JPH02219005A - 光ファイバ心線の搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は光ファ、イバ心線の接続作業の際に用いる光
ファイバ心線（多心光ファイバ集合体を含む）の・１、
□送装置に関するもので、固定台上に載置して、光ファ
イバ心線を少なくとも２ケ所で把持して光軸とほぼ直交
する方向に移動して光ファイバ心線を融着接続、補強、
放出の各位置に順次位置せしめる光ファイバ心線の搬送
装置に関するものである。

「従来の技術」 光ファイバケーブル線路を建設する際には、光ファイバ
心線を接続する技術が必要不可欠であるが、最近のよう
に一般加入者をも含めた光ファイバケーブルを導入する
場合には数百回線以上に達する超多心ケーブルを使用す
るので光ファイバ心線の接続回数が非常に増大する。従
って光ファイバ心線の接続法の高能率化が望まれている
。

「発明が解決しようとする課題」 光ファイバの接続法としては、低損失性及び経済性に優
れていることから融着接続法が一般的に使用されている
。この融着接続法は光ファイバ心線の（１）端末処理、
（２）融着工程、（３）接続部の補強工程からなってい
る。従来から前記各工程が終了する毎に手作業によって
光ファイバ心線を移動させて次工程を行っているが、こ
れでは接続作業に時間がかかるという課題があった。

「課題を解決するための手段」 この発明は光ファイバ心線を自動的に光軸と直角方向に
前記各工程を実施する位置に移動させる搬送装置を提供
することによって接続作業の効率を向上し、光ファイバ
心線の接続作業の高速化、合理化を図ることを目的とす
るものである。

この発明は、光ファイバを把持する光ファイバ把持機構
、光ファイバ心線を光軸方向に移動すると共に張力を与
える張力付加機構及び光ファイバ心線を光軸とほぼ直角
方向に移動させる移動機構から構成された２組の機構を
相対して配置し、光ファイバ把持機構によって先端を皮
剥きした光ファイバ心線を融着し、張力付加機構によっ
て光ファイバ心線の融着後の心線の張力を調節しつつ移
動機構によって心線を融着位置、補強位置、放出位置に
移動させることを特徴とする光ファイバ心線の搬送装置
である。

「作用」 前記の機構によって先ず把持機構の把持部材を解放状態
として移動機構を待機位置に移動し、接続する２本の光
ファイバ心線を両側の把持部材に挾持させる。張力付加
機構を用いて光ファイバ心線の横方向の接続位置を融着
位置の作業位置に合わせる。移動機構を用いて融着位置
に光ファイバ心線を移動して融着作業を行い、その後に
張力付加機構を用いて融着された光ファイバ心線を真直
で適当な張力を与えつつ光ファイバ心線を補強位置に直
角方向に移動する。その位置で光ファイバ心線の融着部
に補強作業を行い移動機構によって光ファイバ心線を放
出位置に移動して把持部材を解放して光ファイバ心線を
取り出すものであり、この作業を繰り返して光ファイバ
心線の融着接続を効率的に行うことができる。

「実施例」 第１図は本発明の光ファイバ心線の搬送装置の実施例を
示す斜視図であり、第２図は光ファイバ心線を把持する
ための機構の移動工程を示す図面である。

第１図に示すように、光ファイバを把持する光ファイバ
把持機構２、光ファイバ心線の光軸方向に張力を与える
張力付加機構３及び光ファイバ心線を光軸とほぼ直角方
向に移動させる移動機構４から構成された２組の機構を
相対して配置したものである。

光ファイバ把持機構２は、第１図に示すように、張力付
加機構３に固定された固定把持部材２　ａ／にバネ２ｆ
によって下方に押されて上下移動可能で駆動源を持たな
い上把持部材２ａと固定把持部材２　ａ／に上下にスラ
イドして移動するＬ字型の下把持部材２ｂがもうけられ
ている。また下把持部材２ｂには従動子２Ｃが固定され
、従動子２ｃは固定把持部材２　ａ／に取りつけられた
モータ２ｅで駆動される端面カム２ｄと接触しており、
端面カム２ｄが回転すると下把持部材２ｂが上下に移動
する。カム機構としては下把持部材２ｂを上下に変移で
きるものであればよく、例えば円筒カム、正面カム等で
あってよい、円筒カムは確動カムであり機構の信頼性を
向上させるし、正面カムを用いるとモータ２ｅの軸を図
面の場合と直角即ち光軸と同じ方向に設けることができ
て装置をコンパクトにすることができる。光ファイバ心
線は第２図に示すように上把持部材２ａと下把持部材２
ｂとの間に把持されるので両者の光ファイバ心線と接触
する部分はゴム等の弾性体で構成して光ファイバ心線を
傷つけないようにすることが望ましい。

張力付加機構３は移動機構４にもうけられたスライドベ
ース３ａに沿ってスライドするように取りつけられてい
る。張力付加機構本体３ｂには手動のツマミ３ｅがもう
けられ、該ツマミ３ｅを回転すると張力付加機構本体３
ｂが光ファイバ心線の光軸方向に移動させるようになっ
ている。この横移動ではバネを挿入して若干の弾力性を
持たせると良い。例えば、第５図に示すように、ツマミ
３ｅによって回転するネジ棒３ｄに噛み合う雌ネジブロ
ック３ｆを移動して行うようにし、その隙に移動機構本
体３ｂと雌ネジブロック３ｆとの間１とスプリング３ｇ
を介しておくと融着した光ファイバ心線を常に張力を与
えることができて便利である。この実施例ではネジ棒と
ブロックの組み合わせを示したが、例えば歯車とラック
の組み合わせ等の他の機構でも良いことは勿論である。

