JPH02165527A

JPH02165527A - ガス絶縁開閉装置

Info

Publication number: JPH02165527A
Application number: JP32013788A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Sakaki; 正幸榊; Tamotsu Takashima; 高嶋　保
Original assignee: Meidensha Corp; Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Meidensha Corp; Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1988-12-19
Filing date: 1988-12-19
Publication date: 1990-06-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ａ、産業上の利用分野本発明は、コンタクト近傍の電界集中を緩和することに
より、半径方向及び軸心方向の縮小化を図ったガス絶縁
開閉装置に関する。

Ｂ０発明の概要本発明は、相対的に接触・離反可能な固定コンタクト、
可動コンタクトと、これらを個別に囲繞する筒状の一対
の外部シールドと、一対の外部シールド間に設けた絶縁
筒とで一相分のガス遮断器を構成したガス絶縁開閉装置
において、絶縁筒の少なくとも一端に、緩和シールドを
埋設するとともに緩和シールドを外部シールドに接続す
ることにより、コンタクト近傍の電界集中を緩和して、半径方向及び軸
心方向の縮小化を図ったものである。

Ｃ９従来の技術開閉器を縦置きにしてブッシング内へ収容する縦置形開
閉装置は重心が高いために地震に弱いという欠点がある
。そのため、開閉器を横置きにしてタンク内に収容した
タンク形開閉装置が開発された。

タンク形開閉装置の構成を第３図に示す。横置にした金
属製のタンク６内に開閉器としてのガス遮断器ｌが収容
される。即ち、タンク６の両端を塞ぐ端板１０ａ、１０
ｂに一対の支持碍管５ａ。

５ｂが取り付けられ、支持碍管５ａには支持金具４ａを
介してガス遮断器ｌの一端が支持される一方、支持碍管
５ｂには支持金具４ｂを介してガス遮断器ｌの他端が支
持される。端板１０ａには操作機構ＩＫが取り付けられ
、絶縁ロッドＩ２を介して可動ロッド１３が連結される
。

タンク６の両端近傍には鉛直上方へ向かって立ち上がる
一対のブッシング７ａ、７ｂが設けられ、ブッシンク７
ａ、７ｂ内には導体８ａ、８ｂが設けられる。導体８ａ
、８ｂの下端は、支持金具４ａ、４ｂを介して可動ロッ
ド１３．固定ロッド１４に接続される。また、導体８ａ
、８ｂの上端は主回路端子９ａ、９ｂに接続される。な
お、３ａ。

３ｂは防振ゴムである。

ガス遮断器の内部は、第４図に示すように構成される。

即ち、固定ロッド１４には固定アーキングコンタクト２
５と固定アーキングコンタクト２５を囲繞する固定主コ
ンタクトＩ５とが固着される一方、可動ロッド１４には
可動アーキングコンタクト！６と可動主コンタクト１７
とが固着される。そして、バッファ室２６からの絶縁ガ
スをアークに吹きつけて消弧させるための放出路１８を
形成するため、可動アーキングコンタクト１６と可動主
コンタクト１７との間に絶縁ノズルＩ９の基端部が結合
される。そして、固定主コンタクト１５を囲繞する筒状
の外シールド２７と、可動主コンタクト１７を囲繞する
筒状の外シールド２８とが設けられ、外シールド２７．
２８間には筒状の絶縁筒２９が固着される。

遮断時に、可動アーキングコンタクト１６が固定アーキ
ングコンタクト２５から離れる際にアークが生じるが、
図示しないピストンによってバッファ室２６から押し出
されたあと放出路１８を通って吹きつけられる絶縁ガス
によって、アークは消弧される。

Ｄ０発明が解決しようとする課題ところが、開極状態では第４図に示すように固定主コン
タクト１５の先端部公人で電界が集中し、耐電圧を得る
ためには電極間距離あるいはタンク６と固定コンタクト
１５との距離を大きくする必要がある。また、電界集中
を緩和するため、コンタクトの角部の曲率を大きくして
電界分布の適正化を図って対処してきたが、これも限界
に達している。

そして、ガス遮断器はタンク形開閉装置の最も重要な構
成機器であって他の機器に比べて多くのスペースを占め
るため、ガス遮断器の小形化は、三相−括形のタンク形
開閉装置を小形化するための重要なポイントである。

そこで本発明は、斯かる課題を解決したガス絶縁開閉装
置を提供することを目的とする。

８１課題を解決するための手段斯かる目的を達成するための本発明の構成は、絶縁ガス
中に並列に三相分のガス遮断器を設け、夫々のガス遮断
器を、相対的に接触・離反可能な国定コンタクト、可動
コンタクトと、固定コンタクト及び可動コンタクトを個
別に囲繞する筒状の一対の外部シールドと、一対の外部
シールド間に設けた絶縁筒とで構成したガス絶縁開閉装
置において、絶縁筒の少なくとも一端に、円周方向に沿って電界緩和
用の緩和シールドを埋設するとともに、該緩和シールド
を外部シールドに接続したことを特徴とする。

１０作用絶縁筒の少なくとも一端に緩和シールドを埋め込んだの
で、等電位線が緩和シールドの部分を避けて分布する。

このため、可動コンタクト、固定コンタクトの少なくと
もいずれかの先端部近傍の等電位線も先端部から少しず
つ離れ、この部分での電界集中が大幅に緩和される。

Ｇ、実施例以下、本発明を図面に示す実施例に騙づいて詳細に説明
する。なお、本実施例は従来のガス絶縁開閉装置の一部
を改良したものなので、従来と同一部分には同一符号を
付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。

