロン以下の粒子がナイロン6,6ブレン
ド中に分散されていた(光学顕微鏡検査法)。
【0121】 本発明を、特にその好ましい実施態様に関して詳述したが、本発明の範囲及び
精神から逸脱しない限りにおいて、変形及び変更が可能なことを理解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘイル,ウェズレー アール. アメリカ合衆国,テネシー 37664,キン グスポート,ホリーヨーク ストリート 1425 (72)発明者 マーレイ,デービッド ローガン アメリカ合衆国,テネシー 37656,フォ ール ブランチ,ペインター ロード 499 Fターム(参考) 4J001 DA01 EB02 EB03 EB04 EB09 EB14 EB34 EB36 EB37 EC14 EC43 EC47 EC48 EE28D EE42A FB03 FC03 GA12 JC01 JC02 4J002 AC02W AC03W AC06W BC02W BC09W BD03W BD10W BF02W BG01W BG02W BG04W BG05W BG07W BG10W BG12W BH02W BN11W CD19W CL03X CL08X DA019 DE228 DE239 DF008 DH038 DH048 DJ009 DJ039 DJ049 DJ059 DL009 EG018 EH037 EH067 EV237 FA049 FD019 FD146 FD317

Claims (81)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)液体連続相に分散された第1のポリマーを含むポリマー
    コロイド系を調製し; b)反応前又は反応中に、1)二酸成分とジアミン成分、二酸及びジアミン成
    分のオリゴマー又はそれらの混合物を含むアミド型重合反応媒体中に前記ポリマ
    ーコロイド系を投入し;そして c)成分b1)を重合させることによってアミド型ポリマー/第1のポリマー
    のブレンドを生成せしめる 工程を含んでなるアミド型ポリマー/第1のポリマーのブレンドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ポリマーコロイド系がラテックスポリマー組成物を含む
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記連続相が実質的にジオールの不存在下に水を含み、それ
    によってポリアミドポリマーを生ずる請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記連続相が約30〜約100%の水を含む請求項1に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 前記連続相が約70〜約100%の水を含む請求項1に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 前記連続相が本質的に水からなる請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記連続相がジオール成分を含み、それによってポリエステ
    ルアミドポリマーを生ずる請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記連続相が約30〜約100%のジオールを含む請求項7
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記連続相が約70〜約100%のジオールを含む請求項7
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記連続相が本質的にジオールからなる請求項7に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 前記連続相が水及びジオールを含み、それによってポリエ
    ステルアミドポリマーを生ずる請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記連続相が1種又はそれ以上の補助溶剤を含み、その補
    助溶剤が水、メタノール、エタノール、プロパノール、n−ブタノール又はそれ
    らの混合物を含む請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記第1のポリマーがラテックスポリマー粒子を含む請求
    項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記第1のポリマーが、アセトアセトキシエチルメタクリ
    レート、アセトアセトキシエチルアクリレート、メチルアクリレート、メチルメ
    タクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレー
    ト、ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレー
    ト、エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−エ
    チルヘキシルアクリレート、イソプレン、オクチルアクリレート、オクチルメタ
    クリレート、イソオクチルアクリレート、イソオクチルメタクリレート、トリメ
    チオールプロピルトリアクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、グリシジ
    ルメタクリレート、カルボジイミドメタクリレート、C〜C18アルキルクロ
    トネート、ジ−n−ブチルマレエート、α−若しくはβ−ビニルナフタレン、ジ
    −オクチルマレエート、アリルメタクリレート、ジ−アリルマレエート、ジ−ア
    リルマロネート、メチオキシブテニルメタクリレート、イソボルニルメタクリレ
    ート、ヒドロキシブテニルメタクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
    ート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、アクリロニトリル、塩化ビニ
    ル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニルエチレンカーボネート、エポキシブテ
    ン、3,4−ジヒドロキシブテン、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、メ
    タクリルアミド、アクリルアミド、ブチルアクリルアミド、エチルアクリルアミ
    ド、ブタジエン、ビニル(メタ)アクリレート、イソプロペニル(メタ)アクリ
    レート、脂環式エポキシ(メタ)アクリレート、エチルホルムアミド、4−ビニ
    ル−1,3−ジオキソラン−2−オン、2,2−ジメチル−4−ビニル−1,3
    −ジオキソレート、3,4−ジ−アセトキシ−1−ブテン又はそれらの混合物の
    非酸ビニルモノマーの残基を含む請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記第1のポリマーが2−エチルヘキシルアクリレート、
    スチレン、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、エチルアクリレート、
    ブチルメタクリレート又はそれらの混合物の残基を含む請求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記第1ポリマーが2−エチルヘキシルアクリレートの残
    基を含む請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第1のポリマーが約50〜約100%のブチルアクリ
    レート、イソプレン、ブタジエン、アクリロニトリル、スチレン、2−エチルヘ
    キシルアクリレート又はそれらの混合物を含む請求項1に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第1のポリマーが、官能基を含むラテックス粒子を含
    み、その官能基がエポキシ基、アセトアセトキシ基、カーボネート基、ヒドロキ
    シル基、アミン基、イソシアネート基、アミド基又はそれらの混合物からなる請
    求項1に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記第1のポリマーが、架橋されたラテックスポリマー粒
    子を含む請求項1に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記ポリマーコロイド系が架橋剤を含み、その架橋剤が多
    官能価不飽和化合物を含む請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記架橋剤がジビニルベレン、アルキルメタシレート、ア
    ルキルアクリル酸誘導体、多官能価不飽和アクリレート又はそれらの混合物を含
    む請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第1のポリマーが未架橋のラテックスポリマー粒子を
    含む請求項1に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記第1のポリマーがコアシェル型ポリマーである請求項
    1に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記ポリマーコロイド系が界面活性剤を含む請求項1に記
    載の方法。
  25. 【請求項25】 前記界面活性剤が、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活
    性剤、非イオン界面活性剤又はそれらの混合物を含む請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記界面活性剤が、重合性又は非重合性アルキルエトキシ
    レートサルフェート、アルキルフェノールエトキシレートサルフェート、アルキ
    ルエトキシレート、アルキルフェノールエトキシレート又はそれらの混合物を含
    む請求項24に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記二酸がイソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサン
    ジカルボン酸、炭素数6〜12の脂肪族二酸又はそれらの混合物を含む請求項1
    に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記ジアミンがメタ−キシリレンジアミン、パラ−キシリ
