JPH0217445B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0217445B2
JPH0217445B2 JP59167381A JP16738184A JPH0217445B2 JP H0217445 B2 JPH0217445 B2 JP H0217445B2 JP 59167381 A JP59167381 A JP 59167381A JP 16738184 A JP16738184 A JP 16738184A JP H0217445 B2 JPH0217445 B2 JP H0217445B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
mounting table
case
robot
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59167381A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6145826A (ja
Inventor
Hiroshi Maekawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP16738184A priority Critical patent/JPS6145826A/ja
Publication of JPS6145826A publication Critical patent/JPS6145826A/ja
Publication of JPH0217445B2 publication Critical patent/JPH0217445B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • B65G1/02Storage devices
    • B65G1/04Storage devices mechanical
    • B65G1/0464Storage devices mechanical with access from above

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は産業用ロボツトに関し、特に複数の
パレツト上にそれぞれ品種ごとに積みあげられて
いる物品から、所望の品種を所望個数ずつ取り出
して小パレツト上にパレタイジングするロボツト
に関する。
〔従来の技術〕
物品の搬送用にロボツトを用いる場合の多く
は、ボツクス、あるいはケース形状の物品を、所
定の積重ねられたパレツトから他のパレツト上へ
の場所を移し、再び該パレツト上の所定の形状に
積み上げていく、つまりパレタイジングしていく
行程であるが、この行程をロボツトによつて行わ
せると、確かに一方のパレツト上での積上げられ
た物品群から所定の物品をつかみ上げる作業(デ
パレツト作業)および他方のパレツト上での積重
ね作業(パレタイジング作業)は正確に行われ、
物品は整然と積上げられていくが、1回の搬送移
動作業での搬送しうる物品の個数は高々2〜3個
であり、デパレツト、パレタイジング作業に時間
を要することから時間当たりの処理効率は、ベル
トコンベアを用いコンベアの前後で作業者が積み
卸しする場合に比べての程高いものではない。
また、1回のデパレツト、パレタイジング作業
で扱える個数を増加するために、ロボツトのハン
ド部をいわゆるダブルハンド(物品の把持機能を
2ケ所有するハンド)以上の多数個把持可能なハ
ンドに成そうとしても、その場合にはハンド部の
みが大規模大重量になりすぎて、コスト的、構造
的に成り立たないとか、デパレツト、パレタイジ
ング作業が円滑に行えなくなる支障、つまり、当
該多数の把持機能部にある程度粗い位置決め状態
で置かれている多数の物品を同時に良好に把持せ
しめることがきめて困難であるとか、ハンド部の
ケーシング自体がパレツト上の目標物品以外の物
品に干渉して、ハンドが目標物品への接近できな
くなる場合があるといつた重大な支障が生じる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで、この発明は上記のような搬送作業にロ
ボツトを用いる場合の、時間当たりの処理効率が
低いといつた問題を解決するのと共に、ハンド自
体の構成が簡単なものであつてもデパレツト、パ
レタイジング作業を円滑に行なえるようにするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、ハンド部の移動用部に該ハンド部
に付随して移動する物品の載置台を設け、物品の
つかみ上げ時(デパレツト時)においてはハンド
によつてつかみ上げた物品を該載置台上に載置せ
