JPH0198741A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JPH0198741A
JPH0198741A JP25779287A JP25779287A JPH0198741A JP H0198741 A JPH0198741 A JP H0198741A JP 25779287 A JP25779287 A JP 25779287A JP 25779287 A JP25779287 A JP 25779287A JP H0198741 A JPH0198741 A JP H0198741A
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JP
Japan
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hydraulic
valve
hydraulic pressure
oil pressure
speed ratio
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Application number
JP25779287A
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English (en)
Inventor
Masao Shimamoto
雅夫 嶋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0198741A publication Critical patent/JPH0198741A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H37/00Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
    • F16H37/02Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
    • F16H37/021Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings toothed gearing combined with continuous variable friction gearing

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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動変速機の油圧制御装置、特に前進高速比走
行時にシフトレバ−が誤って後退位置(Rレンジ)へ切
り換えられた時の安全機構に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、自動変速機の一例である無段変速機において、前
後進切換機構として、前後進切換用ドッグクラッチと油
圧式発進クラッチとを設け、前後進切換時に発進クラッ
チを遮断したうえでドッグクラッチを切り換えるように
したものが提案されている(特開昭62−171556
号公報)。
上記油圧制御装置は、手動操作されるマニュアル弁と、
ドッグクラッチを切り換える前後進切換ピストンと、発
進クラッチへの供給油圧を制御するクラッチ制御弁とを
有しており、上記前後進切換ピストンにはマニュアル弁
から後退時に油圧が導かれ、クラッチ制御弁には上記マ
ニュアル弁から前後進切換時を除いて油圧が供給される
ようになっている。
ところが、上記構成の油圧制御装Uでは、Dレンジまた
はLレンジのような前進高速走行状態において、運転者
がシフトレバ−を誤ってRレンジ(後退位置)へ切り(
^えた場合には、マニュアル弁から前後進切換ピストン
に後退油圧が導かれるので、ドッグクラッチが後退位置
へ切り換わってしまう。そのため、急激なショックを伴
うだけでなく、ドッグクラッチが破損してしまうおそれ
がある。
また、上記トングクラッチ式前後進切換機構に代えて、
前進用油圧クラッチと後退用油圧クラッチとを設けた無
段変速機(例えば特開昭59−62761号公報)にお
いても、上記のように前進走行中にシフトレバ−が後退
位置へ切り換えられた場合には、前進用油圧クラッチが
遮断され後退用油圧クラッチが締結されるので、クラッ
チの破…やショックを伴うおそれがある。
〔発明の目的〕
