JP3568333B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置の改良に関し、特に感光体および中間転写体を有していて、感光体に形成したカラーのトナー像を中間転写体に順次転写して重ね転写画像を形成し、この重ね転写画像を転写紙上に一括転写するタイプの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置として、回転駆動される回転体からなる感光体に対向配置され、且つ接触した状態で該感光体と同じ周速度で回転される中間転写体を備えたものがあり、この種の画像形成装置においては、この中間転写体の一部に設けたマークの通過領域に該マーク検知用のセンサを設けるとともに、感光体と接した状態を構成する一次転写部に一次転写手段、一次転写手段の配設位置よりも感光体の回転方向上流の帯電位置に帯電手段をそれぞれ有している。画像の形成に際しては、感光体および前記中間転写体の回転中に前記センサによる前記マークの検知から一定のタイミングの後で作像プロセスを開始し、前記帯電位置を通過して帯電された感光体の帯電領域に光書込みおよび現像により任意の色のトナー像を形成し、ついでこの任意の色のトナー像を一次転写部にて一次転写手段により中間転写体に転写する、という工程をことなる色ごとに繰り返して、中間転写体上にカラーの重ねトナー像を形成し、この重ねトナー像を転写紙上に一括転写することによりカラー画像を得ている。
ところで、このような画像形成装置においては、感光体と中間転写体および中間転写体の回転手段の周長比を整数とし、さらに駆動手段を構成する歯車やタイミングベルトの減速比を整数として各色ごとの速度変動を等しくして正確な位置合せが可能となるように構成されている。
このような従来例として例えば特開昭61−83557号公報の「多色画像形成装置」には、転写手段の周長を感光体の整数倍にすることにより、感光体上に一点と転写手段周長の複数点との対応を取り、複数色の現像像が転写手段上でずれないようにする技術が開示されている。
また、特開平1−307774号公報の「カラー画像形成装置」には、感光体駆動手段と感光体とを連結する減速歯車の係合する歯同士の減速比をすべて整数とすることにより、良好な画質が得られるようにする技術が開示されている。
一次転写部では、感光体と中間転写体とが密着してニップ部を形成しており、両者が帯電している時には電気的な力(クーロン力)によって密着力が大きくなっている。このような状態においても、感光体と中間転写体の周長比が整数であるならば両者は完全に同期して回転し、正確なトナー像の位置合せが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、感光体および中間転写体、さらには中間転写体の回転手段は工業製品であるため、寸法誤差が皆無であるということは現実にはありえず、従って必ずある範囲の寸法のばら付きが存在し、各部の周長比が整数とならないことが多い。この寸法ばら付きにより感光体および中間転写体の周速が微小に異なることになり、この差を一次転写部で微小なスリップ等で吸収し、常に同じ相対条件下で前記マーク検知による位置合せを行わなければならない。ところが先述したように一次転写部ではクーロン力によって感光体と中間転写体との密着力が大きくなっているため、感光体と中間転写体との接触部ではスリップがほとんど生じることなく、表面のみ同期して回転しようとする。このため検知されたマークの位置と回転手段との相対位置にずれが生じるとともに、微小な周速差の反作用で感光体および中間転写体のどちらか遅い方の駆動手段において駆動側より従動側が早く回転されることになる。
一方、感光体や中間転写体の駆動手段としタイミングベルト等を用いる場合には、ギヤ部におけるバックラッシュがほとんど期待できず、上記感光体と中間転写体とのニップ部での密着力に抗して感光体及び中間転写体をそれぞれ一定の回転数で駆動しようとするため、前記密着力と駆動力とが反発し合う。この周速差は、各部材の変形等により僅かに吸収されるが、この吸収が限界を越えると、一次転写ニップ部での密着状態が引き剥されてスリップが生じ、その時の転写画像に位置ずれや、最悪画像ブレが発生する結果を招来する。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その課題は、検知された中間転写体上のマーク位置(検知タイミング)と、駆動手段の相対位置のずれ、および駆動手段の矛盾を各色のプロセス毎に解消し、それらに起因する位置ずれをなくすことができる画像形成装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
