JPH02262380A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JPH02262380A
JPH02262380A JP1081408A JP8140889A JPH02262380A JP H02262380 A JPH02262380 A JP H02262380A JP 1081408 A JP1081408 A JP 1081408A JP 8140889 A JP8140889 A JP 8140889A JP H02262380 A JPH02262380 A JP H02262380A
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JP
Japan
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concentration
layer
lithium
light emitting
semiconductor layer
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Application number
JP1081408A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mihashi
浩 三橋
Tsutomu Uemoto
勉 上本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は民生分野で利用される発光素子に係シ、特に
青色で発光する半導体発光素子の効率向上に関する。
(従来の技術) 硫黄(S)、または(Se )等を含む亜鉛カルコゲナ
イド半導体は、青色発光素子として有望視され、各所で
研究が進められている。特に、良質の結晶が得られ量産
性にも優れる有機金属気相成長法(MOCVD法)、分
子線エピタキシー法(MBE法)などのエピタキシャル
結晶成長法を利用した発光素子の開発研究が盛んである
発光ダイオードなどの発光素子で実用レベルの光度を得
るためには、半導体のpn接合を利用することが必要不
可欠である。ところが前記亜鉛カルコゲナイド半導体の
最大の問題点は、p形伝導結晶が容易に得られないこと
にある。これが原因となって、実用レベルの光度を有す
る発光素子は実現されていない。
しかし長年にわたる研究の結果、アクセプタ不純物とし
てリチウムまたは窒素を用いることによって、今まで困
難とされてきた亜鉛カルコゲナイド半導体のp形伝導結
晶が得られるよう例なってきた。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように、亜鉛カルコゲナイド半導体で発光素子を
作製するに当っての課題であったp形伝導結晶は得られ
るようになってきた。しかし、そのp形結晶はほとんど
発光を示さないことが判明した。したがってキャリア濃
度に対応した発光を示すn形半導体層を発光層とする必
要があるが、そのためにはn形半導体層のキャリア濃度
を、n形半導体層のキャリア濃度よυも高くする必要が
ある。
n形半導体層のキャリア濃度を高くするためには、アク
セプタ不純物を高濃度結晶中にドープする必要がある。
前記亜鉛カルコゲナイド半導体のp形不純物としてリチ
ウムを用いた場合、リチウムの拡散係数が非常に大きい
ために、IJチウムがn形半導体Wjtで拡散して、n
形半導体層を高抵抗化してしまい、実用的なpn接合が
形成できないことがわかった。
それに対して、アクセプタ不純物として窒素を用いた場
合には、窒素の拡散はなく、発光素子としての特性を備
えたpn接合が形成できることがわかった。ところが、
このpn接合に電圧を印加してその発光特性を調べてみ
ると、青色発光よシも橙色発光成分が多いという問題点
のあることがわかった。この橙色発光は、n形半導体層
内でドナ不純物と会合した亜鉛空孔が形成した深い準位
を介した発光である。
前記事情により、いまのところ亜鉛カルコゲナイドによ
る実用上十分な光度を有する青色発光素子は得られてい
危い。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目
的とするところは従来の欠点を改良することによって、
実用に耐える亜鉛カルコゲナイドpn接合青色発光素子
を提供することKある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するだめの手段) 本発明にかかる半導体発光素子は、亜鉛力ルフゲナイド
からなるpn接合を有する発光素子において、n形半導
体層中に窒素不純物を含み、かつn形半導体層中にこの
n形半導体層中のドナー濃度に達しない濃度のリチウム
がドーピングされておシ、亜鉛空孔とリチウムを置換し
、深い準位からの発光を低減させた特徴を備えたもので
ある0(作用) 本発明によれば、亜鉛カルコゲートからなるpn接合発
光素子において、窒素をアクセプタ不純物としてp形層
を形成するため、p形層からアクセプタ不純物が拡散し
てn形層を高抵抗化することがない。さらにn形層中の
亜鉛空孔がリチウムで置換されるため、n影響中の亜鉛
空孔濃度が減少し、ドす不純物と会合して形成される深
い準位の濃度も減少する。その結果、発光層であるn形
層中において、深い準位からの橙色の発光が減少し、さ
らにドナが発光中心として有効に働くことにより、青色
発光の光度が増大する。なお、亜鉛空孔を置換したリチ
ウムは浅いアクセプタとなるが、その濃度はドナ濃度よ
りも低いので、リチウムドーピングによって、n形層の
抵抗率および発光効率が低下することはない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図に本発明の一実施例の半導体発光素子の断面構造
を示す。図中、11はn+−GaAs基板で、その上に
一例の臭素を” 10” Cm”の濃度含み、かつこの
濃度未満のリチウムを一例としてI X 1 (160
m1の濃度含む層厚3μmのn−Zn−Zn5eと、こ
れに積層して形成された窒素をl X I Q”cm’
の濃度含む層厚2μmのp−Zn5e層13と、さらに
積層して形成されたAuでなるオーミック電極層14と
、上記n”−GaAs基板11の下面に形成されたA 
u −G eでなるオーミック電極層15で構成されて
いる。
上記実施例の構造を、組成制御性に優れ、極めて結晶性
の良い半導体エピタキシャル結晶を作製することのでき
る、有機金属を利用した化学気相成長法(MOCVD法
