JPH0221169Y2 - - Google Patents

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JPH0221169Y2
JPH0221169Y2 JP116886U JP116886U JPH0221169Y2 JP H0221169 Y2 JPH0221169 Y2 JP H0221169Y2 JP 116886 U JP116886 U JP 116886U JP 116886 U JP116886 U JP 116886U JP H0221169 Y2 JPH0221169 Y2 JP H0221169Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は横型締竪鋳込型射出成形装置に関する
ものである。
[従来技術] ダイカストマシンやプラスチツク用射出成形機
などの射出成形装置は従来、型締方向と射出方向
とが同方向のものが多かつたが、近年、水平方向
に型締した金型のキヤビテイ内へ下方から溶湯ま
たは樹脂を射出するようにした横型締、竪鋳込型
の射出成形装置が開発されている。
この種の射出成形装置は、例えばダイカストマ
シンの場合、射出前に鋳込スリーブ内にある溶湯
の長さが短かくて溶湯の温度低下が少ないこと
や、溶湯と空気との接触面積が少なくて鋳込スリ
ーブ内のガスに起因する巣の発生量が少ないこ
と、充填完了時に射出プランジヤがキヤビテイに
対向しているので圧力が有効的に伝達されること
など、多くの優れた点を有している。
[考案が解決しようとする問題点] 上述したような優れた点を有するが、中子装置
を設けた場合に問題が生じる。
即ち、中子装置が、金型の下側に設けられる場
合には、従来は、鋳込ユニツトが金型の真下にあ
るため、互いに干渉してしまうことになる。
また、鋳込ユニツトは垂直な配置での射出状態
から、傾斜した配置の給湯状態へと回動される
が、この回動角度は射出成形装置が小型になるほ
ど大きくなり、設置スペースが大きくなり、ま
た、鋳込ユニツトを大きく回動させるのも大変だ
という問題がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案においては、上述した問題点を解決する
ために、鋳込ユニツトの回動中心を金型分割面か
ら、固定盤側へずらし、射出状態が鋳込ユニツト
の傾斜状態となるような構造を採用した。
[作用] この装置では、竪型の鋳込ユニツトを回動さ
せ、鋳込スリーブの上端部を固定盤の下の外側ま
で移動させ、ここで鋳込スリーブ内に溶湯を入
れ、次に、鋳込スリーブを逆傾斜方向に回動さ
せ、ここで鋳込スリーブを上昇させて、型締して
いる金型の下部の鋳込穴部に当接させ、続いて、
鋳込スリーブ内のプランジヤチツプを上昇させ
て、鋳込スリーブ内の溶湯を金型キヤビテイ内に
鋳込む。鋳込動作が終ると、鋳込ユニツトは元に
戻すと同時に、型開をして鋳込製品を取出す。
前述したような構造を採用すると、鋳込ユニツ
トは金型の真下にはないため、金型の下側に中子
装置を設けることができる。
また、鋳込ユニツトの回動中心は固定盤側にあ
るため、給湯時における回動角度は極めて小さく
なり、設置スペースを小さくすることができる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案の詳
細を説明する。
第1図において、ダイカストマシン21は、横
型締ユニツト22と竪鋳込ユニツト23とを備え
ており、横型締ユニツト22全体は、床面上に固
定されたマシンベース24上に固定されている。
このマシンベース24は、機台の長さ方向に延び
る左右一対の支持部材24aと、その両端部を連
結する連結部材24b(一端のものは図示せず)
とで一体的に形成されており、左右の支持部材2
4aの上端部には、断面を偏平長方形状に形成さ
れた長尺のスライド部材としての左右一対のスラ
イド板24cが互いに平行して一体形成されてい
る。横型締ユニツト22の固定盤25は、充分な
剛性を有するほぼ正方形の垂直部材25aと、そ
の下端部の左右のスライド板24c上の部分を除
いた部分から水平方向へ延びる水平部材25bと
で一体形成されており、垂直部材25aの下端部
を複数個のボルトでマシンベース24に固定され
