JPH0223854Y2 - - Google Patents

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JPH0223854Y2
JPH0223854Y2 JP7297285U JP7297285U JPH0223854Y2 JP H0223854 Y2 JPH0223854 Y2 JP H0223854Y2 JP 7297285 U JP7297285 U JP 7297285U JP 7297285 U JP7297285 U JP 7297285U JP H0223854 Y2 JPH0223854 Y2 JP H0223854Y2
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JP
Japan
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housing
insertion hole
rod
guide surface
rotating body
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JP7297285U
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JPS61188022U (ja
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  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、光学機器等の直線的なスライド部
に組込むリニアキヤリツジに関するものである。
〔従来の技術〕
被スライド部材を水平状態を保つて移動させる
ガイド装置の一つとして、二本のガイド軸を平行
に架設し、そのガイド軸間に渡したハウジングの
軸挿入孔に上記ガイド軸の外周面をボール軌道面
とするリニアボール軸受を取付け、そのハウジン
グで被スライド部材を支持するようにしたものが
ある。
ところで、上記のようなガイド装置はハウジン
グを円滑に移動させるために二軸を平行に精度よ
く支持する必要があり、組立てに非常に手間がか
かるという問題がある。また、二軸を平行に架設
するため、ガイド装置が大型化し、小型化を図る
機械、機器類には不向きである。
米国特許第3186775号明細書においては、一本
のガイド軸に沿つてハウジングを移動可能に支持
したリニアキヤリツジが示されている。添付図面
の第4図および第5図には、そのリニアキヤリツ
ジが示されている。図示のように、ハウジング2
0にはロツド挿入孔21が設けられ、そのロツド
挿入孔21に挿入したロツド22の外周に軸方向
のフラツトなガイド面23が形成されている。上
記ロツド挿入孔21内の両端部にはロツド22の
外周面をボール転走面とする一対のリニアボール
軸受24が取付けられている。また、ハウジング
20には、ロツド22のガイド面23を転動面と
するニードル軸受25が回転可能に取付けられて
いる。
上記の構成から成るリニアキヤリツジは、リニ
アボール軸受24によつてハウジング20を軸方
向に移動自在に支持し、ニードル軸受25とガイ
ド面23との係合によつてハウジング20がロツ
ド22を中心として回転するのを防止している。
ところで、上記リニアキヤリツジにおいては、
ニードル軸受25とガイド面23の両者間にがた
つきがあると、ハウジング20にロツド22を中
心とする振れが生じるため、ニードル軸受25と
ガイド面23間に適度の予圧を付与する必要があ
る。
そこで、第4図および第5図に示すリニアキヤ
リツジにおいては、ニードル軸受25を偏心ピン
26で支持し、その偏心ピン26の回転によつ
て、ニードル軸受25をガイド面23に押し付け
るようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、偏心ピン26の回転による予圧調整で
は、偏心ピン26の回転角度によつて予圧力が微
妙に変化するため、適正な予圧を付与することが
きわめて困難であり、予圧調整に非常に手間がか
かるという不都合がある。また、ハウジングに伝
達される振動等によつて偏心ピン26が回転する
おそれがあり、予圧が変化し易いという不都合が
ある。
この考案は上記の点にかんがみ、ロツドのガイ
ド面とこれに接触した回転体との間に定圧の予圧
を付与し得るようにしてハウジングの運動性能を
向上させることを技術的課題としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案は、ハ
ウジングにロツド挿入孔を形成し、そのロツド挿
入孔に挿通したロツドの外周に軸方向のフラツト
なガイド面を形成し、このガイド面を転動面とす
る回転体をハウジングに設けた収納空間内に配置
し、その回転体の支持ピンをハウジングに設けた
ピン挿入孔に半径方向に余裕をもつてはめ合わ
せ、そのピン挿入孔に上記支持ピンを半径方向に
加圧する弾性体を設け、その弾性体の弾力により
回転体をガイド面に押し付けて両者間に適度の予
圧を付与する構成としたのである。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
