JPS608112Y2 - モノリス触媒コンバ−タ - Google Patents
モノリス触媒コンバ−タInfo
- Publication number
- JPS608112Y2 JPS608112Y2 JP1979145740U JP14574079U JPS608112Y2 JP S608112 Y2 JPS608112 Y2 JP S608112Y2 JP 1979145740 U JP1979145740 U JP 1979145740U JP 14574079 U JP14574079 U JP 14574079U JP S608112 Y2 JPS608112 Y2 JP S608112Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalytic converter
- monolithic
- casing
- elastic member
- monolithic catalyst
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、内燃機関の排気浄化作用を行なうモノリス触
媒コンバータに関する。
媒コンバータに関する。
内燃機関の排気管に取り付けられるモノリス触媒コンバ
ータは、一般に軸方向に分割した１対のシェルよりなる
ケーシング内にセラミックファイバー等の弾性部材を介
してモノリス型触媒を保持するように構威されている。
ータは、一般に軸方向に分割した１対のシェルよりなる
ケーシング内にセラミックファイバー等の弾性部材を介
してモノリス型触媒を保持するように構威されている。
（例えば、実開昭５４−６１９１６号公報参照）このモ
ノリス型触媒は、セラミック材により軸方向へ蜂の巣状
に形成した多数の通気孔を有し、通気孔の内面にコーテ
ィングされた触媒により、この通気孔を通過する排気を
浄化するものであるが、前述の如くセラミック材により
成形されているためとくに径方向における高い寸法精度
が得られない。
ノリス型触媒は、セラミック材により軸方向へ蜂の巣状
に形成した多数の通気孔を有し、通気孔の内面にコーテ
ィングされた触媒により、この通気孔を通過する排気を
浄化するものであるが、前述の如くセラミック材により
成形されているためとくに径方向における高い寸法精度
が得られない。
これに対して、従来のケーシングは、各シェルの周縁に
水平方向へ延設した接合フランジを設け、互いの接合フ
ランジの全面を接合したのち、各接合フランジの端部を
溶接して一定の内容積をもつように組み立てられるため
、前記モノリス型触媒を弾性部材を介してケーシングに
取り付ける場合、弾性部材自体が有する寸法精度の低さ
と相俟ってケーシングの径方向における設計寸法と一致
−しなくなることが多い。
水平方向へ延設した接合フランジを設け、互いの接合フ
ランジの全面を接合したのち、各接合フランジの端部を
溶接して一定の内容積をもつように組み立てられるため
、前記モノリス型触媒を弾性部材を介してケーシングに
取り付ける場合、弾性部材自体が有する寸法精度の低さ
と相俟ってケーシングの径方向における設計寸法と一致
−しなくなることが多い。
例えば、モノリス型触媒および弾性部材の方がケーシン
グ内容積よりも大きくなって、各シェルの対向するフラ
ンジ間に間隙を生じることがある。
グ内容積よりも大きくなって、各シェルの対向するフラ
ンジ間に間隙を生じることがある。
このため、従来は、モノリス型触媒の取付けに際してそ
の都度ケーシングの寸法を修正する必要があり、作業性
が低いだけでなく、不良品が生じ易いという欠点があっ
た。
の都度ケーシングの寸法を修正する必要があり、作業性
が低いだけでなく、不良品が生じ易いという欠点があっ
た。
本考案は、かかる従来の問題を解決１．ようとするもの
であって、ケーシングを構成する一対のシェルの接合フ
ランジを各々、ケーシングの分割面に対して平行に延設
された基部と、この基部に対して各々同一方向へ直角に
折り曲げられた端部とで構威し、この各接合フランジの
端部を互いに重ね合わせて溶接固着するようにしたモノ
リス触媒コンバータを提供するものである。
であって、ケーシングを構成する一対のシェルの接合フ
ランジを各々、ケーシングの分割面に対して平行に延設
された基部と、この基部に対して各々同一方向へ直角に
折り曲げられた端部とで構威し、この各接合フランジの
端部を互いに重ね合わせて溶接固着するようにしたモノ
リス触媒コンバータを提供するものである。
この場合、各接合フランジの端部の重ね合わせ部分は、
モノリス型触媒や弾性部材の有する径方向の誤差を組付
時のスライドにより吸収する。
モノリス型触媒や弾性部材の有する径方向の誤差を組付
時のスライドにより吸収する。
また、溶接される接合フランジ端部が上記分割面に対し
垂直であるから、ケーシングを分割する方向の力に対し
強い抵抗力を与えることができ、また、溶接部分が基部
