JPH02250094A - 楽音指定装置およびそれを用いた電子管楽器 - Google Patents

楽音指定装置およびそれを用いた電子管楽器

Info

Publication number
JPH02250094A
JPH02250094A JP1071075A JP7107589A JPH02250094A JP H02250094 A JPH02250094 A JP H02250094A JP 1071075 A JP1071075 A JP 1071075A JP 7107589 A JP7107589 A JP 7107589A JP H02250094 A JPH02250094 A JP H02250094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
chord
specifying
musical tone
specified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1071075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2775059B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Murata
嘉行 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP1071075A priority Critical patent/JP2775059B2/ja
Publication of JPH02250094A publication Critical patent/JPH02250094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2775059B2 publication Critical patent/JP2775059B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、単音または和音を指定する楽音指定装置、及
び吹き口部に対するブレス操作もしくはリップ操作に基
づいて上記楽音指定装置によって指定された単音または
和音の発生制御を行う機能を有する電子管楽器に関する
〔従来の技術〕
電子管楽器は、吹き口部に設けられたブレスセンサまた
はりツブセンサによって人間の吹き口部に対して息を吹
き込むブレス操作または吹き口部を噛むリップ操作の強
さを電気信号として検出することにより、電子的に発生
される楽音の音量またはピッチ等を微妙に制御すること
ができ、演奏者の感性に合わせた楽音を発生することが
できる電子楽器である。
このような電子管楽器においては、演奏者が指を添え易
い位置に複数のスイッチからなる音高指定スイッチ群が
配置され、演奏者はこれら複数のスイッチの押し方の組
合せによって、1回の操作で1つの音高(音程)を指定
するようになっている。
また、上記電子管楽器において、和音(コード)を演奏
できるものも考案されており、その和音の指定は複数の
方式により行われている。
例えば、予め音高指定スイッチ群の操作で和音の根音を
指定し、さらにその指定された和音の根音に対する他の
和音の構成音の全てについて、前記根音に対する音高差
をプログラムしておき、和音の演奏時には、その音高指
定スイッチ群の操作により根音の音高を指定することに
より、前記プログラムされた前記音高差情報に基づいて
根音以外の他の和音の構成音の音高情報が、前記根音と
共に自動作成されて和音が発生されるプログラム方式が
知られている。
また、上記音高指定スイッチ群以外に、その音高指定ス
イッチ群の操作により指定された楽音のオクターブを指
定する複数のスイッチから成るオクターブ指定スイッチ
群が設けられた電子管楽器において、通常のメロディ演
奏を行う通常演奏モードとコード(Chord :和音
)による演奏が可能なコード演奏モードとの2つのモー
ドを切換選択可能にし、コード演奏モードが切換選択さ
れているときに、音高指定スイッチ群の操作によりコー
ドの根音を、オクターブ指定スイッチ群の操作によりコ
ードの種類を設定するモード切換方式がある。
さらに、上記2つのモードが切換可能な電子管楽器と同
様に、コード演奏モードが選択されているときには、オ
ン操作されている音高指定スイッチ群の数によりコード
の種類を指定するようにしたものがある。例えば、前記
音高指定スイッチが1個のみ操作された場合にはメジャ
ーが指定され、その指定された1つの音高指定スイッチ
に対応する音高を和音の根音に設定し、前記音高指定手
段のうちの少なくとも2つの音高指定スイッチが同時操
作された場合にはマイナーコードが指定され、次にそれ
らの同時操作された音高指定スイッチにより指定された
各音高が連続する音高関係にあるか否か判別し、連続す
る音高関係であれば、指定されている音高のうちの最高
音高または最低音高のいづれか一方の音高を和音の根音
とし、不連続の音高関係であれば指定されている音高の
うちの前記一方の音高とは異なる他方の音高を和音の根
音に設定するようにして、同時操作された音高指定スイ
ッチの数により和音の種類を指定された複数の音高の中
から和音の根音を選択指定するワンフィンガ一方式によ
り和音指定を行う電子管楽器があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述のようにプログラム方式により和音
を設定する場合には、音高差を入力するためのスイッチ
、プログラム時の入力データを表示するための表示装置
、入力した音高差情報を記憶するためのメモリを設ける
必要があり、製造工程が複雑になると共に、部品点数が
増加するためコスト高となるという問題があり、また、
プログラムするための操作も煩雑であり、操作性が悪い
という問題があった。さらに、電源をオフ(OFF)に
すると、設定した音高差情報が消去されてしまうので、
再度プログラムしなければならず不便であった。このた
め、メモリをバックアンプするようにするとメモリバッ
クアップ用の装置を設けねばならずコストがさらに高く
なると共に、電子管楽器本体の実装スペースが小さいの
で、メモリバンクアップ用の装置を外付けにしなければ
ならず、携帯に不便であり、さらにメモリバックアップ
用の装置と電子管楽器本体とを接続するコードが演奏の
妨げになるという問題が生じてしまうという欠点があっ
た。
また、上記モード切換方式の場合、コードの根音を指定
するための音高指定スイッチ群に対する運指操作(フィ
ンガリング操作)とコードの種類を指定するためのオク
ターブ指定スイッチ群に対する運指操作を行う必要があ
るが、自然管楽器の場合、鍵盤楽器における鍵盤による
運指操作とは異なり、右手と左手の両方の手指を用いて
、管孔の開閉を行う複数のキー(鍵)に対する押指操作
の組み合せにより一つの音高を指定するようになってい
る。したがって、上記モード切換方式によるコード指定
のための運指操作は、音高指定スイッチ群に加え、オク
ターブ指定スイッチ群に対しても運指操作が必要であり
自然管楽器における運指操作とは明らかに異なっており
、自然管楽器の演奏に慣れ親しんだ演奏者に対して違和
感を与えてしまうという問題があった。したがって、単
音の指定操作のみならず、和音指定の運指操作も、両手
を用いる複数の音高指定スイッチに対する運指操作の組
み合せにより行うようにするのが違和感がなく演奏者に
とって好ましいといえる。
さらに、上記ワンフィンガ一方式による和音指定は、和
音の根音の指定が自然管楽器における運指操作とは非常
に異なっており、また和音の種類も押指操作を行った音
高指定スイッチの数によって定まるなど、利用者にとっ
て運指操作の習得が非常に難しいという欠点があった。
本発明の課題は、運指操作が容易なリコーダ−の運指操
作と同様な運指操作により単音及び和音の指定を行える
と共に、モード切換操作を行わずとも、単音演奏と和音
演奏とを容易かつ即時に交互に切り換えて演奏できる操