    レンジアミン、1,3−シクロヘキサン(ビス)メチルアミン、1,4−シクロ
    ヘキサン(ビス)メチルアミン、炭素数6〜12の脂肪族ジアミン若しくはラク
    タム、炭素数4〜12の脂肪族ジアミン又はそれらの混合物を含む請求項1に記
    載の方法。
  29. 【請求項29】 前記アミド型ポリマーが部分芳香族ポリアミドを含み、そ
    の部分芳香族ポリアミドがポリ(m−キシリレンアジパミド)、ポリ(ヘキサメ
    チレンイソフタルアミド)、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド−コ−イソフタル
    アミド)、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド−コ−テレフタルアミド)、ポリ(
    ヘキサメチレンイソフタルアミド−コ−テレフタルアミド)又はそれらの混合物
    を含む請求項1に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記アミド型ポリマーが脂肪族ポリアミドを含み、その脂
    肪族ポリアミドがポリエチレン−アジパミド(ナイロン2,6)、ポリテトラメ
    チレン−アジパミド(ナイロン4,6)、ポリヘキサメチレン−アジパミド(ナ
    イロン6,6)、ポリヘキサメチレン−セバカミド(ナイロン6,10)、ポリ
    ヘキサメチレン−ドデカミド(ナイロン6,12)、ポリオクタメチレン−アジ
    パミド(ナイロン8,6)、ポリデカメチレン−アジパミド(ナイロン10,6
    )、ポリドデカメチレン−アジパミド(ナイロン12,6)、ポリドデカメチレ
    ン−セバカミド(ナイロン12,8)又はそれらの混合物を含む請求項1に記載
    の方法。
  31. 【請求項31】 前記成分b1)が、エチレンジオール又はブタンジオール
    のオリゴマーを含むことにより、ナイロン6,6−型ポリエステルアミドを生成
    する請求項1に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記アミド型/第1のポリエステルのブレンドを溶融相重
    合によって製造する請求項1に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記ポリマーコロイド系が緩衝剤を含み、その緩衝剤がカ
    ーボネートのアンモニウム塩、カーボネートのナトリウム塩、バイカーボネート
    のアンモニウム塩又はそれらの混合物を含む請求項1に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記アミド型重合反応が緩衝剤を含み、その緩衝剤が酢酸
    ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸リチウム、燐酸二水素ナトリウム、燐酸水素二
    カリウム、炭酸ナトリウム又はそれらの混合物からなる請求項1に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記ポリマーコロイド系が、ゲル透過クロマトグラフィー
    によって測定した場合に1,000〜1,000,000の重量平均分子量を有
    する粒子からなる請求項1に記載の方法。
  36. 【請求項36】 重合反応前又は重合反応中にアミド型重合反応媒体にガラ
    ス繊維を添加する請求項1に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記ガラス繊維がアミド型ポリマー/第1のポリマーのブ
    レンドの約10〜約50重量%を構成する請求項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 重合反応前又は重合反応中に、炭素繊維、マイカ、クレイ
    、タルク、ウォラストナイト、ガラス繊維、炭酸カルシウム又はそれらの混合物
    を含む強化材をアミド型重合反応媒体に添加する請求項1に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記ポリマーコロイド系が、乳化重合によって製造された
    ラテックス組成物である請求項1に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記ポリマーコロイド系を、アミド型重合反応の開始前に
    アミド型反応媒体中に投入する請求項1に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記ポリマーコロイド系をアミド型重合反応中にアミド型
    反応媒体に中に投入する請求項1に記載の方法。
  42. 【請求項42】 請求項1の方法によって製造された製品。
  43. 【請求項43】 a.非コアシェル型ポリマーを含む第1のポリマーを含む
    ポリマーコロイド系;及び b.アミドポリマー を含んでなるアミド型ポリマー/第1のポリマーのブレンド。
  44. 【請求項44】 前記ポリマーコロイド系が、 a.エチレン系不飽和モノマーの残基を含むラテックスポリマー粒子; b.界面活性剤;及び c.液体連続相 を含んでなる請求項43に記載のポリマーブレンド。
  45. 【請求項45】 前記連続相が実質的にジオールの不存在下に水を含み、そ
