JPH02189979A - 静電誘導型スイッチング素子及びその製造方法 - Google Patents

静電誘導型スイッチング素子及びその製造方法

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JPH02189979A
JPH02189979A JP901489A JP901489A JPH02189979A JP H02189979 A JPH02189979 A JP H02189979A JP 901489 A JP901489 A JP 901489A JP 901489 A JP901489 A JP 901489A JP H02189979 A JPH02189979 A JP H02189979A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は半導体基板中に埋込まれたゲート領域を有す
る静電誘導型スイッチング素子及びその製造り法に関す
るものぐある。
〔従来の技術〕
第5図は静電誘導型トランジスタ(以下、[S11ヘラ
ンジスタ」という。)、静電誘導型サイリスク(以下、
rSIザイリスタ1という。)等の、従来の埋込みゲー
ト構造の静電誘導型スイツヂング素子(以下、「Sl素
子」という。)のゲート構造を示す断面図である。同図
に示すように、r)基板1の」二層部に選択的不純物拡
散によりpゲート領域5 (5a、5b)が形成されて
いる。
n−基板1の領域1a上にはn丁ピタキシャル層2が形
成され、p4ゲート領域5aを埋込んでいる。したがっ
て、p+ゲグー領域5間のn 基板1及びnエピタキシ
ャル層2がチャネル領域8となっている。
p4ゲート領hilt 5 b 十、に【まグー1−メ
タル電極3が形成されている。またnエピタキシャル層
2十はn+カソード領域4が形成され、n1カソード領
域4上にはカソードメタル電極6が形成されている。な
J3、ゲートメタル電極3とn Elピタキシャル層2
.n4カソード領j或4及びカソードメタル電極6とは
nエピタキシャル層2及びn1カソード領域4の端部に
形成された絶縁膜7により絶縁されている。また各p+
ゲグー領[5は図示とは異なる断面で形成された不純物
拡散層によりつながっている。
第6図は表面ゲート構造の81素子のゲート構造を示す
断面図である。同図に示すように、「1基板1上層部に
選択的不純物拡散によりp+ゲ1へ領[5が深く形成さ
れている。また、p4ゲー1へ領域5間のn−基板1の
上層部に選択的不純物拡散によりn″カソード領域4が
p+ゲグー領域5より浅く形成されている。したがって
、p1ゲ1〜領域5間の、n4カソード領域4が形成さ
れていない深い箇所がチャネル領域8となる。
p+ゲグーへ領Vi5上にはグー]へメタル電極3が、
n4カソード領域4上にはカソードメタル電8A6がそ
れぞれ形成され、これらの電極3.4は絶縁膜7により
絶縁されている。
第7図は凹溝ゲート構造のSl素子のゲート構造を示す
断面図である。同図に示ずJ:うにn 基板1には多数
の凹溝が形成されている。これらの凹渦トには、溝底部
Jζり不純物を拡散することで1r1られるpFゲグー
領域5が形成されている。
方、凸部上層部には不純物拡散によりn+カッド領域4
が形成されている。したがって、p11ゲート領域5が
チャネル領域8となる。
また、p1ゲー1へ領域5上にはゲートメタル電極3が
、n1カソード領域4上にはカソードメタル電極6が形
成されており、ゲートメタル電極3とカソードメタル電
極6とは、凹凸段差部に形成された絶縁膜7により絶縁
されている。
なお、第7図のゲートメタル電極3は配線として機能す
るbのであるが、ゲートメタル電極3を形成せずゲート
不純物拡散層すなわちp+ゲグー領域5自身をゲート配
線とする構造がとられることもある。
第5図〜第7図に示した構成のSl素子がノマリオン型
の場合において、ゲートメタル電極3どカソードメタル
電極6との間で逆バイアスがかかるようにそれぞれの電
極3.6に電圧を印加すると、チャネル領域8のピンチ
