JPH02214769A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH02214769A
JPH02214769A JP1326212A JP32621289A JPH02214769A JP H02214769 A JPH02214769 A JP H02214769A JP 1326212 A JP1326212 A JP 1326212A JP 32621289 A JP32621289 A JP 32621289A JP H02214769 A JPH02214769 A JP H02214769A
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JP
Japan
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rubber
polycarbonate
particles
grafted
acrylonitrile
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Pending
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JP1326212A
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English (en)
Inventor
Daniel L Dufour
ダニエル・ルイ・デュフール
Jean Pierre
ジヤン・ピエール
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Bayer Agriculture BVBA
Original Assignee
Monsanto Europe NV SA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は樹脂組成物、特にポリカーボネートとグラフト
ゴムとを含む樹脂組成物に関する。
ポリカーボネートをABSのようなグラフトゴムと混合
させるために数多くの提案がなされている。得られたブ
レンド(又は組成物−この2つの用語を本明細書中では
互換的に用いる)は、高い引張及び衝撃強さ、耐熱性、
良好な加工性及び制御可能な表面外観のような望ましい
性質の組み合わせが要求される用途に価値がある。
かかる用途の例は自動車両部品及び電気又は機械装置用
ハウジングである。
PC/ABSブレンド及びその性質の研究はChang
et al、によって、”Polymer Engin
eering andScience”Mid−May
、 1982. Vol、27. No、9. pp6
32〜639に報告されている。
多くの例に於いて、組成物からの成形品が艶消しの、す
なわち低光沢の外観を有することが望ましく、上に挙げ
た他の望ましい性質の幾つか又は全部と組み合わせてこ
の結果を得るための種々の提案が過去に於いてなされて
いる。
米国特許第4,677.162号は芳香族ポリカーボネ
ート、0.75gmより大きい平均粒径のバルク又は塊
状懸濁重合で製造されたABS、及び0.7!l+a未
満の平均粒径の衝撃改良性グラフトのブレンドを記載し
ている。
米国特許第4.526.926号は粒子が組成物から成
形された物品上に低光沢を生じさせる大きい重合体粒子
(例えば0.8〜6μm)を含むポリカーボネート組成
物を記載している。大粒子は、(A)塊状、バルク又は
塊状懸濁重合あるいは(B)乳化重合によって製造され
た粒子の凝集又は凝固のいずれかによって製造されたグ
ラフトゴムの粒子であることができる。
米国特許第4,624.986号は同様にポリカーボネ
ート組成物の低光沢を保証するため大粒子グラフトゴム
の使用を記載している。
上記先行提案に於いて、マットな表面は、成形圧力が緩
和されるとき多分成形物品の表面から突き出し、かくし
てポリカーボネート表面の光沢性を減少させるグラフト
ゴムの比較的大きい粒子の存在によって得られるようで
ある。これらの大粒子は塊状又は懸濁法によってゴムの
少なくとも一部分をグラフトすることによって、あるい
は微細粒子ラテックスの凝固又は凝集工程による九理に
よって作られ、かかる方法は高価であり、これらの方法
を避けることが望ましいであろう。
ヨーロッノシ神許公開第244.856号はグラフトゴ
ムが200〜b 粒子ト50= 180nm (0,05〜0.18j1
m)ノ平均粒11(7)粒子との両方を含む、ポリカー
ボネート、グラフトゴム及びスチレン/アクリロニトリ
ル共重合体の組成物を記載している。実施例中で、第1
のグラフトゴムは2段階グラフト重合で製造される。
今回、マットな表面の成形物の製造に使用できる、上に
挙げた望ましい物理的性質(特に衝撃強さを含む)を有
するポリカーボネート組成物の製造に微細粒子グラフト
ゴムを使用することができるという驚くべき現象が発見
された。グラフトゴムの組成をポリカーボネートとの正
