JP2591121B2 - 和音設定装置及び電子管楽器 - Google Patents

和音設定装置及び電子管楽器

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JP2591121B2 JP63305722A JP30572288A JP2591121B2 JP 2591121 B2 JP2591121 B2 JP 2591121B2 JP 63305722 A JP63305722 A JP 63305722A JP 30572288 A JP30572288 A JP 30572288A JP 2591121 B2 JP2591121 B2 JP 2591121B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、和音を設定する和音設定装置及び和音の発
生開始指示機能を有する電子管楽器に関する。
〔従来の技術〕
従来、電子鍵盤楽器において鍵盤操作により和音(コ
ード)を演奏できるものが知られている。本願出願人
は、以前特開昭57−46296号として、簡単な鍵盤操作に
より、初心者でも容易にコード演奏ができる電子楽器を
提案した。
この電子楽器は、同時操作された鍵の数を検出し、そ
の同時操作された鍵の数に基づいて発生する和音の種類
を設定するものであり、例えば1鍵だけが操作された場
合はメジャーコードを、2鍵が同時操作された場合には
マイナーコードを、3鍵以上が同時操作された場合には
セブンス・コード(7thコード)を発生する。また、和
音の根音は同時操作された鍵に対応する音高の中での最
高音高または最低音高のいづれか一方に設定される。
一方、抜き口部に設けられたブレスセンサまたはリッ
プセンサによって人間の吹き口部に対して息を吹き込む
ブレス操作または吹き口部を噛むリップ操作の強さを電
気信号として検出することにより、電子的に発生される
楽音の音量またはピッチ等を微妙に制御することがで
き、演奏者の感性に合わせた楽音を発生することができ
る電子管楽器が知られている。
このような電子管楽器においては、演奏者が指を添え
易い位置に複数のスイッチからなる音高指定スイッチ群
が配置され、演奏者はこれら複数のスイッチの押し方の
組合せによって、1回の操作で1つの音高(音程)を指
定するようになっている。
従来、上記電子管楽器において、コード(和音)を演
奏できるものがあった。コード演奏を行う場合には、予
め音高指定スイッチ群の操作で指定される和音の根音に
対する他の和音の構成音の全てについて、前記根音に対
する音高差をプログラムしておき、和音の演奏時には、
その音高指定スイッチ群の操作により根音の音高を指定
する。すると、前記プログラムされた前記音高差情報に
基づいて根音以外の他の和音の構成音が、前記根音と共
に自動作成されて和音が発生される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述のようにプログラム方式により和
音を設定する場合には、音高差を入力するためのスイッ
チ、プログラム時の入力データを表示するための表示装
置、入力した音高差情報を記憶するためのメモリを設け
る必要があり、コスト高となる問題があった。また、プ
ログラムするための操作も煩雑であった。さらに、電源
をオフ(OFF)にすると、設定した音高差情報が消去さ
れてしまうので、再度プログラムしなければならず不便
であった。このため、メモリをバックアップするように
するとメモリバックアップ用の装置を設けねばならずコ
ストが高くなると共に、電子管楽器本体の実装スペース
が小さいので、メモリバックアップ用の装置を外付けに
しなければならず、携帯に不便であり、さらに演奏の妨
げとなってしまうという問題が生じていた。
ところで、電子管楽器においても前記電子鍵盤楽器と
同様な方法により、和音を指定する方法が考えられる。
この場合、音高指定スイッチ群の各スイッチに対して、
所定の音高を割り当て、スイッチ操作により同時指定さ
れた音高の数に応じて、指定されたコード(和音)の種
類を判別するようにする。しかしながら、電子管楽器の
場合、両手で持ちながら演奏を行うため装置本体の大き
さはそれほど大きくすることができず、またその形状が
筒型であることから配設される音高指定スイッチ群のス
イッチの数も限定される。したがって、通常、C
(ド)、D(レ)、E(ミ)、F(ファ)、G(ソ)、
A(ラ)、B(シ)の1オクターブの音域の音高を指定
するスイッチのみしか設けることができない。
こうした限られた数の音高指定スイッチ群を備えた電
子管楽器において、上記電子鍵盤楽器と同様にして、例
えば、同時指定されている最低音高を根音としてセブン
ス・コードの指定を行う場合、G(ソ)を根音としたG
セブンスコードを指定しようとすると、同一オクターブ
のB(シ)の音高指定は行えるが、他の1オクターブ上
のD(レ)などの音高指定は同時には行えず、Gセブン
ス・コードの設定は不可能である。また、同様の理由に
より、B(シ)を根音とするBセブンス・コードの設定
も不可能である。
また、逆に同時指定された音高の中での最高音高を根
音としてセブンス・コードを指定を行う場合、D(レ)
を根音としたセブンス・コードを指定しようとすると、
C(ド)の音高指定は行えるが、1オクターブ下のA
(ラ)の音高指定は行えず、Dセブンス・コードの設定
は不可能である。また、同様の理由によりC(ド)を根
音とするCセブンス・コードの設定も不可能である。
また、マイナーコードにおいても、上記理由により、
B(シ)を根音とするBマイナーコードの設定(最低音
高を根音とする場合)、またはC(ド)を根音とするC
マイナーコードの設定(最高音高を根音とする場合)が
不可能となる。
このように、電子管楽器の場合、電子鍵盤楽器と異な
り、同時指定できる音程幅が狭いので、上記電子鍵盤楽
器と同様な和音指定方式では、指定できる和音の数が限
定されてしまう。
本発明の課題は、和音設定用の特別なスイッチ、表示
装置、メモリ等を設けることなく、極めて限定された音
高指定手段のみの簡単な音高指定操作で多種類の和音の
設定または発生を行えるようにすることである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の手段は次の通りである。
音高指定手段は、楽音の音高を指定する例えばスイッ
チから成り、 パラメータ設定手段は、例えば音高指定手段の操作に
より指定される音高の楽音のオクターブを指定するオク
ターブ設定スイッチ、楽音の音色や楽音に付加する効果
の種類を設定する音色・効果切替スイッチ等である。
前記音高指定手段及びパラメータ設定手段は、例えば
管状の筒上の演奏者が指を添え易い位置に配設される。
請求項1記載の和音設定装置における根音設定手段
は、音高指定手段に対する操作、例えばオン状態となっ
ている音高指定手段の組合せに基づいて和音の根音を設
定し、和音種類設定手段は前記パラメータ設定手段に対
する操作に基づいて和音の種類を設定する。
また、請求項2,3記載の和音種類設定手段は、同時操
作された音高指定手段の個数を検出し、その検出された
個数に基づいて和音の種類を設定する。
例えば、1個の音高指定手段しか操作されなかった場
合には、メジャーコードを、2個の音高指定手段が操作
された場合にはマイナーコードを、3個の音高指定手段
が操作された場合にはセブンス・コードを設定し、4個
の音高指定手段が操作された場合には、オーギュメント
・コード(Augmentコード)等を設定する。また5個以
上の音高指定手段が操作された場合にはディミニッシュ
・セブンス・コード(Diminished7thコード)、マイナ
ー・セブンス・コード等の他の和音を設定する。
さらに、請求項2,3記載の根音設定手段は、前記音高
