JPH02178359A - コーティング用組成物及びそれを用いてなる機能性に優れた合成樹脂成形品 - Google Patents

コーティング用組成物及びそれを用いてなる機能性に優れた合成樹脂成形品

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JPH02178359A
JPH02178359A JP63333975A JP33397588A JPH02178359A JP H02178359 A JPH02178359 A JP H02178359A JP 63333975 A JP63333975 A JP 63333975A JP 33397588 A JP33397588 A JP 33397588A JP H02178359 A JPH02178359 A JP H02178359A
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川上 成直
Takuhiko Jinno
卓彦 神野
Kimishige Yoshino
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は合成樹脂成形品の表面硬化用のコーティング組
成物及び該組成物を、紫外線を照射して帯電防止性、耐
擦傷性に優れた被膜を形成させた合成樹脂成形品に関す
る。
〈従来技術〉 合成樹脂成形品はガラス製品に比較して軽量性、強靭性
などの特性に優れているばかりでなく、安価で成型加工
が容易であるなどの利点があり広い分野で使用されてい
る。しかしながら、これらの合成樹脂成形品はその表面
の硬度や耐摩耗性が不足しているために、接触、衝撃、
引っ掻きなどの作用によって表面が損傷を受は易いとい
う欠点がある。
これらの欠点を改良するために、合成樹脂成形品の表面
に架橋硬化被膜を形成させる方法が従来より種々検討さ
れている。たとえば重合性モノマーやオリゴマーを配合
したコーティング組成物を合成樹脂成形品の表面上に塗
布し、次いで紫外線を照射し、表面に架橋硬化被膜を形
成し耐摩耗性に優れた被膜を得る方法等が提案されてい
る。
(特公昭48−42211号公報、特公昭49−229
51号公報、特開昭53−102936号公報、特開昭
53−104638号公報、特開昭58−101121
号公報、特公昭58−129018号公報、特開昭56
−141309号公報、化学工業5.72 (1985
))しかしこれらの方法によって合成樹脂成形品の欠点
である耐摩耗性は改良されるものの従来より合成樹脂成
形品の持つ塵埃の付着は依然問題として残り、帯電性の
改良が強く要求されている。
このような欠点を改良する方法として、カチオン、アニ
オン等のイオン型界面活性剤やノニオン界面活性剤が添
加されたコーティング用組成物、帯電防止能を有するモ
ノマーの配合されたコーティング用組成物等を用いて帯
電性を低下させる方法が種々検討されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、カチオン、アニオン等のイオン型界面活
性剤やノニオン界面活性剤が添加されたコーティング用
組成物を用いて帯電性を低下させる方法では、表面に存
在している界面活性剤のみで帯電防止性を持たせている
ため、初期の帯電防止性は得られても、水洗あるいは摩
耗することにより表面の界面活性剤が除かれ帯電防止性
は著しく低下するし表面硬度もない、また帯電防止能を
有するモノマーが配合されたコーティング用組成物を用
いて帯電性を低下させる方法があるが十分な帯電防止能
をもたせるには帯電防止能を有するモノマーを多量に配
合する必要があり、多量に配合するから表面硬化性が悪
くなり耐摩耗性、硬度の低下がみられる。このように今
日まで帯電防止性、耐擦傷性のバランスの(牙れた被膜
を付与するコーティング用組成物は未だ見出されていな
い。
本発明者らはこれらの点を改良すべく鋭意検討の結果、
特定の構造を有する多官能ウレタンアクリレート化合物
と多官能モノマー及び、リン酸エステル系(メタ)アク
リルモノマーとの特定割合の配合により前述の問題点が
全て解消されることを見出し、本発明に至ったものであ
る。
すなわち、本発明のコーティング用組成物を合成樹脂成
形品に塗布して紫外線照射した時、非常に硬化性が良く
かつ帯電防止性、耐擦傷性のバランスの優れた被膜が形
