JPH0216320A - 4サイクルエンジンのシリンダヘッド冷却構造 - Google Patents

4サイクルエンジンのシリンダヘッド冷却構造

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JPH0216320A
JPH0216320A JP13397889A JP13397889A JPH0216320A JP H0216320 A JPH0216320 A JP H0216320A JP 13397889 A JP13397889 A JP 13397889A JP 13397889 A JP13397889 A JP 13397889A JP H0216320 A JPH0216320 A JP H0216320A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動二輪車用水冷式4サイクルエンジ
ンに採用されるシリンダヘッドの冷却構造に関し、特に
吸気弁を3本、排気弁を2本設けた5パルプエンジンの
場合に、シリンダヘッド全体を均一に冷却できるように
した吸気通路、排気通路、及びウォータジャケットの配
置構造の改善に関する。
〔従来の技術〕
一般に4サイクルエンジンの燃焼系統は、燃焼室の吸気
弁用開口を吸気通路でシリンダヘッド外側に導出し、該
外側開口に気化器等の燃料供給装置を接続するとともに
、排気弁用開口を排気通路で外側に導出し、該外側開口
に排気管を接続し、上記吸気通路を介して低温の混合気
を吸入し、排気通路を介して高温の排気を排出するよう
に構成されている。従って、上記吸気通路、及び排気通
路が形成されたシリンダヘッドの燃焼室付近は、温度分
布に大きな偏差が生し易い。この温度偏差があまり大き
くなると、熱歪等により各種のトラブルが生しる恐れが
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで上記温度偏差は、吸気弁、排気弁の本数が多(
なるほど増大する傾向があるので、弁を多数本、例えば
吸気弁3本、排気弁2本備えた5バルブエンジンの場合
は、シリンダヘッドの1度分布を均一化できるように、
吸気通路、排気通路ウォータジャケット等の配置を考慮
した冷却構造が要請される。しかしながら従来の5バル
ブエンジンにおいては、2バルブエンジンの場合と同様
の冷却構造が採用されており、十分な温度分布の均一化
は実現されていないのが実情である。
そこで本発明は、吸気弁を3本、排気弁を2木偵えた5
バルブエンジンにおいて、シリンダヘッドの温度分布を
均一化できるシリンダへ、ド冷却構造を提供することを
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、3本の吸気弁及び2本の吸気弁を燃焼室周壁
に沿うように配置した4サイクルエンジンのシリンダヘ
ッド冷却構造において、上記シリンダヘッドに形成され
た吸気通路を、燃料供給装置接続開口に連通ずる1つの
共用吸気通路と、該共用吸気通路から分岐されて上記各
吸気弁用開口に連通ずる3つの分岐吸気通路とで構成し
、上記排気通路を、上記各排気弁用開口を排気管接続開
口に別個に導出する2つの独立排気通路で構成し、上記
シリンダヘッドの、上記2つの独立排気通路間部分に液
冷ジャケットを形成したことを特徴としている。
ここで本発明は、水冷エンジン以外に、油等の液体で冷
却するエンジンにも適用できる。
〔作用〕
本発明に係るシリンダヘッド冷却構造によれば、3つの
分岐吸気通路をシリンダヘッド内で1つの共用吸気通路
にまとめたので、シリンダヘッドの、吸気通路外表面を
構成する壁面の面積が、各分岐通路をそのまま外方に導
出する場合に比較して狭くなり、従ってシリンダヘッド
から低温の吸気(混合気)側に伝達される熱量が少なく
なり、それだけシリンダヘッドの吸気通路側部分の温度
低下が軽減される。またこの場合、中央の分岐吸気通路
は、両側の分岐吸気1ffi路によって挾まれているの
で、シリンダヘッドから該中央の分岐吸気通路側への熱
伝達量はさらに少なくなり、従ってこの点からもシリン
ダヘッドの吸気通路側部分の温度低下が軽減される。
一方、排気通路を、2つの独立排気通路で構成し、間に
液冷ジャケットを形成したので、高温の排気はこれに比
べて低温の冷却液によって冷却され、排気からシリンダ