作性が非常に優れた楽音指定装置および電子管楽器を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の手段は次の通りである。
まず、請求項1記載の楽音指定装置の手段は次の通りで
ある。
音高指定手段は、例えば複数のスイッチの中から所定の
スイッチのみを選択的にオンとさせるような複数のスイ
ッチの組み合せ操作により、単音または和音の指定が可
能であり、例えば、管状の部上の演奏者が指を添え易い
位置に設けられる。
判別手段は、該音高指定手段の各スイッチの状態に基づ
いて、単音の音高指定操作または和音の音高指定操作の
いずれかの操作が行われたかを判別する。
楽音情報作成手段は、該判別手段による判別結果に基づ
いて、前記音高指定手段の複数のスイッチの組み合せ状
態により指定されている単音の音高または和音の各構成
音の音高に係る楽音情報を作成する。
上記判別手段及び上記楽音情報作成手段は、例えばマイ
クロプロセッサ等から成り、上記管状の内部に配置され
る。
次に、請求項2記載の楽音指定装置の手段は次の通りで
ある。
音高指定手段は第1の音高指定手段と第2の音高指定手
段とに分割されており、上記第1の音高指定手段の操作
により和音の根音もしくは和音の種類に係るいずれか一
方の和音情報の指定が行われると共に、上記第2の音高
指定手段の操作により上記一方の和音情報とは異なる他
方の和音情報の指定が行われる。
また、楽音情報作成手段は、前記第1の音高指定手段及
び前記第2の音高指定手段の操作により指定された和音
の種類と和音の根音に係る情報とに基づいて、その指定
された和音の各構成音の音高情報を作成する。
さらに、請求項3記載の楽音)旨定装置の手段は次の通
りである。
音高指定手段は、和音の根音を指定する第1の音高指定
手段と和音の種類を指定する第2の音高指定手段とに分
割されている。
また、楽音情報作成手段は、前記第1の音高指定手段に
より指定された和音の根音と前記第2の音高指定手段に
より指定された和音の種類とに基づいて、指定された和
音の各構成音の音高情報を作成する。
また、請求項4記載の音高指定装置の手段は次の通りで
ある。
音高指定手段は、上述した請求項3記載の音高指定手段
と同様に和音の根音を指定する第1の音高指定手段と、
和音の種類を指定する第2の音高指定手段とに分割され
ており、第2の音高指定手段の操作が行われていない場
合、第1の音高指定手段は各スイッチの組み合せ操作に
より少なくとも1オクターブの音域の各楽音の音高指定
が可能である。
また、楽音情報作成手段は、上記第2の音高指定手段が
操作されず、上記第1の音高指定手段のみの操作により
所定の音高の楽音が指定された場合、上記第1の音高指
定手段の各スイッチの組み合せにより指定された音高に
係る音高情報を作成する。
また、請求項5記載の楽音指定装置を用いた電子管楽器
の手段は次の通りである。
まず、前記請求項2記載の音高指定手段、判別手段、及
び楽音情報作成手段を有する楽音指定装置を有する。
センサ手段は、吹き口部に対して息の吹または吸を行う
ブレス操作の強さ又は吹き口部を噛むリップ操作の強さ
の少なくとも一方の強さをセンス情報として感知する。
楽音発生制御手段は、該センサ手段により感知されたセ
ンス情報に基づいて、前記請求項1記載の楽音指定装置
によって作成された単音の音高または和音の各構成音の
音高に係わる音高情報とによって定まる単音または和音
の発生制御を行う。
〔作   用〕
請求項1記載の楽音指定装置の作用は次の通りである。
音高指定手段の複数のスイッチに対して、例えばオンと
するスイッチを選択操作するような複数のスイッチの組
み合せ操作を行うと、判別手段は音高指定手段の各スイ
ッチの状M(例えばオン/オフのスティタス)を検出し
、例えばオンとなっているスイッチの組み合せ状態に基
づいて単音指定操作または和音指定操作のいずれかの操
作が行われたかを判別する。次に、音高情報作成手段は
判別手段による判別結果に基づいて、音高指定手段の複
数のスイッチの組み合せにより指定される単音の音高ま
たは和音の各構成音の音高に係る音高情報を作成する。
上記動作により、単音を指定するモードまたは和音を指
定するモードの2つのモードの切換選択を行うモード切
換スイッチを設けなくても、音高指定手段の複数のスイ
ッチの組み合せ操作を行うだけで単音のみならず和音の
指定が可能になる。
次に請求項2記載の楽音指定装置の作用は次の通りであ
る。
和音の指定を行う場合には、音高指定手段が第1の音高
指定手段と第2の音高指定手段とに仮想的に分割され、
第1の音高指定手段の操作により和音の根音が、第2の
音高指定手段の操作により和音の種類が指定される。又
、逆に第1の音高指定手段により和音の種類が指定され
、第2の音高指定手段により和音の根音が指定される場
合もある。
このように、根音の指定と、和音の種類の指定とを、そ
れぞれ第1の音高指定手段の操作と第2の音高指定手段
の操作とで分離して行うようにしたので、音高指定手段
の各スイッチを例えばリコーダ−と同様なスイッチ群(
キー群)配列とし、「C」、rDJ、「E」、rFJ 
 (rcJ〜「F」)の各音高を指定するスイッチ群(
キー群)を第1の音高指定手段、rGJ、rAJ、rB
J  (rGJ〜「B」)の各音高を指定するスイッチ
群(キー群)を第2の音高指定手段とするようにするこ
とも可能である。そして、音高指定手段を上記のような
構成とした場合、例えば和音の根音がrcJ〜rFJの
いずれかの音高であった場合には、上記第1の音高指定
手段に対しリコーダ−と同様な運指操作を行い和音の根
音を指定し、上記第2の音高指定手段により和音の種類
を指定するようにし、一方、和音の根音がrGJ〜rB
Jのいずれかの音高であった場合には第2の音高指定手
段に対しリコーダ−と同様な運指操作を行って和音の根
音を指定し、第1の音高指定手段に対する運指操作によ
り和音の種類を指定するようにすることも可能となる。
上述のようにして、上記第1の音高指定手段及び上記第
2の音高指定手段に対する操作により、和音の根音及び
“和音の種類を指定すると、判別手段により和音の音高
指定操作が行われたものと判別され、音高情報作成手段
は、上記第1の音高指定手段及び“上記第2の音高指定
手段の各スイッチの状態(スティタス)に基づいて音高
指定手段の操作により指定された和音の根音と和音の種
類を検出し、その指定された和音の各構成音の音高情報
を作成する。
上記動作により、例えばリコーダ−と同様な運指操作を
第1の音高指定手段または第2の音高指定手段に行い和
音の根音を指定し、上記和音の指定を行った音高指定手
段とは異なる他方の音高指定手段により和音の種類を指
定することが可能となるので、例えば、リコーダの運指
操作に類似した運指操作により、容易に和音指定を行う
ことが可能となる。
次に、請求項3記載の楽音指定装置の作用は次の通りで
ある。
第1の音高指定手段の操作により和音の根音を指定し、
第2の音高指定手段の操作により和音の種類を指定する
と、判別手段により和音の音高指定操作が行われたもの
と判別され、楽音情報作成手段は上記第1の音高指定手
段の操作により指定された和音の根音と上記第2の音高
指定手段の操作により指定された和音の種類とに基づい
て、指定された和音の各構成音の音高情報を作成する。
このように、上記請求項2記載の楽音指定装置と異なり
、和音の根音の指定は第1の音高指定手段の操作により
、和音の種類の設定は第2の音高指定手段の操作により
行うように固定されているので、和音の根音の指定も習
得し易く、また第2の音高指定手段の各スイッチ状態の
組み合せ状態に応じて和音の種類を設定するようにすれ
ば第2の音高指定手段のスイッチの数をn個とした場合
、最大2″個の種類の和音の指定が可能となり、少数の
スイッチでも多種類の和音指定が可能となる。
さらに、請求項4記載の楽音指定装置の作用は次の通り
である。
第2の音高指定手段を操作せず、第1の指定手段の各ス
イッチの組み合せ操作を行った場合、音高情報作成手段
は上記第1の音高指定手段の各スイッチの組み合せに応
