JPH02168524A - ガス遮断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、可動アーキングコンタクトの先端部の電界緩
和を図って縮小化したガス遮断器に関する。

Ｂ１発明の概要 本発明は、固定コンタクトと、絶縁ノズルを有するとと
もに固定コンタクトに対して接離自在な可動コンタクト
とで構成されるガス遮断器において、 絶縁ノズルの内部に、緩和シールドを埋設して可動主コ
ンタクトに接続することにより、可動アーキングコンタ
クトの先端部の電界集中を緩和して開離距離を小さくし
、もってガス遮断器の小形化を図ったものである。

Ｃ１従来の技術 開閉器を縦置きにしてブッシング内へ収容する縦置形遮
断装置は重心が高いために地震に弱いという欠点がある
。そのため、開閉器を横置きにしてタンク内に収容した
タンク形遮断装置が開発された。

タンク形遮断装置の構成を第３図に示す。横置きにした
金属製のタンク６内に開閉器としてのガス遮断器ｌが収
容される。即ち、タンク６の両端を塞ぐ端板１０ａ、１
０ｂに一対の支持碍管５ａ５ｂが取り付けられ、支持碍
管５ａには支持金具４ａを介してガス遮断器ｌの一端が
支持される一方、支持碍管５ｂには支持金具４ｂを介し
てガス遮断器ｌの他端が支持される。端板１０ａには操
作機構１１が取り付けられ、絶縁ロッド１２を介して可
動ロッド１３に連結される。

タンク６の両端近傍には鉛直上方へ向かって立ち上がる
一対のブッシング７ａ、７ｂが設けられ、ブッシング７
ａ、？ｂ内には導体８ａ、８ｂが設けられる。導体８ａ
、８ｂの下端は、支持金具４ａ、４ｂを介して可動ロッ
ド１３゜固定ロッド１４に接続される。また、導体８ａ
、８ｂの上端は主回路端子９ａ、９ｂに接続される。な
お、３ａ。

３ｂは防振ゴムである。

ガス遮断器ｌの内部は第４図のように構成されろ。即ち
、タンク２内にＳＦ、ガス等の絶縁ガスが充填され、固
定ロッド１４には固定アーキングコンタクト２５と固定
アーキングコンタクト２５を囲繞する固定主コンタクト
１５が固着される一方、可動ロッド１３には可動アーキ
ングコンタクト１６と可動主コンタクト！７とが固着さ
れる。

そして、図示しないバッファ室から絶縁ガスをアークに
吹きつけて消弧させるための放出路１８を形成するため
、可動アーキングコンタクト１６と可動主コンタクト１
７との間に絶縁ノズル１９の基端部が結合される。

遮断時に、可動アーキングコンタクト１６が固定アーキ
ングコンタクト２５から離れる際にアークが生じるが、
このアークはバッファ室から押し出されたあと放出路１
８を通って吹きつけられる絶縁ガスによって消弧される
。

Ｄ３発明が解決しようとする課題 ところが、開極状態では第４図に示すように可動アーキ
ングコンタクト１６の先端部Ａで電界が集中し、耐電圧
を得るためには大きな開離距離が必要である。また、電
界集中を緩和するため、電界分布の適正化を図って対処
してきたが、これも限界に達している。

そして、ガス遮断器はタンク形遮断装置の最も重要な構
成機器であり、他の機器に比べて多くのスペースを占め
るため、ガス遮断器の小形化は、タンク形遮断装置を小
形化するための重要なボイントである。

そこで本発明は、斯かる課題を解決したガス遮断器を提
供することを目的とする。

６９課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本発明の構成は、絶縁ガス
中に固定アーキングコンタクトと該固定アーキングコン
タクトを囲繞する固定主コンタクトとを具える一方、 固定アーキングコンタクトが嵌入される中空部を有する
とともに固定アーキングコンタクトの軸心に沿って駆動
される可動アーキングコンタクトと、該可動アーキング
コンタクトに接続され固定主コンタクトに嵌脱自在の可
動主コンタクトを設け、 可動アーキングコンタクト側に設けたバララフ室の絶縁
ガスを可動アーキングコンタクトの先端へ導く放出路を
可動アーキングコンタクトとの間に形成するとともに固
定アーキングコンタクトを嵌挿する挿通孔を具えた絶縁
ノズルを、可動主コンタクトと可動アーキングコンタク
トとの間に具えたガス遮断器において、 前記絶縁ノズル内（こ、電界緩和のための緩和シールド
を埋め込むとともに可動主コンタクトに接続したことを
特徴とする。