上記課題を解決する為、請求項1の発明は、回転駆動される回転体からなる感光体と、この感光体に対向配置され且つ感光体と接した状態で該感光体と同じ周速度で回転される中間転写体と、この中間転写体の一部に設けたマークと、該マークの通過領域に設けた該マーク検知用のセンサとを有するとともに、感光体と中間転写体との接触部に形成される一次転写部に一次転写手段を、該一次転写手段の配設位置よりも感光体の回転方向上流側の帯電位置に帯電手段を、それぞれ有し、画像形成に際して、感光体および前記中間転写体の回転中に前記センサによる前記マークの検知から一定のタイミングの後で作像プロセスを開始し、前記帯電手段により帯電された感光体の帯電領域に光書込みおよび現像により任意の色のトナー像を形成し、ついでこの任意の色のトナー像を一次転写部にて一次転写手段により前記中間転写体に転写する、という工程を異なる色ごとに繰り返して、前記中間転写体上にカラーの重ねトナー画像を得、この重ねトナー画像を二次転写部にて転写紙上に一括転写してカラー画像を得る画像形成装置において、一次転写部における感光体と前記中間転写体の接した状態、すなわち一次転写ニップ状態を解除可能にする一次転写ニップ接離機構を設け、感光体および前記中間転写体と各々の駆動手段との連結部について、回転方向に任意のガタを持ったジョイント手段を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、一次転写ニップ接離機構は接離機構駆動手段を持ち、任意のタイミングでON、OFF制御が可能であることを特徴とする。
請求項3の発明は、一次転写ニップ接離機構のONタイミングが、請求項1の中間転写体の一部に設けたマークと、該マークの通過領域に設けた該マーク検知用のセンサによる中間転写体の位置検知時よりも前で、且つ、該一次転写ニップ接離機構のOFFタイミングが一次転写終了時より後であることを特徴とする。請求項4の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、感光体と前記中間転写体の部品精度に起因する周速差による、前記中間転写体の1回転中に生じる感光体との相対位置誤差より、前記ジョイント手段による感光体または前記中間転写体の回転方向のガタが大きく設定されていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一つの実施形態である多色画像形成装置としてのカラー画像形成装置を図1により説明する。
カラー画像読み取り装置(以下、カラースキャナーという。)200は、コンタクトガラス202上の原稿180の画像を照明ランプ205、ミラ−群204A、204B、204Cなど、およびレンズ206を介してカラーセンサ−207に結像して、原稿のカラー画像情報を、例えばブルー(以下、Bという。)、グリーン(以下、Gという。)、レッド(以下、Rという。)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。
カラーセンサー207は、この例ではB、G、Rの色分解手段とCCD(固体撮像素子)のような光電変換素子で構成されており、3色同時読み取りを行うものである。
カラースキャナー200で得たB、G、Rの色分解画像信号強度レベルをもとにして、図示を省略された画像処理部にて色変換処理を行い、ブラック(以下、BKという。)、シアン(以下、Cという。)、マゼンタ(以下、Mという。)、イエロー(以下、Yという)の色情報を含むカラー画像データを得る。
このカラー画像データを用い、次に述べるカラー画像記録装置(以下、カラープリンターという。)400によって、BK、C、M、Yの画像データを得るためのカラースキャナー200の動作方式は、カラープリンター400の動作とタイミングをとったスキャナースタート信号を受けて、照明ランプ205やミラー群204A、204B、204Cなどからなる照明・ミラー光学系が左矢印方向へ原稿走査し、1回走査毎に1色の画像データを得る。
この動作を合計4回繰り返すことによって、順次の4色画像データを得る。そして、その都度、カラープリンター400で順次顕像化しつつ、これを重ね合わせて4色のフルカラー画像を形成する。
【0006】
つぎに、カラープリンター400の概要を説明する。
露光手段としての書き込み光学ユニット401は、カラースキャナー200からのカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行い、本発明にいう感光体に相当する潜像担持体である感光体ドラム414に静電潜像を形成する。
光書き込み光学ユニット401は、レーザー発光手段441、これを駆動する発光駆動制御部(図示省略)、ポリゴンミラー443、これを駆動する回転用モータ444、fθレンズ442、反射ミラー446などで構成されている。