指定手段が1個のみ操作された場合にはその音高指定手
段に対応する音高を和音の根音に設定し、前記音高指定
手段のうちの少なくとも2つの音高指定手段が同時操作
された場合には、それらの同時操作により指定された各
音高のうちのいずれか1つの音高を和音の根音に設定す
る。
また、モード切替手段は、請求項1または3の和音の
設定方法を選択的に切換えるものであり、例えば前記管
状の筒上に演奏者が指を添えやすい位置に配設される。
さらに、請求項1,3,4においては吹き口部に対して息
を吹き込む、ブレス操作の強さをセンス信号として検知
するブレスセンサ手段が例えば前記管状の筒と前記吹き
口部の接続位置付近に設けられる。
また、前記根音設定手段により設定される和音の根音
と、前記和音種類設定手段によって設定される和音の種
類とで定まる和音に関する楽音の発生を、ブレスセンサ
手段から出力されたセンス信号のレベル値が所定値以上
になったときに指示する楽音発生指示手段が前記管状の
筒の内部または外部に配設される。
〔作用〕
請求項1記載の電子管楽器の作用は次の通りである。
音高指定手段とパラメータ指定手段を操作すると、根
音設定手段は各音高指定手段に対する操作に基づいて音
高指定手段により指定された音高に対応した和音の根音
を設定する。また、和音種類設定手段はパラメータ指定
手段に対する操作に基づいて和音の種類(例えばメジャ
ーコード、マイナーコード、セブンス・コード等)を設
定する。
従って、音高指定手段とパラメータ設定手段の操作の
みで簡単に所望の和音を設定することができる。
また、請求項2,3記載の和音設定装置,電子管楽器の
作用は次の通りである。
音高指定手段を操作すると、和音種類設定手段は同時
操作された音高指定手段の個数を検出し、その検出した
個数に基づいて和音の種類を設定する。
また、根音設定手段は上記和音種類設定手段により検
出された同時操作された音高指定手段により指定された
音高の中から和音の根音を設定する。
例えば、前記音高指定手段が1個のみ操作された場合
には、その1つの音高指定手段に対応する音高を和音の
根音に設定し、前記音高指定手段のうちの少なくとも2
つの音高指定手段が同時操作された場合には、所定の条
件に従ってそれらの同時操作により指定された各音高の
うちのいずれか1つの音高を和音の根音に設定する。
従って、同時操作された音高指定手段の個数に応じ
て、和音の種類が設定されているので、最大、音高指定
手段の数に等しいだけの種類の和音を設定することが可
能となり、多種類の和音の設定を行うことができ、さら
に、各和音において「C」,「D」,「E」,「F」,
「G」,「A」,「B」の7音の1オクターブの音階音
の全てを根音とする多種類の和音の設定が可能となる。
また、請求項4記載の電子管楽器においては、請求項
1または3記載の和音の設定方法をモード切替手段にて
選択的に切替えることができるので、演奏者は使いやす
い和音設定方法を任意に選択可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
実施例の構成 第1図は、この発明の一実施例のシステム構成図であ
る。
モード切替スイッチ1は、ノーマルモード(通常演奏
モード)と、コードモード1及びコードモード2の2種
類のコードモード(コード演奏モード)の合計3種類の
モードを切替えるスイッチであり、ノーマルモードにお
いて通常のメロディ演奏が、また、コードモード(コー
ドモード1、コードモード2)において和音の演奏が可
能となる。
モード切替スイッチ1は電圧VDDに接続された時にオ
ンとなる。上記ノーマルモード、コードモード1、コー
ドモード2の各モードは、モード切替スイッチ1をオン
操作する毎に交互に切り替わる。
音高指定スイッチ群2は、「C4」、「D4」、「E4」、
「F4」、「G4」、「A4」、「B4」の1オクターブの音域
の音階音を指定するスイッチ2a〜2gから成っている。こ
の音高指定スイッチ群2は、ノーマルモードにおいて
は、押し下げられた(オン状態となる)スイッチの組合
せにより、「C4」〜「B4」までの1オクターブの音域の
楽音の音高が指定される。また、コードモード1におい
ては、後述するように和音の根音が指定され、コードモ
ード2においては和音の種類及び和音の根音が指定され
る。
また、オクターブ設定スイッチ群3は、ノーマルモー
ド及びコードモード2においては音高指定スイッチ群1
の操作により指定された音高の楽音に対して、オクター
ブの変更を指示するためのスイッチ群であり、このオク
ターブ設定スイッチ群3の操作により5種類のオクター
ブを設定できる(例えば、音高指定スイッチ群の操作に
より「C4」の音高が指定された場合、「C」の音名の
「C2」、「C3」、「C4」、「C5」、「C6」の各オクター
ブを設定できる)。一方、コードモード1においてはこ
のオクターブ設定スイッチ群3の操作により、マイナー
7thコード(Minor 7th Chord)、マイナーコード(Mino
r Chord)、メジャーコード(Mejor Chord)、メジュー
7thコード(Mejor 7th Chord)、オーギュメント・コー
ド(Augment Chord)のいずれかの和音の種類が設定さ
れる。
さらに、音色・効果切換スイッチ群4は、楽音の音色
の選択、及び楽音に対して各種効果を付加するか否かを
選択するためのスイッチである。
オクターブ設定スイッチ群3及び音色・効果切換スイ
ッチ群4は、音高指定スイッチ群2の操作により指定さ
れた音高の楽音に対して、オクターブ、音色・効果等の
パラメータを指定するパラメータ指定スイッチ群となっ
ている。
シャープ・フラット設定スイッチ群5は、シャープ
(#)設定スイッチ5aとフラット(♭)設定スイッチ5b
から成っており、シャープ設定スイッチ5aは、音高指定
スイッチ群2の操作により指定された音高に対し半音上
の音高を指定するものであり、フラット設定スイッチ5b
は、音高指定スイッチ群2の操作により指定された音高
に対し半音下を指定するものである。
上記シャープ設定スイッチ5a,フラット設定スイッチ5
bとも、オン操作することにより、それぞれ半音上、半
音下が設定される。
従って、上記音高設定スイッチ群2、オクターブ設定
スイッチ群3、及びシャープ・フラット設定スイッチ群
5の操作により、第2図に示すような「B1」〜「C7」ま
での音域の音高指定が可能である。上記「B1」〜「C7
の音高は、第2図に示すような音高情報(内部コード
値)に対応しており、CPU6内ではこの音高情報を用いて
処理が行われる。
CPU(中央処理装置)6は、例えばマイクロプロセッ
サからなり、モード切替スイッチ1、音高指定スイッチ
群2、オクターブ設定スイッチ群3、音色・効果切換ス
イッチ群4、及びシャープ・フラット設定スイッチ群5
の各スイッチのステイタス(オン/オフ状態)をタイマ
ーインタラプト(割り込み)等により所定時間間隔で読
み込み、その読み込んだ音高指定スイッチ群2のステイ
タス情報から音高指定スイッチ群2によって指定された
音高(ノーマルモードのとき)、和音の根音の音高(コ
ードモード1のとき)、和音の種類と和音の根音の音高
(コードモード2のとき)を求める。また、読み込んだ
オクターブ設定スイッチ群3のステイタス情報から、オ
クターブ設定スイッチ群3によって指定されたオクター
ブ(ノーマルモード及びコードモード2のとき)または
和音の種類(コードモード1のとき)、音色・効果切換
スイッチ群4のステイタス情報から、音色・効果切換ス
イッチ群4の操作によって指定された音色・効果を判断
する。そして、ノーマルモードにおいて音高の指定が変
化した場合には楽音発生回路7へ、新たに指定された音
高の楽音を発生するための音高情報を出力する。さら
に、CPU6は指定された音色で楽音が発生されるための音
