JPH02146979A - 電動機の負荷検出方法・装置 - Google Patents

電動機の負荷検出方法・装置

Info

Publication number
JPH02146979A
JPH02146979A JP1099858A JP9985889A JPH02146979A JP H02146979 A JPH02146979 A JP H02146979A JP 1099858 A JP1099858 A JP 1099858A JP 9985889 A JP9985889 A JP 9985889A JP H02146979 A JPH02146979 A JP H02146979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
motor
extrusion
signal
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1099858A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Kamikubo
上久保 新吾
Tadashi Ono
忠志 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP1099858A priority Critical patent/JPH02146979A/ja
Publication of JPH02146979A publication Critical patent/JPH02146979A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電動機で駆動される負荷の負荷トルクを検
出し得る負荷検出方法・装置およびコークス炉炭化室の
壁面に付着したカーボンの付着状態を検知し得るコーク
ス炉押出機の押出負荷検出方法・装置に関するものであ
る。
〔従 来 技 術〕
一般に、電動機で駆動されている負荷の反抗トルクを検
出する方法として、従来から第14図に示すような歪ゲ
ージ法がある。これは、電動機により回転駆動される回
転軸50に歪ゲジ51を貼り付け、発信器52および発
信アンテナ53から検出信号を発信し、受信アンテナ5
4により受信し、負荷の反抗トルクによって回転軸表面
に生じるせん断歪を検出し、トルク変換器55により負
荷反抗トルクを得るようにしたものである。
また、直流電動機を用いた場合には、第15図に示すよ
うに、電機子電流I、と界磁Φの信号を演算して電動機
発生トルクTMとして外部に取り出す方法がある。
一方、コークス炉において、炭化室に装入された石炭は
、隣接する燃焼室でガスを燃焼させて加熱することによ
って乾留しているが、繰り返しの乾留によって炭化室の
壁面には、不可避的にカーボンの付着が発生する。
このように炭化室にカーボンが付着すると、コークス窯
出しの際に、押出機に無理な力が加わると共に、コーク
スのスムーズな押出しを行うことができず、また、炉壁
に対しても無理な力が掛かり、炉体損傷となるため、−
室以上のカーボンが付着した場合には、取り除いてやる
必要がある。
そのため、従来においては、押出装置の押出力を押出電
流に変換し、この電流値に、よりカーボンの有無を検出
する方法が採られていた。例えば、特公昭55−555
8号では、押出電流バタンにおけるピーク電流値直後の
電流値の大小により、特開昭58−210991号では
、前回と今回の押出電流の変化により、カーボンの付着
の有無、付着量を検出している1゜ 〔この発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、負荷反抗トルクを歪ゲージで検出する方
法では、歪ゲージ、発信器等の機器を必ず回転軸上に取
付ける必要があり、そのため次のような問題がある。
■ 回転軸付近に、かなり大きなスペースを必要とし、
既設の設備では、そのスペースが得られない場合が多い
■ 回転軸上に設置する発振器52には、必ず電源を供
給する必要があり、乾電池を用いることになるが、乾電
池には寿命があるため、定期的に点検・交換を要する。
また、直流電動機におけるl・ルク検出方法は、電動機
の発生トルクT11をモニターしているにすぎないため
、加減速時の負荷の反抗トルクを検出できない、あるい
は負荷変動を早期に検出できない問題点がある。
次に、コークス炉押出装置の従来技術についても、次の
ような問題点がある。
すなわち、前者の方法では、押出装置加速時の大トルク
を必要とする時と、速度変更のためのモーター二次抵抗
を制御した時に電流ピークが生じることから、電流値の
大小は押出力変動(すなわちカーボン付着M)には必ず
しも一致しない。
また、後者の方法は、定速域になった領域での判断であ
り、前述の押出装置加速時の大トルクを必要とする領域
での判断は不可能である。
さらに、両者共に押出電流値を比較しているが、誘導電
動機では、電流値(実効値)と仕事とは比例しないため