感光体ドラム414は、矢印で示す如く反時計回りの向きに回転するが、その周りには、感光体クリーニングユニット421、除電ランプ414M、帯電手段としての帯電器419、感光体ドラム上の潜像電位を検知する電位センサー414D、リボルバー現像装置420の選択された現像器、現像濃度パターン検知器414P、本発明にいう中間転写体としての中間転写ベルト415などが配置されている。
リボルバー現像装置420は、BK現像器420K、C現像器420C、M現像器420M、Y現像器420Yと、各現像器を矢印で示す如く反時計回りの向きに回転させるリボルバー回転駆動部(図示省略)などからなる。これら各現像器は、静電潜像を現像化するために、現像剤の穂を感光体ドラム414の表面に接触させて回転する現像スリ−ブ420KS、420CS、420MS、420YSと、現像剤を汲み上げ・攪拌するために回転する現像パドルなどで構成されている。
【0007】
さて、待機状態では、リボルバー現像装置420はBK現像器420で現像を行う位置にセットされており、コピー動作が開始されると、カラースキャナー200で所定のタイミングからBK画像データの読み取りがスタートし、この画像データに基づき、レーザー光による光書き込み・潜像形成が始まる(以下、BK画像データによる静電潜像をBK潜像という。C、M、Yの各画像データについても同じ)。
このBK潜像の先端部から現像可能とすべく、BK現像器420の現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像スリ−ブ420KSを回転開始して、BK潜像をBKトナ−で現像する。
そして、以後、BK潜像領域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBK潜像位置を通過した時点で、速やかにBK現像器420Kによる現像位置から次の色の現像器による現像位置まで、リボルバー現像装置420を駆動して回動させる。この回動動作は、少なくとも、次の画像データによる潜像先端部が到達する前に完了させる。
像の形成サイクルが開始されると、感光体ドラム414は矢印で示すように反時計回りの向きに回動し、中間転写ベルト(中間転写体)415は図示しない駆動モータにより、時計回りの向きに回動する。
中間転写ベルト415の回動に伴って、BKトナー像形成、、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が順次行われ、最終的に、BK、C、M、Yの順に中間転写ベルト415上に重ねてトナー像が形成される。
【0008】
BK像の形成は、以下のようにして行われる。
帯電器419はコロナ放電によって、暗中にて、感光体ドラム414を負電荷で約−700Vに一様に帯電する。つづいて、レーザーダイオード441は、BK信号に基づいてラスタ露光を行う。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一様に荷電された感光体ドラム414の露光された部分については、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像が形成される。
リボルバー現像装置420内のトナーはフェライトキャリアとの攪拌によって負極性に帯電され、また、本現像装置のBK現像スリ−ブ420KSは、感光体ドラム414の金属基体層に対して図示しない電源手段によって、負の直流電位と交流とが重畳された電位にバイアスされている。
この結果、感光体ドラム414の電荷が残っている部分には、トナ−が付着せず、電荷のない部分、つまり露光された部分にはBKトナ−が吸着され、潜像と相似なBK可視像が形成される。
中間転写ベルト415は、駆動ローラ415D、転写対向ローラ415T、クリーニング対向ローラ415Cおよび従動ローラ群に張架されており、図示しない駆動モータにより駆動制御される。
【0009】
さて、感光体414上に形成したBKトナー像は、感光体と接触状態で等速駆動している中間転写ベルト415の表面に、ベルト転写コロナ放電器(以下、ベルト転写部という。)416によって転写される。以下、感光体ドラム414から中間転写ベルト415へのトナー像転写を、ベルト転写と称する。
感光体ドラム414上の若干の未転写残留トナーは、感光体ドラム414の再使用に備えて、感光体クリーニングユニット421で清掃される。ここで回収されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない排トナータンクに蓄えられる。なお、中間転写ベルト415には、感光体ドラム414に順次形成するBK、C、M、Yのトナー像を、同一面に順次位置合わせして、4色重ねのベルト転写画像を形成し、その後、転写紙にコロナ放電転写器にて一括転写を行う。
