JPH02261778A - 給糸ボビンの給糸特性を検出する方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動巻取機において給糸ボビンから績糸？ビ
ンへ巻き替える際に、給糸ボビンの給糸特性が所定の品
質に相応しない際の給糸ボビンの検出法および装置に関
する。

自動巻取機において給糸ボビンから績糸ポビンへの巻き
換えの場合、ボビンの最後の紡績糸層の給糸の際に、障
害が増加的に生ずる。リング紡績機における部品交換の
後に手動で新たに紡績のはじめられる時は特に、給糸ボ
ビンは通常は巻取行程の終りにおいて、後続の自動的に
交換されて紡績のはじめられる給糸ボビンとしてスター
トする。これにより糸切れが同じ巻取ステーションで増
加的に生ずることがある。糸切れが相次いで生ずると、
最後にはいわゆる“赤ランプ接続“が生ずる、即ち巻取
ステーションが停止して、操作者による相応の補修の後
にはじめて再び作動される。

劣悪な給糸特性の給糸ボビンは当該の巻取ステーション
における生産品エラー、紡績糸の品質低下の原因となる
。さらに位置の固定されていない糸継ぎ装置の場合は、
同じ巻取ステーションにおける絶えざる糸継ぎの要求に
よるこの装置の一時停止の原因となる。

発明の解決すべき問題点 本発明の課題は、給糸特性が所定の品質に相応しない給
糸ボビンを検出して交換することである。

問題点を解決するための手段 この課題は請求項１の特徴部分に示された構成により解
決されている。この方法を実施する本発明による装置が
請求項５に示されている。

糸切れは、目標速度を下回わる巻取速度の場合は、糸継
ぎの直後に給糸ボビンの給糸の最後の時相において、頻
ばんに生ずる。そのため問題は、給糸ボビンの給糸行程
の終シにおいて糸切れが相次いで増加的に生ずる点にあ
る。糸継ぎは再び実施はできるが、巻取ステーションの
目標速度ヘランニングアツプする場合、巻取速度の下側
領域において、もちろん繰り返される障害にもとづいて
増加的に張力による糸切れが生ずる。

本発明による方法によれば、巻取速度が巻取ステーショ
ンにおいて測定され、糸切れが巻取速度と関連づけて給
糸ボビンの品質の検出のために用いられる。所定の品質
を下回わると相応の給糸ボビンが取り外されて、さらに
巻取作業が新たな給糸ボビンにより続行される。

ドイツ連邦共和国特許出願公開公報第３７１８９２４号
に、捨数個の巻取ステーションを有する自動巻取機が示
されている。この巻取機においては、各々の巻取ステー
ションに張力センサが、糸走行装置における走行中の糸
の張力をすなわち引っ張り力を検出するために設けられ
ている。この張力センサは、糸供給側における紡績糸ボ
ビンと糸＊Ｖ出し側における巻取ボビンとの間に設けら
れている。この張力センサを用いて、紡績糸ボビンから
引き出される糸に太きすぎる引っ張り力が生ずることを
、阻止する。

張力センサを介して糸の張力の増加が検出されると、切
断装置が糸を切るために作動されるか、または別の手段
として交換装置のローラの駆動モータが停止される。続
いてエラーの除去の後に糸が新たに継がれる。

公知のこの方法は、糸切れを回避するのに役立つがしか
し給糸ボビンの給糸特性の品質は検査されない。そのた
め糸切れ部分の増加によりまたは糸の張力のピークのひ
んばんな発生により特徴づけられる給糸ボビンは、最終
的に新品の給糸ボビンと交換されず、そのため所定の構
成にもかかわらず巻取ステーションにおける正確な巻取
の作動を著しく損なう。

本発明の方法によれは給糸ボビンは所定の品質を複数回
下回わった後にはじめて交換される。

給糸特性の品質に対して、所定の速度閾値を下回わると
生ずる複数回の糸切れが、評価信号として用いられる。

本発明の方法によれば糸継ぎが成功した後に、巻取ステ
ーションが作動される。糸切れに対する信号発信器とし
て動作する糸監視器により、糸の存在が検査される。同
時に、巻取速度を求めるためのセンサが作動される。巻
取速度は、前もって信号処理装置へ入力された速度閾値
と比較される。所定の速度閾値の下側で糸切れが生ずる
と、この糸切れが計数される。給糸ボビン交換機により
直ちに給糸ボビンが交換されるか、または新たな糸継ぎ
を行なうことができる。

