JPH02177908A - 車両用シートリクライナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、車両用シートリクライナーに係るものである
。

（従来技術） 従来公知の実開昭５８−７３１５３号公報には、セクタ
ギヤを形成したセクタプレートを持つ背凭側回動ブラケ
ットを、ロックギヤを形成したロックプレートを持つ座
席側固定ブラケットに軸により軸止し、前記軸にはメモ
リプレートを軸止し、該メモリプレートは、背凭側回動
ブラケットを前側に倒したときは種々の連動機構を介し
て回動することによりセクタギヤとロックギヤの係合を
外したままとし、背凭側回動ブラケットを起立させると
種々の連動機構を介して回動することによりセクタギヤ
とロックギヤと係合させる車両用シートリクライナーは
公知である。

（発明が解決しようとする課題） 前記公知例のものは、メモリプレートは、背凭側回動ブ
ラケットを前側に倒したときは種々の連動機構を介して
回動すること、及び、背凭側回動ブラケットを起立させ
たときも種々の連動機構を介して回動することが、構造
を複雑にしている欠点である。

前記のように、公知例が複雑な構成を採用している所以
は、利用者によりメモリ位置の変更をさせていたからで
あるが５本発明は、メモリ位置の変更は、むしろマイナ
ス効果が多いことを知見したので、併せて簡単な構成と
なるようにしたものである。

着座者に適合する背凭れシートの傾斜角度は同一着座者
でも座り直すと５前の状態が必ずしも合っていない、そ
れは、座り直すことにより着座位置が変るためである。

それゆえ、起立位首は、研究により定めた決まった位置
とした方がよく、その位置を基準に修正した方がよいか
ら、前の状態にロックするよりも、所定位置でロックさ
せたほうがよいのである。

そこで本発明は、簡単構成により、確実に作用させる車
両用シートリクライナーとしたものである。

（課題を解決するための手段） よって本発明は、セクタギヤ９を形成したセクタプレー
ト８を持つ背凭側回動ブラケット５を、ロックギヤ１７
を形成したロックプレート１１を持つ座席側固定ブラケ
ット３に軸４により軸止し、前記軸４にはメモリプレー
ト２０を軸止し。

該メモリプレートＪは、背凭側回動ブラケット５を前側
に倒したときは背凭側回動ブラケット５側の第１係合部
材６に係合して回動することによりセクタギヤ９とロッ
クギヤ１７の係合を外したままとし、背凭側回動ブラケ
ット５を起立させると背凭側回動ブラケット５側の第２
係合部材７に係合して回動することによりセクタギヤ９
とロックギヤ１７と係合させる車両用シートリクライナ
ーとしたものである。

（実施例） 本発明の一実施例を図面により説明すると、１は座席シ
ート、２は育児シート、３は座席シート１に固定した座
席側固定ブラケット、５は育児シート２に固定した背凭
側回動ブラケットであり、座席側固定ブラケット３と背
凭側回動ブラケット５を軸４により前後回動自在に軸着
する。

８はセクタプレートで、前記軸４の軸穴ａ及び第１保合
部材６及び第２係合部材７を持ち、背凭側回動ブラケッ
ト５に対し固定される。第１係合部材６及び第２係合部
材７は、軸穴ｎを中心とする同心円上に設ける。

９はセクタプレート８に形成した軸穴ｎを中心とする約
り円弧のセクタギヤである。セクタギヤ９の前側には、
座席側固定ブラケット３に取付けられた軸１０に軸止さ
れるロックプレート１１を設ける。

ロックプレート１１の近傍には座席側固定ブラケット３
に取付けられた軸ヅを設け、軸１２にはカム１３と操作
レバー１４を軸止する。

カム１３の中間部には外側に突出する突起１５を形成し
、該突起１５を前記操作レバーｉ４に形成した係合孔１
６に係合させる。

１７はロックプレート１１に形成したロックギヤ、１８
はバネであり、バネ１８は操作レバー１４を常時下方に
牽引してカム１３を回動させ、ロックプレート１１のロ
ックギヤ１７をセクタプレート８のセクタギヤ９に常時
係合するように付勢する。