ところで、感光体ドラム414側では、BK画像の形成工程のつぎに、C画像の形成工程に進むが、所定のタイミングからカラースキャナーによるC画像データ読み取りが始まり、その画像データによるレーザー光書き込みで、C潜像の形成を行う。
C現像器420Cは、その現像位置に対して、先のBK潜像後端部が通過した後で、かつC潜像の先端が到達する前に、リボルバー現像装置の回転動作を行い、C潜像をCトナーで現像する。
以後、C潜像領域の現像をつづけるが、潜像後端部が通過した時点で、先のBK現像器の場合と同様にリボルバー現像装置420を駆動して、C現像器420Cを送出し、つぎのM現像器420Mを現像位置に位置させる。この動作もやはり、つぎのM潜像先端部が現像部に到達する前に行う。なお、MおよびYの各像の工程については、それぞれの画像データの読み取り・潜像形成・現像の動作が上述のBK像や、C像の工程に準ずるので、説明は省略する。
【0010】
ベルトクリーニング装置415Uは、入口シール、ゴムブレード、排出コイルおよび、これら入口シールやゴムブレードの接離機構により構成される。1色目のBK画像をベルト転写した後の、2、3、4色目をベルト転写している間は、ブレ−ド接離機構によって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレードなどは離間させておく。
紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器という。)417は、中間転写ベルト415上の重ねトナー像を転写紙に転写するべく、コロナ放電方式にて、AC+DCまたは、DC成分を転写紙および中間転写ベルトに印加するものである。
給紙バンク内の転写紙カセット482には、各種サイズの転写紙が収納されており、指定されたサイズの用紙を収納している収納カセットから、給紙コロ483によってレジストローラ対418R方向に給紙・搬送される。なお、符号412B2は、OHP用紙や厚紙などを手差しするための給紙トレイを示している。像形成が開始される時期に、転写紙は前記いずれかの給紙トレイから給送され、レジストローラ対418Rのニップ部で待機している。そして、紙転写器417に中間転写ベルト415上のトナー像の先端がさしかかるときに、丁度、転写紙先端がこの像の先端に一致する如くにレジストローラ対418Rが駆動され、紙と像とのレジスト合わせが行われる。
【0011】
このようにして、転写紙Pが中間転写ベルト上の色重ね像と重ねられて、正電位につながれた紙転写器417の上を通過する。このとき、コロナ放電電流で転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写紙上に転写される。つづいて、紙転写器417の左側に配置した図示しない除電ブラシによる分離除電器を通過するときに、転写紙は除電され、中間転写ベルト415から剥離されて紙搬送ベルト422に移る。
さて、中間転写ベルト面から4色重ねトナー像を一括転写された転写紙は、紙搬送ベルト422で定着器423に搬送され、所定温度にコントロールされた定着ローラ423Aと加圧ローラ423Bのニップ部でトナー像を溶融定着され、排出ロール対424で本体外に送り出され、図示省略のコピートレイに表向きにスタックされ、フルカラーコピーを得る。
なお、ベルト転写後の感光体ドラム414は、ブラシローラ、ゴムブレードなどからなる感光体クリーニングユニット421で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ414Mで均一除電される。
また、転写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト415は、再び、クリーニングユニット415Uのブレード接離機構でブレードを押圧して表面をクリーニングされる。
【0012】
リピートコピーの場合には、カラースキャナーの動作および感光体への画像形成は、1枚目の4色目画像工程にひきつづき、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進む。
また、中間転写ベルト415の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙への一括転写工程にひきつづき、表面をベルトクリーニング装置でクリーニングされた領域に、2枚目のBKトナー像がベルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様の動作になる。
以上は、4色フルカラーコピーを得るコピーモードの説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモードの場合は、指定された色と回数の分について、以上述べたと同じ動作を行うことになる。