しめ、該載置台上の位置決め機構により精度高い
物品の位置決めを行い、ハンド自体の機構を簡単
にできるものである。
〔実施例〕
まず、第1〜5図に基づいて、この発明の第1
の実施例を、瓶を収納したプラスチツクケースの
搬送およびパレタイジングシステムに用いた直交
座標型ロボツトについて説明する。
この搬送およびパレタイジングシステムは、多
数本の瓶詰め飲料1を収納した略直方体形状のプ
ラスチツクケース2を、3カ所(A)(B)(C)の大パレツ
ト3から夫々ロボツトハンドによりデパレツトせ
しめ、1カ所Dの小パレツト5上に積上げせしめ
ていくシステムであり、3カ所(A)(B)(C)の大パレツ
ト3上に積載した各プラスチツクケース2内の瓶
詰め飲料1は種類が夫々異つており、ロボツトR
は図示しない上位の制御装置により指示された個
数ずつ、各位置の大パレツト3上から小パレツト
5上へとケース2を搬送する。
したがつて、この例の直交座標型ロボツトRの
移動用部Raは特にパレツト3,5に沿つたX軸
方向(第1,2図)の移動行程が長いものになさ
れており、該移動用部Raによつて移動されるハ
ンド部Rbは特に、上記プラスチツクケース2の
つかみ上げに適した構造のものになされている。
以下、このロボツトの移動用部Raおよびハン
ド部Rbについて詳細に説明する。
すなわち、該移動用部Raは、X軸方向に沿つ
て長尺のレール部6を有した門型フレーム7と、
該レール部6上に移動するY軸方向に延びたY軸
フレーム8と、該Y軸フレーム8上をY軸に沿つ
て移動する垂直アーム9とからなり、該垂直アー
ム9は上記のようにY軸に沿つて平行移動自在で
あると共に上下に昇降自在になつていて、該垂直
アーム9の下端にロボツトハンド10が取付けて
ある。
なお、この例では上記垂直アーム9に平行に同
一機能つまり、Y軸、Z軸に沿つて移動自在の他
の垂直アーム11を設けてあり、該垂直アーム1
1下端にバキユームパツド12を有する別のハン
ド13を取付けてあつて、該ハンド13でもつて
段ボール製のボツクス等の吸着搬送可能な物品の
搬送およびパレタイジングも実行できるようにな
してあるが、このハンド13については言及しな
い。したがつて、上記ハンド10と13とでハン
ド部Rbを構成する。上記ハンド10は垂直アー
ム9の下端にロータリーアクチユエータ14を介
して垂直軸まわりで旋回自在になつており、この
ハンド10が前述のように、プラスチツクケース
2のつかみ上げに適した構造になつている。
すなわち、各大パレツト3上のプラスチツクケ
ース2は所定の予め設定された位置および向きで
パレツト3上に積載されているが、その位置精度
は粗い(X,Y軸方向共に±20mm程度)ものであ
つて、上記ハンド10はこの粗に位置決め精度で
積載されたケース2をつかみ上げ、移動後の小パ
レツト5上では所定の正確な位置に積み上げなけ
ればならず、しかもケース2底面と上面は互いに
嵌まり込む形状になしてあつて(第3,4図)、
各パレツト3,5上のケース2は総て上位のケー
ス2が下位のケース2に嵌合した状態で積載され
なければならず、ハンド10は上記要請を満足す
る次のような構造となつている。
すなわち、第3,4図示のように、該ハンド1
0は、いわゆるダブルハンドになつていてシリン
ダ15によつて開閉駆動される1対のグリツプ爪
16,17を摺動自在に支持する移動枠18,1
9と、該移動枠18,19自体を上記グリツプ爪
16,17の摺動方向とは直交する方向に摺動自
在に支持する支持枠21との2種の枠体18,1
9および21とからなり、上記支持枠21に前記
アクチユエータ14を介して垂直アーム9が連結
されている。
22は各移動枠18,19に架設されたグリツ
プ爪16,17のガイドロツド、23は支持枠2
1に架設された移動枠18,19のガイドロツド
であり、上記ガイドロツド22にはグリツプ爪1
6,17の中間と一方のグリツプ爪17側に夫々
ストツパ部24,25を設けてあり、ストツパ部
24によつてシリンダ15によりグリツプ爪1
6,17が閉じる際の移動端(閉じ幅)が規制さ
れ、ストツパ部25によつては、グリツプ爪1
6,17が開いてケース2を把持した状態(第4
図)のグリツプ爪16,17、ケース2が一体と
なつた全体がシリンダ26により第4図右方への
移動される際の右行端が規制されるように、つま
りハンド10に対するケース2の第4図右方向の
位置が規制されるようになつている。
つまり、第4図左右方向をY軸方向とすると、
グリツプ爪16,17によつて把持されたケース
2は、そのハンド10に対するY軸方向位置がシ
リンダ26の引込み動作によるグリツプ爪17の
ストツパ部25への当接によつて位置決めされる
ものである。
また、グリツプ爪16,17が前記ストツパ部
24によつて閉じ量を規制された閉じ状態では、