当な半相溶性度(sen+icompatibilit
y)を有するように選ぶならば、グラフトゴム粒子は混
合操作中に自発的に凝集し、得られたブレンドは成形さ
れるとき低光沢になるということが発見されたのである
。粒子は衝撃強さの所望な改良を与えるように十分にポ
リカーボネートと非相溶性でなければならないが、他方
に於いて粒子は凝集体を生成しないほどあるいは組成物
を射出成形するとき凝集体が破壊されるほど非相溶性で
あってはならない。
かくして、製造が容易でかつ性質の驚くべき組み合わせ
を有するこの種の新しいブレンドが開発された。特に、
これらのブレンドは射出成形されるとき低い表面光沢を
有し、良好な衝撃強さを有しかつこれらの望ましい性質
を損なうことなくさらに容易に加工することができる。
本発明のポリカーボネート組成物はエチレン系不飽和ビ
ニル芳香族単量体およびアクリロニトリル又はメタクリ
ロニトリルでグラフトされたゴムの粒子が中に存在する
ことによって改良された衝撃強さを有する組成物であっ
て、ポリカーボネートと混合する前に粒子が20〜30
0nmの平均粒径を有しかつ混合中に凝集して平均粒径
500〜l O、000の凝集体を生成すること、及び
凝集体が実質的にその同一性を保持しかつマットな外観
の表面を有する成形物を生成させるために組成物を射出
成形することができることを特徴とする。
上述したように、グラフトゴム粒子の凝集はグラフトゴ
ム七ポリカーボネートとの間の半相溶性の適当な選択に
よって達成される。半相溶性度に影響を与える主な因子
は (a)ポリカーボネートの化学的性質 (b)グラフトされる単量体の化学的性質(C)グラフ
ト化のレベル (d)基質ゴム粒子の化学的性質 (et)ブレンド中のPCとABSの相対的比率(f)
ブレンド中の例えば5AN(スチレンアクリロニトリル
)共重合体 のような他の成分の存在又は不在である。以下これらを
個々に論じる。
ポリカーボネートの化学的性質は当然非相溶性度に強い
影響をもつが、ポリカーボネートは、他の基準、特に強
さ、耐光性などのような物理的性質を満足させるように
通常選ばれ、従って、上に挙げられかつ以下にさらに詳
細に論じる他の制御因子によって与えられたポリカーボ
ネートとの所望の不相溶仕度を達成することが通常最も
便利である。一般に、先行特許、例えば米国特許第4.
624,986号又はヨーロッパ特許公告路174.5
03号中に挙げられている。ポリカーボネートの種類の
いずれをも本発明の組成物中に使用することができる。
好ましくは、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−プロパンのようなビスフェノールの残基を含むポリカ
ーボネートが用いられる。
非相溶性度を決定するさらに重要な因子の1つはグラフ
ト重合体の組成である。好ましいグラフト重合体は、好
ましくは20〜35%(SANに対する重量%)のアク
リロニトリル(AN)を含むスチレンとアクリロニトリ
ルとの共重合体(5AN)である。スチレンの全部又は
一部分の代わりに、例えばビニルトルエン、クロロスチ
レン又はメチルクロロスチレンあるいはσ−メチルスチ
レンのような1種以上の他の芳香族単量体を用いること
ができる。好ましくは、芳香族単量体はビニル芳香族炭
化水素である。所望ならば、アクリロニトリルの全部又
は一部分の代わりにメタクリロニトリルを用いることが
できる。メタクリル酸メチル又は無水マレイン酸のよう
な付加的な単量体が存在してもよい。スチレンとアクリ
ロニトリルとの好ましい系SANでは、アクリロニトリ
ルは、便宜上、スチレンとアクリロニトリルとの合計重
量に対して28重量%付近であることができるが、この
数字のまわりの小さな変化が相溶性に大きな影響を与え
ることがあり、最良の結果を得るために若干の実験が必
要であることがあり得る。
ゴム上の重合体連鎖のグラフト化のレベル(すなわちゴ
ムに対するグラフト重合体の百分率)も、特に低いグラ
フト化のレベル、例えば20〜120%、好ましくは2
5〜100%に於いて、ポリカーボネートとの相溶性の
度合を影響することがあり得る。この範囲内で、グラフ
ト化のレベルを減少すると相溶性が減少し、グラフト化
のレベルを増加すると相溶性が増加する。下限は組成物
へ所望の衝撃強さを与える必要によって決まる。
好ましいグラフトゴムはその100重量部が重量比が7
0/30〜75/25のスチレン及びアクリロニトリル
の50〜40重量部でグラフトされたポリブタジエン5
0〜60重量部からなるものである。
基質ゴム粒子の化学的性質も相溶性に影響を与えること
があり、僅かに軽くグラフトされるとき、すなわちグラ
フト化のレベルが例えば20〜40%であるとき、さら
に顕著に影響を与えることがある。かくして、ゴム中の
極性(例えばニトリル)基の存在は相溶性を増加するこ
とができ、かつスチレンの存在は相溶性を減少するであ
ろう。ポリカーボネートの場合のように、極めてしばし
ば、本発明の所望の相溶性度を得る以外の理由でゴムを
