JPH11352801A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11352801A
JPH11352801A JP10178017A JP17801798A JPH11352801A JP H11352801 A JPH11352801 A JP H11352801A JP 10178017 A JP10178017 A JP 10178017A JP 17801798 A JP17801798 A JP 17801798A JP H11352801 A JPH11352801 A JP H11352801A
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image
color
photoreceptor
image forming
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JP10178017A
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Takuo Kamiya
拓郎 神谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置ずれを無くすことができ、色ずれの無い
優れた画質の画像形成装置を提供する。 【解決手段】 回転体からなる感光体414と、該感光
体に対向配置され該感光体と接した状態で感光体と同じ
方向に回転される中間転写体415と、を有する画像形
成装置において、上記中間転写体415の表面速度を感
光体の表面速度より小さくし、かつ、中間転写体と41
5その回転駆動手段457との間に一方向クラッチ42
6を設け、該一方向クラッチが中間転写体415の回転
方向を空転方向としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機など
の、感光体と中間転写体とを用いた画像形成装置に関
し、特に、複数の色を重ねて形成した場合に、色ずれ等
の生じない技術に関する。
【0002】
【従来の技術】回転駆動されるドラム状の感光体と、こ
の感光体に対向配置されていて感光体と同じ方向に回転
される中間転写体とを有するカラー画像形成装置が知ら
れている。感光体と中間転写体とは一部で接触してお
り、ここで感光体上のトナー像が中間転写体上に転写さ
れる。カラー画像の場合は、感光体上に色分解された各
色のトナー像が順次形成され、各色のトナー画像は1色
づつ中間転写体の上に転写される。
【0003】また、中間転写体には、マークが付けられ
ており、このマークの通過を固定位置に設けられたマー
ク検知用のセンサで検知してタイミングをはかり、作像
プロセスを開始する。この作像プロセスによって、感光
体上には、色分解された各原色のカラー画像が1色ごと
に順次形成され、このトナー画像を中間転写体上に転写
する。
【0004】通常のカラー画像の場合は、このトナー画
像は2色乃至4色形成されるので、各色のトナー画像を
中間転写体上に正確に重ね合わせなければ、できあがっ
たカラー画像に色ずれが生じることになる。
【0005】そこで、このような画像形成装置では、感
光体と中間転写体及び中間転写体の回転手段の周長比が
整数になるようにされ、さらに、各駆動手段の歯車やタ
イミングベルトの減速比を整数として各色ごとの速度変
動を等しくして正確な位置合わせが可能になるようにさ
れている。
【0006】一次転写部では、感光体と中間転写体とが
密着してニップ部を形成しており、各帯電時には電気的
な力(クーロン力)によって密着力が大きくなってい
る。このような状態においても、感光体と中間転写体の
周長比が整数であるならば、両者は完全に同期して回転
し、正確なトナー像の位置合わせが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、感光体及び中
間転写体、及び、中間転写体の回転駆動手段などは工業
製品であるから、必ず、ある任意の寸法のバラツキが存
在する。このバラツキにより感光体及び中間転写体の周
速は微小に異なることになり、その差を一次転写部で微
小なスリップなどで吸収し、常に、同じ条件下で上記マ
ークによる位置合わせを行わなければならない。
【0008】ところが、前述したように一次転写部では
クーロン力による密着で摩擦力が発生しており、感光体
と中間転写体とは同期して回転しようとする。さらに
は、駆動系のギヤやタイミングベルトが有するバックラ
ッシュ、プーリと軸とのガタ、感光体ユニットと駆動系
のガタ等々により回転方向の遊びがあり、マーク検知と
駆動手段との相対位置にずれが生じるとともに、微小な
周速差の反作用で、感光体及び中間転写体のいずれか遅
い方の駆動手段において、駆動側より従動側が早く回転
されることになる。
【0009】また、たとえば、中間転写体の駆動手段を
無くし、上記ニップ部での密着力により感光体にならっ
て中間転写体を回すことが可能になれば、正確な位置合
わせが可能となる。しかし、回転開始時にのように中間
転写体の慣性重量による反力が発生するときや、帯電開
始前の密着力が殆ど発生しない状態では安定した駆動は
できない。