ハンド10が降下してきた際に、ケース2がY方
向に位置ずれしていても(但し約20mm以内のずれ
に限る)、グリツプ爪16,17の下端がケース
2内の瓶1に接触しないようになつている。20mm
以上のY方向ずれがあれば、いずれかのグリツプ
爪16,17がケース上縁に当接しロボツトは緊
急停止する。27はグリツプ爪16,17の下端
に水平方向に突設した検知バーであつて、ハンド
10が降下してきた際に、ケース2の第3,4図
X方向の位置ずれが甚しい場合(約20mm以上)に
は、該検知バー27がケース2の上縁に当接して
ハンド10の下降移動を阻止し、やはりロボツト
の作動を緊急停止するようになつている。
そして、上記各移動枠18,19と支持枠21
間には、夫々第3図左右方向(X軸方向)に伸縮
するシリンダ28,29を連結してあり、該シリ
ンダ28,29が収縮すると第4図示の状態でケ
ース2とグリツプ爪16,17、移動枠18,1
9が一体となつている全体を夫々第3図右方向へ
移動し、移動枠19に支持されているケース2は
支持枠21の一方の下端21aに当接して位置決
めされ、移動枠18に支持されているケース2は
上記最初に位置決めされた第3図右側のケース2
に当接して位置決めされるようになつている。
31,32は夫々ガイドロツド23に設けたス
トツパ部であり、上記各シリンダ28,29が伸
長した際の移動枠18,19の第3図左方向位置
(X軸方向位置)を規制する。33は移動枠18
から突設したシリンダ28との連結ブラケツトで
ある。
なお、上記移動枠18,19の第4図上左端
と、支持枠21の第3図上左端とは、共にハンド
10がケース把持位置に持たらされた際に、目標
とするケース2の外形縁よりも内側になるように
なつており、所望の把持すべきケース2の側方に
積載された別のケース2(第3,4図鎖線)が存
在する場合にも、ハンド10は該所望の把持すべ
きケース2の直上位置へと下降しうるようになつ
ている。
そして、この実施例では以上のようなハンド1
0が垂直アーム9を介して取付けられた前記Y軸
フレーム8に、垂設板34を介してケース2の載
置台35が固定してある。
該載置台35は、この実施例のハンド10が2
個のケース2を把持しうることから、ケース2個
分の上面積を有し、その上に2列2段に亘つて計
4個のケース2を載置可能であるが(第2図)、
該載置台35の大きさ、形状等は扱う物品の大き
さ、種類、ハンドによる一度に把持可能な物品個
数等によつて種々変更可能である。
また、第5図示の平面図のように該載置台35
上にX,Y軸方向に伸びるプツシヤ36,37と
該プツシヤ36,37に対向する位置決め面3
8,39を設けておけば、プツシヤ36,37に
よる移動でケース2の位置合わせができ該載置台
35上でのケース2の位置決め精度を高めること
ができる利点があり、該載置台35上での位置決
め精度が精度高く行える場合にはロボツトハンド
10による物品把持時の位置決め精度をある程度
粗くすることも可能となつて、その分ロボツトハ
ンド10の構造を簡単にできたり、ロボツトハン
ド10上でのケース2の位置決め作業を省略でき
て行程所要時間を短縮できる。なお、第5図にお
いて35aはコ字状の立上り壁であり、35bは
位置決め面38,39を形成するT字状の***部
である。
次に、上記第1の実施例の搬送用ロボツトによ
る搬送およびパレタイジング行程を説明する。
すなわち、ロボツトは上位の制御装置により指
令を受けて、Y軸フレーム8を所定の位置(A)(B)(C)
の大パレツト3上へと移動し、当該位置のパレツ
ト3上から指令個数分のケース2をデパレツト
し、搬送後小パレツト5上へと積上げていくので
あるが、その際載置台35はY軸フレーム8に固
定されて常にハンド10近傍にあり、かつハンド
10の移動に付随して移動するので、搬送行程は
次のようになる。
すなわち、前述の通り、各プラスチツクケース
2は±20mm程度の位置決め精度で大パレツト3上
に積載され、かつその上面と底面同士が互いに嵌
合し合つた状態になつているので、前記ハンド1
0はグリツプ爪16,17を閉じ、各移動枠1
8,19は夫々ストツパ部31,32に当接した
状態(第3図)で下降し、グリツプ爪16,17
先端を、まずケース2上縁とケース内の瓶との間
の空間に差し入れ、シリンダ15に低圧圧油を給
送してグリツプ爪16,17を低圧にて開作動
し、ケース2の取手孔部2aに係合せしめる。こ
のグリツプ爪16,17のケース2への係時、グ
リツプ爪16,17の水平面内での移動(X,Y
軸方向への移動)は、夫々ガイドロツド22,2
3によつて移動自在に保たれているので(この時
点ではシリンダ26,28,29は自由に伸縮す
る)、ケース2の位置が正規の位置からずれてい
ても、ケース2の位置に合わせるようにしてグリ
