JPH02135230A - 多層プラスチックチューブの処理方法 - Google Patents

多層プラスチックチューブの処理方法

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JPH02135230A
JPH02135230A JP29202188A JP29202188A JPH02135230A JP H02135230 A JPH02135230 A JP H02135230A JP 29202188 A JP29202188 A JP 29202188A JP 29202188 A JP29202188 A JP 29202188A JP H02135230 A JPH02135230 A JP H02135230A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上に利用分野〉 本発明は、最内層にポリオレフィン系樹脂層を備え、被
包装物たる加工肉類等との密着性を良好にした多層プラ
スチックチューブの処理方法に関する。
〈従来の技術〉 従来加工肉等の食品等を包装するための包装材として熱
収縮性及びガスバリヤ−性を有する種々の多層プラスチ
ックフィルムが知られているが。
その1つに包装されるべき加工肉類等と接触する面にポ
リオレフィン系樹脂層を備えた熱収縮性及びガスバリヤ
−性多層プラスチックフィルムがあリ、加工肉類等との
密着性を改良する方法も種々提案されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 被包装食品等と接する最内層にポリオレフィン樹脂層を
有する多層プラスチックフィルムのシームレスチューブ
は、汎用されているにも拘らず、該樹脂層が食品殊にハ
ム、ソーセージ等の加工肉類との密着性に乏しく、その
為に熱収縮包装直後又は経時により、加工肉類と包装材
との間に隙間が生じ、該隙間に肉汁、水分等がたまるい
わゆる離水現象が生じ、雑菌が繁殖し易くなり加工肉類
の保存性を低下させるという欠点があった。
特にポリオレフィン系PtI指は一般に陽性基が少なく
親水性に乏しいため、加工肉類との密着性に不足する傾
向があり、こうした問題点を補うべ〈従来はポリオレフ
ィン系樹脂層に加工肉類との密着性の良好な物資を宗布
したり、更に肉密着性の良好な最内層を別に設ける等の
方策がなされていた。更には最内層にコロナM″:r、
処理を施し、加工肉類との密着性を改良する方法も行わ
れてぃたが、これらはいづれも一長一短があり、間層で
あった。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は前記した問題点を改良するべくなされたもので
、最内層にポリオレフィン系樹脂層を有する多層プラス
チックフィルムのシームレスチューブにおいて、最内層
の処理を均一に施すと共に、加工肉類との密着性にも優
れた多層プラスチックチューブの処理方法を提供せんと
するものである。即ち本発明の特徴とするところは、最
内層にポリオレフィン系樹脂層を備えた熱収縮性及びガ
スバリヤ−性を有する多層プラスチックフィルムのシー
ムレスチューブを内部に気体を封入し、最内層同志が接
触しないように積礪的に押してつぶした状態で、かつ一
対の電4を一方の電極がチューブ最外層と接触し、他方
の1園がチューブ最外層と接触しないよう配置してコロ
ナ放電を行い、次いで別の一対のf[ilを前記と逆に
配置してコロナ放電を行うことにより、最内層表面の濡
れ張力を35ダイン/cm以上に増大せしめる点にある
6 本発明に係る多層プラスチックフィルムのシームレスチ
ューブへのコロナ放電はチューブ内に気体を封入し、チ
ューブの最内層同志が放電処理中に接触しないように積
纒的に押しつぶした状態で、少な(とも二対の電極を特
定の配置状態とすることによりチューブの外部からコロ
ナ放電を行なう方法であり、これによりシューブ最内層
のポリオレフィン系樹脂層表面の濡れ張力が向上し、放
電処理が概ね均一に施されるのである。これに反し気体
を封入しない状態等でチューブ外部からコロナ放電処理
しても最内層のポリオレフィン系樹脂層表面の濡れ張力
を増大させることはできない。
コロナ放電処理によりポリオレフィン樹脂層の加1肉類
に対する密着性が改潜される理由は明らかではないが、
ポリオレフィン樹脂層表面の濡れ張力の向上が一因と考
