JPH021549Y2 - - Google Patents

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JPH021549Y2
JPH021549Y2 JP8241783U JP8241783U JPH021549Y2 JP H021549 Y2 JPH021549 Y2 JP H021549Y2 JP 8241783 U JP8241783 U JP 8241783U JP 8241783 U JP8241783 U JP 8241783U JP H021549 Y2 JPH021549 Y2 JP H021549Y2
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JP
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armature
spring
shaft
electromagnet
brake release
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JP8241783U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブレーキ開放機構、特に回転板、ブレ
ーキライニング、スプリング、電磁石等を有する
ブレーキ装置のブレーキ開放機構の改良に関する
ものである。
この種の従来装置を、第1図、第2図に従つて
説明する。
モータ等の回転軸先端には、円板状の回転板1
0が固定されている。又この回転板10に対峙す
る位置には、ドーナツ状のブレーキライニング1
2を固定したアーマチユア14が設けてある。こ
のアーマチユア14は、ピン16により、回転不
能となつているものの、回転軸方向には進退自在
に形成されている。又このアーマチユア14は、
通常スプリング18の弾発力で回転板10に押付
けられているものの、電磁石20が励磁すると、
スプリング18の弾発力に抗して電磁石20に吸
着して回転板10から離れるものである。更にこ
のアーマチユア14の中心にはブレーキの作動状
態を解除するためのブレーキ解放シヤフトである
シヤフト22が緩装してあり、このシヤフト22
先端には、シヤフト22をアーマチユア14の軸
方向に移動させるためのカムを有するレバー24
が設けてある。又シヤフト22にはスプリング2
6を介在させて、通常シヤフト22がアーマチユ
ア14側に位置し、前記レバー24を操作した時
のみ、シヤフト22によりアーマチユア14が回
転板10から離れる様に移動するものである。な
お図中28は、シヤフト22とアーマチユア14
との連結位置を調整するためのシステムである。
次にこの従来装置の作動を説明する。
第1図の様にレバー24が水平の時は、シヤフ
ト22がアーマチユア14に連結されない様に調
整されているため、電磁石20への通電がなけれ
ば、回転板10とブレーキライニング12とはス
プリング18の押圧力による摩擦トルクで固定さ
れている。又逆に、電磁石20が通電により励磁
すると、スプリング18の押圧力に抗してアーマ
チユア14が吸収され、ブレーキライニング12
は回転板10より離脱し、回転板10は自由に回
転する。この時再び電磁石20への通電が断たれ
ると、ブレーキライニング12はスプリング18
の押圧力で回転板10に押し付けられるが、ブレ
ーキライニング12を固定したアーマチユア14
がピン16にて回転不能となつているので、ブレ
ーキライニング12の回転板10への押し付けが
ブレーキとして作用する。
このブレーキ作用中に、レバー24を第2図の
ように倒すと、レバー24に連結されたシヤフト
22が電磁石20方向に移動してアーマチユア1
4に達し、更にこのアーマチユア14をスプリン
グ18,26の押圧力に抗して、電磁石20方向
に移動させ、その結果ブレーキライニング12が
回転板10から離れることとなつて、ブレーキ作
用を解除する。
しかしながらこの様な従来装置では、アーマチ
ユア14とシヤフト22のカムとのストローク調
整のためシム28を用いなければならず、部品点
数が多くなるだけでなく調整にも多くの時間を要
するものであつた。又更にアーマチユア14の電
磁石20への吸引ストロークよりも、カムによる
シヤフト22の移動ストロークの方が大きいため
に、シヤフト22とアーマチユア14との連結位
置が早過ぎる方に調整不良である時には、シヤフ
ト22移動に伴うアーマチユア14移動によりア
ーマチユア14が電磁石20に衝接することにな
り、レバー24のカムあるいはシヤフト22等を
損傷する事故も生じていた。
本考案は前述した従来の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的は、アーマチユアとシヤフト
とをバネを介して連結することによつて、シムを
不要にし、更には仮にアーマチユアが電磁石に衝
接してもバネのたわみによつて部材損傷を無くし
たブレーキ開放機構を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、ブレー
キライニングが固着されたアーマチユアと、前記
ブレーキライニングを制動対象である回転板に押
し付けるように前記アーマチユアを付勢する第1
のスプリングと、励磁されることにより前記第1
のスプリングの付勢力に抗して前記ブレーキライ
ニングを前記回転板から引き離す方向にアーマチ
ユアを吸引吸着し、かつアーマチユアに当接しア
ーマチユアの回転板から離れる方向への移動動作
を規制する電磁石と、往復摺動動作可能なシヤフ
トであつて一方向への摺動動作時にアーマチユア
を前記第1のスプリングの付勢力に抗して前記回
転板側から電磁石側へ移動させるように摺動動作
を伝達するブレーキ開放シヤフトと、前記アーマ
チユアとブレーキ開放シヤフトとの間に設けられ
た前記第1のスプリングよりも高いバネ定数を有