オフによりチャネル領域8を流れる主゛市流は阻止され
、同時にグー1へメタル電極3より過剰の少数キャリヤ
が引出され、Sl素子はオフ状態となる。一方、グー1
へ。
カソード間にOあるいは正のバイアスを印加するとチャ
ネル領域8のピンチオフが解()てチャネル領l1il
i8に主電流が流れ、81索子はオン状rNとなる。
上記したように動作するSl素子のオン、7Iフに関係
する特性は、ゲート構造による依存性が大きい。例えば
、少数キャリー7の速い引き出しを行い、高速のターン
オフを達成するためには、p1ゲート領域5の抵抗はで
きるだけ低くする必要がある。
また、ターンオフの高速性及び丙1止できる電流量の大
きさはゲート、カソード間の逆耐圧(どれだ(ブ逆バイ
アスをか1〕られるか)に依存するため、ゲート、カソ
ード間の高逆耐圧性も要求される。
一方、主電流はチャネル領域8を流れることから、オン
、オフ特性の向上には、不純物拡散によるp″ゲグー領
bA5の形成時に決定するチャネル幅及びチャネル長を
精密に]ント]コールする必要性がある。
上記しICスイッヂング特竹の向−1−の外、オン電圧
を低くするために、チャネル数の増大が望まれ、ゲート
構造の微細化が要求されている。
〔発明が解決しようどする課題) 従来のSl素子は以1−のように、主に、埋込みゲート
構造1表面ゲート構造、凹溝ゲート構造の3種類がある
第5図で示した埋込みゲート構造のSl素子はp+ゲグ
ー領域5が埋込まれているため、グー1へ。
カソード間の逆耐圧を高くどれる利点があり、またその
構造上、圧接形のパッケージングに右利である。
しかしながら、nエピタキシャル層2の形成時における
、欠陥の発生及び地下の高濃度なp″ゲグー領域5から
のオートドープを抑制しなければならず、品質のよいn
エピタキシャル層2の形成は難しい。したがって、第6
図、第7図で示した表面ゲート構造、凹凸溝グーI−構
造のように「)基板1のみで形成される場合に比べ、チ
ャネル領域8の不純物濃度ブ【]フJ)イルが悪くなる
という問題点があった。また、nエピタ4−シVル層2
の形成時におけるp1ゲート領域5からの不純物の浮き
上がり等によってチャネル領域8のチャネル幅、チャネ
ル長を精度よく形成することが難しいという問題点があ
った。
一方、第6図で示した表面ゲート構造のS【素子は製造
が容易であるという利点がある。しかしながら、p+ゲ
グー領域すが「)基板1表面に形成されており、n−基
板1表面のpn接合部に電界集中が起こりやすく、逆耐
圧を高く設定することが困難である。このため、ターン
オフ時に阻止できる電流量が大きくとれないという問題
点があった。
また、第7図で示した凹溝ゲート構造のSl素子は、凹
溝底部からの不純物拡散により、p4ゲト領域5を形成
するため、埋込みゲートMIJ造の81素子同様、深い
所にp+ケグ−〜領145が形成でき、逆耐圧を高くと
れる利点がある。
このS1索子のp1ゲート領域E5の形成は、凹溝形成
後、通常のイオン注入、または高温での不純物を含むガ
スによるドーピングにより行っていた。このp+ゲグー
領域5の形成■程では、グト、カソード間の逆耐圧を向
上させるために、凹溝側面方向へp型の不純物が拡散し
ないようにする必要がある。このため、p+ゲグー領域
5の形成に高濃度な不純物拡散を行う場合は、予め側面
のエツチングを大ぎくし、凹凸溝の幅を大きくとり、不
純物の凹部側面への拡散を防IIニジなければならず、
微細化には不適となる。逆に言えば、微細化を図る場合
には、p“ゲート領域5の不純物温度を高くできないと
いう問題点があった。
また、ゲートメタル電極3.カソードメタル電極6間の
短絡を防ぐ目的からも、十分な凹溝の幅を必要どするた
め、ゲートパターン、カソードパターンの微細化が困難
であるという問題点があった。さらに、凹溝ゲート構造
のSl素子は基本的に表面配線構造であり、このSl素
子を、圧接形の素子に適用するのは、十分な絶縁距離1
を保てなくなる恐れがあり、不適当である。前述したよ
うに、この構造で、ゲートメタル電極3にJ:る配線を
行わない構成のものもあるが、この場合、ブト抵抗を十
