JPH02257907A - 抽斗、懸架フレーム又は類似物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はレール対に着脱容易に固定された抽斗、懸架フ
レーム又は類似物に関する。

［従来の技術］ 特に複数の抽斗若しくは懸架フレームを備えた戸棚が存
在するが、抽斗の端面又はこの端面に設けた覆い板が戸
棚本体の前面と面一に配置される。別の構成では、抽斗
又は覆い板の端面を覆う扉が戸棚本体に設けられる。こ
の場合、抽斗はその挿入位置でより深く戸棚本体内へ押
入れ可能でなければならない。

［発明の課題１ 本発明の課゛題は、種々の構造の特性を考慮して抽斗の
端面又はこれに取付けた覆い板の端面を戸棚本体の前面
と面一に配置することができると共に、戸棚内部へ引込
んだ中間位置を占めることができ、さらに戸棚の扉のた
めに十分なスペースを残すことができるように抽斗を形
成することにある。

［課題を解決するための手段１ 上記課題を解決した本発明の要旨は、抽斗がレール対に
対してその縦方向に移動可能であり、かつ選択的に、　
相互間隔をおいて相前後して位置する少くとも２つの結
合個所のいずれかで固定可能であることにある。この間
隔は各抽耳端面又は抽斗覆い板が扉によって覆われるさ
いに、抽斗端面又は抽斗覆い板が戸棚本体の前面に対し
て後方へ引込む寸法に相当する。この手段により、この
種の抽斗はそのレール対と共に、種々の形態の抽斗戸棚
のために使用可能となる。

抽斗とレール対との特に確実な結合は、抽斗が各レール
につき２カ所でそれぞれ１つの結合手段によって選択的
に少なくとも２つの結合個所のいずれかで固定可能であ
ることによって達成される。

この結合手段は例えば係止可能な差込み結合部から成る
ことができる。この種の差込み結合部は例えばそれに所
属するレールに相互間隔をおいて配置され上向きに突出
した少なくとも２つの舌片等から成ることができ、その
少なくとも１つの舌片には、相互間隔をおいて抽斗の側
壁又は底部に形成され選択的にいずれか１つの舌片によ
って貫通される切欠が対置されておりさらに別の舌片が
、抽斗の同じ側壁又は底部に形成された縦スリットを貫
通しており、この縦スリットが、この舌片の足部の長さ
と前記間隔との和に相当する長さにわたって延びている
。縦スリットの両端部はそれぞれこの舌片の前縁若しく
は後縁のためのストッパとして役立つこの特別の差込み
結合手段では、抽斗は上方からレール上に降下され、こ
のレールに設けられた舌片が、抽斗の側壁又は底部に設
けられた切欠に下から係合する。抽斗端面又は覆い板を
戸棚本体の前面に面一に配置する場合には、両レールに
配置された前方の舌片が、相互間隔をおいて抽斗に設け
られた切欠のうちの後方の切欠を貫通する。その場合、
抽斗はこれに設けた縦スリットの後方の縁によってそれ
ぞれ、後方の両舌片の各後縁に支持される。

この場合、抽斗と両案内レールとの確実な結合を行なわ
せるために、各案内レールの一方又は他方の舌片に、ば
ねの作用下に在るロック部材を係合させるための切欠が
設けられる。このロック部材は、有利に相互間隔をおい
て配置されて付属の舌片の付属の切欠内に選択的に係合
する係止ビンを備える。この係止ビンは例えば両端部で
抽斗に支持されたばねクリップに配置されることができ
る。

さらに、これに関して、テレスコープ状に互いに内外に
係合する両案内レールのうち、内側の案内レールはその
高さの一部にわたってＵ字成形部を備えており、これに
対して外側の案内レールは、特にＳ字断面を有するエプ
ロン等によって戸棚本体に対して覆われる。この外側の
エプロンには、抽斗を１つだけ引出すのを許すが、隣り
のその他の抽斗を挿入位置に固定する係止カムが配置さ
れてもよい。

抽斗がその端面に、着脱容易な覆い板を備えた場合には
、この場合も目的に叶った差込み結合手段が設けられる
。各覆い板には両側に、抽斗角隅部を形成する成形品を
配置することができる。この成形品は例えばばねクリッ
プ等によって該当抽斗部分、特に覆い板に結合される。

さらに、前方の１つの角隅部、特に前方の覆い板の領域
に、抽斗の引出し時に戸棚扉の内側を転動するローラ、
ころ等が配置されてもよくこのローラ等によって、戸棚
扉が未だ完全に開放位置まで旋回されていない場合でも
、抽斗の引出しが可能となる。

