JPH0212271A

JPH0212271A - 電子写真装置の転写装置

Info

Publication number: JPH0212271A
Application number: JP63164349A
Authority: JP
Inventors: Yoichi Shimazawa; 耀一嶋澤; Tokiyuki Okano; 時行岡野; Kiyoshi Inamoto; 稲本　潔; Masato Tokishige; 正人時重; Kazuyuki Onishi; 一幸大西; Kazunori Aida; 和憲相田
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1988-06-30
Filing date: 1988-06-30
Publication date: 1990-01-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、静電複写型カラー複写機等の電子写真装置に
おける転写装置に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、電子写真装置の一つである複写機には１色のト
ナーを用いて現像する単色複写機と、２色以上のトナー
を用いて現像するカラー複写機とがある。

上記の単色複写機は、用いられるトナーが１色であるた
めに、一つのトナー像が転写されることによって一つの
可視画像が形成される。

一方、カラー複写機には、２色ないし４色のトナーのう
ち、２色以上のトナーによって現像された複数のトナー
像を、感光体ベルト等から転写体である中間転写ベルト
等の表面に順次重ね合わせて転写し、可視画像を形成し
た後、この可視画像を用紙上に転写して単色のカラー画
像を形成する単色カラー複写機と、２色以上のトナーに
よって現像された複数のトナー像を、天然の色彩により
近づけるように感光体ベルト等から中間転写ベル１−等
の表面に順次重ね合わせて転写し、可視画像を形成した
後、用紙上に転写してフルカラーのカラー画像を形成す
るフルカラー複写機とがある。

上記カラー複写機では、単色カラーあるいはフルカラー
の複写像を形成するために、それぞれのトナーの色ごと
に形成された複数のトナー像を、感光体ベルト等から中
間転写ベルト等の表面に順次重ね合わせて転写した後、
さらに用紙上に転写させることになり、それぞれのトナ
ー像が中間転写ベルト等の表面でずれたりしないように
、中間転写ベルト上に形成される可視画像の位置と、感
光体ベルト上におけるそれぞれのトナー像の位置とを同
期させて転写を行わなければならない。

ところで、中間転写ベルトを回転させる駆動軸には、駆
動ローラが設けられており、この駆動ローラのローラ径
と、中間転写ベルトのベルト長と、駆動軸の回転速度と
の間には、特別に定められた関係は存在せず、転写速度
である中間転写ベルトの周速度を中心に設定されている
。

例えば、中間転写ベルトの周速度を２００　（ａｉ／５
ｅｃ）、駆動ローラの直径を６０　（ｔｍ　）とすれば
、駆動ローラの回転数（Ｎ）は、Ｎ＝　２００　／　（７Ｅ　・６０　）−１，０６（回
転／ｓ）つまり、１秒間に１．０６回転となる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記従来のカラー複写機等に用いられる電子
写真装置の転写装置では、駆動ローラにより回転される
中間転写ベルトに対して、感光体ベルト上に形成された
複数のトナー像を重ね合わせて転写しようとする際に、
駆動ローラ面上における中間転写ベルトとの接触位置を
決定する駆動軸の回転角度基準位置が一定していない。

このため、複数形成されたトナー像が一つずつ感光体ベ
ルト上から中間転写ベルト上に重ね合わせて転写される
たびに、上記駆動軸の回転角度基準位置が異なっており
、駆動ローラ面上では、前回の転写とは異なった位置か
ら転写がなされることになる。これは、上記駆動ローラ
の断面が真円であるならば、なんら支障はないが、実際
の駆動ローラは真円とはなっておらず、真円度に公差内
のバラツキを有して偏心している。

このため、中間転写ベルトの周速度を２００　（ｍｎ＋
／５ｅｃ）　、上記駆動ローラのローラ径を６０　（ｔ
ｒｍ　）、駆動ローラの回転数を１．０６（回転／ｓ）
に設定されていても、実際の駆動ローラは偏心量を有し
ているために、中間転写ローラの周速度には、第２図に
示されるように、リップルによって表される周速度の変
化が生じる。