じた所定の音高の単音に係る楽音情報を作成する。
したがって、上記した請求項3記載の楽音指定装置のよ
うに第1の音高指定手段及び第2の音高指定手段の操作
により和音の指定が行えるだけでなく、第1の音高指定
手段の各スイッチの組み合せ操作により単音の指定を行
うことも可能となる。
さらに、請求項5記載の電子管楽器の作用は次の通りで
ある。
吹き口部に対して息の吹吸を行うブレス操作又は吹き口
部を噛むリップ操作の少なくとも一方の操作を行うと、
少なくともいずれか一方の操作の強さがセンサ手段によ
り感知され、楽音制御手段は、上記センサ手段により感
知されたセンス情報に基づいて請求項1記載の楽音指定
装置により指定された単音または和音の発生制御を行う
したがって、前記請求項1記載の音高指定装置の音高指
定手段に対して運指操作を行い、かつ楽器本体の吹き口
部に対して上記ブレス操作またはリップ操作の少なくと
も一方の操作を行うことにより単音または和音による演
奏が可能となる。
〔実  施  例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
(第1実施例) 築上実施■■盪底 第1図は本発明に係る第1実施例の電子管楽器1の外観
図である。
同図に示すように上記電子管楽器1は、管状筒部2と吹
き口部3からなる管楽器の形状となっており、上記管状
筒部2の前面には7個の音高指定スイッチ21a〜21
gから成る単音または和音を指定する音高指定スイッチ
群21が、管状筒部2の後面には押すと全ての音高が半
音上がるシャープ(#)設定スイッチ22が、また、管
状筒部2の右側面には押すと1オクターブ上がるオクタ
ーブ設定スイッチ23、及び操作する毎にサキソフオン
、トランペット、シンセリード、オーボエ、クラリネッ
ト、及びフルートと音色が順次切り換わる音色切換スイ
ッチ24等の各スイッチが、設けられている。また管状
筒部2の朝顔形の先端部(出口)には、スピーカ70−
2が設けられている。
また、吹き口部3と管状筒部2の接続位置付近の本体内
部には吹き口部3に対して吹き込まれる息の強さ(息の
量)を感知するブレスセンサ4が設けられている。さら
に、管状筒部15の内部には、特に図示していないが後
述する楽音発生用の制御回路が設けられている。
次に、第2図(a)、(b)はそれぞれ管状筒部2の正
面の部分拡大図、前記音高指定スイッチ群21の運指操
作の一例を示す図である。
音高指定スイッチ群212〜音高指定スイッチ群21g
には、同図(a)に示すようにリコーダ−と同様に「C
」 (ド)〜「B」 (シ)までの各音名が割り当てら
れている。
第3図は、音高指定スイッチ群21の各音高措定スイッ
チに対する運指操作による音高指定の操作方法を示す図
である。同図において、運指操作を行う音高指定スイッ
チを黒丸で示している。
同図に示すように、単音の音高指定はリコーダ−と同様
な運指操作により行われる。すなわち音高指定スイッチ
群21gのみを押指すれば「B4゜(4オクターブのの
B)の音高が指定され、音高指定スイッチ群21f及び
音高指定スイッチ群21gを同時に押指すれば、rA4
」(4オクターブのA)の音高が指定される。以下、リ
コーダ−と同様な運指操作により、「C4」〜「G4」
の各音高が指定される。また、「C5」の音高は音高指
定スイッチ群21fのみの押指操作(運指操作)により
指定される。
一方、和音指定は、第2図(b)に示すように音高指定
スイッチ群21を右手による運指操作を行う第1の音高
指定スイッチ群211 (音高指定スイッチ群218,
21f、21g)と、右手による運指操作を行う第2の
音高指定スイッチ群212(音高指定スイッチ群21a
、21b、21C。
21d)とに分割し、一方の音高指定スイッチ群に対す
る運指操作で和音の根音を他方の音高指定スイッチ群に
対する運指操作で和音の種類を指定することにより行わ
れる。
第1実施例においては、メジャーコード(MajorC
hord) 、マイナーコード(Minor Chor
d) 、及びセブンスコード(7th Chord)の
3種類の和音指定が可能であり、「C4」、「D4」、
「F4」を根音とする和音指定の場合には第2の音高指
定スイッチ群212に対する運指操作により和音の根音
を指定し、第1の音高指定スイッチ群211に対する運
指操作により和音の種類を指定する。
このとき、第2の音高指定スイッチ群212に対する運
指操作は単音指定のときと同様であり、第1の音高指定
スイッチ群211の各音高指定スイッチr21eJ、r
21fJ、r21gJに対して運指操作を行うことによ
り、それぞれ「メジャーコード」、「マイナーコード」
、「セブンスコード」が指定される。
一方、「G4」、「A4」、「B4」、「C3」を根音
とする和音指定の場合には、第1の音高指定スイッチ群
211に対する運指操作により和音の根音を、第2の音
高指定スイッチ群212に対する運指操作により和音の
種類を指定する。この場合にも、和音の根音を指定する
第1の音高指定スイッチ群211に対する運指操作は単
音指定のときと全く同様であり、第2の音高指定スイッ
チ群21の音高指定スイッチr21aJ、r21 bJ
、r21cJに対して運指操作を行うことにより、それ
ぞれ「メジャーコード」、「マイナーコード」、及び「
セブンスコード」が指定される。
このように、第1の音高指定スイッチ群211または第
2の音高指定スイッチ群212の一方の音高指定スイッ
チ群に対してリコーダ−と同様な運指操作を行うことに
より、「C4」〜「C5」までの1オクタ一ブ以上の音
域にわたる和音の根音指定が行え、上記和音の根音指定
を行った音高指定スイッチ群とは異なる他方の音高指定
スイッチ群内のいずれか1つの音高指定スイッチ群21
に対して運指操作を行うことにより、「メジャーコード
」、「マイナーコード」、または「セブンスコード」の
和音の種類の指定が行える。このため、和音の根音指定
の運指操作はリコーダとほぼ同様なので容易に習得しや
すいものとなっており、和音の種類指定も所望の和音に
対応する1つの音高指定スイッチのみに対して運指操作
を行えばよいだけなのでその運指操作が容易でかつ習得
し易いものとなっている。
次に、第4図は、上述した前記音高指定スイッチ群に対
する運指操作により指定される単音の音高または「メジ
ャーコード」、「マイナーコード」、「セブンスコード
」の各コードの和音の判別及びその判別した単音または
和音の発生の制御を行う制御部の回路構成を示すシステ
ム構成図である。
CPU30は、例えばマイクロプロセッサから成る中央
処理装置であり、特に図示していないROM(リード・
オンリ・メモリ)に格納されているプログラムに従って
動作する。
CPU (中央処理装置)30は、音高指定スイッチ群
21、オクターブスイッチ23、音色切換スイッチ24
、及びシャープ(#)設定スイッチ22、の各スイッチ
のスティタス(オン/オフ状態)を特に図示していない
タイマーから加わるタイマーインタラブド(タイマー割
り込み)等により所定時間間隔で読み込み、その読み込
んだ音高指定スイッチ群21のスティタス情報から音高
指定スイッチ群21によって指定された単音の音高(単
音指定のとき)、または和音の根音の音高及び和音の種
類(和音指定のとき)を判別する。また、読み込んだオ
クターブスイッチ23のスティタス情報から、オクター
ブスイッチ23によって指定されたオクターブ、音色切
換スイッチ24のスティタス情報から、音色切換スイッ
チ24の操作によって指定された音色を判別する。そし
て、音高の指定が変化した場合には楽音発生回路40へ
、新たに指定された音高の楽音を発生するための音高情
報を出力する。さらに、CPU30は指定された音色で
楽音が発生されるための音色情報を楽音発生回路40へ
出力する。
上述したように、音高指定スイッチ群21に対する運指
操作により「C4」〜「C6」までの音高指定が可能で
あり、さらにオクターブスイッチ23の操作により音高
指定スイッチ群21の操作により指定された音高に対し
てlオクターブ上を指定できるので、音高指定スイッチ