次に糸切れが相続く順序で所定数までその都度に速度閾
値に達する前に生ずると、給糸ボビンが交換される。

新たな糸切れが生ずることなく、巻取速度が所定の速度
閾値を下回わると、給糸ボビンの給糸特性は所定の品質
に相応する。この速度閾値の上側で生ずる糸切れは、も
はや給糸特性の品質の尺度として用いられない。計数器
は糸切れの数を計数し所定の許容できる数と比較しで、
ゼロヘセットされる。

速度閾値は、既にランニングアップ時相において、安定
した巻取作動が実施されるように、設定される。速度閾
値の固定は、紡績糸・９ラメータに例えば紡績糸材料お
よび紡績糸番手に依存して、行なわれる。そのため紡績
糸パラメータは紡績糸特性へ最適に設定される。

発明の利点 本発明の利点は、その給糸特性が所定の前もって与えら
れる品質尺度に適合しない給糸ボビンは、早期に検出さ
れて交換されることにある。

これにより不必要に長い時間の、巻取ステーションの動
作中断が回避される。そのため巻取ステーションの生産
性が向上し、さらに紡績糸におけるエラーの頻度が低減
される。

実施例の説明 次に本発明の方法の実施例を、シーケンスダイヤグラム
図を用いて説明する。この方法のシーケンスダイヤグラ
ムが第１図に示されている。

未巻取装置が通常の巻取り速度で作動している時に糸切
れが生ずる（Ａ）と、まず糸継ぎが行なわれる（Ｂ）。

修復された糸は糸巻取装者へ引き渡される。次に巻取ス
テーションの作動が開始される。セ・ンサを用いて、ラ
ンニングアップ中の巻取シリンダの巻取速度が求められ
る。

このことはシーケンスダイヤグラムにおいてＤで示され
ている。

糸巻速度の所定の速度閾値に達する（Ｈ）前に、最初の
糸切れが生ずる（Ｅｌ）と、所定の速度閾値の下側で許
容される糸切れの本数に既に達したか否かが、質問され
る（Ｆ）。下回わっていない場合は、新たな糸継ぎが行
なわれる。

そのため再び方法ステップＢ、Ｃ，Ｄが後続さね、る。

本発明の方法のこの実施例において所定の速度閾値の下
側での糸切れの許容本数は２本に制限されるとする。そ
のため糸巻速度の所定の速度閾値の下側での最初の糸切
れの後に、糸継ぎが行なわれる。所定の速度閾値に達す
る前に２番目の糸切れが生ずる（Ｅ２）と、許容される
糸切れの本数に既に達した否かが、再び質問される。こ
の実施例の場合、この糸切れ本数が既に２に達しており
、そのため給糸ボビンの交換が行なわれる（Ｇ）。給糸
ボビンの交換の後に綾巻ボビンとの糸継ぎが行なわれて
、糸巻きステーションが再び作動され、そのため正常な
給糸が行なわれる（Ｌ）。

この方法の本発明による実施例の場合、糸巻速度の所定
の速度閾値に達する（Ｈ）前の最初の糸切れの後に、糸
継ぎが行なわれてそれから所定の速度閾値を上回わると
、それに続く糸切れに１は、許容される糸切れの質問Ｆ
を行なわせない。直ちに糸継ぎが即ち相応のステップが
行なわれる（Ｂ）。所定の速度閾値の上側で現われるそ
れに続く全部の糸切れの場合も、これらの糸切れは、給
糸ボビンの給糸特性に対する尺度として用いられない。