上記リップルを周速度の１％とすれば、このリップルの
大きさは、２　　（ＩｎＩｌ／５ｅｃ）となり、このと
き中間転写ベルト上の可視画像に生じる位置誤差は、５ｃｏｓ　　ωＬｄｔ　＝　　（１／６．６）　・ｓｉ
ｎ　　ωｔＯ８１５・ｓｉｎ　ωｔつまり、中間転写ベルト上で可視画像が形成されるべき
位置の前後で０．１５　（ｍ　）ずつ位置誤差を生じる
ことになる。これは、第３図の実線で示されるように、
最初に転写されたトナー像では、位置誤差の発生を表す
リップルの大きさが０．３　（ｍｍ）のグラフとなる。

そして、さらに転写を重ねる場合に、可視画像が形成さ
れるべき位置の前後でトナー像の位置誤差が前後逆に発
生するように前回の転写における駆動軸の回転角度基準
位置に対して、１８０°回転した状態で回転角度基準位
置に対応して転写が行われると、第３図の破線で示され
るように、２度目に転写されたトナー像と、実線で示さ
れた最初のトナー像との間に、最大０゜３（ｍｍ）のず
れが発生することになる。

その結果、解像度の低下を招来するとともに、フルカラ
ーで複写した場合には、原稿の色と異なった色のカラー
画像を形成してしまうという不都合を有していた。゛〔課題を解決するための手段〕本発明に係る電子写真装置の転写装置は、上記の課題を
解決するために、駆動軸により回転される転写体上に、
トナー像を順次重ね合わせるように複数回転写させて、
上記転写体上に一つの可視画像を形成し、用紙上に１回
の転写でカラー画像を形成する電子写真装置の転写装置
において、上記の駆動軸が整数回だけ回転したとき転写
体が１回の転写を終了するように設定されているととも
に、転写終了時点での駆動軸の回転角度基準位置が転写
体の転写開始位置と常に符合するように設定されている
ことを特徴としている。

（作　用〕上記の構成により、転写体上に可視画像を形成するため
に、複数のトナー像を順次重ね合わせて転写する場合、
転写体を回転させる駆動軸における転写終了時点の回転
角度基準位置が、転写体の転写開始位置と常に符合する
ために、駆動軸の回転に伴って変化する転写体の周速度
によってトナー像の転写位置に位置誤差が生じても、さ
らにトナー像を重ね合わせて転写する際には、転写体上
の同一位置で同一の位置誤差が生じることになる。した
がって、解像度の低下や、フルカラーで複写する場合に
原稿の色と異なった色の可視画像を形成してしまうよう
な、トナー像間のずれをなくすことができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図に基づいて説明すれば、以下
の通りである。

電子写真装置としてのフルカラー複写機（以下複写機と
称する）は、第１図に示すように、機枠３９の上部に原
稿４０の載置される原稿台１１が設けられている。原稿
台１１の下方には、コピーランプ１２、ミラー１５・・
・、レンズ１３、および青・赤・緑のフィルタを有する
フィルタ装置１４を備え、原稿４０を露光走査して後述
の感光体ベルト２５に静電潜像を形成する光学系部４１
が設けられている。

光学系部４１の下方には、有機感光体（ＯＰ　Ｃ感光体
）からなる感光体ベルト２５が設けられている。この感
光体ベルト２５は一定間隔をもって平行に配された駆動
ローラ２４と従動ローラ２３との間に掛は渡されている
。この感光体ベルト２５の周囲には、帯電チャージャ２
２、現像装置１６・１７・１８、クリーナ２７および除
電ランプ２１が、それぞれ感光体ベルト２５に対向して
設けられており、上記現像装置１６・１７・１８にはそ
れぞれ黄・シアン・マゼンタのトナーが収納されている
。