色情報を楽音発生回路7へ出力すると共に、楽音に指定
された効果が付加されるように楽音発生回路7を制御す
る。
また、ブレスセンサ8は電子管楽器本体の吹き口部に
対して息を吹き込むブレス操作を行った時の吹く息の強
さ(又は量)を感知するセンサであり、ブレスセンサ8
により感知情報は電圧検出回路9によりその感知情報に
対応するアナログ電圧(センス信号)に変換さA/D変換
器10に加えられる。A/D変換器10は、加わるアナログ電
圧を所定ビットのデジタルデータ(ブレスデータ)に変
換してCPU6へ出力する。CPU6はA/D変換器10から入力す
るブレスデータに基づいて楽音の発生を開始するための
キーオン情報、楽音の発生を停止するためのキーオフ情
報、または楽音発生回路7から発生される楽音の音量レ
ベルを指定する音量情報等を作成し、楽音発生回路7へ
出力する。
また、CPU6は後述詳しく説明するコードフラグや、KE
NAME、OCTBF、NEWKEY、OLDKEY、KDATA、CHORD0、CHORD
1、CHORD2、CHORD3、OLDCHORD1、OLDCHORD2、OLDCHORD
3、NEWCODE、OLDCODE等の各種バッファやBRATHレジス
タ、Rレジスタ等の各種レジスタを内蔵している。
Rレジスタは、CPU6が読み込んだ音高指定スイッチ群
2のスイッチ2a〜スイッチ2gの各スイッチのステイタス
をビット単位で格納するレジスタであり、第3図(a)
に示すような7ビット構成となっている。同図(a)に
示すような音高指定スイッチ群2のスイッチ2a〜スイッ
チ2gの各ステイタスは、それぞれRレジスタのビット1
(LSB)〜ビット7(MSB)の各ビットに格納される。ビ
ットの値は、スイッチがオンのときに「1」、オフのと
きに「0」にセットされる(第3図(b)参照)。
例えば、スイッチ2aのみがオンのときには、第3図
(b)の20−1に示すようにLSB(ビット1)のみが
「1」にセットされる。また、スイッチ2aとスイッチ2b
のみがオンのときには、第3図(b)の2−3に示すよ
うにビット1(LSB)とビット2のみが「1」にセット
される。
単音変換テーブル11は、第4図に示すようにRレジス
タの内容と、そのRレジスタの内容に対応する単音の音
高情報(内部コード値)が格納されているテーブルであ
る。
CPU6は、ノーマルモードにおいて音高指定スイッチ群
2の操作によって指定された単音の音高情報を、Rレジ
スタの内容をキーとして、単音変換テーブル11を検索す
ることにより求める。
例えば、音高指定スイッチ群2のスイッチ2a〜スイッ
チ2gの全てのスイッチをオンにして、4オクターブの音
名「C4」を指定した場合には、Rレジスタの全ビットが
「1」となるが、単音変換テーブル11を検索することに
より、Rレジスタの全ビットが「1」である内容に対応
する「C4」の音高情報(内部コード値)である「60」
(10進値)が読み出される。
第1のコード変換テーブル12は、第5図に示すように
コードモード1において音高指定スイッチ群2とオクタ
ーブ設定スイッチ群3の操作により設定された和音に関
する情報である後述するコード情報30−1と、そのコー
ド情報30−1に対応する和音の各構成音の音高情報が格
納されている和音構成音領域12−2を1組とする和音情
報30をコードモード1において指定される和音の全てに
ついて格納している。CPU6は、上記コード情報30−1を
キーとして第1のコード変換テーブルを検索し、指定さ
れた和音の各構成音の音高情報を読み出す。同図内で
は、和音構成音領域30内に格納されている和音の各構成
音を「C4」,「E4」等の音高記号で示しているが、実際
には、それらの音高記号に対応する音高情報(内部コー
ド値)が格納されている。
また、第2のコード変換テーブル13は、第6図に示す
ようにコードモード2において指定される和音の全てに
ついて、各構成音の音高情報が格納されているテーブル
であり、Rレジスタの値に対応するアドレスに、音高指
定スイッチ群2の操作により指定されたコードの各構成
音の音高情報(内部コード値)が格納されている。
CPU6は、コードモード2において、音高指定スイッチ
群2の各スイッチのステイタスが格納されているRレジ
スタの値をキーとして第2のコード変換テーブル13を検
索し、音高指定スイッチ群の操作により指定された和音
の各構成音の音高情報(内部コード値)を読み出す。
楽音発生回路7は、アナログ音源、またはFM音源、PC
M音源等のデジタル音源を有し、音高の異なる複数の楽
音を同時に発生可能であり、ノーマルモードにおいてCP
U6から加えられる音高情報、音色情報及び音量情報等に
基づいて、指定された音高の楽音を上記音色情報、音量
情報に対応する音色、音量等の楽音特性で発生し、CPU6
からキーON情報が加えられると、その楽音の発生を開始
する。また、CPU6からキーOFF情報が加わると楽音発生
を停止する。楽音発生回路7の出力する楽音は楽音出力
部14へ加わる。
また、CPU6はコードモード1が選択されているとき
は、Rレジスタに格納されている音高指定スイッチ群2
のステイタス情報から前記第4図に示す単音変換テーブ
ルを検索して和音の根音を求め、オクターブ指定スイッ
チ群3のステイタス情報から和音の種類を求める。そし
て、和音の根音と和音の種類に基づいて和音の構成音の
音高情報を作成し、それらの音高情報を楽音発生回路7
へ出力する。
さらに、CPU6はコードモード2が選択されているとき
は、Rレジスタに格納されている音高指定スイッチ群2
のステイタス情報から和音の根音と、和音の種類を求め
る。また、オクターブ設定スイッチ群3のステイタス情
報及びシャープ・フラット設定スイッチ群5のステイタ
ス情報に基づいて、和音の各構成音の音高の変更を行
い、その結果得られた和音の構成音の音高情報を楽音発
生回路7へ出力する。
楽音発生回路7は、加わる和音の構成音の音高情報に
基づいて和音を発生し楽音出力部14に出力する。楽音出
力部14は、増幅回路14−1及びスピーカ14−2から成
り、楽音発生回路7から加わる単音または和音を音声と
して外部に放音する。
次に、第7図(a),(b)は第1図の実施例により
実現される電子管楽器の外観図である。同図に示すよう
に本実施例は、管状筒部15と吹き口部16からなる管楽器
の形状となっており、第1図で説明したスイッチ2a〜2g
から成る音高指定スイッチ群2、スイッチ3a〜3eから成
るオクターブ設定スイッチ群3、及び音色・効果切換ス
イッチ群4、及びシャープ・フラット設定スイッチ群5
は、各々管状筒部15上の演奏者が指を添え易い位置に配
設されている。
また、第1図のブレスセンサ8は吹き口部16と管状筒
部15の接続位置付近に設けられている。
第1図の上記に示した以外の各構成要素は、第2図の
管状筒部15の内部に設けられている。
動作説明 上記の第1図乃至第7図に示した構成の実施例の動作
につき以下に説明を行う。
第8図(a)〜(g)は、ノーマルモード及びコード
モード1における演奏方法を説明する図である。
例えば、第8図(a)の譜面図に示すような「C4」、
「A5」、「D5」、「G6」(各音高「C」、「A」、
「D」、「G」に付された添え字はオクターブを示す)
のメロディを演奏する場合には、モード切替スイッチ1
によりノーマルモードを選択した後、吹き口部16に対し
て息を吹き込むブレス操作を行いながら音高指定スイッ
チ群2とオクターブ設定スイッチ群3を順次第8図
(c)〜(f)に示すように操作する。
第8図(c)〜(f)は音高指定スイッチ群2及びオ
クターブ設定スイッチ群3のスイッチの状態(ステイタ
ス)を示す図であり、第8図(c)〜(f)においてオ
ンに操作されたスイッチを黒く塗りつぶしている。
例えば、「C4」の音高を設定する場合には、第8図