成されることを見出した。
(課題を解決するための手段〉 本発明は、 (1)a)ポリイソシアネート化合物と水酸基含有重合
性アクリルモノマーとの反応により得られる多官能ウレ
タンアクリレート5〜40重量部、b)1分子中に4ヶ
以上の水酸基を有する多価アルコールにおいて該水酸基
を3ヶ以上アクリロイルオキシ基にて置換した多官能モ
ノマー20〜70乗口部、 C)次の一般式 %式% (式中、R1は水素またはメチル基、mは1または2で
あり、nは1〜5の整数である。)で示されるリン酸エ
ステル系(メタ)アクリルモノマー25〜40重量部及
び d)粘度lOセンチポイズ以下(25℃)のモノ及び/
又はジアクリル酸エステル0〜40重量部を含有するこ
とを特徴とするコーティング用組成物、並びに(2)こ
れらa)〜d)成分及びe)光開始剤を含有するコーテ
ィング用組成物を合成樹脂成形品に塗布した後、紫外線
を照射して表面硬化被覆を形成させたことを特徴とする
合成樹脂成形品である。
前述したa)におけるポリイソシアネート化合物として
は、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシ
アネート、インホロンジイソシアネート、ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート或はこれらジイソシア
ネート化合物のうち芳香族のイソシアネート類を水添し
て得られるジイソシアネート化合物(たとえば水添トリ
レンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネー
トなどのジイソシアネート化合物)、トリフェニルメタ
ントリイソシアネート、ジメチレントリフェニルトリイ
ソシアネートなどの2価或は3価の多官能インシアネー
ト化合物や、ジイソシアネート化合物を多量化させて得
られる多官能イソシアネート化合物であるが、特に、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート
、水添キシリレンジイソシアネートなどのジイソシアネ
ート化合物が好ましい。
前述したa)における水酸基含有多官能アクリルモノマ
ーとしては、−分子中に1ヶ以上の水酸基と3ヶ以上の
アクリロイルオキシ基をもつ化合物が挙げられ具体的に
は、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジグリセ
リントリアクリレート、ジトリメチロールエタントリア
クリレート、ジトリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタアクリレート、トリペンタエリスリトー
ルトリアクリレート、トリペンタエリスリトールテトラ
アクリレート、トリベンタエリスリトールペンクアクリ
レート、トリペンタエリスリトールへキサアクリレート
、トリペンタエリスリトールへブタアクリレートが挙げ
られる。
本発明の多官能ウレタンアクリレートとは、ポリイソシ
アネート化合物と水酸基含有アクリルモノマーとの反応
により得られる1分子中にウレタン結合を2ヶ以上、ア
クリロイルオキシ基を6ケ以上有するものである。これ
らは1種以上で使用することもでき、また、その組成範
囲内において2 fffi以上混合使用しても良い。
この多官能ウレタンアクリレートは空気中における紫外
線照射による硬化性が非常に良く、架橋硬化被膜の耐摩
耗性を低下させることなく、これに可撓性を与え、基材
に対する密着性を高めることができる。
前述したb)における多価アルコールとしてはペンクエ
リスリトール、ジグリセリン、ジトリメチロールエクン
、ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリスリトール
、トリペンタエリスリトールが挙げられる。従って1分
子中に3ヶ以上のアクリロイルオキシ基を有する多官能
モノマーとしでは、それら多価アルコールのトリアクリ
レート以上のポリアクリレートである。これらは1 f
i以上で使用することもでき、また、その組成範囲内に
おいて2種以上混合使用しても良い。
前述したC)におけるリン酸エステル系(メタ)アクリ
ルモノマーとしては、(メタ)アクリロキシエチルホス
フェート、(メタ)アクリロキシプロピルホスフェート
、ジ[(メタ)アクリロキシエチル1ホスフエート、ジ
