JPH0563636U - 真空自動バルブ - Google Patents

真空自動バルブ

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JPH0563636U
JPH0563636U JP1310392U JP1310392U JPH0563636U JP H0563636 U JPH0563636 U JP H0563636U JP 1310392 U JP1310392 U JP 1310392U JP 1310392 U JP1310392 U JP 1310392U JP H0563636 U JPH0563636 U JP H0563636U
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JP
Japan
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valve
piston
exhaust passage
casing
rod
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Pending
Application number
JP1310392U
Other languages
English (en)
Inventor
謙 滑川
Original Assignee
日本建鐵株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補助動力を用いることなく、制御に使用する
電力のみで大口径の弁を作動させる。 【構成】 吸気路45と排気路47を遮断し得る弁49
をケーシング31に設け、ロッド53を介して弁49を
開閉するピストン35が内設されたエアシリンダ33を
ケーシング31に設ける。吸気路45と排気路47とを
連通させる通気孔51を弁49に設けるとともに、ピス
トン35の移動で通気孔51を塞ぐパイロット弁57を
ロッド53に設ける。大気側、又は排気路側を両端側の
シリンダ室33a、33bに交互に切り換え接続する電
磁ソレノイド切換弁37をエアシリンダ33に配管接続
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、真空容器(チャンバー)と排気ポンプ(ポンプ)との間に設けられ る真空自動バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、小口径の真空バルブを自動で作動させるものとして、ソレノイドコイル によるものが知られている。 図2は従来のソレノイド式の真空自動バルブの断面図である。 ケーシング1の内部には吸気路3と排気路5が直交して形成され、排気路5は ケーシング1の内部から弁7により開閉自在となっている。ケーシング1の外部 には制御回路に接続されたソレノイド9が設けられ、ソレノイド9は制御電流が 印加されることで弁7を移動するようになっている。 ところが、このように構成されるソレノイド式の真空自動バルブでは、口径が 大きくなる程弁7の面積が大きくなって弁7に加わる圧力が増大し、ソレノイド 9を大容量のものにしなければならず、制御電流程度の小電流では作動させるこ とが困難なものとなる。
【0003】 このため、大口径で使用される真空自動バルブでは、弁の開閉力を大きく確保 できる圧縮空気(圧空)を利用したものが多い。 図3は従来の圧空式の真空自動バルブの断面図である。 この真空自動バルブでは、上述と略同様に構成されたケーシング11の外部に エアシリンダ13が設けられている。エアシリンダ13内にはピストン15が内 設され、ピストン15はロッド17を介してケーシング11内の弁19に連結さ れている。エアシリンダ13の一方のシリンダ室と、ピストン15を挟む反対側 のシリンダ室にはソレノイドバルブ21からの配管が接続され、ソレノイドバル ブ21は大気側、及び図示しない圧縮空気供給手段に接続されている。 従って、ソレノイドバルブ21が制御されることで、エアシリンダ13内の所 定のシリンダ室側に圧縮空気が導かれ、ピストン15の摺動にともなって大きな 力で弁19が開閉されるようになっているのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の圧空式の真空自動バルブでは、弁19の開閉力を大きく するのに、補助動力である圧縮空気供給手段、例えば、コンプレッサー等が必要 となるため、設備の規模を大きくしなければならないという欠点あり、一方、コ ンプレッサー等が用意できない移動式の装置においては、使用することができな かった。
【0005】 本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、補助動力である圧縮空気供給手段 を用いることなく、制御に使用する電力のみで大口径の弁を作動させることがで きる真空自動バルブを提供し、もって、真空自動バルブの汎用性向上を図ること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案に係る真空自動バルブの構成は、吸気路及び 排気路が形成されたケーシングと、このケーシングに設けられピストンを摺動自 在に内設するエアシリンダと、ピストンにロッドを介して係合されピストンの一 方向の移動で吸気路と排気路とを遮断する弁と、この弁に穿設され吸気路と排気 路とを連通させる通気孔と、ロッドに設けられピストンの一方向の移動で通気孔 を塞ぐとともにピストンの他方向の移動でこの通気孔を開くパイロット弁と、ピ ストンを挟むエアシリンダの両端側のシリンダ室にそれぞれ配管接続され大気側 、又は排気路側をこの両端側のシリンダ室に交互に切り換え接続する電磁ソレノ イド切換弁とからなることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
両端側のシリンダ室の一方に排気路側の減圧が導かれるとともに、他方に大気 が導かれ、圧力差によりピストンが一方向に移動される。ピストンが一方向に移 動されることで、ロッドを介してパイロット弁が通気孔を塞ぐとともに、弁自体 が弁座に押圧され、真空自動バルブが閉状態となる。 電磁ソレノイド切換弁が切り換わると、両端側のシリンダ室の一方に大気が導 かれるとともに、他方に排気路側の減圧が導かれ、ピストンが他方向に移動され る。ピストンが他方向に移動されることで、先ず、パイロット弁が開かれ、排気 側と吸気側の圧力差が減少され、弁を弁座に押圧する力が減少されるとともに、 弁がピストンの移動で開かれる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る真空自動バルブの好適な実施例を図面を参照して詳細に説 明する。 図1は本考案に係る真空自動バルブの断面図である。 ケーシング31の外部にはエアシリンダ33が設けられ、エアシリンダ33内 にはピストン35が摺動自在に内設されている。エアシリンダ33の一方のシリ ンダ室33aと、ピストン35を挟む他方のシリンダ室33bには電磁ソレノイ ド切換弁37からの配管がそれぞれ接続され、電磁ソレノイド切換弁37は配管 39を介して大気側、及び接続配管41を介して排気配管43の減圧側に連通し ている。従って、シリンダ室33a、及びシリンダ室33bは、電磁ソレノイド 切換弁37の切換により、大気側、又は排気配管43の減圧側に交互に連通され るようになっている。
