JPH0213451Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0213451Y2 JPH0213451Y2 JP1983134962U JP13496283U JPH0213451Y2 JP H0213451 Y2 JPH0213451 Y2 JP H0213451Y2 JP 1983134962 U JP1983134962 U JP 1983134962U JP 13496283 U JP13496283 U JP 13496283U JP H0213451 Y2 JPH0213451 Y2 JP H0213451Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxygen generating
- oxygen
- safety valve
- rod
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は酸素発生缶に関し、さらに詳細には酸
素自給型マスクの酸素発生缶に関する。
素自給型マスクの酸素発生缶に関する。
炭鉱、鉱山などの坑内において火災爆発などに
より発生した一酸化炭素が存在する箇所を突破、
脱出するときには、従来たとえば日本工業規格
M76611による一酸化炭素自己救命器（COマス
ク）などが着用されてきた。このような一酸化炭
素自己救命器は、小型軽便で携帯に便利ではある
が、最近の鉱山事故の原因として問題視されてい
るメタンガスまたは酸素欠乏空気の突出には無力
であつた。
より発生した一酸化炭素が存在する箇所を突破、
脱出するときには、従来たとえば日本工業規格
M76611による一酸化炭素自己救命器（COマス
ク）などが着用されてきた。このような一酸化炭
素自己救命器は、小型軽便で携帯に便利ではある
が、最近の鉱山事故の原因として問題視されてい
るメタンガスまたは酸素欠乏空気の突出には無力
であつた。
一方、この様なメタンガスまたは酸素欠乏空気
の脱出および一酸化炭素の発生に際して、呼気中
の水および炭酸ガスと接触反応して酸素を発生す
るたとえば超酸化カリ（KO2）のような酸素発生
剤を使用した酸素自給型マスクが知られている。
の脱出および一酸化炭素の発生に際して、呼気中
の水および炭酸ガスと接触反応して酸素を発生す
るたとえば超酸化カリ（KO2）のような酸素発生
剤を使用した酸素自給型マスクが知られている。
このような酸素発生缶として、従来、超酸化カ
リウム（KO2）などを使用した酸素発生缶があ
る。この酸素発生缶は長期間の保存において、超
酸化カリウムの充填時などに缶内に不可避的に同
伴された空気中の湿分および炭酸ガスと超酸化カ
リウムとが反応して酸素が発生するなどにより缶
内の圧力は異常に上昇し、缶が破裂することが少
くないとの知見を得、この様な事故を未然に解決
すべく研究した結果、本考案に到達した。
リウム（KO2）などを使用した酸素発生缶があ
る。この酸素発生缶は長期間の保存において、超
酸化カリウムの充填時などに缶内に不可避的に同
伴された空気中の湿分および炭酸ガスと超酸化カ
リウムとが反応して酸素が発生するなどにより缶
内の圧力は異常に上昇し、缶が破裂することが少
くないとの知見を得、この様な事故を未然に解決
すべく研究した結果、本考案に到達した。
すなわち、本考案は、酸素自給型マスクの酸素
発生缶において、呼気中の水分および炭酸ガスと
反応して酸素を発生する酸素発生剤が充填された
容器本体と、酸素発生缶の保存中における内圧上
昇に伴つて開く安全弁であつて縦方向に中心孔お
よび側壁に中心孔に通じる排気孔を有する有底の
筒状体に、弾力性を有するチユーブが装着されて
該排気孔が覆われた棒状の安全弁、とを備えてな
り、該安全弁が前記容器本体の壁または底に配設
されてなることを特徴とする酸素発生缶である。
発生缶において、呼気中の水分および炭酸ガスと
反応して酸素を発生する酸素発生剤が充填された
容器本体と、酸素発生缶の保存中における内圧上
昇に伴つて開く安全弁であつて縦方向に中心孔お
よび側壁に中心孔に通じる排気孔を有する有底の
筒状体に、弾力性を有するチユーブが装着されて
該排気孔が覆われた棒状の安全弁、とを備えてな
り、該安全弁が前記容器本体の壁または底に配設
されてなることを特徴とする酸素発生缶である。
酸素発生缶に収納される酸素発生剤は、呼気中
の水分および炭酸ガスと接触せしめられて酸素を
発生しうる化合物であればよく、通常はたとえば
超酸化カリウムなどである。さらに必要に応じ
て、超酸化カリウムに銅、銀およびマンガンなど
のそれぞれの酸化物のような酸素発生促進剤を添
加してもよい。
の水分および炭酸ガスと接触せしめられて酸素を
発生しうる化合物であればよく、通常はたとえば
超酸化カリウムなどである。さらに必要に応じ
て、超酸化カリウムに銅、銀およびマンガンなど
のそれぞれの酸化物のような酸素発生促進剤を添
加してもよい。
安全弁は、酸素発生缶内の気体を排出するが外
気を吸入しない、所謂、逆止弁形式のものであ
り、ゴムチユーブなどの弾力性を有するチユーブ
を弁部に用いた棒状である。すなわち、縦方向に
中心孔のある棒状で、一端が開口した有底の筒の
側壁に、中心孔に通ずる排気孔を設け、この筒の
外側に筒の外径よりも若干小さい内径を有する弾
性チユーブを装着して排気孔を覆つたものであ
り、構造が単純で故障によつて作動不良となる虞
れはなく、また、加工も容易なものでかる。
気を吸入しない、所謂、逆止弁形式のものであ
り、ゴムチユーブなどの弾力性を有するチユーブ
を弁部に用いた棒状である。すなわち、縦方向に
中心孔のある棒状で、一端が開口した有底の筒の
側壁に、中心孔に通ずる排気孔を設け、この筒の
外側に筒の外径よりも若干小さい内径を有する弾
性チユーブを装着して排気孔を覆つたものであ
り、構造が単純で故障によつて作動不良となる虞
れはなく、また、加工も容易なものでかる。
第１図は、本考案における棒状の安全弁の縦断
端面図であり、第２図は第１図で示された棒状の
安全弁が底部に取り付けられた酸素発生缶の斜視