【0010】本発明では、これらの事実から、上記の位
置ずれを無くすことができ、色ずれの無い優れた画質の
画像形成装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、回転体からなる感光体と、該感光体に対
向配置され該感光体と接した状態で感光体と同じ方向に
回転される中間転写体と、を有する画像形成装置におい
て、上記中間転写体の表面速度を感光体の表面速度より
小さくし、かつ、中間転写体とその回転駆動手段との間
に一方向クラッチを設け、該一方向クラッチが中間転写
体の回転方向を空転方向としていることを特徴としてい
る。
【0012】また、上記感光体及び/又は中間転写体の
非画像形成域の表面に、全周に渡って高摩擦係数部を設
けた構成や、上記高摩擦係数部が、上記感光体と中間転
写体のいずれか一方に形成された突起と、いずれか他方
に形成された凹部とからなる構成とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面によ
って説明する。図1は本発明の画像形成装置である。
【0014】カラー画像読取装置(以下「カラースキャ
ナー」という)200は、コンタクトガラス202上の
原稿180の画像を照明ランプ205,ミラー群204
A,204B,204Cなど、及びレンズ206を介し
てカラーセンサ207上に結像して、原稿のカラー画像
情報を、例えば、ブルー(以下「B」という)、グリー
ン(以下「G」という)、レッド(以下「R」という)
の色分解光毎に読みとり、電気的な画像信号に変換す
る。
【0015】カラーセンサ207は、この例では、B,
G,Rの色分解手段とCCD(固体撮像素子)のような
光電変換素子で構成されており、3色の同時読みとりを
行うものである。
【0016】カラースキャナ200で得たB,G,Rの
色分解画像信号強度レベルをもとにして、図示省略され
た画像処理部にて色変換処理を行い、ブラック(以下
「BK」という)、シアン(以下「C」という)、マゼ
ンタ(以下「M」という)、イエロー(以下「Y」とい
う)の色情報を含むカラー画像データを得る。
【0017】このカラー画像データを用い、次に述べる
カラー画像記録装置(以下「カラープリンタ」という)
400によって、BK,C,M,Yの画像データを得る
ためのカラースキャナ200の動作方式は、カラープリ
ンタ400の動作とタイミングをとったスキャナースタ
ート信号を受けて、図1において、照明ランプ205や
ミラー群204A、204B,204Cなどからなる照
明・ミラー光学系が矢印方向へ原稿走査し、1回走査ご
とに1色の画像データを得る。そしてその都度カラープ
リンタ400で順次、顕像化しつつ、これらを重ね合わ
せて、4色のカラー画像を形成する。
【0018】次に、カラープリンタ400の概要を説明
する。露光手段としての書き込み光学ユニット401
は、カラースキャナ200からのカラー画像データを光
信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行
い、本発明にいう感光体に相当する潜像担持体である感
光体ドラム414に静電潜像を形成する。
【0019】光書き込みユニット401は、レーザ発光
手段441、これを駆動する発光駆動制御部(図示せ
ず)、ポリゴンミラー443、これを駆動する回転用モ
ータ444、fθレンズ442、反射ミラー446、等
で構成されている。
【0020】感光体ドラム414は矢印で示す如く、反
時計回りの向きに回転するが、その回りには感光体クリ
ーニングユニット421、除電ランプ414M、帯電手
段としての帯電器419、感光体ドラム上の潜像電位を
検知する電位センサ414D、リボルバー現像装置42
0の選択された現像器、現像濃度パターン検知器414
P、本発明にいう中間転写体としての中間転写ベルト4
15,等が配置されている。
【0021】リボルバー現像装置420は、BK現像器
420K、C現像器420C、M現像器420M、Y現
像器420Yと、各現像器を矢印で示す如く反時計回り
の向きに回転させるリボルバー回転部(図示せず)等か
らなる。これら各現像器は、静電潜像を現像化するため
に、現像剤を感光体ドラム414の表面に接触させて回
転する現像スリーブ420KS、420CS、420M
S、420YSと、現像剤を汲み上げ、撹拌するための
回転する現像パドルなどで構成されている。
【0022】さて、待機状態では、リボルバー現像装置
420はBK現像器420で現像を行う位置にセットさ
れており、コピー動作が開始されると、カラースキャナ
200で所定のタイミングからBK画像データの読みと
りがスタートし、この画像データに基づき、レーザ光に
よる光書き込み・潜像形成が始まる(以下、BK画像デ
ータによる静電画像を「BK潜像」という、C、M、Y
の各画像データについて同じ)。
【0023】このBK潜像の先端部から現像可能とすべ
く、BK現像器420Kの現像位置に潜像先端部が到達
する前に、現像スリーブ420KSを回転開始して、B
K潜像をBKトナーで現像する。
【0024】そして、以後、BK潜像領域の現像動作を
続けるが、潜像後端部がBK潜像位置を通過した時点
で、速やかに、BK現像器420Kによる現像位置から