(c)に示すように音高指定スイッチ群2の中の全ての
スイッチ2a〜スイッチ2gを「オン」にして「C4」の音高
を指定すると同時にオクターブ設定スイッチ群3のスイ
ッチ3cをオンにして、音高指定スイッチ群2の操作によ
り指定された音高に対してオクターブの変化を行わない
旨を指示する。
また、「A5」の音高を設定する場合には、第8図
(d)に示すように音高指定スイッチ群2のスイッチ2a
とスイッチ2bを「オン」にして「A」の音名を指定する
と同時に、オクターブ設定スイッチ群3のスイッチ3bを
「オン」にして「1オクターブ上」を指定する。同様に
して、第8図(e)、(f)に示すようなスイッチ操作
を行うことにより、「D5」、「G6」の各音高が設定され
る。このように、音高指定スイッチ群2のスイッチ操作
により「A4」〜「G4」の音高が指定され、その音高指定
スイッチ群2の操作により指定された音高に対して、オ
クターブ設定スイッチ群3のスイッチ3a〜3eをオン操作
することにより、それぞれ「2オクターブ上」、「1オ
クターブ上」、「オクターブ変更なし」、「1オクター
ブ下」、「2オクターブ下」を指定できる。
また、特に図示してはいないが、シャープ設定スイッ
チ5aのオン操作により、上記のようにして設定された音
高に対して半音上の音高を、フラット設定スイッチ5bの
オン操作により半音下の音高を設定できる。
そして、ノーマルモードにおいて、上述のようにして
音高指定スイッチ群2及びオクターブ設定スイッチ群3
及びシャープ・フラット設定スイッチ群5の操作により
設定された音高の楽音(単音)は吹き口部16に対し息を
吹き込むブレス操作を所定以上の強さで行うことにより
楽音発生回路7から発生され、楽音出力部14から外部に
放音される。
したがって、ノーマルモードにおいて、音高指定スイ
ッチ群2とオクターブ設定スイッチ群3、及びシャープ
・フラット設定スイッチ群5を操作して所望の楽音(単
音)の音高を設定し、上記ブレス操作を行うことによ
り、所望のメロディを演奏することができる。
一方、第8図(b)に示すような「C(Cメジャ
ー)」、「Am(Aマイナー)」、「Dm(Dマイナ
ー)」、「Gm7(Gマイナー7th)」のコード進行のハー
モニーを演奏する場合には、モード切替スイッチ1によ
り例えばコードモード1を選択する。
コードモード1において、音高指定スイッチ群2を操
作すると、和音の根音が指定され、オクターブ設定スイ
ッチ群3を操作すると、和音の種類(マイナー7thコー
ド、マイナーコード、メジャーコード、メジャー7thコ
ード、オーギュメント(Augmented)コード等)が指定
される。すなわち、オクターブ指定スイッチ群3のスイ
ッチ3a、3b、3c、3d、3eを操作すると、それぞれ「マイ
ナー7thコード」、「マイナーコード」、「メジャーコ
ード」、「メジャー7thコード」、「オーギュメントコ
ード」が指定される。
したがって、コードモード1において、第8図(c)
に示すような音高指定スイッチ群2の操作とオクターブ
設定スイッチ群3のスイッチ操作を行うと、音高指定ス
イッチ群2の操作により、和音の根音「C4」が設定さ
れ、オクターブ設定スイッチ群3の操作により、「メジ
ャーコード」が設定される。
そして、上記ブレス操作を行うことにより第8図
(b)に示す「C(Cメジャー)」の和音が楽音発生回
路7により発生され、楽音出力部14から放音される。同
様に、第8図(d)、(e)、(f)に示すような音高
指定スイッチ群2とオクターブ設定スイッチ群3の操作
を行うことにより、第8図(b)に示すような「Am(A
マイナー)」、「Dm(Dマイナー)」、「Gm7(Gマイ
ナー7thコード)」の各和音が設定され、上記ブレス操
作を行うことにより、上述した各和音が楽音発生回路7
により発生され、楽音出力部14から放音される。
したがって、コードモード1において音高指定スイッ
チ群2とオクターブ設定スイッチ群3の操作を行うこと
により所望の和音を設定することができ、さらに上記ブ
レス操作を行うことにより上記所望の和音を演奏するこ
とができる。
次に、モード切替スイッチ1により、コードモード2
を選択して、和音を演奏するときの操作方法を第9図
(a)〜(f)を参照しながら説明する。尚、第9図
(b)〜(f)においてもオン操作されたスイッチが黒
く塗りつぶされている。
コードモード2においては、オクターブ設定スイッチ
群3の操作を行うことなく、音高指定スイッチ群2のみ
の操作により和音の種類(メジャーコード、マイナーコ
ード、メジャー7thコード等)及び和音の根音が設定さ
れる。また、オクターブ設定スイッチ群3の操作によ
り、上記操作により設定された和音の各構成音の音高を
オクターブ単位で一様に設定変更できる。
オクターブ設定スイッチ群3の各スイッチの機能は、
前述したノーマルモードのときと同様である。すなわ
ち、オクターブ設定スイッチ群3のスイッチ3a〜3eをオ
ン操作することにより、音高指定スイッチ群2の操作に
より設定された和音の各構成音の音高をそれぞれ「2オ
クターブ上」、「1オクターブ上」、「オクターブ変更
無」、「1オクターブ下」、「2オクターブ下」とオク
ターブ単位で変更指示ができる。
また、コードモード2においては音高指定スイッチ群
2の各スイッチ2a〜2gには、第9図(b)において各ス
イッチの右隣りに( )内で示しているように、「C4
(スイッチ2g)、「D4」(スイッチ2f)、「E4」(スイ
ッチ2e)、「F4」(スイッチ2d)、「G4」(スイッチ2
c)、「A4」(スイッチ2b)、「B4」(スイッチ2a)の
各音高が割り当てられている。
まず、メジャーコードを指定する場合には、音高指定
スイッチ群2のスイッチ操作により所望の和音の根音の
音名に対応するスイッチをオンにし、またオクターブ設
定スイッチ群3の操作によりその根音の音高のオクター
ブ変更を指定する。
例えば、第9図(a)に示す「C4」を根音とするCメ
ジャーコードを設定する場合には、第9図(b)に示す
ように、「C4」の音高に対応するスイッチ2gをオンに
し、「オクターブ変更無」に対応するスイッチ3cをオン
にする。
また、マイナーコードを指定する場合には、音高指定
スイッチ群2の中のいづれか2つのスイッチをオン操作
する。この時、指定された2つの音名が隣り合う音名で
あれば(連続する音高関係にあれば)、指定された最低
音高がマイナーコードの根音となる。例えば、第9図
(c)に示すように、「C4」の音名に対応するスイッチ
2gと「D4」の音名に対応するスイッチ2fをオン操作した
場合には、指定された2つの音高「C4」、「D4」が連続
する音高関係にあるので、最低音高である「C4」を根音
とするCマイナーコードが指定される。また、スイッチ
3dがオンとなって、「1オクターブ下」が指定されてい
るので、「C3」の音高を根音とするCマイナーコード
(Cm)が指定される。
一方、指定される2つの音名が隣り合っていない(連
続する音高関係にない、すなわち不連続の音高関係にあ
る)場合には、指定された最大音高を根音とするマイナ
ーコードが設定される。例えば、第9図(d)に示すよ
うに音高指定スイッチ群2の「B4」の音名に対応するス
イッチ2aと「F4」の音名に対応するスイッチ2dをオンに
し、オクターブ設定スイッチ群3の「オクターブ変更
無」を指定するスイッチ3cをオンとすれば、「B4」と
「F4」は不連続の音高関係にあり、かつ「B4」が最高音
高なので第9図(a)に示すような最高音高側の「B4
を根音とするBマイナーコード(Bm)が指定される。
同様にして、第10図(b)〜(f)に示すように、音
高指定スイッチ群2とオクターブ設定スイッチ群3を操
作することにより、上記Cマイナーコード(Cm)、Bマ
イナーコード(Bm)以外のDマイナーコード(Dm)、E