えられ、従ってコロナ放電により処理された最内層表面
の張れ張力が35ダイン/cm以上、好ましくは37ダ
イン/cm以上、より好ましくは40〜50ダイン/C
aaとなるような条件でコロナ放電を行う必要がある。
コロナ放電条件は処理されるべきフィルムの種類、厚さ
、送り速度等の条件に応じ、上記値となるように適宜に
定めればよく、特に制限はない。
コロナ放電を行うに際しては、少なくとも二対の1R極
が必要で、一対の1穫とは放電電極と対電極(アース電
極)とを有しているものである。本発明ではこうした二
対の電極のうち、一対の1穫を、その一方の1穫がチュ
ーブ最外層と接触し、その他方の′工種がチューブ最外
層と接触しないように配置して、コロナ放電を行い5次
いで別の一対の電極を前記と逆に配置してコロナ放電を
行う必要がある。一対の電極のうちチューブ最外層と接
触する側の′Fitiには放電電極、アース電極のどち
らを用いてもよいが、放電電極が接触した状態ではアー
ス電極は接触しないようにし、放電、、7) F覧が接
触しない状態では、アース電穫は接触するようにすれば
よい。次いで設置される別の一対の1曝については前記
と逆になるような構成に放電電陽とアース電極との配置
を考えればよく、こうすることにより、積極的に押しつ
ぶされたチューブの最内層における表裏両面が概ね均一
にコロナ放電処理が施されることになる。一対の電極間
の間隔は特に制限はないが、好ましく5mm以下、より
好ましくは1.8mm以下程度を例示することができる
次に最内層同志が接触しないように積極的に押しつぶす
には、例えば絶縁板等の絶縁部材を対向して配置せしめ
、その間隙中に気体の封入されたチューブ状フィルムを
配置することにより行われ得る。積極的に押しつぶす方
法としては、前記絶縁部材のほかにエアー噴出法、その
他適宜の方法を例示でき、特に制限はない。この際、エ
アー噴出法とはエアーナイフの如き方法により電極の周
囲からエアーを噴出せしめる方法や、ロール表面に加圧
エアーを噴出する孔の設けられたエアーロールを電極と
して用いる方法等である。更に前記絶縁板等の絶縁部材
とエアー噴出法とを併用することも可能であり、このこ
とは後述する。絶縁部材は前記の通り対の状態で対向し
て設けるのが好ましいが、対でなくてもよく、その形状
、素材等は特に制限はない。この際、積極的に押しつぶ
された状態でのチューブのコロナ放電処理時における最
内層同志の間隔は特に制限はないが、好ましくは5.O
n+n+以下、より好ましくは1.8mm以下、更に好
ましくは1.0mm以下程度で、かつ直接接触しないよ
うにすればよい。
また、チューブを8![礪的に押しつぶす箇所はコロナ
放電時であっても、その前後であってもよく、特に制限
はないし、またチューブの片側もしくは両側等であって
もよく、要はコロナ放電時にチューブが積尋的に押しつ
ぶされた状態を維持していればよい。
気体を封入するに;ま特に制限はないが5連続的に行う
には2組のニップロール間に気体を封入した状態で長尺
のチ1−ブを送行せしめるればよく、しかる後必要に応
じ所定長にカットすれば、必要とする包装材が作成され
、通常はこのような次に本発明に方法を第1図に示す具
体例をもとに概略的に説明することにする。
図において1はインフレーション法により形成された熱
収縮性ガスバリヤ−性多層プラスチックフィルムのシー
ムレスチューブであり、最内層はポリオレフィン系樹脂
で形成されている。かかるチューブlはピンチロール2
.2と3.3とにより気体が封入された状態で、矢印の
方向に連続的に進行するようになっている。4はチュー
ブlを積極的に押しつぶすために相対向して設けられた
フッソ樹脂製の絶縁部材(絶縁板)であり、この絶縁板
4相互の間隔により第2図の如くチューブlが押しつぶ
された状態となる。絶縁板4は、コロナ放電効果を高め
るためにコロナ放電部、8.18の箇所でくぎれた状態
(第3図参照)となっているが、この部分ではチューブ
が若干ふくらむ程度で、絶縁板4により積極的に押しつ
ぶされた状態は維持されたいる。このように絶縁板4等
の絶縁部材を用いる場合はコロナ放電部8.18では絶
縁部材を除いておくようにした方が望ましいが、絶縁部
材の設置方法は適宜でよく、また相対向する絶縁板等の
絶縁部材の一方を除いてもよいし、適宜でよい。
更に7は案内ロールであり、電極5.15は放電電極、
電極6.16はアース電極で、この際、一対の1攪5.