２０はメモリプレートであり、前記軸４に軸止される軸
穴２８を持ち、前記セクタプレート８の外側に取付られ
る。メモリプレート２０は、前記セクタプレート８とロ
ックプレート１１とが非係合となる作用と、前倒れの背
凭側回動ブラケット５を起立させたとき、決められた所
定位置でセクタプレート８とロックプレート！ｉが係合
して、育児シート２を所定角度に固定する。

メモリプレート２０は基部の軸穴冗を前記軸４に軸着す
る。メモリプレート２０はセクタプレート８に対して一
定の隙間を有して平行に設けられるが、その先端側には
、前記第１係合部材６及び第２係合部材７の間に位置す
る係合体２１を形成し、該係合体２！には前記第１係合
部材６に当接する係合面ηと前記第２係合部材７に当接
する保合面ｎとを形成する。

メモリプレート２０の先端は、前記ロックプレ−１：ｕ
に設けたメモリ保持板πの係合板２４が当接する係合面
すに形成し、該係合面δと係合板２４が当接したときは
、ロックギヤ１７とセクタギヤ９は係合しない（アンロ
ック状態）。

即ち、第４図に示したように、背凭側回動ブラケット５
を前方に倒すと、第１係合部材６は係合体２１の係合面
ηに当接して、仮線の位置にあったメモリプレー）２０
を実線の位置まで下方回動させる。そして、メモリプレ
ート冗の係合面δはロックプレー）１１の係合板２４を
押して、ロックギヤ！７をセクタギヤ９から離脱させて
７ンロツク状態にする。ついで、背凭側回動ブラケフト
５を起立させると、第２係合部材７が係合面ｎに当接し
、メモリプレート冗を上方回動させる。すると、係合面
３と係合板２４との保合は外れ、ロックギヤ１７はセク
タギヤ９に係合し、背凭側回動ブラケット５を座席側固
定ブラケット３に対して固定する（第５図）。

したがって、第２係合部材７は背凭側回動ブラケット５
を所定位置より前方に倒した前倒れ状態から、運転状態
に起立させうる。

■はメモリカバープレートであり、基部には前記軸４に
係合する係合穴おを、先端には軸ＩＯと軸１２を係合す
る係合穴諷、あを形成し、メモリプレート２０の外側に
設けられる。

メモリカバープレート（９）には、前記メモリプレート
２０側に突出す先端が円弧（第３図）の嵌合突起３１を
設ける。

メモリプレート冗の外面には軸４を中心とし上部は開放
しているが下部は中途までの嵌合構叩を形成し、ｓ４図
のように育児シート２を所定位置より前方に倒したとき
は、第１保合部材６はメモリプレート２０の係合面ηに
当接してメモリプレート冗を下方に回動させて、嵌合突
起３１は嵌合溝ジと係合する。そのため、第４図の背、
凭シート２は嵌合突起３１と嵌合溝（との係合により、
メモリプレートにを！＠４１ｉ９のまま残して、操作レ
バー１４を操作しなくとも、育児シート２を起立させる
ことができる。第４図では、操作レバー１４を操作しな
くとも、育児シート２を起立させることができるが、そ
の範囲は、ある程度までで、育児シート２を第５図の状
態まで起立させると、第２係合部材７はメモリプレート
冗の係合面ｎに当接してメモリプレート２０を上方に回
動させる。このとき、嵌合突起３１の先端は円弧のため
無理（比較的簡単に）に嵌合１３２から外され、メモリ
プレート冗の下縁より下方になる。そのため、係合面δ
と係合板２４との係合は外れ、ｅｒツクギヤ！７はセク
タギヤ９に係合し、背凭（１１１＠動ブラケツト５を座
席側固定ブラケット３に対して固定する（第５図）。