マイナーコード(Em)、Fマイナーコード(Fm)、Gマ
イナーコード(Gm)、Aマイナーコード(Am)を設定す
ることができる。すなわち、1オクターブの音域の
「C」,「D」,「E」,「F」、「G」,「A」,
「B」の全ての音階を根音とするマイナーコードの設定
が可能である。
さらに、メジャー7thコードを指定する場合には、音
高指定スイッチ群3の中の3個のスイッチをオン操作す
る。
この時、指定された3つの音高が連続している音高関
係にあれば、指定された音高の中の最低音高を根音とす
るメジャー7thコードが指定される。例えば、第9図
(e)に示すように、音高指定スイッチ群2のスイッチ
2c、スイッチ2d,スイッチ2eをオンとし、オクターブ設
定スイッチ群3の「1オクターブ上」を指定するスイッ
チ3bをオンとすれば、最低音高である「E5」(スイッチ
2cに対応)を根音とする第9図(a)に示すEメジャー
7th(E7)が指定される。
一方、指定された3つの音高が非連続の音高関係にあ
る場合には、指定された音高の中で最大音高を根音とす
るメジャー7thコードが指定される。例えば、第9図
(f)に示すように、音高指定スイッチ群2のスイッチ
2c,スイッチ2e、スイッチ2fをオンとし、オクターブ設
定スイッチ群3の「オクターブ変更無」を指示するスイ
ッチ3cをオンとすれば、最大音高である「G4」を根音と
する第9図(a)に示すGメジャー7thコード(G7)が
指定される。
同様にして、第11図(b)〜(e)に示すように音高
指定スイッチ群2とオクターブ設定スイッチ群3を操作
することにより、上述したEメジャー・セブンス・コー
ド(E7)、Gメジャー・セブンス・コード(G7)以外の
Cメジャー・セブンス・コード(C7)、Dメジャー・セ
ブンス・コード(D7)、Fメジャー・セブンス・コード
(F7)、Aメジャー・セブンス・コード(A7)の各メジ
ャー・セブンス・コードを設定できる。すなわち、1オ
クターブの音域の「C」,「D」,「E」,「F」,
「G」,「A」,「B」の全ての音階を根音とするメジ
ャー・セブンス・コードの設定が可能である。
モード切替えスイッチ1の操作による、ノーマルモー
ド、コードモード1、及びコードモード2の切り換え
は、CPU6が第12図の動作フローチャートを実行すること
により行われる。
尚、上記フローチャート内で使用されているコードフ
ラグは、現在選択されているモードを記憶するフラグで
あり、ノーマルモードであれば「0」、コードモード1
であば「1」を、コードモード2であれば「2」を記憶
する。
CPU6は、モード切替スイッチ1がオン(ON)となって
いるかどうかを判別し(SA1)、オンとなっていれば次
にコードフラグが「2」にセットされているかどうか判
別する(SA2)。
そして、コードフラグが「2」にセットされていれば
(コードモード2が選択されていれば、コードフラグを
「0」にセットする(SA3)。
一方、上記SA2でコードフラグが「2」にセットされ
ていなければ、すなわち「0」または「1」であれば、
コードフラグを1加算する(SA4)。
上記動作により、モード切替スイッチ1をオンにする
毎に、モードがノーマルモード(コードフラグ=0)→
コードモード1(コードフラグ=1)→コードモード2
(コードフラグ=2)→ノーマルモード(コードフラグ
=0)→・・・と順次ループして切り替わる また、CPU6は所定の周期で加わるタイマーインタラプ
ト(割り込み)により、コードフラグに基づいて第13図
の動作フローチャートに示す処理を行う。
まず、音高指定スイッチ群2の各スイッチ2a〜スイッ
チ2gのステイタス(オン/オフ状態)を読み取り、各ス
イッチのステイタスを第2図(a)に示すRレジスタに
格納する(SB1)。
上記動作により、スイッチ2a〜スイッチ2gのステイタ
スが、それぞれRレジスタの第1ビット(LSB)〜第7
ビット(MSB)の各ビットに格納される。
続けて、コードフラグの値が「0」であるか否か判別
し(SB2)、コードフラグが「0」であれば(ノーマル
モードが選択されていれば)音高指定スイッチ群2のス
イッチ操作により指定された音高の楽音(単音)を発生
させるノーマルモード処理を行う(SB3)。
一方、上記SB2でコードフラグの値が「0」でなけれ
ば、続けてコードフラグが「1」であるか否か判別し
(SB4)、コードフラグが「1」であれば(コードモー
ド1が選択されていれば)、音高指定スイッチ群2のス
イッチ操作により指定された音高を和音の根音とする和
音をオクターブ設定スイッチ群のスイッチ操作により指
定されたコードで発生させるコードモード1処理を行う
(SB5)。
また、上記SB4でコードフラグが「1」でなければ、
すなわち「2」であれば(コードモード2が選択されて
いれば)、音高指定スイッチ群2のスイッチ操作により
指定された和音を発生させるコードモード2処理を行う
(SB6)。
第14図は、上記ノーマルモード処理SB3を説明する動
作フローチャートである。
まず、CPU6は、Rレジスタの値をキーとして第3図に
示す単音変換テーブル11を検索し、音高指定スイッチ群
2の操作により指定された音高情報(内部コード値)を
読み出し、その音高情報をバッファKENAMEに格納する
(SC1)。
上記動作により、例えば音高指定スイッチ群2のスイ
ッチ2gのみをオンとした場合には、前記第13図の処理SB
1により、Rレジスタはビット7(MSB)のみが「1」と
なり、他のビット1(LSB)〜ビット6は全て「0」と
なる。したがって、単音変換テーブルを検索することに
より、そのRレジスタの内容に対応する「B4」(4オク
ターブの「B」)の音高情報「71」が読み出され、バッ
ファKENAMEに格納される(第4図参照)。
続けて、シャープ・フラット設定スイッチ群5のステ
イタスを読み取り、シャープ設定スイッチ5aがオンであ
れば、バッファSHA・FRAに「1」を、フラット設定スイ
ッチ5bがオンであればバッファSHA・FRAに「−1」をセ
ットする(SC2)。
次に、オクターブ設定スイッチ群3の各スイッチ3a〜
3eのステイタスを読み込み、オンとなっているスイッチ
に対応するオクターブ変化情報をバッファOCTBFへ格納
する(SC3)。例えば、スイッチ3bがオンとなっている
場合には「12」のオクターブ変化情報をバッファOCTBF
に書き込む。また、スイッチ3a、3c、3d、3eがオンとな
った場合には、それぞれ、「24」、「0」、「−12」、
「−24」のオクターブ変化情報をバッファOCTBFに書き
込む。
第2図に示すように、同一音名の音高の音高情報(内
部コード値)は1オクターブ上る毎に、12づつ増加し、
逆に1オクターブ下がる毎に12づつ減少する。したがっ
て、上記動作によりバッファOCTBFには、音高指定スイ
ッチ群2の操作により指定された4オクターブの音高の
音名に対してオクターブ設定スイッチ群3の操作により
指定されたオクターブ単位での変更指示に対応する音程
差に対応する値が格納される。
続けて、バッファKENAME、バッファOCTBF、及びバッ
ファSHA・FRAの値を全て加算し、その加算結果を、バッ
ファNEWKEYに格納する(SC4)。
上記動作により、バッファNEWKEYには音高指定スイッ
チ群2、オクターブ設定スイッチ群3、及びシャープ・
フラット設定スイッチ群5の操作により指定された音高
の音高情報(内部コード値)が格納される。
続けて、バッファNEWKEYに格納されている値と、バッ
ファOLDKEYに格納されている値が等しいかどうか判別す
る(SC5)。
バッファOLDKEYには、後述するように前回指定された
音高情報が格納されており、音高指定スイッチ群2、オ
クターブ設定スイッチ群3、及びシャープ・フラットス
イッチ群5の操作が前回と今回で同一である場合には、