槽本体４Ｃが装置に固定し光軸に直角方向にもうけられ
たスライドガイド４ｄに移動可能に取りつけられた構成
であり、移動機構本体４Ｃの一方の側には平歯車４ａが
もうけられている。図示のように２組の機構の間に、固
定した軸受６に回転自在に支持され両端に平歯車４ａに
噛み合う小歯車４ｂを取りつけた軸５をもうけ、該軸５
にはモータ８に結合したウオーム歯車７によって駆動さ
れる歯車９がとりつけられている。この機構によってモ
ータ８を回転すると２組の移動機構４は同位相に移動す
るようになっている。

搬送装置を使用するには、第１図に示すように移動機構
４を待機位置に移動する。その時は光ファイバ把持機構
２は第２図（ａ）に示す位置にある。

接続する光ファイバ心線１，１′の先端を皮剥きしＷ、
：あと両光ファイバ把持機構の上把持部材２ａと下把持
部材２ｂの間に挿入する。モータ２ｅを駆動すると端面
カム２ｄが回転し、下把持部材２ｂが上方に移動して第
２図（ｂ）のように光ファイバ心線１，１′が挾まれ固
定される。次ぎに張力付加機構３のツマミ３ｅを回転し
て把持機構を光ファイバ心線の軸方向に移動して光ファ
イバ心線の両端の接続部を中央の位置に合わせる。移動
機構船用いて第２図の矢印の方向に光ファイバ心線を第
１図の融着位置（第２図（Ｃ））に移動する。

この中央位置には適当な融着装置が設けられており、そ
れを用いて融着作業を行う。その後に張力付加機構３を
用いて融着された光ファイバ心線を真直し適当な張力を
与えると良い。次ぎに移動機構４を用いて融着した光フ
ァイバ心線を第１図の補強位置（第２図（山）に光ファ
イバの軸に直角方向に移動する。融着装置に近接して設
けられた補強装置によって光ファイバ心線の融着部に補
強作業を行う。補強作業を行ったのち再び移動機構によ
って光ファイバ心線を第１図の放出位置（第２図（ｅ）
）に移動してモータ２ｅを駆動すると端面カム２ｄが回
転し、下把持部材２ｂが下方に移動して第２図（ｅ）の
ように光ファイバ心線１，１′の挾持が解除され接続作
業を終えた光ファイバ心線が取り出される。心線を取り
出した後は第２図（ｆ）のように下把持部材２ｂを上方
に引き上げて第２図矢印の方向（第２図（ｆ）、第２図
（ｇ）、第２図（１１）　）即ち第１図の待機位置に移
動する。上下把持部材が上方に位置しているので待機、
準備等している光ファイバ心線があっても引っ掛ける等
の事故が生じない。最後に下把持部材２ｂを下方に引き
下げると作業の最初の状態に戻るので前記融着作業を繰
り返す。

「発明の効果」 以上に説明したように本発明の光ファイバ心線の搬送装
置によると、融着、補強、取り外し等の光ファイバの融
着接続に必要な工程位置に、従来のような手動でなく機
械的且つ容易に、順次に光ファイバ心線を移動させるこ
とができて、多数の心線を有する多心光ファイバケーブ
ルの心線接続を効率良く接続することができる有効なも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す斜視図、第２図はその作
動を示す工程図、第３図は張力付加機構の部分を示す断
面図である。 １．１’：光ファイバ心線、 ２：光ファイバ心線把持機構、 ２ａ：上把持部材、　　２ａ′： 固定把持部材、 ２ｆ　バネ、　　　　　　３：張力付加機構、３ａ’ス
ライドベース、 ３ｂ　張力付加機構本体、 ３ｄ°ネジ棒、　　　　　３ｅ：ツマミ、３ｆ　雌ネジ
ブロック、３ｇ＝スプリング、４：移動機構、　　　　
　４ａ：平歯車、４ｂ：小歯車、　　　　　４Ｃ：移動
機構本体、４ｄニスライドガイド、５：軸、 ６：軸受、　　　　　　７：ウオーム歯車、９：歯車。 代理人　　弁理士　１）中　理　夫 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、固定台上に載置され、接続する２本の光ファイバ心
   線（多心光ファイバ集合体を含む）を少なくとも２ケ所
   でそれぞれ把持し、光軸とほぼ直角方向に移動すること
   によって融着位置、補強位置および放出位置に光ファイ
   バ心線を順次搬送する光ファイバ心線の搬送装置におい
   て、 光ファイバ心線を把持する光ファイバ把持機構 光ファイバ心線を光軸方向に移動すると共に張力を与え
   る張力付加機構 光ファイバ心線を光軸とほぼ直角方向に移動させる移動
   機構 から構成された２組の機構を光ファイバ心線の光軸と直
   角方向に同相に移動するように相対して配置し、前記光
   ファイバ把持機構は上下に移動可能な駆動源の無い上把
   持部材とモータ等の駆動源により上下に移動するＬ字型
   の下把持部材とから構成され、把持された光ファイバ心
   線を融着位置、補強位置、放出位置に移動させることを
   特徴とする光ファイバ心線の搬送装置 ２、上下把持部材の光ファイバ心線と接触する面にゴム
   等の弾力性材料をもうけたことを特徴とする請求項１記
   載の光ファイバ心線の搬送装置 ３、上把持部材はバネにより下方に押圧されながら上下
   移動可能であり、下把持部材はモータで駆動されるカム
   機構によって上下に移動するようにしたことを特徴とす
   る請求項１もしくは２記載の光ファイバ心線の搬送装置