［実施例１ 第１図は抽斗１の右側部分の端面図を示し、抽斗ｌのフ
レーム２には角隅部３が取付けられている。この抽斗ｌ
は詳しく図示しない抽斗戸棚内に配置される。抽斗戸棚
の右側の側壁が符号４で示されている。この側壁４の内
側には、断面Ｚ字形のアングル部材６がねじ固定されて
おり、このアングル部材の内向きかつ上向きに突起した
脚部７は、符号９で示された案内レールの定置の外側の
レール８のための保持具として役立てられている。この
案内レール９には、外側のレール８にテレスコープ状に
係合した内側のレール１０が付属しており、この内側の
レール１０と外側のレールとは、球１２．１３を備えた
玉軸受保持器１１内に支承されている。

第３図、第４図から判るように、この内側のレール１０
には、部分的に下向きに屈曲した２つの支持板１４．１
５が配置されている。両支持板のうち端面側のビーム１
６に隣合った方の支持板１４は、上方に突出した舌片１
７を備えており、抽斗背面１８に面した支持板１５は同
様に上向きの７ツク１９を備えている。

さらに、外側のレール８は、断面Ｓ字形に屈曲したエプ
ロン２０によって覆われている。このエプロンは上部に
断面Ｃ字形の成形部２１を備えている。この成形７ｍ２
１は滑子２２の受容に役立っており、滑子２２の溝（第
２図参照）２３は、特に図示されていないロック装置の
ビンの収容及び案内に役立っている。このロック装置は
１つより多い抽斗が抽斗戸棚から引出されるのを阻止し
ている。

抽斗ｌはフレーム２を備え、フレームは互いに平行な２
つの側！２４と、端面側のビーム１６と、背後のビーム
２５とから成る。両側壁２４の上部領域はそれぞれ抽斗
内部へ向かって開いた０字成形部２６を形成している。

この０字成形部２６の領域内には特に第３図、第４図か
らよく判るように、スリット状の切欠２７，２８と縦ス
リット２９が形成されている。

案内レール対９の互いに対向して位置する両方の内側の
レール１０の間に抽斗ｌのフレーム２を懸架するには、
まず、フレーム２の後方のビーム２５を、両方の内側の
レール１０に設けられた両支持板１５へ向けて降下させ
、両支持板！５に一体形成された７ツク１９を、側壁２
４の各０字成形部２６に形成した縦スリツト２９内へ突
入させる。次いでフレーム２を矢印３０で示す方向で前
進させ、縦スリット２９の後端３１をフック１９の後縁
３２に当接してこの後縁で支持させる。次いで、フレー
ム２の前方のビーム１６を矢印３３で示すように前方の
両支持板１４へ向けて降下させ、両支持板１４に一体形
成した舌片１７を側壁２４の各０字成形ｆｉ２６に設け
られた後方の切欠２８内へ突入させる（第４図参照）。

両側の支持板１４．１５からのフレーム２の不慮の解離
及び持上がりを阻止するために、両側ａ！２４の０字成
形部２６内にそれぞればねクリップ３４が挿入されてお
り、このばねクリップはその両側の両端部で０字成形部
２６のウェブ３６に支持されており、かつ互いに間隔ａ
をおいて配置された２つの係止爪３７．３８を備えてお
り、その一方の係止爪３７は第４図に示されたフレーム
２の降下位置で、舌片１７に設けた切欠３９内へ保合す
る（特に第６図参照）。両フック１９の特別な構成によ
ってフレーム２は後方の支持板１５からも持上がらない
。なぜならばフレーム２が舌片１７によって縦方向移動
不能に係止されているからである。

第３図、第４図によれば、フレーム２の懸架時にフレー
ムが矢印３０の方向に引張れら、前方の両支持板１４の
舌片１７がそれぞれ、両側！！２４に設けた後方の切欠
２８内に係合し、これにより、前方のビーム１６の端面
４０は図示しない抽斗戸棚の前面と面一に位置する。