バッファNEWKEYの値バッファOLDKEYの値が等しくなる。
したがって、バッファNEWKEYの値とバッファOLDKEYの値
が等しいかどうかを判別することにより音高指定が変化
したかどうかを判別している。
上記SB4で音高指定が前回と異なると判別した場合に
は、バッファOLDKEYにバッファNEWKEYの値を格納する
(SC6)。続けて、バッファNEWKEYに格納されている音
高情報をバッファKDATAへ書き込み(SC7)、発音中フラ
グがオンとなっているかどうか判別する(SC8)。
発音中フラグは、現在楽音発生回路7から楽音が発生
中であるか否かを記憶するフラグであり、楽音発生中で
あれば「1」(オン)を、楽音発生中でなければ「0」
(オフ)を記憶している。
上記SC8で、発音中フラグがオンであれば楽音発生回
路7へ楽音の発生の中止を指示するキーオフ信号を出力
し(SC9)、発音中フラグを「0」(オフ)にセットす
る(SC10)。そして、バッファKDATAに格納されている
音高情報を楽音発生回路7へ出力する(SC11)。
上記動作により、音高指定が変化した場合、現在楽音
が楽音発生回路7から発生中であれば、楽音発生回路7
からの楽音発生が中止され、新たに指定された音高情報
が楽音発生回路7へ出力される。また、発音中フラグが
「1」(オン)から「0」(オフ)にリセットされる。
一方、上記SC5で音高指定が変化していないと判別し
た場合には、直ちに処理を終了する。
次に、第13図の前記SB5のコードモード1処理の詳細
を第15図の動作フローチャートを参照しながら説明す
る。
まず、Rレジスタの値をキーとして、単音変換テーブ
ル11を検索し音高指定スイッチ群2の操作により指定さ
れたコード(和音)の根音の音高情報をバッファKENAME
に格納する(SD1)。
続けて、オクターブ指定スイッチ群3の状態(ステイ
タス)を読み取り、オクターブ設定スイッチ群3の操作
により指定されたコード種別情報をバッファOCTBFに格
納する(SD2)。このコード種別情報の値は、前述した
ノーマルモードにおけるオクターブ変化情報の値と同一
である。すなわち、スイッチ3aがオン操作されマイナー
7thコードが指定されているときは「24」、スイッチ3b
がオン操作されマイナーコードが指定されているときは
「12」、スイッチ3cがオン操作されメジャーコードが指
定されているときは「0」となる。以下同様に、スイッ
チ3dがオン操作されメジャー7thコードが指定されてい
るときは「−12」、スイッチ3eがオン操作されオーギュ
メントコードが指定されているときは「−24」となる。
次に、バッファKENAMEに格納されているコードの根音
の音高情報(内部コード値)とバッファOCTBFに格納さ
れている指定されたコード種別情報を加算し、その加算
結果(コード情報30−1)をバッファNEWCODEに格納す
る(SD3)。
すなわち、音高情報(内部コード値)は第2図に示す
ように1オクターブ高く(低く)なる毎に「12」づつ大
きく(小さく)なるように設定されているので、上記加
算結果(バッファNEWCODEの値)は、和音のコードの種
類が異なる毎に全て異なる値となる。
続けて、バッファNEWCODEに格納されているコード情
報30−1と、バッファOLDCODEに格納されているコード
情報30−1が等しいかどうか判別する(SD4)。
バッファOLDCODEには、後述するように前回指定され
たコード情報30−1が格納されており、音高指定スイッ
チ群2及びオクターブ設定スイッチ群3の操作により指
定される和音が前回と今回とで同一であればバッファNE
WCODEとバッファOLDCODEに格納されているコード情報30
−1の値が等しくなる。したがって、バッファNEWCODE
の値とバッファOLDCODEの値が等しいかどうかを判別す
ることにより、和音の指定が変更されたかどうか判別し
ている。
上記SD5で、和音の指定が変更されたと判別した場合
には、バッファOLDCODEにバッファNEWCODEに格納されて
いるコード情報30−1を格納する(SD5)。
そして、バッファNEWCODEに格納されているコード情
報30−1をキーデータとして第5図に示す第1のコード
変換テーブル12を検索して、コード情報30−1に対応す
る和音を構成する根音、第3音、第5音(7thコードの
場合には、さらに第7音)の音高情報を求め、それぞれ
バッファCHORD0〜CHORD2(CHORD3)に書き込む(SD
6)。
すなわち、コードモード1が選択されている時には、
バッファKENAMEに格納されている音高情報(和音の根音
の音高情報)と、バッファOCTBFに格納されているコー
ド種別情報を加算した値であるコード情報30−1をキー
として第1のコード変換テーブル12を検索して指定され
た和音を構成する根音、第3音、第5音(7thコード)
の場合には、さらに第7音)の音高情報を作成する。
例えば、「C4」を根音とするCメジャーコードの場合
には、バッファKENAMEに格納されている音高情報は「6
0」、バッファOCTBFに格納されているコード種別情報は
「0」となる。したがって、NEWCODEに格納されるコー
ド情報30−1は「60」(=60+0)である。第5図に示
すように、Cメジャーコードに対応するコード情報30−
1の値は「60」となっている。
同様に、「C4」を根音とするCオーギュメントの場合
には、KENAME=「60」、OCTBF=「−24」となるので、
コード情報30−1の値は60−24=36となる。
第5図の第1のコード情報テーブル11には、「36」の
値を有するコード情報30−1に対応する和音として、C
オーギュメントコードの各構成音が格納されている。
続けて、発音中フラグがオン(「1」)か否か判別し
(SD7)、発音中フラグがオンであれば楽音発生回路8
へキーオフ信号を出力する(SD8)。次に、発音中フラ
グをオフ(「0」)にセットし(SD9)、バッファCHORD
0〜CHORD2(CHORD3)に格納されている和音の構成音の
音高情報を楽音発生回路7へ出力する(SD10)。
上記動作により、コード指定が変更されたときに、楽
音発生回路7から楽音が発生されていれば、楽音発生回
路7の楽音発生を中止し、新たに指定された和音の各構
成音の音高情報を楽音発生回路7へ出力する。また、発
音中フラグをオフ(「0」)にリセットする。
次に、前記第13図のフローチャートにおける処理SB6
のコードモード2処理の詳細を第16図の動作フローチャ
ートを参照しながら説明する。
まず、CPU6はRレジスタの値に基づいて第6図に示す
第2のコード変換テーブル13から、音高指定スイッチ群
2の操作により指定された和音の各構成音の音高情報を
求め、コードの各構成音の音高情報をCHORD1(根音)、
CHORD1(第3音)、CHORD2(第5音)、CHORD4(第7
音)の各バッファに格納する(SE1)。
Rレジスタの値は、第2のコード変換テーブル13内に
格納されている対応する和音の各構成音の音高情報が格
納されているアドレス値に等しくなっており、上記コー
ドの各構成音の音高情報は、第2のコード変換テーブル
13からRレジスタの示すアドレスに格納されている音高
情報を読み出すことにより求められる。
例えば、音高指定スイッチ群2のスイッチ2aのみがオ
ン操作された場合は、第3図(b)に示すようにCメジ
ャーが指定され、Rレジスタの値は「1」となる。
次に、第6図の第2のコード変換テーブル13を参照す
ると、アドレス1にはCメジャーの構成音である
「C4」、「E4」、「G4」の音高情報(内部コード値)が
記憶されている。また、音高指定スイッチ群2のスイッ
チ2a、スイッチ2b、スイッチ2cをオン操作すると、第3
図(b)に示すようにCメジャー7thコードが指定さ
れ、Rレジスタの値は「7」となる。ここで、第6図の
