JPH02255240A - 型鍛造クランク軸の荒地取り方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、クランク軸の製造工程における型鍛造時の
荒地取り方法に関する。

従来の技術 一般に、型鍛造による一体型クランク軸の製造は、鋼片
切断→加熱→荒地取り→荒型打ち→仕上げ型打ち→ばり
扱き→熱処理→スケール除去→防錆処理→検査の工程に
より行われている。

従来のクランク軸の型鍛造におけるロール荒地は、２バ
スのロール成形を前提条件として歩留設計されている。

すなわち、２パス用設備での、ロール荒地のフロント部
減面率（ロール成形前のビレット断面積に対し）は最大
７５％であり、第１図の従来法に示すような単純形状の
荒地にて各断面積の分布に合わせてロール荒地の断面積
が決められていた。

発明が解決しようとする課題 上記のごとく、従来のロール荒地は２パスのロール成形
を前提条件としており、これ以上の製品歩留の向上は望
めなかった。

かかる現状において、４パスの高速ロール設備が開発ざ
た。このロールは、ロール軸に取付けであるカムと材料
を支持するマニプレータがリンクを介して連結されてい
るため、ロール回転とマニプレータが連動しており、材
料位買決め精度が向上する、またマニプレータに油圧の
リリーフ機能を備えており、圧延時にトングと成形され
る材料の速度差が吸収される、ざらに、対角圧延が可能
でロール荒地成形精度が向上する特徴がある。そのため
、このロールによれば、ロール荒地のフロント部減面率
が８５％まで可能となった。

この発明は、高速ロール設備を使ってクランク軸の型鍛
造を行い素材歩留の向上を図ったクランク軸の荒地取り
方法を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、この発明の型鍛造クランク軸
の荒地取り方法は、クランク軸のカウンターウェイト、
アームおよびジャーナルの断面積の分布に合わせてロー
ル荒地の断面積を決めることにある。

作　　　用 クランク軸のカウンターウェイト、アームの外にジャー
ナルを加えた３者の断面積の分布に合わせてロール荒地
の断面積を決めるから、ロール荒地の断面積はより製品
形状に近づき、素材の歩留を向上できる。

実施例 この発明の実施例により、乗用自動車用クランク軸とし
て第１図に示すＡ製品（４ＣＹＬ−４ＣＷＴ、重量２２
ＫＩ＞とＢ製品（４ＣＹＬ−８ＣＷＴ、重量２０Ｋｇ＞
を４パス高速ロール設備を使って鋼片から荒地取りを行
い、第１図に示すロール荒地に成形した。

また、比較のため２パスロール設備を使って従来法によ
りロール荒地を成形した。

両者の部分断面積は図面中に示したように、この発明法
によるものはジャーナル部分の断面積をジャーナルの寸
法に合わせて減少させたことを特徴とする。

上記により作られた各ロール荒地の部分歩留を測定した
。その結果は第１図に示すとおりで、Ａ製品、Ｂ製品と
もにこの発明によるロール荒地の歩留が高いことがわか
る。

発明の効果 この発明は、クランク軸の型鍛造におけるロール荒地の
断面積をカウンターウェイト、アームおよびジャーナル
の断面積の分布に基いて決めるため、従来の荒地取りに
比べ素材歩留が向上し、鋼材を節減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施により乗用自動車用クランク軸
の荒地取りを行ったロール荒地（Ａ製品、Ｂ製品）およ
び従来法により作られたロール荒地（Ａ製品、Ｂ製品）
の形状および部分歩留を示す説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　クランク軸のカウンターウェイト、アームおよびジ
   ャーナルの断面積の分布に合わせてロール荒地の断面積
   を決めることを特徴とする型鍛造クランク軸の荒地取り
   方法。