JPH0221281Y2 - - Google Patents

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JPH0221281Y2
JPH0221281Y2 JP1982078608U JP7860882U JPH0221281Y2 JP H0221281 Y2 JPH0221281 Y2 JP H0221281Y2 JP 1982078608 U JP1982078608 U JP 1982078608U JP 7860882 U JP7860882 U JP 7860882U JP H0221281 Y2 JPH0221281 Y2 JP H0221281Y2
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JP
Japan
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hub cap
synthetic resin
flange
flanges
wheel
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JP1982078608U
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JPS58180702U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用ハブキヤツプに関し、特にホイ
ールナツト間に取付けるハブキヤツプの取付縁部
の構造に関する。
従来、自動車の車軸端を保護するために、第1
図示のように、ハブキヤツプ1がホイールナツト
2,2…間へ着脱自在にはめ込まれる構造のもの
がままある。このハブキヤツプ1は比較的剛性の
ある合成樹脂にてハツト状に形成されており、そ
の開口縁を構成する環状のリム3には多数個のフ
ランジ4,4…が径方向へ突出されている。そし
て、このハブキヤツプ1は次のような手順でホイ
ールナツト2,2…間に装着される。即ち、各フ
ランジ4,4…をホイールナツト2,2…の周方
向間にずらせた状態で位置させ、リム3をホイー
ルベース5に接触させる。次いで、ハブキヤツプ
1をホイールベース5に沿つて矢印X方へ回転さ
せることによつて、各フランジ4,4…を各ホイ
ールナツト2,2…間に圧入させる。
しかし、この従来の構造においては、フランジ
4,4…の径方向の外径と、ホイールナツト2,
2…の径方向の内径との間に、製作時の個体誤差
があるため、次のような不都合が多い。例えば、
前記個体誤差が大きすぎる場合にはハブキヤツプ
1が取付けられなかつたり、無理な取付けによつ
て、ハブキヤツプ1が圧縮変形を受けたり、破損
されたりする。また、個体誤差が小さすぎる場合
には前記同様ハブキヤツプ1が取付けられなかつ
たり、取付けられたときにおいても緩く、その後
の自動車の走行中に脱落してしまう。
本考案の目的は前述した従来の不都合を解消す
るために、フランジ以外の部分を比較的剛性のあ
る合成樹脂にて形成させると共に、前記フランジ
を、弾性変形可能でしかもハブキヤツプ本体の合
成樹脂と相溶性のある軟質合成樹脂にて一体に形
成させ、各々のフランジのホイールナツトに係止
する部分をハブキヤツプ本体の中心から同一半径
となるようにすることによつて、ハブキヤツプの
取付けに際し、フランジを弾性変形させつつホイ
ールナツト間へ容易に取付けることができるとと
もに高速走行時にもガタツキなどの生じることの
ない車輌用ハブキヤツプを提供するものである。
以下、第2図および第3図について本考案の施
されたハブキヤツプの詳細を説明する。
第2図は本考案のハブキヤツプの一部を切除し
た斜視図であつて、このハブキヤツプ6は第1図
示のホイールナツト2,2…間内に位置されたホ
イールベース5と車軸端廻りを被うナツト状に形
成されたハブキヤツプ本体7を備え、このハブキ
ヤツプ本体7はメイン部8とこのメイン部8の開
口縁に環状に形成されたリム9とからなる。そし
て、このメイン部8とリム9とは比較的剛性のあ
る合成樹脂にて一体に成形される。
一方、前記リム9の局部にはフランジ10,1
0…がリム9の径方向へ多数個突出され、これら
の各フランジ10,10…は弾性のある軟質合成
樹脂にて構成される。また、前記フランジ10,
10…はそれぞれ前記ホイールナツト2,2…へ
会合状態となるようにリム9の周方向へ間欠配置
されている。そして、これらのフランジ10,1
0…を構成する軟質合成樹脂は前記ハブキヤツプ
本体7を構成する合成樹脂と相溶性を有する。前
記ハブキヤツプ6は、ハブキヤツプ本体7を成形
した後、これをフランジ10,10…の成形型内
に位置させ、この成形型内に前記相溶性のある軟
質合成樹脂の原料を注入することによつて、フラ
ンジ10,10…がリム9へ一体的に突出されて
いる。
他方、第3図示のように、フランジ10,10
…の径方向の外径Lはホイールナツト2,2…の
径方向の内径lよりも大きくなつている。つま
り、第3図において、ホイールナツト2,2…は
一点鎖線示の小円にて概略的に図示されており、
二点鎖線示はホイールナツト2,2…間に固定装
着される前のハブキヤツプ6を示し、実線示はホ
イールナツト2,2…間に固定装着された状態の
ハブキヤツプ6を示している。
以上のように構成された前記実施例において、
ハブキヤツプ6をホイールナツト2,2…間に取
付けるには、第3図の二点鎖線示のように、各フ
ランジ10,10…をホイールナツト2,2…の