、押出力の変動すなわちカーボン付着量を把握できない
この発明は、前述のような問題点を解消すべくなされた
もので、その目的は、電動機の人力信号を用いて負荷の
真の反抗トルクを検出し得る電動機の負荷検出方法・装
置およびコークス炉押出機において押出装置加速時、あ
るいは電磁ブレーキ制動時においても押出力変動すなわ
ちカーボン付着量を確実かつ定量的に検出し得る押出負
荷検出方法・装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る電動機の負荷検出方法は、第1図、第2図
に示すように、直流あるいは交流の電動機を用い、直流
の電動機1の場合には、電機子電流■1および界磁電流
Φから、交流の電動機の場合には、実効電流から電動機
の発生トルクTMを検出すると共に、電動機回転数を測
定し、この回転数を微分した速度変化量から加速トルク
TAを求め、発生トルクTM、加速トルクTAおよび補
正値を加算演算するようにしたものである。
これを実施する装置としては、第1図、第2図に示すよ
うに、電動機に供給する電流から電動機の発生トルクを
演算する電動機トルク変換器3と、電動機の回転数を検
出する回転数検出器4と、この回転数検出器の検出信号
から加速トルクを演算する加速トルク演算回路6Aと、
電動機部°動指令あるいはブレーキ指令などの設備動作
指令により予め定めた補正値を出力する補償回路6Bと
、これら電動機トルク変換器3、加速トルク演算回路6
Aおよび補償回路6Bからの出力値を加算演算する演算
器6Cから構成する。
補正値としては、機械ロストルク分子すあるいはブレー
キの制動損失トルク分に対応する値とする。
本発明に係るコークス炉押出機の押出負荷検出方法は、
第5図、第6図に示すように、押出装置起動から押出完
了まで、誘導電動機11の有効電流■を検出するととも
に、誘導電動機11の加速度dv/dtを検出し、有効
電流分信号に、1と加速度分信号に2 dv/dtの差
を演算し、この差に、I−K・dv/dtをカーボン付
着量に比例した押出抵抗分として出力するようにしたも
のである。
また、加減速時にブレーキを併用する場合は、前記差か
らさらにブレーキの制動力分信号を減じ、この差K11
−に2 dv/dt−Kalbをカーボン付着量に比例
した押出抵抗分として出力する。
さらに、押出抵抗が小さく押出装置の機械ロスが無視で
きない場合は、前記差から、さらに機械ロス分信号を減
じ、この差に+I−に2 dv/dtKSIL、または
に+I−に2 dv/dt −Kslb −KsL、を
、カーボン付着量に比例した押出抵抗分として出力する
これを実施する装置としては、第5図、第6図に示すよ
うに、誘導電動機11の有効電流■を検出し、電圧信号
に変換する有効電流変換器13と電動機11の速度Vを
検出する速度検出器14と、この速度検出器14の速度
検出信号を電圧信号に変換する速度変換器15と、変換
器13からの有効電流分信号を増幅する検出レベル設定
回路16Aと、変換器15からの速度信号を微分し、増
幅する微分回路16Bと、検出レベル設定回路16Aと
微分回路16Bからの信号に、IとK・dv/dtの差
を演算し、押出抵抗分信号K ・(K + I  K 
zdv/dt)として出力する加減算回路16Dから構
成する。
また、加減速時にブレーキを併用する場合は、ブレーキ
指令指令によりブレーキの制動力分信号を出力する電磁
ブレーキ設定回路16Cを付加する。
また、測定される押出抵抗が小さく、押出装置固有の機
械ロスを含む割合が大きい様な場合には、電動機のON
指令により、機械ロス分信号に、I 、を出力する機械
ロス設定回路16Eを付加する。
〔作   用〕
電動機の負荷検出において、演算器6Gからの出力値は
、Tll±TAあるいはT、I±TA−T6等であり、
加減速トルク演算時が加減されているため、真の反抗ト
ルクを得ることができる。すなわち、第4図(a)に示
すように、起動時において一定速度に達するまで、発生
トルクT。
が反抗トルクT tを上回っているが、加速トルク演算
時が減じられるため、一定負荷に対して一定の出力値が
得られる。
第4図い)に示すように、負荷変動に対しても同様に加
減速トルクTAが加減され、負荷変動に対応した出力値
T4.が得られる。
また、通常電動機の回転は、減速機等の機械的伝達装置
、変換装置を介して設備の駆動に用いられるが、この場
合に、各装置で機械的摩擦等による損失が発生ずる。こ
れらを補償するのが、補償回路であり、例えば装置を無
負荷運転してその際の設備の位置毎等の機械損失を求め
ておき、位置情報に基づいてトルク演算時の補正を行う
コークス炉押出機などの場合では、速度制御に電磁ブレ
ーキを用いるが、この場合には、電磁ブレーキの0N−
OFF指令に基づいて損失トルクを予め求めておき補正
を行う。さらに、クレーン等の吊荷の巻上げなどでは、
吊荷高さにより、巻上げトルクが変わる事より、ドラム
回転位置等より吊荷高さを求め、これにより負荷1−ル
クを補正するとよい。