群21及びオクターブスイッチ23の操作により「C4
」〜「Ch」までの音高指定が可能である。CPU30
は、上記「C4J〜「C6」までの音域の音高指定され
た各音高を、第5図に示すような音高情報(内部コード
値)に変換して処理を行う。
また、電子管楽器本体の吹き口部3に対して息を吹き込
むブレス操作を行った時の吹く息の強さ(又は量)は、
ブレスセンサ4により感知されそのブレスセンサ4によ
り感知された感知情報は電圧検出回路50に加えられる
。そして、電圧検出回路50によりその感知情報に対応
するアナログ電圧(センス信号)に変換されA/D変換
器(アナログ/デジタル変換器)60に加えられる。A
/D変換器60は、加わるアナログ電圧を所定ビットの
デジタルデータ(ブレスデータ)に変換してCPU30
へ出力する。CPU30はA/D変換器60を介して入
力するブレスデータに基づいて楽音の発生を開始するた
めのキーオン信号、楽音の発生を停止するためのキーオ
フ信号、または楽音発生回路40から発生される楽音の
音量レベルを指定する音量情報等を作成し、楽音発生回
路40へ出力する。
また、CPU30は後述詳しく説明するコードフラグや
KENAME、0CTBFXNEWKEY、0LDKE
Y、KDATA、CHORDO。
CHORD  I、CHORD 2、CHORD3、N
EWCODE、0LDCODE等の各種ハフ 7 yや
BRATHレジスタ、Rレジスタ等の各種レジスタを内
蔵している。
Rレジスタは、CPU30が読み込んだ音高指定スイッ
チ群21の音高指定スイッチ21a〜音高指定スイツチ
21gの各スイッチのスティタスをビット単位で格納す
るレジスタであり、第6図に示すような7ビツト構成と
なっている。そして音高指定スイッチ群21の音高指定
スイッチ21a〜音高指定スイツチ21gの各スティタ
スは、同図に示すようにそれぞれRレジスタのビット1
(LSB)〜ビット7 (MSB)の各ビットに格納さ
れる。ビットの値は、スイッチがオンのときに1″、オ
フのときに“0″にセントされる。
単音変換テーブル31は、第7図に示すように各単音指
定に対応するRレジスタの内容(値)が格納されている
Rレジスタ値格納域31−1と、上記Rレジスタ値格納
域31−1内の各Rレジスタの内容に対応する単音の音
高情報(内部コード値)が格納されている単音の音高情
報格納域322とから成るテーブルであり、例えばRA
M(ランダム・アクセス・メモリ)またはROM(リー
ド・オンリ・メモリ)等に記憶されている。
CPU30は、音高指定スイッチ群21の各音高指定ス
イッチのスティタスを読み出すと、それらの各音高指定
スイッチのスティタス情報をRレジスタに格納した後、
そのRレジスタの内容をキーとして、単音変換テーブル
31内のRレジスタ値格納域31−1を検索し、単音の
音高指定が行われたか否かの判別を行う。
例えば、音高指定スイッチ群21の音高指定スイッチ2
1a〜音高指定スイツチ21gの全てのスイッチをオン
にして、「C4」の音高を指定した場合には、Rレジス
タの全ビットが“1”となるが、そのRレジスタの内容
をキーデータとして単音変換テーブル31を検索するこ
とにより、Rレジスタの全ビットが「1」である内容に
対応する「C4」の音高情報(内部コード値)である6
0”(10進値)が読み出され、CPU30は、音高指
定スイッチ群21に対する運指操作により「C4」の音
高の単音指定が行われたものと判別する。
また、コード変換テーブル32は、第8図に示すように
、「メジャーコード」、「マイナーコード」、及び「セ
ブンスコード」の各和音指定に対応するRレジスタの内
容が記憶されているRレジスタ値格納域32−1と、そ
のRレジスタ値格納域32−1に格納されている各Rレ
ジスタの内容に対応する和音の各構成音の音高情報(内
部コード値)を格納している和音構成音格納域32−2
から成るテーブルであり、例えばROMまたはRAM等
のメモリに記憶されている。
CPU30は、音高指定スイッチ群21の各音高指定ス
イッチの最新のスティタスを格納しているRレジスタの
値をキーとしてRレジスタ値格納域32−1を検索し、
音高指定スイッチ群21に対する運指操作により和音指
定が行われているか、すなわちRレジスタの内容に一致
する値がRレジスタ値格納域32−1内に格納されてい
るか否かの判別を行い、Rレジスタの値に一致するRレ
ジスタの内容が格納されていれば和音指定が行われたも
のと判別し、そのRレジスタの内容に対応する和音の各
構成音の音高情報を和音構成音格納域32、−2から読
み出す。
尚、同図内では、和音構成音格納域32−2内に格納さ
れている和音の各構成音を「C4」、「E44等の音高
記号で示しているが、実際にはそれらの音高記号に対応
する第5図に示す音高情報(内部コード値)が格納され
ている。
楽音発生回路40は、アナログ音源、またはFM音源も
しくはPCM音源等のデジタル音源を有し、時分割制御
等により音高の異なる複数の楽音を同時に発生可能であ
り、CPU30から加えられる単音または和音の各構成
音の音高情報、音色情報及び音量情報等に基づいて、指
定された音高の単音または和音の各構成音の音高情報を
上記音色情報、音量情報に対応する音色、音量等の楽音
特性で発生し、楽音出力部70に加える。楽音出力部7
0はキーオン情報が加えられることにより、上記指定さ
れた音高の単音または指定された和音の各構成音の発生
を開始し、CPU30からキーオフ情報が加わることに
より上記単音または和音の楽音発生を停止する。
楽音出力部70は、増幅回路70−1及びスピーカ70
−2から成り、楽音発生回路40から加わる単音または
和音を音声として外部に放音する。
(第1実施例の動作説明) 次に、第9A図、第9B図乃至第11図のフローチャー
トを参照しなから、上記構成の第1実施例の動作を説明
する。
見査脂定侍夏軌作 第9A図及び第9B図は、CPU30が特に図示してい
ないタイマーから所定周期でタイマーインクラブド(タ
イマー割り込み)が加わる毎に行う単音発生及び和音発
生の制御処理を説明するフローチャートである。
CPU30は、まず音高指定スイッチ群21の各スイッ
チ21a〜スイツチ21gの各スイッチのスティタス(
オン/オフ状態)を読み取り、各スイッチのスティタス
を第6図に示すRレジスタに格納する。(SAI)。
上記動作により、スイッチ21a〜スイツチ21gのス
ティタスが、それぞれRレジスタの第1ビツト(LSB
)〜第7ビツト(MSB)の各ビットに格納される。
続けて、Rレジスタの値をキーデータとして第7図に示
す単音変換テーブル31内のRレジスタ値格納域31−
1を検索しく5A2)、単音指定が行われたか否かを判
別する(SA3)。
そして、単音指定が行われていれば、そのRレジスタの
値に対応する音高情報を単音の音高情報格納域31−2
から読み出し、その読み出した音高情報をバッファKE
NAMEに格納する(SA4)。
次に、オクターブスイッチ23のスティタスを読み出し
く5A5)オクターブスイッチ23がオンとなっている
か否か判別しく5A6)、オクターブスイッチ23がオ
ンとなっていればバッファ0CTBF”12″を格納し
く5AT)、オフとなっていればバッファ0CTBFに
“0”を格納する(SA8)。
そして、バッファKENAMEとバッファ0CTBFの
加算を行い、その加算結果をバッファNEWKEYに格
納する(SA9)。
さらに、続けてシャープ設定スイッチ22のスティタス
を読み出しく5A10)、シャープ設定スイッチ22が
オンとなっているか否かを判別しく5AII)、シャー
プ設定スイッチ22がオンとなっていればバッファNE
WKEYに“1”を加算する(SA12)。
上記動作により、バッファNEWKEYには、音高指定
スイッチ群21、オクターブスイッチ23及びシャープ
設定スイッチ22の操作により指定された単音の音高情
報(内部コード値)が格納される。例えば、音高指定ス
イッチ21fと音高指定スイッチ21gに対して運指操
作が行われた場合には、Rレジスタのビット6とビット