選択し、かつ次にグラフト重合体の適当な選択によって
所望の相溶性度を得ることが望ましい。適当なゴムの例
はポリブタジエン、スチレン/ブタジエン共重合体ゴム
、及びアクリロニトリル/ブタジエン共重合体ゴムであ
る。
ブレンドはポリカーボネートとグラフトゴムとの合計重
量に対して50〜85%、好ましくは60〜80%のポ
リカーボネートと、対応して50〜15%、好ましくは
40〜20%のグラフトゴムとを含むことが好ましい。
未凝集のグラフトゴム粒子は数平均粒径が20〜300
nm、好ましくは50〜200nm、  より好ましく
は20〜l 50nmである。これらの測定は透過電子
顕微鏡法で行われる。ゴム粒子は四酸化オスミウムOs
’4で染色される。粒子の直径を写真で測定し、透過電
子顕微鏡法の実験に用いた倍率を用いて一定面積につい
て平均をとる。
混合操作の過程で生成する凝集体は平均粒径が400〜
10.000nm、好ましくは600〜7000nm、
より好ましくは800〜b 本発明の1つの重要な面は組成物が、例えば射出成形に
よって、グラフトゴム粒子の凝集体を破壊することなく
容易に加工可能だということであり、これを保証する1
つの重要な因子は上述したようにポリカーボネートとの
正しい半相溶性度である。
グラフトゴムの大粒子(例えば1000〜5000nw
+)の存在は所望なマットな外観を得るのに必要ではな
いが、他の理由で、例えば与えられた度合いの衝撃強さ
を得るため、若干のかかる大粒子が存在してもよい、一
般に、かかる目的のために必要なかかる大粒子の数は上
に挙げた先行提案によって低光沢を達成するために所要
とされる数よりずっと少なく、かくして、例えばかかる
大粒子のグラフトゴムの量は、通常、組成物中のグラフ
トゴムの20%以下でアル。
本発明のブレンドは、この種の組成物中に通常用いられ
る例えば潤滑剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤などを含
む添加剤を含むことができる。
実施例 以下、実施例によって本発明を説明する。実施例中、特
に断らない限り、部はすべて重量部である。
実施例中に用いられた物質は下記の通りである。
ポリカーボネート LEXAN@ 125、GE Plastics Eu
ropeから発売されている数平均分子量が10.00
0、重量平均分子量が23.OQOの市販の粉末状射出
成形用ポリカーボネート。
グラフトゴム A、エラストマー相82%及び剛性相18%エラストマ
ー相(elastomer phase)は重量比72
/2Bのスチレン及びアクリロニトリル43%でグラフ
トされた、ブタジエン90%とスチレンlO%との幹重
合体57%からなっていた。ゴム粒径10100n数平
均直径)。剛性相(rigid phase)は28%
のアクリロニトリルと共重合した72%のスチレンから
なっていた。剛性相の分子量はMn29 X103、M
w85X 103.1Jz188X 10”である。
B、エラストマー相58%及び剛性相42%エラストマ
ー相は重量比72/2gのスチレン及びアクリロニトリ
ル27%でグラフトされた、ブタジエン92%とアクリ
ロニトリル8%トノ幹重合体73%からなっていた。ゴ
ム粒径170nm(数平均直径)。剛性相は27%のア
クリロニトリルと共重合した73%のスチレンからなっ
ていた。
剛性相の分子量はMn29 X 103、Mw92X1
0’、 Mz303X 103である。
C,エラストマー相27%及び剛性相73%エラストマ
ー相は重量比69/31のスチレン及びアクリロニトリ
ル45%でグラフトされた、ブタジエン100%の幹重
合体55%からなっていた。
ゴム粒径2〜20μ票。剛性相は26.3%のアクリロ
ニトリルと共重合した73.7%のスチレンからなって
いた。
ACRAWAX@ Unichemaから発売されている潤滑剤であり、ヱ
チルビスステアラミドからなる。
IRGANOX@ 1076 Ciba Geigyから発売されている酸化防止剤で
あり、オクチルデシル3’(3,5ジ【e「(−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートからなる。
ROLYGARD@ Uniroyalから発売されており、亜燐酸ノニルフ
ェニルからなる。
KRONOS@ CL220 Kronos Titan GmbHから発売されてい
る二酸化チタン。
カーボンブラック CaboLから発売。
物理的試験は下記の試験方法を用いた。
メルトフローインデックス +501133に記載されている方法で240’、54
9重量下で行う。結果は9/lO分で記録される。
光沢 ASTM D523に記載されている方法で、20″及
び60°角度で行う。結果は反射される光の%で記録さ
れる。
ビカット軟化点 l5O306に記載されている方法で、1kg及び5に
9重量を用いて行う。結果は℃で記録される。
衝撃強さ(a) 切欠き付きアイゾツト、l5O180に記載されている