    れによってポリアミドポリマーを生ずる請求項44に記載のポリマーブレンド。
  46. 【請求項46】 前記連続相が約30〜約100%の水を含む請求項45に
    記載のポリマーブレンド。
  47. 【請求項47】 前記連続相が約70〜約100%の水を含む請求項45に
    記載のポリマーブレンド。
  48. 【請求項48】 前記連続相が本質的に水からなる請求項45に記載のポリ
    マーブレンド。
  49. 【請求項49】 前記連続相がジオールを含み、それによってポリエステル
    アミドを生ずる請求項44に記載のポリマーブレンド。
  50. 【請求項50】 前記連続相が水及びジオールを含み、それによってポリエ
    ステルアミドを生ずる請求項49に記載のポリマーブレンド。
  51. 【請求項51】 前記連続相が約30〜約100%のジオールを含む請求項
    49に記載のポリマーブレンド。
  52. 【請求項52】 前記連続相が約70〜約100%のジオールを含む請求項
    49に記載のポリマーブレンド。
  53. 【請求項53】 前記連続相がジオールから本質的になる請求項49に記載
    のポリマーブレンド。
  54. 【請求項54】 前記連続相が補助溶剤を含み、その補助溶剤が水、メタノ
    ール、エタノール、プロパノール、n−ブタノール又はそれらの混合物を含む請
    求項44に記載のポリマーブレンド。
  55. 【請求項55】 前記第1のポリマーがラテックスポリマー粒子を含む請求
    項44に記載のポリマーブレンド。
  56. 【請求項56】 前記第1のポリマーが、アセトアセトキシエチルメタクリ
    レート、アセトアセトキシエチルアクリレート、メチルアクリレート、メチルメ
    タクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレー
    ト、ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレー
    ト、エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−エ
    チルヘキシルアクリレート、イソプレン、オクチルアクリレート、オクチルメタ
    クリレート、イソオクチルアクリレート、イソオクチルメタクリレート、トリメ
    チオールプロピルトリアクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、グリシジ
    ルメタクリレート、カルボジイミドメタクリレート、C〜C18アルキルクロ
    トネート、ジ−n−ブチルマレエート、α−若しくはβ−ビニルナフタレン、ジ
    −オクチルマレエート、アリルメタクリレート、ジ−アリルマレエート、ジ−ア
    リルマロネート、メチオキシブテニルメタクリレート、イソボルニルメタクリレ
    ート、ヒドロキシブテニルメタクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
    ート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、アクリロニトリル、塩化ビニ
    ル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニルエチレンカーボネート、エポキシブテ
    ン、3,4−ジヒドロキシブテン、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、メ
    タクリルアミド、アクリルアミド、ブチルアクリルアミド、エチルアクリルアミ
    ド、ブタジエン、ビニル(メタ)アクリレート、イソプロペニル(メタ)アクリ
    レート、脂環式エポキシ(メタ)アクリレート、エチルホルムアミド、4−ビニ
    ル−1,3−ジオキソラン−2−オン、2,2−ジメチル−4−ビニル−1,3
    −ジオキソレート、並びに3,4−ジ−アセトキシ−1−ブテン又はそれらの混
    合物の非酸ビニルモノマーの残基を含む請求項44に記載のポリマーブレンド。
  57. 【請求項57】 前記第1のポリマーが2−エチルヘキシルアクリレート、
    スチレン、メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、エチルアクリレート、
    ブチルメタクリレート又はそれらの混合物の残基を含む請求項44に記載のポリ
    マーブレンド。
  58. 【請求項58】 前記第1のポリマーが2−エチルヘキシルアクリレートの
    残基を含む請求項44に記載のポリマーブレンド。
  59. 【請求項59】 前記第1のポリマーが約50〜約100%のブチルアクリ
    レート、イソプレン、ブタジエン、アクリロニトリル、スチレン、2−エチルヘ
    キシルアクリレート又はそれらの混合物を含む請求項44に記載のポリマーブレ
    ンド。
  60. 【請求項60】 前記第1のポリマーが官能基を含み、その官能基がエポキ
    シ基、アセトアセトキシ基、カーボネート基、ヒドロキシル基、アミン基、イソ
    シアネート基、アミド基又はそれらの混合物を含む請求項44に記載のポリマー
    ブレンド。
  61. 【請求項61】 前記ポリマーコロイド系が架橋されたラテックスポリマー
    粒子を含む請求項44に記載のポリマーブレンド。
  62. 【請求項62】 前記ポリマーコロイド系が未架橋のラテックスポリマー粒