第2のコード変換テーブル13を参照すると、アドレス7
にはCメジャー7thコードの構成音である「C4」、
「E4」、「G4」、「B4 b」の音高情報(内部コード値)
が記憶されている。
次に、シャープ・フラット設定スイッチ群5の状態
(ステイタス)を読み取り(SE2)、シャープ設定スイ
ッチ5aがオンであるか否か判別し(SE3)、シャープ設
定スイッチ5aがオンであればバッファCHORD0〜CHORD3
(CHORD4)の値を1加算する(SE4)。一方、上記SE3で
シャープ設定スイッチ5aがオフであれば、次にフラット
設定スイッチ5bがオンであるか否か判別し(SE5)、オ
ンであればバッファCHORD0〜CHORD2(CHORD3)の値を1
減算する(SE6)。
上記動作により、シャープ設定スイッチ5aをオンとす
れば、音高指定スイッチ群2の操作により指定した和音
の構成音が全て半音上り、フラット設定スイッチ5bをオ
ンとすれば上記和音の構成音が全て半音下る。
上記SE4またはSE6に続けて、オクターブ設定スイッチ
群3の各スイッチの状態(ステイタス)を読み取り、オ
フとなっているオクターブ設定スイッチ3a〜3eに応じて
バッファCHORD0〜CHORD2(CHORD3)に格納されている音
高情報をオクターブ単位で変更する。すなわち、スイッ
チ3aがオンであれば、バッファCHORD0〜CHORD2(CHORD
3)の値を全て「24」加算し(2オクターブ上げ)、ス
イッチ3bがオンであれば、バッファCHORD0〜CHORD2(CH
ORD3)の値を全て「12」加算する(1オクターブ上げ
る)。
同様にして、スイッチ3c〜スイッチ3eが、それぞれオ
ンとなっていれば、それぞれ「0」(オクターブ変化
無)、「−12」(1オクターブ下げる)、「−24」(2
オクターブ下げる)加算する。
上記動作により、オクターブ設定スイッチ群3の操作
により音高指定スイッチ群2の操作により指定した和音
の各構成音の音高がオクターブ単位で変更される。
続けて、バッファCHORD0〜バッファCHORD2(CHORD3)
の値が、それぞれOLDCHORD0〜OLDCHORD2(OLDCHORD3)
の値と等しいか否か判別する(SE8)。
OLDCHORD0〜OLDCHORD2(OLDCHORD3)には、後述する
ように前回指定された和音の構成音の音高情報が格納さ
れており、音高指定スイッチ群2、オクターブ設定スイ
ッチ群3、及びシャープ・フラット設定スイッチ群5の
操作による和音の指定が今回と前回で同一である場合に
は、バッファCHORD0〜CHORD2(CHORD3)の値が、それぞ
れバッファOLDCHORD0〜OLDCHORD2(OLDCHORD3)の値と
全て一致する。したがって、上記SE8により和音の指定
に変更があったか否かを判別している。
上記SE8で、和音の指定に変更があった場合には、バ
ッファCHORD0〜バッファCHORD2(CHORD3)の値を、それ
ぞれバッファOLDCHORD0〜バッファOLDCHORD2(OLDCHORD
3)に格納し(SE9)、発音中フラグがオン(「1」)に
なっているかどうか判別する(SE10)。
そして、発音中フラグがオン、すなわち、現在楽音発
生回路7から楽音が発生中であれば、楽音発生回路7へ
キーオフ信号を出力し(SE11)、発音中フラグをオフ
(「0」)にセットする(SE12)。続けて、バッファCH
ORD0〜バッファCHORD2(CHORD3)に格納されている音高
情報を楽音発生回路7へ出力する。
上記動作により、楽音発生中に和音の指定が変更され
れば、楽音発生が停止され、新たに指定された和音の各
構成音の音高情報が楽音発生回路7へ出力される。
上述したように、ノーマルモードにおいて音高指定ス
イッチ群2、オクターブ設定スイッチ群3及びシャープ
・フラット設定スイッチ群5の操作により、第2図に示
す「B1」〜「C7」までの音域の中から所望の音高の単音
を設定することができる。
また、コードモード1において音高指定スイッチ群2
とオクターブ設定スイッチ群3の操作により1オクター
ブの全音階音を根音とする「マイナー7thコード」、
「マイナーコード」、「メジャーコード」、「メジャー
7thコード」、「オーギュメントコード」の5種類のコ
ードを設定することができる。
さらに、コードモード2において、音高指定スイッチ
群2、オクターブ設定スイッチ群3、及びシャープ・フ
ラット設定スイッチ群5の操作により、1オクターブの
全音階音を根音とする「メジャーコード」、「マイナー
コード」、「メジャー7thコード」などのコードを設定
することができる。
上述のようにして設定した単音または和音は吹き口部
15に対するブレス操作を所定以上の強さで行うことによ
り、楽音発生回路7から発生される。
第17図は、ブレス操作が行われたときにCPU6が行う楽
音発生制御処理の動作フローチャートである。
所定周期でタイマーインタラプト(割り込み)が発生
すると、CPU6はA/D変換器10を介して前記ブレス操作に
対応するブレスデータを読み込み、そのブレスデータを
特には図示していないBRATHレジスタへ書き込む(SF
1)。
次に、BRATHレジスタに格納されているブレスデータ
の値が、キーオン信号の発生開始の閾値Th以上であるか
否か判別し(SF2)、閾値Th以上であれば、発音中フラ
グがオン(「1」)であるか否か判別する(SF3)。そ
して、発音中フラグがオンでなければ、すなわち現在、
楽音発生回路7から楽音が発生中でなければ、楽音発生
回路7へキーオン信号及び発生開始時の音量等を指示す
るイニシャル情報を出力し(SF4)、発音中フラグをオ
ン(「1」)にセットする(SF5)。
イニシャル情報は、例えばブレスデータの単位時間当
たりの変化量等に基づいて設定される。
上記動作により、楽音発生回路7はキーオン信号が加
えられると、CPU6から加えられた和音の各構成音の音高
情報または単音の音高情報に基づき、和音の発生または
単音の発生を開始する。
また、上記SF3で発音中フラグがオン(「1」)でな
ければ、ブレスデータの大きさに基づいて、放音中の和
音(または単音)の音量を指定する音量情報等のアフタ
ー情報を作成し楽音発生回路7へ出力する(SF6)。
上記動作により、演奏者がブレス操作を行うことによ
り、放音される和音または単音の音量が前記ブレス操作
の強さに応じて変化する。
一方、上記SF2でブレスデータの値が前記キーオンの
閾値Thよりも小さければ、発音中フラグはオン
(「1」)であるか否か判別し(SF7)、発音中フラグ
がオン(「1」)であれば、楽音発生回路7へキーオフ
信号を出力する(SF8)。そして、発音中フラグをオフ
(「0」)にセットする(SF9)。
上記動作により、和音または単音の発生中にブレスデ
ータの値が所定のキーオンの閾値Thより小さくなった場
合には、キーOFF情報が楽音発生回路7へ出力され、こ
のことにより、楽音発生回路7は和音または単音の発生
を停止する。
尚、上記実施例では、コードモード2において音高指
定スイッチ群のオン操作されたスイッチの数が1個,2
個,3個のとき、それぞれメジャーコード、マイナーコー
ド、セブンスコードの各コードを設定するようにしてい
るが、4個以上のときにも、それぞれのオン操作された
スイッチ数に応じた他のコードを設定するようにするこ
とも可能である。また、オン操作されたスイッチの数と
設定される和音の種類との対応は限定されるものではな
く、任意の対応関係であってよい。また、音高指定スイ
ッチ群の数も7個に限定されるものではなく、少なくと
も1オクターブの音域の音高を指定できればよい。ま
た、和音の根音も上記実施例における音域内に限定され
る必要はない。また、コード変換テーブルを用いること
なく、CPUが和音の各構成音の音高情報を演算処理等に