方法。結果はJarsで記録される。
衝撃強さ(b) 多軸衝撃、駆動されるダートは先端直径が2cmである
。ダート速度1 m/sec、試料サイズlOcmX 
7.5cmX 0−25cm*結果はJで記録される。
下記第1表に示す組成物を、成分を90℃に於いて4時
間乾燥後、密閉式バンバリーミキサ−で混合した。
第1表 成  分           重量部ポリカーボネー
ト          本グラフトゴム       
     本ACRAWAX@           
   0.3IRGANOX@ 1076      
     0.15POLYGARD@0.15 KRONS@CL220           2.0
カーボンブラツク          0.015本 
量については第3及び第4表参照。全量を100に等し
くする。
得られたペレットを第2表に示した条件下でBoy成形
機を用いて射出成形して試験バーをつくった。
グラフトゴムが存在しない対照実施例の成形には適当な
より高い温度が用いられたことに注目されたい。
第2表 温度プロフィル ・バレル温度Tl(’0) T2(”0) T3(”0) ・ノズル(”O) ・溶融温度(℃) ・金型温度(”O) ・スクリュー速度(RPM) ・射出速度 結果 PC/ABSブレンド(80:20 実施例 ポリカーボネート グラフトゴムA グラフトゴムB グラフトゴムC 剰−−−−3 8080808080100”   60  60加 60  100” ×20°       27 37 39 41 53
 61  64 51  )本  51  86  6
1  81  58x60”        62 7
6 81  72 90 92 92 85  )  
  87 97  93 97  92ヒカツ)軟化点
1j29139  139  140  139  1
40  140  139  140  150  1
33  136  134  135  133(”C
り  5J?9   131 131 132 130
 132 132 132 133 145  114
 119  119 116  118切欠きつきアイ
ゾツト 衝撃強すQ/m)      489  519  6
00  510  665  697  696  6
37  735  388  589  618  5
22  520多軸衝撃強さ(J)       >1
70  >170  >170  >170  >17
0  >170  >170  >170  >170
  156   >170   >170  >170
   >170電子顕微B於1t6      LA 
  LA   LA   LA   LP   SA 
  SA   SA    −LA   SA    
LP   LA   SA粒子の外観        
            し  −  LP   LP
   −−SA    LP本 透明(自然)生成物、
顔料なし 錦 灰色着色生成物(2phr Ti0z+0.015
phrLA−大きいゴム凝集体 >800nmSA−小
さいゴム凝集体 <40On+mLP−大きいゴム粒子
  >1ooo止カーボンブラツク) 〉170 第3表及び第4表に示された結果は本発明の利点を示し
ている。
実施例9及び16は比較用の透明及び着色した純ポリカ
ーボネートの性質を示す。第3表中、実施例1〜8は8
0%のポリカーボネートに於ける光沢レベルを示す。実
施例1〜4は本発明によるものであり、実施例5〜9は
比較用である。
実施例1は本発明によって記載されたグラフトゴムAB
Sのみを用いる実施例1は1000〜2000nmのレ
ベルへの粒子の凝集によって光沢が如何に低く低下する
かを示す。約500On+nの大ゴム粒子ABSを用い
る比較実施例5では、かかる低い光沢を示さない。小さ
い凝集レベルを与える通常のグラフトゴムABSを用い
る実施例8は低い光沢レベルを示さない。実施例2及び
3は特殊なABSをより高い衝撃強さとより高い光沢と
を与える通常の小ゴム粒子ABSで置換することによっ
て如何に衝撃強さ/光沢のバランスを調節することがで
きるかを示す。実施例4は特殊ABSの一部分を高流動
性大ゴム粒子ABSで置換することによって如何に流動
、衝撃強さ、光沢間の妥協が得られ得るかを示す。実施
例6及び7は大ゴム粒子ABSと通常の小ゴム粒子AB
Sとの混合物がこのポリカーボネートレベルでは良好な
衝撃強さを与えるが並の低光沢効果を与えることを示す
実施例1O〜15は60%ポリカーボネートレベルに於
ける光沢レベルを示す。
実施例10は本発明によるものである。このポリカーボ
ネートレベルに於いて低光沢効果を得るための既知の解
決方法は実施例12に示すような大ゴム粒子の使用又は
実施例15に示すような大粒子と小粒子との混合物の使
用である。20’に於ける光沢レベルは61%又は54
%である。小粒子のみを用いるならば、実施例11に示
すように光沢レベルは86%である。特殊ABSを用い
ると(実施例10)、光沢レベルは僅か51%である。