ツプ爪16,17が開き、ケース2に無理な力を
及ぼすことがなく、ケース2が下位のケース2と
嵌合していても支障なくつかみ上げが行われる
(この例の場合、取手孔部2aが広幅なのでX軸
方向については問題ない)。また、ケース2の位
置ずれが±20mm以上と甚しい場合には、グリツプ
爪16,17の先端又は検知バー27がケース2
の上縁に当接してハンド10の下降を阻止し、動
作を緊急停止することは前述の通りである。
そして、上記のようにグリツプ爪16,17が
低圧にて開き係合している状態でハンド10を上
昇し(垂直アーム9を上昇し)、ケース2をつか
み上げると、ケース自重によつてグリツプ爪1
6,17先端の返り部が取手孔部2aの上面に確
実に係合した状態となり、この時点でシリンダ1
5への給送圧を高圧に切り換えると共に、前記シ
リンダ26,28および29を収縮して、前述の
通りケース2をX,Y軸方向において位置決めす
る。このX軸方向での位置決めの際、グリツプ爪
16,17は相対的に取手孔部2a内で移動する
こととなるが、取手孔部2aの横幅はグリツプ爪
16,17に比べて充分に広く、かつ孔部2a上
面は滑らかな水平面になつているので、ケース2
の前記支持枠cm下端21aに当接せしめての移動
位置決めは円滑に行われる。
以上のようにしてつかみ上げられたケース2の
ハンド10に対する位置決めが行われ、位置決め
がなされた状態で一旦載置台35上へと降ろされ
る。
すなわち、搬送すべきケース2が3個以上の場
合には、上記のようにして最初につかみ上げたケ
ース2個の一旦載置台35上へ積み降ろし、以後
搬送すべきケース2の個数に合わせて、新たに1
個のケース2をハンド10に把持せしめたり、ま
た2個のケース2と同じパレツト3上からつかみ
上げて載置台35上のケース2上に積み重ねると
いつた行程を行う。つまり、ハンド10によつて
保持し切れない3個目以上のケース2を載置台3
5上に一旦載置しておくのである。
載置台35上でケース2を積み重ねて載置する
場合にも、ケース2はすでにハンド10に対する
位置決わがなされているので、迅速かつ容易に上
下のケース2が嵌合した状態で積み重ねられる。
以上のデパレツト作業が終了した後、Y軸フレ
ーム8を移動し、ハンド10を小パレツト5上に
位置せしめるが、このY軸フレーム8の移動に伴
つて載置台35も同時に移動しているので、この
小パレツト5位置でロボツトハンド10により次
のようにしてパレタイジングせしめる。
すなわち、まずハンド10に保持している1個
又は2個のケース2を小パレツト5上の所定位置
に積み降ろし、次に載置台35上に積載してある
ケース2をつかみ上げた後、同じくパレツト5上
の所定位置に積み降ろすのであり、この際、ハン
ド10に把持しているケース2はもちろん、載置
台35上のケース2も正確に位置決めされた状態
で積載されているので、載置台35上からのつか
み上げを経て小パレツト5上での積み降ろしに至
る行程が新たな位置決めを要することなく迅速か
つ円滑に行われる。
(A)(B)(C)いずれか一カ所の大パレツト3からのデ
パレツト作業および小パレツト5上へのパレタイ
ジング作業が上記のようにして行われ、以後同様
にして他の種類のケース2が他の大パレツト3上
から搬送されて小パレツト5へとパレタイジング
されていく。
上記のようにして異つた種類のケース2が所定
個数ずつ積み上げられた小パレツト5は、小パレ
ツト5の載置台を兼ねたリフター41前面に設け
られたプツシヤー42により押送されて、後方に
待期している搬送用フオーク43に移載され、以
後該フオーク43により次行程へと搬送される。
また、上記搬送およびパレタイジングシステム
のように、種々の物品を異なる場所(パレツト)
から異なる個数ずつデパレツトする必要がある場
合には、載置台35を物品の一時的な貯留場とし
て次のようにして用い、処理効率をさらに高める
ことができる。
すなわち、上述の実施例で例えば各(A)(B)(C)位置
から(D)位置への物品の搬送個数がいずれも奇数個
であつた場合、最初に(A)(B)(C)各位置のパレツトか
ら夫々、(所定個数−1)個(偶数)の搬送を行
い、次に各(A)(B)(C)位置のパレツトから1個ずつの
デパレツトを行えばよいのであるが、その際、載
置台35を利用して、一端の(A)位置のパレツト上
から順に(C)位置へとY軸フレーム8を移動して、
1個ずつのデパレツト作業を行うと共にデパレツ
トした1個ずつのケース2を載置台35上へと仮
置きする動作を行わせ、(D)位置へ到達した際に載
置台35上へ仮載置しておいた各種のケース2を
一度に小パレツト5上へとパレタイジングせしめ
ればよく、載置台35を利用しない場合の、Y軸
フレーム8を各位置間(A)〜(D)、(B)〜(D)、(C)〜(D)で