糸切れが生じないと正常な給糸が行なわれる（Ｌ）。

第２図に本発明の方法を実施する装置の実施例が示され
ている。

この実施例は図示されているように自動巻取機における
巻取装置１を示す。給糸ボビン２から糸３が巻取ボビン
４へ走行する。巻取ボビンは綾巻きボビンとして巻回さ
れ、巻取ローラ５の上に置かれている。巻取ローラは溝
付ドラムとして同時に糸の案内を引き受け、駆動モータ
６により駆動される。糸はトランにット７ならびに張力
調整器としての糸テンシヨン器８へならびに糸監視装置
１０へ走行される。糸監視装置は糸切れに対する信号発
信器として作動する。

糸はさらに溝付ドラム５を介して綾巻ボビン４へ走行す
る。

糸継ぎ装置９も設けられている。これは巻取装置１に位
置固定されているか、またはここに図示されていない移
動可能な作業装置上に設置することができる。この作業
装置により糸継ぎ装置は、必要に応じて糸切れを修復す
るために相応の糸巻個所へ連行される。

巻取装置ｌは、制御装置としても動作する信号処理装置
１１を有する。この実施例において巻回ローラ５にセン
サ１２が巻取速度を求めるために取り付けられている。

このセンサ１２は信号線路１２ａを介して信号発信器１
３と接続されている。信号発信器は信号処理装置１１の
中に一体化されている。糸監視器１０は信号線路１０ａ
を介して、糸切れに対する計数器１５ならびに信号処理
装置１１と接続されている。

信号発信器１３に速度閾値設定発信器１４が前置接続さ
れている。この速度閾値設定発信器において速度閾値が
、紡績糸・（ラメータたとえば材料および紡績糸番手に
依存して、設定される。

ボビン作動はこの巻取速度の場合は安定状態にあるとす
る。通常の巻取速度１００ｍ／分の場合は、約３００ｍ
／分の速度閾値が有利であることが示されている。これ
は通常の巻取速度の閾値はこの値よりも高くまたは低く
〆Ｖることができる。

糸切れに対する計数器１５に、糸切れ信号設定発信器１
６が前置接続されており、ここで速度閾値の下側での許
容の糸切れ本数が設定される。

巻取装置が所定の巻取速度すなわち目標速度で走行して
いる時に糸切れが生ずると、この糸切れは、糸切れに対
する信号発信器１０によ″り検出される。信号が信号線
路１０ａを介して、糸切れに対する計数器１５へならび
に信号処理装置１１へ達する。

巻取装置は目標速度で作動しているため、糸切れは計数
器１５により検出されない。しかし信号処理装置１１が
、溝付ドラムである巻回ローラ５の駆動モータ６を停止
するために、信号を信号線路６ａを介して送出する。同
時に信号線路９ａを介して糸継ぎ装置９へ、糸継ぎを実
施するための信号が送出される。糸継ぎが行なわれた後
に駆動モータ６へ始動用の信号が送出される。糸監視器
１０ならびに、巻取速度を求めるためのセンサ１２が作
動されて信号処理袋Ｗ、１１と接続される。巻取速度は
常時この前もって設定された速度閾値と比較される。こ
の閾値を越えても糸切れが生じないと、給糸ボビンの正
常の給糸が行なわれる。給糸ボビンの給糸特性は所定の
品質に相応する。

速度閾値設定発信器１４に設定された巻回速度に達する
前に糸監視装置１０が糸切れを検出すると、糸監視器１
０から送出された糸切れ信号にもとづいて、信号処理装
置１１により駆動モータが停止される。同時に糸切れの
本数が、糸切れ信号設定発信器１６により前もって与え
られた許容糸切れ本数と比較される。

許容糸切れ本数に達していない時は、信号処理装置１１
から糸継ぎ装置９へ糸継ぎを実施するための信号が送出
され、さらに糸継ぎが行なわれた後に駆動モータ６へ、
巻回個所の始動のための信号が送出される。

糸切れに対する計数器１５において検出された糸切れ本
数が、前もって設定された許容糸切れの本数と、比較の
結果、一致すると、信号処理装置１１が信号を信号線路
１７ａを介して、給糸ボビン交換器１７へ送出する。こ
の信号にもとづいて給糸ボビン２−その給糸特性が所定
の品質に相応しない−は、故障のない新品の満管の給糸
ボビン１８と交換される。