特殊ABSは通常の小粒子ABS又は大粒子ABSのい
ずれともブレンドすることができる。しかし、特殊AB
Sと他のABSとの比は低光沢効果を得るためには小さ
すぎてはいけない。60%ポリカーボネートに於いては
、通常のABSとの50150比は100%通常のAB
Sに対して小さい改良しか示さず(実施例13及び11
)、又50150比の特殊ABS/大粒子ABSでは5
0150比の通常のABS/大粒子ABSに対して何ら
の利益も示さない(実施例14及び15)。
第1表の処方を用い、ガラス転移温度(Tg)及び相対
的相溶性を測定するための試料を調製した。ガラス転移
温度はDSC分析によって測定した。
第4表 実施例        A・BCDEFGHIポリカー
ボネート  100 − − 90 90 80 80
 60 60グ27)ゴムA     −100−10
−20−40クラフトゴムB     −−100−1
0−20−40剛性相のガラス転移温度 Tgs      1381031051361371
35137 134136Tgs      −−−−
−−106−5106108もし剛性相の成分が相溶性
であれば、純粋な重合体のガラス転移温度の間にある唯
1つのガラス転移温度を示すことが期待される。上記結
果に基づいて、グラフトゴムBでは比80/ 20に於
いて2つのTgが存在するがグラフトゴムAでは唯1つ
のTgLか存在しないので、グラフトゴムBのSAN相
はグラフトゴムAのSAN相より相溶性が低い、さらに
試料FのTglは試料Cよりも低下しており、この相溶
性を確認している。逆に、スチレンを含むグラフトゴム
Aのゴム相はアクリロニトリルを含むグラフトゴムBの
ゴム相よりもポリカーボネートとの相溶性が低い。
この結果、グラフトゴムAでは、SAN剛性剛性子リカ
ーボネート中に溶解され、ゴムは凝集傾向がある第2相
中へ押しやられる。グラフトゴムBでは、SAN剛性剛
性子リカーボネート中に十分には溶解されないで、凝集
を防ぐコーティングでゴムを被覆する。グラフトゴムA
との60740に於いては、2つの剛性相が存在し、低
いゴム凝集とグラフトゴムBについて80/20比で得
られるものと同等の光沢とを与える(実施例10及び8
参照)。
【図面の簡単な説明】
添付図面中、第1図は本発明の組成物に於けるポリカー
ボネートマトリックス中の凝集ABS粒子を示す電子顕
微鏡写真から作製されたものであり、第2図は第1図よ
りも大きいスケールでの同等な凝集粒子を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)エチレン系不飽和芳香族単量体及びアクリロニトリ
    ル又はメタクリロニトリルでグラフトされたゴムの粒子
    がその中に存在するポリカーボネート組成物であって、
    粒子がポリカーボネートと混合される前に20〜300
    nmの平均粒径を有しかつ混合中に凝集して平均粒径5
    00〜10,000nmの凝集体を生成するものである
    こと、及び組成物は射出成形して、凝集体が実質的にそ
    の同一性を保持しそして外観が艶消しの表面を有する成
    形物を製造することができることを特徴とする組成物。 2)粒子が凝集前に50〜200nmの平均粒径を有す
    る請求項1記載の組成物。 3)凝集体が600〜7000nmの平均粒径を有する
    請求項2記載の組成物。 4)ポリカーボネートがビスフェノールAのポリカーボ
    ネートである前記請求項のいずれかに記載の組成物。 5)ゴムがブタジエンの重合体である前記請求項のいず
    れかに記載の組成物。 6)ゴムがスチレン及びアクリロニトリルでグラフトさ
    れている前記請求項のいずれかに記載の組成物。 7)グラフトゴムのグラフト化率が20〜100Xであ
    る前記請求項のいずれかに記載の組成物。 8)グラフトゴムの100重量部が重量比70/30〜
    75/25のスチレン及びアクリロニトリル50〜40
    重量部でグラフトされたポリブタジエン50〜60重量
    部を含む請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。 9)60〜80%のポリカーボネートとこれと対応して
    40〜20%のグラフトゴムとを含む前記請求項のいず
    れかに記載の組成物。 10)前記請求項のいずれかに記載のブレンドを射出成
    形することを含む方法。
JP1326212A 1988-12-19 1989-12-18 樹脂組成物 Pending JPH02214769A (ja)

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GB888829535A GB8829535D0 (en) 1988-12-19 1988-12-19 Resin compositions
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