図示のように、ハウジング1には一端から他端
に貫通するロツド挿入孔2が形成されている。こ
のロツド挿入孔2の両端部は大径孔部3に形成さ
れ、その大径孔部3のそれぞれにリニアボール軸
受4,4が取付けられている。
リニアボール軸受4の内側にはロツド5が挿通
され、そのロツド5の外周には軸方向のフラツト
なガイド面6が形成されている。このガイド面6
はロツド5の全長に形成してもよく、図示のよう
に、ハウジング1のストロークを考慮してロツド
5の中央部のみに形成してもよい。
前記ハウジング1には、側面で開口して上記ロ
ツド挿入孔2の中央部に連通する収納空間7が形
成され、その収納空間7の内部にロツド5のガイ
ド面6を転動面とするラジアル軸受等の回転体8
が配置されている。この回転体8を支持する支持
ピン9の両端部はハウジング1に形成したピン挿
入孔10に挿入されている。
上記ピン挿入孔10の内径は支持ピン9の外径
より大きくなり、ピン挿入孔10と支持ピン9と
の間に支持ピン9の半径方向の移動を可能とする
ラジアルスキマが設けられている。このピン挿入
孔10の内周面には嵌合溝11が形成され、その
嵌合溝11に嵌合したOリング12の内径は支持
ピン9の外径より小さくなつている。また、第2
図に示すように、ピン挿入孔10の軸芯Aとロツ
ド5のガイド面6までの寸法Lは、回転体8の半
径rより小さくなつている。このため、回転体8
の外周がロツド5のガイド面6に当接する状態に
おいて、回転体8の軸芯はピン挿入孔10の軸芯
に対して偏心し、その偏心によつて前記Oリング
12の一部が圧縮され、このOリング12の圧縮
による復元弾性によつて回転体8はガイド面6に
押し付けられ、回転体8とガイド面6との間に適
度の予圧が付与される。
このような構成によつて、ロツド5を中心とし
てハウジング1が回転するのが防止され、ハウジ
ング1は水平な状態を保つてロツド5の軸方向に
円滑に移動する。
実施例の場合は、回転体8とガイド面6との間
に予圧を付与する弾性部材としてOリング12を
示したが、弾性部材はこれに限定されず、例えば
板ばねやくせ付けされた板ばねを環状に形成した
波ばねなどを用いることもできる。
〔効果〕
以上のように、この考案は、回転体の支持ピン
をハウジングに形成したピン挿入孔にルーズには
め合わせ、そのピン挿入孔の内部に弾性部材を取
付けてロツドのフラツトなガイド面に回転体を押
し付けるようにしたので、回転体とガイド面との
間に定圧の予圧を付与することができ、ハウジン
グの運動性能の向上に大きな効果を挙げることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るリニアキヤリツジの一
実施例を示す横断平面図、第2図は第1図の−
線に沿つた断面図、第3図は同上の一部切斜視
図、第4図は従来のリニアキヤリツジを示す一部
切欠断面図、第5図は第4図の−線に沿つた
断面図である。 1……ハウジング、2……ロツド挿入孔、4…
…リニアボール軸受、5……ロツド、6……ガイ
ド面、7……収納空間、8……回転体、9……支
持ピン、10……ピン挿入孔、12……Oリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングにロツド挿入孔を形成し、このロツ
    ド挿入孔に挿通したロツドの外周に軸方向のフラ
    ツトなガイド面を設け、上記ロツド挿入孔にはロ
    ツドの外周面をボール転走面とするリニアボール
    軸受を取付け、前記ガイド面を転動面とする回転
    体をハウジングに設けた収納空間内に配置し、そ
    の回転体の支持ピンをハウジングに形成したピン
    挿入孔に半径方向に余裕をもつてはめ合わせ、そ
    のピン挿入孔の内部に上記支持ピンを半径方向に
    加圧して前記回転体をガイド面に押し付ける弾性
    体を設けたリニアキヤリツジ。
JP7297285U 1985-05-15 1985-05-15 Expired JPH0223854Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7297285U JPH0223854Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7297285U JPH0223854Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61188022U JPS61188022U (ja) 1986-11-22
JPH0223854Y2 true JPH0223854Y2 (ja) 1990-06-29

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JP7297285U Expired JPH0223854Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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JPS61188022U (ja) 1986-11-22

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