    子を含む請求項44に記載のポリマーブレンド。
  63. 【請求項63】 前記第1のポリマーがコアシェル型ポリマーである請求項
    44に記載のポリマーブレンド。
  64. 【請求項64】 前記ポリマーコロイド系が界面活性剤を含む請求項44に
    記載のポリマーブレンド。
  65. 【請求項65】 前記界面活性剤が、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活
    性剤、非イオン界面活性剤又はそれらの混合物を含む請求項64に記載のポリマ
    ーブレンド。
  66. 【請求項66】 前記界面活性剤が、重合性又は非重合性アルキルエトキシ
    レートサルフェート、アルキルフェノールエトキシレートサルフェート、アルキ
    ルエトキシレート、アルキルフェノールエトキシレート又はそれらの混合物を含
    む請求項64に記載のポリマーブレンド。
  67. 【請求項67】 前記二酸がイソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサン
    ジカルボン酸、炭素数6〜12の脂肪族二酸又はそれらの混合物を含む請求項4
    4に記載のポリマーブレンド。
  68. 【請求項68】 メタ−キシリレンジアミン、パラ−キシリレンジアミン、
    1,3−シクロヘキサン(ビス)メチルアミン、1,4−シクロヘキサン(ビス
    )メチルアミン、炭素数6〜12の脂肪族ジアミン若しくはラクタム、炭素数4
    〜12の脂肪族ジアミン又はそれらの混合物を含むジアミンを含んでなる請求項
    44に記載のポリマーブレンド。
  69. 【請求項69】 ポリ(m−キシリレンアジパミド)、ポリ(ヘキサメチレ
    ンイソフタルアミド)、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド−コ−イソフタルアミ
    ド)、ポリ(ヘキサメチレンアジパミド−コ−テレフタルアミド)、ポリ(ヘキ
    サメチレンイソフタルアミド−コ−テレフタルアミド)又はそれらの混合物から
    なる部分芳香族ポリアミドを含んでなる請求項44に記載のポリマーブレンド。
  70. 【請求項70】 ポリエチレン−アジパミド(ナイロン2,6)、ポリテト
    ラメチレン−アジパミド(ナイロン4,6)、ポリヘキサメチレン−アジパミド
    (ナイロン6,6)、ポリヘキサメチレン−セバカミド(ナイロン6,10)、
    ポリヘキサメチレン−ドデカミド(ナイロン6,12)、ポリオクタメチレン−
    アジパミド(ナイロン8,6)、ポリデカメチレン−アジパミド(ナイロン10
    ,6)、ポリドデカメチレン−アジパミド(ナイロン12,6)、ポリドデカメ
    チレン−セバカミド(ナイロン12,8)又はそれらの混合物からなる脂肪族ポ
    リアミドを含んでなる請求項44に記載のポリマーブレンド。
  71. 【請求項71】 ナイロン6,6−型ポリエステルアミドを含んでなる請求
    項44に記載のポリマーブレンド。
  72. 【請求項72】 溶融相重合によって製造される請求項44に記載のポリマ
    ーブレンド。
  73. 【請求項73】 前記アミド型重合反応が緩衝剤を含み、その緩衝剤が酢酸
    ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸リチウム、燐酸二水素ナトリウム、燐酸水素二
    カリウム、炭酸ナトリウム又はそれらの混合物からなる請求項44に記載のポリ
    マーブレンド。
  74. 【請求項74】 重合反応前又は重合反応中にアミド型重合反応媒体にガラ
    ス繊維を添加する請求項44に記載のポリマーブレンド。
  75. 【請求項75】 前記ガラス繊維がポリマーブレンドの約10〜約50重量
    %を含む請求項74に記載のポリマーブレンド。
  76. 【請求項76】 重合反応前又は重合反応中に、炭素繊維、マイカ、クレイ
    、タルク、ウォラストナイト、ガラス繊維、炭酸カルシウム又はそれらの混合物
    からなる強化材をアミド型重合反応媒体に添加する請求項44に記載のポリマー
    ブレンド。
  77. 【請求項77】 前記ポリマーコロイド系が、乳化重合によって製造された
    ラテックス組成物である請求項44に記載のポリマーブレンド。
  78. 【請求項78】 前記ポリマーコロイド系を、アミド型重合反応の開始前に
    アミド型反応媒体中に投入する請求項44に記載のポリマーブレンド。
  79. 【請求項79】 前記ポリマーコロイド系を、アミド型重合反応中にアミド
    型反応媒体中に投入する請求項44に記載のポリマーブレンド。
  80. 【請求項80】 前記ポリマーブレンドが耐衝撃性改良ポリアミド又はポリ
    エステルアミドである請求項44に記載のポリマーブレンド。
  81. 【請求項81】 a.液体連続相を含むポリマーコロイド系を調製し; b.ポリマーコロイド系をアミド型ポリマー中に投入し;そして c.ポリマーコロイド系及びアミド型ポリマーを押出することによってアミド
    型ポリマー/第1のポリマーのブレンドを生成せしめる 工程を含んでなる、アミド型ポリマー/第1ポリマーのブレンドの製造方法。
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