7  (MSB)が“1”にセットされ、他のビットは
“0”となる。そして、上記Rレジスタの値をキーとし
て第7図に示す単音変換テーブル31が検索され、「A
4」に対応する音高情報である「69」がバッファKE
NAMEに格納される(SA1〜5A4)。さらに、オ
クターブスイッチ23がオンとなっているので、バッフ
ァ0CTBFに“12”が格納され、続けて上記バッフ
ァKENAMEと上記バッファ0CTBFが加算され、
その加算により得られた “81”の値がバッファNE
WKEYに格納される(SA5〜5A9)。さらに、シ
ャープ設定スイッチがオンとなっているのでバッファN
EWKEYの値は“1”加算され、“・82”となる(
SAIL〜5A12)。この結果、「A、″」の音高に
対応する音高情報がバッファNIF、WKEYに格納さ
れる(第5図参照)。すなわち、第3図に示すように音
高指定スイッチ群21に対して「A4」の音高に対応す
る運指操作を行い、さらにオクターブスイッチ23及び
シャープ設定スイッチ22を操作することにより、「A
4」より1オクターブ上でさらに半音高いrAs”Jの
音高が指定される。
上記処理5A12を行った後、または判別処理5AII
でシャープ設定スイッチ22がオンでないと判別される
と、続けてバッファNEWKF、Yに格納されている値
と、バッファ0LDKEYに格納されている値が等しい
かどうか判別する(SA13)。
バッファ0LDKEYには、後述するように前回指定さ
れた音高情報が格納されており、音高指定スイッチ群2
1、オクターブスイッチ23、及びシャープ設定スイッ
チ22の操作が前回と今回で同一である場合には、バッ
ファNEWKEYの値バッファ0LDKEYの値が等し
くなる。したがって、バッファNEWKEYの値とバッ
ファ0LDKEYの値が等しいかどうかを判別すること
により音高指定が変化したかどうかを判別している。
上記5A13で音高指定が前回と異なると判別した場合
は、バッファ0LDKEYにバッファNEWKEYO値
を格納する(SA14)。続けて、バッファNEWKE
Yに格納されている音高情報をバッファKDATAへ書
き込み(SA15)、発音中フラグがオンとなっている
かどうかを判別する(SA16)。
発音中フラグは、現在楽音発生回路40から楽音が発生
中であるか否かを記憶するフラグであり、楽音発生中で
あれば“1” (オン)を、楽音発生中でなければ“0
″ (オフ)を記憶している。
上記5A16で、発音中フラグがオンであれば楽音発生
回路40へ楽音の発生の中止を指示するキーオフ信号を
出力しく5A17)、発音中フラグを「0」 (オフ)
にセットする(SA18)。
そして、バッファKDATAに格納されている音高情報
を楽音発生回路40へ出力する。
一方、上記5A16で発音中フラグがオンでなければ、
直ちにバッファKDATAに格納されている音高情報を
楽音発生回路40へ出力する(SA19)。
上記動作により、音高指定が変化した場合、現在楽音が
楽音発生回路40から発生中であれば、楽音発生回路4
0からの楽音発生が中止され、新たに指定された単音の
音高情報が楽音発生回路40へ出力されると共に、発音
中フラグが“1”(オン)から“0” (オフ)にリセ
ットされる。
また、音高指定が変化した場合、楽音発生回路40から
楽音が発生されていなければ、新たに指定された音高情
報が直ちに楽音発生回路40へ出力される。
また、上記5A13で音高指定が変化していないと判別
した場合には、直ちに処理を終了する。
一方、前記SA3で単音の音高指定が行われていなけれ
ば、続けて音高指定スイッチ群21の運指操作により和
音指定が行われているか否かの判別を行い、和音の指定
が行われていれば和音の発生を行う和音発生処理5A2
0を行う。
第10A図及び第10B図は、CPU30により行われ
る上記和音発生処理5A20の詳細な動作フローチャー
トである。
まず、CPU30はRレジスタの値をキーとして第8図
に示すコード変換テーブル32内のRレジスタ値格納域
32−1を検索し、上記Rレジスタの値と一致する値が
Rレジスタ値格納域32−1内に格納されているか否か
、すなわち和音の指定が行われているか否か判別する(
SB2)。そして、所定の和音が指定されていれば、R
レジスタの値をバッファKENAMEに格納した後(S
B3)、オクターブスイッチ23のスティタスを読み出
しく5B4)、オクターブスイッチ23がオンとなって
いるか否か判別する(SB5)。
そして、オクターブスイッチ23がオンであればバッフ
ァ0CTBFに“128″を格納しく5B6)、オフで
あればバッファ0CTBF“0″を格納する(SB7)
。続けて、バッファKENAMEとバッファ0CTBF
を加算し、その加算結果をバッファNEWCODHに格
納する(SB8)。
上記動作により、音高指定スイッチ群21とオクターブ
スイッチ23の操作により指定される各和音に対応する
値(以後、コード情報と記す)がバッファNEWCOD
Eに格納される。例えば、第1の音高指定スイッチ群2
11の全ての音高指定スイッチ21a〜音高指定スイツ
チ21d及び第2の音高指定スイッチ群212の音高指
定スイッチ群21eを運指操作し、オクターブスイッチ
23をオンにしないで「C4」を根音とするCメジャー
コードを指定した場合には(第3図参照)バッファNE
WCODHに“31”が格納され、上記と同様な音高指
定スイッチ群21の操作を行いさらにオクターブスイッ
チ23をオンにして「C1」を根音とするCメジャーコ
ードを指定した場合には、バッファNEWCODEには
“159” (=“31″+“128”)が格納される
このように、同種類のコードであっても根音が異なれば
、バッファNEWCODEには異なる値が格納される。
また、オクターブスイッチ23がオン操作された場合、
Rレジスタの最大値よりも大きな値である“128”を
Rレジスタに加算するので、オクターブスイッチ23が
オンとなっている場合でバッファNEWCODEには他
種類のコードと同一な値が格納されることはない、すな
わち、コードの種類が異なればバッファNEWCODE
には異なる値(コード情報)が格納され、また同種類の
コードであっても、根音が異なれば異なるコード情報が
バッファNEWCODEに格納される。すなわち、前記
処理SB8の加算の結果得られるバッファNEWCOD
Hの値(コード情報)は、和音のコードの種類が異なる
毎に全て異なる値となり、同一のコードであっても根音
が異なれば、異なる値となる。
続けて、バッファNEWCODEに格納されているコー
ド情報と、バッファ0LDCODEに格納されているコ
ード情報が等しいかどうか判別する(SB9)。
バッファ0LDCODEには、後述するように前回指定
されたコード情報が格納されており、音高指定スイッチ
群21及びオクターブスイッチ23の操作により指定さ
れる和音が前回と今回と同一であればバッファNEWC
ODEとバッファ0LDCODHに格納されているコー
ド情報の値が等しくなる。したがって、バッファNEW
CODEの値とバッファ0LDCODHの値が等しいか
どうかを判別することにより、和音の指定が変更された
かどうか判別している。
上記SB9で、和音の指定が変更されたと判別した場合
には、バッファ0LDCODEにバッファNEWCOD
Eに格納されているコード情報を格納する(SBIO)
そして、バッファKENAMEに格納されているRレジ
スタの値をキーデータとして第8図に示すコード変換テ
ーブル32を検索して、Rレジスタの値に対応する和音
を構成する根音、第3音、第5音(セブンスコードの場
合には、さらに第7音)の音高情報をコード変換テーブ
ル32から読み出し、それぞれバッファCHORDO〜
CHORD2 (CWORD3)に書き込む(SBII
)。
上記動作により、音高指定スイッチ群21に対する運指
操作及びオクターブスイッチ23の操作により指定され
た和音の各構成音の音高情報がバッファCHORDO〜
CHORD2  (CHORD3)に格納される。
例えば、第1の音高指定スイッチ群211の全ての音高
指定スイッチ及び第2の音高指定スイッチ群212の音