その都度往復移動させなければならない場合と比
較して所要時間が大幅に短縮される。
また、例えばある特定の種類のケースの搬送を
行う際、次回に当該特定ケース2を搬送する際に
搬送個数を考慮に入れて、次回に搬送する個数に
端数(例えば1〜3個)が生じる場合には、当該
端数個分を最初に特定ケース2を搬送する際に載
置台35上にしておくようにすれば、2回目の搬
送行程時に、該載置台35上に残つている特定の
種類のケース2を直ちに目標のパレツト上に積み
足せばよく、当該特定の種類のケース2を積載し
たパレツト位置へと新たにY軸フレーム8を移動
させて新たに端数個分をデパレツトせしめる場合
に比べて大幅に所要時間が短縮される。
なお、上記第1の実施例ではハンド10が2対
のグリツプ爪16,17を有し、一度に2個のケ
ース2を把持する、いわゆるダブルハンドタイプ
であつたが、該ハンド10は他のいかなるタイプ
のものであつてもよいし(もちろんバキユームタ
イム等の他の保持メカニズムを有するものであつ
てもよい)、ハンド自体に一度に把持可能な物品
の個数も2個に限定されず、載置台35の形状、
大きさも上記のものに限定されない。
また、上記実施例では載置台35がY軸フレー
ム8から垂設されていて比較的小重量の物品を載
置しうるようになつていたが、一括して搬送すべ
き物品の重量、数量が大であつたり、搬送経路の
長距離に及ぶ場合等には載置台35用の軌道を設
けることも可能であり、次に第2の実施例として
説明する。
すなわち、第6図に示したように、この第2の
実施例の直交座標型ロボツトは、第1の実施例と
ほぼ同様の構成であり、X軸方向に沿つて長く延
びる門型フレーム45と、該門型フレーム45の
レール46上を走行するY軸フレーム47と、該
Y軸フレーム47上をY軸に沿つて移動する昇降
自在な垂直アーム48,49とからなるハンドの
移動用部Ra、および上記垂直アーム48,49
下端に取付けたハンド部Rbからなつている。
ハンド部Rbは前記第1の実施例と同様に2本
の垂直アーム48,49下端に夫々取付けた、バ
キユーム式のハンド51と2対のグリツプ爪52
を有するグリツプ爪タイプハンド53とからな
り、前述と同様にしてパレツト54,55上のケ
ース2をつかみ上げおよび積み降ろしできるよう
になつている。
そして、この例では上記Y軸フレーム47の基
端側が下方へと延設し、その下端部47aに載置
台56を連結してあつて、該載置台56には特に
車輪57を設けると共に、門型フレーム45のベ
ース上に敷設したX軸方向に延びるレール58上
に支承せしめてある。
61,62は夫々パレツト置台63、載置台5
6上でのパレツト54,55の移動を円滑になす
遊転ボールである。
この第2の実施例の載置台56は以上のように
なつているので、ハンド53によつて大パレツト
54上からデパレツトしたケース2を該載置台5
6上に多数個積載しても、載置台56はレール5
8によつて支承されているので、前述の第1の実
施例のように載置台35を支持している垂設板3
4に過大な曲げモーメントがかかつて載置台5が
破損しやすいといつたおそれや、垂設板34をき
わめて強度の大きな部材で製作しなければないと
いつた必要がなく載置台56上に多数のケース2
を積載することができ、しかもX軸方向での移動
はきわめて円滑である。
また、上記載置台56とY軸フレーム下端部4
7aとの連結カ所は、例えば係合ピンが出没する
構造の連結状態が解除可能なロツク装置64によ
り連結されており、該載置台56を用いずに搬送
作業を行う場合には、該ロツク装置64を解除し
てY軸フレーム47を載置台56を有しない従来
タイプの移動手段として用いることができ、ある
いは、このロボツトを前述の第1実施例において
説明したと同様の搬送およびパレタイジング作業
を実行せしめる場合にも、上記ロツク装置64を
適宜入り切りし、載置台56、Y軸フレーム47
間の連結を固定したり解除したりして用いること
もできる。固定を解除した載置台56は、Y軸フ
レーム47の移動とは無関係にX軸上一定点に停
止しているが、この状態でも物品(ケース)の載
置台として用いうることはもちろんであり、該載
置台56を再びハンド部Rbに付随して移動する
載置台56として用いる場合には、Y軸フレーム
47をレール58上の一定カ所で停止している載
置台56位置へと移動した上、上記ロツク装置6
4を入力して連結すればよい。
以上、第1,2の実施例はいずれも直交座標型
のロボツトに関していたが、次に他のタイプのロ
ボツトに関する場合の実施例を説明する。
すなわち、第7図に示したように、円筒座標型
のロボツト本体Rcをトラバース台車65上に搭
載し、該トラバース台車65上に物品Pに載置台
66を設けたロボツトシステムであり、この実施
例の場合にはロボツトハンド部Rbの移動用部Ra