するスプリングであつてブレーキ開放シヤフトの
前記一方向への摺動動作時にアーマチユアとブレ
ーキ開放シヤフトとを離反させる方向へ付勢する
第2のスプリングと、を含み、前記第2のスプリ
ングの圧縮動作によつてアーマチユアが電磁石に
当接停止した後のブレーキ開放シヤフトの前記一
方向への摺動動作を許容することを特徴とする。
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
本考案は第3図、第4図に示してあり、第1
図、第2図と同一部材には同一符号を付して説明
を省略する。
シヤフト22は、従来に比べて回転板10方向
に長く、このシヤフト22とアーマチユア14と
の間に第1のスプリングであるスプリング18よ
りバネ定数の高い第2のスプリングである皿バネ
30が介装してある。又シム28に用いられてい
ない。
この様に構成された本考案に係るブレーキ開放
機構は、第3図の様にレバー24が水平の時に
は、皿バネ30がアーマチユア14に影響を与え
ないので、従来のものと同様な作動となる。
そしてブレーキ作用中にレバー24を第4図に
示した様に倒すと、レバー24に連結されたシヤ
フト22が電磁石20方向に移動し、その結果皿
バネ30を介してアーマチユア14を電磁石20
方向に移動させることになる。この時皿バネ30
は、スプリング18よりバネ定数が高いので皿バ
ネ30はほとんど撓まないままに、スプリング1
8のみ撓ましてアーマチユア14を電磁石20方
向に移動させるものである。又更にアーマチユア
14が電磁石20に衝接すると、アーマチユア1
4の移動動作は電磁石20によつて規制されるの
で、その後は皿バネ30を撓ませながら、アーマ
チユア14が電磁石20に圧接することになる。
従つて本考案は、ブレーキ開放機構のシヤフト
22とアーマチユア14を、回転板10にブレー
キライニング12を押し付けるスプリング18よ
りもバネ定数の高い皿バネ30を介して連結させ
たので、シヤフト22とアーマチユア14との連
結位置の調整が不要となり、組立、製造が極めて
容易となる。又仮にアーマチユア14が電磁石2
0に衝接しても、皿バネ30が撓むことによりシ
ヤフト22やレバー24等の損傷を防止できる。
又更にアーマチユア14の電磁石20による吸
引ストロークが比較的小さい場合には、アーマチ
ユア14を電磁石20に衝接させてアーマチユア
14に固定したブレーキライニング12と固定板
10とのブレーキ開放が確実に行なえる。
なお以上の説明では、スプリング18よりバネ
定数の高いバネとして皿バネ30を説明したが、
他にもコイルスプリング等を用いることができ
る。
以上説明した様に本考案は、組立時の複雑な調
整が不要なだけでなく、部材の損傷もないもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のブレーキ装置の各々異
つた状態を示す断面図、第3図、第4図は本考案
を用いたブレーキ装置の異つた状態を示す断面図
である。 各図中同一部材には同一符号を付し、10は回
転板、12はブレーキライニング、14はアーマ
チユア、18はスプリング、20は電磁石、22
はシヤフト、24はレバー、30は皿バネであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキライニング12が固着されたアーマチ
    ユア14と、前記ブレーキライニング12を制動
    対象である回転板10に押し付けるように前記ア
    ーマチユアを付勢する第1のスプリング18と、
    励磁されることにより前記第1のスプリング18
    の付勢力に抗して前記ブレーキライニング12を
    前記回転板10から引き離す方向にアーマチユア
    14を吸引吸着し、かつアーマチユア14に当接
    しアーマチユア14の回転板10から離れる方向
    への移動動作を規制する電磁石20と、往復摺動
    動作可能なシヤフトであつて一方向への摺動動作
    時にアーマチユア14を前記第1のスプリング1
    8の付勢力に抗して前記回転板10側から電磁石
    20側へ移動させるように摺動動作を伝達するブ
    レーキ開放シヤフト22と、前記アーマチユア1
    4とブレーキ開放シヤフト22との間に設けられ
    た前記第1のスプリング18よりも高いバネ定数
    を有するスプリングであつてブレーキ開放シヤフ
    ト22の前記一方向への摺動動作時にアーマチユ
    ア14とブレーキ開放シヤフト22とを離反させ
    る方向へ付勢する第2のスプリング30と、を含
    み、前記第2のスプリング30の圧縮動作によつ
    てアーマチユア14が電磁石20に当接停止した
    後のブレーキ開放シヤフト22の前記一方向への
    摺動動作を許容することを特徴とするブレーキ開
    放機構。
JP8241783U 1983-05-31 1983-05-31 ブレ−キ開放機構 Granted JPS59186535U (ja)

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JP8241783U JPS59186535U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 ブレ−キ開放機構

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Publication Number Publication Date
JPS59186535U JPS59186535U (ja) 1984-12-11
JPH021549Y2 true JPH021549Y2 (ja) 1990-01-16

Family

ID=30212368

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