【0009】 ケーシング31の内部には吸気路45と排気路47が直交して形成され、排気 路47はケーシング31の内部で弁49により開閉自在となっている。 ところで、弁49の中央には小径の通気孔51が形成されている。通気孔51 にはピストン35に連結されたロッド53の先端側が通貫され、通貫されたロッ ド53の先端には通気孔51より大きいストッパ55が設けられている。弁49 を挟んでストッパ55と反対側のロッド53には弁49より小さいパイロット弁 57が形成され、パイロット弁57はロッド53の移動により通気孔51に当接 するようになっている。パイロット弁57とストッパ55との間隔は、少なくと も弁49の厚み以上の寸法を有している。つまり、弁49はパイロット弁57と ストッパ55との間で、ロッド53の長手方向に移動自在に係合しているのであ る。 エアシリンダ33、電磁ソレノイド切換弁37、弁49、パイロット弁57を 主な部材に本実施例に係る真空自動バルブ59が構成されている。
【0010】 このように構成される真空自動バルブ59の作用を以下に説明する。 電磁ソレノイド切換弁37により、シリンダ室33bには排気路47側の減圧 が導かれるとともに、シリンダ室33aには大気が導かれ、シリンダ室33bと シリンダ室33aとの圧力差により、ピストン35がケーシング31側に移動さ れる(一方向の移動)。ピストン35が移動されることで、ロッド53を介して パイロット弁57が弁49を押圧し、パイロット弁57が通気孔51を閉めると ともに、弁49自体を弁座に押圧し、真空自動バルブ59が閉状態となる。
【0011】 一方、制御電流が印加されることで電磁ソレノイド切換弁37が切り換わると 、シリンダ室33bに大気が導かれるとともに、シリンダ室33aには排気路4 7側の減圧が導かれ、ピストン35がケーシング31に対して離反方向に移動さ れる(他方向の移動)。このとき、弁49には排気側の圧力と吸気側の圧力差に より大きな圧力が働いており、弁49を開くためには大きな力が必要となるが、 先ず、弁49より小さいパイロット弁57が開かれ、排気側と吸気側の圧力差が 減少され(尚、等圧となった排気側と吸気側の圧力は大気圧より低圧となってお り、従って、ピストン35はその後においても移動され続ける)、弁49を弁座 に押圧する力が減少されることで、弁49がピストン35の移動で容易に開かれ ることになる。
【0012】 上述の真空自動バルブ59によれば、弁49に作用する圧力が、先ず、パイロ ット弁57の開放によりなくなるので、弁49を大気圧とバルブ内低圧との小さ な差圧力のみで開くことができ、補助動力である圧縮空気供給手段を用いる必要 がなくなる。また、制御電力程度の電源のみで作動させることができるので、移 動式の真空装置においても大口径の真空自動バルブが使用できるようになる。
【0013】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案に係る真空自動バルブは、ロッドを介して 弁をエアシリンダのピストンと係合させ、弁に形成された通気孔を開閉するパイ ロット弁をロッドに設け、大気側、又は排気路側を交互に連通させる電磁ソレノ イド切換弁をエアシリンダに接続したので、弁に排気側の圧力と吸気側の圧力差 により大きな力が働いていても、ピストンが他方向に移動される際、先ず、パイ ロット弁が開かれ、排気側と吸気側の圧力差を減少させることができ、弁をピス トンの小さな移動力で開くことが可能となる。この結果、補助動力である圧縮空 気供給手段を用いることなく、制御に使用する電源のみで大口径の弁を作動させ ることができ、真空自動バルブの汎用性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る真空自動バルブの断面図である。
【図2】従来のソレノイド式の真空自動バルブの断面図
である。
【図3】従来の圧空式の真空自動バルブの断面図であ
る。
【符号の説明】
31 ケーシング 33 エアシリンダ 33a、33b 両端側のシリンダ室 35 ピストン 37 電磁ソレノイド切換弁 45 吸気路 47 排気路 49 弁 51 通気孔 53 ロッド 57 パイロット弁 59 真空自動バルブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気路及び排気路が形成されたケーシン
    グと、 該ケーシングに設けられピストンを摺動自在に内設する
    エアシリンダと、 前記ピストンにロッドを介して係合され前記ピストンの
    一方向の移動で前記吸気路と排気路とを遮断する弁と、 該弁に穿設され前記吸気路と排気路とを連通させる通気
    孔と、 前記ロッドに設けられ前記ピストンの一方向の移動で該
    通気孔を塞ぐとともに、前記ピストンの他方向の移動で
    該通気孔を開くパイロット弁と、 前記ピストンを挟む前記エアシリンダの両端側のシリン
    ダ室にそれぞれ配管接続され大気側、又は前記排気路側
    を該両端側のシリンダ室に交互に切り換え接続する電磁
    ソレノイド切換弁とからなることを特徴とする真空自動
    バルブ。
JP1310392U 1992-02-07 1992-02-07 真空自動バルブ Pending JPH0563636U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001297699A (ja) * 2000-04-17 2001-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液冷型陰極線管の製造方法と製造装置
KR101402011B1 (ko) * 2013-02-21 2014-05-30 하스코피엔디(주) 공압식 파일럿 밸브

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