JPH02168518A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、コンタクトの近傍の電界集中を緩和すること
により、半径方向及び軸心方向の縮小化を図ったガス絶
縁開閉装置に関する。

Ｂ１発明の概要 本発明は、相対的に接触・離反可能な固定コンタクト、
可動コンタクトと、これらを個別に囲繞する筒状の一対
の外部シールドと、一対の外部シールド間に設けた絶縁
筒とでガス遮断器を構成したガス絶縁開閉装置において
、 絶縁筒を高誘電体物質で形成することにより、コンタク
ト近傍の電界集中を緩和して、半径方向及び軸心方向の
縮小化を図ったものである。

Ｃ０従来の技術 開閉器を縦置きにしてブッシング内へ収容する縦置形開
閉装置は重心が高いために地震に弱いという欠点がある
。そのため、開閉器を横置きにしてタンク内に収容した
タンク形開閉装置が開発された。

タンク形開閉装置の構成を第３図に示す。横置きにした
金属製のタンク６内に開閉器としてのガス遮断器ｌが収
容される。即ち、タンク６の両端を塞ぐ端板１０ａ、ｊ
ｏｂに一対の支持碍管５　ａ、　５　ｂが取り付けられ
、支持碍管５ａには支持金具４ａを介してガス遮断器ｌ
の一端が支持される一方、支持碍管５ｂには支持金具４
ｂを介してガス遮断器１の他端が支持される。端板１０
ａには操作機構ｌｌが取り付けられ、絶縁ロッド１２を
介して可動ロヅド１３に連結される。

タンク６の両端近傍には鉛直上方へ向かって立ち上がる
一対のブッシング７ａ、７ｂが設けられ、ブッシング７
　ａ、　７　ｂ内には導体８　ａ、　８　ｂが設けられ
る導体８　ａ、　８　ｂの下端は、支持金具４　ａ、　
４　ｂを介して可動ロッド１３、固定ロッド１４に接続
される。

また、導体８　ａ、　８　ｂの上端は主回路端子９　ａ
、　９　ｂに接続される。なお、３　ａ、　３　ｂは防
振ゴムである。

ガス遮断器ｌの内部は、第４図に示すように構成される
。即ち、固定ロッド１４には固定アーキングコンタクト
２５と固定アーキングコンタクト２５を囲繞する固定主
コンタクト１５とが固着される一方、可動ロッド１３に
は可動アーキングコンタクト１６と可動主コンタクト１
７とが固着される。そして、バッファ室２６からの絶縁
ガスをアークに吹きつけて消弧させるための放出路１８
を形成するため、可動アーキングコンタクト１６と可動
主コンタクト１７との間に絶縁ノズル１９の基端部が結
合される。そして、固定主コンタクト１５を囲繞する筒
状の外シールド２７と、可動主コンタクトＩ７を囲繞す
る筒状の外シールド２８とが設けられ、外シールド２７
．２８間には筒状の絶縁筒２９が固着される。この絶縁
筒２９は比誘電率がεｓ＝４の通常の誘電体物質で形成
される。

遮断時に、可動アーキングコンタクト１６が固定アーキ
ングコンタクト２５から離れる際にアークが生じるが、
このアークは、図示しないピストンによってバッファ室
２６から押し出されたあと放出路１８を通って吹きつけ
られる絶縁ガスによって消弧される。

Ｄ９発明が解決しようとする課題 ところが、開極状態では第、４図に示すように固定主コ
ンタクト１５の先端部分Ａで電界が集中し、耐電圧を得
るためには電極間距離あるいはタンク６と固定主コンタ
クトｉ５との距離を大きくする必要がある。また、電界
集中を緩和するため、コンタクトの角部の曲率を大きく
して電界分布の適正化を図って対処してきたが、これも
限界に達している。

一方、ガス遮断器はタンク形開閉装置の最も重要な構成
機器であって池の機器に比べて多くのスペースを占める
ため、ガス遮断器の小形化は、三相−括形のタンク形開
閉装置を小形化するための重要なポイントである。

そこで本発明は、斯かる課題を解決したガス絶縁開閉装
置を堤供することを目的とする。

Ｅ９課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本発明の構成は、絶縁ガス
中にガス遮断器を設け、ガス遮断器を、相対的に接触・
離反可能な固定コンタクト、可動コンタクトと、固定コ
ンタクト及び可動コンタクトを個別に囲繞する筒状の一
対の外部シールドと、一対の外部シールド間に設けた絶
縁筒とで構成したガス絶縁開閉装置において、 絶縁筒の材料として高誘電体物質を用いたことを特徴と
する。

