JPH0229329Y2 - - Google Patents

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JPH0229329Y2
JPH0229329Y2 JP1985099201U JP9920185U JPH0229329Y2 JP H0229329 Y2 JPH0229329 Y2 JP H0229329Y2 JP 1985099201 U JP1985099201 U JP 1985099201U JP 9920185 U JP9920185 U JP 9920185U JP H0229329 Y2 JPH0229329 Y2 JP H0229329Y2
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valve
valve hole
sealing member
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port
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Actuator (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば自動車におけるエンジンバキ
ユーム等の圧力源からその圧力を負荷駆動用とし
て選択的に取出す場合等に使用される三方弁形の
弁装置に関する。
[従来技術] 例えば自動車において、空調装置のエアダクト
開閉用のダンパを駆動する場合に、その駆動源と
してエンジンバキユームの圧力を利用することが
行なわれており、この場合にはその圧力を選択的
に取出すために三方弁形の弁装置が使用される。
ところが、従来の弁装置にあつては、弁本体部と
可動部分である操作部材との間を可撓性あるシー
ル部材によりシールする構造になされている関係
上、そのシール構造ひいては全体の構造が複雑化
してコスト高になるばかりか、操作部材の操作時
にはシール部材を変形させるために比較的大きな
力が必要となつてその操作性が悪化するという問
題点があつた。
[考案の目的] 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、三方弁形のものでありながらシ
ール部材を1個用いるだけで済む上にシール構造
を簡略化できてコスト安になし得ると共に、操作
部材の操作に必要な荷重を小さくできて操作性を
向上させ得る等の効果を奏する弁装置を提供する
にある。
[考案の要約] 本考案は上記目的を達成するために、ポート及
び互いに離間された第1、第2の弁孔を有したベ
ース部上にカバー部を被着して成る本体ケース、
前記ポート及び第1、第2の弁孔を覆つた状態で
周縁部が前記ベース部及びカバー部間に気密に挟
持されそのベース部との間で弁室を形成する可撓
材料製のシール部材、このシール部材に前記第
1、第2の弁孔と夫々対向するように形成された
第1、第2の弁体、前記シール部材を揺動可能に
保持しその揺動に応じて上記シール部材を第1の
弁体により前記第1の弁孔を閉鎖し且つ前記第2
の弁孔を開放させた第1の位置と前記第2の弁体
により前記第2の弁孔を閉鎖し且つ第1の弁孔を
開放させた第2の位置との間で往復動させる保持
部材、前記シール部材を常時において前記第1の
位置へ付勢するばね部材、並びに前記保持部材を
前記ばね部材のばね力に抗して揺動させて前記シ
ール部材を前記第2の位置へ移動させる操作手段
を設ける構成としたものであり、これによつて本
体ケースと可動部分である操作手段との間のシー
ルを不要にすると共に必要となるシール部材数が
1個で済むようにしたものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例について、第1図及び第
2図を参照しながら説明する。
1はベース部2上にカバー部3を被着して成る
本体ケースで、ベース部2には、その中央部に位
置したポート2a及びこのポート2aの左、右に
位置した第1の弁孔2b、第2の弁孔2cが一列
状に形成されていると共に、その上面部の周囲全
域に渡つて溝部2dが刻設されている。4はシリ
コンゴムその他の可撓性ある材料より成るシール
部材で、これはその周縁部に前記溝部2d内に嵌
り込む断面円形状の抜け止め兼用封止部4aを有
する。そして、このシール部材4は、本体ケース
1内に前記ポート2a及び弁孔2b,2cを覆つ
た状態で配置され、且つこの状態で前記封止部4
aがベース部2とカバー部3との間に気密に挟持
されるものであり、これによつてこのシール部材
4とベース部2との間に弁室5が形成されてれい
る。また、斯かるシール部材4の下面(即ち弁室
5に臨む面)には、前記各弁孔2b,2cに対向
するようにしてこれら弁孔2b,2cを開閉する
ための一対の第1、第2の弁体6a,6bが一体
に形成されている。7は保持部材で、これは自身
が有する一対の透孔7a,7bに前記弁体6a,
6bを貫挿させることによつてシール部材4を保
持するように設けられ、ベース部2の上面中央部
に形成された受け部2eの支点として上記シール
部材4と共に左、右に揺動可能に構成されてい
る。このようにシール部材4を保持する保持部材
7が揺動可能に設けられた結果、弁体6a,6b
は、保持部材7の揺動に応じて、弁孔2bを閉鎖
し且つ弁孔2cを開放させた第1の位置(第1図
参照)と弁孔2bを開放し且つ弁孔2cを閉鎖さ
せた第2の位置との間で往復動されるようにな
る。一方、カバー3の左方寄り部位には前記弁体
6aに対応するようにしてばね受け凹部3aが形
成されていると共に、シール部材4の左方部には
このばね受け凹部3aと対向するようにしてばね
受け座4bが突設されており、これらばね受け凹
部3aとばね受け座4bとの間にはばね部材たる
圧縮コイルばね8が介装されている。従つて、シ
ール部材4は、常時において上記圧縮コイルばね
8のばね力によつて前記第1の位置に付勢される
ようになつている。また、カバー3の右方寄り部
位には前記弁体6bに対応するようにしてガイド
筒3bが形成されており、このガイド筒3b内に