高指定スイッチ21eに対する運指操作を行って「C4
」を根音とするCメジャーコードを指定した場合には(
第3図参照)、バッファKENAMEに格納されている
Rレジスタの値はroolllllJ  (2進表現)
であり、コード変換テーブル32から上記r00111
11JのRレジスタの内容に対応する「C4」を根音と
するCメジャーコードの「C4」、「B4」、及び「G
4」の各構成音の音高情報が読み出され、バッファCH
ORDO−CHORD2に格納される(第8図参照)。
同様に、第1の音高指定スイッチ群211の音高指定ス
イッチ群21a及び第2の音高指定スイッチ群212の
音高指定スイッチ群21gに対する運指操作を行って「
B4」を根音とするBメジャーコードを指定した場合に
は(第3図参照)、バッファKENAMEに格納されて
いるRレジスタの値はrl OOOOOIJであり、第
8図に示すコード変換テーブル32から上記rlooo
001」のRレジスタの内容に対応する「B4」を根音
とするBメジャーコードの「B4」、rps ” J、
rFs”Jの各構成音の音高情報が読み出され、その読
み出された各音高情報がバッファCHORDO〜CHO
RD2に格納される。
また、他のコードの場合も、同様にして第1の音高指定
スイッチ群211及び第2の音高指定スイッチ群212
の各音高指定スイッチに対する運指操作により指定され
た和音の各構成音の音高情報が対応するRレジスタの内
容に基づいてコード変換テーブル32から読み出され、
バッファCHORDO〜CHORD2 (CHORD3
)に格納される。
上記5BIIに続けて、バッファ0CTBFの値が0”
であるか否か判別しく5B12)、バッファ0CTBF
の値が“0”でなければ、バッファCHORD O〜C
HORD2  (CHORD3)の値を“12”加算す
る(SB13)。
上記動作により、オクターブスイッチ23がオン操作さ
れている場合には、第1の音高指定スイッチ群211と
第2の音高指定スイッチ群212に対する運指操作によ
り指定された和音の各構成音が1オクターブ高くなる。
さらに続けて、発音中フラグがオン(“1”)か否か判
別しく5B14)、発音中フラグがオンであれば楽音発
生回路40ヘキーオフ信号を出力する(SB15)。次
に、発音中フラグをオフ(aO″)にセットしく5B1
6)、バッフ−、CHORDO−CHORD2  (C
WORD3) に格納されている和音の構成音の音高情
報を楽音発生回路40へ出力する(SB17)。
一方、上記5B14で発音中フラグがオフとなっていれ
ば、直ちに上記5B17の処理を行う。
上記動作により、和音指定が変更されたときに、楽音発
生回路40から楽音が発生されていれば、楽音発生回路
40の楽音発生を中止し、新たに指定された和音の各構
成音の音高情報を楽音発生回路40へ出力すると共に、
発音中フラグをオフ(O”)にリセットする。また、和
音指定が変更されたときに、楽音発生回路40から楽音
が発生されていなければ、直ちに新たに指定された和音
の各構成音の音高情報を楽音発生回路40へ出力する。
上述のようにして音高指定スイッチ群21及びオクター
ブスイッチ23の操作により指定され、CPU30の制
御により楽音発生回路40に設定された単音または和音
は、吹き口部3に対するブレス操作を所定以上の強さで
行うことにより、楽音発生回路40から発生される。
第11図は、ブレス操作が行われたときにCPU30が
行う楽音発生制御処理を説明する動作フローチャートで
ある。
タイマから所定周期でタイマーインクラブド(タイマ割
り込み)が加わると、CPU30はA/D変換器60を
介して前記ブレス操作の強さに対応するブレスデータを
読み込み、そのブレスデータを特に図示していないBP
ATHレジスタへ書き込む(SCI)。
次に、BPATHレジスタに格納されているブレスデー
タの値が、キーオン信号の発生開始の閾値Th以上であ
るか否か判別しく5C2)、その閾値Th以上であれば
、続けて発音中フラグがオン(“1”)であるか否か判
別する(SC3)。
そして、発音中フラグがオンでなければ、すなわち現在
、楽音発生回路40から楽音が発生中でなければ、楽音
発生回路40ヘキーオン信号及び発生開始時の音量等を
指示するイニシャル情報を出力しく5C4)、発音中フ
ラグをオン(“1”)にセットする(SC5)。イニシ
ャル情報は、例えばブレスデータが上記閾値Thを越え
てから後のブレスデータの単位時間当たりの変化量等に
基づいて設定される。
上記動作により、楽音発生回路40はキーオン信号が加
えられると、CPU30から加えられた和音の各構成音
の音高情報または単音の音高情報に基づき、和音の発生
または単音の発生を開始する。
また、上記SC3で発音中フラグがオン(“1”)でな
ければ、ブレスデータの大きさに基づいて、放音中の和
音(または単音)の音量を指定する音高情報等のアフタ
ー情報を作成し楽音発生回路40へ出力する(SC6)
上記動作により、演奏者がブレス操作を行うことにより
、楽音部出力部70から放音される和音または単音の音
量が前記ブレス操作の強さに応じて変化する。
一方、上記SC2でブレスデータの値が前記キーオンの
閾値Thよりも小さければ、発音中フラグはオン(“1
”)であるか否か判別しく5C7)、発音中フラグがオ
ン(“1”)であれば、楽音発生回路40ヘキーオフ信
号を出力する(SC8)。
そして、発音中フラグをオフ(“0”)にセットする(
SC9)。
上記動作により、和音または単音の発音中にブレスデー
タの値が所定のキーオンの閾値Thより小さくなった場
合には、キーオフ信号が楽音発生回路40へ出力され、
このことにより、楽音発生回路40は和音または単音の
発生を停止し、楽音出力部70からの楽音放音が中止さ
れる。
尚、キーオフの闇値を上記第1実施例のようにキーオン
の闇値と同じ値とせずに、キーオンの闇値よりも若干率
さい値に設定するようにしてもよい。
(第2実施例) 次に、本発明に係る第2実施例の電子管楽器について説
明を行う。
第2実施例の外観及びシステム構成は、それぞれ第1図
及び第4図に示すようになっており、前述した第1実施
例と同様である。
しかしながら、第2実施例においては単音指定及び和音
指定における前記音高指定スイッチ群21に対する運指
操作の方法が前記第1実施例と異なっており、その運指
操作の相異に伴って、単音変換テーブル31 (以後、
第1実施例と区別するために単音変換テーブル31′と
表現する)とコード変換テーブル32 (以後、第1実
施例と区別するためにコード変換テーブル32° と表
現する)の内容が第1実施例とは異なっている。
第12図は、第2実施例における単音指定及び和音指定
時の音高指定スイッチ群21に対する運指操作の方法を
説明する図である。
同図に示すように、単音指定は第1の音高指定スイッチ
群211の中の音高指定スイッチ群21b、21c、2
1dの3個のスイッチに対する運指操作により行われる
。例えば「C4」の音高を指定する場合には音高指定ス
イッチ21a〜スイツチ21dの全ての音高指定スイッ
チに対して運指操作を行い、「B4」の音高を指定する
場合には、音高指定スイッチ21cのみに対する運指操
作を行う。以下、第12図に示すような第1の音高指定
スイッチ群12に対する運指操作を行うことにより、「
D4」、「E4」、「G4」、「A4」の各音高を指定
することができる。このように、第2実施例においては
、「C4」〜「B4」までの1オクターブの音域の各音
高を指定することができる。
また和音指定の場合には、第1の音高指定スイッチ群2
11に対して上述した単音指定のときと同様な運指操作
を行って和音の根音を指定し、第2の音高指定スイッチ
群212に対する運指操作により「メジャーコードJ、
「マイナーコード」、及び「セブンスコード」の各和音
の種類を指定する。すなわち、第12図に示すように音
高指定スイッチ群21eに対する運指操作を行うことに
より「メジャーコード」が指定され、音高指定スイッチ
群21f、21gに対して運指操作を行うことにより、