分小さくできないという別の問題点が生じてしまう。
この発明は一1記のような問題点を解決り−るためにな
されたもので、ゲート、カソード間の逆耐圧性に優れ、
全チ11ネル領域を半導体基板を用いて形成でき、該チ
ャネル領域のチャネル長、チャネル幅が精度良く形成で
き、ゲート抵抗が低く、微細化に適した静電誘S型スイ
ッヂング素子を1qることを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明にかかる静電誘導型スイッヂング素子は、第1
および第2の主面を有する第1の導電型の半導体基板と
、前記半導体基根内に埋込まれた第2の導電型の不純物
を含むポリシリコンおよび該ポリシリコンの周囲に形成
された第2の導電ハリの拡散層より成るゲート領域とを
備え、該グー]・領域間の前記半導体基板の部分はチャ
ネル領域として規定され、前記チャネル領域上方の前記
第1の主面上に形成された第1の導電型の第1主電極領
域と、前記第2の主面上に形成された第1あるいは第2
の導電型の第2主電極領域とを備えている。
一方、この発明にかかる静電誘導型スイツヂング素子の
製造方法は、第1および第2の主面を有する第1の導電
型の半導体基板を準備する工程と、前記半導体基板の前
記第1の主面にに、第1の導電型の第1主電極領域を形
成する工程と、前記第1主電極領域おJ:び前記半導体
基板を選択的に除去し1〜レンヂを形成づる工程と、前
記l−レンチの底部に、第2の導電型の不純物を含むポ
リシリコンを形成する二[稈と、前記ポリシリコンを拡
散源として前記第2の導電型の不純物を拡散し、前記ポ
リシリコンの周囲に拡散層を形成する工程とを備え、前
記拡散層は前記ポリシリコンとともにゲート領域を形成
しており、前記半導体基板の前記第2の主面上に、第1
あるいは第2の導電型の第2の主電極領域を形成する工
程をさらに備えている。
〔作用] この発明におりるゲート領域は、半導体基板内に埋込ま
れた第2の導電型の不純物を含むポリシリコンと、この
ポリシリコンを拡散源とした拡散に−こり形成可能な拡
散層とからなるため、このゲト領域間の半導体基板の部
分に形成されるチャネル領域は、高精度に形成できる。
〔実施例〕
第1図 (a)〜(9)は各々この発明の一実施例て゛
あるSI素子の製造方法を示寸断面図である。以ト、同
図を参照しつつ、その製造方法を説明づる。
まず、n−基板11十−全面に不純物拡散によりn+カ
ソード領域12を形成し、さらに、このn4カソード領
域12上に酸化膜13を熱酸化法により形成する。そし
て、酸化膜13上にレジストを塗布し、その後レジスト
をパター三ングする。
そして、このレジストをマスクとしてn+カソード領1
ti12と酸化膜13とを選択的にエツチングする。さ
らに同図(a)に示すように、同じレジメ]〜をマスク
とじ−C1n−基板11に対し異方性工ッチングを施し
、トレンチ14を形成する。
次にトレンチ14中に高濃度のp型の不純物を含む、い
わゆるドープドポリシリコン1;うを、同図(b)に示
すように埋込む。さらに、表面を平坦化しIc後、ドー
プドポリシリコン15を含むn基板1上全面に熱酸化膜
16を形成する。このとき、同時に、ポリシリコン15
を拡散源とした熱拡散により、p+拡散層17がポリシ
リコン15外周に形成される。
そして、酸化膜16−Lにレジスト18を塗布し、ドー
プドポリシリコン15の上層部を含み、さらに2・〜3
μ瓦広い領域でレジスト18をバタングする。その後、
このレジスト18をマスクとしてエツチングを施し、同
図(C)に示す」:うに、ドープドポリシリコン15の
上面よりざらに広い開口部19を形成する。
さらに、レジス1−18をマスクとして、ドープドポリ
シリコン15.n+カソード領域12及びp+拡散層1
7に対し異方性エツチングを施し、ドープポリシリコン
15の上面より広い開口とトレンチ14より浅い深さと
を有するトレンチ20を形成する。その結果、同図(d
)に示すように、トレンチ20の深さまでのドープドポ
リシリコン15、p+拡散層17は除去されることにな
る。
