JPH0220417Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0220417Y2 JPH0220417Y2 JP1171884U JP1171884U JPH0220417Y2 JP H0220417 Y2 JPH0220417 Y2 JP H0220417Y2 JP 1171884 U JP1171884 U JP 1171884U JP 1171884 U JP1171884 U JP 1171884U JP H0220417 Y2 JPH0220417 Y2 JP H0220417Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat storage
- storage plate
- exhaust
- chamber
- silencer
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 claims description 21
- 230000003584 silencer Effects 0.000 claims description 10
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 6
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
本考案は自動車の排気系に装備される消音器に
関し、詳しくはアフターバーン防止の機能をも備
えるよう改良された消音器に関する。
関し、詳しくはアフターバーン防止の機能をも備
えるよう改良された消音器に関する。
アフターバーンを防止するものとしては、従来
コーステイングリツチヤなどの排気ガスコントロ
ールシステムが知られているが、これは装置構造
が複雑であり部品点数を増加してコストアツプと
なり、また燃費の悪化も招くという不都合があつ
た。
コーステイングリツチヤなどの排気ガスコントロ
ールシステムが知られているが、これは装置構造
が複雑であり部品点数を増加してコストアツプと
なり、また燃費の悪化も招くという不都合があつ
た。
そこで本考案は、未燃成分を含む排気ガスを排
気系のチヤンバ内で緩慢に燃焼させればアフター
バーンが防止でき、そのためのチヤンバとしては
消音器のチヤンバを利用できる点に着目し、アフ
ターバーンを有効に防止でき、かつ燃費の悪化も
防止できるものでありながら構造が簡単で部品点
数が少なく加工性に優れた消音器を提供すること
を目的とする。
気系のチヤンバ内で緩慢に燃焼させればアフター
バーンが防止でき、そのためのチヤンバとしては
消音器のチヤンバを利用できる点に着目し、アフ
ターバーンを有効に防止でき、かつ燃費の悪化も
防止できるものでありながら構造が簡単で部品点
数が少なく加工性に優れた消音器を提供すること
を目的とする。
この目的のため本考案は、消音器をエンジンの
排気マニホールドにフランジ接続により連接して
設け、この消音器の排気流入側のチヤンバ内に、
多数の微小な通気孔を有する金属箔製の蓄熱プレ
ートを備え、この蓄熱プレートはそのホルダを上
記フランジと共にチヤンバシエルに溶接固定して
支持したことを要旨とする。 なお排気系のチヤンバ内に多数の微小な通気孔
を有する金属製部材を介在させた点については、
実開昭54−77813号公報に関連する先行技術がみ
られる。
排気マニホールドにフランジ接続により連接して
設け、この消音器の排気流入側のチヤンバ内に、
多数の微小な通気孔を有する金属箔製の蓄熱プレ
ートを備え、この蓄熱プレートはそのホルダを上
記フランジと共にチヤンバシエルに溶接固定して
支持したことを要旨とする。 なお排気系のチヤンバ内に多数の微小な通気孔
を有する金属製部材を介在させた点については、
実開昭54−77813号公報に関連する先行技術がみ
られる。
以下本考案を、図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。 第１図において符号１はエンジンの排気マニホ
ールドであり、その排気流出側の端部には接続フ
ランジ１ａが設けられる。そこで円筒形消音器２
がその排気流入側の端部に後述の手段で溶接固定
された接続フランジ２ａを以つて上記接続フラン
ジ１ａにガスケツト３を介してボルト結合され、
消音器２は排気マニホールド１の直下流側に連接
される。この消音器２の排気下流側の端部には他
の接続フランジ２ｂが溶接固定され、これが図示
省略した排気管にフランジ接続されて以後の排気
系を構成している。 ここで消音器２のチヤンバ内において、排気マ
ニホールド１に面した排気流入側の箇所には蓄熱
