JPH02175971A - 柔軟平滑仕上剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 企栗上勿肌■分亘 本発明は、綿、レーヨン、麻などのセルロース繊維及び
ポリエステル、ポリアミド、アクリルなどの各種合成繊
維とセルロース繊維との混合繊維に対し柔軟性、平滑性
を付与する自己乳化型柔軟平滑仕上剤に関するものであ
る。

従」じυＬ徘 繊維の柔軟平滑仕上剤として各種の薬剤が知られている
。

一般に柔軟平滑仕上剤としては、高融点ワックス、たと
えば、１４００Ｆパラフイン、ポリエチレンの平滑成分
と多価アルコール高級脂肪酸エステル、ポリアミン高級
脂肪酸アミドに代表される柔軟成分をノニルフェノール
又は高級アルコール酸化エチレン付加物の非イオン系界
面活性剤で乳化したものが主として用いられている。一
方、カチオン系界面活性剤又はこれにギ酸、酢酸等の配
合されたものがカチオン系柔軟平滑剤と呼ばれ、石ケン
、スルホコハク酸エステルナトリウム塩等のアニオン界
面活性剤を配合したものがアニオン系柔軟平滑剤として
分類されている。

アニオン系柔軟平滑剤は、アニオン系蛍光染料との相容
性に冨み、白変低下も少ないことから、セルロース繊維
蛍光染色物用（白物用）柔軟平滑剤として使用されてい
る。一方、カチオン系柔軟平滑剤は、その吸着性が高い
ことから、ウール、ナイロン等のポリアミド繊維やポリ
エステル、アクリル等の他の合成繊維、さらに綿、レー
ヨン、麻等のセルロース繊維の色物用として多く使用さ
れている。また、非イオン系柔軟平滑剤は、アニオン、
カチオン薬剤との相容性に関するトラブルがほとんどな
い利点を利用し、セルロース繊維、ポリアミド繊維や他
の合成繊維等の全般に対して広く使用されている。

、口が７しようとする１皿 これらのアニオン系、カチオン系、非イオン系柔軟仕上
剤は、平滑成分、柔軟成分に非イオン界面活性剤を中心
とした活性剤を各種配合し、安定なエマルジョンに構成
されている。しかし、安定なエマルジョンを得るには大
量の乳化剤が必要で、そのため柔軟平滑効果の低下及び
繊維染色物の諸堅牢度の低下が起ることと、各種乳化剤
の選択に試行錯誤による多くの作業を必要とし、柔軟仕
上剤開発のネックとなっているのが現状である。

Ｗン　るための− 本発明は、酸化変性または酸変性ポリエチレンとノニル
フェノール又は高級アルコール（アルキル基の炭素数４
〜２２）又は高級アルキルアミン（アルキル基の炭素数
４〜２２）の酸化エチレン及び／又は酸化プロピレン付
加物（）ＩＬＢ　ｔｏ〜１９、望ましくは１２〜１７）
とのエステル化反応により生成されたエステル系化合物
を必須成分として含有する柔軟仕上剤を提供する。

本発明の柔軟平滑仕上剤は、自己乳化性を有するので、
乳化剤量を従来の柔軟平滑仕上剤を用いる場合よりも少
なくすることができるため、これを用いることにより平
滑性、柔軟性が大幅に向上し、また、ポリエステル、ア
セテート繊維などの染色堅牢度の低下、ポリアミド、セ
ルロース繊維染色物の染料吐き出しによる色変化の欠点
が少ない等の特長がある。更に、その自己乳化性を利用
して、広いＨＬＢの範囲で柔軟平滑剤を開発することが
可能となる。

本発明の非イオン系柔軟平滑剤は、カチオン系界面活性
剤の配合によりカチオン系柔軟平滑剤とし、またアニオ
ン系界面活性剤の配合によりアニオン系柔軟平滑剤とす
ることも可能である。

乳化は、本発明に係る柔軟平滑剤及びエステル化合物、
パラフィン等を配合し、溶融した上で、９０°Ｃの熱水
を加えることにより容易に行なうことができる。また、
１３０〜１３５°Ｃの高温で密閉下に一括乳化すること
もできる。