抽斗戸棚が旋回開きの扉を備えている場合、各抽斗のフ
レーム２の端面は抽斗戸棚の前面に対して引込められな
ければならない。この場合フレーム２の懸架時にその後
方のビーム２５が同じように、後方の両支持体１５へ向
けて降下される。両方のフック１９が、０字成形部２６
に形成された縦スリツト２９内へ係合した後フレーム２
°を矢印３０とは逆の方向で後方へ押すと、内縦スリッ
ト２９の前端４１がフック１９の前縁４２に当接する（
第８図参照）。次いで、フレーム２の前方のビームＩ６
が同じように矢印３３の方向で前方の両支持板１４へ向
けて降下され、そのさい、両舌片１７が０字成形部２６
に設けた前方の切欠２７内に係合する。支持板１４から
のフレーム２の解離及び不慮の持ち上がりは同様にばね
クリップ３４によって阻止される。しかしこの場合には
前方の係止爪３８が、舌片１７に設けられた切欠３９内
へ保合する。０字成形部２６に設けられた前方の切欠２
７．２８及び係止爪３７，３８が同じ相互間隔９をおい
て配置されているため、この場合には端面４０が、フレ
ーム２の前方へ引出された位置に比して寸法ａだけ引込
んで位置することになる。これから判るように、縦スリ
ット２９はそれぞれ長さａ＋ｂを有し、その場合に寸法
すは両フック１９の各足部の長さに等しい抽斗のすでに
述べた前方のビーム１６は、プラスチックから形成され
第１Ｏ図で特に断面して示された覆い板４３によって覆
われる。この覆い板４３は端面４４を備え、この端面に
後向きの２つのウェブ４５，４６が一体形成されている
。このウェブ４５．４６はそれぞれ断面Ｕ字形の条片４
７．４８へ続いており、この条片４７．４８によって、
この覆い板４３は側方から、フレーム２の前方のビーム
１６に一体形成したリプ４９．５０に差しはめられる。

覆い板４３の端面４４にはさらに画室５１が設けられて
おり、この画室５１は、抽斗１の内容物に関する情報担
体を受容するのに役立ち、かつ透明な材料から成る板５
２によって閉鎖される。この板５２は上方の突出部５３
を備えており、この突出部は、覆い板４３の端面４４に
形成された下向きのトラフ５４内に係合している。この
板５２は第１０図に示す開放位置から矢印５５で示す方
向で、破線で示された閉鎖位置へ旋回さ、せられ、この
旋回位置で板５２の下側に一体成形した突出部５６が、
同様に覆い板４３の端面４４に一体形成した下方の上向
きのトラフ５７内へ弾性的に係合する。さらにこの端面
４４にはグリップ溝５８を備えたグリップ５７ａが一体
成形されている。