本発明は上記問題点に濫みてなされたもので、その目的
は、前進高速比走行時にシフトレバ−が後退位置へ切り
換えられても、後退駆動状態になるのを防止し、安全性
の向上とクラッチ等の破損防止を実現できる自動変速機
の油圧側’<TJ装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段] 本発明にかかる自動変速機の油圧制御装置は、手動I桑
作により各レンジ位置に切り換えられ、油圧源からの供
給油圧を前進駆動手段または後退駆動手段へ選択的に導
くマニュアル弁と、高速比域と低速比域とで異なる油圧
を発生する油圧発生手段と、上記油圧発生手段の発生油
圧により動作し、マニュアル弁から後退駆動手段への油
路を開閉する油圧切換弁とを備え、上記油圧切換弁は、
油圧発生手段から高速比域の油圧が導かれた時、マニュ
アル弁から後退駆動手段への油路を閉じることを特徴と
するものである。
〔作用〕
即ち、前進高速比走行時には、油圧発生手段の発生油圧
により油圧切ta弁がマニュアル弁と後退駆動手段とを
結ぶ油路を遮断しているので、例え誤ってマニュアル弁
が後退位置へ切り換えられても、油圧源の供給油圧が後
退駆動手段には供給されない。したがって、後退駆動に
は切り換わらず、クラッチの破損や車両ショックが未然
に防止される。
〔実施例〕
第1図は本発明にかかる自動変速機の一例である■ベル
ト式無段変速機の概略構成を示す。
図面において、エンジンlのクランク軸2はフライホイ
ール3およびダンパ機構4を介して入力軸5に接続され
ている。入力軸5上には直結クラッチ6と、回転自在な
直結駆動ギヤ7とが設けられており、直結クラッチ6は
直結駆動時に直結駆動ギヤ7を入力軸5に対して連結す
る。入力軸5の端部には外歯ギヤ8が固定されており、
この外歯ギヤ8は無段変速装置10の駆動軸11に固定
された内歯ギヤ9と噛み合い、入力軸5の動力を減速し
て駆動軸11に伝達している。
無段変速装置10は駆動軸IIに設けた駆動側プーリ1
2と、従動軸13に設けた従動側プーリ14と、両プー
リ間に巻き掛けた■ベルト15とで構成されている。駆
動側プーリ12は固定シープ12aと可動シーブ12b
とを有しており、可動シーブ12bの背後には変速比を
制御するための変速比制御用油室16が設けられている
。一方、従動側ブーj月4も駆動側ブー1月2七同様に
、固定シーブ14aと可動シーブ14bとを有しており
、可動シーブ14bの背後にはトルク伝達に必要な負荷
推力を■ベルト15に与える負荷推力制御用油室17が
設けられている。上記変速比制御用油室16および負荷
推力制御用油室17の油圧は、後述する油圧制御装置に
より制御される。
従動軸13の外周には中空軸19が回転自在に支持され
ており、従動軸13と中空軸19とは発進クラッチ20
によって断続される。この発進クラッチ20はベルト駆
動時に締結あるいは緩係合され、直結駆動時には遮断さ
れる。前進用ギヤ21は従動軸13上に、後進用ギヤ2
2は中空軸19上にそれぞれ回転自在に支持されており
、前後進切換用ドッグクラッチ23によって前進用ギヤ
21又は後進用ギヤ22のいずれか一方を中空軸19と
連結するようになっている。後進用アイドラ軸24には
後進用ギヤ22に噛み合う後進用アイドラギヤ25と、
別の後進用アイドラギヤ26とが固定されている。また
、減速軸27には上記直結駆動ギヤ7と前進用ギヤ21
と後進用アイドラギヤ26とに同時に噛み合う減速ギヤ
28と、終減速ギヤ29とが固定されており、終減速ギ
ヤ29はディファレンシャル装置30のリングギヤ31
に噛み合い、動力を出力軸32に伝達している。
上記直結機構付無段変速機において、入力軸5、直結ク
ラッチ6、直結駆動ギヤ7、減速ギヤ28、終減速ギヤ
29、ディファレンシャル装置30、出力軸32は直結
駆動経路を構成し、入力軸5、外歯ギヤ8、内歯ギヤ9
、無段変速袋ff1o、発進クラッチ20、前進用ギヤ
21、減速ギヤ28、終減速ギヤ29、ディファレンシ
ャル装置30、出力軸32は無段変速経路(前進時)を
構成している。そして、直結駆動経路における入力軸5
と出力軸32間の直結伝達比iゆは、無段変速経路にお
ける入力軸5と出力軸32間の最高速比i。、7の近傍
に設定されている。
第2図は油圧制御装置を示し、大略、第1調圧弁100
、マニュアル弁110、第2調圧弁120、直結制御弁
130、三方弁140、前後進切換ピストン150、ク
ラッチ制御弁160、油圧切換弁180、変速比制御弁