を介してモノリス型触媒から離れているから、この基部
はモノリス型触媒の振動を弾性的に受は止め、振動が溶
接部分に及ぼす影響を小さくする。
垂直であるから、ケーシングを分割する方向の力に対し
強い抵抗力を与えることができ、また、溶接部分が基部
を介してモノリス型触媒から離れているから、この基部
はモノリス型触媒の振動を弾性的に受は止め、振動が溶
接部分に及ぼす影響を小さくする。
以下、本考案の構成を実施例につき図面に基づいて説明
する。
する。
１は内燃機関の排気管に取り付けられるモノリス触媒コ
ンバータであって、軸方向に分割した１対のシェル２，
２よりなるケーシング３の内部に弾性部材５を介して楕
円柱状のモノリス型触媒６が保持され、ケーシング３の
両端に排気管に接続する取付フランジ７．７が固着され
ている。
ンバータであって、軸方向に分割した１対のシェル２，
２よりなるケーシング３の内部に弾性部材５を介して楕
円柱状のモノリス型触媒６が保持され、ケーシング３の
両端に排気管に接続する取付フランジ７．７が固着され
ている。
シェル２，２は、ステンレス材をプレス成型して形成さ
れ、その周縁に接合フランジ８，８が設けられている。
れ、その周縁に接合フランジ８，８が設けられている。
接合フランジ８．８は、ケーシング３の分割面と平行な
基部８ａ＊８ａを有し、その端部８ｂ、８ｂが分割面に
対して垂直かつ同一方向に折り曲げられており、この端
部８ｂ、８ｂを互いに重ね合わせて溶接固着して前記ケ
ーシング３が構成される。
基部８ａ＊８ａを有し、その端部８ｂ、８ｂが分割面に
対して垂直かつ同一方向に折り曲げられており、この端
部８ｂ、８ｂを互いに重ね合わせて溶接固着して前記ケ
ーシング３が構成される。
一方、モノリス型触媒６は、セラミック材により軸方向
へ蜂の巣状に形成した多数の通気孔１０を有し、通気孔
１０の内面にはアルミナがコーティングされ、さらに該
アルミナの上に白金系の触媒がコーティングされている
。
へ蜂の巣状に形成した多数の通気孔１０を有し、通気孔
１０の内面にはアルミナがコーティングされ、さらに該
アルミナの上に白金系の触媒がコーティングされている
。
また、モノリス型触媒６とケーシング３の間に介装され
ている弾性部材５には、セラミックファイバーガラス綿
等、石綿、スチールウール等が適用される。
ている弾性部材５には、セラミックファイバーガラス綿
等、石綿、スチールウール等が適用される。
上記モノリス触媒コンバータ１は、モノリス型触媒６の
表面を弾性部材５で被包してこれをシェル２，２の中に
収容し、両方のシェル２，２により弾性部材５を圧縮し
ながら接合フランジ８，８の端部８ｂ、８ｂを重ね合わ
せたうえ溶接固着して組み立てる。
表面を弾性部材５で被包してこれをシェル２，２の中に
収容し、両方のシェル２，２により弾性部材５を圧縮し
ながら接合フランジ８，８の端部８ｂ、８ｂを重ね合わ
せたうえ溶接固着して組み立てる。
この組立状態においては、接合フランジ８，８の基部８
ａ、Ｂａ間が若干の隙間１１を存して対向することにな
る。
ａ、Ｂａ間が若干の隙間１１を存して対向することにな
る。
すなわち、モノリス型触媒６または弾性部材５の径方向
寸法が、製作上の誤差によって設計寸法より大きくなっ
た場合には、接合フランジ８，８の重なり合った端部８
ｂ、８ｂをスライドさせて前記隙間１１を広くとること
により寸法誤差を許容し、逆にモノリス型触媒６または
弾性部材５の径方向寸法が設計寸法より小さくなった場
合には、同じく端部８ｂ、８ｂをスライドさせて前記隙
間１１を狭くすることにより寸法誤差を許容せしめる。
寸法が、製作上の誤差によって設計寸法より大きくなっ
た場合には、接合フランジ８，８の重なり合った端部８
ｂ、８ｂをスライドさせて前記隙間１１を広くとること
により寸法誤差を許容し、逆にモノリス型触媒６または
弾性部材５の径方向寸法が設計寸法より小さくなった場
合には、同じく端部８ｂ、８ｂをスライドさせて前記隙
間１１を狭くすることにより寸法誤差を許容せしめる。
従って、本考案によれば、モノリス型触媒や弾性部材の
有する径方向の寸法誤差を接合フランジの端部重ね合わ
せ量の調整により組付時に許容することが可能となり、
また、接合フランジ端部の溶接部分がケーシングの分割
面に対し垂直だから、分割面垂直方向の力に対する抵抗
力が大きくなることと、接合フランジの基部がモノリス
型触媒と上記溶接部分との間にあってモノリス型触媒の
振動に伴う各シェルの独立した振動を弾性的に吸収する
こと、特に基部が撓んで分割面に対し垂直方向に広がる
シェルの動きを許容することとが相俟って、ケーシング
の保持力が高くなる。
有する径方向の寸法誤差を接合フランジの端部重ね合わ
せ量の調整により組付時に許容することが可能となり、
また、接合フランジ端部の溶接部分がケーシングの分割
面に対し垂直だから、分割面垂直方向の力に対する抵抗
力が大きくなることと、接合フランジの基部がモノリス
型触媒と上記溶接部分との間にあってモノリス型触媒の