6でコロナ放電部8を形成し、同じく一対の電[415
,16で、前記と逆に配置された別のコロナ放電部18
を形成している。この際本例では、放電電極がチューブ
最外層と接触せず、アース電極がチューブ最外層と接触
する構成となっている。
コロナ放電は第3図の破線の如く放電電極5からアース
電極6に向かって行われ、この作用でチューブの最内層
両面の表面にコロナ放電処理が施される。コロナ放電は
一対の電極を用いて行なうと片側からの処理になるため
、最内層両面で処理が不均一になるおそれもあるので、
少なくとも二対の電極を用い、放電電極をそれぞれ反対
側に対称的に取り付けるのが好ましい。
コロナ放電による処理の方法は第1図の装置による方法
に限られず、各種の方法を採ることができる0例えば第
4図に示す如き方法により行なうこともできる。かかる
第4図のものは、放電電極5.15、アース電極6.1
6共に電極ロールを用い、放電電極がチューブ最外層と
接触し、アース電極がチューブ最外層と接触しない構成
となっている以外第1図のものと同様で、これら重陽ロ
ールは必要ならば表面にゴム、フッソ等の被覆されたも
のであってよい。
ちなみに第1図で示す放電電極はプレート状、バー状等
のものであり、このように電極の形状については適宜で
よく、こうしたコロナ放電装置は公知のもの等を自由に
使用し得る。
この際、第4図に例示する方法においてアース電極6.
16にエアーロール電極を用いると当該部分のチューブ
lの内圧による突出部9(絶縁部(イ4が当該部分で欠
けているために生ずる現りを適宜におさえることも可能
で便利である。このようなエアーロール電極は放電電極
側にも利用でき、この場合エアーロール電極側がチュー
ブ最外層と接触しないような配置とする必要がある。
また押しつぶされた際その両側、即ち折り目の所で処理
が不十分となる恐れがある時は、更に必要ならば、所定
数のコロナ放電部8.18等を別方向等に配置してもよ
い。
次に第5図には、アース電極6の両側からエアーバイブ
10を通じて加圧エアーを噴出せしめ、チューブlを積
換的に押しつぶす方法の要部のみを例示したものであり
、ここではチューブ最外層と電極6との接触を避けなが
ら、コロナ放電が行なわれている。この際、第1図もし
くは第4図等で示す方法、及び第5図等で示す方法を併
用することにより、絶縁部材とエアー噴出力との両方の
作用が働き、より有利に積換的に押しつぶして、コロナ
放電を行なうこともできる。
本発明は、これらの態様を取ることも可能であり、その
応用範囲は広範に及ぶ。
本発明に係る多層プラスチックチューブは、例えば加工
肉類と接する面にポリオレフィン系樹脂層を備えてい乙
。ポリオレフィン系樹脂としてはたとえばオレフィン類
の単独重合体、相互共重合体、他の共重合可能な千ツマ
−たとえば他のビニル系モノマー等との共重合体及びこ
れらの変性重合体等を例示できる。具体的にはたとえば
低密度から高密度に亘る各種密度のポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン、これらの相Uへ市合体、アイ
オノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、変性ポリオレフィン系樹脂等
を例示できる。ここで変性ポリオレフィン系樹脂には、
上記オレフィン類の単独又は共重合体等にたとえばマレ
イン酸、フマル酸等の不飽和カルボン酸又はその酸無水
物、エステル若しくは金属塩等の誘導体を共重合たとえ
ばグラフト共重合した変性重合体を代表的なものとして
例示でき、上記変性重合体の単独又は他の成分、例えば
他のポリオレフィン系樹脂との混合物が含まれる。特に
好ましいポリオレフィン系樹脂は低密度ポリエチレン、
線状低密度ポリエチレン、アイオノマー樹脂、変性ポリ
オレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体等で
ある。上記ポリオレフィン系樹脂は単独で或は2種以上
混合して用いられ(与る。
本発明多層チューブは、要求される強度やガスバリヤ−
性等の程度に応じ、2層〜5層或はそれ以上の樹脂層を