ヘッド側に伝達される熱量が少なくなり、従ってシリン
ダヘッドの排気通路側部分の温度上昇が軽減される。
このようにシリンダヘッドの、吸気通路側部分の温度低
下が軽減され、かつ排気通路側部分の温度上昇が軽減さ
れるので、結果的にシリンダヘッドの温度分布が全体的
に均一となる。
またエンジンのカム軸方向の寸法(幅寸法)について見
れば、吸気側部分と排気側部分とで上記幅寸法のバラン
スが良好になる。即ち、一般には弁を3本設けた吸気側
が弁を2本設けた排気側より幅寸法が大きくなるが、本
発明では、排気通路を独立させて設けるとともに、該両
独立排気通路間に液冷ジャケットを配設したので、それ
だけ排気側の幅寸法が大きくなり、吸気側との差が小さ
くなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例による4サイ
クルエンジンの動弁装置を説明するための図である。
図において、1は本実施例装置が適用された4サイクル
エンジンを搭載した自動二輪車であり、これの車体フレ
ーム2の前端には、下端で前輪3を軸支する前フオーク
4が軸支され、中央下端には、後端で後輪5を軸支する
後アーム6が上下に揺動自在に枢支されており、さらに
後部には大型の燃料タンク7が、その上側にはシート8
がそれぞれ搭載されている。なお、62〜64.58は
それぞれオイルタンク、ラジェータ、エアクリーナ、気
化器である。
そして上記車体フレーム2の前部には水冷式4サイクル
単気筒のエンジンユニット9が搭載されている。このエ
ンジンユニット9は、シリンダ10、シリンダヘッド1
1.及びヘッドカバー12をクランクケース14上に積
層した構成となっている。また、ヘッドカバー12の上
面中央部はブラケット61を介して車体フレーム2のテ
ンションパイプ2aに懸架されており、クランクケース
14の前側中央部は、ヘッドパイプ2bから下方に延び
るダウンチューブ2Cで懸架されている。
上記シリンダ10は水冷ジャケット10aが形成された
シリンダ本体10b内に円筒状のシリンダライナ10c
を圧入して構成されており、該)シリンダライナ10c
内にはピストン14が摺動自在に挿入されている。
また、上記シリンダヘッド11の台面の略中央には上記
ピストン14の上面とで燃焼室Aを形成する燃焼室凹部
16が凹設されている。この燃焼室凹部16の周縁に沿
う略円周上に、3つの吸気弁開口17〜19及び2つの
排気弁開口20,21が形成されている。
上記3つの吸気弁開口17〜19はシリンダヘッド1】
に車両後方に延びるよう、かつ相互に平行に形成された
3つの分岐吸気通路31a〜31bによって後方に導出
され、かつ該シリンダヘッド11内で1つの共用吸気通
路31に合流した後、シリンダヘッド後壁に導出されて
いる。この共用吸気通路31の外側開口31dにはキャ
ブジヨイント57を介して2つの気化器58.59が接
続されている。このキャブジヨイント57は隔壁57a
によって2つのジヨイント通路57b、57Cに画成さ
れている。
ここで本実施例では、全吸気量のうち50%が中央の分
岐吸気通路31bを流れ、残25%、25%がそれぞれ
左、右の分岐吸気通路31a、31cを流れるように設
定されている。これは、後述のように、中央の吸気流量
を多くすることによって、シリンダヘッド11からの伝
熱量を可能な限り低減させるためである。
また、上記2つの排気弁開口20.21は、このシリン
ダへフド11に車両前方に、かつ斜め外方に延びるよう
別個に形成された2つの独立排気通路32.32によっ
てエンジン前壁に導出されている。この各独立排気通路
32の外側開口32aには排気管33が接続されており
、該各排気管33は上述のダウンチューブ2Cの外側を
通って下方に折り曲げられ、エンジン底部から車両後端
まで延びている。
上記吸気弁開口17〜19、排気弁開口2021には、
各開口を開閉する吸気弁23〜25、排気弁26.27
の弁板部が配置されている。この各吸、排気弁23〜2
7の弁軸部は分岐吸気通路31a〜31C1独立排気通
路32.32の天井壁部を貫通してこのシリンダヘッド
11の上端開口内に突出している。この突出部の上端に
取り付けられたリテーナ34とシリンダヘッド11に装
着されたばね座ttaとの間には付勢ばね35が配設さ
れており、これにより答弁23〜27は各弁開口17〜