[(メタ)アクリロキシエチル1ホスフエート等が挙げ
られる。
特にアクリロキシエチルホスフェート、ジ[アクリロキ
シエチル1ホスフエートが好適に用いられる。
上記リン酸エステル系(メタ)アクリルモノマーは合成
樹脂成形品に形成される架橋性硬化被膜に帯電防止性を
付与させることができ、さらに可撓性を与えることがで
きる。その組成範囲内において1種または2種以上合わ
せて使用してもよい。
前述した成分d)における粘度10センチポイズ以下(
25℃)のモノ及びジアクリル酸エステルの具体例とし
ては、テトラヒドロフルフリルアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート2−ヒドロキシプロピルアク
リレート、1゜6−ヘキサンジオールジアクリレート、
1.3−ブタンジオールジアクリレート、ネオペンチル
グリコールジアクリレートなどが好ましい。これらは1
種で使用することもでき、その組成範囲内において2f
!!以上混合して使用しても良い。
モノ及びジアクリル酸エステルは、合成樹脂成形品に形
成される架橋性硬化被膜に平滑な面を与えるとともに、
可撓性並びに密着性を与えるのに有効である。モノアク
リル酸エステルとしては前記した物性を有するものであ
れば特に限定されないが水酸基、環状エーテル結合又は
、エステル結合を有するものが空気中での重合性に優れ
ているので好ましい。
前述した成分a)、b)、c)、d)からなる本発明の
コーティング用組成物の組成について詳述すれば、成分
a)の多官能ウレタンアクリし/−トの含有量は5〜4
0重量部、好ましくは10〜30重量部である。多官能
ウレタンアクリレートの割合が5重量部未満の場合は十
分な耐摩耗性及び密着性のある硬化被膜が得られず、ま
た40重量部を越えると耐摩耗性は良いが、可撓性及び
密着性の悪い被膜となる。
成分b)の多官能モノマーの含有Iは20〜70重量部
、好ましくは25〜60重量部である。多官能モノマー
の割合が20重量部未満の場合は十分な耐摩耗性のある
硬化被膜が得られず、また70重量部を越えると耐摩耗
性は良いが、可撓性及び密着性の悪い被膜となる。
成分C)のリン酸エステル系(メタ)アクリルモノマー
の含有量は25〜40重量部、好ましくは30〜35重
量部である。リン酸エステル系(メタ)アクリルモノマ
ーの割合が25重量部未満の場合は十分な帯電防止性の
ある硬化被膜が得られず、また40重量部を越えると帯
電防止性は良いが、表面硬化性が低下するため耐摩耗性
及び硬度の悪い被膜となる。
成分d)のモノ及び/又はジアクリル酸エステルの含有
量は0〜40重量部であり、好ましくは0〜30重量部
である。モノ及び/又はジアクリル酸エステルの含有量
が40重量部を超えると十分な硬化被膜が得られない、
またモノ及びジアクリル酸エステルの物性としてその沸
点(常圧)が150℃より高い場合には、本発明のコー
ティング用組成物を合成樹脂成形品の表面に塗布して硬
化させる場合に揮発しにくいので好ましい、また粘度が
10センチポイズ(25°C)を超えるときにはコーテ
ィング用組成物の粘度が高くなり好ましくない。本発明
のコーティング用組成物は、従来より検討されている帯
電防止性付与コーティング用組成物と比較すれば耐摩耗
性段U硬度の良い被膜となることはもちろん、帯電防止
性については初期及び水洗後の表面抵抗値、帯電圧及び
半減期が維持されるという特徴がある。
すなわち、本発明はリン酸エステル系(メタ)アクリル
モノマーに特定の構造を有する多官能ウレタンアクリレ
ートと多官能モノマーとを特定割合で組み合わせ使用す
ることによりはじめて帯電防止性、fi4擦傷性のバラ
ンスの優れた被膜が形成されるという知見に基ずくもの
である。
次に、本発明のコーティング用組成物の使用方法につい
て詳述する。前述のa)〜d)成分、光開始剤及び所望
ならば適当な溶剤を混合してコーティング用組成物を得
、次いでこのコーティング用組成物を合成樹脂成形品に
塗布し、紫外線を照射して硬化させる。そのほか、前述
のa)〜d)成分及び必要に応じ溶剤を混合してコーテ
ィング用組成物を塗布した後、α線、β線、γ線、電子
線などの活性エネルギー線を照射して硬化させることも
できる。
光開始剤としては、ベンゾイン、ベンゾインエーテル類