次にトレンチ20を含むn”M&11表面全体を熱酸化
法を施し、酸化膜21で覆う。さらに、熱処理によりド
ープドポリシリコン15を拡散源どした不純物拡散によ
り、同図(e)に示すにうに、p4ゲート領域22を形
成づる。このとぎ、同時に、所望のチャネル幅、チャネ
ル長を有するチャネル領t#i23が形成される。
そして、トレンチ20中にCVD法等により絶縁物24
を埋込み、同図(f)に示すように表面を平坦化する。
ざらに、n+カソード領域12上の酸化膜21を選択的
にエツチングし、n+カソード領域12の表面を露出さ
せ、カソードコンタクト領域12aを形成づ′る。その
後、同図((+)に示すようにカソードコンタクト領域
12aを介してn+カソード領域12に電気的に接続さ
れるカソードメタル電極25を形成する。その結果、こ
の実施例におりるSl素子のゲート、カソード領域は完
成する。そしU、n−jl板11の裏面に不純物拡散に
より )アノード領域27を形成しp17ノード領域2
7上にアノードメタル電極28を形成づると、第2図で
示づようなS I ’jイリスタが完成する。またp1
アノード領域27をn4アノード領域に置き換えるとS
Iトランジスタとなる。
第3図はこの実施例のSl素子の平面図である。
なお、同図において、29は図示しない不純物拡散層に
よりp+ゲグー領域22ど電気的に接続されているゲー
トコンタクh領域であり、このゲトコンタクト領1M2
9上にゲートメタル電極30が形成されている。また、
31は絶縁+1uであり、カソードメタル電極25の下
部に形成されている、。
この平面図の1−1断面が第1図の断面図に相当する。
このように、本実施例のSl素子のp ゲート領hii
22はn 基板11中に形成されたドープドポリシリコ
ン15を拡散源とした熱拡散により形成されている。こ
のため、以下に述べるように寸法精度が向上する。
まず、p ゲート領域22の厚み制御は、pゲート領域
22の不純物濃度を高くする場合においてもドープドポ
リシリコン15の不純物濃度を高くすることで容易に行
えるようになった。したがって、トレンチ14.トレン
チ14間の間隔を10〜20μmに設定すれば、p型の
不純物を含んだドープドポリシリコン15を拡散源とし
た熱拡散にJ:すp4ゲート領域22− p+ゲグー領
域22間のチャネル幅dは2〜5μmの幅(ノーマリオ
ン形のSl素子では最適な幅)で精度良く形成できる。
ところで、一般的なSl素子では、ゲート電圧に対づ−
るそのゲート電圧で阻止可能な定電圧の比(ブロッキン
グゲイン)μは、次の(1)式で決定する。
2     ・・・(1) μ0c−LxLGA/d なお、dはチャネル幅(第1図(g)参照)、i−はチ
ャネル長(第1図(0)参照)、1.、oAはオフ状態
でゲートからアノードに延びる空乏層の厚みである。こ
のブロッキングゲインμが高い程、大電力用途に適づ”
ることになる。
チャネル長1−は、最終的に残るドープドポリシリコン
15の深さによって決まる。したがって、トレンチ1/
1.20の深さを適当に設定づれば、所望のチャネル長
1−を得ることができる。例えば素子電圧が1000V
、ブロッキングゲインμが160〜200程度の大電力
用途のSl素子では、5μm程度のチャネル長りが要求
される。
また、ゲート、カソード間逆耐圧性は、p1ゲト領域2
2の形成される深さ、つまりトレンチ24の深さにも依
存する。例えばn−基板11の不純物濃度がI X 1
0 ”’/cm3以下であれば、トレンチ24の深さが
7〜8μmで100V程度の逆耐圧が得られる。つまり
、1ヘレンヂ24の深さを適当に設定することで十分な
逆耐圧を得ることができる。
一方、トレンチ14の幅は、p1ゲー1〜領域22の抵
抗値に関係し、ゲートからの引出し電流の大きい大電力
用のSl素子では、p1ゲート領域22の不純物濃度が
10  ”□ 1020/cm3のどぎ、5〜10μm
は必要となる。したがって、前述したように、トレンチ
14の間隔は10〜15μ肌程度であるため、1つのゲ
ート領域と1つのカット領域を1コ−ニットどずれば、