より作成するようにしてもよい。
さらに、上記音高指定スイッチ群のスイッチは、オン
・オフタイプのスイッチに限られず、静電容量型のスイ
ッチ、感圧型スイッチ等でもよい。
〔発明の効果〕
請求項1記載の電子管楽器によれば、音高指定手段と
パラメータ設定手段の操作のみにより、特別な和音設定
用スイッチ、表示装置、メモリ等を設けることなく、容
易、かつ低コストで確実に和音の設定を行うことができ
る。
また、請求項2,3記載の和音設定装置,電子管楽器に
よれば、音高指定手段の操作のみの簡単な操作で和音の
設定が可能になるので、極めて限定された個数の音高指
定手段により、1オクターブの音域の全ての音階を根音
とする和音の設定が可能となる。また、音高指定手段の
数に等しいだけのコードの種類を設定できるので多種類
のコード設定が可能になる。
さらに、請求項4記載の電子管楽器では、請求項1,3
記載の和音の設定方法を切替えることができるので、演
奏者は使い勝手の良い方法を任意に選択することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例のシステム構成図、 第2図は音高の音高情報(内部コード値)を示す図、 第3図(a),(b)はRレジスタの内部構成図、 第4図は単音変換テーブルの内部構成図、 第5図は第1のコード変換テーブルの内部構成図、 第6図は第2のコード変換テーブルの内部構成図、 第7図(a),(b)は一実施例の外観図、 第8図(a)〜(f)はノーマルモード及びコードモー
ド1における音高指定スイッチ群とオクターブ設定スイ
ッチ群の操作による楽音(単音)の音高及び和音の設定
方法を説明する図、 第9図(a)〜(f)はコードモード2における和音設
定の操作方法を説明する図、 第10図(a)〜(f)はコードモード2におけるマイナ
ーコード設定の操作方法を説明する図、 第11図(a)〜(e)はコードモード2におけるメジャ
ー・セブンス・コード設定の操作方法を説明する図、 第12図はモード切替スイッチを操作したときのCPUの動
作フローチャート、 第13図はCPUがコードフラグに基づいて行う処理を説明
する動作フローチャート、 第14図はCPUが行うノーマルモード処理の動作フローチ
ャート、 第15図はCPUが行うコードモード1処理の詳細を説明す
る動作フローチャート、 第16図はCPUが行うコードモード2処理の詳細を説明す
る動作フローチャート、 第17図はCPUが行うブレス操作が行われたときの楽音発
生制御処理を説明する動作フローチャートである。 1……モード切替スイッチ、 2……音高指定スイッチ群、 3……オクターブ設定スイッチ群、 5……シャープ・フラット設定スイッチ群、 6……CPU、 7……楽音発生回路、 8……ブレスセンサ、 11……単音変換テーブル、 12……第1のコード変換テーブル、 13……第2のコード変換テーブル.

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1オクターブの音域の各楽音の音高を指定
    する複数の音高指定手段と、 該音高指定手段の操作により指定された音高の楽音の楽
    音特性を指示する少なくとも1つのパラメータ設定手段
    と、 前記音高指定手段に対する操作に基づいて、該音高指定
    手段により指定された音高に対応した和音の根音を設定
    する根音設定手段と、 前記パラメータ設定手段に対する操作に基づいて、和音
    の種類を設定する和音種類設定手段と、 ブレス操作の強さをセンス信号として検知するブレスセ
    ンサ手段と、 該ブレスセンサ手段から出力されたセンス信号のレベル
    値が所定値以上になったとき、前記根音設定手段にて設
    定されている和音の根音と、前記和音種類設定手段にて
    設定されている和音の種類とにより定まる和音に関する
    楽音の発生を指示する楽音発生指示手段と、 を具備することを特徴とする電子管楽器。
  2. 【請求項2】少なくとも1オクターブの音域の各楽音の
    音高が、予め割り当てられた複数の音高指定手段と、 該複数の音高指定手段のうち同時操作された音高指定手
    段の個数を検出し、その検出した個数に基づいて、和音
    の種類を設定する和音種類設定手段と、 前記複数の音高指定手段のうちの1つの音高指定手段の
    みが操作された場合には、その1つの音高指定手段によ
    り指定された音高を和音の根音に設定し、前記複数の音
    高指定手段のうち少なくとも2つの音高指定手段が同時
    操作された場合には、それらの同時操作により指定され
    た各音高が連続する音高関係にあるか否かを判別し、連
    続する音高関係であれば、指定されている各音高のうち
    の最高音高または最低音高のいずれかの一方の音高を和
    音の根音に設定し、不連続の音高関係であれば、指定さ
    れている各音高のうちの前記一方の音高とは異なる他方
    の音高を和音の根音に設定する根音設定手段と、 を具備することを特徴とする和音設定装置。
  3. 【請求項3】1オクターブの音域の各楽音の音高が、予
    め割り当てられた複数の音高指定手段と、 該複数の音高指定手段のうち同時操作された音高指定手
    段の個数を検出し、その検出した個数に基づいて、和音
    の種類を設定する和音種類設定手段と、 前記複数の音高指定手段のうちの1つの音高指定手段の
    みが操作された場合には、その1つの音高指定手段によ
    り指定される音高を和音の根音に設定し、前記複数の音
    高指定手段のうち複数の音高指定手段が同時操作された
    場合には、所定の条件に従っていずれか1つの音高指定
    手段により指定される音高を和音の根音に設定する根音
    設定手段と、 ブレス操作の強さをセンス信号として検知するブレスセ
    ンサ手段と、 該ブレスセンサ手段から出力されたセンス信号のレベル
    値が所定値以上になったとき、前記根音設定手段にて設
    定されている和音の根音と、前記和音種類設定手段にて
    設定されている和音の種類とにより定まる和音に関する
    楽音の発生を指示する楽音発生指示手段と、 を具備することを特徴とする電子管楽器。
  4. 【請求項4】1オクターブの音域の各楽音の音高を指定
    する複数の音高指定手段と、 該音高指定手段の操作により指定された音高の楽音の楽
    音特性を指示する少なくとも1つのパラメータ設定手段
    と、 和音の設定を行う第1の和音設定モードと第2の和音設
    定モードとを選択的に切替えるモード切替手段と、 該モード切替手段で第1の和音設定モードが選択されて
    いるときには、前記パラメータ設定手段に対する操作に
    基づいて、和音の種類を設定し、前記モード切替手段で
    第2の和音設定モードが選択されているときには、前記
    複数の音高指定手段のうち同時操作された音高指定手段
    の個数を検出し、その検出した個数に基づいて、和音の
    種類を設定する和音種類設定手段と、 前記音高指定手段に対する操作に基づいて、該音高指定
    手段により指定された音高に対応した和音の根音を設定
    する根音設定手段と、 ブレス操作の強さをセンス信号として検知するブレスセ
    ンサ手段と、 該ブレスセンサ手段から出力されたセンス信号のレベル
    値が所定値以上になったとき、前記根音設定手段にて設
    定されている和音の根音と、前記和音種類設定手段にて
    設定されている和音の種類とにより定まる和音に関する
    楽音の発生を指示する楽音発生指示手段と、 を具備することを特徴とする電子管楽器。
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