190、コーストダウン制御弁200、負荷推力制御弁
21O、コントローラ300、変速比制御用電磁弁30
1、負荷推力制御用電磁弁302、直結制御用電磁弁3
03で構成されている。
オイルポンプ33は油溜34から吸い上げた油を第11
1圧弁100の右端ボート101 と中間ボート102
に吐出しており、右端ボート101の油圧によりスプー
ル103はスプリング104に抗して左方へ移動し、ス
プール103のランド103aが図面で示す位置に達す
ると中間ボート102とドレンボート105とが連通し
、油はオイルポンプ33の吸い込み側へ戻される。した
がって、スプール103はこの位置で釣り合い、オイル
ポンプ33の吐出油圧は所定のライン圧PLに調圧され
る。なお、中間ボート102の対応位置に設けたボート
lO7とポー)10Bは潤滑ボートである。上記スプリ
ング104を収容した背圧室109には後述する負荷推
力制御弁210から負荷推力制御油圧Psが導かれ、ラ
イン圧P、を負荷推力制御油圧P、とスプリング104
の荷重との和に釣り合った油圧に調圧している。したが
って、負荷推力制御油圧P、が上昇するとライン圧PL
も上昇し、これに伴って負荷推力制御油圧P、は相乗的
に上昇し、低速比への変速を迅速化できる。
マニュアル弁110は、シフトレバ−と連動してP、R
,N、D、Lの各位置に作動されるスプール111を存
しており、このスプール111により入カポ−)112
から2個の出力ポート113.114へ油路を選択的に
切り換えるようになっている0例えばDレンジにおいて
は図示するようにボート113からライン圧が出力され
、ボート114はドレンされる。LレンジはDレンジと
同様であり、Rレンジではボートl13がドレンされ、
ボート114からライン圧が出力される。さらに、Pレ
ンジではランド111aによらて入力ポート112が閉
じられ、Nレンジでは入力ポート112と出力ボート1
13,114の間がランド1lla、 1llbによっ
て遮断されるので、いずれの出力ポートもドレンされる
第2調圧弁120のスプール121はスプリング122
により左方へ付勢されており、スプール121は第り調
圧弁100からライン圧が入力された入カポ−4123
とドレンボート124とを選択的に開閉し、出カポー目
25より油圧Paを出力している。出力油圧P、はスプ
ール121の内部に設けた連通孔121aを介して左端
室126にフィードバックされており、これにより出力
油圧P0はスプリング荷重のみに釣り合った一定圧に調
圧される。上記出力油圧P6は3個の電磁弁301,3
02,303に入力されている。
直結制御弁130は直結クラッチ6を制御するための弁
であり、スプリング132にて左方へ付勢されたスプー
ル131を有している。直結駆動時(図面下半分に示す
)には、上記スプリング荷重と、左端室133に導かれ
る直結制御用電磁弁303の信号油圧P、とが対向して
、スプール131はマニュアル弁110からライン圧が
入力される入力ポート134とドレンボート135とを
選択的に開閉し、出力ポート136より油圧P、を直結
クラッチ6と後述するクラッチ制御弁160のボート1
62とに出力している。出力油圧P、はスプール131
の内部に設けた連通孔131aを介してスプリング13
2を配置した右端室137にフィードバンクされており
、これにより出力油圧P、とスプリング荷重との和と、
信号油圧P、とが釣り合う、なお、上記入力ポート13
4にはマニュアル弁110の出力ポート113から前進
時(D、L)のみライン圧P、が入力されるので、その
他のレンジ、特にRレンジにおいては信号油圧P、に関
係なく出力油圧P、は零となり、直結駆動にはならない
。ベルト駆動時(図面上半分に示す)には、ボート13
8にクラッチ制御弁160の出力油圧P4が入力される
ので、スプール131は強制的に左端位置に移動せしめ
られ、直結制御用電磁弁203の作動に関係なく直結ク
ラッチ6の油圧P、はドレンされる。
なお、直結制御弁13(lは、万一■ベルト15が破損
して通常の発進が不可能となった場合に、直結制御用1
を磁弁303をデユーティ制御することにより、直結ク
ラッチ6への油圧P、を緩やかに立ち上げ、直結駆動経
路を介して緊急発進を行うことが可能である。
三方弁140は、マニュアル弁110の出カポ−r11
3から直結制御弁130の入力ポート134を介して前
進時のライン圧PLが導かれる人力ボート141と、マ
ニュアル弁110の出力ポート114から後述する油圧
