JPH02105313A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、磁性膜上に磁気遮蔽膜が形成された磁気カ
ード等の磁気記録媒体から情報を読み取る磁気ヘッドに
関するものである。

「従来の技術」 従来、上記のような磁気カード等の磁気記録媒体に記録
された情報を読み取る磁気ヘッドとして、第６図に示す
ものが知られている。この図に示す磁気ヘッドは、フロ
ント側にギャップが設けられたリング型のコアｌに、再
生用コイル２の他に、磁気飽和用コイル３を巻回し、こ
の磁気飽和用コイル３に電流を流すことにより、磁気記
録媒体の磁気遮蔽膜に磁界をかけて磁気飽和させ、その
状態で磁性膜に記録された情報を読み取るようにしたも
のである。

ところで、近年、磁気ヘッドの小型化、記録密度の向上
環の要求に伴い、これを実現できるものとして、種々の
薄膜磁気ヘッドか開発されつつあろ。この薄膜磁気ヘッ
ドの一つに磁束の大きさに応答する磁気抵抗効果を利用
した磁気抵抗ヘッド（ＭＲヘッド）がある。そこで、こ
のＭＲヘッドを利用して」−記のような磁気遮蔽膜が形
成された磁気記録媒体に記録された情報を読み取る磁気
ヘッドとして、上記コアＩのギャップにＭＲヘッドを設
（プると共に、コアｌに磁気飽和用コイル３を巻回した
ものが考えられる。

「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、このような磁気ヘッドを製作する場合、
以下のような問題点が生じる。

すなわち、コア１のギャップに設けるＭＲヘッドは非常
に小さなものであり、しかもコア１の内部空間も非常に
狭く、さらにコアｌの側部がシールドケースにより覆わ
れるので、複数のリード線をＭＲヘッドに結線するのが
困難である。

また、コア１には磁気飽和用コイル３が巻回されている
ので、複数のリード線を磁気飽和用コイル３を避けてＭ
Ｒヘッドに接続しなければならず、このため、ＭＲヘッ
ドへのリード線の結線がさらに困難になると共に内部構
造が複雑になる。

「課題を解決するための手段」 上記課題を解決するために、この発明の磁気ヘッドは、
一対のコアブロックを突き合わせてなる磁気コアのフロ
ントギャップ間に磁気抵抗ヘッドを設け、磁気コアの内
部にプリント基板を設けると共に、このプリント基板と
磁気抵抗ヘッドとを接合し、さらに、上記プリント基板
に磁気抵抗ヘッドに対向する磁気コアの壁部に挿入する
嵌合穴を形成したもの、および、上記磁気コアの壁部に
設けられたコイルボビンに磁気抵抗ヘッド用端子を設け
、このコイルホビンと上記プリント基板の後端部のいず
れか一方に凸部を形成し、他方にこの凸部に嵌合する凹
部を形成したものである。

上記プリント基板をフレキシブルプリント基板にすれば
、磁気コアの形状、磁気飽和用コイルの位置、形状等に
応じてプリント基板を折曲することにより、プリント基
板と磁気抵抗ヘッドとを容易に接続することができる。

「作用」 この発明の請求項１に係わる磁気ヘッドにあっては、磁
気抵抗ヘッドとプリント基板とを接合すると共に、プリ
ント基板に形成された嵌合穴を磁気抵抗ヘッドに対向す
る磁気コアの壁部に嵌合することにより、プリント基板
の後端部を磁気コアの後方に突出させたので、磁気抵抗
ヘッドにリード線を用いて結線を施す必要がなく、よっ
て内部構造を簡単にすることができ、しかも、プリント
店板が磁気飽和用コイルと干渉しないので、プリント基
板と磁気抵抗ヘッドとを容易に接続することができる。

また、請求項２に係わる磁気ヘッドにあっては、磁気抵
抗ヘッドとプリント基板とを接合すると共に、このプリ
ント基板に形成された凹部をコイルボビンに形成された
凸部に嵌合することにより、プリント基板と磁気抵抗ヘ
ッド用端子とを接続したので、磁気抵抗ヘッドと磁気抵
抗ヘッド用端子との接続をリード線を用いて結線する必
要がなく、しかもプリント基板が磁気飽和用コイルと干
渉しないので、磁気抵抗ヘッドと磁気抵抗ヘッド用端子
との接続を容易に行うことができると共に、組立工数を
低減することができる。