21を閉じるように付勢されている。
そして上記燃焼室Aの中央上方にはカム軸36がこれを
横切るように配設されている。このカム軸36の左、右
両端及び中央はそれぞれ左、右軸受部及び中実軸受部で
支持されており、この左。
右軸受部及び中実軸受部は、シリンダへ/ド11側に形
成された下半部とヘッドカバー12側に形成された上半
部とからなる2分割構造になっている。また、このカム
軸36の一端はチェン室lIb内に突出しており、該突
出部に固着されたスブロケント、チェンを介してクラン
ク軸に連結されている。
そして上記シリンダへフド11の、上記燃焼室凹部16
を構成する天井壁部16aと、カム軸36等が収容され
たカム室との境界壁16bと、周壁とで囲まれた空間は
、ヘッド側水冷ジャケット15になっている。上記境界
壁16bの略中央にには上記燃焼室への中央に連通ずる
プラグ孔22が形成されており、このプラグ孔22はプ
ラグ挿入孔29によってエンジン外方に導出されている
このプラグ挿入孔29はシリンダヘッド11.ヘツドカ
バー12に直線状に形成された筒部29a929bで構
成された筒状のもので、上記排気弁25.26と略平行
に、該ヘッド側水冷ジャケット15を貫通して斜め上方
に延びている。また上記プラグ孔22には点火プラグ3
0が装着されている。
そして上記ヘッド側水冷ジャケット15の前部15aは
、上記両独室排気通路32.32間まで前方に延びてい
る。そしこのヘッド側水冷ジャケット15は、上記前部
15aに形成された中央流入口53a、及び該両道路3
2.32の左、右外側に形成された左、右流入口53b
、53Cによって上記シリンダ側水冷ジャケット10a
に連通している。またこの各流入口532〜53Cは上
記各分岐吸気通路312〜31Cと対向している。
また、上記共用吸気通路31の左、右両側位置には、該
ヘッド側水冷ジャケット15を外方に連通させる左、右
流出口54a、54bが貫通形成されており、またこの
流出口54a、54bの外側に締結ポル1−60が位置
している。また上記両流出口54a、54bの外部開口
部は、それぞれに装着された接続ジョイン)55a、5
5bを介してジヨイントパイプ56aで連結されている
このジヨイントパイプ56aは上記キャブジヨイント5
7の上側に、つまりシリンダヘッド11と気化器58.
59との間に配索されており、さらに該ジヨイントパイ
プ56aは冷却水リターンパイプ56bによって該シリ
ンダヘッド11の左側を通ってラジェータに接続されて
いる。
次に本実施例の作用効果について説明する。
先ず、冷却水はシリンダ10のシリンダ側水冷ジャケッ
ト10aの下部に供給され、該ジャケット10aから、
排気側の流入口532〜53cを通ってヘッド側水冷ジ
ャケット15の、上記両独室排気通路32.32間の前
部15a及びその百姓側部分に供給される。そしてこの
冷却水は、このヘッド側水冷ジャケッ)15内を、プラ
グ挿入孔29の両側を通って(第1図、第3図参照)、
かつカム軸36の中実軸受部39の下方を通って一様に
分岐吸気通路31’a〜31C側に流れ、該通路の壁面
に沿って左、右に別れ、左、右の流出孔54a、54b
から流出し、ジヨイントパイプ56a、リターンパイプ
56bを通ってラジェータに導かれる。
次に、外気は気化器58.59で混合気となってキャブ
ジヨイント57から共用吸気通路31を通り、分岐吸気
通路312〜31eで分岐した後燃焼室A内に吸引され
、ここで爆発燃焼し、排気は各独立排気通路32を通っ
て各排気管33から車両後方に排出される。
ここでシリンダヘッド11の温度分布を均一にするには
、上述のように、シリンダヘッド11の吸気側部分の、
低温の混合気による温度低下、及び排気側部分の、高温
の排気による温度上昇をできるだけ抑制することが必要
である。
本実施例では、吸気側については、3つの分岐吸気通路
312〜31Cを1つの共用吸気通路31に合流させて
から外方に導出しているので、この吸気通路の外周壁(
シリンダヘッド11自体との境界壁であり、伝熱面とな
る)の面積が、3つの通路をそのまま外方に導出した場
合に比較して狭くなり、従ってシリンダヘッド11から
上記低温の混合気側に伝達される熱量がそれだけ減少す
る。
また上記中央の分岐通路31bは、その左、右側が左、