周方向間隔内へ位置させた状態でリム9を第1図
示のホイールベース5に相当するホイールベース
に接触させる。次いで、ハブキヤツプ6を前記ホ
イールベースに沿つて矢印Y方向(矢印X方向と
同一)へ回転させ、第3図の実線示のように各フ
ランジ10,10…をホイールナツト2,2…へ
会合させる。これによつて、ハブキヤツプ6はホ
イールナツト2,2…間に取付けられる。
ところで前記実施例によれば、各フランジ1
0,10…だけが軟質合成樹脂にて形成されてい
るので、ハブキヤツプ6の矢印Y方向への回転操
作にともなつて、各フランジ10,10…のみが
各ホイールナツト2,2…から弾性変形を受けつ
つ、第3図の実線示のように装着される。各フラ
ンジ10,10…が軟質合成樹脂にて構成されて
いるので、前記ハブキヤツプ6の回転操作は容易
に行なわれる。しかも、ハブキヤツプ本体7は剛
性のある合成樹脂にて構成されているので、前記
ハブキヤツプ6の装着に際し、所定の形状に保形
されている。そして、装着後におけるハブキヤツ
プ6は、各ホイールナツト2,2…の外周面に沿
つて弾性変形した各フランジ10,10…の復元
力によつて、その脱落が防止される。
以上説明したように本考案によれば、フランジ
以外を比較的剛性のある合成樹脂にて形成させる
とともに、フランジを弾性変形可能でしかもハブ
キヤツプ本体の合成樹脂と相溶性のある軟質合成
樹脂にて一体に形成させたので、ホイールナツト
に対するハブキヤツプの取付操作が容易にできる
うえ、フランジの復元力にてハブキヤツプの装着
姿勢も確保できる上、ハブキヤツプ本体とフラン
ジの一体性がきわめて向上し容易に分離したりせ
ず、また、本体とフランジの境目を識別出来なく
することができる。しかも、ハブキヤツプの取付
時にホイールデイスク側のトリム構成の損傷なら
びに、装着後の“がた”による異音の発生を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動車の車軸端廻りの斜視図、
第2図は本考案の施されたハブキヤツプの一部を
切除した斜視図、第3図は本考案の作用を説明す
るための平面図である。 6……ハブキヤツプ、7……ハブキヤツプ本
体、8……メイン部、9……リム、10……フラ
ンジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 比較的剛性を有する合成樹脂にてハツト状に形
    成されたハブキヤツプ本体と、このハブキヤツプ
    本体の開口縁部から半径方向外方に突出されかつ
    車両の車軸端回りに取付けられた各々のホイール
    ナツトへ係止される複数個のフランジを備える車
    両用ハブキヤツプにおいて、前記各々のフランジ
    を、弾性変形可能でしかもハブキヤツプ本体の合
    成樹脂と相溶性のある軟質合成樹脂をハブキヤツ
    プ本体に一体化して形成し、各々のフランジのホ
    イールナツトに係止する部分がハブキヤツプ本体
    の中心から同一半径となるようにしたことを特徴
    とする車両用ハブキヤツプ。
JP7860882U 1982-05-28 1982-05-28 車輌用ハブキヤツプ Granted JPS58180702U (ja)

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JP7860882U JPS58180702U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 車輌用ハブキヤツプ

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JPS58180702U JPS58180702U (ja) 1983-12-02
JPH0221281Y2 true JPH0221281Y2 (ja) 1990-06-08

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ID=30087813

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JP7860882U Granted JPS58180702U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 車輌用ハブキヤツプ

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4322124Y1 (ja) * 1966-06-29 1968-09-17
JPS5619402B2 (ja) * 1976-06-04 1981-05-07

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS588561Y2 (ja) * 1979-07-24 1983-02-16 日産自動車株式会社 ホイ−ルキヤツプの取付構造

Patent Citations (2)

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JPS5619402B2 (ja) * 1976-06-04 1981-05-07

Also Published As

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JPS58180702U (ja) 1983-12-02

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