プレート４が排気流路を横断して設置される。こ
の蓄熱プレート４の素材は第２図に示すように帯
状をなす上下２枚の金属箔からなるもので、その
一方は長さ方向に連続する波状をなして他方に添
設され、波形の底部で両者が部分的に圧着されて
いる。そしてこのような素材をロール状に巻くこ
とにより、第３図に示すような多数の微小な通気
孔４ａを厚さ方向に形成した円板状の蓄熱プレー
ト４が構成される。 ここで蓄熱プレート４の外周には段付リング状
のホルダ５がその小径部を以つて嵌着され、この
ホルダ５の大径部が消音器２のチヤンバシエル２
ｃ内面において第１図上前記接続フランジ２ａ直
下の位置に嵌合している。そしてこの部分に対応
するチヤンバシエル２ｃの周面に、周方向に沿う
溶接用の長孔２ｄが穿設される（第４図参照）。
そこで接続フランジ２ａの下面においてチヤンバ
シエル２ｃの外周との角部に溶接ビードをリング
状に施すことにより、その一部が上記長孔２ｄを
通してホルダ５の周面に達して前記ホルダ５が接
続フランジ２ａと共にチヤンバシエル２ｃに溶接
固定される。これにより蓄熱プレート４がその通
気孔４ａを排気流方向に沿わせた状態でチヤンバ
内に設置されるのである。 以上の構成では図示省略したエンジンから排気
マニホールド１を経て排出される排気ガスは、直
ちに蓄熱プレート４の通気孔４ａを通過し、消音
器２のチヤンバ内で拡張して消音され、以後の排
気系を経て大気に放出される。そして排気ガスの
通過に伴い蓄熱プレート４は排気ガスの熱エネル
ギを受けて蓄熱する。そこで未燃成分を含んだ排
気ガスは、通気孔４ａを通過する際に高温の蓄熱
プレートに接して燃焼する。この燃焼は各通気孔
４ａ内で独立し行なわれ、また蓄熱プレート４の
下流側には排気ガスの燃焼による膨張を許容する
大容積のチヤンバが形成されていることから、排
気ガスが一気に燃焼するいわゆるアフターバーン
が防止されるのである。 そしてこのようなアフターバーンを防止するた
めの付加部材は、ホルダ５に嵌着した蓄熱プレー
ト４のみでよく、その取付けにあたつては消音器
２の接続フランジ２ａの溶接工程を利用して同時
に溶接固定できるから、構造が簡単で部品点数の
少ないことと相俟つて加工性に優れる。
体的に説明する。 第１図において符号１はエンジンの排気マニホ
ールドであり、その排気流出側の端部には接続フ
ランジ１ａが設けられる。そこで円筒形消音器２
がその排気流入側の端部に後述の手段で溶接固定
された接続フランジ２ａを以つて上記接続フラン
ジ１ａにガスケツト３を介してボルト結合され、
消音器２は排気マニホールド１の直下流側に連接
される。この消音器２の排気下流側の端部には他
の接続フランジ２ｂが溶接固定され、これが図示
省略した排気管にフランジ接続されて以後の排気
系を構成している。 ここで消音器２のチヤンバ内において、排気マ
ニホールド１に面した排気流入側の箇所には蓄熱
プレート４が排気流路を横断して設置される。こ
の蓄熱プレート４の素材は第２図に示すように帯
状をなす上下２枚の金属箔からなるもので、その
一方は長さ方向に連続する波状をなして他方に添
設され、波形の底部で両者が部分的に圧着されて
いる。そしてこのような素材をロール状に巻くこ
とにより、第３図に示すような多数の微小な通気
孔４ａを厚さ方向に形成した円板状の蓄熱プレー
ト４が構成される。 ここで蓄熱プレート４の外周には段付リング状
のホルダ５がその小径部を以つて嵌着され、この
ホルダ５の大径部が消音器２のチヤンバシエル２
ｃ内面において第１図上前記接続フランジ２ａ直
下の位置に嵌合している。そしてこの部分に対応
するチヤンバシエル２ｃの周面に、周方向に沿う
溶接用の長孔２ｄが穿設される（第４図参照）。
そこで接続フランジ２ａの下面においてチヤンバ
シエル２ｃの外周との角部に溶接ビードをリング
状に施すことにより、その一部が上記長孔２ｄを
通してホルダ５の周面に達して前記ホルダ５が接
続フランジ２ａと共にチヤンバシエル２ｃに溶接
固定される。これにより蓄熱プレート４がその通
気孔４ａを排気流方向に沿わせた状態でチヤンバ
内に設置されるのである。 以上の構成では図示省略したエンジンから排気
マニホールド１を経て排出される排気ガスは、直
ちに蓄熱プレート４の通気孔４ａを通過し、消音
器２のチヤンバ内で拡張して消音され、以後の排
気系を経て大気に放出される。そして排気ガスの
通過に伴い蓄熱プレート４は排気ガスの熱エネル
ギを受けて蓄熱する。そこで未燃成分を含んだ排
気ガスは、通気孔４ａを通過する際に高温の蓄熱
プレートに接して燃焼する。この燃焼は各通気孔
４ａ内で独立し行なわれ、また蓄熱プレート４の
下流側には排気ガスの燃焼による膨張を許容する