以って構成される。被包装食品等と接触する面を形成す
るポリオレフィン系樹脂は、それ自身酸素等に対するガ
スバリヤ−性に乏しいものがあり、そのような場合には
これに積層される樹脂層の少くとも1つはガスバリヤ−
性を有する樹脂が用いられる。ガスバリヤ−性を有する
樹脂には、ナイロン6、ナイロン6.6、これらの共重
合体等のポリアミド系樹脂(ナイロン)、芳香族系ポリ
アミド系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリ塩化
ビニリデン系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合
体等を例示することができる。またガスバリヤ−性に乏
しい樹脂として、前記に例示した如きポリオレフィン、
その相互重合体、酢酸ビニルやアクリル酸との共重合体
、変性ポリオレフィン系樹脂、アイオノマー樹脂等のポ
リオレフィン系樹脂等を例示することができ、更にガス
バリヤ−性につき上記両者の中間的な樹脂としてポリエ
ステル系樹脂等を例示することもできる。
好ましい多層チューブの態様は、被包装食品等と接触す
る最内層を形成するポリオレフィン系樹脂層に中間層を
介し又は介さずに耐衝撃性及び耐摩耗性に優れた樹脂層
を最外層であるベースフィルムとして積層したフィルム
であり、好ましい1例としてたとえば最外層ベースフィ
ルム、中間接着層、ポリオレフィン系樹脂最内層の三層
構成のフィフムをあげることができる。上記性質を有す
るベースフィルムとしては、好ましくはナイロン6、ナ
イロン6.6及びその共重合体等のポリアミド系樹脂、
ポリエステル系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂等が
用いられる。特に好ましいのはナイロン6、ナイロン6
.6及びその共重合体等のポリアミド系樹脂等である。
ベースフィルムが充分なガスバリヤ−性を有し且つ最内
層ポリオレフィン系樹脂層に接着性を有するときは、両
者の間に中間層を介在させる必要はない。しかし両者が
接着性を有しないか乏しい時、両者に接着性を有する中
間層を接着層として介在させる必要がある。またベース
フィルムがガスバリヤ−性を有しないか或は有しても更
に高度のガスバリヤ−性を要求される時中間層としてガ
スバリヤ−性を有する樹脂層を介在させて要求されるガ
スバリヤ−性を充足させることができる。中間層は1層
であってもよいが、2層以上であってもよい。中間層と
しては各種の樹脂を使用でき、たとえば変性ポリオレフ
ィン系樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン−エチルアク
リレート樹脂、エチレン−アクリル酸樹脂、エチレン−
ビニルアルコール共重合体、芳香族系ポリアミド樹脂、
エチレン−メタアクリル酸共重合体及びこれらの混合物
等を例示できる。中間層樹脂としては隣れる樹脂層に良
好な接着性を有する樹脂が選択使用される。また中間層
にガスバリヤ−性や強度が要求される場合はその程度に
応じて適当な性質を有するものが選択使用される。たと
えば最外層ベースフィルムとしてガスバリヤ−性に優れ
且つ強靭なナイロン6、ナイロン6.6等のポリアミド
系樹脂が用いられた時、中間層としては、最内層ポリオ
レフィン系F’f4 ilW層及び上記ポリアミド系樹
脂層に良好な接着性を有する変性ポリオレフィン系樹脂
、アイオノマーM 脂、エチレン−ビニルアルコール共
重合体等が用いられる。これらのうち殊に中間層として
変性ポリオレフィン系樹1指或はそれ自身ガスバリヤ−
性と保香性を有するエチレン−ビニルアルコール共重合
体樹脂を用いるのは好ましい態様である。中間層を2層
以上設は多層チューブのガスバリヤ−性を向上させたり
、或は用途面から要求される各種特性を多層チューブに
付与したりすることができる。
多層チューブは構成する各層の樹脂としては、種々の組
合わせを採用できる。好ましい組合わせ例を最外層/l
又は複数の中間層/最内層の順に表示すると以下の通り
である。尚下記に於て各アルファベット記号は下記の樹
