JPH022106Y2 - - Google Patents

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JPH022106Y2
JPH022106Y2 JP1984045726U JP4572684U JPH022106Y2 JP H022106 Y2 JPH022106 Y2 JP H022106Y2 JP 1984045726 U JP1984045726 U JP 1984045726U JP 4572684 U JP4572684 U JP 4572684U JP H022106 Y2 JPH022106 Y2 JP H022106Y2
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JP
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coil spring
metal coil
spring
seat
composite
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JP1984045726U
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JPS60158045U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉄道車輌用の軸バネ、枕バネ等とし
て用いるゴム筒体中に金属コイルバネを埋設した
複合コイルバネに係る。
従来、この種の複合コイルバネとしては第4図
に示すように、ゴム筒体31と、ゴム筒体31に
同軸的に埋設された金属コイルバネ32とからな
り、ゴム筒体31断面をその内,外側が共に凸円
弧を連続させて、且つ、内外側面の円弧端の位置
が交互にずらせ、そして、コイルバネ32をゴム
筒体31内に埋設せしめて一体に加硫接着してな
る複合コイルバネ30が公知である。
しかしながら、従来の複合コイルバネ30は、
荷重の大半をゴム筒体31で受け持ち、金属コイ
ルバネ32は荷重の一部負担と圧縮時の形くずれ
を防止するように構成し、特にゴム弾性により、
高周波振動の除去及び、シヨツクアブソーバとし
て作用し衝撃を緩和できるという特徴を有してい
る。
しかしながら、前記従来の複合バネ30は荷重
の大半をゴム筒体31によつて受けもつため、ゴ
ムに繰り返し荷重が加えられ、特に、振動数が低
く、大きく変形する場合にはゴムの粘弾性的性質
によつて発熱し、熱が蓄積されて、ゴムが早期に
軟化現象を生じ、複合バネ30の復原力が急激に
低下して、複合バネの寿命が極端に短かくなつて
しまうという欠点を有している。
このため、複合バネは用途により、荷重の大半
をゴム筒体31で受けもつには用途に応じて制限
を受ける。
従つて、荷重の大半をコイルバネで受け持つ構
成の複合バネも利用されるようになつてきた。し
かし、荷重の大半をコイルバネで受けもつことに
より、駆動部等振動源からの高周波振動を充分除
去することができず未だ解決に至つていない。
本考案は、かかる事情に鑑み考案されたもので
あつて、荷重の大半をコイルバネで受け持つ構成
の複合バネの寿命を長期に亘つて維持でき、且
つ、駆動系等の振動源からの高周波の振動を吸収
できる車輌用複合バネを提供することを目的と
し、この目的を達成するために、実用新案登録請
求の範囲に記載の鉄道車輌用複合バネを構成した
ものである。
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基いて説明する。
第1図は本考案の鉄道車輌用複合バネ10の平
面図であり、第2図は第1図の縦断面図である。
第2図に示すように、金属コイルバネ12は等
ピツチの圧縮コイルバネであり、両端部は軸線に
対して直角にリング状のバネ座12aが形成され
ている。このバネ座12aは軸線に対して直角な
平面を形成するように、線の両端部を漸次薄肉と
なる断面略四辺形に成形してあり、金属コイルバ
ネ12の両端部は漸次ピツチ間を近接せしめて巻
廻し、最後の一巻でリング状のバネ座12aが形
成されている。
ゴム筒体11は、内側では金属コイルバネ12
の線の表面をゴム部材にて薄肉に覆い、これに連
続して金属コイルバネ12の線間で断面円弧状の
谷が形成されている。又外側では、金属コイルバ
ネ12の外側に面する線の中央部表面を薄肉で覆
いこれに連続して外側の谷11bを形成すると共
に金属コイルバネ12の線間で内側の谷に対応す
る金属コイルバネ12の外径と略同外径の山11
cを形成し、且つ、金属コイルバネ12の軸方向
両部に、おおむねバネ座12aを軸方向にこの山
径よりも大径に覆うと共に、これを軸方向に延長
してバネ座12aの軸方向両端面に隣接せしめた
一定厚の座部11aを一体に設け、環状の大径部
13を一体に形成している。この座部11aは第
1図に示すようにリングを等分して多数個の円弧
状の溝11bが施されている。
なお、金属コイルバネ12の外周上に接着剤が
塗布されていて、金属コイルバネ12とゴム筒体
11は一体加硫接着されている。
この実施例では、金属コイルバネ12は線径を
34mmに、線間のピツチを66mmに、コイル内径を
200mmφに、自由高さを278mmになされている。ゴ
ム筒体11のゴム材料としては生ゴム乃至合成ゴ
ムが用いられ、ゴム筒体11の内側では金属コイ
ルバネ12の線の表面を3.5mmの薄肉に覆い山が