それぞれ「マイナーコード」、「セブンスコード」が指
定される。
このように、第2実施例においては、単音の音高指定と
和音の根音の音高指定とは、第1の音高指定スイッチ群
211に対する全く同様な運指操作により行うことがで
き、和音の根音指定の運指操作は非常に覚えやすいもの
となっている。また、「メジャーコード」、「マイナー
コード」及び「セブンスコード」の各コード指定のため
の運指操作も、前記第1実施例のように和音の根音によ
って変化することはなく、音高指定スイッチ群21c、
21f、21gがそれぞれ「メジャーコード」、「マイ
ナーコード」、「セブンスコード」に固定的に対応して
おり、非常に覚えやすいものとなっている。
次に、第13図は第2実施例の単音変換テーブル31′
の内部構成図である。
第2実施例においても、音高指定スイッチ群21の各音
高指定スイッチのスティタスがCPU30により読み出
され、前記第1実施例のときと同様にしてRレジスタに
格納される。
上述したように、単音指定は第1の音高指定スイッチ群
211に対する運指操作により行われるため、単音変換
テーブル31′内のRレジスタ値格納域31−1’に格
納されているRレジスタのビット5〜ビツト7 (第2
の音高指定スイッチ群212の各音高指定スイッチに対
応するビット)は、全て“000” (2進表現)とな
っている。
また、上記Rレジスタ値格納息31−1 ’のビット1
  (LSB)〜ビット4には第12図に示す単音指定
時の第1の音高指定スイッチ群211に対する運指操作
に応じた「C4」〜「B4」までの各音高に対応するビ
ット列データが格納されている。例えば、「F4」の単
音指定は第1の音高指定スイッチ群211の音高指定ス
イッチ群21bと音高指定スイッチ群21dに対する運
指操作を行うので、Rレジスタの値はrololooo
o」となる。また、同様にして「B4」に対応する音高
指定は、第1の音高指定スイッチ群211の音高指定ス
イッチ群21cに対する運指操作のみを行うので、Rレ
ジスタの値はroolooooo」となる。以上のよう
な、Rレジスタ値格納息31−1’に格納されている第
1の音高指定スイッチ群211に対する運指操作に対応
対応する各Rレジスタの値に対応して、そのRレジスタ
の値に対応する音高情報が単音の音高情報格納域31−
2′に格納されている。
また、第14図は第2実施例のコード変換テーブル32
′の内部構成図である。
Rレジスタ値格納域32−1’には、「C4」〜「B4
」までの各音高を根音とする「メジャーコード」、「マ
イナーコード」、及び[セブンスコード」の各和音を指
定する第1の音高指定スイッチ群211及び第2の音高
指定スイッチ群212に対する運指操作に対応したRレ
ジスタの内容が格納されており、和音構成音格納域32
−2’には上記Rレジスタ値格納息32〜1′に格納さ
れている各Rレジスタの内容に対応して、そのRレジス
タの内容に対応する和音の各構成音の音高情報が格納さ
れている。
CPU30は、前記第9A図、第9B図乃至第11図の
フローチャートに示す前記第1実施例と同様な処理を行
い、音高指定スイッチ群21の各音高指定スイッチのス
ティタスを読み出して、そのスティタスをRレジスタに
格納し、そのRレジスタの内容に基づいて上記単音変換
テーブル31′または和音変換テーブル32′を検索し
て単音指定が行われたかまたは和音指定が行われたか否
かの判別を行い、指定された単音または和音の発注側?
illを行う。
尚、上記第2実施例では、第2の音高指定スイッチ群2
12の3個の各音高指定スイッチに、それぞれ「メジャ
ーコード」、「マイナーコード」、及び「セブンスコー
ド」を割り当てているが、上記3個の音高指定スイッチ
のオン操作の組み合せにより、7種類(2’−1)の和
音の指定を行うようにしてもよい。また、第1の音高指
定スイッチ群211及び第2の音高指定スイッチ群21
2の音高指定スイッチの数も上記第2実施例に限定され
るものではなく、第2の音高指定スイッチ群の数をさら
に多くすることにより、より多種類の和音の指定が可能
となる。
〔発明の効果〕
請求項1記載の楽音指定装置によれば、単音を指定する
モードまたは和音を指定するモードの切換選択を行うモ
ード切換手段を設けることなく、音高指定手段の各スイ
ッチの組み合せ操作により単音のみならず和音の指定を
行えるので、自然管楽器の運指操作と同様にして単音及
び和音の指定を行うことができるので和音指定の習得が
容易であり、またモード切換手段を設ける必要がないの
で製造コストも低減できる。さらに、モード切換手段の
操作を行わずとも単音演奏と、和音演奏とを即時に交互
に切り換えて演奏できるので従来よりも一段と操作性が
向上する。
また、請求項2記載の楽音指定装置によれば、音高指定
手段を第1の音高指定手段と第2の音高指定手段とに仮
想的に分割することにより、例えばリコーダ−と同様な
運指操作を第1の音高指定手段または第2の音高指定手
段に行って和音の根音を指定することが可能となるので
、第1の音高指定手段または第2の音高指定手段の運指
操作に対し、リコーダと同様な運指操作を行って和音の
根音指定を行うことも可能であり、和音指定の運指操作
の習得が容易となる利点がある。
さらに請求項3記載の楽音指定装置によれば、第1の音
高指定手段により和音の根音を指定し、第2の音高指定
手段により和音の種類を指定するので、和音の根音指定
と和音の種類の指定を行う音高指定手段が固定的となっ
ているので、上記請求項2記載の楽音指定装置よりもさ
らに和音指定の運指操作の習得が容易となると共に、第
2の音高指定手段の各スイッチのオン操作の組み合せに
より少数のスイッチでも多種類の和音を指定することが
可能となり便利である。
また、請求項4記載の楽音指定装置によれば、上記請求
項3記載の指定装置の効果に加え単音指定時には第2の
音高指定手段に対する操作が不用で第1の音高指定手段
のみの操作により少なくとも1オクターブの音域の各楽
音の音高を指定することができるので、和音指定から単
音指定への切換を敏速に行うことができ和音と単音を頻
繁に切り換えて演奏するなど多様な演奏表現が可能とな
り便利である。
また、請求項5記載の楽音指定装置を用いた電子管楽器
においては、音高指定手段の操作のみにより多種類の和
音の設定が可能になると共に、その指定した和音の発生
制御を吹き口部に対するブレス操作またはリップ操作の
少なくとも一方の操作を行うことにより容易に行うこと
ができるので自然管楽器における運指操作と同様な運指
操作を行って違和感を感じることなく、多様なハーモニ
ー演奏を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る第1実施例の外観図、第2図(a
)、(b)は、それぞれ管状筒部正面の部分拡大図及び
音高指定スイッチ群の運指操作の一例を示す図、 第3図は第1実施例における単音指定及び和音指定時の
音高指定スイッチ群に対する運指操作の方法を説明する
図、 第4図は第1実施例のシステム構成図、第5図は各音高
の音高情報(内部コード値)を示す図、 第6図はRレジスタの内部構成図、 第7図は単音変換テーブルの内部構成図、第8図は第1
実施例のコード変換テーブルの内部構成図、 第9A図及び第9B図はCPUにより行われる単音発生
制御処理または和音全土制御処理を説明するフローチャ
ート、 第10A図及び第10B図はCPtJにより行われる和
音の発生制御処理を詳細に説明するフローチャート、 第11図はCPUが行うブレス操作が行われたときの楽
音発生制御処理を説明する動作フローチャート、 第12図は第2実施例における単音指定及び和音指定の
音高指定スイッチ群に対する運指操作の方法を説明する
図、 第13図は第2実施例の単音変換テーブルの構成図、 第14図は第2実施例のコード変換テーブルの内部構成
図である。 2・・・・管状筒部、 3・・・・吹き口部、 4・・・・ブレスセンサ、 21・・・・音高指定スイッチ群、 21 a、 2 l b、 21 c、21d・・・・