脂を表示するものとする。
A:ポリアミド系樹脂 B:変性ポリオレフィン系樹脂 C:ポリオレフィン系樹脂 D:ボリアミド系樹脂以外のガスバリヤ−性樹脂 A/ B / C、A / D / C。
B/A/B、  B/D/B、A/D/B、B / A
 / B / C、B / D / B / C1A/
D/B/C,A/B/D/B。
B / D / A / B 、  B / A / 
D / B、C/B/D/B/C,A/B/D/B/C
2B/A/D/B/C,B/D/A/B/C1B/D、
/D、/B/C,D/A/B/C1A/B/C−1/C
−2 向上記に於てC−1及びC−2は、人々光なるポリオレ
フィン系樹脂をり、及びり、は人々光なるガスバリヤ−
性樹脂を示す8 上記組合わせに於てBをアイオノマー樹脂に代えたもの
、また最外層を塩化ビニリデン樹脂層(D)におきかえ
たもの又は塩化ビニリデン樹脂層を更にコートしたもの
も包含される。またDとしてエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体(ガスバリヤ−性を有する)を使用すること
もできる。
本発明に係るチューブを包装材として用いる際、その対
象とする被包装物品としてはハム、ソーセージ、ヘーコ
ン等の食肉加工品、魚肉加工品、並びにカマボコ、チク
ワ等のねり加工品等を例示できる。この際包装材の形態
としては、ケーシング、袋状物等を例示できる。長尺の
シームレスチューブを用いてコロナ放7g処理を施す際
は、処理後に適宜長にカットし、そのままケーシング、
袋状物、一般包装材等として用いる等任意の方法を採れ
ばよく、要は常法により適宜形態の包装材とすればよい
また、本発明における包装されるべき食品類等と接触す
る面のポリオレフィン系樹脂層は包装材の形態によって
はヒートシーラント層として作用する場合もある。
本発明に係るチューブがコロナ放電処理によりいわゆる
ブロッキング現象を起し、開封しにくくなる場合は、必
要ならば内部にスターチ等のブロッキング防止剤を散布
する等公知の方法を講ずればよい、内部散布を行なう場
合は、コロナ処理に引き続き、気体を封入した状態でチ
ューブ体を、上下もしくは、下上方向に進行させつつ行
なえばよいが、特に制限はないことは勿論である。
次に本発明の実施例を挙げる。
実施例−1 表面のベースフィルム層としてナイロン6とナイロン6
6との共重合体、中間の接着層として線状低密度ポリエ
チレンに無水マレイン酸をグラフト共重合した変性共重
合体を含む変性ポリオレフィン系樹脂、内面層として線
状低密度ポリエチレンを用い、環状ダイスより共押出し
てなるインフレーション法により成形した三層フィルム
、即ち三層チューブを2軸延伸を施して80℃(熱水)
×30秒に於ける熱収縮率が、縦、横20%程度のガス
バリヤ−性を有するシームレス状の熱収縮性多層チュー
ブを得た。この方法により得たチューブは試料No、1
のものは厚さが表面から2015/20μで折径(扁平
にした状態での巾)160mmであり、試料N022は
表面から25 / 5 / 25 uで折径100mm
のものであった。
こうして得られたチューブを第4図に示すコロナ放電処
理装置を用いて15m/minのスピードで、放電1掻
ロール5及び15から放電を行ない、コロナ処理を施し
た。この際、放電電極ロール(ゴム被覆ロールを使用、
長さ420mm)とアース電極ロール(金属ロールを使
用、長さ420mm)との間隔は2.5mmであり、チ
ューブ体にはピンチロール2,2と3.3との作用で空
気が封入され絶縁板4の作用でチューブ体が押しつぶさ
れた状態でコロナ放電を行なった。かくして放電時のチ
ューブは約1.5mmの間隔に絞られ、内面同志は接し
ていないが略々扁平に近い状態にあり、電極6.16と
チューブ最外層との間隔は約1.0mmであった。続い
て図面は省略するがNo、  lのチューブに対しては
径97mmの筒体及びN092のチューブに対しては径
59mmの筒体であって、多孔性の底面の付設された粉
収納筒体をチューブ内部に挿入し、コーンスターチ粉末
の撒布を行なったところ、粉体はチューブの内面に撒布