形成され、これに連続して半径21mmの断面円弧状
の谷が形成されている。そして両端部は鉄道車輌
用複合バネ10の山間内径162mmφに略等しい内
径となし、大径部13の外径は鉄道車輌用複合バ
ネ10の外周山間直径245mmφより大径の266mmφ
になされている。
そして、鉄道車輌用複合バネ10の両端部に有
するリング状の座部11aの厚みは6mmとなし、
円弧状の溝11bの深さは3mmになされ、リング
を均等に等分するように16個設けられている。
次に作用効果について説明する。本考案上述の
如く構成されているから、 金属コイルバネ12は荷重の大半を受け持つと
共に、繰り返し荷重が加えられ、振動数が低く、
変形が大きくても金属コイルバネ12は強靭であ
る。一方ゴム筒体11は荷重の一部を受けもつよ
うに、全体的に薄肉になされているので、ゴム自
身が受ける圧縮力は小さいため、ゴム自身発熱し
難くなる。
従つて、複合バネ30のバネ座12aは線間の
ピツチを漸次近接せしめて巻廻してリング上に形
成されているので、低周波の大きな変位振動時に
おいて、特にバネ座12a部における線間の変位
のみは小さくなり、かかるバネ座12aを覆う大
径部13のゴムは、かかる低周波の振動がコイル
バネ12に繰り返し作用しても、発熱しないの
で、軟化現象を生じるおそれはなく、鉄道車輌用
複合バネ10の寿命を長期に渡つつ維持でき、且
つ、このように大径にすることにより、大径部1
3でゴム量が増加し、減衰効果を高めることがで
き、駆動系等の振動源からコイルバネ12に伝わ
る高周波振動を吸収することができる。なお、座
部11aの表面部に円弧状溝11b多数個を設け
ることにより、台車ワク(図示せず)に設けた鉄
道車輌用複合バネ10取付用の平板(図示せず)
面によくなじみ、かかる大径部13により、高周
波振動を吸収する上で有理である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の平面図であり、第2図は本考
案を説明する縦断面図であり、第3図は第2図の
A部詳細図であり、第4図は従来例を説明する断
面図である。 10……鉄道車輌用複合バネ、11……ゴム筒
体、11a……座部、11b……溝、12……金
属コイルバネ、12a……バネ座、13……大径
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴム筒体と、ゴム筒体中に同軸的に埋設された
    金属コイルバネとからなり、金属コイルバネは、
    該金属コイルバネの両端の一巻を軸線に対して直
    角となるように、漸次ピツチ間を近接せしめて巻
    廻してリング状のバネ座が形成され、ゴム筒体
    は、内側では、金属コイルバネの内側に面する線
    の表面を薄肉に覆い、これに連続して金属コイル
    バネの線間で内側の谷を形成し、外側では、金属
    コイルバネの外側に面する線の中央部表面を薄肉
    で覆い、これに連続して外側の谷を形成すると共
    に、金属コイルバネの線間で前記内側の谷に対応
    する金属コイルバネの外径と略同一外径の山を形
    成し、且つ、金属コイルバネの軸方向両端部に、
    おおむねバネ座を軸方向にこの山径よりも大径に
    覆うと共に、これを軸方向に延長してバネ座の軸
    方向両端面に隣接せしめた一定肉厚の座部を一体
    に設けた環状の大径部を形成してなることを特徴
    とする鉄道車輌用複合バネ。
JP4572684U 1984-03-29 1984-03-29 鉄道車輛用複合バネ Granted JPS60158045U (ja)

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JP4572684U JPS60158045U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 鉄道車輛用複合バネ

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JPS60158045U JPS60158045U (ja) 1985-10-21
JPH022106Y2 true JPH022106Y2 (ja) 1990-01-18

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ID=30559477

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SE513766C2 (sv) * 1998-03-13 2000-10-30 Alfa Laval Ab Stödanordning för en king en rotationsaxel roterbar spindel som uppbär en centrifugrotor
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JPS57120746A (en) * 1981-01-16 1982-07-27 Nhk Spring Co Ltd Coil spring device

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JPS60158045U (ja) 1985-10-21

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