次に、押出機の押出負荷検出において、押出抵抗分信号
に4  (Kll−に2dv/dt )は、第9図に示
すように、電動機11の仕事をした電流分(電流実効値
X力率)から加速時の加速分の電流を差し引いた電流で
あり、押出装置の押出負荷変動そのものを表しており、
これを用いれば付着カーボンの有無、押出力を確実かつ
定量的に検知できる。
電磁ブレーキを併用した場合には、有効電流分から加速
時の加速分の電流と電磁ブレーキの制動力分の電流を差
し引いたに、(K、I−に2dv/dt  KaIb 
)が押出抵抗分信号として出力され、正確な押出負荷変
動を得ることができる。
なお、電磁ブレーキが一定制動力の場合は、前述のよう
な制動ON、 OFF信号のみで演算可能であるが、制
動力可変の場合は、電磁ブレーキの実電流を計測し、演
算に用いればよい。
さらに、機械ロス分を除きたい場合には、K・(Kll
−KIdv/dt −に51L )またはに、(K、1
−Kr dv/dt −Ksrb−Kil+、)が押出
抵抗分信号として出力され、より正確な押出負荷変動を
得ることができる。
〔実 施 例〕
第1図ないし第3図に示すのは、負荷のトルク特性が速
度に関係なく一定の負荷を駆動する直流電動機1の負荷
検出の例であり、電機子電流I、と界磁電流Φを検出し
、トルク変換器3に入力し、電動機の発生トルクTMを
得、このトルクTMをトルク検出装置6の演算器6Cに
入力する。
回転数検出器4からの検出信号は、加速トルク演算回路
6Δにおいて時間で微分して加速トルクTAを求め、こ
の加速トルクTAを演算器6Cに入力する。演算回路6
への微分回路では、本来Riを挿入すると微分動作に遅
れが生じるが、微分回路の安定動作のためには必要不可
欠な抵抗である。一般には、加速時間の1710程度の
時定数(R1−C1)とすれば問題ない。この実施例で
は0.IC3]となるように設定した。
機械ロス補償回路6Bは、電動機の起動でONする接点
8により、機械ロストルクTbを演算器6Cに出力する
ようにされている。
演算器6Cでは、Tう±TA−’rb (=’rt )
の演算を行い、負荷の反抗トルクT、を出力する。
第4図(a)、 (b)は、本発明と電動機の発生トル
クを求める従来法との違いを、電動機起動時と負荷変動
時で示したグラフである。
(a)  起動時には、電動機が一定速度に達するまで
は、電動機の発生トルクT、が負荷の反抗トルクT、よ
り上まわっているため、従来の方法では、一定速度にな
るまで負荷の反抗トルクTLをモニターできない。本発
明では、加速トルクTA分あるいは機械ロスTb分が減
じられ、負荷反抗トルクTLに対応した一定の出力値が
得られる。
ら)反抗トルクが増加する負荷変動時には、電動機の発
生トルクT。が負荷の反抗トルクT。
より下回るため、(a)の時と同様、従来の方法では負
荷の反抗トルクはモニターできない。
本発明では、反抗トルクが増加すると回転数が減少し、
これにより減速トルクTAが検出され、これが発生トル
クT。に加算され、変動する負荷に対応した出力値が得
られる。
以上から、従来の方法では、起動時および負荷変動時に
は、どうしても反抗トルクのモニターに遅れを生じる欠
点があったが、本発明では、真の負荷反抗トルクを遅れ
なしにモニターできる。
このような本発明は、巻上機の荷重検出、ベルトコンベ
ヤの輸送量検出、コークス炉押出機の押出抵抗検出など
に適用できる。
次に、コークス炉押出の押出負荷検出に本発明を適用し
た例を第5図ないし第7図に示す。
これは、始動時の二次抵抗器からなる加速装置12を有
する三相巻線形誘導電動機11の例であり、−次側に電
動機11の有効電流を検出し、電圧信号に変換する有効
電流変換器13を設け、電動機11に速度検出器14を
設け、この速度検出器14に速度検出信号を電圧信号に
変換する速度変換器15を接続し、有効電流■信号と速
度V信号を押出負荷監視装置16で処理する。また、加
減速時に電磁ブレーキとして渦電流ブレーキを併用する
場合は、渦電流ブレーキが動作状態になるとONになる
接点17を設け、押出負荷監視装置16に渦電流ブレー
キON指令が人力されるようにする。
さらに、機械ロスも除く必要がある場合(押出抵抗が小
さくて機械ロスを無視できないような時)は、押出負荷
監視装置16に電動機が駆動するとONになる接点18
を設け、本装置に入力されるようにする。
押出負荷監視装置16は、検出レベル設定回路16A、
微分回路16B、加減算回路16Dを有し、渦電流ブレ
ーキを併用する場合は、渦電流ブレーキ設定回路16C
を、機械ロスを除きた。い場合には、機械ロス設定回路
16Eを付加する。
検出レベル設定回路16Aでは、変換器13からの有効
電流信号をに1倍することにより信号レベル調整して有
効電流信号に、Iを加減算回路16Dに出力する。
微分回路16Bでは、変換器15から速度信号を時間で
微分した後、K2倍することにより信号レベル調整して
、加速度分信号に2 dv/dtを加減算回路16Dに