右の分岐通路31a、31Cで挟まれているので、この
点からもシリンダヘッド11からの伝達熱量を軽減でき
る。即ち、本実施例では、中央の分岐通路31bを全吸
気量の50%が流れるように設定してあり、流量の点か
ら見れば該中央分岐通路31bによるシリンダへフド1
1の温度低下への影響力は左、右の各分岐通路による影
響力よりも大きい。しかし上述のように中央分岐通路3
1bは左、右分岐通路31a、31cで挾まれているの
で、吸気流量が多いにも関わらず、シリンダへソド11
からの伝熱を抑制できる。
また、排気側については、2つの独立排気通路32を斜
め外側に拡げながら外方に導出するとともに、ヘッド側
水冷ジャケット15の前部15aを上記両独室排気通路
32.32間に延長したので、この両独室排気通路32
.32は周囲が水冷ジャケットによって囲まれることと
なり、高温の排気は水冷ジャケット内の冷却水によって
冷却されて温度が低下し、それだけ排気からシリンダヘ
ッド11の排気側部分への伝達熱量が減少する。
このように本実施例ではシリンダヘッド11の吸気側部
分の吸気による温度低下が抑制され、かつ排気側部分の
排気による温度上昇が抑制され、その結果シリンダへソ
ド11の温度が均一化される。
また、本実施例では、吸気側、排気側部分のカム軸方向
に見た寸法(幅寸法)のバランスが良好である。即ち、
吸気弁3本、排気弁2本の5バルブエンジンでは、この
弁数に応じて吸気側が排気側より幅寸法が大きくなり、
両°者のバランスが悪くなる恐れがあるが、本実施例で
は排気通路を間隔の開いた2つの独立排気通路32.3
2で構成し、これを斜め外方に拡げながら前方に導出し
たので、幅寸法は吸気側、排気側とも略等しくなってい
る。そして上記両独立排気通路32間に上述のヘッド側
水冷ジャケット15の前部15aを設けたので、空きス
ペースの有効利用が図られており、また独立排気通路3
2を斜め外方に導出したので、排気管33をエンジンユ
ニットの前側中央に位置するダウンチューブ2Cに干渉
することなく接続できる。
また本実施例の冷却構造では、冷却水は排気側の3箇所
から流入し、吸気側の左、右2箇所から流出するので、
各部に冷却水が淀むことがなく、シリンダヘッド11の
燃焼室A近辺及び排気通路32.33廻りを均一に冷却
できる。
さらにまた、左、右流出口54a、54bを連結するジ
ヨイントパイプ56aを、気化器58゜59とシリンダ
ヘッド11との間の隙間に配置したので、デッドスペー
スを有効利用でき、必要な配管スペースを確保できる。
なお上記第1実施例では、水冷ジャケット15の中央に
1つのプラグ挿入孔29が形成されていたが、このプラ
グ挿入孔を2つ設けた場合にも勿論本発明を適用できる
第5図及び第6図は、点火プラグを左、右側部に2本配
置した本発明の第2実施例であり、第5図は水冷ジャケ
ット部分の断面底面図である。
図において第1図と同一符号は同−又は相当部分を示し
、29d、29eはヘッド側水冷ジャケット15の左、
右両側に配設されたプラグ挿入孔である。また、該ヘッ
ド側水冷ジャケット15の前部15aは独立排気通路3
2,32間に延びている。
本実施例の冷却構造では、冷却水が、独立排気通路32
間、及びその両側に形成された冷却水流入口53a〜5
3cから、ヘッド側水冷ジャケット15に上記前部15
a、及び左、右側部を通って流入し、独立排気通路32
部分を冷却しながら、カム軸36の中実軸受部、左、右
の点火プラグ3Qa、30bを均等に冷却した後、左、
右の流出口54a、54bから外方に流出することとな
る。
また本第2実施例においても、上記第1実施例と同様に
、シリンダヘッド11の温度分布を均一化できる効果が
あり、また幅寸法のバランスが良好になる効果がある。
また、上記第1.第2実施例では、1本のカム軸で吸気
弁、排気弁の両方を駆動する5oucエンジンについて
説明したが、本発明は別個のカム軸で吸、排気弁を駆動
するD OHCエンジンについても勿論通用できる。
第7図、第8図は直動式1)OHCエンジンに通用した
第3実施例を示し、図中、第1図ないし第6図と同一符
合は同−又は相当部分を示す。
図において、シリンダヘッド11は下部ヘッド11bと
上部ヘッドIlcとから構成されており、吸気弁23〜
25はリフタ34aを介して吸気カム軸36aで駆動さ
れ、排気弁26.27はりフタ34aを介して排気カム