次の色の現像器による現像位置まで、リボルバー現像装
置420を駆動して回動させる。この回動動作は、少な
くとも、次の画像データによる潜像先端部が到達する前
に完了させる。
【0025】像の形成サイクルが開始されると、感光体
ドラム414は矢印で示すように反時計回りの向きに回
動し、中間転写ベルト415は図示しない駆動モータに
より時計回りの向きに回動する。
【0026】中間転写ベルト415の回動に伴って、B
Kトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Y
トナー像形成が順次行われ、最終的にBK,C,M,Y
の順に中間転写ベルト415上に重ねてトナー像が形成
される。
【0027】BK像の形成は以下のようにして行われ
る。帯電器419はコロナ放電によって、暗中にて、感
光体ドラム414を負電荷で約−700Vに一様に帯電
する。つづいて、レーザダイオード441は、BK信号
に基づいてラスタ露光を行う。このようにラスタ像が露
光されたとき、当初、一様に帯電された感光体ドラム4
14の露光された部分については、露光光量に比例する
電荷が消失し、静電潜像が形成される。
【0028】リボルバー現像装置420内のトナーは、
フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電さ
れ、また、本現像装置のBK現像スリーブ420KS
は、感光体ドラム414の金属基体層に対して図示しな
い電源手段によって、負の直流電位と交流とが重畳され
た電位にバイアスされている。
【0029】この結果、感光体ドラム414の電荷が残
っている部分には、トナーが付着せず、電荷の無い部
分、つまり、露光された部分にはBKトナーが吸着さ
れ、潜像と同じBK可視像が形成される。
【0030】中間転写ベルト415は、駆動ローラ41
5D、転写対向ローラ415T、クリーニング対向ロー
ラ415C及び従動ローラ群に巻回されており、図示し
ない駆動モータにより駆動制御される。
【0031】感光体ドラム414上に形成したBKトナ
ー像は、感光体ドラムと接触状態で等速運動している中
間転写ベルト415の表面に、ベルト転写コロナ放電器
(以下「ベルト転写部」という)416によって転写さ
れる。以下、感光体ドラム414から中間転写ベルト4
15へのトナーの像転写を、ベルト転写と称する。
【0032】感光体ドラム414上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム414の再使用に備えて感光体
クリーニングユニット421で清掃される。ここで回収
されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない排ト
ナータンクに蓄えられる。
【0033】なお、中間転写ベルト415には、感光体
ドラム414に順次形成するBK,C,M,Yのトナー
像を、同一面に順次、位置合わせして、4色重ねのベル
ト転写画像を形成し、その後、転写紙にコロナ放電転写
器にて一括転写を行う。
【0034】ところで、感光体ドラム414側では、B
K画像の形成工程の次に、C画像の形成工程に進むが、
所定のタイミングから、カラースキャナ200によるC
画像データの読みとりが始まり、その画像データによる
レーザ光書き込みで、C潜像の形成を行う。
【0035】C現像器420Cは、その現像位置に対し
て、先のBK潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像
先端が到達する前に、リボルバー現像装置の回転動作を
行い、C潜像をCトナーで現像する。
【0036】以後、C潜像領域の現像を続けるが、潜像
後端部が通過した時点で、先のBK現像器の場合と同様
にリボルバー現像装置420を駆動して、C現像器42
0Cを送りだし、次のM現像器420Mを現像位置に位
置させる。この動作も、やはり、次のM潜像先端部が現
像部に到達する前に行う。
【0037】なお、M及びYの各像の形成工程について
は、それぞれの画像データの読み取り・潜像形成・現像
の動作が上述のBK像や、C像の工程に準ずるので、説
明は省略する。
【0038】ベルトクリーニング装置415Uは、入口
シール、ゴムブレード、排出コイルおよび、これら入口
シールやゴムブレードの接離機構により構成される。1
色目のBK画像をベルト転写した後の、2,3,4色目
の画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構に
よって、中間転写体面から入口シール、ゴムブレードな
どは離間させておく。
【0039】紙転写コロナ放電器(以下「紙転写器」と
いう)417は、中間転写ベルト415上の重ねトナー
像を転写紙に転写するべく、コロナ放電方式にて、AC
+DC又は、DC成分を転写紙及び中間転写体に印加す
るものである。
【0040】給紙バンク内の転写紙カセット482に
は、各種サイズの転写紙が収納されており、指定された
サイズの用紙を収納している収納カセットから、給紙コ
ロ483によってレジストローラ対418R方向に給紙
・搬送される。なお、符号412B2は、OHP用紙や
厚紙などを手差しするための給紙トレイを示している。