また、単色コピーモードの場合には、所定枚数が終了するまでの間、リボルバー現像装置420の所定色の現像器のみを所定色の現像位置に位置させて現像作動状態におき、ベルトクリーニング装置415Uのブレードをベルトに押圧状態のまま、連続してコピー動作を行う。
このような画像形成装置では、位置検知用のマークをベルト415の外周面、あるいは内周面に設ける。但し、外周面側については、ベルトクリーニング装置415Uの通過域を避ける工夫が必要であり、機種等によっては配置上の困難さを伴うことがあるので、その場合には、内周面側に設ける。光学センサについては、図1には図示してないが、ベルト415を支持する駆動ローラ415Dと支持ローラ415Fとの間の位置に設ける。
【0013】
次に、本発明の形態例を、図2〜5により具体的に説明する。なお、図2は感光体を中心とした画像形成部の概略図、図3(a) 及び(b) は中間転写体を感光体の接離させるための一次転写ニップ接離機構の具体的な構成及び動作説明図、図4はカムの回転と接離動作との関係を示すタイミングチャート、図5はジョイント手段の回転方向のガタを説明する図である。
図3に詳細を示した一次転写ニップ接離機構は、支点433aにより矢印方向に回動自在に支持された揺動ブラケット433の他端の軸433bによって加圧ローラ415Fを回転自在に支持すると共に、揺動ブラケット433は図示しない弾性手段或は自重によって図3(a) に示した退避位置に付勢される。431は軸431aを中心として回転駆動される偏心カムであり、このカム431が(a) に示す非押圧位置にある時にはその押圧面431bはブラケット433の被押圧面433cを押圧しない位置に退避しており、逆にこのカム431が(b) に示す押圧位置にある時にはその押圧面431bでブラケット433の被押圧面433cを押圧する。その結果、(a) の退避状態にあっては中間転写ベルト415は感光体414と非接触状態にあり、逆に(b) の押圧位置にあってはベルトを感光体側へ押圧するので、ベルトの一部が感光体414と所定幅wに渡ってニップする。
【0014】
これを更に詳述すると、図2及び図3において、揺動ブラケット433に支持された加圧ローラ415Fは、図3(a) では下降した退避位置にあって感光体ドラム414と中間転写ベルト415は離れており、図3(b) では上昇した押圧位置にあって、感光体ドラム414と中間転写ベルト415は密着して、任意の幅wのニップが形成されている。この上下動作は任意のタイミングで電気信号が入ったときに180度ずつ回転して停止する半回転クラッチ430につながれたカム431の回転動作によって実現され、半回転クラッチ430は駆動列432によって回転駆動される。
つまり、一次転写ニップ接離機構は、制御部の制御を受けて作動する接離機構駆動手段430等により任意のタイミングでON(押圧)、OFF(退避)制御される。
そして、例えば一次転写ニップ接離機構のONタイミングを、中間転写体の一部に設けたマークと、該マークの通過領域に設けた該マーク検知用のセンサによる中間転写体の位置検知をするタイミングより前で、且つ一次転写ニップ接離機構のOFFタイミングが、一次転写終了より後となるように制御することが好ましい。
【0015】
この点をカム431の作動による加圧ローラ415Fの上下タイミングを示す図4に基づいて説明すると、カム431は色の位置合せのタイミング基準となるマーク検知センサがONするタイミングよりも所定の時間t1〜t2だけ、即ち、カム動作による機械の振動が収まるのに十分な時間t1〜t2だけ早く、図3(b) に示した上位置(押圧位置)になり、ニップ部wが形成された状態と成る。そして、一次転写される画像の後端が感光体ドラム414から中間転写ベルト415に転写された後に(t4),図3(a) の下位置(退避位置)になりニップが解除される(t5)。
この形態例によれば、マーク検知による位置合せの精度を損なうことなく、一次転写をしていない時間中に、一次転写ニップ部におけるクーロン力による密着力を解除することが可能となり、画質を維持することが可能となる。
【0016】
次に、本発明の他の形態例では、感光体と中間転写体の部品精度に起因する周速差による、中間転写体の1回転中に生じる感光体との相対位置誤差よりも、後述するジョイント手段における移動方向のガタが大きくなるように設定した。このため、一次転写ニップにおけるクーロン力による密着力により感光体と中間転写体が同期して回転したとしても、周速差を上記ガタにより吸収することができる。更に、後述するように、中間転写体一回転ごとの一次転写ニップ接離機構の動作により、トナー像を一色重ねるごとにニップが解除されて初期化されるので、一次転写ニップの密着力と駆動系の引っ張り合いによる位置ずれを防ぐことが可能となる。
