JPH0211370A - シリアルプリンタの印字開始位置設定方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 シリアルプリンタの印字用紙に対する印字開始位置設定
方式に関し、 試し印字をすることなく、用紙との正確な位置合わせを
容易に行い得るようにすることを目的とし、 印字ヘッドを搭載したキャリッジを、プラテンに沿って
往復移動するように駆動するスペース駆動手段と、プラ
テンにセットされた印字用紙を移送する改行駆動手段と
、外部から与えられる印字データを解析して、少なくと
も前記スペース駆動手段および改行駆動手段を制御する
制御手段とを備え、外部から与えられた印字データに基
づいて、前記キャリッジをスペース移動するとともに、
前記用紙を改行移送しつつ印字するシリアルプリンタで
あって、位置合わせモードを指定するモード指定手段を
有し、位置合わせモードが指定されると、前記制御手段
は、印字すべく与えられた印字データのうち最初の印字
文字データまでの制御データを解析することにより前記
スペース駆動手段および改行駆動手段を駆動して印字ヘ
ッドを印字用紙上の印字開始位置に位置せしめ、印字ヘ
ッドをその位置に保持するように構成する。

〔従来の技術〕

シリアルプリンタにおいて、印字用紙に対して水平方向
及び改行方向の印字開始位置を調整する場合には、例え
ば、水平方向については、連続帳票用紙の送り用トラク
タユニットをリリースして用紙を左右にずらせたり、単
票用紙ガイドの印字打出し位置（レフトマージン）をプ
リンタの内部設定で論理的に可変にしたり、更にはホス
トコンピュータにプリンタ出力時の左端余白を調整でき
る機能を備えさせたり、またプリンタに微少送り機能を
備え、オペレータパネルに設けられた釦により微少送り
をするなどにより行っていた。改行方向についてもほぼ
同様になされていた。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、シリアルプリンタの印字用紙に対する印字開
始位置設定方式に関し、特に、試し印字をしなくても任
意の用紙の所望の印字開始位置に容易に位置合わせを行
い得る印字開始位置設定方式に関する。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、伝票や原稿用紙などのように、罫線等が
予め印刷されていて、所定の枠内に印字する場合などで
は、正確な位置合わせが必要であり、そのため、試し印
字を行いオペレータが印字状態を見て調整しなければな
らなかった。これは、第４図に示すように、用紙が所定
の位置にセットされ、印字ヘッドがホームポジションに
待機している状態で用紙位置を調整するためで、すなわ
ち、上位装置からの印字データは、その初頭に改行コー
ド（ＬＦ）やスペース（ＳＰ）などの印字開始位置制御
データが配されていて、実際の印字開始位置は、ホーム
ポジションとは掛は離れた所となるためである。従って
、試し印字を何度となく繰り返しながら微調整を行うた
め、用紙が無駄となり、しかも、時間を要するものとな
っていた。

本発明は、このような課題に鑑みて創案されたもので、
試し印字をすることな（、用紙との正確な位置合わせを
容易に行うことが可能な印字開始位置設定方式を提供す
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するための本発明における手段は、印字
ヘッドを搭載したキャリッジを、プラテンに沿って往復
移動するように駆動するスペース駆動手段と、プラテン
にセットされた印字用紙を移送する改行駆動手段と、外
部から与えられる印字データを解析して、少なくとも前
記スペース駆動手段および改行駆動手段を制御する制御
手段とを備え、外部から与えられた印字データに基づい
て、前記キャリッジをスペース移動するとともに、前記
用紙を改行移送しつつ印字するシリアルプリンタであっ
て、位置合わせモードを指定するモード指定手段を有し
、位置合わせモードが指定されると、前記制御手段は、
印字すべく与えられた印字データのうち最初の印字文字
データまでの制御データを解析することにより前記スペ
ース駆動手段および改行駆動手段を駆動して印字ヘッド
を印字用紙上の印字開始位置に位置せしめ、印字ヘッド
をその位置に保持する印字開始位置設定方式によるもの
とする。

〔作用〕

モード指定手段にて位置合わせモードが指定されると、
制御手段は、上位装置等から印字すべく与えられた印字
データのうち、最初の印字文字デ−タまでに配されてい
るスペースコードや改行コード等の制御データを解析す
る。そして、スペースコードがあればスペース駆動手段
により印字ヘッドを搭載したキャリッジを所定量移動さ
せ、また改行コードがあれば改行駆動手段により所定量
の用紙移送を行い、印字ヘッドを印字用紙上の印字開始
位置に位置せしめ、印字ヘッドをその位置に保持し待機
状態とする。