第1の音高指定スイッチ群、 21e121f121g・・・・第2の音高指定スイッ
チ群、 30 ・ ・ ・ ・ CPU。 31、   ′・・・・単音変換テーブル、32、  
′・・・・コード変換テーブル、40・・・・楽音発生
回路、 50・・・・電圧検出回路、 60・・・・A/D変換器、 70・・・・楽音出力部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)複数のスイッチの組み合せ操作により、単音または
    和音の指定が可能な音高指定手段と、該音高指定手段の
    各スイッチの状態に基づいて、単音の音高指定操作また
    は和音の音高指定操作のいずれかの操作が行われたかを
    判別する判別手段と、 該判別手段による判別結果に基づき、前記音高指定手段
    の複数のスイッチの組み合せ状態により指定されている
    単音の音高または和音の各構成音の音高に係る楽音情報
    を作成する楽音情報作成手段と、 を具備することを特徴とする楽音指定装置。 2)前記音高指定手段は、第1の音高指定手段と第2の
    音高指定手段とに分割されており、上記第1の音高指定
    手段の操作により和音の根音もしくは和音の種類に係る
    いずれか一方の和音情報の指定が行われると共に上記第
    2の音高指定手段の操作により上記一方の和音情報とは
    異なる他方の和音情報の指定が行われ、 前記楽音情報作成手段は、前記第1の音高指定手段及び
    前記第2の音高指定手段により指定された和音の種類と
    和音の根音に係る情報とに基づいて、その指定された和
    音の各構成音の音高情報を作成すること、 を特徴とする請求項1記載の楽音指定装置。 3)前記音高指定手段は、和音の根音を指定する第1の
    音高指定手段と和音の種類を指定する第2の音高指定手
    段とに分割されており、 前記楽音情報作成手段は、前記第1の音高指定手段によ
    り指定された和音の根音と前記第2の音高指定手段によ
    り指定された和音の種類とに基づいて、指定された和音
    の各構成音の音高情報を作成すること、 を特徴とする請求項1記載の楽音指定装置。 4)前記第2の音高指定手段の操作が行われていない場
    合、前記第1の音高指定手段は、各スイッチの組み合せ
    操作により少なくとも1オクターブの音域の各楽音の音
    高指定が可能であり、 前記楽音情報作成手段は前記音高指定手段において、前
    記第1の音高指定手段のみの操作が行われ所定の音高の
    楽音が指定された場合には、前記第1の音高指定手段の
    各スイッチの組み合せ操作により指定された所定の音高
    に係る音高情報を作成すること、 を特徴とする請求項3記載の楽音指定装置。 5)請求項1記載の楽音指定装置と、 吹き口部に対して息の吹または吸を行うブレス操作の強
    さ又は吹き口部を噛むリップ操作の強さの少なくとも一
    方の強さをセンス情報として感知するセンサ手段と、 該センサ手段により感知されたセンス情報に基づいて、
    前記請求項1記載の楽音指定装置によって作成された単
    音の音高または和音の各構成音の音高に係る音高情報と
    によって定まる単音または和音の発生制御を行なう楽音
    発生制御手段と、を具備することを特徴とする楽音指定
    装置を用いた電子管楽器。
JP1071075A 1989-03-23 1989-03-23 楽音指定装置およびそれを用いた電子管楽器 Expired - Lifetime JP2775059B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1071075A JP2775059B2 (ja) 1989-03-23 1989-03-23 楽音指定装置およびそれを用いた電子管楽器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1071075A JP2775059B2 (ja) 1989-03-23 1989-03-23 楽音指定装置およびそれを用いた電子管楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02250094A true JPH02250094A (ja) 1990-10-05
JP2775059B2 JP2775059B2 (ja) 1998-07-09

Family

ID=13450040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1071075A Expired - Lifetime JP2775059B2 (ja) 1989-03-23 1989-03-23 楽音指定装置およびそれを用いた電子管楽器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2775059B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6329192U (ja) * 1986-08-08 1988-02-25
JPS63289593A (ja) * 1988-04-21 1988-11-28 ヤマハ株式会社 電子楽器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6329192U (ja) * 1986-08-08 1988-02-25
JPS63289593A (ja) * 1988-04-21 1988-11-28 ヤマハ株式会社 電子楽器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2775059B2 (ja) 1998-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5502274A (en) Electronic musical instrument for playing along with prerecorded music and method of operation
US5741993A (en) Electronic keyboard having a discrete pitch bender
JPH0752349B2 (ja) 電子楽器
JP2591121B2 (ja) 和音設定装置及び電子管楽器
US5585586A (en) Tempo setting apparatus and parameter setting apparatus for electronic musical instrument
EP0452347A4 (en) Universal electronic musical instrument
JP2555560B2 (ja) 電子楽器
JPH07219549A (ja) 自動伴奏装置
JPH02250094A (ja) 楽音指定装置およびそれを用いた電子管楽器
JP2660456B2 (ja) 自動演奏装置
JP2689614B2 (ja) 電子楽器
JP2640992B2 (ja) 電子楽器の発音指示装置及び発音指示方法
US5418324A (en) Auto-play apparatus for generation of accompaniment tones with a controllable tone-up level
JP2570045B2 (ja) 電子楽器
JP2639381B2 (ja) 電子楽器
JP2543307Y2 (ja) 電子楽器
JP2596121B2 (ja) 電子楽器
JP2000172253A (ja) 電子楽器
JPH0713798B2 (ja) 電子楽器
JP2623175B2 (ja) 自動演奏装置
JP2588133Y2 (ja) 音高データ作成装置
JP2650315B2 (ja) 楽音制御装置
JP3413842B2 (ja) 自動伴奏装置
JPH0519765A (ja) 電子楽器
JP3434403B2 (ja) 電子楽器の自動伴奏装置