振動に伴う各シェルの独立した振動を弾性的に吸収する
こと、特に基部が撓んで分割面に対し垂直方向に広がる
シェルの動きを許容することとが相俟って、ケーシング
の保持力が高くなる。
さらに、本考案は、モノリス型触媒とケーシングの間に
介装される弾性部材が熱劣化しても接合フランジの基部
が弾性部材に代わってモノリス型触媒を弾性保持する効
果もある。
介装される弾性部材が熱劣化しても接合フランジの基部
が弾性部材に代わってモノリス型触媒を弾性保持する効
果もある。
図面は本考案の実施態様を例示し、第１図はモノリス触
媒コンバータを一部断面で示す平面図、第２図は第１図
のＡ−Ａ断面図である。 １・・・・・・モノリス触媒コンバータ、２・・・・・
・シェル、３・・・・・・ケーシング、５・・・・・・
弾性部材、６・・・・・・モノリス型触媒、８・・・・
・・接合フランジ、８ｂ・・・・・・端部。
媒コンバータを一部断面で示す平面図、第２図は第１図
のＡ−Ａ断面図である。 １・・・・・・モノリス触媒コンバータ、２・・・・・
・シェル、３・・・・・・ケーシング、５・・・・・・
弾性部材、６・・・・・・モノリス型触媒、８・・・・
・・接合フランジ、８ｂ・・・・・・端部。
Claims (1)
- 軸方向に分割した１対のシェルよりなるケーシング内に
弾性部材を介してモノリス型触媒を保持するようにした
モノリス触媒コンバータにおいて、前記各シェルの周縁
に接合フランジを形成し、該多接合フランジを各々、分
割面に対して平行に延設される基部と、該基部に対して
各々同一方向へ直角に折り曲げられる端部とで構成する
一方、該多接合フランジの端部を互いに重ね合わせて溶
接固着したことを特徴とするモノリス触媒コンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979145740U JPS608112Y2 (ja) | 1979-10-20 | 1979-10-20 | モノリス触媒コンバ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979145740U JPS608112Y2 (ja) | 1979-10-20 | 1979-10-20 | モノリス触媒コンバ−タ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5663809U JPS5663809U (ja) | 1981-05-29 |
| JPS608112Y2 true JPS608112Y2 (ja) | 1985-03-20 |
Family
ID=29376918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979145740U Expired JPS608112Y2 (ja) | 1979-10-20 | 1979-10-20 | モノリス触媒コンバ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS608112Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2946766B2 (ja) * | 1990-12-29 | 1999-09-06 | スズキ株式会社 | 触媒コンバータ |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5285633A (en) * | 1976-01-10 | 1977-07-16 | Nissan Motor Co Ltd | Internal combustion engine |
| JPS5486627A (en) * | 1977-12-21 | 1979-07-10 | Ayerst Mckenna & Harrison | Diabetes treating composition |
-
1979
- 1979-10-20 JP JP1979145740U patent/JPS608112Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5285633A (en) * | 1976-01-10 | 1977-07-16 | Nissan Motor Co Ltd | Internal combustion engine |
| JPS5486627A (en) * | 1977-12-21 | 1979-07-10 | Ayerst Mckenna & Harrison | Diabetes treating composition |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5663809U (ja) | 1981-05-29 |
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