【0041】像形成が開始される時期に、転写紙は前記
いずれかの給紙トレイから給送され、レジストローラ対
418Rのニップ部にて待機している。そして、紙転写
器417に中間転写ベルト415上のトナー像の先端が
さしかかるときに、丁度転写紙先端がこの像の先端に一
致する如くにレジストローラ対418Rが駆動され、紙
と像とのレジスト合わせが行われる。
【0042】このようにして、転写紙が中間転写体上の
色重ね像と重ねられて正電位につながれた紙転写器41
7の上を通過する。このとき、コロナ放電電流で転写紙
が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写紙上に転
写される。つづいて、紙転写器417の左側に配置した
図示しない除電ブラシによる分離除電器を通過するとき
に、転写紙は除電され、中間転写ベルト415から剥離
されて紙搬送ベルト422に移る。
【0043】中間転写体面から4色重ねトナー像を一括
転写された転写紙は、紙搬送ベルト422で定着器42
3に搬送され、所定温度にコントロールされた定着ロー
ラ423Aと加圧ローラ423Bのニップ部でトナー像
を溶融定着され、排出ロール対424で本体外に送り出
され、図示しないコピートレイに表向きにスタックさ
れ、フルカラーコピーを得る。
【0044】なお、ベルト転写後の感光体ドラム414
は、ブラシローラ、ゴムブレードなどからなる感光体ク
リーニングユニット421で表面をクリーニングされ、
また、除電ランプ414Mで均一除電される。
【0045】また、転写紙にトナー像を転写した後の中
間転写ベルト415は、再び、クリーニングユニット4
15Uのブレード接離機構でブレードを押圧して表面を
クリーニングする。
【0046】リピートコピーの場合には、カラースキャ
ナの動作及び感光体への画像形成は、1枚目の4色目画
像工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の1色目
画像工程に進む。
【0047】また、中間転写ベルト415の方は、1枚
目の4色重ね画像の転写紙への一括転写工程にひきつづ
き、表面をベルトクリーニング装置でクリーニングされ
た領域に、2枚目のBKトナー像がベルト転写されるよ
うにする。その後は、1枚目と同様動作になる。
【0048】以上は4色フルカラーコピーを得るコピー
モードの説明であったが、3色コピーモード、2色コピ
ーモードの場合は、指定された色と回数の分について、
上述したのと同じ動作を行うことになる。
【0049】また、単色コピーモードの場合には、所定
舞う数が終了するまでの間、リボルバー現像装置420
の所定色の現像器のみを現像位置に位置させて現像作動
状態におき、ベルトクリーニング装置415Uのブレー
ドをベルトに押圧した状態のまま、連続してコピー動作
を行う。
【0050】このような画像形成装置では、位置検知用
のマークを中間転写ベルト415の外周面、或いは、内
周面に設ける。ただし、外周面については、ベルトクリ
ーニング装置415Uの通過域を避ける工夫が必要であ
り、配置上の困難さを伴うことがあるので、その場合に
は、内周面側に設ける。光学センサについては、図1に
図示していないが、ベルト415を支持する駆動ローラ
415Dと支持ローラ415Fとの間の位置に設ける。
【0051】図2及び図3は上記画像形成装置の感光体
と中間転写体部分の詳細構成を説明する図である。感光
体ドラム414にはタイミングプーリ451が連結さ
れ、対向配置された中間転写ベルト415の駆動ローラ
415Dにはタイミングプーリ452が一方向クラッチ
426を介して連結されている。この一方向クラッチ4
26は、空転方向が中間転写ベルト415の回転方向
(図3の矢印a方向)となるように設置されている。タ
イミングプーリ451,452間にはタイミングベルト
454が巻回されているが、タイミングベルト454の
テンションを調整するために、中間に2つのテンション
プーリ456が設けられている。
【0052】タイミングプーリ452と同軸上には、タ
イミングギヤ458が取り付けられ、これに駆動モータ
457の駆動ギヤ457Aが噛み合っている。感光体ド
ラム414と中間転写体の周長比は、感光体の周長:中
間転写体の周長=1:2 としている。また、タイミン
グプーリ451の歯数T1と452の歯数T2との関係
は、 T1>T2×2 となっており、中間転写ベルト415の表面速度は、感
光体の表面速度よりも遅くなるようにされている。
【0053】コピー動作が始まり、装置が作動し始める
と、感光体ドラム414が回転しはじめ、同時に駆動モ
ータ457が回転を始める。駆動モータ457の回転
は、駆動ギヤ457Aからタイミングギヤ458に伝達
され、駆動ローラ415Dの軸が図3の矢印b方向に回
転する。タイミングギヤがこの方向に回転すると、一方
向クラッチ426にはロック方向となるので、中間転写
ベルト415も、自身の慣性に抗して回転を始める。
【0054】前述したように、タイミングプーリ451
と452の歯数比の関係により感光体ドラム414が定
格回転数に達しても、中間転写ベルト415を駆動する
スピードは遅くなる。しかし、感光体ドラム414と中
間転写ベルト415とは転写部で接触しており、感光体