上記駆動ローラ２４の近傍には、中間転写機構１０が設
けられている。この中間転写機構１０は、駆動ローラ２
４と平行に略三角形をなして配された従動ローラ６・８
と、駆動軸９に設けられた駆動ローラ７とに転写体であ
る中間転写ベルト３が掛は渡されており、この中間転写
ベルト３には、従動ローラ６と駆動ローラ７との間で、
駆動ローラ２４の外周に位置する感光体ベルト２５の表
面が当接されている。

そして、中間転写ベルト３の周囲には、感光体ベルト２
５との接触位置から順に、中間転写チャージャ２６、転
写チャージャ３２、剥離チャージャ３３、タイミングセ
ンサー５、除電チャージャ３４およびクリーナ３５等が
中間転写ベルト３の内周および外周に対向して設けられ
ている。

ここで、本実施例における駆動ローラ７は、駆動軸９に
回転角度基準位置として設定された位置が転写開始位置
と符合しており、上記回転角度基準位置から丁度２回転
することで感光体ベルト２５の表面から中間転写ベルト
３に、一つのトナー像が転写され、再び上記の回転角度
基準位置が転写開始位置と符合するように駆動ローラ７
のローラ径が設定されている。

なお、駆動ローラ７のローラ径を設定するための回転は
、２回転に限るものではなく、回転角度基準位置と転写
開始位置とが符合し、丁度、整数回の回転で感光体ベル
ト２５の表面からの転写が終了して、回転角度基準位置
が転写開始位置と符合すれば良いものである。

上記の中間転写機構１０に対する給紙側には、用紙３０
・・・を収容した用紙カセット１９・２ｏが上下に装着
されている。各用紙カセット１９・２０の上部から中間
転写機構１０までの間には、給紙ローラ２８・２９とタ
イミングローラ３１とが設けられている。また、中間転
写機構１０に対する排紙側には、搬送ベルト３６、定着
装置３７および徘紙部３８が設けられている。

上記の構成において、本複写機におｔする複写動作の際
には、タイミングセンサー５が中間転写ベルト３上の転
写開始位置を示すインデックスを読み取ることよってタ
イミングがはかられ、光学系部４１のコピーランプ１２
とミラー１５・・・とが原積台１１の下面を矢印Ｃおよ
びＤ方向に往復移動して原稿４０をスキャンする。

コピーランプ１２から原稿４０に照射された光の反射光
は、図中の一点鎖線で示すように、ミラー１５・・・１
．レンズ１３およびフィルタ装置１４を経て感光体ベル
ト２５の表面に到達し、感光体ベルト２５上に静電潜像
を形成する。上記原稿４０は順次３回スキャンされるこ
とになり、フィルタ装置１４はそれぞれのスキャン時に
前記３色のフィルタを一枚ずつ光路に挿入して、感光体
ベルト２５上に順次３つの静電潜像を形成する。

一方、用紙カセット１９・２０に収容された用紙３０は
給紙ローラ２８・２９により一枚ずつタイミングローラ
３１に給紙され、タイミングローラ３１は中間転写ベル
ト３に同期して上記の用紙３０を中間転写ベルト３と転
写チャージャ３２との間に搬送する。

そして、上記の静電潜像は現像装置１６・１７・１８に
より、黄・シアン・マゼンタのトナーで順次現像され、
三つのトナー像が形成される。

駆動軸９が中間転写ベルト３の転写開始位置に符合した
回転角度基準位置から２回転すると、最初のトナー像が
感光体ベルト２５の表面から中間転写チャージャ２６に
よって中間転写ベルト３上に転写され、再び回転角度基
準位置が転写開始位置に符合することになる。