は、トラバース台車65と、ロボツト本体Rcの
垂直ガイドポスト67と、該ガイドポスト67に
沿つて昇降し、かつ水平方向に進退する旋回アー
ム68とからなる。
したがつて、トラバース台車65上以外の他の
移動用部Ra上に載置台66を設けることもでき
る。
また、上記トラバース台車65上のロボツト本
体Rcは多関節型、極座標型等の他のタイプのロ
ボツトであつてもよいことはもちろんである。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、この発明の物品
搬送用ロボツトでは、水平方向、すなわち品種ご
とに積み上げられた物品と小パレツトとの間を移
動するY軸フレームにハンドと載置台が取り付け
られているので、所望の品種の所望個数ずつ取り
出して積載するようなパレタイジング行程がきわ
めて効率高く行なえる。
すなわち、ハンドにより把持されている物品
と、載置台に載置されている物品との合計の数の
物品がY軸フレームの一度の水平移動により小パ
レツト側に搬送されるので、Y軸フレームの往復
移動回数が減少し、作業効率が高くなるのであ
る。さらに、載置台上には2個以上の複数の物品
が載置できるので、多数の物品を搬送でき、かつ
多品種の物品を同時に上記小パレツト側に搬送で
きる。
また、少数の物品は載置台上に予備的に貯めて
おくことができるので、前述の第1の実施例のよ
うに種々の物品を異なる個数ずつピツクアツプし
てパレタイジングする行程等で、目標のパレタイ
ジング箇所への積み降ろし個数が該載置台上の予
備積載物品で足りる場合には、該予備積載物品を
直ちに目標の箇所へ積み降ろせばよく、ハンド部
を当該種類の物品の大パレツト上へと移動して新
たにデパレツト作業を行う必要がなく、このよう
に適用する搬送システムの形式によつては載置台
を物品の一時的な貯留場として用いうることから
も、物品の搬送効率を高めうる。
さらに、載置台上のプツシヤおよび位置決め面
により物品の該載置台上での位置決めが精度高く
行なえるので、ロボツトハンドによる物品把持時
の位置決め精度をある程度粗くすることが可能と
なり、その分ロボツトハンドの構造を簡単にでき
るのでハンドを安価に製造でき、かつロボツトハ
ンド上での物品の位置決め作業を省略でき行程所
要時間を短縮できた。
また、この発明のロボツトでは、物品把持ハン
ドに、1対のグリツプ爪が大パレツト上の物品を
把持する際に、当該物品位置に倣つて移動しつつ
把持動作するコンプライアンス機構(つまり、一
対のグリツプ爪が共にガイドロツドに沿つて移動
自在になつていて、かつ両グリツプ爪間に直接開
閉用のシリンダを装架した機構)が設けてあるの
で、水平方向には移動不能に嵌合し合つて高く積
上げられた物品であつて、該物品の位置が正確に
は位置決めされておらず若干ずつずれているよう
な場合であつても、該物品の積載状態を崩してし
まうおそれなく、物品を1個ずつ持上げてデパレ
ツトできる。
さらに、上記コンプライアンス機構を作用させ
て持上げた物品は、そのままでは把持ハンドに対
して所定の位置には把持されておらず、つまり、
ロボツトによる保持位置が特定されていないが、
該物品を載置台上に移載して、該載置台上のプツ
シヤを作動させるとロボツトによる物品の保持位
置が正確に特定されるので、以後再び把持ハンド
により載置台上の物品を持上げて小パレツト上へ
移載する際、コンプライアンス機構を作用させて
なくても正確に物品の持上げ積下ろしができ、小
パレツト上での物品の積載姿勢を整然とできると
共に、コンプライアンス機構を作用させなくても
よい分時間短縮ができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は第1の実施例を示し、第1図は全
体正面図、第2図は同側面図、第3図はハンド部
の正面図、第4図は同じくハンド部の縦断側面
図、第5図は載置台の平面図、第6図は第2の実
施例の側面図、第7図は第3の実施例の概略図で
ある。 2…ケース、3…パレツト、5…小パレツト、
6…レール、7…門型フレーム、8…Y軸フレー
ム、9…垂直アーム、10…ロボツトハンド、1
1…垂直アーム、13…ロボツトハンド、35…
載置台、36,37…プツシヤ、38,39…位
置決め面、Ra…移動用部、Rb…ハンド部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の大パレツト上に品種ごとに積み上げら
    れ、かつ、上下の物品同士は水平方向に移動不能
    に嵌合された物品と該物品のうち所望の品種を所
    望個数ずつ取出して積載する小パレツトの側方に
    配設したレールに沿つて水平方向に移動するY軸
    フレームと、該Y軸フレームに配置され、該Y軸