出力する。
渦電流ブレーキ設定回路16Cでは、渦電流ブレーキO
N指令を受けて、K、で信号レベルを調整し、渦電流ブ
レーキ信号Kalbを加減算回路16Dに出力する。
加減算回路16Dでは、有効電流分信号と加速度分信号
の差を演算し、K1倍してに4(K、1Kzdν/dt
 )を押出抵抗分電流として出力し、渦電流ブレーキを
併用する場合には、有効電流分信号と加速度分信号およ
び渦電流ブレーキの制動力分信号との差を演算し、任意
の信号レベルにに4で調整し、K4(Kll−に2 d
v/dt −K。
Ib)を押出抵抗分電流として出力する。
さらに、機械ロスが大きく無視できない場合は、機械ロ
ス設定回路16Eを任意に設定することにより、押出抵
抗分電流は、K、(K、I−K = dv/dt −K
 31b  K SIL )として演算され、出力され
る。
第7図は、このような押出負荷監視装置16の回路例で
あり、4つの演算増幅器叶、〜UP。
で構成できる。検出レベル発生回路のOP、は、入力信
号レベルに応じてVR,を変えることにより、調整可能
である。この実施例では、(R7+VR,) /R、=
1とした。
微分回路のOP、では、本来Riを挿入すると、微分動
作に遅れが生じるが、微分回路の安定動作のためには必
要不可欠な抵抗である。一般にはl/IOD下の時定数
(Ci−Ri)とすれば問題はない。この実施例では、
最短加速時間(約Is)の1/10=0.I Sとした
。また、加減算回路16Dでも、VR,を可変とするこ
とにより、出力を任意のレベルに調整可能である。
渦電流ブレーキ設定回路16Cの叶。では、渦電流ブレ
ーキの制動力に応じてVR,を変えることにより渦電流
ブレーキ制動力分信号を任意に設定可能とした。なお、
本回路中のcbは、渦電流ブly−キの制動特性に遅れ
が生じるために、その遅れ分を補償するために挿入した
。この実施例では、時定数(Rb−Cb) =0.53
となるように設定した。
機械ロス設定回路16EのUP、の調整は、押出装置を
空運転させた時に、本装置16の出力が零になるように
、VRsを調整してやればよい。
以上のような構成において、押出装置起動がら押出完了
まで連続的に監視する。第8図、第9図は渦電流ブレー
キを併用せず機械ロスも除いていない場合の各回路の出
力波形であり、第8図(i)は、押出装置の速度V、第
8図(ii)は、その速度の微分波形すなわち加速電流
、第8閲(iii)は有効電流に、I、第8図(iv)
のに、IK・dv/rJt有効電流から加速電流を減じ
た電流、すなわち押出負荷の仕事分電流である。
なお、同図においで、加速領域では、K=dv/dt〉
0であるため、K、I≠に+I  K−dv/dtとな
る。また、定速領域ではKldv/dt =O’TFあ
るため、K+I=LI−に、dv/dtとなる。
このような発明の出力と従来の電流カーブを比較するL
1第9図のようになる。この第9図(ii)において、
本発明の押出負荷監視装置の出力が、押出全工程を通し
て、従来の電流負荷に変換した場合1.:比べて低くな
っていることがわかる。
この差は力率補正の有無によるものであり、。
本発明の電流カーブは押出装置の押出負荷変動ぞのもの
を表しており、例えば、加速領域の平均押出負荷、最大
押出負荷、定速領域での傾き、低下率などを一回毎に比
較すれば、付着カーボンの有無、付着量を検知できる。
特に、押詰まりの多い、窯口から4m以内すなわち加速
領域において、押出負荷変動を確実かつ定量的に把握で
きるので、付着カーボンの除去が的確に実施できる。
次に、渦電流ブレーキを併用した場合の出力波形を第1
0図に示す。第10図(i)は押出装置の速度V、第1
0図(ii)はモーター有効分電流■、第10図(ii
i )は加速分電流I6、第10図(IV)は渦電流ブ
レーキの制動力に相当する電流工、であり、第10図(
v)は(i)〜(1v)の合成波形、すなわち押出負荷
監視装置の出力(押出負荷の変動)である。
このような出力と従来の電流カーブを比較すると第11
図のようになる。この第11図(11)の本発明の出力
波形と第11図(iii )の従来の電流波形(モータ
ー次電流)との違いが、加速分と渦電流ブレーキの制動
トルクであり、加速領域と渦電流ブレーキ制動領域にお
いてその違いが著しい。また、定速領域においても、カ
ブの傾きに大きな違いが生じている。これは従来方法は
力率補正が無いのに対し、本発明では力率補正がなされ
ているための違いである。
また、第11図(ii)の本発明の出力波形で(a)の
部分が機械ロス分である。
第12図に示すのは、カーボン付着量の大小による本発
明の出力波形を示し、カーボン付着量の違いが波形に歴
然と現れている。
な$、有効電流は実効電流と電圧の位相差により力率を
求め、この力率と実効電流値とより求めればよい。
また、第13図に示すように、有効電流として加速装置
12の二次電流を入力するように;7てもよい。この二
次電流は、電動機11の軸トルクに比例することを利用