切換弁180を介して後退時のライン圧PLが導かれる
入力ポート142と、クラッチ制御弁160の入力ポー
ト163に油圧を出力する出力ポート143とを有し、
上記入力ボート141,142に選択的に入力される油
圧によりボール144が反転動作し、油圧を選択的に出
力する。
前後進切換ピストン150は左右の油室151,152
に作用する油圧によって移動しうるピストン部材153
を有し、このピストン部材153には前後進切換用ドッ
グクラッチ23を作動させるフォークシャフト154が
連結されている。フォークシャフト154はスプリング
155によって常に前進位置(F)方向へ付勢されてい
る。上記右室152にマニュアル弁110の出カポ−1
−113から直結制御弁130の入力ポート134を介
して前進時にライン圧PLが導かれた時には図面上半分
に示す状態となり、左室151にマニュアル弁110の
出力ポート114から後述する油圧切換弁180を介し
て後退時にライン圧PLが導かれた時には図面下半分に
示す状態となる。なお、右室152は一方弁156を介
して外部の油中と接続されており、RレンジからPまた
はNレンジに切り換えた時、スプリング155によりピ
ストン部材153が前進位置へ動作する際の油の吸入を
容易にし、作動時間を短縮している。
クラッチ制御弁160は発進クラッチ20を制御するた
めの弁であり、合計6個のボート162〜167を形成
したスリーブ161を有し、スリーブ161内にはスプ
ール168が摺動自在に配置されている。
スプール16Bは左方から第1スプリング169にて付
勢され、右方から第2スプリング170および第3スプ
リング]”71にて付勢され、第2.第3スプリング1
70.171の荷重の和は第1スプリング169の荷重
より大きい。ボート162には直結制御弁130より油
圧P、が入力され、入力ポート163には三方弁140
から前進油圧または後退油圧が入力され、ボート164
は発進クラッチ20と直結制御弁130の信号油圧ボー
ト138とに油圧P4を出力し、ボート165はドレン
ボートである。また、ボート166は後述するコースト
ダウン制御弁200の出力ポート206と接続され、右
端のボート167には負荷推力制御用ia電磁弁02か
ら信号油圧P3が導かれている。なお、?!磁弁302
とボート167との間にはオリフィス35と一方弁36
とが並列に接続され、オリフィス35が信号油圧Ptの
脈動を低減するとともに、電磁弁302がOFFした時
に信号油圧P2を一方弁36を介してドレンするので、
発進クラッチ20の切れ不良を解消できる。第1スプリ
ング169を収容した室172には出力油圧P4がスプ
ール168の内部に形成した連通孔168aを介してフ
ィードバックされている。また、スプール168の右端
部には第4スプリング173を間にしてピストン174
が摺動自在に配置され、右端ボート167に入力された
信号油圧P2はピストン174および第4スプリング1
73を介してスプール168を左方へ押し、信号油圧P
□の脈動を一種のアキュムレータ機構により吸収してい
る。なお、第4スプリング173を収容した室はスプー
ル168の連通孔168bを介してドレンポート165
と連通している。
第1スプリング169の背後は、スリーブ161の左端
部に摺動自在に嵌合したプラグ175により支持されて
おり、プラグ175の背後はクリープ調整ボルト176
にて支持されている。そして、ボルト176を回すこと
により第1スプリング169の荷重を増減し、発進クラ
ッチ20のクリープトルクを微調整し得るようになって
いる。
クラッチ制御弁160の第2図上半分はベルト駆動の発
進時を示し、ベルト駆動時には直結制御用電磁弁303
がOF F (P3 =0) 、負荷推力制御用電磁弁
302が作動中(P、=O〜3kg/c+w’)である
ため、発進クラッチ20には負荷推力制御用電磁弁30
2の信号油圧P2と第2.第3スプリング170、17
1の荷重の和と、第1スプリング169の荷重と室17
2にフィードバックされた出力油圧P。
の和とが対向し、出力油圧P4が調圧される。出力油圧
P、は発進クラッチ20の他に、直結制御弁130のポ
ート138にも入力されるので、直結制御弁130は第
2図上半分に示すように左端位置へ移動し、直結クラッ
チ6は必ず遮断される。
走行レンジ(D、L、R)のアイドリング時には、右端
ポート167に入力される信号油圧P2が0となるが、
第1スプリング169と第2.第3スプリング170.