ている。
マシンベース24の他端部には、図示しないシ
リンダプラテンが固定盤25と対向して移動調節
自在に固定されており、固定盤25とシリンダプ
ラテンとは、ナツト26で固定されたコラム27
によつて4隅を連結されている。28は固定盤2
5と対向してコラム27が嵌装された可動盤であ
つて、前記スライド板24c上を固定盤25に対
する遠近方向へ移動自在に形成されており、図示
しないシリンダプラテンとの間はトツグル機構2
9によつて連結されている。30は固定盤25に
水平方向に設けられたキー31で上下方向への移
動を規制されかつ固定盤25の中心部において垂
直方向に設けられたキー31aにより紙面と直角
方向への位置決めをなされた固定金型であり、ま
た、32は可動盤28にキー33で上下方向への
移動を規制されて装着された可動金型であつて、
これら両金型30,32は合わせ面34を境にし
て水平方向へ開閉自在に接合されている。ここ
で、マシンのセンタライン上において、固定盤2
5と固定金型30との間に垂直なキー31aを設
けたのは、マシンのセンタライン上において固定
金型30と可動金型32の合わせ面の下方に設け
た竪鋳込ユニツト23の鋳込スリーブ58(後
述)などと、固定金型30の横方向の芯を簡単に
合わせるようにするためである。39は鋳込製品
をキヤビテイ35内から押出す製品押出装置であ
る。
一方、可動金型32の下側には中子装置40が
設けられている。
この中子装置40は可動金型32の下側に固定
された支持枠41と、この支持枠41に垂直に固
定されたシリンダ42とを有し、シリンダ42の
ピストンロツド42aには中子43が固定されて
いる。
中子43は、固定金型30と可動金型32の合
わせ面34部の下部に、上下方向に前後進自在に
設けられている。
中子43の下端部の固定金型30側と、固定金
型30の下端部に固定した半割型の固定スリーブ
30aの中子43側には、後述する鋳込ユニツト
23の鋳込スリーブ58が嵌合される半割形の穴
部44が、その軸線を所定角度傾斜させた状態で
それぞれ形成されている。
すなわち、この穴部44は金型の合わせ面に中
子43側と固定金型30側とに2分割して形成さ
れており、合わさつた状態では、真円状態になる
ようになつている。
穴部44の一段上の少し小径の穴部44aで、
溶湯が通る穴部44aの固定金型30側の内周面
の上部には、半リング状の凹溝44bを水平状態
で設けた。この凹溝44bは、穴部44aや鋳込
スリーブ58の内周面に生成した溶湯の凝固物で
あるシエルを捕獲して、キヤビテイ35内にシエ
ルが入らないようにするために設けたものであ
る。44cはくびれ部である。
一方、鋳込ユニツト23は固定盤25の水平部
材25bに設けたネジ穴に上端を螺合された4本
のタイロツド45を介して取付けられている。
すなわち、タイロツド45の下端は床面側に設
けられたピツト46内に垂下されており、その下
端にはフレーム47が固定されている。
フレーム47にはクレビス型の射出シリンダ4
8の途中が軸49を介して回動自在に軸承されて
おり、そのピストンロツドにはプランジヤ50が
連結されている。
射出シリンダ48の回動中心である軸49は、
固定金型30と可動金型32の垂直な合わせ面3
4を含む面よりも固定盤25側に位置させた。そ
して、鋳込シリンダ48等の鋳込ユニツト23を
射出状態時に傾斜させたとき、中子43と半割状
の固定スリーブ30aに設けた穴部44の傾斜し
た軸心に、鋳込シリンダ48を含む鋳込ユニツト
23の軸心が一致するようにした。
一方、このプランジヤ50を囲むようにしてス
リーブフレーム51が設けられている。
このスリーブフレーム51の下端側に設けたシ
リンダ内には、射出シリンダ48から伸びるラム
ロツド52の上端が摺動自在に嵌合されており、
このラムロツド52が嵌合されるスリーブフレー
ム51内のシリンダ内には油圧を導くことがで
き、射出シリンダ48とは独立してスリーブフレ
ーム51だけを上下に移動させることができる。
スリーブフレーム51の上端部には前記穴部4
4中に嵌合される鋳込スリーブ58が固定されて
おり、鋳込スリーブ58内にはプランジヤ50の
上端に固定された図示を省略したプランジヤチツ
プが摺動自在に嵌合されている。
一方、フレーム47の側面にはブラケツト54