「実施例」 以下この発明の一実施例を第１図ないし第３図を参照し
て説明する。

（請求項１に相当する実施例） 第１図ないし第３図は第一実施例を示すものであり、図
において符号１０は磁気コアを示す。この磁気コア１０
は一対のコアブロックＩＩ、１２を突き合わせてなるリ
ング状のものであり、フロント側の対向面間にはフロン
トギャップＧが形成されている。このフロントギャップ
Ｇには磁気抵抗ヘッド（ＭＲヘッド）１３が設けられて
いる。このＭＲヘッド１３は、フェライト等からなる基
板１３ａ上にギヤツブ板１３ｂ１センダスト、パーマロ
イ等からなるＭＲ素子１３Ｃ１スライダ１３ｄを順次積
層したものであり、基板１３ａとスライダ＋３ｄがそれ
ぞれ上記フロント側の対向面に接しかつ基板１３ａの後
部が磁気コア１０内に突出している。

また、」−記磁気コア１０内の略中央部に（Ｊプリント
晧板１４が配設されており、その先端部は上記Ｍ　Ｒヘ
ッド１３の基板１３ａに半田付により接合されている。

このプリント基板１４の略中東部には、磁気コア１０の
後端側の壁部１１ａに嵌合オろ嵌合穴１４ａか形成され
ている。この嵌合穴１４ａは長方形状の穴であり、その
大きさは壁部１１ａの断面と路間しかあるいは若干大き
く設定さイ１ている。そして、この嵌合穴１４ａを上記
壁部１１ａに嵌合することにより、プリント基板１４の
後端部が磁気コア１０の後方に突出されている。

さらに、」−記壁部１１ａには、一対のコイルボビン１
５，１５かプリント基板１４を挾む位置に設けられてお
り、このコイルボビン＋　５．１５には磁気飽和用コイ
ル１６が巻回されている。またコイルボビン＋　５．１
５には端子１７．１７が固定されており、この端子１７
．１７には磁気飽和用コイル１６を構成する巻線の両端
部がそれぞれ接続されている。

このようにＭＲヘッド１３、プリント基板１４等が装着
された磁気コア１０はホールドケースＩ８に挿入され、
さらにこのボールドケース１８はアース板Ｉ９を介して
シールドケース２０に挿入されている。

上記構成の磁気ヘッドによれば、磁気コア１０の内部に
プリント基板１４を設けると共に、このプリント基板１
３とＭＲヘッド１３とを接合し、さらに、プリント基板
１４に嵌合穴１４ａを形成し、この嵌合穴１４ａを壁部
ｊｌａに嵌合することにより、プリント基板１４の後端
部を磁気コアｌＯの後方に突出させたので、ＭＲヘッド
１３にリード線を用いて結線を施す必要がなく、よって
内部構造を簡単にすることができ、しかも、プリント基
板１４が磁気飽和用コイル１６と干渉しないので、この
プリント基板Ｉ４とＭＲヘッド１３とを容易に接続する
ことができる。

（請求項２に相当する実施例） 第４図および第５図はこの発明の第二実施例を示すもの
であり、これらの図において第１図ないし第３図に示す
構成要素と同一の要素については同一符号を付してその
説明を省略する。

コイルボビン１５の鍔部１５ａの側面には複数のＭＲヘ
ッド用端子２５　が互いに平行に接続されており、鍔部
１５ａの端面にはＭＲヘッド用端子と同数の凸部２６　
が形成されている。そして、これらＭＲヘッド用端子２
５・・・と凸部２６・・・とはそれぞれ１対１に接続さ
れている。

一方、」−記プリント基板１４の後端部には凸部２６・
　と同数の凹部２７・・が形成されている。これら凹部
２７　は凸部２６・・・に嵌合されて半田付され、これ
によりプリント基板１４がコイルボビン１５に接合され
ている。このように、プリント基板１４をコイルボビン
１５に接合することにより、上記ＭＲヘッド１３がプリ
ント基板１４を介してＭＲヘッド用端子２５・・・に接
続されている。