これを詳述すると、図2において、感光体ドラム414の平均周速をVa、中間転写ベルト415の平均周速をVbとすると、周長Lbの中間転写ベルト415が一回転に要する時間tは、
t=Lb/Vb
であり、時間t中の感光体ドラム414表面の移動距離Laは、
La=Va・t
となる。ここで、感光体ドラム414と中間転写ベルト415を駆動するベルト駆動ローラ415Dの駆動手段は、感光体ドラム414と中間転写ベルト415の周長の理論設定比に等しく設定されているため、感光体ドラム414とベルト駆動ローラ415Dの周長が等しければLa=Lbとなるが、実際には部品精度には限界があり、必ず誤差が生じるため、前記LaとLb間には誤差△Lが発生する。
△L=La−Lb
一方、駆動手段と、感光体ドラム414または中間転写ベルト415との間には、図5(a) (b) に示したジョイント手段440が配置されている。図5に示すように、このジョイント手段440は、第1のジョイント部440Aと、第2のジョイント部440Bとから成り、いずれか一方が駆動側の軸に接続され、他方が従動側に接続される。第1のジョイント部440Aは、図示のごとく180と間隔で突出した2つの係合突起440A−1を有すると共に、その中心部を軸440A−2により支持されて回転する。他方の第2のジョイント部440Bは、円盤状の基部440B−1の面上に180度間隔で2つの突起440B−2を有し、その中心部に一体化した軸440B−3を中心として回転する。各軸440A−2、440B−3同志は、同軸状に配置され、且つ第1のジョイント部440Aの突起440A−1が、第2のジョイント部440Bの突起部440B−2の間の凹所440B−4内に入り込むように組み付けられる。この時の突起440A−1と440B−2との間に回転方向に角度α°の遊びを設けることにより、感光体ドラム414または中間転写ベルト415の表面上に、前記角度α°の遊びに対応する移動方向のガタAαを有することとなる。
【0017】
ここで、先に示した感光体ドラム414と中間転写ベルト415との間の行程誤差△L(中間転写体の1回転中に生じる感光体との相対位置誤差)よりも、Aαを大きく設定することにより、中間転写ベルト415の一回転中に、周速の遅いデバイスの方の駆動系が従動ギヤから駆動ギヤに逆のトルクを伝達せず、ガタAαの範囲内でフローティング状態が保たれる。
また、中間転写ベルト415の一回転毎に一次転写ニップ解除動作が入るので、ニップの密着力による外力が無くなり、駆動手段のみの駆動となるためジョイント手段440のガタAαが初期状態に復帰する。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の画像形成装置においては、一次転写ニップ接離機構を設けたので、一次転写ニップ部において、クーロン力によって感光体と中間転写ベルトとが過大な力で密着することによりスリップを生じることなく表面のみ同期して回転しようとする事態の発生が防止される。このため検知されたマークの位置と回転手段との相対位置にずれが生じることがなくなり、その結果、微小な周速差の反作用で感光体および中間転写体のどちらか遅い方の駆動手段において駆動側より従動側が早く回転されることによる負荷変動や局所的な一次転写ニップのスリップの発生が防止され、転写画像に乱れや位置ずれが発生することを防止できる。また、駆動手段と感光体又は中間転写体との間にジョイント手段を配置して回転方向ガタを設けたので、一次転写ニップにおけるクーロン力による密着力により感光体と中間転写体とが同期して回転したとしても、周速差を上記ジョイントにおけるガタ長さにより吸収することができる。
請求項2の画像形成装置においては、一次転写ニップ接離機構に任意のタイミングでON(押圧)、OFF(退避)可能な接離機構駆動手段を設けたので、任意のタイミングで一次転写ニップにおけるクーロン力による密着力を解除することができる。その結果、請求項1の場合と同様に負荷変動や局所的な一次転写ニップのスリップの発生が防止され、転写画像に乱れや位置ずれが発生することを防止できる。
請求項3の画像形成装置においては、一次転写ニップ接離機構のONタイミングを、請求項1の中間転写体の一部に設けたマークの通過領域に設けた該マーク検知用のセンサによる中間転写体の位置検知(マーク検知)をするタイミングより前に設定すると共に、該一次転写ニップ接離機構のOFFタイミングを一次転写終了より後に設定したことにより、マーク検知による位置合せの精度を損なうことなく、一次転写をしていない時間中に、一次転写ニップにおけるクーロン力による密着力を解除することができる。