するものである。反面、二次電流は、モータ速度の増加
に伴い、周波数が減少するので、電流変換器13゛は低
周波の測定が可能なものを選定する必要がある。
次に、容重27トンのコークス炭化室押出機にふいて、
渦電流ブレーキを併用した本発明の検出方法により押出
力を測定した例について説明する。
モータは160Kwで、−次電流と力率とにより有効電
流を求め、モータ速度はモータ軸に直結したパルスジェ
ネレータの回転数から求め、さらに渦電流ブレーキにつ
いてはリレー信号よりON、叶F信号を得た。また、実
トルク計測のため、減速機出力軸にトルクメーターを取
付け、FMテレメーターにより本発明方法の計測と並行
してトルク測定を行った。
測定値比較は、最大トルク(=最大押出力)で行い、従
来の単にモータ電流と実トルクとの比較での相関はr=
o、863であったが、本発明法の有効電流値よりの演
算値ではr=0.976と極めて高い相関が得られた。
この結果、炉壁強度より押出力は50Tonと制限され
ており、従来電流ピーク値管理ではたびたび押詰まりト
ラブルが発生していたが本発明法により、完全防止が可
能となり、コークス炉の稼働率向上、熱効率向上が図れ
た。
〔発明の効果〕
前述のとおり、本発明に係る電動機の負荷検出は、電動
機の入力信号、電動機の回転数あるいは補正値を用い、
発生トルクから加減速トルクあるいは機械ロス分を差し
引いて負荷の反抗トルクを求めるようにしたため、電動
機回転軸に測定器を取付けることなく、電動機の入力信
号から容易に真の反抗トルクを検出できると共に、電動
機の起動時、負荷変動時等において真の反抗トルクを遅
れなしで検出できる。
次に、本発明に係るコークス炉押出機の押出負荷検出は
、誘導電動機の有効電流と加速度を検出し、さらに、渦
電流ブレーキを併用した場合には渦電流ブレーキの制動
力を検出し、これら有効電流から加速度分を除き、ある
いは加速度分と渦電流ブレーキ制動力分を除き、これを
カーボン付着に比例した押出抵抗分として出力するよう
にしたため、押詰まりの多い加速領域においても押出装
置の押出負荷変動を確実かつ定景的に把渥でき、付着カ
ーボンの除去を的確に実施できる。
また、さらに機械ロス分を除くことにより、−層の精度
アップも可能となる。
これにより、円滑、安定な操炉が可能となって、コーク
ス生産性の向上、コークス製造エネルギー低減、コーク
ス製造コストの低減、コークス品質の向上等、工業上に
多大の有効な効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電動機の負荷検出装置を示す概略
図、第2図は第1図のトルク検出装置を示すブロック図
、第3図は第2図の回路図、第4図は各出力信号を示す
グラフで、(a)は起動時、わ)は負荷変動時、第5図
は本発明に係るコークス炉押出機の押出負荷検出装置を
示す概略図、第6図は第1図の監視装置を示すブロック
図、第7図は第6図の回路図、第8図、第9図は渦電流
ブレーキを併用しない場合の各出力信号を示すグラフ、
第10図、第11図は渦電流ブレーキを併用した場合の
各出力信号を示すグラフ、第12図は渦電流ブレーキを
併用した本発明の押出抵抗分波形を示すグラフ、第13
図は第5図の変形例を示す概略図、第14図は従来の歪
ゲージを示す概略図、第15図は従来の発生トルクによ
る方法を示すブロック図である。 1・・・・・・電動機、3・・・・・・電動機トルク変
換器4・・・・・・回転数検出器、6・・・・・・トル
ク検出装置6A・・・・・・加速トルク演算回路 6B・・・・・・補償回路、6C・・・・・・演算器8
・・・・・・接点(電動機駆動で0N)11・・・・・
・誘導電動機、12・・・・・・加速装置13・・・・
・・有効電流変換器 14・・・・・・速度検出器、15・・・・・・速度変
換器16・・・・・・押出負荷監視装置 16A・・・・・・検出レベル設定回路16B・・・・
・・微分回路 16C・・・・・・渦電流ブレーキ設定回路16D・・
・・・・加減算回路 17・・・・・・接点(ブレーキ動作で0N)18・・
・・・・接点(電動機駆動でON)第 図 第 13 図 第 図 第 図 第 図 派 図 第 ]4 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電動機の電機子電流および界磁電流または実効電
    流から電動機の発生トルクを検出すると共に、電動機回
    転数を測定し、この回転数を微分した速度変化量から加
    速トルクを求め、発生トルク、加速トルクおよび補正値
    を加算演算することを特徴とする電動機の負荷検出方法
  2. (2)電動機に供給する電流から電動機の発生トルクを
    演算する電動機トルク変換器と、電動機の回転数を検出
    する回転数検出器と、この回転数検出器の検出信号から
    加速トルクを演算する加速トルク演算回路と、設備動作
    指令により予め定めた補正値を出力する補償回路と、前
    記電動機トルク変換器、加速トルク演算回路および補償