171の荷重差に応じた油圧P4が発進クラッチ2αへ
出力されるので、発進クラッチ20は一定のクリープト
ルクを発生する。特に、第2スプリング170は形状記
憶合金からなり、暖機時にはスプリング荷重は一定であ
るが、冷間時には温度の低下につれてスプリング荷重が
暖機時より低くなるように設定されているので、クラッ
チ制御弁160の出力油圧P、も低く調圧される。した
がって、冷間時の摩擦係数やオイル粘度の上昇によるク
リープトルクの上昇を、発進クラッチ20の伝達容量を
小さくすることにより補正し、冷間時。
暖機時に関係なくほぼ一定のクリープトルクに制御でき
る。
また、クラッチ制御弁160の第2図下半分は直結駆動
時を示し、負荷推力制御用電磁弁302がOFF (p
g−0)、直結制御用電磁弁303がON(P s ”
 3 kg/cm” ) シているので、直結制御弁1
30が第2図下半分に示すように作動し、直結制御弁1
30の出力油圧P、が信号油圧ポート162に入力され
てスプール16日が強制的に右端位置に移動せしめられ
る。したがって、直結制御弁130から油圧P、が直結
クラッチ6に出力されて直結クラッチ6が締結され、ク
ラッチ制御弁160の出力油圧P4はドレンされるので
、発進クラッチ20は遮断される。このように直結制御
弁130とクラッチ制御弁160は、出力油圧P、、P
、を互いのポート138.162に導くことにより、発
進クラッチ20と直結クラッチ6のいずれか一方にのみ
油圧を供給することができ、所謂ダブルクラッチを防止
できる。
油圧切換弁180は後退油路と潤滑油路とを切り換える
ための弁であり、スプリング181により左方へ付勢さ
れたスプール182を有している。油圧切換弁180は
6個のポート183〜188を有し、左端ボート183
には変速比制御用電磁弁301の信号油圧P、が入力さ
れている。変速比制御用電磁弁301の信号油圧P+が
一定値(例えば1.3 kg/cmりを越えるまでは、
図中上半分に示すようにスプール182は左端位置にあ
る。つまり、変速比制御用電磁弁301の信号油圧Pt
は低速比近傍ではスプリング荷重より低いので、スプー
ル182は左端位置にあり、ポート184.185を連
通させ、マニュアル弁110の出力ボート114から出
力される後退油圧を三方弁140と前後進切換ピストン
150へと供給する。同時にポート186.187が連
通ずるので、第1調圧弁100から出力された潤滑油は
上記ボート186,187 、およびオイルクーラー3
7を介して直接発進クラッチ20に導かれる。つまり、
低速比位置では発進時のように発進クラッチ20は半ク
ラツチ状態にある場合が多いので、多量の潤滑油を発進
フランチ20に導き、発熱を防止する。
また、変速比制御用電磁弁301の信号油圧P。
が一定値(例えば1.3 kg/cm”)を越えると、
図中下半分に示すようにスプール182は右端位置へ移
動する。つまり、高速比へ変速されると、変速比制御用
電磁弁301の信号油圧P、はスプリング荷重より大き
くなるので、スプール182は右端位置へ移動し、ボー
ト184を閉じてボート185をドレンボー1−188
と連通させる。したがって、高速走行時にシフトレバ−
を誤ってDレンジからRレンジへ切り換えても、後退油
圧系は油圧切換弁180によって遮断されるので、前後
進切換ピストン150が後退位置へ変化しない。同時に
ボート186も閉じられるので、潤滑油をオリフィス3
8を介して発進クラッチ20に導く。つまり、高速比位
置では発進クラッチ20が締結しているので、潤滑の必
要性が低く、オリフィス38を介して徐々に潤滑油を供
給する。なお、直結クランチロは、緊急発進時以外は半
クラツチ状態が存在しないので、潤滑油は常にオリフィ
・ス39を介して供給する。
変速比制御弁190は駆動側ブー1月2の変速比制御用
油室IGの油圧を夕制御する弁であり、スプリング19
1により左方へ付勢されたスプール192を有している
。左端室193には変速比制御用電磁弁301の信号油
圧P、が上記油圧切換弁180のボート183を経由し
て入力されており、信号油圧P1が一定値(例えば1.
0 kg/cm”)以下の時には、スプリング荷重が信
号油圧P、より大きいので、スプール192は図中上半
分に示すように左端位置にある。したがって、ライン圧
PLが入力された入力ポート194が閉じられ、出力ポ
ート195がドレンボート196と連通ずるので、変速
比制御油圧P。
はドレンされる。変速比制御用電磁弁301の信号油圧
P1が一定値を越えると、スプール192はスプリング
荷重に打ち勝って図中下半分に示すように右方へ移動し
、スプール192が入カポ−)194とドレンボート1
96とを選択的に開閉する位置の近傍で維持される。そ
して、出力油圧P、は信号油圧ボート197にフィード
バックされているので、出力油圧P6とスプリング荷重
との和と、信号油圧P1とが釣り合うように調圧される
コーストダウン制御弁200はコーストダウン時(走行
中にスロットル全閉として急減速を行った時)に強制的
に低速比へ変速するための弁であり、スプリング201