15〜25μmの幅で1ユニツトが形成でき、例えば第
5図で示した従来のSl素子に比べて2へ・3倍以上の
微細化が可能となる。
次に、Sl素子のp+ゲグー領域22をn 基板11中
に形成されたドープドポリシリコン15を拡散源とした
熱拡散により形成したことによる電気特性の向−Lにつ
いてのべる。
まず、チャネル領域全体を、丁ピタキシャル層によらず
、nJi板11のみで形成できるため、第5図C示し1
=従来のSl素子のJ、うにチャネル領域の不純物濃度
プロファイルが悪化すること【よない1.その結果、安
定したスイッチング特性、」分なゲート.カソード間の
逆耐圧性及び改善されたブI]ツ4−ング特性を高精度
で得ることができる。
さらに、ドープドポリシリコン15自体が高濃度の不純
物を含/υでおり、グー1−抵抗値を大幅に低減できる
ため、高速なスイッチング特性が得られるとともに、タ
ーンオフ時に過剰な少数キャリアの引出しが確実に行え
る。
また、絶縁物24をトレンチ20に埋込むため、ゲート
、カソード間のpn接合による接合容量が減り、ターン
オン、ターンオフの高速化にも右利になる。以上が電気
特性の向上である。
さらに、完成したSl素子は絶縁層24により平坦化さ
れているため、第5図で示した従来の埋込みゲート構造
のSl素子同様に、圧接形の素子としても用いることが
できる。
第4図 (a)〜(h)は各々この発明の他の実施例で
あるSl素子の製造方法を示J−断面図ぐある。
以下、同図を参照しつつ、その製造方法を説明する。
まず、nl板11上全面にn1カソード領域12を形成
し、さらに、このn4カソード領域12上に酸化膜13
を熱酸化法により形成する。そして、酸化膜13十にレ
ジス;へ塗布し、イの後レジスI〜をパターニングする
。その後、このレジス1へをマスクとしてn4カソード
領域12と酸化膜13とを選択的にエツチングし、さら
に同図(a)に示すように、同じレジメ]〜をマスクと
して、n基板1に対し貸方層エツチングを施しi〜レン
チ14を形成する。
次に1へレンチ14中に高濃度の不純物を含むドードポ
リシリコン15を、同図(b)に示すように埋込む。さ
らに、表面を平坦化した後、ドープドポリシリ−1ン1
5を含むn−Ui板11−ト全面に熱酸化膜16を形成
する。このとぎ、同時にドープドポリシリコン15を拡
散源とした熱拡散にJ:す、ρ1拡散層17がドープド
ポリシリ−]コン5の外周に形成される。
ぞして、酸化膜16上にレジ]・ス18を塗布し、ドー
プドポリシリコン15の上面を含み、さらに2〜3μm
広い領域にレジスト18をパターニングし、このレジス
ト18をマスクとしてエツチングを施し、同図(C)に
示すように、ドープドポリシリコン15の上面よりさら
に広い開口部19を形成する。
次に、レジメ1〜18をマスクとして、ドープドポリシ
リコン15.n+カソード領域12及びp“拡散層17
に対し、テーパーエツチングを施し、ドープドポリシリ
コン15の上面より開口が大きく、底部がドープドポリ
シリコン15の上面程度で、トレンチ14より浅いトレ
ンチ20を形成づる。その結果、同図(d)に示すよう
に、トレンチ20の深さまでのポリシリコン15.p”
拡散層17はほぼ除去されることになる。
次にトレンチ20を含むn−基基板1面熱酸化法により
酸化膜21で覆う。ざらに、熱処理によりドープドポリ
シリコン15を拡散源とした、不純物拡散により、同図
(e)に示すように、p4ゲート領域22を形成する1
,このとぎ、同時に所望のチャネル幅,ヂ17ネル長を
有するチャネル領域23が形成される。
その後、ポリシリコン15表面を、エツチング等により
露出させ、同図(f)に示ずにうに、ポリシリ:コン1
5の露出部上にメタルシリサイド等の導電層26を形成
する。このとき、トレンチ20が7−パー状に形成され
ているので、S電層をトレンチ20を含むn−基板1全
面に形成後エツチングを行う等ににり容易にポリシリコ
ン15の露出表面上、つまりトレンチ20の底部に導電
層26を形成できる。
そして、1ヘレンヂ20中の導電層26十にCVD法等
により絶縁物24を埋込み、同図(0)に示すように表