    フレームに沿つて平行移動自在であると共に上下
    方向に昇降可能な垂直アームと、該垂直アームの
    下端に取付けた物品把持ハンドと、上記Y軸フレ
    ームに垂設板を介して固定し複数の物品を載置で
    きる載置台とより成り、上記物品把持ハンドは、
    1対のグリツプ爪が大パレツト上の物品を把持す
    る際に、当該物品位置に倣つて移動しつつ物品把
    持動作を行うコンプライアンス機構を有してお
    り、さらに上記載置台上には物品の載置位置を水
    平面の縦横両方向において正確に位置決めするプ
    ツシヤと該プツシヤに対向する位置決め面を設け
    たことを特徴とする物品搬送用ロボツト。
JP16738184A 1984-08-09 1984-08-09 物品搬送用ロボツト Granted JPS6145826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16738184A JPS6145826A (ja) 1984-08-09 1984-08-09 物品搬送用ロボツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16738184A JPS6145826A (ja) 1984-08-09 1984-08-09 物品搬送用ロボツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6145826A JPS6145826A (ja) 1986-03-05
JPH0217445B2 true JPH0217445B2 (ja) 1990-04-20

Family

ID=15848656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16738184A Granted JPS6145826A (ja) 1984-08-09 1984-08-09 物品搬送用ロボツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6145826A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1233671B (it) * 1989-08-01 1992-04-13 Gd Spa Apparecchiatura per alimentare macchine confezionatrici con pile di materiale in foglio
JP3484104B2 (ja) * 1998-12-25 2004-01-06 平田機工株式会社 自動倉庫及び自動倉庫の管理方法
WO2003095339A1 (en) * 2002-05-13 2003-11-20 Bakvertisi Limited Apparatus for transporting containers
IT1397849B1 (it) * 2010-02-10 2013-02-04 Cms Spa Sistema di stoccaggio, prelievo ed alimentazione di pezzi lineari in linee di lavoro
NO342459B1 (en) * 2016-06-06 2018-05-22 Autostore Tech As Lifting system for lifting and placing bins and method for same
CN105904444B (zh) * 2016-06-24 2018-08-17 张家港市兰航机械有限公司 一种机械手臂的操作方法
GB201616597D0 (en) 2016-09-30 2016-11-16 Ocado Innovation Limited Method and apparatus for retrieving units form a storage system
EP3431418B8 (en) * 2017-07-20 2020-04-01 Mikhail Voloskov Shuttle for use in a three-dimensional warehouse system
JP7106381B2 (ja) * 2018-07-19 2022-07-26 株式会社協豊製作所 ワーク取出装置及びワーク取出方法
NO20211300A1 (en) * 2021-10-29 2023-05-01 Autostore Tech As Robotic container handler, an access and distribution station, a storage and retrieval system and a method thereof