    回路からの出力値を加算演算する演算器を備えているこ
    とを特徴とする電動機の負荷検出装置。
  3. (3)誘導電動機により押出装置を駆動してコークスを
    コークス炉炭化室より押出すに際して、押出装置起動か
    ら押出完了まで、前記誘導 電動機の有効電流を検出するとともに、誘導電動機の加
    速度を検出し、前記有効電流分信号と加速度分信号の差
    を演算し、この差を押出抵抗分として出力することを特
    徴とするコークス炉押出機の押出負荷検出方法。
  4. (4)請求項(3)において、有効電流分信号と加速度
    分信号の差から、さらに電磁ブレーキの制動力分信号を
    減じ、この差を押出抵抗分として出力することを特徴と
    するコークス炉押出機の押出負荷検出方法。
  5. (5)誘導電動機により駆動される押出装置の押出負荷
    を検出する装置であって、 前記誘導電動機の有効電流を検出し、電圧 信号に変換する有効電流変換器と、前記誘導電動機の速
    度を検出する速度検出器と、この速度検出器の速度検出
    信号を電圧信号に変換する速度変換器と、前記有効電流
    変換器からの有効電流分信号を増幅する検出レベル設定
    回路と、前記速度変換器からの速度分信号を微分し、増
    幅する微分回路と、前記検出レベル設定回路と微分回路
    からの信号の差を演算し、押出抵抗分信号として出力す
    る加減算回路を備えていることを特徴とするコークス炉
    押出機の押出負荷検出装置。
JP1099858A 1988-04-20 1989-04-19 電動機の負荷検出方法・装置 Pending JPH02146979A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1099858A JPH02146979A (ja) 1988-04-20 1989-04-19 電動機の負荷検出方法・装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-97901 1988-04-20
JP9790188 1988-04-20
JP63-206036 1988-08-19
JP1099858A JPH02146979A (ja) 1988-04-20 1989-04-19 電動機の負荷検出方法・装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02146979A true JPH02146979A (ja) 1990-06-06

Family

ID=26439049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1099858A Pending JPH02146979A (ja) 1988-04-20 1989-04-19 電動機の負荷検出方法・装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02146979A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007330079A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Shinko Electric Co Ltd 加速度指令付き速度制御装置および電動機の速度制御方法
CN113022571A (zh) * 2021-03-24 2021-06-25 潍柴动力股份有限公司 换挡调速的控制方法及其控制器和并联混合动力车辆

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54132712A (en) * 1978-04-06 1979-10-16 Toshiba Corp Effective load current detecting device of direct current motor
JPS5612887A (en) * 1979-07-13 1981-02-07 Hitachi Ltd Constant output control device for motor
JPS5790088A (en) * 1980-11-27 1982-06-04 Mitsubishi Electric Corp Apparatus for controlling coke pushing machine
JPS6188775A (ja) * 1984-10-03 1986-05-07 Nippon Steel Corp ロ−ル駆動系の監視装置
JPS62254676A (ja) * 1986-04-25 1987-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd サ−ボ装置の制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54132712A (en) * 1978-04-06 1979-10-16 Toshiba Corp Effective load current detecting device of direct current motor