Ｆ１作用 絶縁ノズルに緩和シールドを埋め込んだので、等電位線
が緩和シールドの部分を避けて固定コンタクト側へ少し
移動する。

このため、可動アーキングコンタクトの先端部近傍の等
電位線も先端部から少しずつ離れ、この部分での電界集
中が大幅に緩和される。

Ｇ、実施例 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。なお、本実施例は従来のガス遮断器の一部を改良
したものなので、従来と同一部分には同一符号を付して
説明を省略し、異なる部分のみを説明する。

（ａ）第一実施例 本発明によるガス遮断器の構成を、第１図に基づいて説
明する。

図のように、絶縁ノズル１９の内部に緩和シールド２０
が埋め込まれる。この緩和シールド２０は金属で形成さ
れ、その基端部が可動主コンタクト１７に当接される。

このように緩和シールド２０を設けたので、第１図に示
すように等電位線か緩和シールド２ｏの部分を避けて固
定アーキングコンタクト２５側へ少し移動する。

それにより、可動アーキングコンタクト】６の先端部Ａ
においても等電位線が先端部から離れ、等電位線の間隔
が大きくなって電界集中が緩和される。また、可動主コ
ンタクト１７の先端部Ｂにおいても同様にして電界集中
が緩和される。

（ｂ）その他の実施例 次に、その池の実施例を第２図（ａ）〜（ｃ）に基づい
て説明する。

第２図（ａ）は、本発明の第二実施例を示すしのである
。図のように、絶縁ノズル１９の長さ方向での中間位置
に、円形断面のリング状の緩和シールド２１が埋め込ま
れる。この緩和シールド２ｌは金属製であり、網状に形
成された接続線２２を介して可動主コンタクト１７に接
続される。

第２図（ｂ）は、本発明の第三実施例を示すものである
。第一実施例と同様にして緩和シールド２３が埋め込ま
れる。この緩和シールド２３は、テフロン中に半導電ゴ
ムを注入して形成したものである。

第２図（ｃ）は、本発明の第四実施例を示すものである
。第一実施例と同様にして緩和シールド２４が埋め込ま
れる。この緩和シールド２４はチタン酸バリウムなどの
高誘電体物質によって形成したものである。

なお、第２図（ａ）〜（ｃ）に示す緩和シールドを組み
合わせて使用することもできる。

Ｈ１発明の効果 以上の説明かられかるように、本発明によるガス遮断器
によれば以下の効果がある。

（１）絶縁ノズルに緩和シールドを埋め込んで可動主コ
ンタクトに接続したので、可動アーキングコンタクトの
先端部近傍の電界集中が緩和され、その結果、開離距離
を小さくできるとともにコンタクトと他の部品との距離
を小さくできる。

（２）開離距離等を小さくできることにより、ガス遮断
器の小形化と、更にはガス遮断器の操作装置の小形化が
図れ、三相−話形のタンク形遮断装置の一層の縮小化が
可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第２図は本発明によるガス遮断器の実施例に係
り、第１図は第一実施例の要部を示す拡大図、第２図（
ａ）は第二実施例の要部を示す拡大図、第２図（ｂ＞は
第三実施例の要部を示す拡大図、第２図（ｃ）は第四実
施例の要部を示す拡大図、第３図はタンク形遮断装置の
構成図、第４図は従来のガス遮断器の要部を示す拡大図
である。 １５・・・固定主コンタクト、！６・・・可動アーキン
グコンタクト、１７・・・可動主コンタクト、１８・・
・放出路、１９・・・絶縁ノズル、２０，２１，２３゜
２４・・・緩和シールド、２５・・・固定アーキングコ
ンタクト。 第２図 ガス遮断器９要部を示す拡大図（その他９実施例）外２
名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）絶縁ガス中に固定アーキングコンタクトと該固定
   アーキングコンタクトを囲繞する固定主コンタクトとを
   具える一方、 固定アーキングコンタクトが嵌入される中空部を有する
   とともに固定アーキングコンタクトの軸心に沿って駆動
   される可動アーキングコンタクトと、該可動アーキング
   コンタクトに接続され固定主コンタクトに嵌脱自在の可
   動主コンタクトを設け、 可動アーキングコンタクト側に設けたバッファ室の絶縁
   ガスを可動アーキングコンタクトの先端へ導く放出路を
   可動アーキングコンタクトとの間に形成するとともに固
   定アーキングコンタクトを嵌挿する挿通孔を具えた絶縁
   ノズルを、可動主コンタクトと可動アーキングコンタク
   トとの間に具えたガス遮断器において、 前記絶縁ノズル内に、電界緩和のための緩和シールドを
   埋め込むとともに可動主コンタクトに接続したことを特
   徴とするガス遮断器。