そして、嵌合突起３１の先端は、メモリプレート２０の
下縁に当接しているから、メモリプレート冗は自重降下
しない。

前記嵌合突起３１は、メモリプレー）２０の下縁からメ
モリプレートにの前面を乗り越えて嵌合溝ｇに嵌合する
から、メモリプレー）２０又はメモリカバープレート３
０のいずれか一方を撓むように弾性を有して形成する。

また、嵌合溝ジは前記嵌合突起３１が嵌合する大きさで
あればよいが、本実施例では円弧状の溝に形成している
。即ち、育児シート２は前方に倒すと、育児シート２の
クツション材が座席シートｌのクック１ン材に当接して
育児シート２の回動を停止させるから、特に、背凭側回
動ブラケット５の前方に回動させたときの停止構造は設
けていないので、嵌合突起３１が嵌合溝ジに嵌合した状
態で育児シート２が更に前方に回動することがあり、故
障を防止するため、嵌合ｌＲ３２に嵌合突起３１の逃げ
を形成している。

（作用） 次に作用を述べる。

Ａ１通常の背凭れ角度調節 操作レバー！４をバネ１８に抗して持ち上げると。

操作レバー１４の係合孔１６の回動で、突起１５を介し
てカム口を回動させ、カム１３とロックプレート１１と
の係合を外す、そのため、背凭側回動ブラケット５は、
軸４を中心に前後に回動させることができる。所望の位
置で操作レバー１４より手を離すと、操作レバー１４は
バネ１８により尤の位置に復帰し、カム１３によりロッ
クプレート１１を押し、ロックギヤ１７はセクタギヤ９
に係合し、背凭側回動ブラケット５を座席側固定ブラケ
ット３に対して固定し、背凭れ角度の１１節をする。

この場合、セクタプレート８にはメモリプレート２０が
設けられているが、メモリプレー）２０の下縁にはメモ
リカバープレート３０の嵌合突起３１が当接しているか
ら、メモリプレート２０は嵌合突起３１よりも下方に回
動せず２ニユートラル状態を保持しているので、背凭れ
角度調節には影響しない（第５図）。

Ｂ、背凭シートを前方に倒した場合 操作レバー１４、又は、所謂ウオークイン装置により、
背凭シート２を所定位置よりも前方に回動させると、セ
クタプレート８の回動で第１係合部材６がメモリプレー
）２０の係合体２１の係合面ηに当接して、メモリプレ
ート冗をセクタプレート８と共に下方回動させる。

そして、メモリプレート冗の係合面δは、ロックプレー
ト１１の係合板２４に当接してロックプレート１１を外
す方向に回動させる。それゆえ、操作レバー１４より手
を離しても、ロックギヤ１７とセクタギヤ９との係合を
外したままとなるアフロツク状態を保持する（第４図）
。

この場合、メモリプレート冗の下縁には、メモリカバー
プレート（資）の嵌合突起３１が当接して下方回動を規
制しているが、嵌合突起３１はメモリプレート２０の回
動によりメモリプレート加を乗り越えメモリプレート２
０の嵌合溝支に嵌合するから、嵌合突起３１は、メモリ
プレー）２０を、係合面５が係合板２４に当接して状態
で上方回動させないので（第４図）、メモリプレー）２
０は、アフロツク状態を保持し、操作レバー１４を操作
することなく、背凭側回動ブラケット５を起立させるこ
とができる。

しかして、育児側回勧ブラケット５を起立させると、セ
クタプレート８の第２係合部材７が係合面ｎに当接して
メモリプレート２０を上方に回動させ、嵌合突起３１と
嵌合溝支との係合及び係合面δと係合板２４との係合を
外しニュートラル状態にし、ロックプレート！１は、バ
ネＩ８によりセクタプレー）８ｍに回動するように付勢
されているから、係合面６と係合板２４との保合が外れ
ると、同時に、ロックギヤ１７はセクタギヤ９に係合し
て、背凭側回動ブラケット５を座席側固定ブラケット３
に対して固定する。