により右方へ付勢されたスプール202を有している。
信号油圧ボート203には変速比制御用電磁弁301の
信号油圧P、が上記油圧切換弁180のボート183を
経由して入力されており、信号油圧P、が一定値(例え
ば1.0 kg/cm”)以下の時には、図中下半分に
示すようにスプール202がライン圧PLが入力された
入力ポート204 とドレンボート205とを選択的に
開閉する位置の近傍で維持される。そして、出力ポート
206から出力される出力油圧P7はスプール202の
連通孔202aを介して右端ボート207にフィードバ
ックされるので、出力油圧P、と信号油圧P、との和と
、スプリング荷重とが釣り合うように調圧される。信号
油圧P1が一定値を越えると、スプール202はスプリ
ング荷重に打ち勝って図中上半分に示すように左端位置
へ移動し1.入力ポート204を閉し、出力ポート20
7がドレンボート205と連通ずる。
したがって、出力油圧P、は0となる。
上記出力油圧Pフは上記クラッチ制御弁160のボート
166と後述する負荷推力制御弁210のボート219
とに入力されており、特にクラ・7チ制御弁160に入
力された出力油圧P7によりスプール168を右方へ付
勢し、コーストダウンを迅速に行うべく発進クラッチ2
0のクラッチ油圧を一定値(例えば0.5 kg/cm
”)下げている。
負荷推力制御弁210は従動側ブー1月4の負荷推力制
御用油室17の油圧P8を制御するための弁であり、主
スプール211 と副スプール212とを存し、両スプ
ール211,212間にはスプリング213が介装され
ている。負荷推力制御弁210には常時ライン圧PLが
入力された入力ポート214と、負荷推力制御用油室1
7と第1調圧弁100の背圧室109とに油圧P6を出
力する出力ボート215と、ドレンボート216とが形
成され、出力油圧P、は主スプール211の連通孔21
1aを介して右端室217にフィードバックされている
。したがって、出力油圧P。
は、副スプール212からスプリング213を介して主
スプール2!!に作用する右方向の荷重と釣り合うよう
に調圧される。副スプール212はスプリング218に
より右方へ付勢されており、このスプリング218を収
容したボート219には上記コーストダウン制御弁20
0の出力油圧P、が入力され、さらに上記ボート219
に隣接するボート22oには負荷推力制御用電磁弁30
2から信号油圧P2が入力油圧される。したがって、主
スプール211に作用する右方向の荷重は、スプリング
218の荷重と信号油圧Pg、Ptとの和がスプリング
213の荷重より小さい時にはスプリング213の荷重
のみで決定され、(図面上半分に示す)、スプリング2
18の荷重と信号油圧Pg、Ptとの和がスプリング2
13の荷重より大きくなると、スプリング218の荷重
と信号油圧P□+Pffとの和で決定される(図面下半
分に示す)、つまり、負荷推力制御用油室17の油圧P
、は、発進クラッチ20の油圧P4と共に上昇するとと
もに、コーストダウン時にはさらに上昇して低速比への
変速を迅速化する。
なお、負荷推力制御弁210の入カポ−1−214には
マニュアル弁110を経由せずに直接ライン圧P、が入
力している。その理由は、高速走行中にNレンジに入れ
た場合に双方のプーリ12.14の油圧がOFFとなり
、■ベルト15が遠心力により弛むので、常にライン圧
PLを入力することにより、プーリ12.14に■ベル
ト15が弛まないだけの最低圧をかけるためである。
′IX磁弁301〜303ばコントローラ300から入
力される制御信号(例えばデユーティ信号)により出力
油圧P+、Ps、Psを制御し、それぞれ変速制御1発
進制御および直結制御を実行している。
上記電磁弁301〜303のうち、負荷推力制御用電磁
弁302.直結制御用電磁弁303は常閉型であるのに
対し、変速比制御用電磁弁301は常開型である。
したがって、電磁弁302.303は電気信号OFF時
においてドレン、ON時には最大信号油圧を発生するの
に対し、電磁弁301はOFF時において最大信号油圧
を発生し、ON時にはドレンされる。
このように変速比制御用電磁弁301を常開型に構成し
たのは、万一この電磁弁301が故障した場合でも信号
油圧P1を発生し、変速比制御弁190を−作動させて
変速比制御油圧P、を高め、常に高速比側へ変速して急
激なシフトダウンに伴うシロツクを回避するためである
上記構成の油圧制御装置において、油圧切換弁180の
ポーH83には上述のように変速比制御用電磁弁301
の信号油圧P1が入力され、この信号油圧P1は低速比
では低く、高速比では高(なるように制御される。した
がって、前進高速比走行時にシフトレバ−を誤ってDレ
ンジからRレンジへ切り換えても、後退油圧系は油圧切
換弁180によって遮断され、しかも前後進切換ピスト
ン150はスプリング155によって前進位置(F)方
向へ常に付勢されているので、後退駆動へは切り換わら
ない、したがって、ミスシフトに対する確実なフェール
セーフを実現でき、ドッグクラッチ等の駆動系の破損を
未然に防止できる。