軸36bで駆動されるように構成されている。
また、プラグ挿入孔29は、ヘッドカバー12゜上部ヘ
ッド11C1下部ヘッドllbにそれぞれ一体形成され
た挿入筒部29a〜29cによって筒状に形成されてお
り、上記排気弁26.27と平行になるよう傾斜してい
る。
さらにまた、ヘッド側水冷ジャケット15の前部15a
は両独室排気通路32.32間に延びており、冷却水流
入口53aによってシリンダ側水冷ジャケットlOaに
連通している。
本実施例においても、上記各実施例と同様に、シリンダ
へノド11の温度分布を均一化できるとともに、吸気側
、排気側の幅寸法バランスが良好になり、かつ独立排気
通路32間の空きスペースを存効利用できる。
さらに本実施例では、プラグ挿入孔29を排気弁側に傾
斜させたので、吸気弁23〜25を垂直側に起こして配
置でき、それだけ燃焼室Aの容積を小さくでき、圧縮比
を高くして出力を増大できる効果もある。
第9図は上記第3実施例の変形例であり、これはスイン
グアーム式DOIICエンジンの例を示す。
図において、第1図ないし第8図と同一符合は同−又は
相当部分を示す、34bはスングアームであり、答弁は
各カム軸の回転により、このスイングアーム34bを介
して駆動される。そしてプラグ挿入孔29は左、右の排
気弁26.27間にその一部が位置するように1頃斜し
ており、またヘッド側水冷ジャケット15の前部15a
は左、右の独立排気通路32.32間に延びている。
本実施例においても上記第1ないし第3実施例と同様の
効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る4サイクルエンジンのシリン
ダヘッド冷却構造によれば、吸気通路を、1つの共用吸
気通路と3つの分岐吸気通路とで構成するとともに、排
気通路を、2つの独立排気通路で構成し、咳両独立排気
通路間にヘッド側液冷ジャケットを形成したので、シリ
ンダヘッドの吸気通路側部分の温度低下が軽減されると
ともに、排気通路側部分の温度上昇が軽減され、その結
果、シリンダヘッドの温度分布を全体的に均一にできる
効果があり、かつ吸気側、排気側の幅寸法のバランスを
良好にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例によるシリン
ダヘッド冷却構造を説明するための図であり、第1図は
ヘッド側水冷ジャケット部分の断面平面図、第2図は断
面側面図、第3図は第2図のm−m線断面図、第4図は
本実施例装置が適用された自動二輪車の左側面図、第5
図、第6図は本発明の第2実施例を説明するための図で
、第5図は第6図のV−V線断面図、第6図は断面側面
図、第7図、第8図は本発明の第3実施例を説明するた
めの図であり、第7図はその断面側面図、第8図は第7
図の■−■線断面図、第9図は上記第3実施例の変形例
を説明するため断面側面図である。 図において、11はシリンダヘッド、15aはヘッド側
水冷ジャケットの前部(液冷ジャケット)、17〜19
は吸気弁開口、20.21は排気弁開口、23〜25は
吸気弁、26.27は排気弁、31は共用吸気通路、3
1a〜31cは分岐吸気通路、31dは接続開口、32
は独立排気通路、58.59は気化器(燃料供給装置)
、Aは燃焼室である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3本の吸気弁、2本の排気弁をそれぞれ燃焼室の
    一側、他側にまとめて、かつ燃焼室周壁に沿うように配
    置した4サイクルエンジンのシリンダヘッド冷却構造に
    おいて、上記シリンダヘッドに形成された吸気通路を、
    燃料供給装置接続開口に連通する1つの共用吸気通路と
    、該共用吸気通路から分岐されて上記各吸気弁用開口に
    連通する3つの分岐吸気通路とで構成し、シリンダヘッ
    ドに形成された排気通路を、上記各排気弁用開口を各排
    気管接続開口に別個に導出する2つの独立排気通路で構
    成し、上記シリンダヘッドの、上記2つの独立排気通路
    間部分に液冷ジャケットを形成したことを特徴とする4
    サイクルエンジンのシリンダヘッド冷却構造。
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