JPH02143699A - 共通メモリ内ファイル入れ替え方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、共通メモリ内ファイル入れ替え方法に係わり
、特に信号線の制御を行う複数の信号線制御プロセッサ
と、サービス対応の呼接続処理を行う複数の呼制御処理
プロセッサと、各呼制御処理プロセッサからアクセスで
きる共通メモリとからなる交換機であって、各サービス
に必要な加入者情報や料金情報からなるファイルを入れ
替える方法に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種の交換機は、信号線の制御を行う複数の信
号線制御プロセッサと、サービス対応の呼接続処理を行
う複数の呼制御処理プロセッサと、各呼制御処理プロセ
ッサからアクセスできる共通メモリと、入出力装置とか
ら構成されている。

かかる交換機は、収容加入者数が少なかったため、情報
破壊の危険性を避ける目的で、書き替わる可能性の小さ
い入出力装置内のバックアップメモリに加入者情報や料
金情報を設置していた。

従って、加入者情報や料金情報からなるファイルを全面
的に入れ替える必要があるときには、旧ファイルが格納
されている入出力装置から加入者情報や料金情報を読み
出し、新ファイルが格納されている入出力装置に複写す
る方法をとっていた。

第３図は、上述した交換機における加入者情報や料金情
報を引き継ぐための従来のファイル前面入れ替え方法を
示す流れ図である。

新ファイルを二重化された入出力装置の予備系に読み込
み後（ステップ■）、新ファイルによる立ち上げを実行
するかを判定する（ステップ■）。

新ファイルで立ち上げるときにはくステップ■）、全面
入れ替えのためのシステム再開が起動される（ステップ
■）。新ファイルで立ち上げないときにはくステップ■
）、旧ファイルによる運転を続行し、ファイル入れ替え
は、中止される（ステップ■）。

システム再開が起動されると、まず加入者情報、料金情
報を引き継ぎ要求があるかをチエツクしくステップ■）
、引き継ぎ要求があれば、引き継ぎ管理データを新ファ
イルの格納された入出力装置から加入者情報、料金情報
を読み出しくステップ■）、新ファイルの格納された入
出力装置に書き込む（ステップ■）。

その後で、引き継ぎ完了かを判定しくステップ■）、引
き継ぎ未了の場合、旧ファイルの格納された入出力装置
から新ファイルの格納された入出力装置への加入者情報
および料金情報の引き継ぎを続行する。引き継ぎ完了の
場合（ステップ■）、各プロセスへ新ファイルを転送し
くステップ０）、新フアイル転送終了後、各プロセッサ
を立ち上げる（ステップ０）。

そして、新ファイルによる立ち上げが正常かを判定しく
ステップｏ）、正常であれば新ファイルによる呼処理を
開始する（ステップ０）。このとき、旧ファイルにおけ
る加入者へのサービスは、承継されることになり、ファ
イルの全面入れ替えを終了する。

新ファイルによるシステム再開が失敗した場合には（ス
テップ０）、リトライ可能かを判定しくステップｏ）、
リトライ可能の場合は新ファイルによるシステム再開を
再度起動するが（ステップ■）、リトライ不可能の場合
は旧ファイルによるシステム再開を起動する（ステップ
■）。

上記した交換機は、以上のように新旧ファイルの全面入
れ替えを行っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の入出力装置内のバックアップメモリを用
いた加入者情報および料金情報の引き継ぎ入れ替えの方
法では、入出力装置をアクセスするために複雑な制御命
令が必要であるという欠点がある。また、上述した従来
のファイル入れ替え方法では、収容加入者が増加すると
加入者情報および料金情報を設置した入出力装置へのア
クセスの回数が増え、その情報の入れ替えに長時間かか
るという欠点がある。

加えて、入出力装置内のバックアップメモリに加入者情
報および料金情報を設置した場合、エリア制限が厳しい
ため、共通メモリ内に設置する場合より収容加入者が少
ないという欠点がある。また、上記した交換機の場合、
入出力装置に対するアクセス権をもつプロセッサは、代
表権をもつ１台の呼制御プロセッサに限定されており、
代表権のないプロセッサにてサービスの必要な加入者情
報および料金情報をアクセスしたいときには代表権をも
つ呼制御プロセッサを介在させなければならず、処理速
度が低下してしまうという欠点もある。