この待機状態時にオペレータは必要があれば印字用紙の
位置等を調整して、印字用紙上の印字開始位置と印字ヘ
ッドとの相対位置を調整することができる。これにより
、位置合わせモードが解除されて印字文字データに従っ
た印字の開始時には、印字用紙上の印字開始位置と印字
ヘッドとにズレがない状態で印字がなされることになる
。

〔実施例〕

以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明す
る。

第１図は、本発明を実施したシリアルプリンタの制御系
の一実施例の構成図である。同図において、■は制御手
段であるＣＰＵ、２は上位装置（図示せず）と接続され
るホストインターフェイス、３はプログラムＲＯＭ、４
は文字フォントを発生させるキャラクタジェネレータ、
５と６はスペース駆動手段であり、５はスペースモータ
制御回路、６は印字ヘッドのキャリッジを移動させるス
ペースモータである。７と８は改行駆動手段であり、７
はラインモータ制御回路、８は用紙送りを駆動するライ
ンモータである。９は１行分の文字フォントを一時格納
するラインバッファ、１゜は該ラインバッファからの出
力に基づいて印字ヘッドの各ヘッドピンをファイヤする
印字ヘッド制御回路、１１は印字ヘッド、１２はオペレ
ータパネルである。

このオペレータパネル１２には、本発明である位置合わ
せモード指定手段として、位置合わせモード釦（１２ａ
）が構成されている。他に、動作状況を表示する表示部
１２ｂや、図示しない改頁。

改行、微少スペース移動（左、右）及び微少改行（上、
下）等の操作釦が構成されている。

第２図は、本実施例のシリアルプリンタの要部斜視図で
ある。同図において、１１は印字ヘッド、２１はその印
字へソドエ１を搭載し、スペース方向の移動をなすキャ
リッジ、２２はプラテン、２３は用紙押え、２４はヘッ
ドピン、２５は用紙押え２３上に設けられた印字開始位
置ポインタである。

用紙押え２３は、プラテン２２にセットされた用紙面と
対向して印字ヘラド１１のキャリッジ２１に固定され、
そのスペース方向の移動に連動する部材で、−ｔｉ的に
透明な材料で形成されていて、印字の目安としてのセン
ナ目盛等が刻設されている。印字開始位置ポインタ２５
は、オペレータの見易い部分に設けられていて、オペレ
ータが行う印字開始位置の調整に便宜を図るものである
。すなわち、この印字開始位置ポインタ２５に用紙上の
希望する位置を合せれば、その位置から印字が開始され
るようにしたものである。従って、実際に印字が開始さ
れる時には、第２図に示すように、ヘッドピン２４と印
字開始位置ポインタ２５との距離“Ｓ”と“Ｌ”だけ、
オフセットｉとして補正がなされるようにしている。

上記構成において、オペレータパネル１２上の位置合わ
せモード釦゛１２ａが押されていない場合は、従来通り
の印字が行われる。以下、位置合わせモード釦押下によ
る位置合わせモード指定時の動作を、第３図に示す動作
フローチャートに添い説明する。尚、（）内の番号は、
図中の番号と対応する。

ＣＰＵＩは、通常モードにおけるアイドル中（■）にお
いて、常に位置合わせモード釦１２ａの押下を監視して
いる（■）。位置合わせモード釦１２ａが押下されると
、表示部１２ｂに「位置合わせモード」の表示を行い、
オペレータにその旨を示す（■）。

次に、上位装置からホストインターフェイス２を介して
印字すべきデータの入力があると（■）、その初頭に、
印字開始位置制御データである改行コード（Ｌ　Ｆ）及
びスペースコード（ＳＰ）があるかがチエツクされる（
■、■）。改行コード（ＬＦ）があれば、ラインモータ
制御回路７によりラインモータ８を駆動してプラテン２
２を回転させ、所定の一行の改行を行う（■）。スペー
スコード（ＳＰ）があれば、スペースモータ制御回路５
によりスペースモータ６を駆動して、所定のスペースだ
けキャリッジ２１を移動させる（■）。