、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン
−1−オン、■−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケ
トン、ベンジルジメチルケタール、アシルホスフィンオ
キサイド等の開裂型光開始剤、ベンゾフェノン、ミヒラ
ーケトン、チオキサントン類等の水素引き抜き型光開始
剤が使用され、必要に応じて光増感剤と併用して使用さ
れる。これらの光開始剤の使用量はa)〜d)成分の合
計1ooiit部に対し1〜lO重量部、好ましくは2
〜5M量部使用される。この使用量がこれより多過ぎる
と硬化被膜が着色したり、少な過ぎると硬化が不十分と
なり易い。
溶剤としてはエタノール、プロパツール、イソプロパツ
ール、ブタノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエ
ン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等の
酢酸エステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類、2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、グ
リコールモノメチルエーテル、グリコールモノエチルエ
ーテル、ジオキサン等のエーテル類等が用いられる。
本発明の組成物には、種々の添加剤、たとえば光安定剤
、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光増感剤、レベリング剤
、帯電防止剤、熱可塑性エラストマー等を含有してもよ
い。
光安定剤としては、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6
,6−テトラメチルビベリジン、4−才クタノイル−2
,2,6,6−テトラメチルビペリジン、セパチン酸−
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
)、セパチン酸−ビス(N−メチル−2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)、その地理状ヒンダー
ドアミン構造を有するオリゴマータイプ及びポリマータ
イプの光安定剤が用いられる。
酸化防止剤としては、2.6−ジーt−ブチル−4−メ
チルフェノール、n−才クタデシル−3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドルキシフェニル)−プロピオネ
ート、2.2’ −メチレン−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、2−t−ブチル−6−(3−
t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−
4−メチルフェニルアクリレート、テトラキス〔メチレ
ン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート1メタン、トリノニルフェニル
フォスファイト スファイト等が用いられる。
紫外線吸収剤としては、2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエ
ートのようなヒドロキシベンゾエート誘導体、フェニル
サリシレート、4−tープチルフェニルサリシレートな
どのサルチル酸エステル誘導体、2.4−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノンなどのベンゾフェノン誘導体、エチル−2−シ
アノ−3.3−ジフェニルアクリレートのようなシアノ
アクリレート誘導体、2−(2−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2− (2−ヒドロ
キシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール誘導
体が用いられる。
光増感剤としては、N,N−ジメチルエタノールアミン
、N−メチルジェタノールアミン、トリエタノールアミ
ンなどのエタノールアミン誘導体が用いられる。
レベリング剤としては、通常のシリコン系レベリング剤
が好適に用いられる。