本発明に使用される酸化変性または酸変性ポリエチレン
とは、ポリエチレンの空気酸化又は熱分解によりカルボ
キシル基を導入したもの、ポリエチレンとアクリル酸、
メタクリル酸などのビニル系カルボン酸を共重合したも
のなどである。代表例としては、たとえば、アライドケ
ミカル製のＡＣ−６２９、、ＡＣ−５４０、三井石油化
学製のハイワックス４２０２ＩＥ、　１１０５Ａ、三洋
化成製のサンワックスＥ３００等が挙げられる。

一方の酸化エチレン及び／又は酸化プロピレンの付加物
としては、ノニルフェノール又は炭素数が４〜２２、好
ましくは１２〜１８の高級アルコール又は炭素数が４〜
２２、好ましくは１２〜１８の高級アルキルアミンと酸
化エチレン及び／又は酸化プロピレン６〜５０モル、好
ましくは８〜３０モルとの付加反応物（ＩＩＬＢ　１２
〜１７）がある。また、上記ノニルフェノール、高級ア
ルコール、高級アルキルアミンと酸化エチレン及び酸化
プロピレンのブロック又はランダム付加反応物であって
もＨＬＢが１０〜１９、望ましくは１２〜１７であれば
使用することができる。

酸化変性または酸変性ポリエチレンと非イオン系界面活
性剤剤の反応は、例えば、酸化変性または酸変性ポリエ
チレンの酸価当量と当モルの非イオン系界面活性剤を仕
込み、さらに触媒としてパラトルエンスルホン酸を添加
し、窒素気流下に１８０〜２２０°Ｃで３〜５時間脱水
反応させることにより行うことができる。反応率は、キ
シレン／ジメチルスルホオキシド（２／１〜９／ｌ）の
混合溶媒による酸価測定により追跡することができる。

本発明に係る反応物の反応率は、８０〜９８％であった
。

本発明に係る反応物は、自己乳化性を有するため、単一
乳化も可能であるが、さらにグリセリド、多価アルコー
ル脂肪酸エステル、ポリアミン高級脂肪酸アミド、パラ
フィン等を配合するごとにより風合を向上させ、製品の
安定性を改良することが可能となる。一般に、他の非イ
オン界面活性剤の配合は必要としない。

得られた乳化物は、これを水で希釈して、浸漬、パッド
、スプレー処理等に用いることができる。

作二Ｊ廿 本発明に係る酸化変性または酸変性ポリエチレンとノニ
ルフェノール又は高級アルコール又は高級アルキルアミ
ンの酸化エチレン及び／又は酸化プロピレン付加物との
エステルは、分子量が１０００〜４０００程度のオリゴ
マー領域にあるため、一般の柔軟平滑剤と比較し、繊維
に対する親和性が強く、少ない使用量により安定した平
滑性、柔軟性及び耐久性を与える。

また、低ＨＬＢのワックスであるポリエチレンとの直接
結合による自己乳化型エステルであるため、これ以上の
乳化剤を必要とせず、処理性能が向上する。

さらにこれらの乳化物は、オリゴマー、コロイド特有の
乳化保護作用により、低分子物のエマルジョンとは異な
った広範囲なＨＬＢでの安定エマルジョンを形成する。

１施■ 次に、本発明を実施例に基づき、さらに説明する。

合成１ ５００　ｍＡの四ツ目フラスコに、酸化変性ポリエチレ
ンタイプのハイワックス１１０５＾（三井石油化学製、
ＦＡ　価６（１）　１８７　ｇ、セチルアルコールのエ
チレンオキサイド９モル付加物（ＩＩＬＢ　１２．４）
　１２７．６ｇおよびパラトルエンスルホン酸０．６ｇ
を仕込み、窒素気流下に昇温し、２１０〜２２０″Ｃで
４時間脱水反応させて、反応率８７％の淡黄白色固体の
生成物（１）３１１ｇを得た。

合成２ ５００　ｍｌの四ツ目フラスコに、酸変性ポリエチレン
タイプのＡＣ−５１４，０（アライドケミカル製、酸価
４０）１４０　ｇ　、ステアリルアミンのエチレンオキ
サイド１５モル付加物（ＨＬＢ　１４．２）９３ｇおよ
びパラトルエンスルホン酸０．５ｇを仕込み、窒素気流
下に昇温し、１８０〜１９０°Ｃで４時間脱水反応させ
て、反応率８４％の黄色固体の生成物（ＩＩ　）２３１
　ｇを得た。