（効果） 本発明は、セクタギヤ９を形成したセクタプレート８を
持つ背凭側回動ブラケット５を、ロックギヤ１７を形成
したロックプレート１１を持つ座席側固定ブラケット３
に軸４により軸止し、前記軸４にはメモリプレート冗を
軸止し、該メモリプレート冗は、背凭側回動ブラケット
５を前側に倒したときは背凭側回動ブラケット５側の第
１係合部材６に係合して回動することによりセクタギヤ
９とロックギヤ！７の係合を外したままとし、背凭側回
動ブラケット５を起立させると背凭側回動ブラケー２ト
５側の第２係合部材７に係合して回動することによりセ
クタギヤ９とロックギヤ１７と係合させる車両用シート
リクライナーとしたものであるから、 ■　背凭側回動ブラケット５を前側に倒したときは背凭
側回動ブラケット５側の第１係合部材６に係合して回動
することによりセクタギヤ９とロックギヤ１７の係合を
外したままとするので、背凭側回動ブラケット５偏に第
１係合部材６を形成さえすれば実施できるので、公知例
のように種々の連動機構を必要としない、又、第ｔ（ｆ
ｔ合部材６の形成は、実施例では、セクタプレート８の
裏側を中途まで押して表側に膨出させる所謂ハーフピア
スとしであるから、コストに全く影響しない。

■　又、背凭側回動ブラケット５を起立させると背凭側
回動ブラケット５側の第２係合部材７に係合して回動す
ることによりセクタギヤ９とロックギヤ１７と係合させ
るので、前記■と同様の効果がある。

■　公知例は、利用者によりメモリ位置の変更をさせて
いるが、着座者に適合する背凭れシートの傾斜角度は同
一着座者でも着座し直すと、前の状態が必ずしも合って
いない、それは、座り直すことにより着座位置が変るた
めである。それゆえ、起立位置は、決まった位置とした
方がよく、その位置を基準に修正した方がよい０本発明
は、常に所定位置でロックさせられ、構造が簡単になる
という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図は分解斜視図、第３図は横断底
面図、第４図はアンロック状態にした作用状態図、第５
図はロック状態の作用状態図である。 符号の説明 ｌ・・・座席シート、２・・・育児シート、３・・・座
席側固定ブラケット、４・・・軸、５・・・背凭側回動
ブラケット、８・・・セクタプレート、６・・・第１係
合部材、７・・・第２係合部材、９・・・セクタギヤ、
１０・・・軸、１１・・・ロックプレート、臣・・・軸
、１３・・・カム、１４・・・操作レバー、１５・・・
突起、１６・・・係合孔、１７・・・ロー、クギャ、坊
・・・バネ、冗・・・メモリプレート、２１・・・係合
体、η、ｎ・・・係合面、２４・・・係合板、ゐ・・・
係合面、冗・・・メモリ保持板、ｎ・・・軸穴、冗・・
・軸穴、（・・・メモリカバープレート、３１・・・嵌
合突起、３２・・・嵌合溝、羽、あ、あ・・・係合穴。 外２名 第 図 ／ １゜ 事件の表示 昭和６３年 特 許 願 第３３３７５６号 ２゜ 発明の名称 車両用シートリクライナー 代表者 清 水 泰 夫 ４゜ 代 理 人 ５゜ 補正命令の日付 第４ 図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. セクタギヤ９を形成したセクタプレート８を持つ背凭側
   回動ブラケット５を、ロックギヤ１７を形成したロック
   プレート１１を持つ座席側固定ブラケット３に軸４によ
   り軸止し、前記軸４にはメモリプレート２０を軸止し、
   該メモリプレート２０は、背凭側回動ブラケット５を前
   側に倒したときは背凭側回動ブラケット５側の第１係合
   部材６に係合して回動することによりセクタギヤ９とロ
   ックギヤ１７の係合を外したままとし、背凭側回動ブラ
   ケット５を起立させると背凭側回動ブラケット５側の第
   ２係合部材７に係合して回動することによりセクタギヤ
   ９とロックギヤ１７と係合させる車両用シートリクライ
   ナー。