本発明は、上述した欠点を解消するためになされたもの
で、各呼制御プロセッサからサービスに必要な情報を直
接アクセス可能とし、簡単な制御命令の利用を可能とし
、かつファイルの全面入れ替え時間を短縮化してなる共
通メモリ内ファイル入れ替え方法を提供することにある
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の共通メモリ内ファイル入れ替え方法は、信号線
の制御を行う複数の信号線制御プロセッサと、サービス
対応の呼接続処理を行う複数の呼制御処理プロセッサと
、各呼制御処理プロセッサからアクセスできる共通メモ
リとからなる交換機であって、各サービスに必要な加入
者情報や料金情報からなるファイルを入れ替える方法に
おいて、旧ファイルを記憶する共通メモリおよび新ファ
イルを記憶する共通メモリが設けられており、新ファイ
ルには新旧ファイルのアドレス対応表が設けられており
、新ファイルにより交換機を動作させる前に、アドレス
対応表に基づいて新ファイルを記憶する共通メモリに、
旧ファイルに設置されている加入者情報や料金情報を複
写することを特徴とするものである。

このような本発明によれば、共通メモリに必要な情報を
格納しであるので、各呼制御プロセッサからサービスに
必要な情報を直接アクセスすることができ、しかも簡単
な制御命令を使用して必要な情報のアクセスができる。

さらに、本発明によれば、共通メモリ間で必要な情報の
複写ができるので、ファイルの全面入れ替えが短時間で
できる。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第２図は、本発明の交換機における共通メモリ内ファイ
ル入れ替え方法の一実施例が適用される交換機の構成を
示すブロック図である。

第２図における交換機は、信号線制御プロセッサｌａ、
ｌｂと、信号線装置３ａ、３ｂと、処理装置間通信装置
５と、呼制御処理プロセッサ７ａ。

７ｂと、入出力装置９ａ、９ｂと、共通メモリ１］、ａ
、ｌｌｂとから構成されている。

信号線制御プロセッサｌａ、ｌｂは、信号線装置３ａ、
３ｂをそれぞれ介して交換ネットワーク１３に接続され
ており、信号線の制御を行う装置である。処理装置間通
信装置５は、信号線制御プロセッサｌａ、ｌｂの接続さ
れているパスライン１５に、呼制御処理プロセッサ７ａ
、７ｂの接続されているパスライン１７にそれぞれ接続
されており、信号線制御プロセッサｌａ、ｌｂと呼制御
処理プロセッサ７ａ、７ｂとの間の情報転送を行うよう
になっている。呼制御処理プロセッサ？ａ。

７ｂは、サービス対応の呼接続処理を行うものであり、
パスライン１７に接続されている入出力装置９ａ、９ｂ
と共通メモリ１１ａ、１１ｂとをアクセスできるように
なっている。なお、呼制御処理プロセッサ７ａ、７ｂ以
外の参照番号は、二重化された装置を示している。また
、信号線制御プロセッサｌａ、ｌｂから受けた呼制御情
報は、呼制御処理プロセッサ７ａ、７ｂの両方で受信お
よび処理が可能である。

このように構成された交換機の動作を説明する。

第１図は、本発明の共通メモリ内ファイル入れ替え方法
の実施例を説明するために示すタイミング図である。

本実施例は、旧ファイルおよび新ファイルとも共通メモ
！Ｊｌｌａ、Ｉｌｂに記憶させておき、新ファイルには
新旧ファイルのアドレス対応表が設けられており、新フ
ァイルにより交換機を動作させる前に、アドレス対応表
に基づいて新ファイルを記憶する共通メモ！Ｊｌｌｂに
、旧ファイルに設置されている加入者情報や料金情報を
複写する。

さらに、図面を参照して説明すると、新ファイルを二重
化された入出力装置９ａに読み込み〈ステップ■）、読
み込み完了後、新ファイルによる立ち上げを実行するか
を判定する（ステップ■）。

新ファイルで立ち上げるときには（ステップ■）、全面
入れ替えのためのシステム再開が起動される（ステップ
■）。新ファイルで立ち上げないときには（ステップ■
）、旧ファイルによる運転を続行し、ファイル入れ替え
は中止される（ステップ■）。