帯電防止剤としては、通常のカチオン、アニオン、ノニ
オン等の界面活性剤が用いられ特にカチオン型界面活性
剤が好適に用いられる。
熱可塑性エラストマーとしては、スチレン系、オレフィ
ン系、ウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、1
.2−ポリブタジェン系、塩ビ系、フッ素系等の熱可塑
性エラストマーが用いられ特にスチレン系、ウレタン系
、ポリエステル系、1,2−ポリブタジェン系が好適に
用いられる。
本発明のコーティング用組成物を表面塗布する合成樹脂
としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の区別なく使用
され、たとえば、ポリメチルメタクリレート、ポリカー
ボネート、ポリアリルジグリコールカーボネート樹脂、
ABS樹脂、ポリスチロール、PVC、ポリエステル樹
脂、アセテト樹脂等が用いられる。また、本発明の合成
樹脂成形品には、一般の成形品の他、シート、フィルム
等種々の形状のものが包含される。
塗布の方法としては、刷毛塗り、スプレー塗装、ロール
塗装、浸漬性等公知の方法を適宜用いればよい、要は所
望の均一な厚みと、平滑な表面が得られる方法であれば
よく、被塗布物の形状に応じて、適宜選ぶことが好まし
い。被膜の厚みとしては、1〜30u、好ましくは2〜
20μである。
以下、実施例により具体的に説明するが、これらは例示
的なものであり、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
合成例1 撹拌機、温度計、滴下ロートを備えた1、+2のガラス
製反応器にトルエン53gペンタエリ/1. IJトー
ルトリアクリレート167g、重合禁止剤としてハイド
ロキノンモノメチルエーテル06g、触媒としてジブチ
ルスズジラウレート016gを入れ、温度を60°Cに
保持した中に、ヘキサメチレンジイソシアネート47g
を1時間を要して滴下した。次いで同温度で2時間反応
を続は反応を完結させた後、多官能ウレタンアクリレー
ト214gを得た。このもののイソシアネート含量は0
.03%であった。
合成例2 合成例1のへキサメチレンジイソシアネート47gを、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート73gに変え
た以外は合成例1と同様の方法で反応を行ない、多官能
ウレタンアクリレート240gを得た。このもののイン
シアネート含量は0.02%であった。
合成例3 合成例1のへキサメチレンジイソシアネート47gを、
インホロンジイソシアネート62gに変えた以外は合成
例1と同様の方法で反応を行ない、多官能ウレタンアク
リレート229gを得た。このもののインシアネート含
量は0.03%であった。
合成例4 合成例1のペンタエリスリトールトリアクリレート16
7gを、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート2
93gに変えた以外は合成例1と同様の方法で反応を行
ない、多官能ウレタンアクリレート340gを得た。こ
のもののイソシアネート含量は0.03%であった。
合成例5 合成例2のペンクエリスリトールトリアクリレート16
7gを、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート2
93gに変えた以外は合成例1と同様の方法で反応を行
ない、多官能ウレタンアクリレート366g得た。この
もののインシアネート含量は0.03%であった。
合成例6 合成例1のペンタエリスリトールトリアクリレート16
7gを、353gに変えた以外は合成例1と同様の方法
で反応を行ない、多官能ウレタンアクリレート214g
と水酸基含有多官能アクノルモノマー186gから成る
アクリレート混合物623gを得た。このもののイソシ
アネート含量は003%であった。
比較合成例1 合成例1のペンクエリスリトールトリアクリレート16
7gを、ヒドロキシエチルアクリレートロ5gに変えた
以外は合成例1と同様の方法で反応を行ない、多官能ウ
レタンアクリレート112gを得た。このもののイソシ
アネート含量は0.02%であった。
比較合成例2 合成例2のペンクエリスリトールトリアクリレート16
7gを、ビスフェノールAエポキシジアクリレート1.