そして、ＭＲヘッド１３、プリント基板１４等か装着さ
れた磁気コア１０は、第一実施例と同様に、ボールドケ
ース１８に挿入され、さらにこのホールドケース１８は
アース板１９を介してシールドケース２０に挿入されて
いる。

上記構成の磁気ヘッドによれば、磁気コアＩＯに設けら
れたＭｒ（ヘッド１３とプリント基板１４とを接合する
と共に、このプリント基板１４に形成された凹部２７を
コイルボビン１５に形成された凸部２６に嵌合すること
により、プリント基板１４とコイルボビン１５に設けら
れたＭＲヘッド用端子２５とを接続したので、ＭＲヘッ
ド１３とＭＲヘッド用端子２５との接続をリード線を用
いて結線する必要がなく、しかもプリント基板１４が磁
気飽和用コイル１６と干渉しないので、ＭＲヘッド１３
とＭＲヘッド用端子２５との接続を容易に行うことがで
きると共に、組立工数を低減することができる。

「発明の効果」 以上説明したように、この発明の磁気ヘッドによれば、
以下のような効果を得ることができる。

すなわち、請求項１に係わる磁気ヘッドにあっでは、磁
気コアのフロントギャップに設けられた磁気抵抗ヘッド
と磁気コア内に設けられたプリント捨板とを接合すると
共に、プリント基板に形成された嵌合穴を磁気抵抗ヘッ
ドに対向する磁気コアの壁部に嵌合することにより、プ
リント基板の後端部を磁気コアの後方に突出させたので
、磁気抵抗ヘッドにリード線を用いて結線を施す必要が
なく、よって内部構造を簡単にすることができ、しかも
、プリント基板が磁気飽和用コイルと干渉しないので、
プリン）・基板と磁気抵抗ヘッドとを容易に接続するこ
とができる。

また、請求項２に係イつる磁気ヘッドにあっては、磁気
抵抗ヘラＩＳとプリント基板とを接合すると共に、この
プリント基板に形成された凹部をコイルボビンに形成さ
れた凸部に嵌合することにより、ブリット基板とコイル
ボビンに設けられた磁気抵抗ヘッド用端子とを接続した
ので、磁気抵抗ヘッドと磁気抵抗ヘッド用端子との接続
をリード線を用いて結線する必要がなく、しかもプリン
ト基板か磁気飽和用コイルと干渉しないので、磁気抵抗
ヘッドと磁気抵抗ヘッド用端子との接続を容易に行うこ
とができると共に、組立工数を低減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はこの発明の磁気ヘッドの第一実施
例を示すものであり、第１図は磁気ヘッドの分解斜視図
、第２図は断面図、第３図は平面図、第４図および第５
図は第二実施例を示すものであり、第４図は磁気ヘッド
の要部の斜視図、第５図は断面図、第６図は従来の磁気
ヘッドの概略構成図である。 ＩＯ・・・・磁気コア、１１・・・・・コアブロック、
１１ａ　　・壁部、１２　・・コアブロック、１３・・
・・・ＭＲヘッド（磁気抵抗ヘッド）、１４・・・・・
プリント基板、１５　　コイルボビン、２５　・　ＭＲ
ヘッド用端子（磁気抵抗ヘッド用端子）、 ２６・・・・凸部、２７・・・・・・凹部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）一対のコアブロックを突き合わせてなる磁気コア
   のフロントギャップ間に磁気抵抗ヘッドを設け、上記磁
   気コアの内部にプリント基板を設けると共に、このプリ
   ント基板と上記磁気抵抗ヘッドとを接合し、さらに、上
   記プリント基板に、上記磁気抵抗ヘッドに対向する磁気
   コアの壁部に挿入する嵌合穴を形成したことを特徴とす
   る磁気ヘッド。
2. （２）磁気抵抗ヘッドに対向する磁気コアの壁部に設け
   られたコイルボビンに磁気抵抗ヘッド用端子を設け、こ
   のコイルボビンとプリント基板の後端部のいずれか一方
   に凸部を形成し、他方にこの凸部に嵌合する凹部を形成
   し、これらの凹凸嵌合により上記磁気抵抗ヘッド用端子
   とプリント基板とを接続したことを特徴とする請求項１
   に記載の磁気ヘッド。