次に、上記駆動軸９が２回転することで、中間転写ベル
ト３上に転写された最初のトナー像の上に２番目に形成
されたトナー像が転写されて、駆動軸９の回転角度基準
位置が転写開始位置に符合する。更に、上記駆動ローラ
７が２回転すると、駆動軸９の回転角度基準位置が転写
開始位置に符合しながら、上記の黄・シアン・マゼンタ
のトナー像が全て中間転写ベルト３上で重ね合わせられ
て、可視画像が形成される。そして、中間転写ベルト３
上の可視画像が転写チャージャ３２によって搬送されて
きた用紙３０上にカラー画像として転写される。

転写後の用紙３０は、剥離チャージャ３３により中間転
写ベルト３から剥離され、搬送ベルト３６により定着装
置３７に導かれて加熱および加圧による定着を受けた後
、排祇部３８から外部に排出される。

このように、感光体ベルト２５上から中間転写ベルト３
上にトナー像が転写される場合に、駆動ローラ７が中間
転写ベルト３の転写開始位置に符合した回転角度基準位
置から、丁度２回転したときに１回の転写が終了して、
上記の回転角度基準位置が再び上記の転写開始位置と符
合するように設定されていると、駆動軸９の回転に伴っ
て変化する中間転写ベルト３の周速度によって可視画像
が形成されるべき位置に対して転写されたトナー像に位
置誤差が生じても、次のトナー像を重ね合わせて転写す
る際には、中間転写ベルト３上の同一位置で同一の位置
誤差が生じることになり、位置誤差も同時に重ね合わせ
て転写されることになり、重ね合わせられたトナー像の
間に、ずれをなくすことができる。つまり、解像度の低
下を防止し、フルカラーで複写する場合に、原稿の色と
異なった色のカラー画像を形成してしまうようなことを
なくすことができる。

なお、本実施例では、転写体として中間転写ベルト３を
用いたが、この他にも、転写体の役割をなすものとして
感光体ドラム等を用いても良く、例えば、感光体ドラム
が歯車によって駆動されている場合には、感光体ドラム
側と駆動軸側との歯数比が整数となるように設定すれば
良い。

（発明の効果〕本発明に係る電子写真装置の転写装置は、以上のように
、駆動軸により回転される転写体上に、トナー像を順次
重ね合わせるように複数回転写させて、上記転写体上に
一つの可視画像を形成し、用紙上に１回の転写でカラー
画像を形成する電子写真装置の転写装置において、上記
の駆動軸が整数回だけ回転したとき転写体が１回の転写
を終了するように設定されているとともに、転写終了時
点での駆動軸の回転角度基準位置が転写体の転写開始位
置と常に符合するように設定されている樽成である。

これにより、一つの可視画像を形成するために重ね合わ
せられた複数のトナー像の間に、ずれを発生することが
なくなり、解像度の低下を防止し７、フルカラーで複写
する場合には原稿の色と極近い色を持ったカラー画像を
形成することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すものであって、フルカ
ラー複写機の全体構成図である。第２図および第３図は従来例を示すものであって、第２
図は駆動ローラの偏心による中間転写ベルトの周速度を
表したグラフ、第３図は駆動ローラの偏心による中間転
写ベルトの位置誤差を表したグラフである。３は中間転写ベルト（転写体）、５はタイミングセンサ
ー　６・８は従動ローラ、７は駆動ローラ、９は駆動軸
、１０は中間転写機構、１６・１７・１８は現像装置、
２５は感光体ベルト、２６は中間転写チャージャ、３０
は用紙、３２は転写チャージャ、３３は剥離チャージャ
、３４は除電チャージャ、３５はクリーナである。

Claims

【特許請求の範囲】１、駆動軸により回転される転写体上に、トナー像を順
次重ね合わせるように複数回転写させて、上記転写体上
に一つの可視画像を形成し、用紙上に１回の転写でカラ
ー画像を形成する電子写真装置の転写装置において、上記の駆動軸が整数回だけ回転したとき転写体が１回の
転写を終了するように設定されているとともに、転写終
了時点での駆動軸の回転角度基準位置が転写体の転写開
始位置と常に符合するように設定されていることを特徴
とする電子写真装置の転写装置。