された。
このようにして製造された多層チューブをNO。
1、NO,2共に長さ40cmに切断して加工肉用ケー
シングとした。そのそれぞれにハムとソーセージな脱気
充填して金環状のクリップに両側を密閉して80℃で2
時間(又は100℃で1時間)の加熱殺菌を行い、冷却
したところ加工肉とチューブ内面とは好ましい状態で密
着していた。またチューブの熱収縮性の為に包装状態も
良好であった。しかも加工肉を充填する際チューブの開
口性は十分であり、ブロッキングは認められなかった。
また、第4図に示す装置において、放電電極側をチュー
ブ最外層と接触させないで(電極5.15とチューブ最
外層との間隔は約1.0mm)、アース電極側をチュー
ブ最外層と接触せしめる構成以外は、全て同様にコロナ
放電を行なったが、その結果は前記とおおむね同じであ
った。
これらの結果を第1表に示す。
なお、第1表には前記の実施例に於ける本発明に系るチ
ューブを用いてを加工肉包装を行なった結果を、対照と
して未処理シームレスチューブを用いた場合の結果と併
記する。
第   1   表 本 発 明  対称 No、l No、2  No、1 内向の濡れ張力 424131 (ダイン/cm) 肉密着性 *2)  A   A    C離水現象 
日) なし なし 肉汁が生じた保存性     良好
 良好  不充分2−!E l )肉密着性の測定は加
工肉から包装材を剥離した際の状態から5下記基準に従
い評価した。
A・ケーシングのみを剥離しようとした時加工肉がケー
シングに付着するか、も しくはケーシングのみを剥離しようと した時加工肉がところどころでケーシ ングに付着する(密着性優秀) ■3:ケンシングのみが抵抗をもって剥離される(密着
性優) C:ケースングのみが抵抗なく剥離する(密着性不良) 2)離水現象は80℃×2時間の加熱滅菌を行い、冷却
後の製品につき肉眼で判定した。
3)保存性 剥離現象を生じないものを良好、生じたものを不充分と
判定した。
〈発明の効果〉 本発明に係るチューブを包装材として用いる時は、加工
肉等の包装食品に対し著るしく優れた密着性を発現し、
いわゆる離水現象を伴うことなく食品の長期保存を可能
にする。更に本発明の処理方法によれば、包装材等とし
て用いる多層プラスチックフィルムのシームレスチュー
ブをそのままの形態で外部からコロナ放電処理して最内
層表面に概ね均一にその効果を発現せしめることができ
、シームレスチューブに対するコロナ放電処理を著しく
容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための装置の1例を示す
概略説明図であり、第2図、第3図は第1図のA−A線
、B−B線における断面図であり、第4図、第5図は他
の例を示す概略説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)最内層にポリオレフィン系樹脂層を備えた熱収縮性
    及びガスバリヤー性を有する多層プラスチックフィルム
    製シームレスチューブの内部に気体を封入し、最内層同
    志が接触しないように積極的に押しつぶした状態で、か
    つ一対の電極の一方の電極がチューブ最外層と接触し、
    他方の電極がチューブ最外層と接触しないように配置し
    てコロナ放電を行い、次いで別の一対の電極を前記と逆
    に配置してコロナ放電を行うことにより、最内層表面の
    濡れ張力を35ダイン/cm以上に増大せしめることを
    特徴とする多層プラスチックチューブの処理方法 2)コロナ放電時の最内層同志の間隔を5.0mm以下
    とした請求項1記載の多層プラスチックチューブの処理
    方法。 3)気体の封入されたチューブを、絶縁部材を用いて押
    しつぶした構成を有する請求項1、2のいずれかに記載
    の多層プラスチックチューブの処理方法。 4)一対の電極間の間隔を5.0mm以下とした請求項
    1記載の多層プラスチックチューブの処理方法。
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