JPS5612887A (en) * 1979-07-13 1981-02-07 Hitachi Ltd Constant output control device for motor
JPS5790088A (en) * 1980-11-27 1982-06-04 Mitsubishi Electric Corp Apparatus for controlling coke pushing machine
JPS6188775A (ja) * 1984-10-03 1986-05-07 Nippon Steel Corp ロ−ル駆動系の監視装置
JPS62254676A (ja) * 1986-04-25 1987-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd サ−ボ装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007330079A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Shinko Electric Co Ltd 加速度指令付き速度制御装置および電動機の速度制御方法
CN113022571A (zh) * 2021-03-24 2021-06-25 潍柴动力股份有限公司 换挡调速的控制方法及其控制器和并联混合动力车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5442271A (en) Induction motor control apparatus providing high efficiency with rapid response to changes in load torque
US4625834A (en) Speed control apparatus for elevator
EP0338777A2 (en) Speed control system for elevators
CN108529456A (zh) 一种新型塔机力矩安全控制***及方法
JPH02146979A (ja) 電動機の負荷検出方法・装置
CA1288464C (en) Method and/or apparatus for controlling the motor speed of an electric ac motor and/or a method of determining torque
US4980621A (en) Control arrangement for controlling the power supplied to an electric motor
CN104868798A (zh) 马达减速方法及其适用的马达驱动***
FI100440B (fi) Vaihtosuuntaajan nopeudensäätöyksikkö
GB2157103A (en) Speed control apparatus for elevator
CN111376731B (zh) 轨道列车轮轨粘着控制方法
US5477728A (en) Method and apparatus for driving a motor vehicle wheel on a motor vehicle for unbalance measurement thereof
JPH01247483A (ja) コークス炉押出し力の監視方法
CA1201510A (en) Inching supply torque control
CN215046180U (zh) 一种应用于上料***皮带驱动中的变频器
JPH08225787A (ja) コークス炉炭化室の異常状況判定装置および判定方法
JP3039580B2 (ja) 連続鋳造設備における鋳片引抜速度制御方法
SU768974A1 (ru) Устройство управлени горной машиной
JPH0445259B2 (ja)
JP3745551B2 (ja) 反力オブザーバ
JPH04304196A (ja) エレベータ用インバータの速度制御装置
JPH04286586A (ja) 昇降機駆動制御系におけるロープ張力振動抑制制御方法
SU783171A1 (ru) Устройство дл защиты шахтной подъемной установки
JPS57180387A (en) Speed controller for induction motor
JPS55149715A (en) Method and apparatus for controlling continuous rolling mill