図である。
端面図であり、第２図は第１図で示された棒状の
安全弁が底部に取り付けられた酸素発生缶の斜視
図である。
第１図の棒状の安全弁は、酸素発生缶の内部と
連絡せしめられる中心孔１を有する有底の筒状体
２であつて、この筒状体２の壁には、中心孔１と
外気とを連絡する排気孔３が穿設されている。排
気孔３の外側開口はゴムチユーブ４で覆われてい
る。酸素発生缶の内圧が所定の圧よりも高くなる
とゴムチユーブ４は外方へ膨張せしめられ、ゴム
チユーブ４の内周面と筒状体２の外周面との間に
間隙を生じ、この間隙から排気され、酸素発生缶
の内圧は所定圧に復する。ゴムチユーブのかわり
に合成樹脂製のチユーブなどの弾性体も使用しう
る。所定圧の調節はチユーブの弾性、肉厚などを
選択し、また、排気孔からチユーブ端までの長さ
を調節することなどにより可能である。
連絡せしめられる中心孔１を有する有底の筒状体
２であつて、この筒状体２の壁には、中心孔１と
外気とを連絡する排気孔３が穿設されている。排
気孔３の外側開口はゴムチユーブ４で覆われてい
る。酸素発生缶の内圧が所定の圧よりも高くなる
とゴムチユーブ４は外方へ膨張せしめられ、ゴム
チユーブ４の内周面と筒状体２の外周面との間に
間隙を生じ、この間隙から排気され、酸素発生缶
の内圧は所定圧に復する。ゴムチユーブのかわり
に合成樹脂製のチユーブなどの弾性体も使用しう
る。所定圧の調節はチユーブの弾性、肉厚などを
選択し、また、排気孔からチユーブ端までの長さ
を調節することなどにより可能である。
第３図において、酸素発生缶の容器本体８の底
９には凹所１０があり、この凹所１０の壁に棒状
安全弁１１が取り付けられている。この棒状安全
弁１１の中心孔（第３図には示されていない）は
酸素発生缶の容器本体８の内部と連絡せしめられ
ている。また、酸素発生缶の容器本体には酸素発
生剤が充填されている。棒状安全弁を酸素発生缶
に取り付けるには螺着によるほか接着、熔接およ
びフランジなどによることもできる。
９には凹所１０があり、この凹所１０の壁に棒状
安全弁１１が取り付けられている。この棒状安全
弁１１の中心孔（第３図には示されていない）は
酸素発生缶の容器本体８の内部と連絡せしめられ
ている。また、酸素発生缶の容器本体には酸素発
生剤が充填されている。棒状安全弁を酸素発生缶
に取り付けるには螺着によるほか接着、熔接およ
びフランジなどによることもできる。
本考案の酸素発生缶は、破裂の危険性は全くな
く、長期間の保存に耐えることができる。
く、長期間の保存に耐えることができる。
第１図は本考案で使用される棒状の安全弁の縦
断端面図であり、第２図は第１図で示された棒状
の安全弁が取付けられた酸素発生缶の斜視図であ
る。 図面において、１……中心孔、２……筒状体、
３……排気孔、４……ゴムチユーブ、８……酸素
発生缶の容器本体、９……容器本体の底、１０…
…凹所、１１……棒状安全弁。
断端面図であり、第２図は第１図で示された棒状
の安全弁が取付けられた酸素発生缶の斜視図であ
る。 図面において、１……中心孔、２……筒状体、
３……排気孔、４……ゴムチユーブ、８……酸素
発生缶の容器本体、９……容器本体の底、１０…
…凹所、１１……棒状安全弁。
Claims (1)
- 酸素自給型マスクの酸素発生缶において、呼気
中の水分および炭酸ガスと反応して酸素を発生す
る酸素発生剤が充填された容器本体と、酸素発生
缶の保存中における内圧の上昇に伴つて開く安全
弁であつて縦方向に中心孔および側壁に中心孔に
通じる排気孔を有する有底の筒状体に、弾力性を
有するチユーブが装着されて該排気孔が覆われた
棒状の安全弁とを備えてなり、該安全弁が前記容
器本体の壁または底に配設されてなることを特徴
とする酸素発生缶。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13496283U JPS6056734U (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | 酸素発生缶 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13496283U JPS6056734U (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | 酸素発生缶 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6056734U JPS6056734U (ja) | 1985-04-20 |
| JPH0213451Y2 true JPH0213451Y2 (ja) | 1990-04-13 |
Family
ID=30303931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13496283U Granted JPS6056734U (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | 酸素発生缶 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6056734U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5326444U (ja) * | 1976-08-13 | 1978-03-06 |
-
1983
- 1983-08-31 JP JP13496283U patent/JPS6056734U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5326444U (ja) * | 1976-08-13 | 1978-03-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6056734U (ja) | 1985-04-20 |
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