（ａ）第一実施例本発明によるガス絶縁開閉装置の構成を、第１図に基づ
いて説明する。

図のように、絶縁筒２９の両端に緩和シールド２０が埋
め込まれる。この緩和シールド２０は、金属リング２０
ａを円周方向に沿って埋め込み、他の金属２０ｂを介し
て金属リング２０ａを外部シールド２７又は２８に接続
したものである。

このように緩和シールド２０を設けたので、第１図に示
すように等電位線が緩和シールド２０の部分を避けて少
し移動する。

それにより、固定主コンタクト１５の先端部Ａにおいて
も等電位線が先端部から離れ、等電位線の間隔が大きく
なって電界集中が緩和される。また、固定アーキングコ
ンタクト２５の先端部Ｂにおいても同様にして電界集中
が緩和される。このように電界集中が緩和され、電極間
の電位分布が均一になる。

（ｂ）その他の実施例次に、その他の実施例を第２図（ａ）〜（ｃ）に基づい
て説明する。

第２図（ａ）は、本発明の第二実施例を示すものである
。図のように、絶縁筒２９の長さ方向での両端位置に、
緩和シールド２１が埋め込まれる。

即ち、金属リング２１区が埋め込まれるとともに金属リ
ング２１ａが網状に形成された接続線２１ｂを介して外
部シールド２７．２８に接続される。

第２図（ｂ）は、本発明の第三実施例を示すものである
。前記と同様に、絶縁筒２９の両端に緩和シールド２３
が埋め込まれる。この緩和シールド２３は、エポキシか
らなる絶縁筒２９の内部に凹部を形成して導電性ゴムを
注入し、シールド効果をもたせたものである。

第２図（ｃ）は、本発明の第四実施例を示すものである
。第三実施例と同様にして緩和シールド２４が埋め込ま
れる。この緩和シールド２４は、チタン酸バリウムなど
の高誘電率物質を第三実施例と同様にして四部に注入し
て形成したものである。この場合は、必ずしも緩和シー
ルド２４を外部シールド２７．２８に接触させる必要は
ない。

第２図（ｄ）は、本発明の第五実施例を示すもものであ
る。これは、第二〜第四実施例の組み合わせであり、金
属リング３０ａを導電性ゴム３０ｂで被い、耐クラツク
性を考慮した緩和シールド３０を形成している。

第２図（ｅ）に示す第六実施例と第２図ＣＩ）に示す第
七実施例は、電界集中の生じ易い固定側のみ緩和させよ
うとしたものであり、第六実施例は絶縁筒２９の固定側
にのみ緩和シールド２０を埋め込んだものである。また
、第七実施例は短い絶縁筒２９を外部シールド２７にの
み結合するとともに緩和シールド２０を埋め込んだもの
である。

Ｈ０発明の効果以上の説明かられかるように、本発明によるガス絶縁開
閉装置によれば以下の効果がある。

（１）絶縁筒の少なくとも一端に緩和シールドを埋め込
んだので、可動コンタクト、固定コンタクトの少なくと
も一方の先端部近傍の電界集中が緩和される。その結果
、コンタクトの角部のＲの曲率を小さくすることが可能
となり、その分だけコンタクトの外径寸法を小さくでき
る。

（２）コンタクトの先端部近傍の電界集中が緩和される
ことで、開離距離を小さくすることも可能となり、ガス
遮断器の軸心方向への小形化と、更にはガス遮断器の操
作装置の小形化が図れる。

（３）ガス遮断器を半径方向及び軸心方向へ小さくでき
るので、三相−括形のタンク形開閉装置を一層縮小する
ことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第２図は本発明によるガス絶縁開閉装置の実施
例に係り、第１図は第一実施例の要部を示す拡大図、第
２図（λ）は第二実施例の要部を示す拡大図、第２図（
ｂ）は第三実施例の要部を示す拡大図、第２図（ｃ）は
第四実施例の要部を示す拡大図、第２図（ｄ）は第五実
施例の要部を示す拡大図、第２図（ｅ）は第六実施例の
要部を示す拡大図、第２図（ｆ）は第七実施例の要部を
示す拡大図、第３図はタンク形開閉装置の構成図、第４
図は従来のガス遮断器の要部を示す拡大図である。ｌ・・・ガス遮断器、１５・・・固定主コンタクト、１
６・・・可動アーキングコンタクト、Ｉ７・・・可動主
コンタクト、１８・・・放出路、Ｉ９・・・絶縁ノズル
、２０．２１．２３．２４．３０・・・緩和シールド、
２５・・・固定アーキングコンタクト、２６・・・バッ
ファ室、２７．２８・・・外部シールド、２９・・・絶
縁筒。外２名第１図ガス遮断器９要部を示す拡大図（第一実施例）トガス遮
断器１５・−固定主コノタクト１６　可動アーキングコンタクト１７−可動主コノタクト１８　放出路１９　絶線ノズル２４．３０・・緩和ノールド２５・固定アーキングコノタクト２６　バッファ室２７２８−外部ノールド２９　絶韓問第３図タンク杉開閉装置の噂成図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）絶縁ガス中に並列に三相分のガス遮断器を設け、
夫々のガス遮断器を、相対的に接触・離反可能な固定コ
ンタクト、可動コンタクトと、固定コンタクト及び可動
コンタクトを個別に囲繞する筒状の一対の外部シールド
と、一対の外部シールド間に設けた絶縁筒とで構成した
ガス絶縁開閉装置において、絶縁筒の少なくとも一端に、円周方向に沿って電界緩和
用の緩和シールドを埋設するとともに、該緩和シールド
を外部シールドに接続したことを特徴とするガス絶縁開
閉装置。