また、前進高速比以外、即ち前進低速比走行時であっt
も、一定車速(例えば10kw+/h)を越えると車両
の慣性が大きくなるので、シフトレバ−を誤って前進位
置から後退位置へ切り換えるとショックを伴うおそれが
ある。このような不具合を解消するために、例えば一定
車速以上で前進走行中にシフトレバ−をRレンジへ切り
換えた場合には、高速比であると低速比であるとに関係
なく、変速比制御用電磁弁301が通常の変速制御パタ
ーンとは異なる高い信号油圧P1を発生させる。このよ
うにすれば、誤ってシフトレバ−をRレンジへ切り換え
ても、前後進切換ピストン150が後退位置へは作動し
ない、なお、Rレンジで後退走行中の場合には、変速制
御パターンによって最低速比(Low)が保持される、
換言すれば変速比制御用電磁弁301の信号油圧P、が
必ず低く制御されるので、一定車速を越えても、後退駆
動から前進駆動に切り換わるおそれがない。
なお、本発明において、油圧切換弁180が後退油路を
閉じる時の変速比は高速比(中間変速比より小さい変速
比)だけに限らず、最低速比またはその近傍以外の全て
の変速比を含んでもよい。なお、実施例の場合には油圧
切換弁180が動作する時の油圧をスプリング荷重で設
定できるので、最も簡単である。
また、上記実施例では油圧発生手段として変速比制御用
電磁弁301を使用したが、Tiは弁に限らず、例えば
駆動側ブー1月2へ油圧P、を供給する変速比制御弁1
90を使用してもよい、この場合にも、高速比時に高く
なる油圧P6を油圧切換弁180のボート183に人力
すれば、同様な機能を実現できる。なお、実施例のよう
に油圧発生手段が高速比域において低速比域より高い油
圧を発生する場合に限らず、低い油圧を発生してもよい
さらに、上記実施例では前進駆動手段と後退駆動手段を
ドッグクラッチを切り換える前後進切換ピストンで構成
したが、前進用油圧クラッチと後退用油圧クラッチで構
成してもよく、この場合にも本発明は適用できる。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば前進高速
比走行時に誤ってマニュアル弁を後退位置へ作動させて
も、油圧切換弁が後退油路系を遮断しているので、後退
駆動手段には油圧が導かれず、後退駆動には切り換わら
ない。したがって、ミスシフトに対するフヱールセーフ
を実現できるとともに、切換ショックや駆動系の破損と
いった不具合を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例である■ベルト式無段変速機の一
例の概略構成図、第2図は油圧制御装置の回路図である
。 l・・・エンジン、訃・・入力軸、10・・・無段変速
装置、12・・・駆動側プーリ、14・・・従動側プー
リ、16・・・変速比制御用油室、17・・・負荷推力
制御用油室、20・・・発進クラッチ、32・・・出力
軸、110・・・マニュアル弁、150・・・前後進切
換ピストン、180・・・油圧切換弁、300・・・コ
ントローラ、301・・・変速比制御用電磁弁。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)手動操作により各レンジ位置に切り換えられ、油
    圧源からの供給油圧を前進駆動手段または後退駆動手段
    へ選択的に導くマニュアル弁と、高速比域と低速比域と
    で異なる油圧を発生する油圧発生手段と、上記油圧発生
    手段の発生油圧により動作し、マニュアル弁から後退駆
    動手段への油路を開閉する油圧切換弁とを備え、上記油
    圧切換弁は、油圧発生手段から高速比域の油圧が導かれ
    た時、マニュアル弁から後退駆動手段への油路を閉じる
    ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. (2)上記自動変速機はVベルト式無段変速機であり、
    油圧発生手段はVベルト式無段変速機の駆動側プーリの
    油圧を制御するための信号油圧を発生する電磁弁である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動変速
    機の油圧制御装置。
  3. (3)上記前進駆動手段および後退駆動手段は、前後進
    切換用ドッグクラッチを切換操作するための前後進切換
    ピストンで構成されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項又は第2項に記載の自動変速機の油圧制御装置。
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US5079973A (en) * 1988-06-27 1992-01-14 Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho Hydraulic speed change stage control system
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