を介して傾転シリンダ55がその途中を回動自在
に軸承されている。
このシリンダ55のピストンロツド56は射出
シリンダ48側に回動自在に連結されている。
したがつて、この傾転シリンダ55を作動させ
れば射出シリンダ48は軸49を中心として自由
に回動される。
次に、以上のように構成された本実施例の動作
について説明する。
型開時においては、鋳込ユニツト23は図中鎖
線で示すように時計方向へ回動されており、給湯
位置にあり、図示していない給湯装置によつて鋳
込スリーブ58中に溶湯が供給される。
やがて、中子43用のシリンダ40が作動して
中子43が金型キヤビテイ35の下端部に嵌合さ
れたのち、型締が行われ、固定金型30に可動金
型32が合され、図に示す状態となる。
この状態で、傾転シリンダ55が作動され鋳込
ユニツト23は図に実線で示すように反時計方向
に回動される。
この時、プランジヤ50の軸線と穴部44の軸
線が一致するようになる。
この状態で、スリーブフレーム51とプランジ
ヤチツプとがほぼ同一の相対的な位置関係を保つ
て上昇し、鋳込スリーブ58が穴部44内に嵌合
される。
次に、射出シリンダ48が作動され、プランジ
ヤ50が前進し、図示していないプランジヤチツ
プが鋳込スリーブ58内を上昇し、溶湯が金型キ
ヤビテイ35内に供給される。
溶湯の供給後、所定時間経過すると、鋳込スリ
ーブ58が後退し、穴部44から離れる。
続いて、型開が行われ、シリンダ40が作動し
て中子43が引抜かれたのち、鋳込製品取出が行
われる。
本実施例は以上のように鋳込ユニツトの回動中
心を固定盤側にずらした構造を採用しているた
め、中子装置を金型の下側に取付け、互いに干渉
しないように作動させることができる。
また、鋳込ユニツトの回動角度が小さくできる
ため、小型の射出成形装置に使用することができ
る。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、鋳込ユニツトの回動中心を固定盤側へずらし
た構造を採用しているため、金型の下側に比較的
に大きなスペースを設けることができ、鋳込ユニ
ツトと干渉せずに中子装置を金型の下方に設ける
ことができ、中子装置取付上の制約がなくなり、
鋳込可能な鋳込製品の種類が大幅に増え、より実
用性が増す。
また、鋳込ユニツトを溶湯の給湯位置に傾斜さ
せたときの垂直線に対する鋳込ユニツトの回動角
度を小さくできるため、スペース上の制約が多い
小型の射出成形装置にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す正面図(1部
断面で示す)である。 23……鋳込ユニツト、25……固定盤、28
……可動盤、30……固定金型、32……可動金
型、40……中子装置、43……中子、44……
穴部、48……鋳込シリンダ、49……軸、55
……傾転シリンダ、58……鋳込スリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金型の下方に竪型の鋳込ユニツトを回動自在に
    設けた横型締竪鋳込型射出成形装置において、鋳
    込ユニツトの回動中心を、固定金型と可動金型の
    垂直な合わせ面を含む面よりも固定盤側に位置さ
    せ、射出時の鋳込ユニツトが傾斜していることを
    特徴とする横型締竪鋳込型射出成形装置。
JP116886U 1986-01-10 1986-01-10 Expired JPH0221169Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP116886U JPH0221169Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP116886U JPH0221169Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62113846U JPS62113846U (ja) 1987-07-20
JPH0221169Y2 true JPH0221169Y2 (ja) 1990-06-07

Family

ID=30778820

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