第１１図から判るように、側方からフレーム２の前方の
ビーム１６に角隅部３が差しはめられており、この角隅
部３はプラスチック製であり、前方のビーム１６に支持
されたばねクリップ５９によって固定されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づく抽斗の１実施例の部分端面図、
第２図は第１図のＡで示す矢印の方向から見た図、第３
図、第４図は本発明抽斗をレール上に載着する手順を示
す図、第５図は第４図の■−ｖ線に沿った断面図、第６
図は第４図のＶｌ−Ｖｌ線に沿った断面図、第７図は抽
斗のロック装置の上面図、第８図、第９図は抽斗を引込
めて配置するさいの説明図、第１０図は覆い板の断面図
、第１１図は角隅部の斜視図である。 １・・・抽斗、２・・・フレーム、３・・・角隅部、４
・・・戸棚壁、５・・・内側、６・・・アングル部材、
７・・・脚部、８・・・外側のレール、９・・・案内レ
ール、１０・・・内側のレール、１１・・・玉軸受保持
器、１２゜１３・・・球、１４．１５・・・支持板、１
６・・・ビーム１７・・・舌片、１８・・・背面、１９
・・・フック、２０・・・エプロン、２１・・・０字成
形材、２２・・・滑子２３・・・溝、２４・・・側壁、
２５・・・ビーム、２６・・・Ｃ字成形部、２７．２８
・・・切欠、２９・・・縦スリット、３０・・・矢印、
３１・・・後端部、３２・・・後縁、３４・・・ばねク
リップ、３５・・・端部、３６・・・ウェブ、３７．３
８・・・係止爪、３９・・・切欠、４０・・・端面、４
１・・・前端、４２・・・前縁、４３・・・覆い板、４
４・・・端面、４５．４６・・・ウェブ、４７４８・・
・条片、４９．５０・・・リプ、５１・・・画室５２・
・・板、５３・・・突出部、５４・・・トラフ、５６・
・・突出部、５７・・・グリップ、５８・・・グリップ
溝、５９・・・ばねクリップ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、レール対に着脱容易に固定される抽斗、懸架フレー
   ム又は類似物において、抽斗（１）がレール対（９）に
   対してその縦方向（３０）に移動可能であり、かつ選択
   的に、相互間隔（ａ）をおいて相前後して位置する少な
   くとも２つの結合個所（２７／２８）のいずれかで固定
   可能であることを特徴とする抽斗、懸架フレーム又は類
   似物。 ２、抽斗（１）が各フレーム（９）ごとに２個所（１９
   ／２９；１７／２８、１７／２７）でその結合個所（２
   ７／２８）で固定可能である請求項１記載の抽斗。 ３、結合個所での結合手段が係止可能な差込み結合部（
   １９／２９、１７／２８、１７／２７）として形成され
   ている請求項１又は２記載の抽斗。 ４、各差込み結合部が、相互間隔をおいてレール（１０
   ）に配置され上向きに突出した少なくとも２つの舌片等
   から成り、その少なくとも１つの舌片には、抽斗の側壁
   （２４）又は底部に相互間隔をおいて形成され選択的に
   いずれか１つの舌片（１７）によって貫通される２つの
   切欠（２７／２８）が対置されており、さらに別の舌片
   （１９）が、抽斗（１）の同じ側壁又はその底部に形成
   された縦スリット（２９）を貫通しており、この縦スリ
   ットが、この舌片の足部の長さ（ｂ）と前記間隔（ａ）
   との和に相当する長さ（ａ＋ｂ）にわたって延びており
   、かつ、縦スリットの両端（３１、４１）がそれぞれ、
   この舌片（１９）の前縁（４２）若しくは後縁（３２）
   のためのストッパとして役立っている請求項３記載の抽
   斗。 ５、後方の舌片（１９）の各足の長さ（ｂ）が後方の舌
   片の長さ（ｃ）に比して小さい請求項４記載の抽斗。 ６、一方及び／又は他方の舌片（１７）に、ばねの作用
   を受けたロック部材（３４）を係合させるための切欠（
   ３９）が設けられている請求項４又は５記載の抽斗。 ７、各ロック部材（３４）が、相互間隔（ａ）をおいて
   配置され、選択的に付属の舌片（１７）の切欠（３９）
   内に係合する係止爪（３７、３８）を備えている請求項
   ６記載の抽斗８、係止爪（３７、３８）が、内側の端部
   （３５）で側壁（２４）に支持されたばねクリップ（３
   ４）等に配置されている請求項７記載の抽斗。 ９、各レール（８、１０）がそれぞれ、テレスコープ状
   に互いに内外に案内された２つの案内レール（９）から
   成り、両案内レールのうちの側壁（２４）に隣合った内
   側の案内レール（１０）がその部分高さにわたってＣ字
   形成部（２６）を備えている請求項１から９までのいず
   れか１項記載の抽斗。 １０、外側の案内レール（８）が、Ｓ字形成部を備えた
   エプロン（２０）等によって覆われている請求項１から
   ９までのいずれか１項記載の抽斗。 １１、外側のエプロン（２０）に、１つの抽斗（１）だ
   けの引出しを許すが、隣合ったその他の抽斗をその挿入
   位置に固定する係止カム（２２）が設けられている請求
   項１から１０までのいずれか１項記載の抽斗。 １２、抽斗の端面に、着脱容易な覆い板（４３）が設け
   られており、この覆い板が特に差込み結合部（４７／４
   ９、４８／５０）によって抽斗（１）に結合されている
   請求項１から１１までのいずれか１項記載の抽斗。 １３、各覆い板（４３）に、透明な材料から成る板（５
   ２）等によって覆われことのできる、情報の担体の受容
   のための画室（５１）等が一体成形されている請求項１
   ２記載の抽斗。 １４、透明材料から成る板（５２）の側縁が、画室（５
   １）の縁に一体成形したトラフ（５４）等内に係合し、
   かつその閉鎖位置で、その反対側の他方の側縁（５６）
   に、画室（５１）の縁に一体成形されたトラフ（５７）
   が係合する請求項１３記載の抽斗。 １５、各覆い板（４３）の両側にそれぞれ、抽斗角隅を
   形成する成形部品が配置されており、この成形部品がば
   ねクリップ（５９）等によって、隣合う抽斗部分、特に
   覆い板（１６）に結合されている請求項１から１４まで
   のいずれか１項記載の抽斗。 １６、前方の抽斗角隅の領域内に、抽斗の引出し時に戸
   棚の扉等の内側を転動するローラ等が配置されている請
   求項１から１５までのいずれか１項記載の抽斗。