Ｆ８作用 絶縁筒を高誘電体物質を用いて形成したので、絶縁筒を
貫通する等電位線は略等間隔となる。

このため、可動コンタクト、固定コンタクトの９先端部
近傍の等電位線どうしも他の部分と略同じ間隔を保持し
、この部分での電界集中が大幅に緩和される。

Ｇ、実施例 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。なお、本実施例は従来のガス絶縁開閉装置の一部
を改良したものなので、従来と同一部分には同一符号を
付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。

（ａ）　　実施例の構成 本発明によるガス絶縁開閉装置の構成を、第１図に基づ
いて説明する。

第１図に示すように、外部シールド２７．２８間には絶
縁筒２０が固着される。絶縁筒２０は高誘電体物質とし
てのチタン酸バリウム（比誘電率ε５＝ｌｏＯ）で形成
される。そして、絶縁筒２０の外周面は、エポキシ樹脂
２１で被われる。

第１図は、チタン酸バリウムからなる絶縁筒の外周面を
エポキシ樹脂で被ったものであるが、第２図（ａ）に示
すように外周面及び内周面の双方を被ってもよく、第２
図（ｂ）に示すように内周面のみを被うようにしてもよ
い。

（ｂ）　　実施例の作用 絶縁筒を高誘電体物質で形成したので、第１図に示すよ
うに絶縁筒を貫通する等電位線どうしの間隔が略等しく
なる。

それにより、同定主コンタクト１５の先端部Ａの近傍の
等電位線が先端部から離れ、等電位線の間隔が大きくな
って電界集中が緩和される。また、固定アーキングコン
タクト２５の先端部Ｂにおいても同様にして電界集中が
緩和される。このように電界集中が緩和され、電極間の
電位分布が均一になる。Ａ部、８部での電界値は従来の
約１／２である。

Ｈ８発明の効果 以上の説明かられかるように、本発明によるガス絶縁開
閉装置によれば以下の効果がある。

（１）　　絶縁筒を高誘電体物質で形成したので、絶縁
筒を貫通する等電位線どうしの間隔が略等しくなり、可
動コンタクト、固定コンタクトの先端部近傍の電界集中
が緩和される。その結果、コンタクト及び外部シールド
の角部のＲの曲率を小さくすることが可能となり、その
分だけコンタクト及び外部シールドの外径寸法を小さく
できる。

（２）　コンタクトの先端部近傍の電界集中が緩和され
ることで、開離距離を小さくすることも可能となり、ガ
ス遮断器の軸心方向への小形化と、更にはガス遮断器の
操作装置の小形化が図れる。

（３）ガス遮断器を半径方向及び軸心方向へ小さくでき
るので、三相−話形のタンク形開閉装置を一層縮小する
こが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第２図は本発明によるガス絶縁開閉装置の実施
例に係り、第１図はその要部を示す拡大図、第２図（ａ
Ｘｂ）はその他の実施例を示す絶縁筒の部分断面図、第
３図はタンク形開閉装置の構成図、第４図は従来のガス
遮断器の要部を示す拡大図である。 １・・・ガス遮断器、１５・・・固定主コンタクト、１
６・・・可動アーキングコンタクト、１７・・・可動主
コンタクト、１８・・・放出路、１９・・・絶縁ノズル
、２０・・・絶縁筒、２１・・・エポキシ樹脂、２５・
・・固定アーキングコンタクト、２６・・・バッファ室
、２７゜２８・・・外部シールド。 第２図 その他の実施例を示す絶縁筒の部分断面図第３図 タンク形開閉装置の構成図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）絶縁ガス中にガス遮断器を設け、ガス遮断器を、
   相対的に接触・離反可能な固定コンタクト、可動コンタ
   クトと、固定コンタクト及び可動コンタクトを個別に囲
   繞する筒状の一対の外部シールドと、一対の外部シール
   ド間に設けた絶縁筒とで構成したガス絶縁開閉装置にお
   いて、 絶縁筒の材料として高誘電体物質を用いたことを特徴と
   するガス絶縁開閉装置。