面を平坦化する。さらに、n カッド領域12圭の酸化
膜21を選択的にエツチングし、カソード領域12の表
面を露出させ、カソードコンタクト領域12aを形成す
る。その後、同図(if)に示すように、カソードコン
タク1〜領域12aを介しでn1カソード領域12に電
気的に接続されるカソードメタル電極25を形成し、伯
の実施例におけるSl素子のゲート、カソード領域は完
成する。
このSl素子は、第1図〜第3図で示した実施例のSl
素子の効果に加え、さらにゲート抵抗を低減づ−ること
ができる効果がある。
なお、これらの実施例では、Stサイリスタや5ll−
ランジスタのゲートz−H6に関し−(述べたが、ジャ
ンクション「F T 、パーミアブルベースl−ランラ
スタのグー]へ構造にも適用可能Cある。つまり、本明
細書にJ3りる静電誘導型スイッチング素子とは、電流
制御機構が静電誘導によって行われる全てのスイッチン
グ素子を包含している。
また、これらの実施例でCよ、主に大電力用のSl索子
について述べたが弱電力用のSl索子のICにも適用す
ることができるのは勿論である。
〔発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、ブト領域は、
半導体基板内に埋込まれlご第2の導電型の不純物を含
むポリシリコンと、このポリシリコンを拡散源とした拡
散により形成可能な拡散層とからなるため、逆耐圧性に
優れ、全ヂ17ネル領域を半導体基板を用いて形成でき
、該チャネル領域のチャネル長、ヂトネル幅が精度良く
形成できる。さらに、ゲート抵抗がイルくなるとどもに
、微細化に適づるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例であるSl索子の製造方法
を丞す断面図、第2図はSlザイリスタの断面図、第3
図は第1図の実施例のSl素子の平面図、第4図はこの
発明の他の実施例であるS1素子の製造方法を示す断面
図、第5図は従来の埋込みグー1゛・構造のSl素子を
示す断面図、第6図は従来の平面構造のSl索子を示覆
−断面図、第7図は従来の凹)14ゲート構造のS[素
子を示J断面図である。 図において、12はn+カソード領域、15はドープド
ポリシリコン、22はp4ゲー]・領域、23はチャネ
ル領域である。 なA3、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1および第2の主面を有する第1の導電型の半
    導体基板と、 前記半導体基板内に埋込まれた第2の導電型の不純物を
    含むポリシリコンおよび該ポリシリコンの周囲に形成さ
    れた第2の導電型の拡散層より成るゲート領域とを備え
    、該ゲート領域間の前記半導体基板の部分はチャネル領
    域として規定され、前記チャネル領域上方の前記第1の
    主面上に形成された第1の導電型の第1主電極領域と、
    前記第2の主面上に形成された第1あるいは第2の導電
    型の第2主電極領域とを備える静電誘導型スイッチング
    素子。
  2. (2)第1および第2の主面を有する第1の導電型の半
    導体基板を準備する工程と、 前記半導体基板の前記第1の主面上に、第1の導電型の
    第1主電極領域を形成する工程と、前記第1主電極領域
    および前記半導体基板を選択的に除去しトレンチを形成
    する工程と、 前記トレンチの底部に、第2の導電型の不純物を含むポ
    リシリコンを形成する工程と、 前記ポリシリコンを拡散源として前記第2の導電型の不
    純物を拡散し、前記ポリシリコンの周囲に拡散層を形成
    する工程とを備え、前記拡散層は前記ポリシリコンとと
    もにゲート領域を形成しており、 前記半導体基板の前記第2の主面上に、第1あるいは第
    2の導電型の第2の主電極領域を形成する工程をさらに
    備える静電誘導型スイッチング素子の製造方法。
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