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51129078A (en) * 1975-04-30 1976-11-10 Chubu Jidoki Kk Article handling apparatus and method for same
JPS5516842A (en) * 1978-07-18 1980-02-05 Hitachi Kiden Kogyo Ltd Loading method for pallet loader
JPS56113686A (en) * 1980-02-05 1981-09-07 Ishikawajima Harima Heavy Ind Container crane
JPS58109397A (ja) * 1981-12-23 1983-06-29 日本輸送機株式会社 荷役車両
JPS58130822A (ja) * 1982-01-27 1983-08-04 Okura Yusoki Co Ltd 荷積み装置
JPS58139926A (ja) * 1982-02-10 1983-08-19 Hitomi Matsuba 積上げ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51129078A (en) * 1975-04-30 1976-11-10 Chubu Jidoki Kk Article handling apparatus and method for same
JPS5516842A (en) * 1978-07-18 1980-02-05 Hitachi Kiden Kogyo Ltd Loading method for pallet loader
JPS56113686A (en) * 1980-02-05 1981-09-07 Ishikawajima Harima Heavy Ind Container crane
JPS58109397A (ja) * 1981-12-23 1983-06-29 日本輸送機株式会社 荷役車両
JPS58130822A (ja) * 1982-01-27 1983-08-04 Okura Yusoki Co Ltd 荷積み装置
JPS58139926A (ja) * 1982-02-10 1983-08-19 Hitomi Matsuba 積上げ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6145826A (ja) 1986-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4850783A (en) Palletizing system for articles
JP7127830B2 (ja) パレタイザ用ハンド、パレタイザシステム、及び、デパレ・パレタイジング方法
US6658816B1 (en) Bulk palletizer system
JPS62249824A (ja) 物品運搬装置
JPH0217445B2 (ja)
JPH09131685A (ja) ロボットのハンド装置
JPS61257829A (ja) 物品パレタイジング用ロボツトシステム
US5082319A (en) Layer clamp hand with floating side clamps and carton flap hold-down platen
JPH08113314A (ja) パレタイズ機能を持つ自動倉庫
JPH1045210A (ja) スタッカクレーン
JP3446865B2 (ja) 物品保管設備
JPS61140417A (ja) ロボツトによる物品のパレタイジング方法
JPH085961Y2 (ja) 物品パレタイジング用ロボットシステム
JPH085960Y2 (ja) 物品のパレタイジング用ロボット
JPS6151482A (ja) 積重ねられたバケツト等のパレタイジング用ロボツトハンド
JP2548595B2 (ja) 物品の取扱い装置
JPS61140421A (ja) 物品パレタイジング用ロボツトシステムにおけるレイアウト
JPS61136826A (ja) 物品パレタイジング用ロボツトシステム
CN116715035B (zh) 一种机械臂抓手、放货方法及机器人
JPS61136827A (ja) 物品パレタイジング用ロボツト
JPH0436983B2 (ja)
JPH0671088U (ja) 物流品収納ケースの搬送装置
JPS61136829A (ja) 物品パレタイジング用ロボツトシステム
US20220134498A1 (en) Tray and magazine for handling profiles
JPH0543613B2 (ja)