乳化物１　（本発明品１とする） 生成物（１）１２部 ５１”牛脂硬化油　　　　　　　　　　２部ソルビタン
トリステアレート　　　　　６部性状は白色液状である
。

乳化物２（本発明品２とする） 生成物（ｎ） １４０’Ｆパラフイン ５１°牛脂硬化油 １０部 ５部 ５部 水 計 性状は白色半透明液状である。

比較品Ｉ ＡＣ−５４０（、アライドケミカル！！り８０部 １００部 １５部 ４８％　Ｋｏｌ） １部 計 性状は白色半透明液状である。

１００部 比較品２ 当社市販パラフィン系平滑剤（パラフィン含量２０％） 性状は白色液状である。

光」しぢ伽果 性能試験ｌ 綿ニットを上記品により浸漬処理し、その耐久性をハン
ドリング法により評価する。

訳拭林料　　綿ニット天竺（スレン染め）４１石　各５
％ｏ、ｗ、ｆ。

浴比：１：１５ 浸漬：４５°Ｃ×１５分 絞　リ＝８５％ 乾燥：１００°Ｃ×３０分 耐−久二比 耐ドライクリーニング性 試験機　ドライクリーニングテスター（大栄科学精機製
） パークレンを使用し、室温で１０分間 を１回とし、１回および５回クリーニング後の風合低下
を調べる。

耐水洗濯性 試験機　家庭用洗濯機青空ＰＳ−５２２（日立製）ザブ
（第−工業製薬製）２ｇ／ｆｆｉを使用し、４０°Ｃで
１０分間を１回とし、１回および５回洗濯後の風合低下
を調べる。

Ｅユ」酉 風　合　　触感にて判定する。

○：柔軟性に冨む Δ：やや柔軟 ×；粗硬 結果を表１に記す。

表　　１ 本発明品は耐久性に冨むことがわかる。

性能試験２ 綿糸を上記品により浸漬処理し、その柔軟性および平滑
性を評価する。

供１Ｇ１科 処理逢−住 綿糸　２０番双糸 未フィックス及びフィックス済品 フィックス剤：ネオフィックスＲ −２５０３％ｏ、ｉｖ、ｆ、（日華化学製、ポリカチオ
ン系フィックス剤） 各３％０．凱ｆ。

浴比：　１　：１５ 浸　漬＝４５°Ｃ×１５分 絞　リ：９０％ 乾燥：　１００”ＣＸ　６０分 評−」画 風合 触感にて判定する。

○；柔軟性に富む △：やや柔軟 ×：粗硬 平滑性 試験機　エイコμメーター（エイコー測器製） 糸速１００ｍ／分で、糸の初張力Ｔ、を１０ｇに調整し
、ナシ地りロムメツキ棒（φ５ｍｍ）３本通過後の糸の
張力Ｔ２のｇ数を測定し、糸−金属間の平滑性を調べる
。

値は小さいほど平滑性がすぐれている。

結果を表２に記す。

表２ 本発明品は、糸に応用した場合、′ｔｙＡ４ａ物同様に
柔軟性に冨む・風合を与え、平滑性もよい。

性能試験３ 処理浴の安定性を下記の如き振とう試験法で比、較する
。

翅１目に住 ３００ｍ１三角フラスコに、上記品各５　ｇ／Ｉ！。

を含む水２００ｍＲ入れ、栓をし、上下に１００回はげ
しく振とう後、綿布（４０番黒染め）で濾過し、残渣の
を無および多少により安定性を調べる。

■−」 安定性 Ｏ：安定、残渣なし △：少量の残渣が見られる ×：不安定、多量の残渣が見られる 結果を表３に記す。

表　　３ 本発明品は自己乳化型エマルジョンであり、処理浴安定
性に冨む。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、酸化変性または酸変性ポリエチレンとノニルフェノ
   ール又は高級アルコール（アルキル基の炭素数４〜２２
   ）又は高級アルキルアミン（アルキル基の炭素数４〜２
   ２）の酸化エチレン及び／又は酸化プロピレン付加物（
   ＨＬＢ１０〜１９）とのエステル化反応により生成され
   たエステル系化合物の少なくとも１種を必須成分として
   含有する柔軟平滑仕上剤。