請求項4の画像形成装置においては、感光体と中間転写体の部品精度に起因する周速差による、中間転写体の一回転中に生じる感光体との相対位置誤差よりも、駆動手段と感光体又は中間転写体との間に設けたジョイントにおける回転方向ガタ長さを大きく設定したので、一次転写ニップにおけるクーロン力による密着力により感光体と中間転写体とが同期して回転したとしても、周速差を上記ジョイントにおけるガタ長さにより吸収し、さらには請求項3に示す、中間転写体一回転ごとの一次転写ニップ接離機構の動作により、トナー像を一色重ねるごとに初期化されるので、一次転写ニップの密着力と駆動系の引っ張り合いによる位置ずれを防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例の画像形成装置の全体構成図。
【図2】図1の要部構成図。
【図3】(a) 及び(b) は一次転写ニップ接離機構の接離機構駆動手段の構成例及び動作を示す図。
【図4】カムの作動による加圧ローラの上下タイミングを示す図。
【図5】(a) 及び(b) はジョント手段の構成を示す図。
【符号の説明】
200 カラー画像読み取り装置(カラースキャナー)、202 コンタクトガラス、204A、204B、204C ミラー、205 照明ランプ、206レンズ、207 カラーセンサ−、400 カラー画像記録装置(カラープリンター)、401 書き込み光学ユニット、414 感光体ドラム、415 中間転写ベルト、415D 駆動ローラ、415T 転写対向ローラ、415C クリーニング対向ローラ、419 帯電器、420 リボルバー現像装置、420K BK現像器、420C C現像器、421 感光体クリーニングユニット、420M M現像器、420Y Y現像器、441 レーザー発光手段、442 fθレンズ、443 ポリゴンミラー、444 回転用モータ444、446 反射ミラー、431 偏心カム、431a 軸、431b 押圧面、433揺動ブラケット、433a 支点,433b 軸、433c 被押圧面,440 ジョイント手段、440A 第1のジョイント部、440A−1 係合突起、440A−2 軸、440B 第2のジョイント部、440B−1 基部、440B−2 係合突起、440B−3 軸、440B−4 凹所、

Claims (4)

  1. 回転駆動される回転体からなる感光体と、この感光体に対向配置され且つ前記感光体と接した状態で該感光体と同じ周速度で回転される中間転写体と、この中間転写体の一部に設けたマークと、該マークの通過領域に設けた該マーク検知用のセンサとを有するとともに、
    前記感光体と中間転写体との接触部に形成される一次転写部に一次転写手段を、該一次転写手段の配設位置よりも前記感光体の回転方向上流側の帯電位置に帯電手段を、それぞれ有し、
    画像形成に際して、前記感光体および前記中間転写体の回転中に前記センサによる前記マークの検知から一定のタイミングの後で作像プロセスを開始し、前記帯電手段により帯電された前記感光体の帯電領域に光書込みおよび現像により任意の色のトナー像を形成し、ついでこの任意の色のトナー像を前記一次転写部にて一次転写手段により前記中間転写体に転写する、という工程を異なる色ごとに繰り返して、前記中間転写体上にカラーの重ねトナー画像を得、この重ねトナー画像を二次転写部にて転写紙上に一括転写してカラー画像を得る画像形成装置において、
    前記一次転写部における前記感光体と前記中間転写体の接した状態、すなわち一次転写ニップ状態を解除可能にする一次転写ニップ接離機構を設け、
    前記感光体および前記中間転写体と各々の駆動手段との連結部について、回転方向に任意のガタを持ったジョイント手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記一次転写ニップ接離機構は接離機構駆動手段を持ち、接離機構駆動手段により任意のタイミングで一次転写ニップ接離機構をON、OFF制御することが可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記一次転写ニップ接離機構のONタイミングが、請求項1の中間転写体の一部に設けたマークと、該マークの通過領域に設けた該マーク検知用のセンサによる中間転写体の位置検知時よりも前で、且つ、該一次転写ニップ接離機構のOFFタイミングが一次転写終了時より後であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 請求項1記載の画像形成装置において、前記感光体と前記中間転写体の部品精度に起因する周速差による、前記中間転写体の1回転中に生じる前記感光体との相対位置誤差より、前記ジョイント手段による前記感光体または前記中間転写体の回転方向のガタが大きく設定されていることを特徴とする画像形成装置。
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