)で作製した。
Zn、Seの各原料には、ジメチル亜鉛とジメチルセレ
ンを用い、それぞれ20μmol/m1n4Qμmo 
I 7m i n供給した。成長温度は500°Cで、
成長圧力は常圧である。n+−G a A s基板上に
n形Zn5eを成長させるに当たっては、ドナ不純物原
料としてl、3−ジブロモプロパンを用い、それを1O
0Cに保温して水素キャリアガスで100CC/ln1
 n供給した。また、l、3−ジブ閑モプロパンの供給
に同期させて、亜鉛空孔低域のためのリチウムの原料で
ある第3ブチルリチウムを、500Cに保温してヘリウ
ムキャリアシスで5cc/min供給した。次にp形層
の形成に当っては、ジメチルヒドラジ窒素原料として用
い、それを0°Cに保温して水素キャリアガスで100
cc/min供給した。
このようにして作製した発光素子のp形Zn5e層上に
Auを真空蒸着し、オーミック性電極とした。さらにn
+−GaAs基板表面にAu−Geを蒸着し、オーミッ
ク性電極とした。
上記実施例により得られた発光素子は、以下に述べるよ
うに良好な青色発光特性を示した。第2図に実施例の発
光素子の電圧−電流特性を示した。
また第3図に実施例の発光素子の発光スペクトルを示し
た。これらに従来の発光素子の電圧−電流特性と発光ス
ペクトルを破線と一点鎖線で示すことによって、電圧−
電流特性と発光特性の改良を明確にした。従来の発光素
子の一例(第2図、第3図の従来例1)は、Zn5e結
晶形層、n形層にリチウム、臭素を添加しておシ、本発
明に示されるような窒素の添加をp形層に施していなか
った。
そのためn形層の抵抗率が上昇して、電流が流れ難くな
っている。従来の発光素子の他の一例(第2図、第3図
の従来例2)は、Zn8eのp形層、n形層に窒素、臭
素をそれぞれ添加したのみで、本発明に示されるような
リチウムの添加をn形層に施していなかった。そのため
橙色部の発光強が強い。それに対して、本発明による実
施例は、n形層の抵抗率が低いために、電流の立ち上が
り電圧も低い。またn形層中の亜鉛空孔濃度が低いため
に、橙色部の発光強度を1桁以上低くでき、上記実施例
のように測定できない程度に達成できる。
本発明は、上記実施例に限られるものではなく、例えば
、実施例ではZn8e結晶を用いたが、硫黄を含むZn
SSe系結晶、あるいはテルル(Te)を含むZn5e
Te系結晶を用いた場合にも適用できる。
不純物についても、n形不純物として塩鷹、ヨウ素等の
VI族元素、人1等の■族元素を用いることもできる。
また、リチウムはn形層に限らず、p形層中に含まれて
いてもよい。さらに、リチウム原料は第3ブチルリチウ
ムに限らず、セレン化リチウム等のリチウムを含む原料
ならばよい。
リチウムの拡散は非常に速いので、その添加時期はn形
層の成長に同期させなくてもよく、例えばp形層形成時
でもよく、また結晶成長後に結晶成長とは異なる温度で
拡散させてもよい。さらに結晶成長とは独立にリチウム
の拡散を施してもよい。そのときの方法としては、第1
図の結晶とリチウムを含む原料を空間的に離してアンプ
ルに封入し、その後熱処理する方法や、リチウムの添加
されたZn5e結晶を第1図の結晶の上に置いて熱処理
するといった方法が適用できる。
発光素子は発光ダイオードに限らず、半導体レーザーで
もよい。また亜鉛カルコゲナイド半導体の製造方法は、
MOCVD法の他、MHD法、気相成長法(VPE法)
、原子層エピタキシー法(ALE法)、液相成長法(L
PE法)などでもよい。
その他、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、
種々変形して実施することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、亜鉛カルコゲナイ
ド半導体を用いた発光素子において、実用的なpn接合
が形成でき、しかも橙色の深い準位からの発光を抑えた
特性の良い青色発光が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる一実施例の青色発光素子を示す
断面図、第2図はその電圧−電流特性を従来例と比較し
た図、第3図はその発光特性を従来例と比較した図。 11・・・n−GaAs基板、 12−・−n −Z n S e層、 13−−−p−ZnSe層、 14・・・Auオーミック這極層、 15・・・Au−Geオーミック電極層。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 第 図 電;L (mA) 第 図 軽 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 硫黄、セレン、テルルの少なくとも1つを 含む亜鉛カルコゲナイドからなるpn接合を有する発光
    素子において、p形半導体層中に窒素不純物を含み、か
    つn形半導体層中にこのn形半導体層中のドナー不純物
    濃度に達しない濃度のリチウムが添加されていることを
    特徴とする半導体発光素子。
JP1081408A 1989-04-03 1989-04-03 半導体発光素子 Pending JPH02262380A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5574296A (en) * 1990-08-24 1996-11-12 Minnesota Mining And Manufacturing Company Doping of IIB-VIA semiconductors during molecular beam epitaxy electromagnetic radiation transducer having p-type ZnSe layer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5574296A (en) * 1990-08-24 1996-11-12 Minnesota Mining And Manufacturing Company Doping of IIB-VIA semiconductors during molecular beam epitaxy electromagnetic radiation transducer having p-type ZnSe layer

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