給糸ボビンの交換後に糸継ぎ装置９は綾巻ボビン４へ巻
回された糸との糸継ぎを行なう。次に糸が再び巻取装置
１へ送られ、さらに信号処理装置が、信号線路６ａを介
して巻回ローラ５の駆動モータ６へ、巻取ステーション
を再び始動させる信号を送出する。給糸ボビンの交換後
に、糸切れに対する計数器１５はゼロへセットされる。

糸切れに対する計数器１５は次のようにしてゼロヘセッ
トされる：給糸ぎビンの交換が行なわ７７、て、巻回速
度の所定の速度閾値を上回わる時に、または巻回速度の
所定の速度閾値の下側で糸切れ信号発信器１６による許
容糸切れ本数が連続した順序で得られる時に前記のセッ
トが行なわれる。そのため所定の速度閾値の上側で生ず
る糸切れは、糸切れに対する計数器１５において検出さ
れない。

発明の効果 本発明により、給糸特性が所定の品質特性に適合しない
給糸ボビンが早期に検出されて交換されるため、巻取ス
テーションの長期の動作中断が回避される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法のシーケンスダイヤグラム図、第
２図は本発明の方法を実施する回路装置の実施例のブロ
ック図を示す。 Ａ・・・糸切れ、Ｂ・・・糸継ぎ、Ｃ・・・巻取ステー
ションの作動開始、Ｄ・・・ランニングアップする巻取
ドラムの巻取速度の検出、Ｅｌ・・・最初の糸切れ、Ｅ
２・・・２回目の糸切れ、Ｈ・・・所定の速度閾値、Ｆ
・・・質問、１・・・巻取装置、２・・・給糸ボビン、
３・・・糸、４・・・巻取ボビン、５・・・巻回ローラ
、６・・・駆動モータ、７・・・トランイツト、８・・
・糸プレノサ、９・・・糸接続装置、１０・・・糸監視
器、１１・・・信号処理装置、１２・・・センサ、１３
・・・信号発信器、１４・・・速度閾値設定発信器、１
５・・・糸切れに対する計数器、１６・・・糸切れ信号
発信器、１７・・・給糸ボビン交換器、１８・・・給糸
ボビン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、自動巻取機において給糸ボビンから綾巻ボビンへ巻
   き替える際に、給糸ボビンの給糸特性が所定の品質に相
   応しない際の給糸ボビンの検出法において、巻取速度を
   測定し、さらに糸切れを巻取速度と関連づけて給糸ボビ
   ンの品質の検出のために用いるようにし、さらに所定の
   品質を下回つた場合に相応の給糸ボビンを取り外して新
   たな給糸ボビンより巻取作業を続行することを特徴とす
   る給糸ボビンの検出法。 ２、給糸ボビンを、所定の品質を複数回下回つた時には
   じめて取り外すようにした請求項１記載の方法。 ３、所定の速度閾値を下回つた時の複数回の糸切れを評
   価信号として用いるようにし、さらに速度閾値を、安定
   した巻取速度が既に存在している場合の通常の巻取速度
   を下回わるときの値へ設定するようにした請求項１又は
   ２記載の方法。 ４、速度閾値を、紡績糸パラメータにたとえば紡績糸材
   料および紡績糸番手に依存して、前もつて与えるように
   した請求項１から３までのいずれか１項記載の方法。 ６、巻取速度を測定するための装置と糸切れに対する信
   号発信器とを有する自動巻取機における、請求項１から
   ４までのいずれか１つの方法を実施するための巻取装置
   （１）において、信号処理装置（１１）が設けられてお
   り、該信号処理装置は巻取速度を求めるためのセンサ（
   １２）と、および糸切れを検出するための糸監視器（１
   ０）と接続されており、前記信号処理装置に、所定の巻
   取速度までの巻取速度信号と糸切れ信号とが入力される
   ようにし、さらに所定の巻取信号を下回わる巻取信号と
   糸切れ信号とが同時に発生した時に、信号を発生して給
   糸ボビン交換器（１７）へ給糸ボビン（２）を交換する
   ために送出することを特徴とする自動巻取機における巻
   取装置。