この印字開始位置制御データによる処理が済むと、換言
すれば、次の処理が印字すべき文字データによるものと
なったときに、表示部１２ａに「印字打出位置です。ｍ
ｍ整して下さい。」と表示して（■）、オペレータの操
作待ちとする。すなわち、この時点では用紙押え２３上
に設けられている印字開始位置ポインタ２５が、用紙上
の印字開始位置を示して停止している。

オペレータは、この時必要があれば微少改行釦などによ
り、印字開始位置ポインタ２５に対して垂直位置の補正
を行い（０）、さらに微少スペース釦などにより水平位
置の補正を行う（■）。

この停止時にＣＰＵＩでは、位置合わせモード釦１２ａ
を常に監視していて（＠）、オペレータが補正を行った
後のその釦の解除を待つ。位置合わせモード釦１２ａが
解除されると、第２図で示したように、実際の印字開始
位置である印字開始位置ポインタ２５とへラドピン２４
の位置とのズレを、水平方向にオフセットＩｓだけ、垂
直方向にオフセラ）ＩＬだけ補正動作（（１３，Ｑ）を
行った後に、印字文字データに従い印字を開始する（［
相］）。

このように本実施例では、位置合わせモード時において
、上位装置からの印字データのうち、印字開始位置制御
データによる動作のみを行い停止するため、換言すれば
、印字用紙に対して印字開始位置にて停止しているため
に、オペレータが確認を行いながら用紙位置の調整がで
き、試し印字をすることなく正確な印字開始位置の設定
を素早くすることができる。

尚、上記実施例では、オペレータの便宜を図るために、
印字開始位置が容易に確認できるポインタ２５を用紙押
え２３上に設け、印字時にはヘッドピン２４との補正を
行って印字を行っているが、ヘッドピンで印字開始位置
が十分に認識可能なものであれば、ポインタは設ける必
要はなく、従って補正も必要なくなる。

又、位置合わせモード指定手段として、オペレータパネ
ル上に釦を設けたが、本発明はこれに限るものではなく
、例えば上位装置からの指定、解除によるものとしても
よい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、印字用紙上の印
字開始位置にポインタ又は印字ヘッドを停止させて印字
位置の調整ができるため、試し印字をすることなく、従
って用紙を無駄にすることなく、用紙との正確な印字位
置合わせを容易に、しかも素早（行うことが可能な印字
開始位置設定方式を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、 第２図は本発明の一実施例の要部斜視図、第３図は実施
例の動作フローチャート、第４図は印字の説明図である
。 １　；ＣＰＵ　（制御手段）、 ２；ホストインターフェイス ５；スペースモータ制御回路（スペース駆動手段）６；
スペースモータ（スペース駆動手段）、７；ラインモー
タ制御回路（改行駆動手段）、８；ラインモータ（改行
駆動手段）、 Ｉｌ；印字ヘッド、 １２；オペレータパネル、 １２ａ；位置合せモード釦（モード指定手段）、１２ｂ
；表示部、 ２１；キャリッジ、 ２２；プラテン、 ２３；用紙押え、 ２４；ヘッドピン、 ２５；印字開始位置ポインタ。 ＋２ａ　位置合せモードま口 本発明の一実施例の構成図 白１１ μｓｄ 印字開始位置ｉｑｍコード 印字の説明図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 印字ヘッド（１１）を搭載したキャリッジ（２１）を、
   プラテン（２２）に沿って往復移動するように駆動する
   スペース駆動手段（５、６）と、 プラテン（２２）にセットされた印字用紙を移送する改
   行駆動手段（７、８）と、 外部から与えられる印字データを解析して、少なくとも
   前記スペース駆動手段（５、６）および改行駆動手段（
   ７、８）を制御する制御手段（１）とを備え、 外部から与えられた印字データに基づいて、前記キャリ
   ッジ（２１）をスペース移動するとともに、前記用紙を
   改行移送しつつ印字するシリアルプリンタであって、 位置合わせモードを指定するモード指定手段（１２ａ）
   を有し、 位置合わせモードが指定されると、前記制御手段（１）
   は、印字すべく与えられた印字データのうち最初の印字
   文字データまでの制御データを解析することにより前記
   スペース駆動手段（５、６）および改行駆動手段（７、
   ８）を駆動して印字ヘッド（１１）を印字用紙上の印字
   開始位置に位置せしめ、印字ヘッド（１１）をその位置
   に保持することを特徴とするシリアルプリンタの印字開
   始位置設定方式。