大容積のチヤンバが形成されていることから、排
気ガスが一気に燃焼するいわゆるアフターバーン
が防止されるのである。 そしてこのようなアフターバーンを防止するた
めの付加部材は、ホルダ５に嵌着した蓄熱プレー
ト４のみでよく、その取付けにあたつては消音器
２の接続フランジ２ａの溶接工程を利用して同時
に溶接固定できるから、構造が簡単で部品点数の
少ないことと相俟つて加工性に優れる。
以上説明したとおり本考案によれば、多数の微
小な通気孔を有する金属箔製の蓄熱プレートが排
気マニホールドの直下流側に介設されるから、未
燃成分を含む排気ガスは蓄熱プレートの熱を受け
てその通気孔内で緩慢に燃焼されてアフターバー
ンが防止される。また構造が排気ガスを通過させ
る蓄熱プレートを従来の消音器に付設するだけの
簡単なものであるから、エンジンの燃焼に影響が
なく燃費の悪化を来たすことがないばかりか、上
記蓄熱プレートが消音器の接続フランジの溶接工
程を利用して同時に溶接固定できる構造であるか
ら、部品点数の少ないことと相俟つて加工性に優
れ、廉価に提供できるという効果が得られる。
小な通気孔を有する金属箔製の蓄熱プレートが排
気マニホールドの直下流側に介設されるから、未
燃成分を含む排気ガスは蓄熱プレートの熱を受け
てその通気孔内で緩慢に燃焼されてアフターバー
ンが防止される。また構造が排気ガスを通過させ
る蓄熱プレートを従来の消音器に付設するだけの
簡単なものであるから、エンジンの燃焼に影響が
なく燃費の悪化を来たすことがないばかりか、上
記蓄熱プレートが消音器の接続フランジの溶接工
程を利用して同時に溶接固定できる構造であるか
ら、部品点数の少ないことと相俟つて加工性に優
れ、廉価に提供できるという効果が得られる。
第１図は本考案の一実施例を示す消音器の断面
図、第２図は蓄熱プレートの素材を示す斜視図、
第３図は蓄熱プレートの平面図、第４図は消音器
の接続フランジ付近の部分平面図である。 １……排気マニホールド、１ａ……接続フラン
ジ、２……消音器、２ａ，２ｂ……接続フラン
ジ、２ｃ……チヤンバシエル、２ｄ……長孔、３
……ガスケツト、４……蓄熱プレート、４ａ……
通気孔、５，６……ホルダ。
図、第２図は蓄熱プレートの素材を示す斜視図、
第３図は蓄熱プレートの平面図、第４図は消音器
の接続フランジ付近の部分平面図である。 １……排気マニホールド、１ａ……接続フラン
ジ、２……消音器、２ａ，２ｂ……接続フラン
ジ、２ｃ……チヤンバシエル、２ｄ……長孔、３
……ガスケツト、４……蓄熱プレート、４ａ……
通気孔、５，６……ホルダ。
Claims (1)
- エンジンの排気マニホールドにフランジ接続し
て連通され、かつ排気流入側のチヤンバ内に多数
の微小な通気孔を有する金属箔製蓄熱プレートを
備え、この蓄熱プレートはそのホルダを上記フラ
ンジと共にチヤンバシエルに溶接固定して支持し
たことを特徴とする消音器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1171884U JPS60124523U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1171884U JPS60124523U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 消音器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60124523U JPS60124523U (ja) | 1985-08-22 |
| JPH0220417Y2 true JPH0220417Y2 (ja) | 1990-06-04 |
Family
ID=30494098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1171884U Granted JPS60124523U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 消音器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60124523U (ja) |
-
1984
- 1984-01-31 JP JP1171884U patent/JPS60124523U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60124523U (ja) | 1985-08-22 |
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