34 gに変えた以外は合成例2と同様の方法で反応を
行ない、多官能ウレタンアクリレート207gを得た。
このもののインシアネート含量は002%であった。
実施例1〜7及び比較例1〜8 表−1に示したコーティング用組成物に厚さ2mmのメ
タクリル樹脂板を浸漬して被膜を形成させ、20分間放
置後、当該樹脂板を空気中にて高圧水銀灯を用いて25
0mmの距離から120W、5秒間紫外線を照射した。
得られた結果を表−1に示した。
注1)溶  媒:イソプロピルアルコール トルエン:
l:1 2)光開始剤、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニル
ケトン 3)耐摩耗性・#0OOOのスチールウールによる擦傷
テスト A3強くこすっても傷がつかない B 強くこするとわずかに傷がっく C軽くこするとわずかに傷がつく り、軽くこすっても著しく傷がつく 4)硬  度・JIS  K5651による鉛筆硬度試
験 5)密着性 JIS  K5400によるクロスカット
セロハンテープ剥離子 スト・・・・・・被膜に1mm間隔に基材に達する被膜
切断線を縦横それ ぞれ11本人れて、1mmの口数 を100個作り、その上にセロ ハンテープを貼付は急激に剥が す。このセロハンテープの操作 を同一箇所で3回繰り返した後 剥離しなかった月数の数で表わ す。
○°3回繰り返しても剥離目なし △ 3回繰り返し後剥離目数1〜 50個 ×:3回繰り返し後剥離目数51〜 100個 6)表面抵抗・JIS  K6911による表面抵抗測
定試験・・・・・・温度20°C,湿度65%の恒温恒
温中、極超絶縁 計を用い、測定した。
7)帯電圧及び半減期 JIS  K6911による測
定試験・・・・・・温度20°C,温度65%の恒温恒
温中、スタチッ クオネストメーターを用い、測 定した。
8)灰付着テスト:温度20°c、ff1度65%の恒
温恒温中、試料を木綿布で30回摩 耗後の煙草の灰付着テスト 0:煙草の灰が全く付着しない ○: 0.5 cmの距離で煙草の灰が付着する。
△ 1.Oamの距離で煙草の灰が付着する。
X : 1.0 cm以上の距離で煙草の灰が付着する
表−1から明らかなように、本発明の多官能ウレタンア
クリレート、多官能モノマー、リン酸エステル系(メタ
)アクリルモノマーの三者が本発明外の配合割合で構成
される比較例及び本発明外の多官能ウレタンアクリレー
トと多官能モノマー及びリン酸エステル系(メタ)アク
リルモノマーで構成される比較例と比較して、本発明の
特定割合で配合された実施例は初期及び水洗後とも帯電
防止性、耐摩耗性、硬度において優れていることがわか
る。
〈発明の効果) 以上説明したように、本発明のコーティング用組成物は
帯電防止性、耐摩耗性及び硬度のバランスの優れた硬化
物を形成することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、a)ポリイソシアネート化合物と水酸基含有重合性
    アクリルモノマーとの反応により得られる多官能ウレタ
    ンアクリレート5〜40重量部、b)1分子中に4ヶ以
    上の水酸基を有する多価アルコールにおいて該水酸基を
    3ヶ以上アクリロイルオキシ基にて置換した多官能モノ
    マー20〜70重量部、 c)次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は水素またはメチル基、mは1または2
    であり、nは1〜5の整数である。)で示されるリン酸
    エステル系(メタ)アクリルモノマー25〜40重量部
    、及び d)粘度10センチポイズ以下(25℃)のモノ及び/
    又はジアクリル酸エステル0〜40重量部 を含有することを特徴とするコーティング用組成物。 2、水酸基含有重合性アクリルモノマーが、1分子中に
    1ヶ以上の水酸基と3ヶ以上のアクリロイルオキシ基を
    もつことを特徴とする請求項1記載のコーティング用組
    成物。 3、a)ポリイソシアネート化合物と水酸基含有重合性
    アクリルモノマーとの反応により得られる多官能ウレタ
    ンアクリレート5〜40重量部、b)1分子中に4ヶ以
    上の水酸基を有する多価アルコールにおいて該水酸基を
    3ヶ以上アクリロイルオキシ基にて置換した多官能モノ
    マー20〜70重量部、 c)次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は水素またはメチル基、mは1または2
    であり、nは1〜5の整数である。)で示されるリン酸
    エステル系(メタ)アクリルモノマー25〜40重量部
    、 d)粘度10センチポイズ以下(25℃)のモノ及び/
    又はジアクリル酸エステル0〜40重量部、及び e)光開始剤 を含有するコーティング用組成物を合成樹脂成形品に塗
    布した後、紫外線を照射して表面硬化被覆を形成させた
    ことを特徴とする合成樹脂成形品。 4、水酸基含有重合性アクリルモノマーが、1分子中に
    1ヶ以上の水酸基と3ヶ以上のアクリロイルオキシ基を
    もつことを特徴とする請求項3記載の合成樹脂成形品。
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