ドラム414の速いスピードで中間転写ベルト415が
引っ張られる。そして、この方向は、一方向クラッチ4
26の空転方向なので、中間転写ベルト415は感光体
ドラム414との摩擦力と帯電によるクーロン力とによ
り感光体ドラム414と同じ表面速度で回転されること
になる。
【0055】図4は本発明の他の実施例で、感光体ドラ
ム414と、中間転写ベルト415の端部に、それぞれ
の全周に渡って高摩擦係数部470,471としてゴム
をコーティングしたものである。この高摩擦係数部47
0,471は、感光体ドラム414と中間転写ドラム4
15のいずれか一方のみでもよい。また、画像領域を避
けて非画像領域に形成するのが望ましい。
【0056】図5は、本発明のさらに他の実施例で、高
摩擦係数部として感光体ドラム414に、その端部全周
に渡って多数の半球状の突起480を形成し、中間転写
体には、これらの突起が嵌入する凹部481を穿設した
ものである。凹部481は、この実施例では、孔として
形成されている。
【0057】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、回転体からなる感光体と、該感光体に対向配置され
該感光体と接した状態で感光体と同じ方向に回転される
中間転写体と、を有する画像形成装置において、上記中
間転写体の表面速度を感光体の表面速度より小さくし、
かつ、中間転写体とその回転駆動手段との間に一方向ク
ラッチを設け、該一方向クラッチが中間転写体の回転方
向を空転方向としているので、感光体と中間転写体との
表面速度が一致して回転できるようになり、フルカラー
画像のように複数の色を重ねて形成しても、位置ずれの
ない良好な画像を得ることができる。
【0058】上記感光体及び/又は中間転写体の非画像
形成域の表面に、全周に渡って高摩擦係数部を設けた構
成とすれば、密着による摩擦力が増加し、より安定した
同期回転を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置の要部の詳細な構成を示す
図である。
【図3】感光体と中間転写体の駆動構造を示す斜視図で
ある。
【図4】感光体と中間転写体の端部に高摩擦係数部を設
けた状態を示す図である。
【図5】高摩擦係数部として突起と凹部とを設けた状態
を示す図である。
【符号の説明】 414 感光体 415 中間転写体 426 一方向クラッチ 457 回転駆動手段 470,471 高摩擦係数部 480 突起 481 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体からなる感光体と、該感光体に対
    向配置され該感光体と接した状態で感光体と同じ方向に
    回転される中間転写体と、を有する画像形成装置におい
    て、 上記中間転写体の表面速度を感光体の表面速度より小さ
    くし、かつ、中間転写体とその回転駆動手段との間に一
    方向クラッチを設け、該一方向クラッチが中間転写体の
    回転方向を空転方向としていることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 上記感光体及び/又は中間転写体の非画
    像形成域の表面に、全周に渡って高摩擦係数部を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記高摩擦係数部が、上記感光体と中間
    転写体のいずれか一方に形成された突起と、いずれか他
    方に形成された凹部とからなることを特徴とする請求項
    2記載の画像形成装置。
JP10178017A 1998-06-11 1998-06-11 画像形成装置 Pending JPH11352801A (ja)

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JP10178017A JPH11352801A (ja) 1998-06-11 1998-06-11 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7720407B2 (en) 2005-06-29 2010-05-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with multiple driving units

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US7720407B2 (en) 2005-06-29 2010-05-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with multiple driving units
US8064792B2 (en) 2005-06-29 2011-11-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with an independent drive unit for a cleaning unit
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