は操作手段たる操作ロツド9が上下移動可能に配
設されている。尚、10は操作ロツド9を常時に
おいて上方け付勢するための圧縮コイルばねであ
る。
しかして、11は例えば自動車においてエンジ
ンバキユームを利用して負荷を駆動する場合によ
く用いられる周知構成のダイアフラム式のアクチ
ユエータで、ダイアフラム11aによつて区切ら
れた大気室11b、負圧室11cを有すると共に、
復帰用ばね11dを有し、その出力軸11eが図
示しないワイヤを介して上記負荷に連結されてい
る。12はエンジンのインテークマニホルドに連
結された負圧源としてのバキユームタンクであ
る。そして、例えば前記本体ケース1が有するポ
ート2aは上記アクチユエータ11の負圧室11
cに連結され、また弁孔2bはバキユームタンク
12に連結されると共に、弁孔2cは大気に連通
される。
次に上記構成の作用について説明する。今、第
1図の状態即ち弁体6a,6bが第1の位置にあ
る状態では、弁孔2bが閉鎖され且つ弁孔2cが
開放されているため、アクチユエータ11の負圧
室11cがポート2a、弁室5及び弁孔2cを介
して大気に連通されるようになる。従つて、この
状態では、負圧室11cと大気室11bとの間に
圧力差が生じないため、出力軸11eは何等移動
されない。この状態から操作ロツド9を押圧操作
すると、その操作ロツド9の先端によつてシール
部材4の右方部位が押し下げられて保持部材7が
シール部材4と共に揺動するようになり、弁体6
a,6bが第2の位置に移動されて弁孔2bが開
放され且つ弁孔2cが閉鎖されるようになり、以
てアクチユエータ11の負圧室11cがポート2
a、弁室5及び弁孔2bを介してバキユームタン
ク12に連通されるようになる。従つて、この状
態では、負圧室11cと大気室11cとの間に大
きな圧力差が生じて、ダイアフラム11aひいて
は出力軸11eが第1図中矢印方向に移動されて
負荷が駆動されるようになる。そして、この後に
操作ロツド9の押圧操作を解除すれば、保持部材
7及びシール部材4が圧縮コイルばね8のばね力
によつて第1図の状態に復帰されて、出力軸11
eが元の位置に戻される。尚、この場合、操作ロ
ツド9にラツチ機構を設けておけば上記負荷の駆
動状態を継続することができる。
上記した本実施例によれば、三方弁形のもので
ありながら1個のシール部材4を設ければ済むと
共に、弁室5をシールするためにシール部材4の
周縁部を挟持するだけで済むものであつて、本体
ケース1と可動部分である操作ロツド9との間に
シールが不要な構造であるから、そのシール構造
が従来のように複雑化することがなく、以て全体
の構造を簡略化できてコスト安になし得る。勿
論、操作ロツド9の操作時において従来のように
大きな荷重を必要としないものであり、その操作
性を向上させ得る。また、本実施例によれば、ポ
ート2a及び弁体2b,2cを同一方向から導出
することができるから、その配管作業を容易に行
ない得ると共に、配管部分のシール構造をも簡略
化することができるものである。
尚、本考案は上記した実施例に限定されるもの
ではなく、例えば第3図及び第4図に示す本考案
の第2の実施例のように、多連形の弁装置として
構成しても良く、この場合には、隣接する本体ケ
ース1が有する各ポート2aの通気路13を介し
て連通させる構成としている。
その他、本考案は上記し且つ図面に示した各実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することができる
ものである。
[考案の効果] 本考案によれば以上の説明すよつて明らかなよ
うに、三方弁形のものでありながらシール部材を
1個用いるだけで済む上にシール構造ひいては全
体の構造を簡略化できてコスト安になし得ると共
に、操作部材の操作に必要な荷重を小さくできて
操作性を向上させ得る等の実用上有益な効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1の実施例を示
す夫々縦断側面図及び縦断正面図、また、第3図
及び第4図は本考案の第2の実施例を示す夫々第
1図相当図及び第2図相当図である。 図中、1は本体ケース、2はベース部、2aは
ポート、2bは第1の弁孔、2cは第2の弁孔、
3はカバー部、4はシール部材、4aは抜け止め
用封止部、5は弁室、6aは第1の弁体、6bは
第2の弁体、7は保持部材、8は圧縮コイルばね
(ばね部材)、9は操作ロツド(操作手段)を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポート及び互いに離間された第1、第2の弁孔
    を有したベース部上にカバー部を被着して成る本
    体ケースと、前記ポート及び第1、第2の弁孔を
    覆つた状態で周縁部が前記ベース部及びカバー部
    間に気密に挟持されそのベース部との間で弁室を
    形成する可撓材料製のシール部材と、このシール
    部材に前記第1、第2の弁孔と夫々対向するよう
    に形成された第1、第2の弁体と、前記シール部
    材を揺動可能に保持するように設けられその揺動
    に応じて上記シール部材を第1の弁体により前記
    第1の弁孔を閉鎖し且つ前記第2の弁孔を開放さ
    せた第1の位置と前記第2の弁体により前記第2
    の弁孔を閉鎖し且つ第1の弁孔を開放させた第2
    の位置との間で往復動させる保持部材と、前記シ
    ール部材を常時において前記第1の位置へ付勢す
    るばね部材と、前記保持部材を前記ばね部材のば
    ね力に抗して揺動させて前記シール部材を前記第
    2の位置へ移動させる操作手段とを具備したこと
    を特徴とする弁装置。
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KR101416365B1 (ko) * 2012-12-17 2014-08-06 현대자동차 주식회사 흡기 보조 밸브 장치 및 흡기 보조 밸브 장치가 구비된 흡기 시스템

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