新ファイルによるシステム再開起動直後、加入者情報、
料金情報を引き継ぎ要求があるかを判定しくステップ■
）、引き継ぎ要求があれば（ステップ■）、まず新ファ
イルの格納されている入出力装置９ａから引き継ぎ管理
データを引き上げる（ステップ■〉。引き継ぎ要求がな
ければ（ステップ■）、各プロセッサへ新ファイルの転
送へ移行する（ステップ０）。

引き継ぎ管理データ引き上げ後（ステップ■）、旧アク
ト系共通メモ！Ｊｌｌａを接続しくステップ■）、旧ア
クト系共通メモ！Ｊｌｌａ内の加入者情報および料金情
報を、新アクト系共通メモリ１１ｂに引き継ぎ管理デー
タの新旧アドレスを参照しながら直接複写する（ステッ
プ■）。次に、引き継ぎが完了かを判定しくステップ■
）、引き継ぎ未了の場合、メモリコピーを続行する（ス
テップ■〜■）。引き継ぎ完了の場合（ステップ■）、
旧アクト系共通メモリｌｌａを切り離しくステップ＠）
、各プロセスへ新ファイルを転送しくステップ０）、新
フアイル転送終了後、各プロセッサを立ち上げる（ステ
ップ０）。

そして、新ファイルによる立ち上げが正常かを判定しく
ステップ０）、正常であれば新ファイルによる呼処理を
開始する（ステップ■）。このとき、旧ファイルにおけ
る加入者へのサービスは、承継されることになり、ファ
イルの全面入れ替えを終了する。

新ファイルによるシステム再開が失敗した場合には（ス
テップ０）　　リトライ可能かを判定しくステップｏ）
、リトライ可能の場合は新ファイルによるシステム再開
を再度起動するが（ステップ■）、リトライ不可能の場
合は旧ファイルによるシステム再開を起動する（ステッ
プ＠）。

このように動作し、旧ファイルのおける加入者へのサー
ビスは、承継されることになり、ファイルの全面入れ替
えを終了する。この場合、共通メモ！Ｊｌｌａ、ｌｌｂ
に情報が格納されているので、各呼制御処理プロセッサ
７ａ、７ｂからサービスに必要な情報を直接アクセスす
ることができ、しかも簡単な制御命令を使用して必要な
情報のアクセスができる。さらに、本実施例によれば、
共通メモ１Ｊ１１ａ、ｌｌｂ間で必要な情報の複写がで
きるので、ファイルの全面入れ替えが短時間でできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は共通メモリに必要な情報
を格納しであるので、各呼制御プロセッサからサービス
に必要な情報を直接アクセスすることができ、しかも簡
単な制御命令を使用して必要な情報のアクセスができる
という効果がある。

さらに、本発明によれば、共通メモリ間で必要な情報の
複写ができるので、ファイルの全面入れ替えが短時間で
できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すタイミング図、第２図は
同実施例が適用される交換機の構成を示すブロック図、
第３図は従来のファイル入れ替え方法を示すタイミング
図である。 ｌａ、ｌｂ・・・・・・信号線制御プロセッサ、３ａ、
３ｂ・・・・・・信号線装置、 ５・・・・・・処理装置間通信装置、 ７ａ、７ｂ・・・・・・呼制御処理プロセッサ、９ａ、
９ｂ・・・・・・入出力装置、 １１ａ、ｌｌｂ・・・・・・共通メモリ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 信号線の制御を行う複数の信号線制御プロセッサと、サ
   ービス対応の呼接続処理を行う複数の呼制御処理プロセ
   ッサと、各呼制御処理プロセッサからアクセスできる共
   通メモリとからなる交換機であって、各サービスに必要
   な加入者情報や料金情報からなるファイルを入れ替える
   方法において、旧ファイルを記憶する共通メモリおよび
   新ファイルを記憶する共通メモリが設けられており、前
   記新ファイルには新旧ファイルのアドレス対応表が設け
   られており、前記新ファイルにより上記交換機を動作さ
   せる前に、前記アドレス対応表に基づいて新ファイルを
   記憶する共通メモリに、前記旧ファイルに設置されてい
   る加入者情報や料金情報を複写することを特徴とする共
   通メモリ内ファイル入れ替え方法。